JP4517586B2 - ダブルカム装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カムドライバの移動により型を移動させその後同じくカムドライバの移動によりカムスライドを移動させ、これによりワークに対して孔明け、折り曲げ等のプレス加工を施すダブルカム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カムドライバの移動により、型に設けられたカム板の傾斜面とカムドライバに設けられたカム板の傾斜面とを接触させて型を弾性力に抗してカムドライバの移動方向と交差する方向に移動させ、その後、型に設けられたカム板の平坦面とカムドライバに設けられたカム板の平坦面とを接触させて型の移動を停止する一方、カムドライバに設けられた他のカム板の傾斜面をカムスライドの傾斜面へ接触させてカムスライドを弾性力に抗してカムドライバの移動方向と交差する方向に移動させ、このカムスライドの移動によりカムスライドに装着された工具でもってワークに対して孔明け、折り曲げ等のプレス加工を施し、このプレス加工後、カムドライバの逆移動により、カムスライドを逆移動させ初期位置に復帰させると共に型からワークを取り出すために型を同じく逆移動させて初期位置に復帰させるようにしたものがダブルカム装置の一つとして知られている。
【0003】
【非特許文献1】
太田哲著、「プレス金型設計 詳細解説」、初版、株式会社日刊工業サービスセンター、1992年9月30日、p.332
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記のようなダブルカム装置では、型に設けられたカム板とカムドライバに設けられたカム板とにおいて傾斜面同士の接触から平坦面同士の接触に移る前に線接触が生じる結果、斯かる線接触が生じる両カム板の部位に極端な摩耗又はかじりが発生する場合がある。
【0005】
このような摩耗又はかじりは摩耗粉を生じさせることになるのであるが、この摩耗粉は両カム板の平坦面間に侵入して両カム板の平坦面に異常摩耗を生じさせる結果、孔明け、折り曲げ等の工具が正規位置に移動されなくなって、ワークに対して予定した正確な孔明け、折り曲げ等が行われなくなる虞が生じる。
【0006】
摩耗又はかじりが本来的に生じないように、型に付与する弾性力を発生するコイルばね、ウレタンゴム等からなる樹脂製ばね等の弾性体に代えて制御可能なエアーシリンダ等を用いて型の移動を行わせてもよいのであるが、斯かる手段によると大型化、コスト上昇を招来する上に、カムドライバの移動に追随してエアーシリンダが作動されないと生産性が低下することになる。
【0007】
本発明は前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、摩耗又はかじり等を生じさせない上に、大型化、コスト上昇、生産性低下を招来させないで型を移動させることができるダブルカム装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様のダブルカム装置は、移動自在なカムドライバと、このカムドライバの移動によりカムドライバの移動方向と交差する方向に移動される移動自在な型と、カムドライバの移動により型の移動方向と逆の方向に移動されるように型に移動自在に載置されているカムスライドとを具備しており、ここで、カムドライバは、型に向かう移動において型を移動させるように型に設けられた型側カム面に当接するカムドライバ側カム面を具備しており、カムドライバ側カム面及び型側カム面のうちの一方のカム面は、カムドライバの移動方向と交差する方向に伸びると共に型に向かうカムドライバの移動において型を移動させるようにカムドライバ側カム面及び型側カム面のうちの他方のカム面に接触する傾斜面と、この傾斜面に連続した凸曲面と、この凸曲面に連続していると共にカムドライバの移動方向と平行に伸びた平行平坦面とを有しており、他方のカム面は、回転自在面と、カムドライバの移動方向と平行に伸びた他の平行平坦面とを有しており、一方のカム面は、型に向かうカムドライバの移動においてその傾斜面の回転自在面への接触に続くその凸曲面の回転自在面への接触後に、その平行平坦面の他の平行平坦面への接触がなされるようになっている。
【0009】
第一の態様のダブルカム装置によれば、他方のカム面が他の平行平坦面に加えて回転自在面を有していると共に一方のカム面が型に向かうカムドライバの移動においてその傾斜面の回転自在面への接触に続くその凸曲面の回転自在面への接触後にその平行平坦面の他の平行平坦面への接触がなされるようになっているために、両カム面の平行平坦面同士の接触に移行する前のカム面同士の摺動線接触を回避でき、而して、両カム面に摺動線接触に起因する摩耗又はかじり等を生じさせないようにでき、しかも、型に付与する弾性力を発生する手段としてコイルばね、ウレタンゴム等からなる樹脂製ばね等の弾性体を用いることができる結果、大型化、コスト上昇、生産性低下を招来させないで型を移動させることができる。
【0010】
他方のカム面は、本発明の第二の態様のダブルカム装置のように、カムドライバの移動方向と交差する方向に伸びる他の傾斜面を更に有していてもよく、この場合、回転自在面は、カムドライバの移動方向に関して他の傾斜面と他の平行平坦面との間に介在されており、一方のカム面は、型に向かうカムドライバの移動においてその傾斜面の他の傾斜面への接触後にその傾斜面の回転自在面への接触がなされるようになっていてもよい。
【0011】
他方のカム面が他の傾斜面を具備していても又はそうでない場合にでも、一方のカム面は、型に向かうカムドライバの移動において最初からその傾斜面の回転自在面への接触がなされるようになっていてもよい。
【0012】
本発明の第二の態様のダブルカム装置において、他方のカム面は、本発明の第三の態様のダブルカム装置のように、カムドライバの移動方向に関して他の傾斜面と他の平行平坦面との間に介在されていると共に他の傾斜面と他の平行平坦面とに連続する少なくとも一対の他の凸曲面を更に具備していても、また本発明の第四の態様のダブルカム装置のように、カムドライバの移動方向に関して他の傾斜面と他の平行平坦面との間に介在されていると共に他の傾斜面と他の平行平坦面とに連続する他の凸曲面を更に具備していてもよく、前者の場合には、回転自在面はカムドライバの移動方向と交差する方向に関して一対の他の凸曲面間に介在されており、後者の場合には、回転自在面は、他の凸曲面をカムドライバの移動方向と交差する方向に関して挟んで少なくとも一対設けられているとよい。
【0013】
他の凸曲面は、本発明の第五の態様のダブルカム装置のように、回転自在面と面一又は回転自在面から凹んで配されているのが好ましい。
【0014】
回転自在面は、他の傾斜面、他の凸曲面又は他の平行平坦面から部分的に突出していてもよいが、斯かる場合には、型に向かうカムドライバの移動において凸曲面の回転自在面への接触後に一方のカム面の平行平坦面の他の平行平坦面への接触を確保するべく、本発明の第六の態様のダブルカム装置のように、一方のカム面は、その平行平坦面に隣接すると共に回転自在面を臨ませる凹所面を更に具備しているとよい。
【0015】
回転自在面は、本発明の第七の態様のダブルカム装置のように、円筒面であり、この場合、各凸曲面は円弧面であるとよい。
【0016】
本発明においてその第八の態様のダブルカム装置のように、カムドライバは、カムドライバ本体と、このカムドライバ本体に取り付けられていると共に一方のカム面としてカムドライバ側カム面が設けられたカム板とを具備しており、型は、型基部と、型基部に一体的に形成されている後壁部と、この後壁部に取り付けられていると共に他の平行平坦面が設けられた他のカム板と、この他のカム板に回転自在に取り付けられた回転体とを具備しており、回転自在面は回転体の円筒状の外周面からなっていても、またその第九の態様のダブルカム装置のように、型は、型基部と、型基部に一体的に形成されている後壁部と、この後壁部に取り付けられていると共に一方のカム面として型側カム面が設けられたカム板とを具備しており、カムドライバは、カムドライバ本体と、このカムドライバ本体に取り付けられていると共に他の平行平坦面が設けられた他のカム板と、この他のカム板に回転自在に取り付けられている回転体とを具備しており、回転自在面は回転体の円筒状の外周面からなっていてもよいが、本発明はこれに限定されず、例えば各カム板を省略して、カムドライバ側カム面をカムドライバ本体に、他の平行平坦面を後壁部に夫々直接に一体的に設けてもよく、この場合、回転体を後壁部に直接回転自在に設けてもよい。
【0017】
型は、上型又は下型いずれであってもよいが、好ましくは本発明の第十の態様のダブルカム装置のように下型である。
【0018】
次に本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい例を参照して説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1から図3において、本例のダブルカム装置1は、基台2と、上下方向(移動方向V)に移動自在、即ち昇降自在なカムドライバ3と、カムドライバ3の下降移動によりカムドライバ3の移動方向Vと交差する方向、本例では直交方向HにおいてH1方向に移動されるように、基台2にスライダ部材4を介して直交方向Hに移動自在に載置された型としての下型5と、カムドライバ3の下降移動により下型5の移動方向である直交方向HにおけるH1方向と逆のH2方向に移動されるように下型5に移動自在に載置されているカムスライド6と、カムドライバ3がボルト等により取り付けられていると共にカムドライバ3を昇降させる上型7と、下型5を初期位置(図1に示す位置)に弾性的に復帰させる復帰手段8と、カムスライド6を初期位置(図1に示す位置)に弾性的に復帰させる復帰手段9と、カムスライド6に直交方向Hに移動自在に取り付けられたパッド10と、カムスライド6にボルト等により取り付けられた工具としてのポンチ11と、パッド10を弾性的に付勢するコイルばね12と、復帰手段8による下型5の復帰において基台2への下型5の激突を防止するように基台2に取り付けられた弾性ストッパ部材13と、復帰手段9によるカムスライド6の復帰においてカムスライド6のばね受部材85を介する下型5への激突を防止するように下型5に取り付けられた弾性ストッパ部材14と具備している。
【0020】
カムドライバ3は、上型7に取り付けられたカムドライバ本体21と、カムドライバ本体21の後面22にボルト等により取り付けられていると共に一方のカム面としてカムドライバ側カム面23が設けられたカム板24と、カムドライバ本体21の傾斜面25にボルト等により取り付けられたカム板26とを具備している。
【0021】
カムドライバ3の下型5に向かう移動、即ち下降移動において下型5を直交方向HにおいてH1方向に移動させるように、他方のカム面として下型5に設けられた型側カム面31に当接する一方のカム面としてのカムドライバ側カム面23は、カムドライバ3の移動方向Vと交差する方向に伸びると共に下型5に向かうカムドライバ3の下降移動において下型5をH1方向に移動させるように型側カム面31に接触する傾斜面32と、傾斜面32に連続した凸曲面33と、円弧面である凸曲面33に連続していると共にカムドライバ3の移動方向Vと平行に伸びた平行平坦面34とを有している。
【0022】
カム板26は、カムドライバ3の移動方向Vと交差する方向に伸びる傾斜面41を有しており、傾斜面41は、下型5に向かうカムドライバ3の下降移動においてカムスライド6のカム面である傾斜面42に接触してカムスライド6をH2方向に移動させるようになっている。
【0023】
スライダ部材4は基台2に固着されており、下型5は、直交方向Hに移動自在にスライダ部材4上に載置された型基部51と、型基部51に一体的に形成されている前壁部52及び後壁部53と、前壁部52にボルト等を介して取り付けられている型側のポンチ54と、後壁部53にボルト等を介して取り付けられていると共に平行平坦面55、傾斜面62並びに一対の凸曲面63及び64を含む型側カム面31が設けられたカム板56と、カム板56に軸部材57を介して回転自在に取り付けられた回転体としてのローラ58とを具備している。
【0024】
他方のカム面としての型側カム面31は、カムドライバ3の移動方向Vと平行に伸びた平行平坦面55に加えて、ローラ58の円筒状の外周面からなる回転自在面61と、カムドライバ3の移動方向Vと交差する方向に伸びる傾斜面62と、カムドライバ3の移動方向Vに関して傾斜面62と平行平坦面55との間に介在されていると共に傾斜面62と平行平坦面55とに連続する一対の凸曲面63及び64とを具備している。
【0025】
軸部材57を介してカム板56にR方向に回転自在に取り付けられたローラ58は、カム板56に設けられた貫通孔66に配されており、ローラ58の円筒状の外周面からなって円筒面である回転自在面61は、R方向に回転自在であって、カムドライバ3の移動方向Vと交差する方向、本例では図1及び図2の紙面に直交する方向に関して一対の凸曲面63及び64間に介在されており、凸曲面63及び64の夫々は、回転自在面61と面一となるように又は回転自在面61から凹んで配されている。
【0026】
カムスライド6は、傾斜面42を有するカムスライド本体71と、パッド10を直交方向Hに移動自在に保持すると共にカムスライド本体71に取り付けられた保持具72とを有しており、ポンチ11は、カムスライド本体71の前面73に取り付けられている。
【0027】
上型7は、油圧ラム等に連結された型基部75と、型基部75にカムドライバ3の移動方向Vに移動自在、換言すれば昇降自在に吊り下げられたパッド部材76と、型基部75とパッド部材76との間に介在されていると共にパッド部材76をカムドライバ3の下降方向に弾性的に付勢する弾性体77とを具備している。
【0028】
パッド部材76は、上型7の下降においてポンチ54と協働して下型5の前壁部52及びポンチ54上に載置された板体からなるワーク78を弾性体77の弾性力をもって挟持してワーク78を位置決め保持する。
【0029】
復帰手段8は、基台2に固着されたばね受部材81と、一端部ではばね受部材81に、他端部では後壁部53に夫々当接して下型5を弾性的にH2方向に付勢するコイルばね82と、一端部が後壁部53に固着されていると共にコイルばね82に取り囲まれてコイルばね82の意図しない変形を防止するロッド83とを具備しており、コイルばね82の弾性力によって下型5を初期位置に戻すようにしている。
【0030】
復帰手段9は、カムスライド本体71及び型基部51の夫々に固着されたばね受部材85及び86と、一端部ではばね受部材85に他端部ではばね受部材86に夫々当接してカムスライド6を弾性的にH1方向に付勢するコイルばね87とを具備しており、コイルばね87の弾性力によってカムスライド6を初期位置に戻すようにしている。
【0031】
パッド10は、カムスライド本体71に摺動自在に載置されており、カムスライド6のH2方向の移動においてポンチ54と協働してワーク78の折り曲げ部88をコイルばね12の弾性力をもって挟持してワーク78の折り曲げ部88を位置決め保持する。
【0032】
ポンチ11は、カムスライド6のH2方向の移動においてポンチ54と協働してワーク78の折り曲げ部88をプレスしてワーク78の折り曲げ部88に図6に示すような負角をもった追加折り曲げ部89を更に形成するようになっている。
【0033】
以上のダブルカム装置1では、図1に示す状態において油圧ラムにより上型7が下降されると、パッド部材76及びカムドライバ3の夫々が下降され、カムドライバ3の下降に伴うカム板24の下降で図4に示すようにカムドライバ側カム面23の傾斜面32が型側カム面31の傾斜面62に接触し、傾斜面32の傾斜面62への摺動接触とカム板24の下降とにより下型5は基台2に対してH1方向に移動され、更にカムドライバ3の下降と共にカム板24が下降されると、傾斜面32の回転自在面61への接触がなされた後に、図5に示すようにカムドライバ側カム面23の凸曲面33が型側カム面31の回転自在面61に転がり接触し、この転がり接触後、カムドライバ側カム面23の平行平坦面34が型側カム面31の平行平坦面55に接触すると下型5の基台2に対するH1方向の移動が停止される一方、カムドライバ3の下降に伴うカム板26の下降で傾斜面41が傾斜面42に接触して、傾斜面41の傾斜面42への摺動接触とカム板26の下降とによりカムスライド6は下型5に対してH2方向に移動され、カムスライド6の下型5に対するH2方向の移動中における上型7の下降に伴うパッド部材76の下降で、パッド部材76はワーク78に当接してワーク78を弾性体77の弾性力をもって挟持してワーク78を位置決め保持し、カムドライバ3の更なる下降によるカム板26の下降でカムスライド6が下型5に対してH2方向に更に移動されると、ポンチ11及びパッド10はH2方向に移動されて、ポンチ11はワーク78の折り曲げ部88を押圧する一方、パッド10は、折り曲げ部88をコイルばね12の弾性力をもって挟持して折り曲げ部88を位置決め保持し、最後に図6に示すように、ポンチ11でもって折り曲げ部88に追加折り曲げ部89をプレス形成する。
【0034】
追加折り曲げ部89の形成後、上型7が上昇されるとダブルカム装置1では前記と逆に動作される。即ち、上型7の上昇と共にカムスライド6が下型5に対してH1方向に移動されてポンチ11もまたH1方向に移動されると共にパッド10による折り曲げ部88の位置決め保持が解除される一方、パッド部材76によるワーク78の位置決め保持も解除され、更に上型7の上昇と共に傾斜面41の傾斜面42への接触が解除されると、カムスライド6は下型5に対して初期位置に復帰され、同じく上型7の上昇と共にカムドライバ側カム面23の型側カム面31への接触が解除されると、下型5は基台2に対して初期位置に復帰され、下型5の基台2に対しての初期位置への復帰で、追加折り曲げ部89を含む折り曲げ部88によって囲まれた空間90からポンチ54は図7に示すように抜け出してワーク78を下型5から除去できるようにする。
【0035】
ところで、ダブルカム装置1によれば、型側カム面31が平行平坦面55に加えて回転自在面61を有していると共にカムドライバ側カム面23が下型5に向かうカムドライバ3の移動において傾斜面32の回転自在面61への接触に続く凸曲面33の回転自在面61への接触後に平行平坦面34の平行平坦面55への接触がなされるようになっているために、カムドライバ側カム面23及び型側カム面31の平行平坦面34及び55同士の接触に移行する前に凸曲面33と凸曲面63及び64とでのカムドライバ側カム面23及び型側カム面31同士の摺動線接触を回避でき、而して、カムドライバ側カム面23及び型側カム面31の凸曲面33と凸曲面63及び64とに摩耗又はかじり等を生じさせないようにでき、しかも下型5に対する復帰手段としてコイルばね82を用いることができる結果、大型化、コスト上昇、生産性低下を招来させないで下型5を移動させることができるようになる。
【0036】
上記のダブルカム装置1では、平行平坦面55、回転自在面61及び傾斜面62に加えて一対の凸曲面63及び64を具備して型側カム面31を構成し、回転自在面61を一対の凸曲面63及び64間に介在させたが、これに代えて、図8及び図9に示すように、平行平坦面55、回転自在面61及び傾斜面62に加えて、カムドライバ3の移動方向Vに関して傾斜面62と平行平坦面55との間に介在されていると共に傾斜面62と平行平坦面55とに連続する中央の凸曲面91を具備して型側カム面31を構成し、カムドライバ3の移動方向Vと交差する方向、即ち図8において紙面に直交する方向に関して凸曲面91を挟むようにして円筒面からなる回転自在面61を一対設けて構成してもよい。図8及び図9に示す例の場合には、後壁部53に固着されたカム板56の両側面92及び93の夫々に回転体としてのローラ58が軸部材94を介してR方向に回転自在に取り付けられており、各ローラ58の円筒状の外周面が回転自在面61となっており、凸曲面91は、回転自在面61の夫々と面一となるように又は回転自在面61の夫々から凹んで配されている。
【0037】
更に上記のダブルカム装置1では、傾斜面32に摺動接触する傾斜面62を具備して型側カム面31を構成したが、図10に示すように、傾斜面62を省いて型側カム面31を構成してもよく、図10に示す例の場合、後壁部53に固着されたカム板56の角部にローラ58が軸部材57を介してR方向に回転自在に取り付けられており、型側カム面31は、カムドライバ3の移動方向Vと平行に伸びた平行平坦面55と、ローラ58の円筒状の外周面からなる回転自在面61とを具備しており、カム板24に設けられたカムドライバ側カム面23は、下型5に向かうカムドライバ3の下降移動において傾斜面32の回転自在面61への接触に続く凸曲面33の回転自在面61への接触後に、平行平坦面34の平行平坦面55への接触がなされるようになっている。
【0038】
ところで、型側カム面31において、平行平坦面55と回転自在面61とは面一になっているのが好ましいのであるが、本発明はこれに限定されず、例えば図10に示す例の場合において、平行平坦面55に対して回転自在面61がtだけ突出していてもよい。このように回転自在面61が平行平坦面55に対してtだけ突出している場合には、図11に示すように下型5に向かうカムドライバ3の下降移動において凸曲面33の回転自在面61への接触後に平行平坦面34の平行平坦面55への接触を確保するべく、平行平坦面34に隣接すると共に回転自在面61を臨ませる凹所面95を更に具備してカムドライバ側カム面23を構成するとよい。
【0039】
以上の例では、回転自在面61をカム板56側に設けたが、これに代えてカム板24側に回転自在面61を設けて上記と同様に構成してもよく、また、カム板24及び56を省いて、カムドライバ本体21及び後壁部53に直接に平行平坦面、傾斜面等を設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、摩耗又はかじり等を生じさせない上に、大型化、コスト上昇、生産性低下を招来させないで型を移動させることができるダブルカム装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい一例の断面説明図である。
【図2】図1に示す例の一部拡大断面説明図である。
【図3】図2に示す例の一部拡大説明図である。
【図4】図1に示す例の動作説明図である。
【図5】図1に示す例の動作説明図である。
【図6】図1に示す例の動作説明図である。
【図7】図1に示す例の動作説明図である。
【図8】本発明のダブルカム装置の実施の形態の好ましい他の例の一部の説明図である。
【図9】図8に示す例の正面説明図である。
【図10】本発明のダブルカム装置の実施の形態の好ましい更に他の例の一部の説明図である。
【図11】本発明のダブルカム装置の実施の形態の好ましい更に他の例の一部の説明図である。
【符号の説明】
1 ダブルカム装置
3 カムドライバ
5 下型
6 カムスライド
7 上型
23 カムドライバ側カム面
31 型側カム面
32 傾斜面
33 凸曲面
34 平行平坦面
61 回転自在面
62 傾斜面

Claims (15)

  1. 移動自在なカムドライバと、このカムドライバの移動によりカムドライバの移動方向と交差する方向に移動される移動自在な型と、カムドライバの移動により型の移動方向と逆の方向に移動されるように型に移動自在に載置されているカムスライドとを具備しており、カムドライバは、型に向かう移動において型を移動させるように型に設けられた型側カム面に当接するカムドライバ側カム面を具備しており、カムドライバ側カム面及び型側カム面のうちの一方のカム面は、カムドライバの移動方向と交差する方向に伸びると共に型に向かうカムドライバの移動において型を移動させるようにカムドライバ側カム面及び型側カム面のうちの他方のカム面に接触する傾斜面と、この傾斜面に連続した凸曲面と、この凸曲面に連続していると共にカムドライバの移動方向と平行に伸びた平行平坦面とを有しており、他方のカム面は、回転自在面と、カムドライバの移動方向と平行に伸びた他の平行平坦面とを有しており、一方のカム面は、型に向かうカムドライバの移動においてその傾斜面の回転自在面への接触に続くその凸曲面の回転自在面への接触後に、その平行平坦面の他の平行平坦面への接触がなされるようになっているダブルカム装置。
  2. 他方のカム面は、カムドライバの移動方向と交差する方向に伸びる他の傾斜面を更に有しており、回転自在面は、カムドライバの移動方向に関して他の傾斜面と他の平行平坦面との間に介在されており、一方のカム面は、型に向かうカムドライバの移動においてその傾斜面の他の傾斜面への接触後にその傾斜面の回転自在面への接触がなされるようになっている請求項1に記載のダブルカム装置。
  3. 他方のカム面は、カムドライバの移動方向に関して他の傾斜面と他の平行平坦面との間に介在されていると共に他の傾斜面と他の平行平坦面とに連続する少なくとも一対の他の凸曲面を更に具備しており、回転自在面はカムドライバの移動方向と交差する方向に関して一対の他の凸曲面間に介在されている請求項2に記載のダブルカム装置。
  4. 他方のカム面は、カムドライバの移動方向に関して他の傾斜面と他の平行平坦面との間に介在されていると共に他の傾斜面と他の平行平坦面とに連続する他の凸曲面を具備しており、回転自在面は、他の凸曲面をカムドライバの移動方向と交差する方向に関して挟んで少なくとも一対設けられている請求項2又は3に記載のダブルカム装置。
  5. 他の凸曲面は、回転自在面と面一又は回転自在面から凹んで配されている請求項3又は4に記載のダブルカム装置。
  6. 一方のカム面は、型に向かうカムドライバの移動において凸曲面の回転自在面への接触後にその平行平坦面の他の平行平坦面への接触を確保するべく、その平行平坦面に隣接すると共に回転自在面を臨ませる凹所面を更に具備している請求項1から5のいずれか一項に記載のダブルカム装置。
  7. 回転自在面は円筒面である請求項1から6のいずれか一項に記載のダブルカム装置。
  8. カムドライバは、カムドライバ本体と、このカムドライバ本体に取り付けられていると共に一方のカム面としてカムドライバ側カム面が設けられたカム板とを具備しており、型は、型基部と、型基部に一体的に形成されている後壁部と、この後壁部に取り付けられていると共に他の平行平坦面が設けられた他のカム板と、この他のカム板に回転自在に取り付けられた回転体とを具備しており、回転自在面は回転体の円筒状の外周面からなる請求項1から7のいずれか一項に記載のダブルカム装置。
  9. 型は、型基部と、型基部に一体的に形成されている後壁部と、この後壁部に取り付けられていると共に一方のカム面として型側カム面が設けられたカム板とを具備しており、カムドライバは、カムドライバ本体と、このカムドライバ本体に取り付けられていると共に他の平行平坦面が設けられた他のカム板と、この他のカム板に回転自在に取り付けられている回転体とを具備しており、回転自在面は回転体の円筒状の外周面からなる請求項1から7のいずれか一項に記載のダブルカム装置。
  10. 型は下型である請求項1から9のいずれか一項に記載のダブルカム装置。
  11. 請求項8又は9に記載のダブルカム装置に用いるカム板。
  12. 請求項8又は9に記載のダブルカム装置に用いる他のカム板であって、回転体が回転自在に取り付けられているカム板。
  13. 請求項1から10のいずれか一項に記載のダブルカム装置に用いるカムドライバ。
  14. 請求項1から10のいずれか一項に記載のダブルカム装置に用いるカムスライド。
  15. 請求項8又は9に記載のダブルカム装置に用いる回転体。
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