JP4007244B2 - 洗濯機 - Google Patents

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  • Textile Engineering (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯物の上方から泡を吐出して洗濯する洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、代表的な洗濯機は、パルセータと呼ばれる攪拌翼を回転させて洗濯するものであり、この種の洗濯機の構成を図4を参照しながら説明する。
【0003】
図4に示すように、外槽30は、底部に攪拌翼31を回転自在に配設した内槽32を内包し、吊り棒33により洗濯機外枠34に吊り下げている。モータ35は、Vベルト36および減速機構兼クラッチ37を介して、攪拌翼31または内槽32を駆動する。排水弁38は内槽32内の洗濯液を排水し、給水弁39は内槽32内に給水するものである。
【0004】
内槽32の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサー40を設け、内槽32の上部には蓋41を配設している。制御装置42は、モータ35、排水弁38、給水弁39などを制御して、洗濯、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
上記構成において動作を説明すると、内槽32内に洗濯物と所定量の洗剤を投入した後、洗濯を開始すると制御装置42により給水弁39を制御して内槽32内に所定量の水を給水し、その後制御装置42により、モータ35を制御して攪拌翼31を駆動する。攪拌翼31の回転によって内槽32内の洗濯物と水とを攪拌し、この攪拌によって洗剤を除々に溶解して洗濯液となり、洗濯物の汚れに作用することとなる。
【0006】
【特許文献1】
特開2003−175293号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この構成の洗濯機の場合、攪拌翼31によって内槽32内の洗濯物を攪拌するといった機械力のみによって洗浄力を確保しているため、内槽32の底部にある洗濯物には機械力が伝わりやすく、高い洗浄力が得られるが、内槽32の上部にある洗濯物には機械力が伝わりにくいため、洗浄力が得られず、洗いむらが大きくなるという問題を有していた。
【0008】
本発明は上記課題を解決するもので、溶解した洗濯液より泡を発生させ、発生した泡泡室に集められ泡吐出部から内槽内に向けて吐出され、内槽内の洗濯物に上方からかけられることで、高い洗浄力を確保し、洗いむらを低減すとともに、溶解する前の洗剤が泡と一緒に泡室に集められ、泡吐出部から内槽内に向けて吐出されるのを防止することができ、内槽内の洗濯物に付着して洗剤が溶け残らないようにすることができることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、外槽内に洗濯物を収容する内槽を回転自在に収容し、外槽の上方を外槽カバーにて密閉して覆い、脱水時の振動を低減させる流体バランサーを内槽の上部に設け、内槽を駆動手段により左右のどちらの方向にも回転可能に回転駆動し、給水弁により内槽内に水を給水し、水位検知手段により外槽内の水位を検知し、外槽の内底部よりも上方の内面に形成され内槽の左右のうちいずれか一方向の回転により泡、すすぎ水等が集められる泡室を形成し、泡室に集められた泡、すすぎ水等を泡吐出部から内槽内に向けて吐出し、制御手段により駆動手段、給水弁などを制御して洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御し、制御手段は、洗い行程の給水途中において、通常の洗いの水位である第1の所定水位より低い第2の所定水位を検知すると給水弁の動作を停止し、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動する洗剤溶解行程と、洗剤溶解行程の後、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで内槽と外槽との間に泡を発生させるとともに、泡を泡吐出部より内槽内に向けて吐出させる泡行程実行可能としたものである。
【0010】
これにより、洗剤溶解行程においては、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動することで、溶解する前の洗剤が泡と一緒に泡室に集められ、泡吐出部から内槽内に向けて吐出されるのを防止することができ、内槽内の洗濯物に付着して洗剤が溶け残らないようにすることができるとともに、泡行程においては、内槽を前記泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで、溶解した洗濯液より泡を発生させ、発生した泡泡室に集められ泡吐出部から内槽内に向けて吐出され、内槽内の洗濯物に上方からかけられで、高い洗浄力を確保し、洗いむらを低減することができる
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗濯物を収容する内槽と、この内槽を回転自在に収容した外槽と、前記外槽の上方を密閉して覆う外槽カバーと、前記内槽の上部に設け脱水時の振動を低減させる流体バランサーと、前記内槽を左右のどちらの方向にも回転可能に回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記外槽の内底部よりも上方の内面に形成され前記内槽の左右のうちいずれか一方向の回転により泡、すすぎ水等が集められる泡室と、前記泡室に集められた泡、すすぎ水等を前記内槽内に向けて吐出する泡吐出部と、前記駆動手段、給水弁などを制御して洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗い行程の給水途中において、通常の洗いの水位である第1の所定水位より低い第2の所定水位を検知すると前記給水弁の動作を停止し、前記内槽を前記泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動する洗剤溶解行程と、前記洗剤溶解行程の後、前記内槽を前記泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで前記内槽と外槽との間に泡を発生させるとともに、前記泡を前記泡吐出部より前記内槽内に向けて吐出させる泡行程実行可能としたものであり、洗剤溶解行程においては、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動することで、溶解する前の洗剤が泡と一緒に泡室に集められ、泡吐出部から内槽内に向けて吐出されるのを防止することができ、内槽内の洗濯物に付着して洗剤が溶け残らないようにすることができるとともに、泡行程においては、内槽を前記泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで、溶解した洗濯液より泡を発生させ、発生した泡泡室に集められ泡吐出部から内槽内に向けて吐出され、内槽内の洗濯物に上方からかけられで、高い洗浄力を確保し、洗いむらを低減することができる。
【0012】
請求項に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御手段は、泡行程の後に第1の所定水位まで給水した後、前記内槽の回転による遠心力を利用して洗濯液を前記内槽と外槽の隙間から揚水し、前記外槽カバーとバランサーの隙間から前記内槽に向かって前記洗濯液を吐出する循環洗浄行程を実行可能とし、前記循環洗浄行程時の前記内槽の回転方向は、泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向と逆方向にしたものであり、循環洗浄行程においては、洗濯液が泡室に集まって上方に揚水して、泡吐出部から吐出するのを防ぐことができるため、内槽の回転による遠心力で洗濯液を内槽と外槽の隙間から揚水し、外槽カバーとバランサーの隙間から内槽に向かって洗濯液を吐出することができる。
【0013】
請求項に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、制御手段は、すすぎ行程の給水途中において、第2の所定水位を検知すると給水弁の動作を停止し、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで前記泡室および泡吐出部をすすぎ水が通過する第1の回転すすぎ行程を実行可能としたものであり、第1の回転すすぎ行程においては、すすぎ水が泡室に集まって上方に揚水し、循環経路および泡吐出部を通って吐出するため、洗濯終了後に泡室、循環経路、および泡吐出部に泡が残るのを防ぐことができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、制御手段は、すすぎ行程において、第1の所定水位で内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動することで前記内槽の回転による遠心力を利用してすすぎ水を前記内槽と外槽の隙間から揚水し、外槽カバーとバランサーの隙間から前記内槽に向かって前記すすぎ水を吐出する第2の回転すすぎ行程を実行可能としたものであり、第2の回転すすぎ行程においては、すすぎ水が泡室に集まって上方に揚水して、泡吐出部から吐出するのを防ぐことができるため、内槽の回転による遠心力ですすぎ水を内槽と外槽の隙間から揚水し、外槽カバーとバランサーの隙間からすすぎ水を吐出するため、洗濯終了後に外槽カバーおよび内槽に泡が残るのを防ぐことができる。
【0015】
請求項に記載の発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、制御手段は、脱水行程時の内槽の回転方向泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向と同方向にしたものであり、内槽の回転によって外槽内の空気が泡室に集まって上方に上昇し、循環経路を通って泡吐出部から内槽内に送風するため、洗濯物と空気の接触が増え、脱水効率を高めることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1に示すように、外槽1は、内側に回転自在に配設した内槽2を内包し、内槽2の内底部には減速機構3を介して攪拌翼4を回転自在に配設している。外槽1の上部開口部にはパッキン5を介して外槽カバー6を設け、吊り棒7により洗濯機外枠8に吊り下げている。
【0018】
モータ(駆動手段)9は、減速機構3を介して内槽2または攪拌翼4を回転駆動する。給水弁10は内槽2内に水を給水するものであり、水位検知手段11は外槽1内の水位を検知するもので、排水弁12は外槽1内の洗濯液を排水するものである。制御装置13は、モータ9、給水弁10、排水弁12などを制御して、洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するものである。
【0019】
外槽1の内面には、図2に示すように、外槽1の内底部1aよりも上方に位置する泡室14を構成しており、泡室14の上部の開口部をパッキン5を介して外槽カバー6に形成した蓋部15で密閉するとともに、蓋部15の一部には循環経路16の一部を形成しており、循環経路16の先端には泡吐出部17を設けている。
【0020】
つぎに、泡室14の外周部を構成する側板18は、図2に示すように、泡行程時の回転方向に向かって外槽1の内面より外側に広がるように形成しており、また、泡室14と外槽1の内部を仕切る仕切り板19を備えている。泡室14の底面を構成する案内板20は、泡行程時の内槽2の回転方向に向かって上方に湾曲するように形成している。
【0021】
つぎに、泡吐出部17は、図3に示すように、泡の吐出方向が内槽2の泡行程時の回転方向と同方向になり、かつ吐出した泡が内槽2の略中心部2aから外周部2bまでかかるように構成している。また、内槽2の上部には脱水時の振動を低減させるための流体バランサー21を設けている。
【0022】
ここで、制御装置13は、洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するとともに、洗い行程は、洗剤を溶解するために内槽2を回転駆動する洗剤溶解行程と、この洗剤溶解行程の後、内槽2を回転駆動して内槽2と外槽1との間に発生する泡を揚水または吐出する泡行程と、内槽2の回転による遠心力を利用して洗濯液を内槽2と外槽1の隙間から揚水し内槽2に向かって洗濯液を吐出する循環洗浄行程とを有し、洗剤溶解行程および循環洗浄行程での内槽2の回転方向を泡行程時の回転方向と逆方向にしている。
【0023】
また、すすぎ行程は、内槽2の回転による2種の回転すすぎ行程を有し、最初の回転すすぎ行程では内槽2の回転方向を泡行程時の回転方向と同方向にし、つぎの回転すすぎ行程では内槽2の回転方向を泡行程時の回転方向と逆方向にしている。さらに、脱水行程での内槽2の回転方向は、泡行程時の回転方向と同方向にしている。
【0024】
上記構成において動作を説明する。内槽2に洗濯物と洗剤を投入して運転を開始すると、制御装置13によって給水弁10を動作し、内槽2内に水を給水する。水位検知手段11が通常の洗濯液水位よりも低い所定水位を検知すると、制御装置13に信号を送り給水弁10の動作を停止する。その後、洗剤を溶解させる洗剤溶解行程に移り、制御装置13によってモータ9を駆動し、内槽2をこの後の泡行程時とは逆方向の左方向に回転する。これによって、溶解する前の洗剤が泡と一緒に泡室14に集まって上方に揚水し、泡吐出部17から内槽2内に吐出するのを防ぐことができ、内槽2内の洗濯物に付着して洗剤が溶け残ることのないように洗剤溶解を行なうことができる。
【0025】
つぎに、泡を揚水、吐出する泡行程に移り、右方向に内槽2を高速で回転させることで、内槽2と外槽1の間の洗濯液に大量の空気を送り込んで洗濯液と空気を混合させ、大量の泡を発生させる。そして、発生した大量の泡は比重が軽いため洗濯液の上部に移動し、外槽1の内側を回転しながら勢いよく泡室14に入ってくる。
【0026】
泡室14に入ってきた泡は、案内板20に沿ってその速度成分を水平方向から垂直方向に変換することで上方に揚水され、循環経路16を通して泡吐出部17から内槽2内の洗濯物に向けてその上方より吐出する。これによって、洗濯液から大量の泡を発生させて、泡を内槽2の上方より洗濯物にかけて洗濯物の表面あるいは洗濯物を通過させることによって、洗浄力を高めることができる。また、洗濯液を泡にすることにより、体積が増えるため、少ない洗濯液で洗濯物の汚れに洗剤成分を作用させることができる。
【0027】
つぎに、洗濯液を吐出する循環洗浄行程に移り、制御装置13によって給水弁10を動作し、所定水位まで上昇させた後、給水弁10を停止する。そして、内槽2を泡行程時とは逆方向の右方向に回転させて、内槽2の回転による遠心力で洗濯液を内槽2と外槽1の隙間から揚水する。揚水された洗濯液は外槽カバー6とバランサー21の隙間から内槽2内の洗濯物に向けて吐出される。
【0028】
このとき、内槽2は泡行程時とは逆方向に回転するようにしているため、洗濯液が泡室14に集まって上方に揚水して、泡吐出部17から吐出するのを防ぐことができるため、内槽2の回転による遠心力で洗濯液を内槽2と外槽1の隙間から揚水し、外槽カバー6とバランサー21の隙間から内槽2に向かって洗濯液を吐出することができる。
【0029】
つぎに、洗濯物の洗剤成分を取除く回転すすぎ行程に移り、制御装置13によって排水弁12を動作し、内槽2内の水を排水する。そして、内槽2を所定時間回転させて洗濯物を脱水した後、排水弁12を閉じる。その後、制御装置13によって給水弁10を動作し、内槽2内に水を給水する。水位検知手段11が通常の洗濯液水位よりも低い所定水位を検知すると、制御装置13に信号を送り給水弁10の動作を停止する。
【0030】
つぎに、泡行程時と同方向の右方向に内槽2を高速で回転させることで、すすぎ水は外槽1の内側を回転しながら勢いよく泡室14に入ってくる。泡室14に入ってきたすすぎ水は、案内板20に沿ってその速度成分を水平方向から垂直方向に変換することで上方に揚水され、循環経路16を通して泡吐出部17から内槽2内の洗濯物に向けてその上方より吐出する。これによって、すすぎ水が洗濯物の表面あるいは洗濯物を通過することによって、洗濯物の洗剤成分を取除くことができる。また、すすぎ水が泡室14に集まって上方に揚水し、循環経路16および泡吐出部17を通って吐出するため、洗濯終了後に泡室14、循環経路16および泡吐出部17に泡が残るのを防ぐことができる。
【0031】
つぎに、制御装置13によって給水弁10を動作し、所定水位まで上昇させた後、給水弁10を停止する。そして、内槽2を泡行程時とは逆方向の左方向に回転させて、内槽2の回転による遠心力で洗濯液を内槽2と外槽1の隙間から揚水する。揚水された洗濯液は外槽カバー6と内槽2の隙間から内槽2内の洗濯物に向けて吐出される。これによって、すすぎ水が洗濯物の表面あるいは洗濯物を通過させることによって、洗濯物の洗剤成分を取除くことができる。また、すすぎ水が泡室14に集まって上方に揚水し、循環経路16および泡吐出部17を通って吐出するため、洗濯終了後に外槽カバー15および内槽2に泡が残るのを防ぐことができる。
【0032】
つぎに、脱水行程に移り、制御装置13によって排水弁12を動作し、内槽2内の水を排水する。そして、泡行程時と同方向の右方向に内槽2を高速で回転させることで、洗濯物を脱水するとともに、内槽2と外槽1との間の空気は外槽1の内側を回転しながら勢いよく泡室14に入ってくる。泡室14に入ってきた空気は、案内板20に沿ってその速度成分を水平方向から垂直方向に変換して上方に送風され、循環経路16を通して泡吐出部17から内槽2内の洗濯物に向けてその上方より送風される。これによって、洗濯物と空気との接触が増え、脱水効率を高めることができる。
【0033】
このように本実施例によれば、外槽1内に洗濯物を収容する内槽2を回転自在に収容し、この内槽2をモータ9により回転駆動し、外槽1の内面に泡室14を形成し、内槽2を回転駆動し内槽2と外槽1との間に発生する泡を揚水または吐出する泡行程を有し、モータ9は、内槽2を左右のどちらの方向にも回転可能としたので、溶解した洗濯液より泡を発生させ、発生した泡を泡室14に集めて上方に揚水し、内槽2内の洗濯物に上方からかけることで、高い洗浄力を確保できて、洗いむらを低減することができ、泡行程の前の行程または後につづく行程の目的によって内槽2の回転方向を選択することができ、各行程の所望の性能を得ることができる。
【0034】
また、泡を揚水または吐出する泡行程の前に洗剤を溶解する洗剤溶解行程を有し、洗剤溶解行程時の内槽2の回転方向は、泡行程時の回転方向と逆方向にしたので、溶解する前の洗剤が泡と一緒に泡室14に集まって上方に揚水するのを防止することができ、内槽2内の洗濯物に付着して洗剤が溶け残らないようにすることができる。
【0035】
また、内槽2の回転による遠心力を利用して洗濯液を内槽2と外槽1の隙間から揚水し、外槽カバー6とバランサー21の隙間から内槽2に向かって洗濯液を吐出する循環洗浄行程を有し、循環洗浄行程時の内槽2の回転方向は、泡行程時の回転方向と逆方向にしたので、洗濯液が泡室14に集まって上方に揚水して、泡吐出部17から吐出するのを防ぐことができるため、内槽2の回転による遠心力で洗濯液を内槽2と外槽1の隙間から揚水し、外槽カバー6とバランサー21の隙間から内槽2に向かって洗濯液を吐出することができる。
【0036】
また、内槽2の回転による回転すすぎ行程を有し、回転すすぎ行程時の内槽2の回転方向は、泡行程時の回転方向と同方向にしたので、すすぎ水が泡室14に集まって上方に揚水し、循環経路16および泡吐出部17を通って吐出するため、洗濯終了後に泡室14、循環経路16、および泡吐出部17に泡が残るのを防ぐことができる。
【0037】
また、内槽2の回転による回転すすぎ行程を有し、回転すすぎ行程時の内槽2の回転方向は、泡行程時の回転方向と逆方向にしたので、すすぎ水が泡室14に集まって上方に揚水して、泡吐出部17から吐出するのを防ぐことができるため、内槽2の回転による遠心力ですすぎ水を内槽3と外槽1の隙間から揚水し、外槽カバー6とバランサー21の隙間からすすぎ水を吐出するため、洗濯終了後に外槽カバー6および内槽2に泡が残るのを防ぐことができる。
【0038】
また、脱水行程時の内槽の回転方向は、泡行程時の回転方向と同方向にしたので、内槽2の回転によって外槽1内の空気が泡室14に集まって上方に上昇し、循環経路16を通って泡吐出部17から内槽2内に送風するため、洗濯物と空気の接触が増え、脱水効率を高めることができる。
【0039】
なお、本実施例では、洗剤溶解行程から、泡行程、循環洗浄行程、回転すすぎ行程、脱水行程までの回転方向を記載しているが、泡行程時の回転方向と逆方向の回転方向を有する行程を1つでも有していればよく、また、循環洗浄行程、回転すすぎ行程などは必要によってはなくてもよく、この後水位を上昇させ、攪拌翼4を攪拌させるなどして通常の洗い行程、すすぎ行程を行ってもよい。
【0040】
また、本実施例では、右回転で泡を吐出するように構成しているが、左回転で泡を吐出するように構成してもよい。
【0041】
また、泡行程では、泡だけでなく泡と洗濯液の混合したものが揚水、吐出してもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、外槽内に洗濯物を収容する内槽を回転自在に収容し、外槽の上方を外槽カバーにて密閉して覆い、脱水時の振動を低減させる流体バランサーを内槽の上部に設け、内槽を駆動手段により左右のどちらの方向にも回転可能に回転駆動し、給水弁により内槽内に水を給水し、水位検知手段により外槽内の水位を検知し、外槽の内底部よりも上方の内面に形成され内槽の左右のうちいずれか一方向の回転により泡、すすぎ水等が集められる泡室を形成し、泡室に集められた泡、すすぎ水等を泡吐出部から内槽内に向けて吐出し、制御手段により駆動手段、給水弁などを制御して洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御し、制御手段は、洗い行程の給水途中において、通常の洗いの水位である第1の所定水位より低い第2の所定水位を検知すると給水弁の動作を停止し、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動する洗剤溶解行程と、洗剤溶解行程の後、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで内槽と外槽との間に泡を発生させるとともに、泡を泡吐出部より内槽内に向けて吐出させる泡行程実行可能としたから、洗剤溶解行程においては、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動することで、溶解する前の洗剤が泡と一緒に泡室に集められ、泡吐出部から内槽内に向けて吐出されるのを防止することができ、内槽内の洗濯物に付着して洗剤が溶け残らないようにすることができるとともに、泡行程においては、内槽を前記泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで、溶解した洗濯液より泡を発生させ、発生した泡泡室に集められ泡吐出部から内槽内に向けて吐出され、内槽内の洗濯物に上方からかけられで、高い洗浄力を確保できて、洗いむらを低減することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】 同洗濯機の外槽の一部切欠した斜視図
【図3】 同洗濯機の一部切欠した要部斜視図
【図4】 従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
1 外槽
2 内槽
9 モータ(駆動手段)
14 泡室

Claims (5)

  1. 洗濯物を収容する内槽と、この内槽を回転自在に収容した外槽と、前記外槽の上方を密閉して覆う外槽カバーと、前記内槽の上部に設け脱水時の振動を低減させる流体バランサーと、前記内槽を左右のどちらの方向にも回転可能に回転駆動する駆動手段と、前記内槽内に水を給水する給水弁と、前記外槽内の水位を検知する水位検知手段と、前記外槽の内底部よりも上方の内面に形成され前記内槽の左右のうちいずれか一方向の回転により泡、すすぎ水等が集められる泡室と、前記泡室に集められた泡、すすぎ水等を前記内槽内に向けて吐出する泡吐出部と、前記駆動手段、給水弁などを制御して洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗い行程の給水途中において、通常の洗いの水位である第1の所定水位より低い第2の所定水位を検知すると前記給水弁の動作を停止し、前記内槽を前記泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動する洗剤溶解行程と、前記洗剤溶解行程の後、前記内槽を前記泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで前記内槽と外槽との間に泡を発生させるとともに、前記泡を前記泡吐出部より前記内槽内に向けて吐出させる泡行程実行可能とした洗濯機。
  2. 制御手段は、泡行程の後に第1の所定水位まで給水した後、前記内槽の回転による遠心力を利用して洗濯液を前記内槽と外槽の隙間から揚水し、前記外槽カバーとバランサーの隙間から前記内槽に向かって前記洗濯液を吐出する循環洗浄行程を実行可能とし、前記循環洗浄行程時の前記内槽の回転方向は、泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向と逆方向にした請求項1記載の洗濯機。
  3. 制御手段は、すすぎ行程の給水途中において、第2の所定水位を検知すると給水弁の動作を停止し、内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向に回転駆動することで前記泡室および泡吐出部をすすぎ水が通過する第1の回転すすぎ行程を実行可能とした請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 制御手段は、すすぎ行程において、第1の所定水位で内槽を泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向とは逆方向に回転駆動することで前記内槽の回転による遠心力を利用してすすぎ水を前記内槽と外槽の隙間から揚水し、外槽カバーとバランサーの隙間から前記内槽に向かって前記すすぎ水を吐出する第2の回転すすぎ行程を実行可能とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 制御手段は、脱水行程時の内槽の回転方向泡室に泡、すすぎ水等が集められる回転方向と同方向にした請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
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