JP2004314149A - カム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カムスライドの耐荷重性能を向上でき、しかも、より多くの復帰機構をカムスライドに対して設置できて強力な復帰力をカムスライドに付与できる上に、部品点数の削減に加えて大幅なコスト削減を図り得るカム装置を提供すること。
【解決手段】カム装置1は、上下動自在な上型2に固着されていると共に傾斜面3を有したカムドライバ4と、カムドライバ4の傾斜面3に接触してB方向に移動されるようになっているカムスライド5と、カムスライド5をA及びB方向に移動自在に支持するカムスライド支持手段6と、カムスライド5を初期位置に復帰させる復帰機構7と、カムスライド5の初期位置への復帰においてカムスライド5のカムスライド支持手段6への激突を防止する弾性ストッパ部材8とを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カムドライバによりカムスライドを摺動させて、カムスライドに装着された工具により薄板等の被加工物(ワーク)に孔あけ、折り曲げ等の加工を施すカム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
国際公開第97/04894号パンフレット
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
カム装置は、通常、カムドライバと、このカムドライバに接触して移動されるようになっているカムスライドと、このカムスライドを移動自在に支持するカムスライド支持手段と、カムスライドを初期位置に復帰させる復帰機構とを備えており、復帰機構は、ロッドと、このロッドを取り巻いて配されたコイルばねとを備えて、ロッドの各端部がカムスライド支持手段としての例えば下型基部にアングル部材等を介して取り付けられて用いられる。
【0004】
ところで、復帰機構においてロッドの各端部をアングル部材等を介して下型基部に取り付ける場合には、アングル部材等の設置用の凹所を下型基部に形成することになって、カムスライドを移動自在に支持するカムスライド支持手段の面が狭くなり、カムスライドの耐荷重性能が低下する虞がある。
【0005】
しかも、下型基部と別体のアングル部材等は強度を保障するために比較的大きくならざるを得ないために、カムスライドに対して多くの復帰機構を設けることができなくなる上に、多くの部品を使用することになるために、コストアップを招来する。
【0006】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、カムスライドの耐荷重性能を向上でき、しかも、より多くの復帰機構をカムスライドに対して設置できて強力な復帰力をカムスライドに付与できる上に、部品点数の削減に加えて大幅なコスト削減を図り得るカム装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様のカム装置は、カムドライバと、このカムドライバに接触して移動されるようになっているカムスライドと、このカムスライドを移動自在に支持するカムスライド支持手段と、カムスライドを初期位置に復帰させる復帰機構とを備えており、ここで、カムスライド支持手段は、型基部と、この型基部に一体的に突設された一対の突起部とを具備しており、復帰機構は、一端部ではカムスライド支持手段の一方の突起部に、他端部ではカムスライド支持手段の他方の突起部に夫々固着されたロッドと、このロッドを取り巻いて配されたコイルばねと、ロッドの一端部側に配されていると共にコイルばねの一端部側からの弾性伸長力を受容するばね受けと、このばね受けと協働してコイルばねに初期圧縮力を与えると共にコイルばねの他端部側から受容する弾性伸長力をカムスライドに伝達する伝達手段とを具備している。
【0008】
第一の態様のカム装置によれば、コイルばねに取り巻かれたロッドの各端部が型基部に一体的に突設された各突起部に固着されているために、ロッドを型基部に取り付けるための大きな設置空間を占める特別なアングル部材等を必要としなくなる結果、アングル部材等を設置するための大きな凹所を型基部に形成しなくてもよく、カムスライドを移動自在に支持するカムスライド支持手段の面を広くできて、カムスライドの耐荷重性能を向上でき、しかも、より多くの復帰機構をカムスライドに対して設置できて強力な復帰力をカムスライドに付与できる上に、部品点数の削減に加えて大幅なコスト削減を図り得る。
【0009】
第一の態様のカム装置において、ばね受けは、コイルばねの一端部側からの弾性伸長力を受容できるように、ロッドに溶接により固着されていても、又は一方の突起部に当接して当該一方の突起部により係止されていてもよいが、好ましくは本発明の第二の態様のカム装置のように、Cリングを介して又は螺合されて固着されている。
【0010】
また本発明において、型基部は上型基部及び下型基部のいずれであってもよいが、型基部が下型基部の場合、本発明の第三の態様のカム装置のように、一対の突起部は下型基部の凹所において下型基部から一体的に突設されているとよく、型基部が上型基部の場合、本発明の第四の態様のカム装置のように、一対の突起部は上型基部の凹所において上型基部から一体的に垂下されているとよく、このように型基部が上型基部の場合には、カム装置はカムスライドが上型基部に吊られた所謂吊りカムタイプのものとして構成するとよい。
【0011】
伝達手段は、好ましい例では本発明の第五の態様のカム装置のように、コイルばねの他端部側からの弾性伸長力を受容すると共にロッドの軸心に沿う方向に可動に配された他のばね受けと、ロッドの軸心に沿う方向であってロッドの他端部に向かう方向の他のばね受けの移動を禁止してコイルばねに初期圧縮力を与えるようにロッドに固着された禁止部材と、一方では他のばね受けに係合し、他方ではカムスライドに固着されていると共にコイルばねの他端部側からの弾性伸長力を他のばね受けを介してカムスライドに伝達する伝達部材とを具備しており、この例の場合、伝達部材は、本発明の第六の態様のカム装置のように、他のばね受けに係合すると共にロッドを跨ぐ二股部を具備していると、二股部を介して伝達部材を設置でき、カムスライドの組立、分解を容易に行い得る。
【0012】
伝達手段は、他の好ましい例では本発明の第七の態様のカム装置のように、コイルばねの他端部側からの弾性伸長力を受容すると共にロッドの軸心に沿う方向に可動に配された他のばね受けと、ロッドの軸心に沿う方向であってロッドの他端部に向かう方向の他のばね受けの移動を禁止してコイルばねに初期圧縮力を与えるようにロッドに固着された禁止部材とを具備しており、ここで、カムスライドは、他のばね受けの外縁部を受容する凹所を具備しており、斯かる第七の態様のカム装置によれば、他のばね受けの外縁部の凹所に対する挿抜でもって、復帰機構とカムスライドとの結合、分離を行い得、組立、分解を容易く行うことができる。
【0013】
禁止部材は、ばね受けと同様にCリング等を介してロッドに固着されていてもよいが、好ましくは本発明の第八の態様のカム装置のように、ロッドに溶接又はより好ましくは螺合されて固着されている。
【0014】
ロッドは、その各端部で溶接等により対応の突起部に夫々固着されていてもよいが、カムスライド支持手段への取り付け及び取り外しの容易性の観点から好ましくは本発明の第九の態様のカム装置のように、ロッドの各端部はねじを介して対応の突起部に夫々固着されている。
【0015】
次に本発明及びその実施の形態を、図に示す例を参照して更に詳細に説明する。なお、本発明はこの例に何等限定されないのである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1から図4において、本例の下置きタイプのカム装置1は、上下動自在な上型2に固着されていると共に傾斜面3を有したカムドライバ4と、カムドライバ4の傾斜面3に接触してB方向に移動されるようになっているカムスライド5と、カムスライド5をA及びB方向に移動自在に支持するカムスライド支持手段6と、カムスライド5を初期位置に復帰させる復帰機構7と、カムスライド5の初期位置への復帰においてカムスライド5のカムスライド支持手段6への激突を防止する弾性ストッパ部材8とを備えている。
【0017】
上型2は油圧ラム等に連結されており、カムドライバ4は油圧ラム等の作動で上型2を介して上下動されるようになっている。
【0018】
A及びB方向に可動なカムスライド5は、カムスライド本体11と、カムスライド本体11の傾斜面12に一方の面で固着された低摩擦板(ウェアプレート)13とを有しており、カムドライバ4の下降で低摩擦板13の他方の面14にカムドライバ4の傾斜面3が接触するようになっており、カムスライド本体11の前面15にパンチ等の工具が取り付けられるようになっている。
【0019】
カムスライド支持手段6は、型基部、本例では下型基部21と、下型基部21に一体的に突設された一対の突起部22及び23と、下型基部21に一体的に突設された前壁部24及び後壁部25と、後壁部25に固着されていると共にカムドライバ4の下降においてカムドライバ4の後面35に摺動自在に接触する低摩擦板(ウェアプレート)26と、前壁部24及び後壁部25を橋絡する一対の側壁部27及び28とを具備しており、一対の突起部22及び23は下型基部21の凹所29において下型基部21から一体的に突設されており、一対の側壁部27及び28の上面30及び31にカムスライド5の底面32がA及びB方向に摺動自在に接触してカムスライド5はA及びB方向に可動になっている。斯かるカムスライド5は、そのA及びB方向の移動において一対の側壁部27及び28の上面30及び31から浮き上がらないように、一対の側壁部27及び28にねじ等により取り付けられた低摩擦板(ウェアプレート)33及び34によりA及びB方向に摺動自在に保持されている。
【0020】
復帰機構7は、一端部41ではカムスライド支持手段6の一方の突起部22に、他端部42ではカムスライド支持手段6の他方の突起部23に夫々ねじ43を介して固着されたロッド44と、ロッド44を取り巻いてロッド44と同心に配されたコイルばね45と、ロッド44の一端部41側に配されていると共にコイルばね45の一端部46側からの弾性伸長力を受容するばね受け47と、ばね受け47と協働してコイルばね45に初期圧縮力を与えると共にコイルばね45の他端部48側から受容する弾性伸長力をカムスライド5に伝達する伝達手段49とを具備している。
【0021】
円柱状のロッド44の一端部41及び他端部42の夫々には平坦面61及び62が形成されており、一端部41及び他端部42は、その平坦面61及び62の夫々において突起部22及び23の夫々の平坦頂面に当接して突起部22及び23の夫々に固着されている。
【0022】
ばね受け47は、本例では、一端部41側においてロッド44にCリング63を介して固着されて配されているが、これに代えて、溶接等を介して又はロッド44の一端部41側に螺合してロッド44の一端部41側に固着されて配されていてもよく、更には、ロッド44の一端部41側に固着されることなしに、ロッド44の一端部41からの抜け出しが突起部22に当接して阻止されるようにして一端部41側に可動に配されていてもよい。
【0023】
伝達手段49は、コイルばね45の他端部48側からの弾性伸長力を受容すると共にロッド44の軸心に沿う方向、即ちA及びB方向に可動に配されたばね受け65と、ロッド44の軸心に沿う方向であってロッド44の他端部48に向かう方向のばね受け65の移動を禁止してコイルばね45に初期圧縮力を与えるようにロッド44に固着された禁止部材66と、一方ではばね受け65に係合し、他方ではカムスライド5に固着されていると共にコイルばね45の他端部48側からの弾性伸長力をばね受け65を介してカムスライド5に伝達する伝達部材67と、ばね受け65とロッド44との間に介在されたブッシュ68とを具備している。
【0024】
ロッド44を取り巻いて配された円環状のばね受け65には、コイルばね45の他端部48が当接するようになっており、ばね受け65の内周面に円筒状のブッシュ68が固着されており、ばね受け65は、ロッド44の外周面に摺動自在に接触するブッシュ68を介してA及びB方向に可動となっている。
【0025】
ばね受け65のA及びB方向の滑らかな移動を確保するために、ブッシュ68と共に又はブッシュ68に代えて、グリース又は固体潤滑剤等をブッシュ68とロッド44との間又はばね受け65とロッド44との間に介在させてもよく、グリース又は固体潤滑剤等を用いる場合には、ロッド44の外周面又はばね受け65の内周面にグリース溜め溝又は固体潤滑剤収容溝を設けるとよく、また、ブッシュ68、グリース又は固体潤滑剤等を用いないで、ばね受け65とロッド44とをその内外周面で互いに直接接触させるようにしてばね受け65をロッド44にA及びB方向に可動に配してもよい。
【0026】
禁止部材66は、ロッド44の他端部42側に螺合してロッド44に固着された一対のナット71を具備しており、一対のナット71でもってばね受け65がロッド44の他端部42に向かって移動しないようになっている。
【0027】
禁止部材66としては、斯かるロッド44に螺合するナット71に代えて、ロッド44に溶接により固着されたストッパ部材でもよい。
【0028】
概略L字状の伝達部材67は、ばね受け65に係合すると共にロッド44を跨ぐ二股部72と、カムスライド本体11の底面32の凹所73においてカムスライド本体11にねじ74を介して固定された固定部75とを有している。
【0029】
復帰機構7は、カムスライド5がB方向に移動されて伝達部材67の二股部72がばね受け65に当接して係合し、ばね受け65をB方向に移動させてコイルばね45を縮めた後に、ばね受け65が受容するコイルばね45のA方向の弾性伸長力を伝達部材67を介してカムスライド5に伝達してカムスライド5を初期位置に復帰させるようになっている。
【0030】
以上のカム装置1において、油圧ラム等の作動で上型2を介してカムドライバ4が下降されると、カムドライバ4の傾斜面3が低摩擦板13の面14に当接すると共にカムドライバ4の後面35が低摩擦板26に当接して、この当接後、カムドライバ4の下降と共にカムドライバ4の傾斜面3と低摩擦板13の面14との滑りを伴ってカムスライド5はB方向に移動され、この移動により伝達部材67の二股部72がばね受け65に当接して係合し、図5及び図6に示すようにばね受け65がB方向に移動されてコイルばね45が縮められると共にカムスライド本体11の前面15にねじ等により取り付けられたパンチ等の工具が前進され、この前進で薄板等の被加工物(ワーク)に孔あけ、折り曲げ等の加工がパンチ等の工具により施され、この加工後、油圧ラム等の作動で上型2を介してカムドライバ4が上昇されると、縮められたコイルばね45のA方向の弾性伸長力により伝達手段49を介してカムスライド5がA方向に移動され、この移動でカムスライド本体11の前面15に取り付けられたパンチ等の工具もまた後退され、最後に、図1及び図3に示すようにカムスライド5が初期位置に復帰され、この復帰にあたって、カムスライド本体11が弾性ストッパ部材8に先に当接してカムスライド本体11の後壁部25への激突が弾性ストッパ部材8により防止される。
【0031】
ところで、カム装置1によれば、コイルばね45に取り巻かれたロッド44の一端部41及び他端部42が下型基部21に一体的に突設された突起部22及び23の夫々に固着されているために、ロッド44を下型基部21に取り付けるための大きな設置空間を占める特別なアングル部材等を必要としなくなる結果、アングル部材等を設置するための大きな凹所を下型基部21に形成しなくてもよく、カムスライド5を移動自在に支持するカムスライド支持手段6の面である側壁部27及び28の上面30及び31を広くできて、カムスライド5の耐荷重性能を向上でき、しかも、より多くの復帰機構7をカムスライド5に対して設置できて強力な復帰力をカムスライド5に付与できる上に、部品点数の削減に加えて大幅なコスト削減を図り得、しかも、伝達部材67が二股部72を具備しているために、二股部72を介して伝達部材67を設置でき、カムスライド5の組立、分解を容易に行い得る。
【0032】
上記のカム装置1においては、ばね受け65と伝達部材67とを有した伝達手段49をもって復帰機構7を構成したが、これに代えて、図7から図9に示すように、ばね受け65にばね受け機能に加えて伝達機能をもたせるようにして復帰機構7を構成してもよい。即ち、図7から図9に示す伝達手段49は、コイルばね45の他端部48側からの弾性伸長力を受容すると共にロッド44の軸心に沿う方向、即ちA及びB方向に可動に配された大形の円環状のばね受け65と、ロッド44の軸心に沿う方向であってロッド44の他端部42に向かう方向、即ちA方向のばね受け65の移動を禁止してコイルばね45に初期圧縮力を与えるようにロッド44に螺合して固着された一対のナット71を有した禁止部材66とを具備している。
【0033】
図7から図9に示す伝達手段49を具備したカム装置1においては、カムスライド5のカムスライド本体11は、ばね受け65の外縁部81を受容する凹所73を具備しており、凹所73での外縁部81のカムスライド本体11への当接でもって伝達手段49は、カムスライド本体11のB方向の移動をばね受け65に伝達してコイルばね45を縮め、コイルばね45の弾性伸長力をカムスライド本体11に伝達してカムスライド本体11をA方向に移動させて初期位置に復帰させるようになっている。
【0034】
図7から図9に示す伝達手段49を具備したカム装置1では、ばね受け65の外縁部81の凹所73に対する挿抜でもって、復帰機構7とカムスライド5との結合、分離を行い得、組立、分解を容易く行うことができる。
【0035】
図7から図9に示す伝達手段49においても、ばね受け65とロッド44との間に介在されたブッシュ68を具備していてもよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、カムスライドの耐荷重性能を向上でき、しかも、より多くの復帰機構をカムスライドに対して設置できて強力な復帰力をカムスライドに付与できる上に、部品点数の削減に加えて大幅なコスト削減を図り得るカム装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい例の正面断面説明図である。
【図2】図1に示す例の一部の平面説明図である。
【図3】図1に示す例の一部の正面断面説明図である。
【図4】図1に示す例の一部の側面断面図である。
【図5】図1に示す例の動作説明図である。
【図6】図1に示す例の動作説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の好ましい他の例の一部の平面説明図である。
【図8】図7に示す例の正面断面説明図である。
【図9】図7に示す例の側面断面説明図である。
【符号の説明】
1 カム装置
2 上型
3 傾斜面
4 カムドライバ
5 カムスライド
6 カムスライド支持手段
7 復帰機構
21 下型基部
22、23 突起部
44 ロッド
45 コイルばね
47 ばね受け
49 伝達手段

Claims (10)

  1. カムドライバと、このカムドライバに接触して移動されるようになっているカムスライドと、このカムスライドを移動自在に支持するカムスライド支持手段と、カムスライドを初期位置に復帰させる復帰機構とを備えており、カムスライド支持手段は、型基部と、この型基部に一体的に突設された一対の突起部とを具備しており、復帰機構は、一端部ではカムスライド支持手段の一方の突起部に、他端部ではカムスライド支持手段の他方の突起部に夫々固着されたロッドと、このロッドを取り巻いて配されたコイルばねと、ロッドの一端部側に配されていると共にコイルばねの一端部側からの弾性伸長力を受容するばね受けと、このばね受けと協働してコイルばねに初期圧縮力を与えると共にコイルばねの他端部側から受容する弾性伸長力をカムスライドに伝達する伝達手段とを具備しているカム装置。
  2. ばね受けはロッドにCリングを介して又は螺合されて固着されている請求項1に記載のカム装置。
  3. 型基部は下型基部であって、一対の突起部は下型基部の凹所において下型基部から一体的に突設されている請求項1又は2に記載のカム装置。
  4. 型基部は上型基部であって、一対の突起部は上型基部の凹所において上型基部から一体的に垂下されている請求項1又は2に記載のカム装置。
  5. 伝達手段は、コイルばねの他端部側からの弾性伸長力を受容すると共にロッドの軸心に沿う方向に可動に配された他のばね受けと、ロッドの軸心に沿う方向であってロッドの他端部に向かう方向の他のばね受けの移動を禁止してコイルばねに初期圧縮力を与えるようにロッドに固着された禁止部材と、一方では他のばね受けに係合し、他方ではカムスライドに固着されていると共にコイルばねの他端部側からの弾性伸長力を他のばね受けを介してカムスライドに伝達する伝達部材とを具備している請求項1から4のいずれか一項に記載のカム装置。
  6. 伝達部材は、他のばね受けに係合すると共にロッドを跨ぐ二股部を具備している請求項5に記載のカム装置。
  7. 伝達手段は、コイルばねの他端部側からの弾性伸長力を受容すると共にロッドの軸心に沿う方向に可動に配された他のばね受けと、ロッドの軸心に沿う方向であってロッドの他端部に向かう方向の他のばね受けの移動を禁止してコイルばねに初期圧縮力を与えるようにロッドに固着された禁止部材とを具備しており、カムスライドは、他のばね受けの外縁部を受容する凹所を具備している請求項1から4のいずれか一項に記載のカム装置。
  8. 禁止部材はロッドに溶接又は螺合されて固着されている請求項5から7のいずれか一項に記載のカム装置。
  9. ロッドの各端部はねじを介して対応の突起部に夫々固着されている請求項1から8のいずれか一項に記載のカム装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のカム装置に用いられる復帰機構。
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