JP4513245B2 - 蓄熱タンク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水等の非圧縮性流体を保温貯蔵する蓄熱タンクに関するもので、車両用エンジンの冷却水を保温貯蔵する車両用蓄熱タンクに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
水冷式熱機関の冷却水を保温貯蔵する蓄熱タンクとして、出願人は、既に特願2001−226223号を出願しているが、この出願において、蓄熱タンク(タンク本体)内に温水(冷却水)を供給する流入側温水通路には、蓄熱タンクの下方部で略直角に温水通路が曲がったエルボ部が形成されているので、このエルボ部で比較的大きな圧力損失(曲がり損失)が発生し易く、通水抵抗が大きくなってしまう。
【0003】
本発明は、上記点に鑑み、エルボ部での圧力損失(曲がり損失)を低減することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、非圧縮性の流体を保温貯蔵するタンク本体(110)と、タンク本体(110)内外を貫通するようにタンク本体(110)に固定され、流体の流通方向を転向させるエルボ配管(116)とを備える蓄熱タンクにおいて、エルボ配管(116)は、流体が流入する流入口(114a)から下流側に延びる入口側筒部(116a)、及び流体が流出する流出口(114b)から上流側に延びる出口側筒部(116b)を有し、さらに、エルボ配管(116)のうち、両筒部(116a、116b)の軸線が交差する部位に対応する部位であって流入口(114a)から流入した流体が衝突する部位には、入口側筒部(116a)の軸線と平行な方向と交差する衝突面(116c)を有する段付き部(116d)が形成されていることを特徴とする。
【0005】
これにより、流入口(114a)から流入した流体が一カ所で衝突してその流通方向を転向させることなく、複数箇所(衝突面(116c)及び出口側筒部(116b)の内壁面)に分散して衝突してその流通方向を転向させる。
【0006】
したがって、流入口(114a)から流入した流体の殆どを1つの壁面に衝突させて転向させる場合(段付き部(116d)が無い場合)に比べて、流体流れが大きく乱れることを防止できるので、エルボ配管(116)の圧力損失(曲がり損失)を低減することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明では、出口側筒部(116b)内には、出口側筒部(116b)内を流通する流体と逆向きに流れる流体が流通するパイプ(117)が、出口側筒部(116b)の軸線と略平行に延びて設けられており、段付き部(116d)は、少なくともパイプ(117)より流入口(114a)側に設けられていることを特徴とする。
【0008】
ところで、段付き部(116d)近傍にパイプ(117)が配設されていると、入口側筒部(116a)から流出して段付き部(116d)(衝突面(116c))に向かう流体の一部はパイプ(117)に衝突するので、パイプ(117)周りの空間のうち入口側筒部(116a)と反対側の空間(以下、この空間を背面側空間と呼ぶ。)には、流体が廻り難いので、出口側筒部(116b)のうち背面側空間に対応する空間は、流体通路として効果的(有効的)に機能しないおそれがある。
【0009】
これに対して、請求項2に記載の発明のごとく、少なくともパイプ(117)より流入口(114a)側に段付き部(116d)を設ければ、パイプ(117)周りの空間のうち流入口(114a)に位置する水回りが良い空間(以下、この空間を正面側空間と呼ぶ。)側で多くの流体を転向させることができるので、エルボ配管(116)の圧力損失を低減することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、パイプ(117)の中心軸線(Lc)は、出口側筒部(116b)の中心軸線(Lb)を挟んで流入口(114a)側と反対側に位置していることを特徴とする。
【0011】
これにより、正面側空間を大きくすることができるので、エルボ配管(116)の圧力損失をさらに低減することができる。
【0012】
ところで、エルボ配管(116)のうち、両筒部(116a、116b)の軸線が交差する部位(以下、この部位をコーナ部と呼ぶ。)に段付き部(116d)を設けると、段付き部(116d)が無いもの(後述する図6(b)参照)に比べて、コーナ部における実質的な流体通路断面積が小さくなり易い。
【0013】
このため、段付き部(116d)を設けて曲がり損失を低減しても、コーナ部における実質的な流体通路断面積が小さくなることによる絞り損失が増大してしまい、エルボ配管(116)全体として見たいときの圧力損失を十分に低減できないおそれがある。
【0014】
これに対して、請求項4に記載の発明では、段付き部(116d)は、流入口(114a)から段付き部(116d)を見たときに、衝突面(116c)のうち流出口(114b)に位置する端部(116e)が見えるように形成されていることを特徴としているので、段付き部(116d)の段付き高さが低くなり、コーナ部の内径側壁面から段付き部(116d)の先端まで寸法が大きくなり、、実質的な流体通路断面積を増大させることができる。
【0015】
したがって、段付き部(116d)を設けて曲がり損失を低減しつつ、コーナ部における実質的な流体通路断面積が小さくなること抑制して絞り損失が増大することを防止できるので、エルボ配管(116)全体として見たいときの圧力損失を十分に低減することができる。
【0016】
請求項5に記載の発明では、段付き部(116d)は、階段状に複数箇所設けられており、さらに、複数箇所の段付き部(116d)は、流入口(114a)から段付き部(116d)を見たときに、衝突面(116c)のうち流出口(114b)に位置する端部(116e)が見えるように形成されていることを特徴とする。
【0017】
これにより、段付き部(116d)全体の段付き高さが低くなるので、絞り損失が増大することをさらに防止できるので、エルボ配管(116)全体として見たいときの圧力損失をより一層低減することができる。
【0018】
請求項6に記載の発明では、非圧縮性の流体を保温貯蔵するタンク本体(110)と、タンク本体(110)内外を貫通するようにタンク本体(110)に固定され、流体の流通方向を転向させるエルボ配管(116)とを備える蓄熱タンクにおいて、エルボ配管(116)は、流体が流入する流入口(114a)から下流側に延びる入口側筒部(116a)の軸線と、流体が流出する流出口(114b)から上流側に延びる出口側筒部(116b)の軸線とが交差するように繋がって構成され、出口側筒部(116b)内には、出口側筒部(116b)内を流通する流体と逆向きに流れる流体が流通するパイプ(117)が、出口側筒部(116b)の軸線と略平行に延びて設けられており、さらに、入口側筒部(116a)は、入口側筒部(116a)から出口側筒部(116b)に流入した流体が、パイプ(117)周りを旋回しながら出口側筒部(116b)内を流通するように出口側筒部(116b)に繋がっていることを特徴とする。
【0019】
これにより、入口側筒部(116a)から出口側筒部(116b)に流入した流体が出口側筒部(116b)の壁面に衝突してその流通方向を大きく転向させるのではなく、パイプ(117)周りを旋回ながら徐々にその流通方向を転向させるとともに、出口側筒部(116b)に流入した流体の殆ど全量が同方向に旋回する(流れる)ので、流体流れが大きく乱れることなく、流出口(114b)に向けて流れる。したがって、流速分布が過度に不均一になることを抑制しつつ、エルボ配管(116)の圧力損失(曲がり損失)を低減することができる。
【0020】
請求項7に記載の発明では、非圧縮性の流体を保温貯蔵するタンク本体(110)と、タンク本体(110)内外を貫通するようにタンク本体(110)に固定され、流体の流通方向を転向させるエルボ配管(116)とを備える蓄熱タンクにおいて、エルボ配管(116)は、流体が流入する流入口(114a)から下流側に延びる入口側筒部(116a)の軸線と、流体が流出する流出口(114b)から上流側に延びる出口側筒部(116b)の軸線とが交差するように繋がって構成され、出口側筒部(116b)内には、出口側筒部(116b)内を流通する流体と逆向きに流れる流体が流通するパイプ(117)が、出口側筒部(116b)の軸線と略平行に延びて設けられており、パイプ(117)の中心軸線(Lc)は、出口側筒部(116b)の中心軸線(Lb)を挟んで流入口(114a)側と反対側に位置していることを特徴とする。
【0021】
これにより、正面側空間を大きくすることができるので、エルボ配管(116)の圧力損失をさらに低減することができる。
【0022】
請求項8に記載の発明では、非圧縮性の流体が流れる流体通路(114)に設けられ、流体の流通方向を転向させるエルボであって、流体が流入する流入口(114a)から下流側に延びる入口側筒部(116a)、及び流体が流出する流出口(114b)から上流側に延びる出口側筒部(116b)を有し、両筒部(116a、116b)の軸線が交差する部位に対応する部位であって、流入口(114a)から流入した流体が衝突する部位には、入口側筒部(116a)の軸線と平行な方向と交差する衝突面(116c)を有する段付き部(116d)が形成されていることを特徴とする。
【0023】
これにより、流入口(114a)から流入した流体が一カ所で衝突してその流通方向を転向させることなく、複数箇所(衝突面(116c)及び出口側筒部(116b)の内壁面)に分散して衝突してその流通方向を転向させる。
【0024】
したがって、流入口(114a)から流入した流体の殆どを1つの壁面に衝突させて転向させる場合(段付き部(116d)が無い場合)に比べて、流体流れが大きく乱れることを防止できるので、エルボの圧力損失(曲がり損失)を低減することができる。
【0025】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る蓄熱タンク100を車両用冷却水回路の蓄熱タンクに適用したものであって、図1はエンジン冷却水(温水)回路の模式図である。
【0027】
図1中、200は走行用の水冷式エンジン(液冷式熱機関)であり、210は水冷式エンジン(以下、エンジンと略す。)200内を循環してエンジン200を冷却する冷却水(冷却液)と空気とを熱交換して冷却水を冷却するラジエータである。
【0028】
220はラジエータ210を迂回させて冷却水を循環させるバイパス回路であり、221はエンジン200の温度が所定温度となるように、バイパス回路220に流す冷却水量とラジエータ210に流す冷却水量とを調節するサーモスタットである。
【0029】
211はラジエータ210に冷却風を送風する送風機であり、230は冷却水を熱源として車室内を暖房するヒータコアであり、231はヒータコア230に空気を送風する送風機である。
【0030】
201はエンジン200から動力を得てラジエータ210、バイパス回路220及びヒータコア230からなる第1冷却水回路S1に冷却水を循環させる第1ポンプであり、240は蓄熱タンク100とエンジン200とからな第2冷却水回路S2に冷却水を循環させる電動式の第2ポンプである。
【0031】
ここで、第2冷却水回路S2は、エンジン200から流出した冷却水が蓄熱タンク100に流入し、蓄熱タンク100から流出した冷却水がエンジン200内に流入するように構成されている。
【0032】
なお、第2冷却水回路S2は、第2ポンプ240により冷却水が循環させられるので、第1冷却水回路S1の影響を受けることなく、独立して第2冷却水回路S2の冷却水流れを制御することができる。
【0033】
また、エンジン200には、エンジン200の温度(エンジン200内を循環する冷却水の温度)を検出する第1温度センサ251が配設され、一方、第2冷却水回路S2のうち蓄熱タンク100の冷却水出口側には、蓄熱タンク100から流出する冷却水(温水)の温度を検出する第2温度センサ252が配設されている。
【0034】
そして、両温度センサ251、252の検出信号は、電子制御装置(ECU)250に入力されており、ECU250は、両温度センサ251、252の検出信号に基づいて第2ポンプ240を制御する。
【0035】
次に、蓄熱タンク100について、図2を用いて述べる。
【0036】
110は冷却水(流体)が保温貯蔵されるタンク本体であり、このタンク本体110は、耐食性に優れた材質(本実施形態ではステンレス)製の内側タンク部111と外側タンク部112とからなる二重タンク構造である。なお、両タンク部111、112の間は、断熱層を形成すべく、略真空に保たれている。
【0037】
また、タンク本体110の下方側部位には、両タンク部111、112を貫通してタンク本体110内外を連通させるパイプ部材113が両タンク部111、112に溶接されている。
【0038】
そして、パイプ部材113内には、タンク本体110内に冷却水を導入する導入通路114、及びタンク本体110内に貯蔵された冷却水を排水する流出通路115を形成するとともに、両通路114、115を開閉するバルブ(図示せず。)のバルブハウジングを兼ねる通路形成部材(エルボ部材)116が、Oリング等のシール部材116aにより水密に装着されている。
【0039】
なお、本実施形態では、通路形成部材116は、断熱性に優れた材質(本実施形態では、ナイロン系の樹脂)にて形成されている。
【0040】
このとき、通路形成部材116のうち導入通路114を構成する部位は、図3に示すように、冷却水が流入する流入口114aから下流側に延びる入口側筒部116aの中心線Laと、冷却水が流出する流出口114bから上流側に延びる出口側筒部116bの中心線Lbとが直交するように繋がってエルボ配管部を構成している。
【0041】
そして、導入通路114(エルボ配管部)のうち、両筒部116a、116bの中心線La、Lbが交差する部位に対応する部位であって流入口114aから流入した冷却水が衝突する部位には、入口側筒部116aの中心線Laと平行な方向と交差する衝突面116cを有する段付き部116dが設けられており、この段付き部116dは、流入口114a側から奥に向かうほど(紙面右側から左側に向かうほど)、流出口114b側に近づくように階段状に複数段(本実施形態では、2段)形成されている。
【0042】
また、下から2断面の段付き部116dには、タンク本体110内上方側と流出通路115とを繋ぐパイプ117が挿入されており、このパイプ117は、その中心線Lcが出口側筒部116bの中心線Lbと略平行となり、かつ、図4に示すように、中心軸線Lcが中心軸線Lbを挟んで流入口114a側と反対側に偏心するように配設されている。
【0043】
このため、蓄熱タンク100に流入する冷却水は、図2に示すように、流入口114aから導入通路114に流入し、パイプ117とパイプ部材113との間に形成された導入通路114を下から上に向けて流れてタンク本体110内に流入する。
【0044】
一方、蓄熱タンク100から流出する冷却水は、パイプ117の上方側に形成された開口部117aからパイプ117内を上から下に向けて流通し、通路形成部材116に形成された流出通路115を経由して排水される。
【0045】
なお、上述の冷却水流れの説明から明らかなように、導入通路114と流出通路115とは、パイプ117により区画される(パイプ117内が流出通路115となり、パイプ117外が導入通路114となる)ので、パイプ117は、通路形成部材116と同様に断熱性に優れた材料(例えば、樹脂)にて形成することが望ましい。
【0046】
また、流出口114bの近傍には、流出口114bから流出する冷却水を衝突させて冷却水の流出方向を転向させる衝突部材118が設けられており、この衝突部材118は、流出口114bから所定寸法を隔てた位置にて流出口114bと対向する遮蔽部118a、及び遮蔽部118aから連なって流出口114b側(下方側)に延びるとともに、流出口114bから所定寸法を隔てた位置にて流出口114bの外縁部全周に渡って流出口114bを覆うように設けられた筒状の案内部118bを有するものである。
【0047】
そして、本実施形態では、案内部118bの端部からタンク本体110の内壁に向けて水平方向に拡がる混合防止板119が衝突部材118に一体化されており、この混合防止板119は、図5に示すように、冷却水が流通する多数個の穴119aを設けたものである。因みに、本実施形態では、ステンレス等の耐食性に優れた金属材にプレス成形(絞り加工)を施すことにより、衝突部材118と混合防止板119とを一体成形している。
【0048】
次に、本実施形態に係る冷却水回路の作動を述べる。
【0049】
1.蓄熱モード
このモードは、エンジン200が稼働しているときであって、エンジン200から流出する冷却水の温度(第1温度センサ251の温度)T1が所定温度To以上のときに実行されるものある。
【0050】
具体的には、第2ポンプ240を稼働させることによりエンジン200から流出した高温の冷却水を蓄熱タンク100に供給し、高温の冷却水を蓄熱タンク100(タンク本体110)に蓄える。
【0051】
なお、所定温度Toとは、エンジン200の暖機運転が終了したものと見なすことができる温度であって、本実施形態では、約80℃である。
【0052】
2.暖機モード
このモードは、エンジン200の始動時に実行されるモードであって、具体的には、エンジン200の始動と同時に第2ポンプ240を稼働させるものである。
【0053】
これにより、蓄熱タンク200内に保温貯蔵された高温の冷却水がエンジン200に供給されるので、エンジン200の暖機運転を促進することができる。
【0054】
また、冬場等の暖房運転時にあっては、エンジン始動直後からヒータコア230に温度の高い温水を供給することができるので、車室内の即効暖房を図ることができる。
【0055】
3.冷水保持モード
このモードは、エンジン200が稼働しているときであって、蓄熱タンク100から流出する冷却水の温度(第2温度センサ252の検出温度)T2が所定温度To未満となったとき、第2ポンプ240を停止させるものである。
【0056】
これにより、暖機モード時において、蓄熱タンク100内に保温貯蔵された高温の冷却水が全て流出したと見なすことができるときに、冷水保持モードに移行するので、エンジン200から流出した低温の冷却水が蓄熱タンク100内に保持されてエンジン200内に流入してしまうことを防止できる。したがって、エンジン200の暖機運転をさらに促進することができる。
【0057】
なお、本モードの説明からも明らかなように、タンク本体110の容量は、エンジン200内に存在し得る冷却水量以上とすれば、有効的に暖機運転を促進することができる。
【0058】
因みに、エンジン200から流出する冷却水の温度T1が所定温度To以上となったときには、蓄熱モードに移行する。
【0059】
4.温水保持モード
本モードは、エンジン200が停止しているときに実行されるもので、具体的には、エンジン停止時には第2ポンプ240を停止して蓄熱モード時に蓄えられた高温の冷却水を保温貯蔵するものである。
【0060】
次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述べる。
【0061】
図6(a)は本実施形形態に係る導入通路114(エルボ配管部)における冷却水流れを示す模式図であり、図6(b)は段付き部116dが無い場合の導入通路114(エルボ配管部)における冷却水流れを示す模式図である。
【0062】
そして、段付き部116dが無い場合には、流入口114aと対向する(流入口114aから冷却水の流通方向を見たときに見える)1つの壁面114cに流入口114aから流入した冷却水の殆どが衝突してその流通方向を転向させるので、その壁面114c近傍において冷却水流れが大きく乱れるとともに、流出口114bのうち壁面114c側の流速が大きくなるように流速分布が不均一になる。
【0063】
これに対して、本実施形態では、導入通路114(エルボ配管部)のうち、両筒部116a、116bの中心線La、Lbが交差する部位に対応する部位であって流入口114aから流入した冷却水が衝突する部位には、入口側筒部116aの中心線Laと平行な方向と交差する衝突面116cを有する段付き部116dが設けられているので、流入口114aから流入した冷却水が一カ所で衝突してその流通方向を転向させることなく、複数箇所(衝突面116c及び出口側筒部116bの内壁面114c)に分散して衝突してその流通方向を転向させる。
【0064】
したがって、流入口114aから流入した冷却水の殆どを1つの壁面114cに衝突させて転向させる場合に比べて、冷却水流れが大きく乱れることを防止できるので、導入通路114の圧力損失(曲がり損失)を低減することができる。
【0065】
また、段付き部116dは、流入口114a側から奥に向かうほど、流出口114b側に近づくように階段状に形成されているので、流出口114bのうち壁面114c側の流速が過度に大きくなるように流速分布が不均一になることを抑制できる。
【0066】
なお、本実施形態では、段付き部116dを設けて導入通路114の圧力損失(曲がり損失)を低減するものであるが、段付き部116dの角が尖っていると、冷却水流れが乱れ易いので、段付き部116dの角はできるだけ大きな曲率半径を有する曲面で構成することが望ましい。
【0067】
ところで、段付き部116d(衝突面116c)近傍には、パイプ117が配設されているので、入口側筒部116aから流出して段付き部116d(衝突面116c)に向かう冷却水の一部はパイプ117に衝突する。
【0068】
したがって、パイプ117周りの空間のうち入口側筒部116aと反対側の空間117b(図4参照)には、冷却水が廻り難いので、出口側筒部116bのうち空間117bに対応する空間は、冷却水通路として効果的(有効的)に機能しないおそれがある。
【0069】
そこで、本実施形態は、図2、3に示すように、少なくともパイプ117より流入口114a(入口側筒部116a)側に段付き部116dを設けることにより、パイプ117周りの空間のうち入口側筒部116aに位置する水回りが良い空間117c(図4参照)側で冷却水を転向させて導入通路114の圧力損失を低減している。
【0070】
また、パイプ117の中心軸線Lcが出口側筒部116bの中心軸線Lbを挟んで流入口114a側と反対側に位置するようにパイプ117を配設しているので、パイプ117周りの空間のうち入口側筒部116aに位置する空間117cを大きくすることができ、導入通路114の圧力損失をさらに低減することができる。
【0071】
また、本実施形態では、遮蔽部118a及び案内部118bからなる略コップ状の衝突部材118が流出口114b近傍に設けられているので、流出口114bから上方側に向けて噴出した流速の大きい噴流は、図2に示すように、遮蔽部118aに衝突してその流通方向を略90°(水平方向に)転向した後、案内部118bによって案内されて下方側に転向し、その流速が十分に低下した状態で混合防止板118の下方側に至る。
【0072】
したがって、上方へ噴流を確実に転向させることができるため、流出口114bから流速の大きい噴流が吹き出したときであっても、確実にタンク本体110内の冷却水が撹拌されてしまうことを防止できるので、蓄熱タンク100の保温応力を向上させることができる。
【0073】
また、案内部118bは、流出口114bの外縁部全周に渡って流出口114bを覆うように設けられているので、流出口114bの外縁部全周に渡って確実にタンク本体110内の冷却水が撹拌されてしまうことを防止できる。
【0074】
また、流出口114bは、流出口114bから流出する流体の噴流方向と直交する方向から見て、流出口114bが完全に隠れるように衝突部材118により覆われているので、流出口114bから吹き出す噴流が衝突部材118の内壁(衝突部材118のうち流出口114b側に面した壁面)によって噴流を転向させる区間が長くなる。
【0075】
したがって、噴流の向きを確実に転向させることができるので、噴流の速度を確実に減速することができる。延いては、流速の大きい噴流が吹き出したときであっても、確実にタンク本体110内の冷却水が撹拌されてしまうことを防止できる。
【0076】
(第2実施形態)
本実施形態は、図7に示すように、一段目(最下段)の段付き部116dを流入口114aから見たときに、衝突面116cのうち流出口114bに位置する端部116eが見えるように、一段目の段付き部116dの段付き高さ(衝突面116cの高さ)hを第1実施形態に比べて小さくしたものである。
【0077】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0078】
導入通路114(エルボ配管部)のうち、両筒部116a、116bの中心線La、Lbが交差するコーナ部114d(図7参照)に段付き部116dを設けると、段付き部116dが無いもの(図6(b)参照)に比べて、コーナ部114dにおける実質的な冷却水通路断面積Sが小さくなり易い。
【0079】
このため、段付き部116dを設けて曲がり損失を低減しても、コーナ部114dにおける実質的な冷却水通路断面積Sが小さくなることによる絞り損失が増大して、導入通路114(エルボ配管部)全体として見たいときの圧力損失を十分に低減できないおそれがある。
【0080】
これに対して、本実施形態では、一段目の段付き部116dを流入口114aから見たときに、衝突面116cのうち流出口114bに位置する端部116eが見えるようにしているので、一段目の段付き部116dの段付き高さ(衝突面116cの高さ)hが低くなり、図3(第1実施形態)と図7(本実施形態)との比較からも明らかなように、コーナ部114dの内径側壁面から段付き部116dの先端まで寸法が大きくなるので、実質的な冷却水通路断面積Sを増大させることができる。
【0081】
したがって、段付き部116dを設けて曲がり損失を低減しつつ、コーナ部114dにおける実質的な冷却水通路断面積Sが小さくなること抑制して絞り損失が増大することを防止できるので、導入通路114(エルボ配管部)全体として見たいときの圧力損失を十分に低減することができる。
【0082】
(第3実施形態)
第2実施形態では、一段目の段付き部116dのみを流入口114aから見たときに、衝突面116cのうち流出口114bに位置する端部116eが見えるようにしたが、本実施形態は、図8に示すように、全ての段付き部116dを流入口114aから見たときに、衝突面116cのうち流出口114bに位置する端部116eが見えるようにしたものである。
【0083】
これにより、段付き部116d全体の段付き高さhが低くなるので、絞り損失が増大することをさらに防止できるので、導入通路114(エルボ配管部)全体として見たいときの圧力損失をより一層低減することができる。
【0084】
(第4実施形態)
上述の実施形態では、段付き部116dを設けることにより導入通路114(エルボ配管部)の圧力損失(曲がり損失)を低減したが、本実施形態は、図9に示すように、段付き部116dに代えて、入口側筒部116aから出口側筒部116b(コーナ部114d)に流入した冷却水が、パイプ117周りを旋回ながら出口側筒部116b内を流通するように、入口側筒部116aの中心線Laがパイプ117の中心と一致する円の接線上に位置するように入口側筒部116aを出口側筒部116bに接続したものである。
【0085】
これにより、入口側筒部116aから出口側筒部116b(コーナ部114d)に流入した冷却水が壁面114cに衝突してその流通方向を大きく転向させるのではなく、パイプ117周りを旋回ながら徐々にその流通方向を転向させるとともに、コーナ部114dに流入した冷却水の殆ど全量が同方向に旋回する(流れる)ので、冷却水流れが大きく乱れることなく、流出口114bに向けて流れる。したがって、流速分布が過度に不均一になることを抑制しつつ、導入通路114の圧力損失(曲がり損失)を低減することができる。
【0086】
(第5実施形態)
上述の実施形態では、段付き部116dを設けることにより導入通路114(エルボ配管部)の圧力損失(曲がり損失)を低減したが、本実施形態は、図10に示すように、パイプ117の中心軸線Lcが出口側筒部116bの中心軸線Lbを挟んで流入口114a側と反対側に位置するようにパイプ117を配設した状態で段付き部116dを廃止したものである。
【0087】
これにより、パイプ117周りの空間のうち入口側筒部116aに位置する水回りが良い空間117c(詳細は、第1実施形態の特徴を参照)を大きくすることができるので、第1実施導入通路114の圧力損失をさらに低減することができる。
【0088】
(その他の実施形態)
上述の実施形態には、本発明を車両用冷却水回路の蓄熱タンクに適用したが、保発明はこれに限定されるものではなく、その他の用途に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用冷却水回路の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る蓄熱タンクの正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る蓄熱タンクに適用される通路形成部材の断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る蓄熱タンクに適用される通路形成部材の上面図である。
【図5】(a)は本発明の実施形態に係る蓄熱タンクに適用される衝突部材の断面図であり、(b)は本発明の実施形態に係る蓄熱タンクに適用される衝突部材の上面図である。
【図6】(a)は本発明の第1実施形態に係る蓄熱タンクに適用されるエルボ配管部内の冷却水流れを示す模式図であり、(b)は段付き部が無い場合におけるエルボ配管部内の冷却水流れを示す模式図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る蓄熱タンクの正面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る蓄熱タンクの正面図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る蓄熱タンクに適用されるエルボ配管部内の冷却水流れを示す模式図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係る蓄熱タンクに適用されるエルボ配管部内の冷却水流れを示す模式図である。
【符号の説明】
100…蓄熱タンク、110…タンク本体、114…導入通路、
114a…流入口、114b…流出口、116a…入口側筒部、
116b…出口側筒部、116c…衝突面、116d…段付き部。

Claims (8)

  1. 非圧縮性の流体を保温貯蔵するタンク本体(110)と、
    前記タンク本体(110)内外を貫通するように前記タンク本体(110)に固定され、流体の流通方向を転向させるエルボ配管(116)とを備える蓄熱タンクにおいて、
    前記エルボ配管(116)は、流体が流入する流入口(114a)から下流側に延びる入口側筒部(116a)、及び流体が流出する流出口(114b)から上流側に延びる出口側筒部(116b)を有し、
    さらに、前記エルボ配管(116)のうち、前記両筒部(116a、116b)の軸線が交差する部位に対応する部位であって前記流入口(114a)から流入した流体が衝突する部位には、前記入口側筒部(116a)の軸線と平行な方向と交差する衝突面(116c)を有する段付き部(116d)が形成されていることを特徴とする蓄熱タンク。
  2. 前記出口側筒部(116b)内には、前記出口側筒部(116b)内を流通する流体と逆向きに流れる流体が流通するパイプ(117)が、前記出口側筒部(116b)の軸線と略平行に延びて設けられており、
    前記段付き部(116d)は、少なくとも前記パイプ(117)より前記流入口(114a)側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱タンク。
  3. 前記パイプ(117)の中心軸線(Lc)は、前記出口側筒部(116b)の中心軸線(Lb)を挟んで前記流入口(114a)側と反対側に位置していることを特徴とする請求項2に記載の蓄熱タンク。
  4. 前記段付き部(116d)は、前記流入口(114a)から前記段付き部(116d)を見たときに、前記衝突面(116c)のうち前記流出口(114b)に位置する端部(116e)が見えるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蓄熱タンク。
  5. 前記段付き部(116d)は、階段状に複数箇所設けられており、
    さらに、前記複数箇所の段付き部(116d)は、前記流入口(114a)から前記段付き部(116d)を見たときに、前記衝突面(116c)のうち前記流出口(114b)に位置する端部(116e)が見えるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蓄熱タンク。
  6. 非圧縮性の流体を保温貯蔵するタンク本体(110)と、
    前記タンク本体(110)内外を貫通するように前記タンク本体(110)に固定され、流体の流通方向を転向させるエルボ配管(116)とを備える蓄熱タンクにおいて、
    前記エルボ配管(116)は、流体が流入する流入口(114a)から下流側に延びる入口側筒部(116a)の軸線と、流体が流出する流出口(114b)から上流側に延びる出口側筒部(116b)の軸線とが交差するように繋がって構成され、
    前記出口側筒部(116b)内には、前記出口側筒部(116b)内を流通する流体と逆向きに流れる流体が流通するパイプ(117)が、前記出口側筒部(116b)の軸線と略平行に延びて設けられており、
    さらに、前記入口側筒部(116a)は、前記入口側筒部(116a)から前記出口側筒部(116b)に流入した流体が、前記パイプ(117)周りを旋回しながら前記出口側筒部(116b)内を流通するように前記出口側筒部(116b)に繋がっていることを特徴とする蓄熱タンク。
  7. 非圧縮性の流体を保温貯蔵するタンク本体(110)と、
    前記タンク本体(110)内外を貫通するように前記タンク本体(110)に固定され、流体の流通方向を転向させるエルボ配管(116)とを備える蓄熱タンクにおいて、
    前記エルボ配管(116)は、流体が流入する流入口(114a)から下流側に延びる入口側筒部(116a)の軸線と、流体が流出する流出口(114b)から上流側に延びる出口側筒部(116b)の軸線とが交差するように繋がって構成され、
    前記出口側筒部(116b)内には、前記出口側筒部(116b)内を流通する流体と逆向きに流れる流体が流通するパイプ(117)が、前記出口側筒部(116b)の軸線と略平行に延びて設けられており、
    さらに、前記パイプ(117)の中心軸線(Lc)は、前記出口側筒部(116b)の中心軸線(Lb)を挟んで前記流入口(114a)側と反対側に位置していることを特徴とする蓄熱タンク。
  8. 非圧縮性の流体が流れる流体通路(114)に設けられ、前記流体の流通方向を転向させるエルボであって、
    流体が流入する流入口(114a)から下流側に延びる入口側筒部(116a)、及び流体が流出する流出口(114b)から上流側に延びる出口側筒部(116b)を有し、
    前記両筒部(116a、116b)の軸線が交差する部位に対応する部位であって、前記流入口(114a)から流入した流体が衝突する部位には、前記入口側筒部(116a)の軸線と平行な方向と交差する衝突面(116c)を有する段付き部(116d)が形成されていることを特徴とするエルボ。
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