JP2004313233A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物の上方から泡を吐出して洗濯する洗濯機において、溶解した洗濯液より泡を発生させ、発生した泡を泡室に集めて上方に揚水し、内槽内の洗濯物に上方からかけることで、高い洗浄力を確保し、洗いむらを低減する。
【解決手段】洗濯物を収容する内槽2を外槽1内に回転自在に収容し、内槽2をモータ9により回転駆動する。外槽1の内面に泡室14を形成し、内槽2を回転させることによって内槽2と外槽1の間の洗濯液に泡を発生させ、発生した洗濯液上部の泡を泡室14に集めて上方に揚水し、内槽2内にその上方より泡を吐出するようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯物の上方から泡を吐出して洗濯する洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、代表的な洗濯機は、パルセーターと呼ばれる攪拌翼を回転させて洗濯するものであり、この種の洗濯機の構成を図9を参照しながら説明する。
【0003】
図9に示すように、外槽30は、底部に攪拌翼31を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽(内槽)32を内包し、吊り棒33により洗濯機外枠34に吊り下げている。モータ35は、Vベルト36および減速機構兼クラッチ37を介して、攪拌翼31または洗濯兼脱水槽32を駆動する。排水弁38は洗濯兼脱水槽32内の洗濯液を排水し、給水弁39は洗濯兼脱水槽32内に給水するものである。
【0004】
洗濯兼脱水槽32には脱水時の振動を低減させるための流体バランサー40を設け、洗濯兼脱水槽32の上部には蓋41を配設している。制御装置42は、モータ35、排水弁38、給水弁39などを制御して、洗濯、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
上記構成において動作を説明すると、洗濯兼脱水槽32に洗濯物と所定量の洗剤を投入した後、洗濯を開始すると制御装置42により給水弁39を制御して洗濯兼脱水槽32内に所定量の水を給水し、その後制御装置42により、モータ35を制御して攪拌翼31を駆動する。攪拌翼31の回転によって洗濯兼脱水槽32内の洗濯物と水とを攪拌し、この攪拌によって洗剤を徐々に溶解して洗濯液となり、洗濯物の汚れに作用することとなる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−37826号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この構成の洗濯機の場合、攪拌翼31の回転によって洗濯兼脱水槽32内の洗濯物を攪拌するといった機械力のみによって洗浄力を確保しているため、洗濯兼脱水槽32の底部にある洗濯物には機械力が伝わりやすく、高い洗浄力が得られるが、洗濯兼脱水槽32の上部にある洗濯物には機械力が伝わりにくいため、洗浄力が得られず、洗いむらが大きくなるという問題を有していた。
【0008】
本発明は上記課題を解決するもので、溶解した洗濯液より泡を発生させ、発生した泡を泡室に集めて上方に揚水し、内槽内の洗濯物に上方からかけることで、高い洗浄力を確保し、洗いむらを低減することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、洗濯物を収容する内槽を外槽内に回転自在に収容し、内槽を駆動手段により回転駆動するよう構成し、外槽の内面に泡室を形成し、内槽を回転させることによって内槽と外槽の間の洗濯液に泡を発生させ、発生した洗濯液上部の泡を泡室に集めて上方に揚水し、内槽内にその上方より泡を吐出するようにしたものである。
【0010】
これにより、内槽の回転によって洗濯液と空気を混合させることで、溶解した洗濯液より大量の泡を発生させ、発生した泡を泡室に集めて上方に揚水し、内槽内の洗濯物に上方からかけることで、高い洗浄力を確保することができて、洗いむらをを低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗濯物を収容する内槽と、この内槽を回転自在に収容した外槽と、前記内槽を回転駆動する駆動手段とを備え、前記外槽の内面に泡室を形成し、前記内槽を回転させることによって前記内槽と外槽との間の洗濯液に泡を発生させ、発生した洗濯液上部の泡を前記泡室に集め、泡を上方に揚水するように構成したものであり、内槽の回転によって洗濯液と空気を混合させることで、溶解した洗濯液より泡を発生させ、発生した泡を内槽内の洗濯物に上方からかけることで、洗浄力を確保することができて、洗いむらを低減することができる。また、発生させた泡を泡室に集めて上方に揚水する単純な構成のため、信頼性を向上することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、泡室に接続した循環経路の先端に泡吐出部を設け、前記泡吐出部から内槽内にその上方より泡を吐出するように構成したものであり、大量の泡を内槽内の洗濯物にかけることができるため、洗浄力を高めることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、泡吐出部を、泡の吐出方向が内槽の回転方向と同方向になるように構成したものであり、吐出した泡と内槽または内槽内の洗濯物との速度差を小さくすることができ、落下した泡が内槽または内槽内の洗濯物に当たって、飛び跳ねるのを防ぐことができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、泡吐出部を、吐出した泡が内槽の略中心部から外周部までかかるように構成したものであり、内槽が回転すれば泡は内槽内の洗濯物に万遍なくかかることになり、洗濯物の洗いむらを低減することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、泡を揚水または吐出する泡行程の前に、洗剤を溶解するために内槽を回転する洗剤溶解行程を有するものであり、溶解していない洗剤が洗濯液と一緒に泡室に集まって揚水され、泡吐出部から溶解しないまま洗濯物にかかるのを防ぐことができ、洗剤の溶け残りを防ぐことができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、泡を揚水または吐出する泡行程にて、通常の洗濯水位よりも低い水位で内槽を高速回転するように構成したものであり、内槽を高速回転するため、洗濯液と空気の混合が加速されて大量の泡を発生させることができるとともに、低い水位で内槽を回転させるため、泡の下方にある洗濯液が上昇して大量に泡室内に入るのを防止することができ、揚水する泡の割合を増やすことができる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、泡室は外槽の内底部よりも上方に位置するよう構成したものであり、泡の下方にある洗濯液が大量に泡室内に入るのを防止することができ、揚水する泡の割合を増やすことができる。
【0018】
請求項8に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、泡室の外周部を構成する側板を備え、前記側板は回転方向に向かって外槽の内面より外側に広がるように形成したものであり、遠心力によって泡は外側に向かって力が働くため、効率的に泡室に集まり、泡の揚水量を増やすことができる。
【0019】
請求項9に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、泡室と外槽内部を仕切る仕切り板を備えたものであり、泡室に集まった泡が外槽内部に逆流するのを防止することができ、泡の揚水量を増やすことができる。
【0020】
請求項10に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、泡室の底面を構成する案内板を備え、前記案内板は回転方向に向かって上方に傾斜するように形成したものであり、泡の速度成分を水平方向から垂直方向に変換させることができ、泡の揚水量を増やすことができる。
【0021】
請求項11に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、泡室の底面を構成する案内板を備え、前記案内板は回転方向に向かって上方に湾曲するように形成したものであり、泡の速度成分を水平方向から垂直方向に効率的に変換させることができ、泡の揚水量を増やすことができる。
【0022】
請求項12に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、泡室上部の開口部を外槽カバーに形成した蓋部で密閉するとともに、前記蓋部の一部は循環経路の一部を形成したものであり、単純な構成にすることで、泡漏れ等を防いで信頼性を向上することができ、さらに、部品点数を減らすことでコストを削減することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
(実施例1)
図1に示すように、外槽1は、内側に回転自在に配設した内槽2を内包し、内槽2の内底部に減速機構3を介して攪拌翼4を回転自在に配設している。外槽1の上部開口部にはパッキン5を介して外槽カバー6を設け、吊り棒7により洗濯機外枠8に吊り下げている。
【0025】
モータ(駆動手段)9は、減速機構3を介して内槽2を回転駆動する。給水弁10は内槽2内に水を給水するものであり、水位検知手段11は外槽1内の水位を検知するもので、排水弁12は外槽1内の洗濯液を排水するものである。制御装置13は、モータ9、給水弁10、排水弁12などを制御して、洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するものである。
【0026】
外槽1の内面には、図2に示すように、外槽1の内底部1aよりも上方に位置した泡室14を構成しており、泡室14の上部の開口部をパッキン5を介して外槽カバー6に形成した蓋部15で密閉するとともに、蓋部15の一部には循環経路16の一部を形成しており、循環経路16の先端に泡吐出部17を設けている。
【0027】
つぎに、泡室14の外周部を構成する側板18は、図2に示すように、回転方向に向かって外槽1の内面より外側に広がるように形成しており、また、泡室14と外槽1の内部を仕切る仕切り板19を備えている。泡室14の底面を構成する案内板20は、回転方向に向かって上方に湾曲するように形成している。
【0028】
次に、泡吐出部17は、図3に示すように、泡の吐出方向が内槽2の回転方向と同方向になり、かつ吐出した泡が内槽2の略中心部2aから外周部2bまでかかるように構成している。
【0029】
上記構成において動作を説明すると、内槽2に洗濯物と洗剤を投入して運転を開始すると、制御装置13によって給水弁10を動作し、内槽2内に水を給水する。水位検知手段11が通常の洗濯液位よりも低い所定水位を検知すると、制御装置13に信号を送り給水弁10の動作を停止する。その後、洗剤を溶解させる洗剤溶解行程に移り、制御装置13によってモータ9を駆動し、内槽2を回転する。このときの回転数は、この後の泡行程よりも低く設定しているため、洗剤を溶解する前に洗濯液が泡吐出部17から吐出することなく、洗剤を溶解する。
【0030】
つぎに、泡を揚水または吐出させる泡行程に移り、洗剤溶解行程よりも高い回転数で内槽2を回転させることで、内槽2と外槽1の間の洗濯液に大量の空気を送り込んで洗濯液と空気を混合させ、大量の泡を発生させる。そして、発生した大量の泡は比重が軽いため洗濯液の上部に移動し、外槽1の内側を回転しながら勢いよく泡室14に入ってくる。
【0031】
泡室14に入ってきた泡は、案内板20に沿ってその速度成分を水平方向から垂直方向に変換することで上方に揚水され、循環経路16を通して泡吐出部17から内槽2内にその上方より吐出する。このとき、泡吐出部17は泡の吐出方向が内槽2の回転方向と同方向になるため、吐出した泡と内槽2または内槽2内の洗濯物との速度差を小さくすることができ、落下した泡が内槽2または内槽2内の洗濯物に当たって、飛び跳ねるのを防ぐことができる。
【0032】
また、泡吐出部17は吐出した泡が内槽2の略中心部2aから外周部2bまでかかるように構成しているため、内槽2が回転すれば泡は内槽2内の洗濯物に万遍なくかけることができる。
【0033】
ここで、泡について詳述する。一般に洗剤分子Aをモデル的に表すと、図4に示すように、親水基aと親油基bとからなる。そこで、洗剤を水に溶かした状態を表すと、図5に示すように、界面(水面)に洗剤分子Aが整列し、並びきれない洗剤分子は水中に個々またはミセル(集団)として存在する。そして、界面の洗剤分子が取り除かれると、直ちに水中の洗剤分子が界面に移動し補充する働きがある。
【0034】
したがって、例えば、図6に示すように、洗剤液に気泡Bを送り込むと、気泡Bは上昇して界面に達し、界面に整列して洗剤分子Aをそのまま泡の膜に保持した形の泡Cが発生する。すなわち、洗剤分子Aをできるだけ並べた泡Cとなり、洗剤濃度は高濃度である。このとき、泡として持ち去られた洗剤分子の補充には、液中の洗剤分子が移動することになり、気泡Bを次々送れば、泡Cが次々と作られることになる。このとき、この泡の膜内外に当然のことながら親油基bを向けている。
【0035】
このようにして作られた泡Cを汚れた洗濯物の表面あるいは洗濯物を通過させることによって、親油基bに油および油に付着した粒子汚れを結合して持ち去ることになる。また、泡Cが洗濯物を通過中に破泡すると洗濯物に高濃度の洗剤液がしみ込むことになり、これによっても汚れが落ちやすい状態となる。このようにして洗濯物の洗浄が可能となる。
【0036】
このように本実施例によれば、外槽1の内面に泡室14を形成し、内槽2を回転させることによって内槽2と外槽1との間の洗濯液に泡を発生させ、発生した洗濯液上部の泡を泡室14に集め、泡を上方に揚水するように構成したので、内槽2の回転によって洗濯液と空気を混合させることで、溶解した洗濯液より大量の泡を発生させることができ、この泡を内槽2の上方より洗濯物にかけて洗濯物の表面あるいは洗濯物を通過させることによって、洗浄力を高めることができる。
【0037】
また、洗濯液を泡にすることにより、体積が増えるため、少ない洗濯液で洗濯物の汚れに洗剤成分を作用させることができる。また、発生させた泡を泡室14に集めて上方に揚水する単純な構成のため、信頼性を向上することができ、さらに、部品点数を減らすことでコストを削減することができる。
【0038】
また、泡室14に接続した循環経路16の先端に泡吐出部17を設け、泡吐出部17から内槽2内にその上方より泡を吐出するように構成したので、大量の泡を内槽2内の洗濯物にかけることができるため、洗浄力を高めることができる。
【0039】
また、泡吐出部17を、泡の吐出方向が内槽2の回転方向と同方向になるように構成したので、吐出した泡と内槽2または内槽2内の洗濯物との速度差を小さくすることができ、落下した泡が内槽2または内槽2内の洗濯物に当たって、飛び跳ねるのを防ぐことができる。
【0040】
また、泡吐出部17を、吐出した泡が内槽2の略中心部から外周部までかかるように構成したので、内槽2が回転すれば泡は内槽2内の洗濯物に万遍なくかかることになり、洗濯物の洗いむらを低減することができる。
【0041】
また、泡を揚水または吐出する泡行程の前に、洗剤を溶解するために内槽2を回転する洗剤溶解行程を有するので、溶解していない洗剤が洗濯液と一緒に泡室14に集まって揚水され、泡吐出部17から溶解しないまま洗濯物にかかるのを防ぐことができ、洗剤の溶け残りを防ぐことができる。
【0042】
また、泡を揚水または吐出する泡行程にて、通常の洗濯水位よりも低い水位で内槽2を高速回転するように構成したので、内槽2を高速回転するため、洗濯液と空気の混合が加速されて大量の泡を発生させることができるとともに、低い水位で内槽2を回転させるため、泡の下方にある洗濯液が上昇して大量に泡室14内に入るのを防止することができ、揚水する泡の割合を増やすことができる。
【0043】
また、泡室14は外槽1の内底部よりも上方に位置するよう構成したので、泡の下方にある洗濯液が大量に泡室14内に入るのを防止することができ、揚水する泡の割合を増やすことができる。
【0044】
また、泡室14の外周部を構成する側板18を備え、この側板18は回転方向に向かって外槽1の内面より外側に広がるように形成したので、遠心力によって泡は外側に向かって力が働くため、効率的に泡室14に集まり、泡の揚水量を増やすことができる。
【0045】
また、泡室14と外槽1内部を仕切る仕切り板19を備えたので、泡室14に集まった泡が外槽1内部に逆流するのを防止することができ、泡の揚水量を増やすことができる。
【0046】
また、泡室14の底面を構成する案内板20を備え、この案内板20は回転方向に向かって上方に傾斜するように形成したので、泡の速度成分を水平方向から垂直方向に変換させることができ、泡の揚水量を増やすことができる。
【0047】
また、泡室14上部の開口部を外槽カバー6に形成した蓋部15で密閉するとともに、蓋部15の一部は循環経路16の一部を形成したので、単純な構成にすることで、泡漏れ等を防止することができで信頼性を向上することができ、さらに、部品点数を減らすことでコストを削減することができる。
【0048】
なお、本実施例では、泡を揚水または吐出する泡行程までを記載しているが、このあと水位を上昇させ、攪拌翼4を攪拌させるなどして通常の洗濯行程を行ってもよい。
【0049】
また、泡行程では、泡だけでなく泡と洗濯液の混合したものが吐出してもよい。
【0050】
また、本実施例では、内槽4を右回転させて泡を吐出するように構成しているが、左回転で泡を吐出するように構成してもよい。
【0051】
(実施例2)
図7に示すように、外槽21は、内面に外槽21の内底部21aよりも上方に位置した泡室22を構成しており、泡室22の外周部を構成する側板23は、回転方向に向かって外槽21の内面より外側に広がるように形成している。泡室22の底面を構成する案内板24は、回転方向に向かって上方に湾曲するように形成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0052】
上記構成において動作を説明すると、泡を揚水または吐出する泡行程において、上記実施例1と同様に、内槽2を回転させることで、内槽2と外槽21との間の洗濯液に泡を発生させ、発生した洗濯液上部の泡を泡室22に集めて泡を上方に揚水し、循環経路16を通じて泡吐出部17から内槽内2にその上方より泡を吐出する。
【0053】
このように本実施例によれば、泡室22の底面を構成する案内板24は、回転方向に向かって上方に湾曲するように形成したので、泡の速度成分を水平方向から垂直方向に効率的に変換させることができ、泡の揚水量を増やすことができる。
【0054】
また、泡室22と外槽21内部を仕切る仕切り板19を備えていないため、泡の揚水量は減るが泡を揚水して泡を吐出させることは可能で、これにより上記実施例1よりもさらに単純な構成にすることができる。
【0055】
なお、本実施例では、泡室21の外周部を構成する側板22は、回転方向に向かって外槽21の内面より外側に広がるように形成しているが、図8に示すように、側板23を形成せず、泡室22の底面を構成する案内板24を外槽の内面に突出したリブ状案内板25で代用してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、外槽の内面に泡室を形成し、内槽を回転させることによって内槽と外槽の間の洗濯液に泡を発生させ、発生した洗濯液上部の泡を泡室に集め、泡を上方に揚水するように構成したから、内槽の回転によって洗濯液と空気を混合させて泡を発生させるため、大量の泡が発生させることができるとともに、発生させた泡を泡室に集めて上方に揚水する単純な構成のため、信頼性を向上することができる。
【0057】
これにより、内槽の回転によって洗濯液と空気を混合させることで、溶解した洗濯液より大量の泡を発生させ、発生した泡を泡室に集めて上方に揚水し、内槽内の洗濯物に上方からかけることで、高い洗浄力を確保することができて、洗いむらをを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】同洗濯機の外槽の一部切欠した斜視図
【図3】同洗濯機の一部切欠した要部斜視図
【図4】洗剤分子をモデル的に表した図
【図5】洗剤分子を水に溶かした状態を表したモデル図
【図6】洗剤液中に気泡を通した場合のモデル図
【図7】本発明の第2の実施例の洗濯機の外槽の一部切欠した斜視図
【図8】同洗濯機の他の例の外槽の一部切欠した斜視図
【図9】従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
1 外槽
2 内槽
9 モータ(駆動手段)
14 泡室

Claims (12)

  1. 洗濯物を収容する内槽と、この内槽を回転自在に収容した外槽と、前記内槽を回転駆動する駆動手段とを備え、前記外槽の内面に泡室を形成し、前記内槽を回転させることによって前記内槽と外槽との間の洗濯液に泡を発生させ、発生した洗濯液上部の泡を前記泡室に集め、泡を上方に揚水するように構成した洗濯機。
  2. 泡室に接続した循環経路の先端に泡吐出部を設け、前記泡吐出部から内槽内にその上方より泡を吐出するように構成した請求項1記載の洗濯機。
  3. 泡吐出部を、泡の吐出方向が内槽の回転方向と同方向になるように構成した請求項2記載の洗濯機。
  4. 泡吐出部を、吐出した泡が内槽の略中心部から外周部までかかるように構成した請求項2記載の洗濯機。
  5. 泡を揚水または吐出する泡行程の前に、洗剤を溶解するために内槽を回転する洗剤溶解行程を有する請求項1または2記載の洗濯機。
  6. 泡を揚水または吐出する泡行程にて、通常の洗濯水位よりも低い水位で内槽を高速回転するように構成した請求項1または2記載の洗濯機。
  7. 泡室は外槽の内底部よりも上方に位置するよう構成した請求項1または2記載の洗濯機。
  8. 泡室の外周部を構成する側板を備え、前記側板は回転方向に向かって外槽の内面より外側に広がるように形成した請求項1または2記載の洗濯機。
  9. 泡室と外槽内部を仕切る仕切り板を備えた請求項1または2記載の洗濯機。
  10. 泡室の底面を構成する案内板を備え、前記案内板は回転方向に向かって上方に傾斜するように形成した請求項1または2記載の洗濯機。
  11. 泡室の底面を構成する案内板を備え、前記案内板は回転方向に向かって上方に湾曲するように形成した請求項1または2記載の洗濯機。
  12. 泡室上部の開口部を外槽カバーに形成した蓋部で密閉するとともに、前記蓋部の一部は循環経路の一部を形成した請求項1または2記載の洗濯機。
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