JP2004308590A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却回路に蓄熱タンクを含むエンジン冷却装置における、冷却液交換の効率化をはかったエンジンの冷却装置の提供。
【解決手段】(1) エンジンの冷却回路110にエンジンから流出する冷却液を保温貯蔵する蓄熱タンク1を備えたエンジンの冷却装置100であって、蓄熱タンク1を、ハウジング20をタンク本体10の下部に保持して、ハウジング20がエンジンの冷却回路の最下端部になるように車両に搭載し、ハウジング20に流入通路21に連通させてドレインプラグ27を取りつけたエンジンの冷却装置。(2)ドレインプラグ27よりも上流側の冷却液流路115の一部(たれさがり部28)を、ドレインプラグの位置より下った位置になるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの冷却装置に関し、とくに蓄熱タンクを含むエンジン冷却回路の冷却液交換の効率化をはかったエンジンの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2002−188442号公報、特開2000−73764号公報に示されるように、エンジンから流出する冷却液を保温貯蔵する蓄熱タンクが冷却回路に設けられたエンジンの冷却装置が知られている。蓄熱タンクは、タンク本体とハウジングとを有しており、ハウジングは、タンク本体の内部に冷却液を流入させる流入通路と、タンク本体の内部から冷却液を排出する排出通路とを有している。排出通路には、タンク本体の内部に挿入されるパイプのパイプ内通路が接続されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−188442号公報
【特許文献2】
特開2000−73764号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
エンジンの冷却性能を保つには、冷却液の定期的な交換が必要とされる。蓄熱タンクが設けられていると、蓄熱タンクが設けられていない場合に比べて大量の冷却液を抜く必要がある。このため、冷却液の交換作業性に悪影響を及ぼし、交換作業性の悪化や、交換作業時間の長期化を招くという問題がある。
本発明の目的は、冷却回路に蓄熱タンクを含むエンジン冷却装置における、冷却液交換の効率化をはかったエンジンの冷却装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) エンジンの冷却回路にエンジンから流出する冷却液を保温貯蔵する蓄熱タンクを備え、該蓄熱タンクはタンク本体とハウジングとを有しており、該ハウジングが、前記タンク本体の内部に冷却液を流入させる流入通路と前記タンク本体の内部から冷却液を排出する排出通路とを有しており、前記排出通路には前記タンク本体の内部に挿入されるパイプのパイプ内通路が接続されているエンジンの冷却装置であって、前記蓄熱タンクを、前記ハウジングを前記タンク本体の下部に保持して、前記ハウジングが前記エンジンの冷却回路の最下端部になるように車両に搭載し、前記ハウジングに前記流入通路に連通させてドレインプラグを取りつけたエンジンの冷却装置。
(2) 前記ドレインプラグよりも上流側の冷却液流路の一部を、前記ドレインプラグの位置より下った位置になるように配置した(1)記載のエンジンの冷却装置。
【0006】
上記(1)のエンジンの冷却装置では、蓄熱タンクを、ハウジングをタンク本体の下部に保持して、ハウジングがエンジンの冷却回路の最下端部になるように車両に搭載し、ハウジングにドレインプラグを取りつけたので、冷却液交換時に、ドレインプラグを操作し、ドレインポートを開放するだけで、エンジン冷却回路から冷却液を大量に抜くことができる。また、ドレインプラグをハウジングの流入通路に連通させて設けたので、蓄熱タンク内のすべての冷却液を排出することができる。これらによって、冷却液交換が効率化される。
上記(2)のエンジンの冷却装置では、ドレインプラグよりも上流側の冷却液流路の一部を、ドレインプラグの位置より下った位置になるように配置したので、冷却液交換時に、その部分は冷却液が溜まったままで、冷却液流路のうちハウジングの排出通路に接続する流路内にはエアが流通でき、排水時に呼吸現象が抑制されて、ドレインポートからの排水性が良好になり、冷却液の交換作業時間を短縮することができる。これによって、冷却液交換がより一層効率化される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のエンジンの冷却装置を、図1〜図6を参照して、説明する。
図1に示すように、本発明のエンジンの冷却装置100は、エンジンの冷却回路にエンジンから流出する冷却液を保温貯蔵する蓄熱タンク1を備えている。エンジンの冷却装置100は、機器と、機器を接続する冷却回路110とを有する。
【0008】
機器は、エンジン101、ラジエータ102、ウォターインレット103、ヒータコア104、水路切換バルブ105、電動ウォータポンプ106、蓄熱タンク1を有する。電動ウォータポンプ106は、ヒータコア104からウォターインレット103への流路114と蓄熱タンク1との間の流路115に設けられている。
【0009】
冷却回路110は、エンジンシリンダヘッドからラジエータ102に至る流路111、ラジエータ102からウォターインレット103を経てエンジンシリンダブロックに至る流路112、エンジンシリンダヘッドから水路切換バルブ105を経てヒータコア104に至る流路113、ヒータコア104からウォターインレット103を経てエンジンシリンダブロックに至る114、流路114から電動ウォータポンプ106を経て蓄熱タンク1に至る流路115と、蓄熱タンク1から水路切換バルブ105に至る流路116を含む。図1は、流路、機器の上下位置関係の概略も示しており、蓄熱タンク1は冷却回路110の最下部位置に配置されている。
【0010】
暖機後の温められた冷却液は、水路切換バルブ105を蓄熱タンク側に切換えて流路116を介して蓄熱タンク1に貯蔵、保温され、エンジン始動前のプレヒート時には電動ウォータポンプ106を作動させて流路115から冷却液を蓄熱タンク1内に送り、保温貯蔵されている蓄熱タンク1内の冷却液を流路116を介して流出させてエンジン101をプレヒートする。
【0011】
図3〜図6に示すように、蓄熱タンク1は、液体(冷却液)を保温貯蔵するタンク本体10と、タンク本体10の内部に連通するとともに液体が流通する流体通路21、22(プレヒート時の、流入通路21、排出通路22)が設けられたハウジング20を有する。タンク本体10はハウジング20が挿入、嵌合されるタンク本体口部13を有している。
【0012】
タンク本体10は、内側タンク11と外側タンク12を有している。内側タンク11と外側タンク12は、たとえば、ステンレス製である。内側タンク11と外側タンク12とは、タンク本体口部13の下端で溶接されて(内側タンク11と外側タンク12との溶接部に符号15を付してある)、内側タンク11と外側タンク12との間に密閉空間14を形成している。密閉空間14はほぼ真空とされている。密閉空間14は、真空の断熱効果により、タンク本体10内に流入された温められた冷却液を保温する。温められた冷却液は、ハウジング20に設けられた流体通路を介して内側タンク11内に流入されて貯蔵、保温され、エンジン始動前のプレヒート時などに蓄熱タンク1から流出される。
【0013】
タンク本体10の内部には、内側タンク11内に、整流部材16(混合防止板とも呼ばれる)が設けられている。整流部材16は、エンジン始動前のプレヒート時などにおいて、流入した冷たい冷却液を均一に整流して整流部材上方に流し、整流部材上方にあった温かい冷却液を冷たい冷却液との混合を抑えて徐々に持ち上げる。整流部材16には、単一のパイプ挿通用孔17と、冷却液を均一に整流して通す多数の孔とが設けられている。
【0014】
ハウジング20は、ハウジング20の一部で、タンク本体口部13に、タンク本体口部13の内周側に挿入、嵌合されている。ハウジング20は、たとえば、樹脂製である。ハウジング20には温度センサ23が取付けられており、温度センサ23の検知部は排出通路22に臨んでいる。
タンク本体10の内側タンク11と外側タンク12との溶接部15は、タンク本体口部13の半径方向に、ハウジング20によって外側から囲まれておらず、タンク本体口部13の半径方向外側方向に開放している。
【0015】
ハウジング20にはパイプ25が挿入、固定されている。パイプ内通路は、パイプ25の下端でハウジング20の排出通路22に接続されており、パイプ25の上端で内側タンク11内の冷却液が充満した空間に開放している。パイプ25は、整流部材16のパイプ挿通用孔17を挿通して延びている。
パイプ25の途中部位には、パイプ25の半径方向外側に延びるつば部26が設けられている。つば部26と整流部材16のパイプ挿通用孔17の周囲部18とは、互いに固定されてはいない。
【0016】
タンク本体10は、蓄熱タンク取付部材30によって車両の伸長部材(たとえば、サイドメンバー)50に取付けられ、支持される。また、ハウジング20は、ハウジング支持部材40を介して蓄熱タンク取付部材30に取りつけられている。蓄熱タンク取付部材30とハウジング支持部材40は、たとえば、金属製である。
【0017】
蓄熱タンク取付部材30は、タンク本体10に、直接、溶接付けされてはいない。蓄熱タンク取付部材30は、タンク本体10の胴部に巻付けられた弾性部材39を介してタンク本体10に取付けられている。
弾性部材39は、弾性を有する帯状部材であり、その材料は、たとえば、ゴムである。
蓄熱タンク取付部材30は、バンド(バンド状ブラケット)31を有する。蓄熱タンク取付部材30は、さらに、ブラケット32を有する。ブラケット32はバンド31にたとえばスポット溶接などにより取付けられている。
【0018】
バンド31は、周上に1ヵ所切れ目を有し、バンド両端に形成されたフランジをボルト33でタンク本体10の周方向に締め付けることにより、タンク本体10に溶接付けされずに、タンク本体10に弾性部材39を介して巻着される。
バンド31に取り付けたブラケット32を車両側ブラケット51にゴムマウント55を介して支持し、車両側ブラケット51をボルト52などにより伸長部材50に取付けることにより、タンク本体10は、伸長部材50に支持される。
【0019】
ハウジング支持部材40は、吊り上げブラケット41とボルト42、ボルト43を含む。吊り上げブラケット41は、一端で、バンド31の下方に延びる延設部にバンド周方向に複数箇所(たとえば、4ヵ所)でボルト43にて取付けられ、他端で、ハウジング20にボルト42などで固定される。これにより、ハウジング20は、吊り上げブラケット41を介してタンク本体10に保持される。
【0020】
伸長部材50には、伸長部材50に対して直交する方向に延びる部分をもつ第1ブラケット51Aと第2ブラケット51Bが互いに間隔をおいて取付けられる。伸長部材50が車両前後方向に延びるサイドメンバーである場合には、第1ブラケット51Aと第2ブラケット51Bは車両左右方向に延びる部分を有し、互いに車両前後方向に間隔をおいて伸長部材50に取付けられる。
【0021】
タンク本体10は、第1ブラケット51Aと第2ブラケット51Bの間に、軸芯を上下方向に向けて配置される。バンド31に取付けたブラケット32は、マウント55を介して、第1ブラケット51Aと第2ブラケット51Bの上に載せられ、マウント55の上端のねじ付金具をブラケット32に締結するとともに、マウント55の下端のねじ付金具を第1ブラケット51A、第2ブラケット51B下端に締結することにより、マウント55を介して第1ブラケット51Aと第2ブラケット51Bに締結される。
【0022】
図3、図4に示すように、ハウジング20には、ハウジング20のタンク本体10の外にある部分に、流入通路21に連通させて、ドレインプラグ27が取付けられている。蓄熱タンク1は、蓄熱タンク軸芯を上下方向に向けるとともに口部13を下に向け、ハウジング20をタンク本体10の下部に保持して、ハウジング20、とくにドレインプラグ27が、以下に述べるたれさがり部28を除き、エンジンの冷却回路110の最下端部になるように車両に搭載される(図1)。ドレインプラグ27は、ドレインプラグ27をゆるめドレーンポート27aを開放すると、エンジン冷却回路の冷却液がドレインポート27aを通して外部に流出する構造をもっている。
【0023】
ハウジング20の流入通路21の、ドレインプラグ27よりも上流側に接続される冷却液の流路115は、ヒータコア104からウォターインレット103への流路114と蓄熱タンク1との間の流路である。
図5、図6に示すように、ドレインプラグ27よりも上流側(流入通路21に枝管部を形成してその枝管部にドレインプラグ27が取付けられる場合は、流入通路21の枝管部の分岐部より上流側)に接続される冷却液の流路115の一部は、ドレインプラグ27の位置より下った位置になるように、たれさがり部28を形成するように、配置されている。流路115を構成する配管のうちたれさがり部28を形成する部分は、たとえば、ホースからなり、このホースをドレインプラグ27の位置より下方に湾曲させてたれさがり部28を形成してある。
【0024】
また、冷却液注入作業性を考慮し、エンジン101と蓄熱タンク1間の流路115に電動ウォータポンプ106を搭載する。また、エンジン101と電動ウォータポンプ106までの配管部分に電動ウォータポンプ106に近づくにつれて低位となる傾斜をつけ(傾斜部115a)、傾斜部115aにエアの溜まりができないようにする。
【0025】
従来は、ドレインプラグはラジエータ下部とエンジン下部に取りつけられていたが、本発明では蓄熱タンク1のハウジング20に1ヶ所設けられるだけでよい。ただし、蓄熱タンク1のハウジング20にドレインプラグ27を設ける他に、ラジエータ下部とエンジン下部にもドレインプラグを取付けてもよい。
エンジン冷却回路110への冷却液の注入部位は、従来と同じように、ラジエータ102の上部でよいし、それ以外のエンジン冷却回路の上端かその近傍であってもよい。
また、ドレーンポート27aから冷却液を抜く時には、ドレインポート27aの出口にホースを一時的に取付けて排出口長さを長くすることが望ましい。
【0026】
つぎに、本発明のエンジンの冷却装置の作用を説明する。
冷却液は定期的に交換される。蓄熱タンク1を設けたので、その分冷却液が大量になり、定期交換において冷却液をエンジンの冷却回路から大量に抜かなければならない。例えば、冷却液量は、エンジン系で約5リットル、蓄熱タンク系で約3リットルであるので、交換後の冷却液の性能を確保するには、ある程度以上の容量(ただし、冷却回路の冷却液全量でなくてもよい)の冷却液を排出する必要があり、蓄熱タンク1内の冷却液も抜く必要がある。
冷却液をエンジンの冷却回路110から抜く場合、冷却液の注入口のキャップを外して開とし、かつ、ドレインプラグ27をゆるめドレーンポート27aを開放して、ドレインポート27aから冷却液を排出する。ドレインポート27aから冷却液が抜けるとともにラジエータ上端よりエアが入ってくる。
【0027】
図2において、冷却液の液位が蓄熱タンク1上端より上(図2のA領域)にあるときは、ドレインポート27aが開放されることで全体的にエンジン冷却回路110内の液位がさがる。この場合、蓄熱タンク1を、ハウジング20をタンク本体10の下部に保持して、ハウジング20がエンジンの冷却回路110の最下端部になるように車両に搭載し、ハウジング20にドレインプラグ27を取りつけたので、ドレインポート27aの位置が、たれさがり部28を除いて、エンジンの冷却回路110の最下端部になり、液位からドレインプラグ27までの大きな水頭で、勢いよく、かつ、円滑に、エンジン冷却回路110から冷却液を抜くことができる。
【0028】
図2において、冷却液の液位が蓄熱タンク1上端以下でドレインポート27aより上(図2のB領域)にあるときは、ドレインポート27aから出る水の勢いによる引っ張りで流出通路22側の冷却液がタンク内パイプ25内を上がっていく。ドレインポート27aの出口に別のホースをつけると引っ張り力が増して排水性はさらによくなる。この場合、ドレインプラグ27をハウジング20の流入通路21に連通させて設けたので、蓄熱タンク1内のすべての冷却液を排出することができる。排出通路22にドレインプラグ27を連通させると、蓄熱タンク1内にエアが入ってパイプ25の上端部にエアの溜まりができた時に、パイプ25の上端より下位にある蓄熱タンク内冷却液は排出通路22から抜くことができなくなるが、本発明では、ドレインプラグ27を流入通路21に連通させて設けたので、パイプ25上端部にエアの溜まりができても、蓄熱タンク1内のすべての冷却液を排出することができる。
【0029】
また、上記だけでは、排水の呼吸作用(ドレインポート27aからの良好に排水されたりほとんど出なくなったりするのが交互に繰り返して起こる現象)が生じ、排水に時間がかかるが、ドレインプラグ27よりも上流側の冷却液流路115の一部を、ドレインプラグ27の位置より下った位置になるように配置したので、すなわち、たれさがり部28を設けたので、冷却液交換時に、その部分28は冷却液が溜まったままで、冷却液流路のうちハウジングの排出通路22に接続する流路116内またはパイプ25内通路に一方向(冷却液排出方向)のエア流れができ、流路115、パイプ25内通路、流路116内の液柱の振動が抑制され、呼吸現象を伴わずに、円滑に、タンク内の冷却液を、全量、短時間に排出することができる。これによって、冷却液交換がより一層効率化される。テストでは、たれさがり部28無しの場合に比べて冷却液の排出時間が約1/3に短縮された。
【0030】
図2において、冷却液の液位がドレインポート27a以下(図2のC領域)になったときは、たれさがり部28は冷却液が溜まったままであり、タンク内、流出通路22、冷却液流路116内にはエア通路ができている。すなわち、たれさがり部28の少量の冷却液を除き、蓄熱タンク系から冷却液は全量抜けている。
【0031】
タンク内構造が、タンク内へ自然注水できない構造であるため、注水時には、電動ウォータポンプ106の上まで水を溜め、電動ウォータポンプ106を駆動することによりタンクへの注水が可能である。この場合、流路115に傾斜部115aを設けているため、傾斜部115aにエア溜まりができず、電動ウォータポンプ106の上まで水を容易に溜めることができる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1のエンジンの冷却装置によれば、蓄熱タンクを、ハウジングをタンク本体の下部に保持して、ハウジングがエンジンの冷却回路の最下端部になるように車両に搭載し、ハウジングにドレインプラグを取りつけたので、冷却液交換時に、ドレインプラグを操作し、ドレインポートを開放するだけでエンジン冷却回路から冷却液を大量に抜くことができる。また、ドレインプラグをハウジングの流入通路に連通させて設けたので、蓄熱タンク内のすべての冷却液を排出することができる。これらによって、冷却液交換が効率化される。
請求項2のエンジンの冷却装置によれば、ドレインプラグよりも上流側の冷却液流路の一部を、ドレインプラグの位置より下った位置になるように配置したので、冷却液交換時に、排水の呼吸現象が抑制されて、ドレインポートからの排水性が良好になり、冷却液の交換作業時間を短縮することができる。これによって、冷却液交換が一層効率化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンの冷却装置の、上下関係の概略を示した系統図である。
【図2】本発明のエンジンの冷却装置の液位と排出作用との関係を示す、蓄熱タンクとその近傍の流路の、概略断面図である。
【図3】本発明のエンジンの冷却装置の、蓄熱タンクの断面図である。
【図4】図3の底面図である。
【図5】本発明のエンジンの冷却装置の、車両に搭載された蓄熱タンクの側面図である。
【図6】本発明のエンジンの冷却装置の、車両に搭載された蓄熱タンクの背面図(車両後方側から見た図)である。
【符号の説明】
1 蓄熱タンク
10 タンク本体
11 内側タンク
12 外側タンク
13 タンク本体口部
14 密閉空間(内側タンクと外側タンクとの間の空間)
15 溶接部(内側タンクと外側タンクとの溶接部)
16 整流部材
17 パイプ挿通用孔
18 パイプ挿通用孔の周囲部
20 ハウジング
21 流入通路
22 排出通路
23 温度センサ
25 パイプ
26 つば部
27 ドレインプラグ
27a ドレインポート
28 たれさがり部
30 蓄熱タンク取付部材
31 バンド(バンド状ブラケット)
32 ブラケット
33 ボルト
39 弾性部材
40 ハウジング支持部材
41 吊り上げブラケット
42 ボルト
43 ボルト
50 伸長部材(たとえば、サイドメンバー)
51 車両側ブラケット
51A 第1ブラケット
51B 第2ブラケット
52 ボルト
55 マウント(ゴムマウント)
100 エンジンの冷却装置
101 エンジン
102 ラジエータ
103 ウォターインレット
104 ヒータコア
105 水路切換バルブ
106 電動ウォータポンプ
110 冷却回路
111〜116 流路
115a 流路115の傾斜部

Claims (2)

  1. エンジンの冷却回路にエンジンから流出する冷却液を保温貯蔵する蓄熱タンクを備え、該蓄熱タンクはタンク本体とハウジングとを有しており、該ハウジングが、前記タンク本体の内部に冷却液を流入させる流入通路と前記タンク本体の内部から冷却液を排出する排出通路とを有しており、前記排出通路には前記タンク本体の内部に挿入されるパイプのパイプ内通路が接続されているエンジンの冷却装置であって、前記蓄熱タンクを、前記ハウジングを前記タンク本体の下部に保持して、前記ハウジングが前記エンジンの冷却回路の最下端部になるように車両に搭載し、前記ハウジングに前記流入通路に連通させてドレインプラグを取りつけたエンジンの冷却装置。
  2. 前記ドレインプラグよりも上流側の冷却液流路の一部を、前記ドレインプラグの位置より下った位置になるように配置した請求項1記載のエンジンの冷却装置。
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