JP4152237B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリを搭載した消耗材ユニットが装着可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式やインクジェット方式の複写機、ファクシミリ、プリンタ、或いはこれらの装置の機能が1台の装置に複合化された複合機などの画像形成装置では、画像を被記録媒体に形成するため、電子写真方式では粉体状のトナーが、インクジェット方式ではインクが使用されている。電子写真方式では、更に、静電潜像を中間被記録媒体に形成するために感光体が使用されており、2成分現像方式では、トナーに加えて、このトナーを帯電させて感光体に移動させる役割を担う現像剤(キャリアとトナーの混合)も使用されている。
【0003】
これらのインク、トナー、現像剤、或いは感光体は、画像形成とともに消費され、或いは画像形成頻度に応じた寿命を有する消耗材であり、一般のユーザが容易に交換できるように考案されている場合が多い。例えば、インクはインクカートリッジ、トナーはトナーカートリッジ、現像剤は現像ユニット、感光体は感光体ユニットとして、それぞれカートリッジやユニット形態として一体的に構成されている。更に、トナーと現像剤が一体的にユニット化されたトナー/現像ユニットや、感光体とトナー、或いは、感光体と現像剤とトナーが一体的にユニット化された画像形成ユニットまたはプロセスカートリッジなどの、様々な消耗材ユニットが考案されている。
【0004】
前記の消耗材ユニットは、一般ユーザが交換することを前提としている場合、構造上一体的にユニット化されているのみならず、画像形成装置への挿脱も簡単に行えるように工夫がなされている。また、消耗材ユニットには寿命があるため、その消耗材ユニットによる累積画像形成枚数などの履歴をカウントしてその情報を画像形成装置側に持たせるようにしている場合も多い。そのため、同一の機種が複数台設置されている場所や、異なる機種であっても同一の或いは同一形状の消耗材ユニットを使用する複数の画像形成装置(例えば、同一の画像形成部を備えたプリンタと複写機など)が設置されている場所では、複数の画像形成装置から消耗材ユニットを取り外して再度装着する場合、誤って、異なる画像形成装置に戻してしまう場合がある。
【0005】
上記のように、一旦取り外した消耗材ユニットを画像形成装置に戻す場合、または、消耗材ユニットの交換時に、消耗材ユニットを本来装着すべき画像形成装置に装着せず、別の画像形成装置に装着してしまうと、同一形状の消耗材ユニットであっても異なる特性の消耗材が使用されている場合、その画像形成装置は所望する画像を形成できなくなる。また、同一の消耗材ユニットが使用できる場合であっても、画像形成装置本体のほうが管理していた消耗材ユニットの寿命と異なる履歴をもつ消耗材ユニットが装着されると、履歴の管理が異なってしまい、まだ寿命があるのに寿命と判断されたり、寿命が来て消耗材が枯渇しているのに、画像形成動作がなされたりすることになる。
【0006】
このような問題を解決するため、消耗材ユニットにメモリを搭載し、そのメモリに、識別番号、消耗材の充填量、累積画像形成回数、消耗材の残量などの消耗材ユニットに係る情報を書き込み、画像形成ごとに、或いは必要時にその情報を更新するシステムが考案されている。しかし、情報の更新時、すなわち、メモリへの書き込み時に、商用電源やバッテリなどから装置へ供給される電源が停電、電源ケーブルの断線、コネクタの脱落、電源スイッチの誤操作などで切断されたりして、このメモリに対しての書き込みが正常に終了せず、情報が全く或いは一部しか更新されなかったり、情報が完全に破壊されてしまうこともあり、次の画像形成時に、装置が誤動作を起こしたり、エラーが発生して情報の更新ができなかったり、間違った寿命の判断をしたり、様々な問題が発生する可能性がある。
【0007】
消耗材ユニットに搭載されたメモリに情報を書き込む従来例として、図7、図8、及び図9を参照して説明する。図7は、消耗材ユニットであるトナーカートリッジに装着されたRFID(Radio Frequency IDentification、非接触型書き換え可能不揮発性メモリ)に書き込まれる情報の一例である。この場合、消耗材ユニットはトナーカートリッジであり、RFIDに書き込まれる情報は、トナーカートリッジの識別番号、トナー充填量、累積画像形成回数、累積画像ドット数、トナー残量、その他の情報、チェックサムであり、この順番に書き込まれるものとする。チェックサムとは、オーバフロー分は無視して、書き込まれた情報を所定の単位(例えばバイト)ごとに合算した和である。尚、この例では、固定データ領域、すなわち、識別番号やトナー充填量などの画像形成動作に応じて更新する必要のないデータは書き換えせず、累積画像形成回数、累積画像ドット数、トナー残量、その他の情報、チェックサムのように変動するデータを書き換えるものとする。
【0008】
図8は、トナーカートリッジ10に搭載されたRFIDのメモリへ書き込みを行う従来の回路のブロック図である。画像形成装置本体側のCPU101は、RFID制御回路102とアンテナ105を介して、消耗材ユニットに搭載されたRFIDメモリ104と交信して情報の読み書きを行う。さらに、前記したように消耗材ユニットのRFIDメモリ104に書き込む際の書き込みエラーや破壊に備えるために、同じ情報を記憶するバックアップメモリ103を備えている。
【0009】
図9は、図8に示す書き込み回路を使用して書き込みを行う場合のシーケンスチャートである。尚、ここではバックアップメモリ103への書き込みについては説明しないが、RFIDメモリ104に書き込まれる情報と同じ情報を記憶している。今、S101(ステップ101)でCPU101からRFIDメモリ104を書き換えるためのコマンドと、書き換え用のデータがRFID制御回路102に送出される。S102で、これを受けて、RFID制御回路102は無線プロトコルに変換し、S103で、RFIDメモリ104に書き換え用データの送信を行う。S104で、そのデータがRFIDメモリ104に書き込まれ、S105で、書き込みの状態(書き込み終了或いはエラーなど)を示すステータスがRFIDメモリ104からRFID制御回路102に無線で返信され、S106で、RFID制御回路102のレジスタに格納される。CPU101は、S101でコマンドとデータを送出後一定時間経過してから、S107で、RFIDメモリ104に書き込みの状況を問い合わせるステータス読み出し要求を送出する。すると、S108で、RFID制御回路102のレジスタに格納されているステータスがCPU101に送出されて、CPU101は書き込みが終了したことを判断して、次の処理に移る。
【0010】
このようにして情報が消耗材ユニットのメモリに書き込まれるが、上記の従来例のように画像形成装置の本体側にバックアップメモリを準備して、同じ情報を書き込むことで、消耗材ユニットのメモリへの書き込みに失敗した場合や、そのメモリの情報が破壊された場合に備えている。バックアップメモリには、例えばフラッシュメモリやEEPROMなどの書き込み可能不揮発性メモリ或いは揮発性のSRAMなどが使用され、消耗材ユニットのメモリと同じ容量の領域が準備されている。または、特許文献1に示されるように、消耗材ユニットのメモリを複数の領域に分割し、その最初の領域には本来の情報を、他の領域にはそのバックアップを書き込む方法もある。
【0011】
こうしたバックアップメモリを利用する方法では、消耗材ユニットのメモリへの書き込み時に異常があると、画像形成装置の起動時や所定の時期にその異常を検出する仕組みを設けるとともに、異常が検出された場合、バックアップメモリの内容を消耗材ユニットのメモリに再度書き込む必要が生じる。異常を検出する手段として、前記したチェックサムや、CRC(Cyclic Redundancy Check、巡回冗長検査)を使用することが行われている。すなわち、消耗材ユニットのメモリに情報を書き込むときに、計算したチェックサムやCRCを、その最終列に追記する。書き込み時に異常が発生すると、最終列のチェックサムやCRCは更新されないので、例えば画像形成装置の次の起動時に、消耗材ユニットのメモリから情報を読み出して、そのチェックサムやCRCを計算し、消耗材ユニットのメモリの最終列に記憶されているチェックサムやCRCと比較することで、異常を検出できる。
【0012】
また、類似の方法が特許文献2により開示されている。この方法では、画像形成装置のトナーカートリッジを収納する部分のカバーの開閉状態がモニタされており、トナーカートリッジのメモリからの読み込み時またはメモリへの書き込み時に、カバーの開成が検出されると、その読み込みまたは書き込みを中断し、読み込みか或いは書き込みかの動作状態を本体の記憶領域に記憶する。その後、カバーの閉成を検知すると、トナーカートリッジのメモリの識別情報を読み取って、本体のメモリにある識別情報と一致するか否かの検証を行い、一致する場合は、前記記憶した書き込みか読みかの動作状態に従って、トナーカートリッジのメモリに対して読み込み或いは書き込みを再実行する。識別情報が一致しない場合は、本体メモリの識別情報をトナーカートリッジのメモリの識別情報に書き換える。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−19891号公報
【特許文献2】
特開2002−169429号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術や特許文献1による方法は、消耗材ユニットのメモリへの書き込み時に装置への電源が切断されると、書き込み異常が発生する可能性があるため、画像形成装置の起動時にその異常を検出するとともに、異常がある場合は再書き込みを行う必要がある。そのため、ソフトウェアとそれによる処理が非常に複雑で煩雑なものになる。また、再書き込みに要する時間も無視できなくなる。装置の起動時に書き込み異常の検出と再書き込みが行われる場合、装置の起動時間がその分長くなる可能性もある。また、再書き込みを行えるように、バックアップメモリ或いはバックアップメモリ領域が新たに必要になり、そのための制御やコストが新たに発生することになる。
【0015】
また、特許文献2は、メモリへの書き込みやメモリからの読み込み中にトナーカートリッジのカバーが開かれると、データに異常が発生するため、書き込みや読み込みを中断して、カバーが閉じられたときに書き込み或いは読み込みを再試行することを開示している。しかし、メモリへ書き込み中の装置に供給される電源遮断の場合に関しては触れておらず、トナーカートリッジのメモリに書き込み中に装置電源が切断された場合は、正常な情報をそのメモリに復帰させることは困難である。
【0016】
本発明は、このような状況に鑑みなされたものであり、消耗材ユニットのメモリへの書き込み中に装置への電源が切断されても、その書き込みが確実に終了するように構成された画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、画像形成装置に使用される消耗材が内在して一体的に交換可能に構成され、書換え可能な記憶手段を備えた消耗材ユニットを有する画像形成装置において、画像形成装置全体を制御する制御手段と、記憶手段の内容を書き換えるために制御手段から出力される第1コマンドと書き換え用の第1データとに基づいて記憶手段の内容を書き換える制御を行う書き換え制御手段と、装置へ供給される電源切断時に、少なくとも書き換えが完了するまでの時間、書き換え制御手段と記憶手段とに電源を供給する電源供給手段とを備えた構成である。
【0018】
また、書き換え制御手段は、第1コマンドと第1データを受けて、その第1コマンドを変換して第2コマンドとして出力するとともに、第1データを記憶手段が記憶可能なデータ形式に変換後バッファメモリに一時記憶させてから、該バッファメモリから第2データとして出力するデータ書き込み保証回路と、第2コマンドと第2データを受け、記憶手段の内容を書き換えるため、記憶手段に第2データを送出するメモリ制御回路とからなる。
【0019】
書き換え制御手段は、第1コマンドと第1データと、その後に続く書き込み開始命令を受けると、それ以降は制御手段から独立してデータ書き換えのための制御を行う。
【0020】
記憶手段はRFID(非接触型書き換え可能不揮発性メモリ)である。
【0021】
或いは、記憶手段は接触型の書き換え可能な不揮発性メモリである。
【0022】
電源供給手段は、装置への通電時に充電され、装置へ供給される電源切断時に放電することにより、書き換え制御手段と記憶手段とに電源を供給する充放電回路で構成される。
【0023】
或いは、電源供給手段は、装置へ供給される電源切断時に、書き換え制御手段と記憶手段とに電源を供給する電池或いは充電池からなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を添付図に基づいて説明する。図1は、画像形成装置主要部の概略図である。図1において、画像形成装置の主要部は、図上時計方向に回転し、帯電器1と露光2とによりその表面に静電潜像が形成される感光体8と、該感光体8上の静電潜像を現像してトナー画像にする現像装置3と、転写器5により感光体8から用紙Pに転写されたトナー画像を定着する定着装置7と、転写後感光体8上に残留する電荷とトナーを除去する除電・クリーニング装置6とから構成される。
【0025】
2成分現像方式の場合、現像装置3は、その内部にキャリアとトナーとが所定の比率で混合され、撹拌ローラ3bにより攪拌される現像剤3cを有し、その現像剤3cを、現像ローラ3aを介して近接する感光体8の表面に運び、感光体8上の静電潜像を現像する。また、現像装置3の上部には、所定の量のトナー4aが充填されたトナー供給容器4が装着され、必要に応じてトナー4aを現像装置3に供給する。1成分現像方式の場合、キャリアは使用せずトナーのみ使用するため、上記の例で、現像剤3cとトナー4aとをトナーに置き換えるとよい。
【0026】
以上のような構成において、先に説明したように、例えば、トナーはトナーカートリッジ10、現像剤や現像装置は現像ユニット14、感光体は感光体ユニット15として、それぞれユーザが交換可能なカートリッジやユニット形態として一体的に構成されることも多い。更に、トナーと現像剤が一体的にユニット化されたトナー/現像ユニット11や、感光体とトナー、或いは、感光体と現像剤とトナーが一体的にユニット化された画像形成ユニット(またはプロセスカートリッジ)12などの、様々な消耗材ユニットが考案されている。
【0027】
以下、本発明の実施形態を理解しやすくするために、消耗材ユニットの例として、トナーカートリッジ10を使用して説明するが、本発明に係る消耗材ユニットは、トナーカートリッジ10や上記した各種のカートリッジやユニットに限定されず、様々な消耗品や消耗材を含んだ形態のユニットのことであり、通常、ユニットとして一体的に交換可能に構成されたものを意味する。
【0028】
図2は、RFIDメモリが搭載されたトナーカートリッジ10を画像形成装置20に装着する場合の概略斜視図である。この例は、画像形成装置20の本体側に設けられた開口部31からトナーカートリッジ10をスライドさせて挿入するもので、挿入後、RFIDメモリ25はそのアンテナ26を介して、画像形成装置20の本体側に設けられたRFID制御回路24のアンテナ26と無線で交信を行う。このようにRFIDメモリ25を使用することで、使用する周波数にRFIDメモリ25の同調回路が同調して、メモリの書き込みや読み出しに必要な電源がアンテナを介してRFID制御回路24からRFIDメモリ25に供給されるため、両者を接続するためのコネクタや配線が不要になるというメリットがある。
【0029】
次に、接触型の書き込み可能な不揮発性メモリを搭載するトナーカートリッジ10について図3を参照して説明する。図3は、接触型のメモリが搭載されたトナーカートリッジ10を画像形成装置20に装着する場合の概略斜視図である。この例は、画像形成装置20の本体側に設けられた開口部31からトナーカートリッジ10をスライドさせて挿入すると、挿入後、トナーカートリッジ10の後部に取り付けられたコネクタ26bと画像形成装置20の内部に取り付けられたコネクタ26cとが電気的に接続され、メモリ制御回路24aとメモリ25aとの間でデータの転送が可能になる。尚、メモリ25aとコネクタ26bとの間と、メモリ制御回路24aとコネクタ26cとの間は図示しない配線によって接続されている。このようにメモリ制御回路24aとメモリ25aとの接続が可動物によって阻害されない場合は、配線を介して接続を行うことも可能である。
【0030】
次に、図2と図3とで示したトナーカートリッジ10に搭載されたメモリに、図7を参照して説明した情報を書き込む場合の本発明に係わる回路について説明する。図4は、本発明に係わるトナーカートリッジ10に搭載されたRFIDメモリ25へ書き込みを行う回路のブロック図である。21は画像形成装置20全体の制御を行うCPUであり、書き換え制御部28を構成するデータ書き込み保証回路22は、CPU21からのコマンドと書き込み用のデータを受け、内蔵するバッファメモリ23に一旦データを格納し、そのデータと新たなコマンドを出力する。同じく書き換え制御部28を構成するRFID制御回路24は、従来例と同様に、データ書き込み保証回路22から受けたデータを無線で送出し、アンテナ26を介して、RFIDメモリ25にデータを書き込ませる。
【0031】
データ書き込み保証回路22は、RFIDメモリ25の固定データ領域を除く変動データ領域(例えば、図7の識別番号とトナー充填量が固定データ領域で、累積画像形成回数以降が変動データ領域である)と少なくとも同じ容量の書き換え可能な不揮発性のバッファメモリ23を有し、CPU21からのコマンドと変更データ領域の書き換え用データと、それに続く書き込み開始命令とを受けて、RFIDメモリ25が記憶可能なデータ形式に変換してバッファメモリ23に一旦格納して、そのバッファメモリ23に格納されたデータをそのままのデータ形式と順番で、RFID制御回路24が理解するコマンドとともに出力する。RFID制御回路24とRFIDメモリ25の構成は基本的に図8の従来回路と同じである。また、データ書き込み保証回路22とRFID制御回路24とで構成される書き換え制御部28は、CPU21からコマンドと書き換え用データを受けた後、書き込み開始命令を受け取ると、その後はCPU21の制御とは独立して動作し、RFIDメモリ25にデータの書き換えを行わせるように制御する。
【0032】
さらに、本実施形態では、ダイオードDと抵抗RとコンデンサCとで構成される充放電回路27が採用されている。そのため、CPU21からデータ書き込み保証回路22にコマンドとデータが渡され、書き込み開始命令を受けてから以降の、RFIDメモリ25での書き込みが完了するまでの書き込み動作期間、充放電回路27によって、データ書き込み回路22とRFID制御回路24への電源供給が保証されている。この場合、画像形成装置20が稼働時に、電源電圧VccによってダイオードDと抵抗Rを介してコンデンサCが充電される。装置への電源切断時には、コンデンサCに蓄積された電荷が抵抗Rを介して、データ書き込み保証回路22とRFID制御回路24に供給される。RFIDメモリ25にデータが書き込まれている時は、アンテナ26を介してRFID制御回路24が電源を供給しているので、この分も考慮して抵抗RとコンデンサCの値を決める必要がある。また、図示しないが、この充放電回路27の代わりに、電池或いは充電池を使用することも可能である。
【0033】
次に、図3を使用して説明した配線を介して接続されたメモリを使用する例について説明する。図5は、本発明に係わるトナーカートリッジ10に搭載された接触型のメモリへ書き込みを行う回路のブロック図である。尚、図4と同じ機能を有する回路は同じ符号を付与し、重複する説明は省略する。
【0034】
図4で示したRFIDメモリ25を使用する場合と異なる回路は、RFID制御回路24に代わり使用されるメモリ制御回路24aと、RFIDメモリ25の代わりに使用される、接触型の書き込み可能な不揮発性メモリからなるメモリ25aと、アンテナ26の代わりに、メモリ制御回路24aとメモリ25aとの接続を有線で行う配線26aである。また、データ書き込み保証回路22とメモリ制御回路24aとで書き換え制御部28aが構成される。その他の回路と回路間の接続は図4で示した例と同じである。さらに、書き換え制御部28aと各回路の機能と作用は、その接続が有線であることを除き図4に示した対応する回路と同じであるので、その説明は省略する。
【0035】
次に、図4と図5を参照して説明した回路を使用して、RFIDメモリ25或いはメモリ25aにデータを書き込む場合のシーケンスを具体的に説明する。図6は、本発明に係わる回路を使用してデータの書き込みを行う場合のシーケンスチャートである。
【0036】
今、S1(ステップ1)でCPU21から、RFIDメモリ25或いはメモリ25aに書き込むためのコマンドと書き換え用データがデータ書き込み保証回路22に送出される。この場合のデータは、固定データ領域を除く変動データ領域(例えば、図7の識別番号とトナー充填量が固定データ領域で、累積画像形成回数以降が変動データ領域である)のデータである。続いて、S2で、書き込み開始命令がデータ書き込み保証回路22に送出される。これを受けて、S3でデータ書き込み保証回路22は、RFID制御回路24或いはメモリ制御回路24aが理解できるコマンドに変換し、さらに、渡されたデータをRFIDメモリ25或いはメモリ25aのデータと同じ配列順で同じデータ形式になるように、バッファメモリ23内で変換して並び替える。
【0037】
続いて、S4で、データ書き込み保証回路22からRFID制御回路24或いはメモリ制御回路24aに、変換されたコマンドと、形式変更と並び替えが行われたデータとが渡される。S5で、RFID制御回路24は、このデータ及びデータ書き換え開始番地と終了番地(変動データ領域の番地)を無線プロトコルに変換して、データ書き込みのためRFIDメモリ25にデータ送信する。メモリ制御回路24aの場合は、S5で、データ及びデータ書き換え開始番地と終了番地をメモリ25aに転送する。S7で、このようにしてRFIDメモリ25或いはメモリ25aに転送されたデータは、既にRFIDメモリ25或いはメモリ25aが格納するデータ形式に変換されているので、同じく転送された開始番地と終了番地で示される変動データ領域内に短時間で書き込まれる。
【0038】
S8で、書き込み終了後ステータスが、RFIDメモリ25或いはメモリ25aからRFID制御回路24或いはメモリ制御回路24aに返信されて、S9で、そのレジスタに格納される。CPU21は、S2で書き込み開始命令を送出後一定時間経過してから、S10で、データ書き込み保証回路22に書き込みの状況を問い合わせるステータス読み出し要求を送出する。それを受けて、データ書き込み保証回路22はS11で、RFID制御回路24或いはメモリ制御回路24aに新たステータス読み出し要求を送出する。S12で、RFID制御回路24或いはメモリ制御回路24aは、そのレジスタに格納されているステータスをデータ書き込み保証回路22に送出し、データ書き込み保証回路22は、S13で、そのステータスをさらにCPU21に送出する。CPU21は、そのステータスを受けて書き込みが終了したことを判断して、次の処理に移る。
【0039】
上記のシーケンスで、画像形成装置20の電源が切断された場合のタイミングを説明する。例えば、S1或いはS2のコマンド、データ、書き込み開始命令の送出中に装置への電源が切断されると、データ書き込み保証回路22は少なくとも書き込み開始命令を受け取っていないことになるので、S3以降のステップは開始されない。すなわち、RFIDメモリ25或いはメモリ25aは書き換えられないので、記憶されているデータが異常になることはない。
【0040】
データ書き込み保証回路22が書き込み開始命令を受け取った、S3以降で装置への電源が切断されると、図4或いは図5を参照して説明したように、充放電回路27から放電される電力が、RFIDメモリ25或いはメモリ25aの書き込みに関する動作が終了し、少なくともそのステータスがRFID制御回路24或いはメモリ制御回路24aのレジスタに書き込まれるまで書き換え制御部28、或いは書き換え制御部28aとメモリ25aに供給されるので、RFIDメモリ25或いはメモリ25aにデータが書き込まれるととともに書き込み終了のステータスがレジスタに格納される。
【0041】
S10〜S13のいずれかのタイミングで電源が切断されると、CPU21は要求したステータスを受け取ることができないので、電源復帰後、再度ステータス読み出し要求を出すようにしてもよい。或いは、上記したように、S2で送出した書き込み開始命令がデータ書き込み保証回路22に一旦渡されると、装置への電源の切断に関係なく、データはRFIDメモリ25或いはメモリ25に書き込まれるように制御されるので、S10〜S13のステップを省略することも可能である。
【0042】
さらにデータ書き込みの確実性を向上させるために、RFID制御回路24或いはメモリ制御回路24aが、S8のステータス返信を受け取り、そのステータスが書き込みの異常終了を示す場合、ステップをS6に分岐させて書き込みの再試行を行わせることもできる。この場合、その再試行の回数を予め設定し、装置への電源切断時であっても図4或いは図5に示す充放電回路27からの電力が、設定された再試行を行わせるのに充分であるように、抵抗RとコンデンサCの値を設定する。
【0043】
また、画像形成装置20の動作時の変動データを一時格納し、画像形成動作に応じて変動データが更新されるバックアップメモリとして、データ書き込み保証回路22のバッファメモリ23を使用することができる。こうした変動データを逐次更新のためにバッファメモリ23に書き込む場合は、図6のS1のコマンドを、S4以降のステップが動作しないようなバックアップメモリ逐次更新用のコマンドに換えるとよい。このようにすれば、画像形成装置20の記憶装置の容量が低減すると同時に、図6で示したように、RFIDメモリ25或いはメモリ25aのデータを書き換え時も、S1のステップにおいて、CPU21がデータを装置の記憶装置から取り出して、データ書き換え保証回路22に転送する必要がなくなり、時間の節約を図ることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明では、CPUから書き換え用の変動データとコマンド、及び書き込み開始命令を一旦受け取ると、それ以降の制御を書き換え制御部が独立してつかさどるため、装置への電源が切断されても、充放電回路によって消耗材ユニットに搭載されたメモリへの書き込みが終了するまでの動作を持続させることができ、メモリへの書き込みが確実に行われるという優れた効果を奏する。
【0045】
また、書き込み中に装置への電源が切断されても、メモリへの書き込みが保証されるため、画像形成装置の起動時や電源の復帰時に、データの検証と、その検証結果が異常を示す場合の再書き込みを行う必要がなくなり、検証と再書き込みに要する時間が節約できとる同時に、画像形成装置の起動時間を短くすることができる。
【0046】
さらに、検証と再書き込みに要するソフトウェアのステップを削除でき、開発時間の短縮と、そのソフトウェアを格納する記憶装置の容量を低減させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置主要部の概略図である。
【図2】 RFIDメモリが搭載されたトナーカートリッジ10を画像形成装置20に装着する場合の概略斜視図である。
【図3】 接触型のメモリが搭載されたトナーカートリッジ10を画像形成装置20に装着する場合の概略斜視図である。
【図4】 本発明に係わるトナーカートリッジ10に搭載されたRFIDメモリ25へ書き込みを行う回路のブロック図である。
【図5】 本発明に係わるトナーカートリッジ10に搭載された接触型のメモリへ書き込みを行う回路のブロック図である。
【図6】 本発明に係わる回路を使用してデータの書き込みを行う場合のシーケンスチャートである。
【図7】 消耗材ユニットであるトナーカートリッジに装着されたRFID(Radio Frequency IDentification)に書き込まれる情報の一例である。
【図8】 トナーカートリッジに搭載されたRFIDメモリへ書き込みを行う従来の回路のブロック図である。
【図9】 図8に示す書き込み回路を使用して書き込みを行う場合のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 帯電器
2 露光
3 現像装置
3a 現像ローラ
3b 撹拌ローラ
3c 現像剤
4 トナー供給容器
4a トナー
5 転写器
6 除電・クリーニング装置
7 定着装置
8 感光体
10 トナーカートリッジ
11 トナー/現像ユニット
12 画像形成ユニット
14 現像ユニット
15 感光体ユニット
20 画像形成装置
22 保証回路
23 バッファメモリ
24 RFID制御回路
24a メモリ制御回路
25 RFIDメモリ
25a メモリ
26 アンテナ
26a 配線
26b、26c コネクタ
27 充放電回路
28、28a 書き換え制御部
31 開口部

Claims (7)

  1. 画像形成装置に使用される消耗材が内在して一体的に交換可能に構成された消耗材ユニットを有する画像形成装置において、
    前記消耗材ユニットに搭載されるとともに、書き換え対象の変動データからなる変動データ領域と書き換え非対象の固定データからなる固定データ領域とを有する記憶手段と、
    画像形成装置全体を制御する制御手段と、
    前記記憶手段の変動データを書き換えるために前記制御手段から出力される第1コマンドと前記変動データを書き換えるための第1データとその後に続く書き込み開始命令を受けて、該第1コマンドを変換して第2コマンドとして出力するとともに、前記第1データを前記記憶手段が記憶可能なデータ形式に変換後、内蔵するバッファメモリに一時記憶させてから、記憶させたデータ形式で該バッファメモリから第2データとして出力するデータ書き込み保証回路と、
    前記第2コマンドと第2データを受け、前記変動データを書き換えるため、前記記憶手段に前記第2データを送出するとともに、前記記憶手段における前記第2データの書き込み状態を示す第1ステータスを前記記憶手段から受けて内蔵するレジスタに格納するメモリ制御回路と、
    画像形成装置へ供給される電源切断時に、少なくとも前記データ書き込み保証回路が前記書き込み開始命令を受けてから、前記第1ステータスが前記レジスタに格納されるまでの時間、前記データ書き込み保証回路とメモリ制御回路と記憶手段とに電源を供給する電源供給手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変動データは、少なくとも前記消耗材ユニットによる累積画像形成回数と、累積画像ドット数と、トナー残量と、チェックサムとを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記データ書き込み保証回路が、前記第1コマンドと第1データと、その後に続く書き込み開始命令を受けると、前記データ書き込み保証回路と、メモリ制御回路と、記憶手段は、それ以降は前記制御手段から独立してデータ書き換えのための制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶手段はRFID(非接触型書き換え可能不揮発性メモリ)であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶手段は接触型の書き換え可能な不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記電源供給手段は、装置への通電時に充電され、装置へ供給される電源切断時に放電することにより、電源を供給する充放電回路で構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記電源供給手段は、電池或いは充電池からなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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