JP2004309945A - 画像形成装置 - Google Patents

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Shinichi Kawaguchi
真一 川口
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Abstract

【課題】消耗材ユニットのメモリに書き込み中に保護カバーが開閉されても、消耗材ユニットが取り出されない場合は、不要なデータ転送を行わず、データ転送の再開のみ行うように構成された画像形成装置を提供する。
【解決手段】書換え可能なRFIDメモリ22を搭載したトナーカートリッジと、トナーカートリッジを画像形成装置の本体に着脱する時に開閉される保護カバーと、その開閉状態を検出する保護カバー開閉センサ28と、画像形成装置の本体に対するトナーカートリッジの着脱状態を検出するトナーカートリッジ脱着センサ26と、RFIDメモリ22にデータを書き込み中に、保護カバーの開成が検出された場合には、その書き込みを中断し、その後、保護カバーの閉成が検出された時点で、トナーカートリッジの取り出しが行われていなかったことが検された場合には、RFIDメモリ22への書き込みを再開する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリを搭載した消耗材ユニットを使用して画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式やインクジェット方式の複写機、ファクシミリ、プリンタ、或いはこれらの装置の機能が1台の装置に複合化された複合機などの画像形成装置では、画像を被記録媒体に形成するため、電子写真方式では粉体状のトナーが、インクジェット方式ではインクが使用されている。電子写真方式では、更に、静電潜像を中間被記録媒体に形成するために感光体が使用されており、2成分現像方式では、トナーに加えて、このトナーを帯電させて感光体に移動させる役割を担う現像剤(キャリアとトナーの混合)も使用されている。
【0003】
これらのインク、トナー、現像剤、或いは感光体は、画像形成とともに消費され、或いは画像形成頻度に応じた寿命を有する消耗材であり、一般のユーザが容易に交換できるように考案されている場合が多い。例えば、インクはインクカートリッジ、トナーはトナーカートリッジ、現像剤は現像ユニット、感光体は感光体ユニットとして、それぞれカートリッジやユニット形態として一体的に構成されている。更に、トナーと現像剤が一体的にユニット化されたトナー/現像ユニットや、感光体とトナー、或いは、感光体と現像剤とトナーが一体的にユニット化された画像形成ユニットまたはプロセスカートリッジなどの、様々な消耗材ユニットが考案されている。
【0004】
前記の消耗材ユニットは、一般ユーザが交換することを前提としている場合、構造上一体的にユニット化されているのみならず、画像形成装置への挿脱も簡単に行えるように工夫がなされている。また、消耗材ユニットには寿命があるため、その消耗材ユニットによる累積画像形成枚数などの履歴をカウントしてその情報を画像形成装置側に持たせるようにしている場合も多い。そのため、同一の機種が複数台設置されている場所や、異なる機種であっても同一の或いは同一形状の消耗材ユニットを使用する複数の画像形成装置(例えば、同一の画像形成部を備えたプリンタと複写機など)が設置されている場所では、複数の画像形成装置から消耗材ユニットを取り外して再度装着する場合、誤って、異なる画像形成装置に戻してしまう場合がある。
【0005】
上記のように、一旦取り外した消耗材ユニットを画像形成装置に戻す場合、または、消耗材ユニットの交換時に、消耗材ユニットを本来装着すべき画像形成装置に装着せず、別の画像形成装置に装着してしまうと、同一形状の消耗材ユニットであっても異なる特性の消耗材が使用されている場合、その画像形成装置は所望する画像を形成できなくなる。また、同一の消耗材ユニットが使用できる場合、例えば、新品と交換するためであっても、画像形成装置本体のほうが管理していた消耗材ユニットの寿命と異なる履歴をもつ消耗材ユニットが装着されることになり、消耗材ユニットに関する履歴の管理が異なってしまい、まだ寿命があるのに寿命と判断されたり、寿命が来て消耗材が枯渇しているのに、画像形成動作がなされたりすることになる。
【0006】
このような問題を解決するため、消耗材ユニットにメモリを搭載し、そのメモリに、消耗材ユニットの識別番号、消耗材の充填量、累積画像形成回数、消耗材の残量などの消耗材ユニットに係る情報を書き込み、画像形成ジョブごとに、定期的に、或いは所定のタイミングで、その情報を更新するシステムが考案されている。通常電気安全性の観点から、消耗材ユニットを保護し、且つその出し入れを行うための保護カバーが開扉されると、消耗材ユニットやそれに係わる回路への給電が停止されるようになっている。そのため、消耗材ユニットのメモリへの書き込み時に保護カバーが開扉されると、このメモリに対しての書き込みが正常に終了せず、情報が全く或いは一部しか更新されなかったり、完全に破壊されてしまうこともあり、次の画像形成時に、装置が誤動作を起こしたり、エラーが発生して情報の更新ができなかったり、間違った寿命の判断をしたり、様々な問題が発生する可能性がある。
【0007】
そのため、特許文献1によれば。画像形成装置のトナーカートリッジを収納する部分の保護カバーの開閉状態が監視されており、トナーカートリッジのメモリからの読み出し時またはメモリへの書き込み時に、保護カバーの開成が検出されると、その読み込みまたは書き込みを中断して、メモリへの給電を停止する。そして、読み込み或いは書き込みのいずれかの動作状態を本体の記憶領域に記憶する。その後、保護カバーの閉成を検知すると、メモリへの給電を開始してトナーカートリッジのメモリ内の識別情報を読み取り、本体のメモリに記憶している識別情報と一致するかの検証を行う。一致する場合は、前記記憶した書き込みか読みかのいずれかの動作状態に従って、トナーカートリッジのメモリに対して読み込み或いは書き込みのいずれかを再実行を行うか、或いは途中から再開する。識別情報が一致しない場合は、別の消耗材ユニットが装着されたと判断して本体メモリ内の識別情報を、装着されたトナーカートリッジのメモリ内の識別情報に書き換える。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−169429号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1による方法において、トナーカートリッジを収納する部分の保護カバーが開扉されることは、実質的にトナーカートリッジが画像形成装置から取り外されるということを前提としている。そのため、保護カバーが開扉されて閉扉される都度、トナーカートリッジのメモリ内の識別情報が本来のものか否かの検証を行う必要があり、その度にメモリと装置本体との間でデータの転送が発生する。
【0010】
このことは、装置の動作を行わせるソフトウェアの手順とサイズが増加する結果となり、ソフトウェアの開発期間が長くなり、また、ソフトウェアを格納するメモリの容量も大きくなる。さらに、実際にはトナーカートリッジが装置本体から取り外されていなくても、保護カバーの開閉の都度、データの転送が発生し、画像形成装置が操作可能になる動作モードへの復帰の時間が延びることになる。通常、この保護カバーは、トナーカートリッジを着脱する際に開く画像形成装置の本体を覆うカバーであることが多く、トナーカートリッジの着脱以外の理由で、最も開閉される可能性の高いカバーである。従って、その開閉の都度、前記のデータの転送が行われるため、画像形成装置の操作が可能になる動作モードへの復帰が遅くなり、操作の不便性を更に悪化させてしまうことになる。
【0011】
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、消耗材ユニットのメモリの内容を書き換え中に保護カバーが開閉された場合はデータの転送を一旦中断し、消耗材ユニットが取り出されない場合は、不要なデータ転送を行うことなく中断したデータの転送の再開のみ行うように構成された画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、画像形成装置に使用される消耗材が内在して一体的に交換可能に構成されるとともに書換え可能な記憶手段を搭載し、画像形成装置の本体の保護カバーを開扉して本体への装着が行われる消耗材ユニットを備えた画像形成装置において、記憶手段にデータを書き込み中に保護カバーが開扉されると、その書き込みを中断し、それ以降、保護カバーが閉扉された時点で、消耗材ユニットの取り出しが行われていなかった場合には中断した書き込みを再開し、保護カバーが開扉された時点で、消耗材ユニットの取り出しが行われていた場合には書き込みを中止する構成である。
【0013】
画像形成装置に使用される消耗材が内在して一体的に交換可能に構成され、書換え可能な記憶手段を搭載した消耗材ユニットと、該消耗材ユニットを画像形成装置の本体に着脱する時に開閉される保護カバーと、該保護カバーの開閉状態を検出する第1検出手段と、本体に対する消耗材ユニットの着脱状態を検出する第2検出手段と、記憶手段にデータを書き込み中に、保護カバーの開成が第1検出手段によって検出された場合には、その書き込みを中断し、その後、第1検出手段で保護カバーの閉成が検出された時点で、消耗材ユニットの取り出しが行われていなかったことが第2検出手段によって検出された場合には、記憶手段への書き込みを再開し、第1検出手段で保護カバーの閉成が検出された時点で、消耗材ユニットの取り出しが行われていたことが第2検出手段によって検出された場合には、書き込みを中止するように制御する制御部とを備えた画像形成装置である。
【0014】
記憶手段はRFID(非接触型書き換え可能不揮発性メモリ)である。
【0015】
或いは、記憶手段は接触型の書き換え可能な不揮発性メモリである。
【0016】
消耗材ユニットはトナーカートリッジである。
【0017】
また、消耗材ユニットは感光体とトナーとが内在したプロセスカートリッジである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を添付図に基づいて説明する。図1は、画像形成装置の印字部の概略図である。図1において、印字部は、図上時計方向に回転し、帯電器1と露光部2とによりその表面に静電潜像が形成される感光体8と、該感光体8上の静電潜像を現像してトナー画像にする現像装置3と、転写器5により感光体8から用紙Pに転写されたトナー画像を定着する定着装置7と、転写後感光体8上に残留する電荷とトナーを除去する除電・クリーニング装置6とから構成される。
【0019】
2成分現像方式の場合、現像装置3は、その内部にキャリアとトナーとが所定の比率で混合され、撹拌ローラ3bにより攪拌される現像剤3cを有し、その現像剤3cを、現像ローラ3aを介して近接する感光体8の表面に運び、感光体8上の静電潜像を現像する。また、現像装置3の上部には、所定の量のトナー4aが充填されたトナー供給容器4が装着され、必要に応じてトナー4aを現像装置3に供給する。1成分現像方式の場合、キャリアは使用せずトナーのみ使用するため、上記の例で、現像剤3cとトナー4aとをトナーに置き換えるとよい。
【0020】
以上のような構成において、先に説明したように、例えば、トナーはトナーカートリッジ10、現像剤や現像装置は現像ユニット14、感光体は感光体ユニット15として、それぞれユーザが交換可能なカートリッジやユニット形態として一体的に構成されることも多い。更に、トナーと現像剤が一体的にユニット化されたトナー/現像ユニット11や、感光体とトナー、或いは、感光体と現像剤とトナーが一体的にユニット化された画像形成ユニット(またはプロセスカートリッジ)12などの、様々な消耗材ユニットが考案されている。
【0021】
以下、本発明の実施形態を理解しやすくするために、消耗材ユニットの例として、トナーカートリッジ10を使用して説明するが、本発明に係る消耗材ユニットは、トナーカートリッジ10や上記した各種のカートリッジやユニットに限定されず、様々な消耗品や消耗材を含んだ形態のユニットのことであり、通常、ユニットとして一体的に交換可能に構成されたものを意味する。
【0022】
このようなトナーカートリッジ10には、そのカートリッジを管理するためのデータが記憶されるメモリが搭載されている。そのメモリには、画像形成装置の電源切断時にもデータが記憶されるように、書き換え可能な不揮発性メモリが使用される場合が多い。さらに、このメモリの形態としては、無線でデータ転送と給電が行われるRFIDメモリ((Radio Frequency IDentificationメモリ、非接触型書き換え可能不揮発性メモリ)と、配線を介してデータ転送と給電が行われる接触型書き換え可能不揮発性メモリが一般的に使用される。
【0023】
図2は、本実施形態を説明するためのトナーカートリッジのメモリに記憶されるデータの一例を示すものである。この図に示されているように、データに含まれる項目として、トナーカートリッジ10の識別番号、トナーの充填量、累積画像形成回数、累積画像ドット数、トナー残量、その他の項目、及び、以上のデータ項目のデータが正常に書き込まれているか否かの判定に使用されるチェックサムまたはCRC(Cyclic Redundancy Check、巡回冗長検査)である。尚、このデータでその内容が変動しないデータ項目は識別番号とトナーの充填量であり、以後、総称して固定データと呼称する。また、その他のデータ項目は画像形成ジョブごとにその内容が変わるものであり、総称して変動データと呼称する。
【0024】
次に、上記したメモリが搭載されたトナーカートリッジ10が装置本体に装着された場合の本発明に係わる構成部品を説明する。図3は、RFIDメモリが搭載されたトナーカートリッジ10を画像形成装置20に装着する場合の概略斜視図である。この例は、画像形成装置20の本体側に設けられた開口部21からトナーカートリッジ10をスライドさせて挿入するもので、挿入後、RFIDメモリ22はそのアンテナ23と画像形成装置20の本体側に設けられたRFID制御回路24のアンテナ25とを介して、RFID制御回路24と無線で交信を行う。このようにRFIDメモリ22を使用することで、RFID制御回路24が使用する周波数にRFIDメモリ22の同調回路が同調して、データの書き込みや読み出しに必要な電力がアンテナ23、25を介してRFID制御回路24からRFIDメモリ22に供給されるため、両者を接続するコネクタや配線が不要になるというメリットがある。
【0025】
トナーカートリッジ10が開口部21に完全に挿入されると、開口部の後部に設けられたトナーカートリッジ脱着センサ26がトナーカートリッジ10によりONされて、その装着を検出する。その後、保護カバー27が閉扉されると、保護カバー開閉センサ28が保護カバー27の閉成を検出する。
【0026】
次に、接触型の書き込み可能な不揮発性メモリを搭載するトナーカートリッジ10について図4を参照して説明する。図4は、接触型のメモリが搭載されたトナーカートリッジ10を画像形成装置20に装着する場合の概略斜視図である。この例は、画像形成装置20の本体側に設けられた開口部21からトナーカートリッジ10をスライドさせて挿入すると、挿入後、トナーカートリッジ10の後部に取り付けられたコネクタ29と開口部21の後部に取り付けられたコネクタ30とが電気的に接続され、メモリ制御回路32とメモリ31との間でデータの転送が可能になる。尚、メモリ31とコネクタ29との間と、メモリ制御回路32とコネクタ30との間は図示しない配線によって接続されている。このようにメモリ制御回路32とメモリ31との接続が可動物によって阻害されない場合は、配線を介して接続を行うことも可能である。
【0027】
トナーカートリッジ10が開口部21に完全に挿入されると、開口部の後部に設けられたトナーカートリッジ脱着センサ26がトナーカートリッジ10によりONされて、その装着を検出する。その後、保護カバー27が閉扉されると、保護カバー開閉センサ28が保護カバー27の閉成を検出する。
【0028】
次に、図3と図4とで示したトナーカートリッジ10に搭載されたメモリに、図2を参照して説明したデータを書き込む場合の本発明に係わる回路について説明する。図5は、本発明に係わるトナーカートリッジ10に搭載されたRFIDメモリ22へ書き込みを行う回路のブロック図である。尚、このブロック図ではトナーカートリッジ10のメモリへの書き込みに関与しない回路は省略している。
【0029】
画像形成装置20全体の制御を行うCPU41が接続された内部バス40に、図3を参照して説明した、保護カバー開閉センサ28とトナーカートリッジ脱着センサ26が接続されている。CPU41は、この2つのセンサからの検知信号を受け、その信号に基づき後述する制御を行う。主記憶部42は、画像形成装置20の主制御のための記憶部であり、その特定の領域に図2で説明したデータ項目の最新の内容を記憶している。RFIDメモリ制御回路24は、RFIDメモリ22の変動データ領域と少なくとも同じ容量を持つバッファメモリ24aを備えている。さらにRFIDメモリ制御回路24は、CPU41からのコマンドと主記憶部42に格納されている各項目の変動データを受け、RFIDメモリ22が記憶するのと同じ順番とデータ形式で、内蔵するバッファメモリ24aに格納した後に、アンテナ23と25を介して、RFIDメモリ22に変動データとその書き込み開始番地を転送する。RFIDメモリ22は、この変動データと書き込み開始番地を受けて、その指定された番地から変動データを書き込む。
【0030】
図6は、本発明に係わるトナーカートリッジ10に搭載された接触型のメモリ31へ書き込みを行う回路のブロック図である。尚、このブロック図ではトナーカートリッジ10のメモリへの書き込みに関与しない回路は省略している。
【0031】
画像形成装置20全体の制御を行うCPU41が接続された内部バス40に、図4を参照して説明した、保護カバー開閉センサ28とトナーカートリッジ脱着センサ26が接続されている。CPU41は、この2つのセンサからの検知信号を受け、その信号に基づき後述する制御を行う。主記憶部42は、画像形成装置20の主制御のための記憶部であり、その特定の領域に図2で説明したデータ項目の最新の内容を記憶している。メモリ制御回路32は、メモリ31の変動データ領域と少なくとも同じ容量を持つバッファメモリ32aを備えている。さらにメモリ制御回路32は、CPU41からのコマンドと主記憶部42に格納されている各項目の変動データを受け、メモリ31が記憶するのと同じ順番とデータ形式で、内蔵するバッファメモリ32aに格納した後に、配線を介してメモリ31に変動データとその書き込み開始番地を転送する。メモリ31は、この変動データと書き込み開始番地を受けて、その指定された番地から変動データを書き込む。
【0032】
次に、図5或いは図6を参照して説明した回路を使用して、RFIDメモリ22或いはメモリ31に変動データを書き込む場合のシーケンスを具体的に説明する。図7は、本発明に係わる回路を使用して変動データの書き込みを行う場合のフローチャートである。
【0033】
S1(ステップ1)で、保護カバー27の開成の判断が行われ、保護カバー開閉センサ28によって開成が検出されていなければS1のループを繰り返す。開成が検出されると、S2で、RFIDメモリ制御回路24或いはメモリ制御回路32からRFIDメモリ22或いはメモリ31に変動データが転送中か否かの判断が行われる。転送中でなければ、S7に分岐して、転送中フラッグを0にする(リセット)した後、S8に移行する。転送中であれば、S3に分岐して、転送中のデータブロックの転送を完了させて、変動データの残りのブロックの転送を中断させる。S4で、中断させたブロックの番号(転送を再開させるための開始ブロック)を記憶する。S5で、RFIDメモリ22或いはメモリ31への給電を停止した後、S6で変動データの転送を中断したことを示す転送中フラッグを1にセットしてS8に移行する。
【0034】
続いて、S8で、トナーカートリッジ脱着センサ26がON(トナーカートリッジが装着されている状態)のままか、一旦OFFされたか(トナーカートリッジが取り外された)がチェックされる。取り外しフラッグは最初に0にリセットされており、トナーカートリッジ脱着センサ26がONの状態で変化しなければ、S10に示すように、その取り外しフラッグは0の状態が続く。トナーカートリッジ脱着センサ26が1度でもOFFされると、S9に示すように、取り外しフラッグに1がセットされ、その後トナーカートリッジ10が画像形成装置本体に装着され、トナーカートリッジ脱着センサ26がONされても、取り外しフラッグは1のままである。
【0035】
次に、S11で保護カバー27の閉成を示す信号が入力されるまで、S8からS11のループが繰り返される。このループ期間中に、トナーカートリッジ脱着センサ26がトナーカートリッジ10の取り外しを検出して、取り外しフラッグが一度でも1にセットされると、次のリセット命令で取り外しフラッグがリセットされない限り1にセットされたままである。S11で、保護カバー27の閉成が検知されると、S12に移行し、トナーカートリッジ10が取り外されず、そのまま装着されているのか、或いは一旦取り外されたか否かのチェックが、取り外しフラッグの内容を判断して行われる。取り外しフラッグが1、つまり、トナーカートリッジ10が一旦取り外されたと判断される場合は、例えば新しいトナーカートリッジ或いは他のトナーカートリッジに交換されたと判断できるので、S15に分岐し、バッファメモリ24a或いは32aが記憶する変動データを全て破棄してから、S16で、トナーカートリッジ10が交換された場合の所定の処理ルーティンを実行してから終了する。
【0036】
S12で、取り外しフラッグが0、つまり、トナーカートリッジ10が取り外されず、保護カバー27が開閉されたのみであったと判断される場合は、S13に分岐する。S13では、転送中フラッグが0であるか(S2で変動データが転送中ではなかった)、1であるか(S2で変動データが転送中であった)かの判断が行われる。転送中フラッグが0の場合は、保護カバー27が開扉されたときにはRFIDメモリ22或いはメモリ31に変動データは転送されていなかったと判断されるので、そのまま終了する。S13で、転送中フラッグが1の場合は、変動データの転送中に保護カバー27が開扉されたため、変動データの転送は中断されている。従って、前記S4で中断された転送中のデータのブロック番号が記憶されているので、S14で、そのブロック番号から変動データの転送を再開する。
【0037】
尚、図7を用いて説明したRFIDメモリ22或いはメモリ31へのデータの転送時、使用するメモリの形態に応じて、アドレスで中断の区切りが行われるものもあるので、その場合は、次のアドレスから再開するようにするとよい。また、RFIDメモリ22として、高周波に同調して電力を発生すると同時にデータの転送が行われるRFIDメモリを例に挙げて説明したが、磁気、電磁波、光などで給電とデータの転送が行われるメモリも含むものとする。
【0038】
【発明の効果】
本発明では、消耗材ユニットが搭載するメモリに書き込みデータを転送中に、保護カバーが開扉されると、その転送を一時中断するものの、保護カバーが閉扉された時点で消耗材ユニットが取り外されていなければ、転送を再開するように構成されている。そのため、保護カバーの開閉の都度、消耗材ユニットからデータを読み込んで消耗材ユニットが別のものに交換されたか否かのチェックをするプロセスが不要になる。
【0039】
従って、そのデータ転送とチェックために必要であった煩雑なソフトウェアが不要になり、開発期間の短縮と、ソフトウェアを記憶する記憶装置の容量の低減を図ることが可能になり、画像形成装置のコストの低減に貢献する。
【0040】
また、消耗材ユニットからデータを読み込んで、消耗材ユニットが別のものに交換されていないかチェックするプロセスに要する時間が不要であるため、保護カバーが閉扉されてから、画像形成の準備が整い動作可能になるまでの待ち時間を短縮することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の印字部の概略図である。
【図2】本実施形態を説明するためのトナーカートリッジのメモリに記憶されるデータの一例を示すものである。
【図3】RFIDメモリが搭載されたトナーカートリッジ10を画像形成装置20に装着する場合の概略斜視図である。
【図4】接触型のメモリが搭載されたトナーカートリッジ10を画像形成装置20に装着する場合の概略斜視図である。
【図5】本発明に係わるトナーカートリッジ10に搭載されたRFIDメモリ22へ書き込みを行う回路のブロック図である。
【図6】本発明に係わるトナーカートリッジ10に搭載された接触型のメモリ31へ書き込みを行う回路のブロック図である。
【図7】本発明に係わる回路を使用して変動データの書き込みを行う場合のフローチャートである。
【符号の説明】
1 帯電器
2 露光部
3 現像装置
3b 撹拌ローラ
3a 現像ローラ
3c 現像剤
4 トナー供給容器
4a トナー
5 転写器
6 除電・クリーニング装置
7 定着装置
8 感光体
10 トナーカートリッジ
11 トナー/現像ユニット
12 画像形成ユニット
14 現像ユニット
15 感光体ユニット
20 画像形成装置
21 開口部
22 RFIDメモリ
23、25 アンテナ
24 RFIDメモリ制御回路
24a、32a バッファメモリ
26 トナーカートリッジ脱着センサ
27 保護カバー
28 保護カバー開閉センサ
29、30 コネクタ
31 メモリ
32 メモリ制御回路
40 内部バス
41 CPU
42 主記憶部

Claims (6)

  1. 画像形成装置に使用される消耗材が内在して一体的に交換可能に構成されるとともに書換え可能な記憶手段を搭載し、前記画像形成装置の本体の保護カバーを開扉して前記本体への装着が行われる消耗材ユニットを備えた画像形成装置において、
    前記記憶手段にデータを書き込み中に前記保護カバーが開扉されると、その書き込みを中断し、それ以降、
    前記保護カバーが閉扉された時点で、前記消耗材ユニットの取り出しが行われていなかった場合には前記中断した書き込みを再開し、
    前記保護カバーが開扉された時点で、前記消耗材ユニットの取り出しが行われていた場合には前記書き込みを中止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成装置に使用される消耗材が内在して一体的に交換可能に構成され、書換え可能な記憶手段を搭載した消耗材ユニットと、
    前記消耗材ユニットを前記画像形成装置の本体に着脱する時に開閉される保護カバーと、
    前記保護カバーの開閉状態を検出する第1検出手段と、
    前記本体に対する前記消耗材ユニットの着脱状態を検出する第2検出手段と、前記記憶手段にデータを書き込み中に、前記保護カバーの開成が前記第1検出手段によって検出された場合には、その書き込みを中断し、その後、
    前記第1検出手段で前記保護カバーの閉成が検出された時点で、前記消耗材ユニットの取り出しが行われていなかったことが前記第2検出手段によって検出された場合には、前記記憶手段への書き込みを再開し、
    前記第1検出手段で前記保護カバーの閉成が検出された時点で、前記消耗材ユニットの取り出しが行われていたことが前記第2検出手段によって検出された場合には、前記書き込みを中止するように制御する制御部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記記憶手段はRFID(非接触型書き換え可能不揮発性メモリ)であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶手段は接触型の書き換え可能な不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記消耗材ユニットはトナーカートリッジであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記消耗材ユニットは感光体とトナーとが内在したプロセスカートリッジであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
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