JPH05245550A - スライドカム金型の静音構造 - Google Patents

スライドカム金型の静音構造

Info

Publication number
JPH05245550A
JPH05245550A JP4863592A JP4863592A JPH05245550A JP H05245550 A JPH05245550 A JP H05245550A JP 4863592 A JP4863592 A JP 4863592A JP 4863592 A JP4863592 A JP 4863592A JP H05245550 A JPH05245550 A JP H05245550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
passive
speed
roller
inclination angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4863592A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Matsuoka
光男 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YUMITSUKUSU KK
Original Assignee
YUMITSUKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YUMITSUKUSU KK filed Critical YUMITSUKUSU KK
Priority to JP4863592A priority Critical patent/JPH05245550A/ja
Publication of JPH05245550A publication Critical patent/JPH05245550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドカム金型での騒音を、できるだけ少
なくすることを目的とする。 【構成】 一定の傾斜角αの受圧傾斜面を有する受動カ
ムと、受動カムの受圧傾斜面の傾斜角αと同一の傾斜角
αの作動傾斜面を有する作動カムとを備え、作動カムの
作動傾斜面を受動カムの受圧傾斜面に衝合させて受動カ
ムを駆動し、ワークにプレス加工を行うスライドカム金
型において、受動カムの側部にローラを回動自在に設
け、作動カムの前記ローラの対向する箇所に、上型が下
降する当初ローラに接触する部位に前記受動カムや作動
カムの傾斜面の傾斜角αより大きく直角に近い低速傾斜
角βを有し、続いて受動カムや作動カムの傾斜面の傾斜
角αより僅かに大きい中速傾斜角γを連設してなるカム
面を有する速度制御カム板を、カム板の中速傾斜角γが
ローラとの接触後、作動カムの作動傾斜面と受動カムの
受圧傾斜面とが衝合してプレス加工をするように設けて
なるスライドカム金型の静音構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライドカム金型の静
音構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスライドカム金型の一般構造は、
図7に示すようなものである。すなわち、下型101の基
板116にはワーク102を位置決めするワーク位置決め部材
103が固着され、ワーク102の側壁102aに孔あけするた
めに、その側壁102aに近づいたり遠ざかったりする方
向に摺動する受動カム104を配置する。この受動カム104
のワーク102の側壁102aに対向する箇所に孔あけ用のパ
ンチ105を水平状にして固着してある。符号106はストリ
ッパプレート、107はクッションゴム、108はダイブッシ
ュである。
【0003】この受動カム104の背後には、ヒール109が
固着してあり、受動カム104の後面に先端を螺着したロ
ッド110を挿通させコイルスプリング111を介在させて受
動カム104をワーク102の側壁102aから遠ざかる方向に
付勢している。一方、上型121の基板122には、下型101
の受動カム104に対向する位置に作動カム123が固着され
ている。
【0004】符号124はストリッパプレート、125はクッ
ションゴムである。このスライドカム金型で、ワーク10
2の側壁102aに孔あけ加工するには、上型121が上死点
から下降して、ストリッパプレート124がワーク102の上
面を押圧し、作動カム123がヒール109にバックアップさ
れながら、その作動傾斜面123aを受動カム104の受圧傾
斜面104aに衝合させてパンチ105をワーク102の側壁102
aに近づけ孔あけ加工を行う。孔あけ完了時が図示の下
死点の状態である。
【0005】孔あけ完了後、上型121が上昇すると、受
動カム104はコイルスプリング111の付勢力によりワーク
102の側壁102aから遠ざかる方向に摺動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】昨今、プレス加工時に
発生する騒音が社会問題となっている。金属製薄板材へ
の孔あけなどの加工時や受動カムの受圧傾斜面に作動カ
ムの作動傾斜面が衝合し駆動するカム型での加工時など
に、騒音が発生する。特に、カム型での騒音は激しく、
カム型の騒音がプレス工場の全騒音の40%を占めるとい
われている。
【0007】上記の従来例では、受動カム104の受圧傾
斜面104aの傾斜角θと、作動カム123の作動傾斜面123
aの傾斜角θとは同一の角度に形成してあり、作動カム
123の大面積の作動傾斜面123aと受動カム104の大面積
の受圧傾斜面104aとが一瞬のうちに全面衝合するため
大きな騒音を発生する。また、静止していた受動カム104
がいきなり強制的に移動させられるため、受動カム104
に装着されているパンチ105やストリッパプレート106、
クッションゴム107などが振動し出して、これも騒音の
原因となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の事情に鑑み、スライドカム金型での騒音をできるだけ
少なくするために、一定の傾斜角αの受圧傾斜面を有す
る受動カムと、受動カムの受圧傾斜面の傾斜角αと同一
の傾斜角αの作動傾斜面を有する作動カムとを備え、作
動カムの作動傾斜面を受動カムの受圧傾斜面に衝合させ
て作動カムを駆動しワークにプレス加工を行うスライド
カム金型において、受動カムの側部にローラを回動自在
に設け、作動カムの前記ローラの対向する箇所に、上型
が下降する当初ローラに接触する部位に前記受動カムや
作動カムの傾斜面の傾斜角αより大きく直角に近い低速
傾斜角βを有し、続いて受動カムや作動カムの傾斜面の
傾斜角αより僅かに大きい中速傾斜角γを連設してなる
カム面を有する速度制御カム板を、カム板の中速傾斜角
γがローラとの接触後、作動カムの作動傾斜面と受動カ
ムの受圧傾斜面とが衝合して、受動カムを低速、中速、
プレス加工速度に連続的に移行させてプレス加工をする
ように設けてなるスライドカム金型の静音構造を提供す
る。
【0009】
【作用】本発明は、受動カムの側部にローラを回動自在
に設け、作動カムの前記ローラの対向する箇所に、上型
が下降する当初ローラに接触する部位に前記受動カムや
作動カムの傾斜面の傾斜角αより大きく直角に近い低速
傾斜角βを有し、続いて受動カムや作動カムの傾斜面の
傾斜角αより僅かに大きい中速傾斜角γを連設してなる
カム面を有する速度制御カム板を、カム板の中速傾斜角
γがローラとの接触後、作動カムの作動傾斜面と受動カ
ムの受圧傾斜面とが衝合してプレス加工をするようにし
たので、騒音が可及的に減少する。
【0010】
【実施例】本発明を添付する図面の図1〜図6に示す具
体的な実施例に基づいて以下詳細に説明する。図1には
スライドカム金型の上死点の状態の側面図を示す。図2
には下型の正面図を示す。
【0011】下型1の基板2上面にボルト3によりガイ
ド台4を固着し、ガイド台4上には水平方向に摺動自在
に受動カム5を設ける。一方、上型11の基板12下面にボ
ルト19により作動カム13を、前記下型1の受動カム5に
対向させて固着する。受動カム5前面には孔あけ用のパ
ンチ16を水平状に固着し、そのパンチ16の先端にはクッ
ションゴム17を介在させてストリッパプレート18を配置
する。なお、このパンチ16の先方には図示しないが、従
来例の図7で述べたように、位置決め部材にワークを載
置し位置決め部材の孔あけ箇所にはダイブッシュが埋設
してある。以後、説明を分かりやすくするためパンチ16
などの加工部材の図示を略する。
【0012】いうまでもなく、受動カム5の前面には孔
あけ以外の切欠きや成形加工など加工に応じた加工部材
を設ける。受動カム5は、ガイド台4上を摺動するが、
ガイド台4は左右対称に案内突部21を突設し、その上面
にウェアプレート22をボルト23により固着する。受動カ
ム5は前記案内突部21を抱持するようにその両側に支持
プレート24をボルト25で固着する。
【0013】受動カム5下面後部にはバネ受け26をボル
ト27で固着し、ガイド台4中央部に縮設したコイルスプ
リング28の一端をバネ受け26に当接させて受動カム5を
後方に向けて付勢する。コイルスプリング28で付勢され
たバネ受け26の後面は、ガイド台4後面にボルト29で固
着し保持板30に保持したクッションゴム31に衝合する。
【0014】受動カム5の上部後面には、一定の傾斜角
αの受圧傾斜面32を、ウェアプレート33をボルト34で固
着して形成する。この傾斜角αは通常45°に設定する。
一方、上型11の作動カム13にも、前記受動カム5の受圧
傾斜面32と衝合する同一傾斜角αの作動傾斜面35を形成
する。本スライドカム金型は静音構造とする。静音構造
とするためには、受動カム5の受圧傾斜面32と作動カム
13の作動傾斜面35が一瞬に衝合することを避け、受動カ
ム5の初速はゆっくりとし、その後、加工に適する速度
とし、終速もゆっくりとなるようにすることが必要で、
その上、受動カムの速度は除々に変化することが必要で
ある。
【0015】ローラ41を受圧カム5の上側に回動自在に
設け、このローラ41に対向する上型11の作動カム13に速
度制御カム板42をボルト43で固着し、位置を正確に調整
してからノックピン44を打ち込む。速度制御カム板42
は、下方すなわち当初ローラ41と接触する位置に受動カ
ム5や作動カム11の傾斜面32・35の傾斜角αより大きく
直角に近い低速傾斜角βに形成し、続いて上方に受動カ
ム5や作動カム11の傾斜面32・35の傾斜角γより僅かに
大きい中速傾斜角γを連設してなるカム面45を有する。
低速傾斜角αと中速傾斜角γとの連続部は円弧で滑らか
に接続する。低速傾斜角αはα=85°、中速傾斜角γは
γ=47°である。
【0016】傾斜角が大きいと作動カム13の下降に対し
て受動カム5は僅かしか水平方向に移動せず、傾斜角が
小さいと作動カム13の僅かな下降で受動カム5は水平方
向に多く移動する。受動カム5の後方に水平方向に安全
ピン46を突設しているが、このことについては後で説明
する。
【0017】この速度制御カム板42を備えたスライドカ
ム金型の作動について説明する。図1に示す状態は上死
点の状態である。上型11の作動カム13に取付けた速度制
御カム板42は、下型1の受動カム5に取付けたローラ41
に、そのカム面45を対向するよう配置してある。また、
作動カム5下面後方のバネ受け26は、その後面をコイル
スプリング28で付勢されて、クッションゴム31に当接さ
せている。プレス機械を駆動すると、上型11はこの状態
から下降し始める。
【0018】上型11が下降し、図3に示すように、速度
制御カム板42のカム面45の低速傾斜角β部が、受動カム
5のローラ41に接触する。作動カム5はコイルスプリン
グ28により後方に向けて付勢されているが、速度制御カ
ム板42がローラ41に接触したため、これに抗して前方へ
移動し始める。この際は、作動カム13の作動傾斜面35と
受動カム5の受圧傾斜面32とは未だ接触していない。低
速傾斜角βはβ=85°であるため、受動カム5は至極ゆ
っくりと移動し始め、殆ど騒音を発生しない。
【0019】続けて、上型11が下降すると、図4に示す
ように、速度制御カム板42の中速傾斜角γ部がローラ41
に接触し、中速傾斜角γはγ=47°であるため、受動カ
ム5の速度は、ローラ41が低速傾斜角β部に接触してい
る場合より速くなる。速度が速くなっても、ゆっくり移
動し始めた後、速くなるので騒音が発生せず、パンチ1
6、クッションゴム17、ストリッパプレート18などが振
動することもない。この際も、作動カム13の作動傾斜面
35と受動カム5の受圧傾斜面32とは未だ接触していな
い。
【0020】さらに続けて、上型11が下降すると、速度
制御カム板42はローラ41との接触が終わる時、作動カム
13の作動傾斜面35が、はじめて受動カム5の受圧傾斜面
32と接触し始める。ローラ41の中速傾斜角γ部から作動
カム13・受動カム5の傾斜面35・32に滑らかに移行して
騒音を生じるようなことはない。図5は、速度制御カム
板42の中速傾斜角γ部とローラ41との接触が終わり、作
動カム13の作動傾斜面35と受動カム5の受圧傾斜面32と
が接触して、速度制御カム板42のカム面45とローラ41と
の接触が離れた状態を示す。
【0021】上型11がもっと下降し下死点の状態が図6
の状態である。図示してないがパンチ16でワークに孔あ
けを完了した状態である。もちろん、作動カム13の作動
傾斜面35と受動カム5の受圧傾斜面32とは接触し続け、
プレス加工に適した加圧力を生じており、また、速度制
御カム板42のカム面45はローラ41とは接触していない。
【0022】このように、本スライドカム金型では、受
動カム5の速度が低速、中速、プレス加工速度と連続的
に移行して騒音が発生しない。次に上型11は上昇し、上
述と逆の動作を行う。すなわち、上昇し始め、図6の状
態から上昇する。下死点の状態で安全ピン46は、速度制
御カム板42の下部後方に突状に形成した安全カム面47に
係合しているが、上型11が上昇すると、安全カム面47が
安全ピン46に係合して受動カム5を強制的に後退させて
安全を期している。この係合で受動カム5が後退しない
場合は安全ピン46が折損するようにしてある。
【0023】上型11が上昇して図5の状態では作動カム
13の作動傾斜面35と受動カム5の受圧傾斜面32がまだ接
触して、速度制御カム板42のカム面45は、受動カム5を
コイルスプリング28で後方に向けて付勢しているもの
の、ローラ41にまだ接触していない。続いて上型11が上
昇すると、作動カム13の作動傾斜面35と受動カム5の受
圧傾斜面32とが離れると同時に速度制御カム板42の中速
傾斜角γ部とローラ41とが接触し始める。さらに上昇す
ると、図4に示すように、作動カム13の作動カム面35は
受動カム5の受動傾斜面32とはより離れる。作動カム13
の作動傾斜面35と受動カム4の受圧傾斜面32とが離れる
と同時に、速度制御カム板42のカム面45の中速傾斜角γ
部とローラ41とが接触し、受動カム5の速度は滑らかに
変化するので騒音の原因にはならない。
【0024】さらに、上型11が上昇すると、図3に示す
ように、ローラ41が速度制御カム板42の低速傾斜角β部
と接触し、受動カム5は減速する。続いて上型11が上昇
すると、図1に示すように、速度制御カム板42のカム面
45とローラ41との接触は外れ、受動カム5のバネ受け26
がクッションゴム31に衝合するが、受動カム5は速度制
御カム板42で減速されていたため衝撃音を発生するよう
なことはない。
【0025】このスライドカム金型は、上昇する時も受
動カム5は速度が徐々に遅くなる。上記の実施例では速
度制御カム板のカム面が低速傾斜角と中速傾斜角とより
なるものについて述べたが、本発明はこれに限られるも
のでなく、必要に応じた多段の傾斜角や、あるいは、円
弧状のカム面に形成することもできる。また、上記の実
施例では、受動カムにローラを設け作動カムに速度制御
カム板を設けた例について述べたが、受動カムに速度制
御カム板を設けて作動カムにローラを設けることもでき
る。
【0026】
【発明の効果】本発明は、上述のように、一定の傾斜角
αの受圧傾斜面を有する受動カムと、受動カムの受圧傾
斜面の傾斜角αと同一の傾斜角αの作動傾斜面を有する
作動カムとを備え、作動カムの作動傾斜面を受動カムの
受圧傾斜面に衝合させて受動カムを駆動し、ワークにプ
レス加工を行うスライドカム金型において、受動カムの
側部にローラを回動自在に設け、作動カムの前記ローラ
の対向する箇所に、上型が下降する当初ローラに接触す
る部位に前記受動カムや作動カムの傾斜面の傾斜角αよ
り大きく直角に近い低速傾斜角βを有し、続いて受動カ
ムや作動カムの傾斜面の傾斜角αより僅かに大きい中速
傾斜角γを連設してなるカム面を有する速度制御カム板
を、カム板の中速傾斜角γがローラとの接触後、作動カ
ムの作動傾斜面と受動カムの受圧傾斜面とが衝合してプ
レス加工をするように設けてなるスライドカム金型の静
音構造であるので、受動カムの受圧傾斜面と作動カムの
作動傾斜面が一瞬に衝合することを避け、受動カムの初
速をゆっくりと移動させ、下降に適する速度とさせ、終
速もゆっくりとさせて騒音を減少し、さらに受動カムに
装着したパンチなどの加工部材の振動もできるだけ少な
くして騒音を減少し、ほぼ従来の騒音の10%程度までに
減少できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的一実施例のスライドカム金型の
上死点での側面図である。
【図2】図1の下型の正面図である。
【図3】上型が下降して作動カムに取付けた速度制御カ
ム板の低速傾斜角部が自動カムに取付けたローラに接触
し始めた状態の側面図である。
【図4】上型が下降して速度制御カム板の中速傾斜角部
がローラに接触した状態の側面図である。
【図5】上型が下降して作動カムの作動傾斜面と受動カ
ムの受圧傾斜面とが接触し、速度制御カム板のカム面が
ローラとの接触が外れた状態の側面図である。
【図6】上型がさらに下降して下死点の状態の側面図で
ある。
【図7】従来のスライドカム金型の縦断面図である。
【符号の説明】
α…傾斜角 32…受圧傾斜面 5…受動カム 35…作動傾斜面 13…作動カム 41…ローラ β…低速傾斜角 γ…中速傾斜角
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】ローラ41を受圧カム5の上側に回動自在に
設け、このローラ41に対向する上型11の作動カム13に速
度制御カム板42をボルト43で固着し、位置を正確に調整
してからノックピン44を打ち込む。速度制御カム板42
は、下方すなわち当初ローラ41と接触する位置に受動カ
ム5や作動カム11の傾斜面32・35の傾斜角αより大きく
直角に近い低速傾斜角βに形成し、続いて上方に受動カ
ム5や作動カム11の傾斜面32・35の傾斜角αより僅かに
大きい中速傾斜角γを連設してなるカム面45を有する。
低速傾斜角αと中速傾斜角γとの連続部は円弧で滑らか
に接続する。低速傾斜角βはβ=85°、中速傾斜角γは
γ=47°である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】上型が下降して作動カムに取付けた速度制御カ
ム板の低速傾斜角部が受動カムに取付けたローラに接触
し始めた状態の側面図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の傾斜角αの受圧傾斜面を有する受
    動カムと、受動カムの受圧傾斜面の傾斜角αと同一の傾
    斜角αの作動傾斜面を有する作動カムとを備え、作動カ
    ムの作動傾斜面を受動カムの受圧傾斜面に衝合させて受
    動カムを駆動し、ワークにプレス加工を行うスライドカ
    ム金型において、受動カムの側部にローラを回動自在に
    設け、作動カムの前記ローラの対向する箇所に、上型が
    下降する当初ローラに接触する部位に前記受動カムや作
    動カムの傾斜面の傾斜角αより大きく直角に近い低速傾
    斜角βを有し、続いて受動カムや作動カムの傾斜面の傾
    斜角αより僅かに大きい中速傾斜角γを連設してなるカ
    ム面を有する速度制御カム板を、カム板の中速傾斜角γ
    がローラとの接触後、作動カムの作動傾斜面と受動カム
    の受圧傾斜面とが衝合してプレス加工をするように設け
    てなるスライドカム金型の静音構造。
JP4863592A 1992-03-05 1992-03-05 スライドカム金型の静音構造 Pending JPH05245550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4863592A JPH05245550A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 スライドカム金型の静音構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4863592A JPH05245550A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 スライドカム金型の静音構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05245550A true JPH05245550A (ja) 1993-09-24

Family

ID=12808836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4863592A Pending JPH05245550A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 スライドカム金型の静音構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05245550A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100444060B1 (ko) * 2002-04-26 2004-08-11 현대자동차주식회사 캠형 프레스 장치
JP2004337900A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Oiles Ind Co Ltd ダブルカム装置
JP2015027702A (ja) * 2014-11-14 2015-02-12 三協オイルレス工業株式会社 カム装置
JP2015117489A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 株式会社クボタ 作業機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100444060B1 (ko) * 2002-04-26 2004-08-11 현대자동차주식회사 캠형 프레스 장치
JP2004337900A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Oiles Ind Co Ltd ダブルカム装置
JP4517586B2 (ja) * 2003-05-14 2010-08-04 オイレス工業株式会社 ダブルカム装置
JP2015117489A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 株式会社クボタ 作業機
JP2015027702A (ja) * 2014-11-14 2015-02-12 三協オイルレス工業株式会社 カム装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0586725B1 (en) Noise reducing structure of slide-cam die
EP1844871B1 (en) Press working method with a punch step and press working apparatus with a movable punch
EP1000734A2 (en) Press apparatus
JP2927171B2 (ja) 複合プレス型
JP2002331321A (ja) 精密打抜き方法、金型組立体及び油圧プレス
JPH05245550A (ja) スライドカム金型の静音構造
EP1043093B1 (en) Workpiece blanking apparatus
JP4185786B2 (ja) プレス機械のノックアウト装置
JPH0985498A (ja) プレス金型用カム
EP1034858A3 (en) Silent structure of processing machine, silent structure of pressing machine, silent structure of drawing die, and silent run-up unit thereof
JPH09276953A (ja) プレス加工装置
JP3308193B2 (ja) ダイセットと金型装置
JP6867722B1 (ja) 下置きカム装置
JP3682011B2 (ja) プレス機
JP2000015335A (ja) プレス型
JP2002066662A (ja) プレス型構造
JPH043697Y2 (ja)
JPH0357294Y2 (ja)
JPS5886942A (ja) プレスのカム装置
JP2006122997A (ja) サーボプレスを用いた成形方法
JPH08132299A (ja) プレス装置
JPS6130748Y2 (ja)
JPH01273627A (ja) プレス型
CN117798277A (zh) 一种振动脱模下料冲压装置
JPH0985358A (ja) パンチプレスに於ける爪形成用金型装置