JP6226481B2 - 内燃機関における冷却水通路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関内に形成された流体通路とラジエータとの間で冷却水を循環させることにより、内燃機関(以下、エンジンともいう。)の冷却を行う冷却装置に用いられる冷却水通路装置に関する。
この種の冷却装置においては、内燃機関内に形成された流体通路とラジエータとの間で冷却水を循環させることで、エンジンの冷却を行うだけでなく、冷却水を暖房用のヒータコアを備えたヒータ循環流路に供給するようにもなされており、さらに昨今においてはエンジンからの冷却水をEGRクーラやスロットルボディにも利用する形態のものも提案されている。
したがって、前記したように各部に冷却水を循環もしくは供給するために、個々に分岐管を用いて配管を接続する必要が生ずる。これにより、エンジンルーム内における配管が複雑となり、結果として、エンジンのメンテナンス性を悪化させるという問題を招来させる。
そこで、前記した各管の接続を簡素化するために、エンジンの冷却水吐出口に直結し、内部に水温センサ等を収容すると共に、各管の接続口を集約させた冷却水通路装置が次に示す先行技術文献に開示されている。
特開2010−196571号公報 特開2011−231722号公報
この特許文献に開示された冷却水通路装置は、本件出願人が先に提案をしたものであり、冷却水通路装置の全体を合成樹脂を利用して成形し、樹脂成形の容易性を生かして、軽量化ならびにコストダウンを図ることができる冷却水通路装置を提供することができる。
加えて、この冷却水通路装置によると、装置に加わる応力を装置全体で吸収・分散させることができ、エンジンの熱膨張による応力およびエンジンと前記装置との熱膨張係数の差異による締結部のズレにも効果的に対処することが可能となる。
ところで、前記した冷却水通路装置を含む冷却水の循環路には、冷却水に気泡が入ることがある。しかしこの冷却水に混じる気泡は、例えば冷却水の循環路の一部に接続された完全密閉型のリザーブタンクによって除去することができる。ところが、例えばエンジンの始動直後の暖機運転時などにおいては、冷却水がラジエータを経由する主冷却配管を循環しないために、リザーブタンクへの気泡抜け(エアー抜け)が悪い。
このために、例えばエンジン内の最上部に残存していた気泡が、車内空調用(暖房用)のヒータコアへと流れ易く、気泡を含んだ冷却水がヒータコアを流れた場合には、ヒータコアにおいて発生する異音(冷却水の流動音)が車室内に漏れて、乗員に不快感を与えるという問題を招く。
そこで、前記したヒータコアへの送出管を備えた冷却水通路装置においては、ヒータコアへの送出管につながる分岐口を、冷却水通路装置の下底部に開口させることで、ヒータコアに対して、気泡が送られるのを阻止することができる。これによりヒータコアにおいて異音(冷却水の流動音)が発生するのを防止することが可能となる。
しかしながら、ヒータコアへの分岐口を冷却水通路装置の下底部に設けた場合には、ヒータコアへの送出管は、必然的に冷却水通路装置の下側に向かって配管されることになり、混み入ったエンジンルーム内において、ヒータコアへの送出管からヒータコアにつなぐホースの接続もしくは交換などのメンテナンスの作業性を悪くする。
したがって、ヒータコアへの送出管を含む各管の接続口は、冷却水通路装置から上向きに、もしくは横向き(水平状態)となるように配列することが望まれる。
この発明は、先に提案した冷却水通路装置について、前記したような問題点およびメンテナンス上の観点に基づいて、さらに改良を加えたものであり、冷却水通路装置内にたとえ気泡を含んだ冷却水が流入しても、気泡がヒータコアに流れるのを効果的に阻止し、ヒータコアにおいて冷却水の流動音が発生するのを防止することができる冷却水通路装置を提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされた本発明にかかる内燃機関における冷却水通路装置は、内燃機関内に形成された流体通路とラジエータとの間で冷却水の循環流路を形成した内燃機関の冷却装置において用いられ、前記内燃機関の冷却水出口部と前記ラジエータの冷却水入口部との間に設けられる冷却水通路装置であって、前記内燃機関からの冷却水を取り込む冷却水取り込み管と、前記冷却水取り込み管に連通してラジエータへの送出管が形成されると共に、前記冷却水取り込み管とラジエータへの送出管とを結ぶ中央路から分岐して、ヒータコアへの送出管が少なくとも備えられ、前記冷却水通路装置が前記内燃機関に取り付けられた状態において、前記ヒータコアへの送出管につながる分岐口が、前記中央路内の上部に開口されると共に、前記分岐口には当該分岐口を取り囲んで、前記中央路内に垂下する壁面が形成され、前記壁面によって冷却水に含まれる気泡が前記分岐口に侵入するのを阻止することを特徴とする。
この場合、冷却水通路装置の好ましい一つの形態においては、前記冷却水取り込み管は、内燃機関における一対のエンジンヘッドからの冷却水をそれぞれ取り込む一対の冷却水取り込み管により構成され、前記一対の冷却水取り込み管の間に形成された前記中央路に、前記ヒータコアへの送出管につながる分岐口が形成される。
また、冷却水通路装置の好ましい他の一つの形態においては、エンジンヘッドからの冷却水を取り込む単一の冷却水取り込み管と、前記冷却水取り込み管に連通するラジエータへの冷却水の送出管との間の中央路に、前記ヒータコアへの送出管につながる分岐口が形成される。
そして、前記冷却水通路装置は、それぞれ個別に成形された複数の樹脂成形体を接合することにより形成されると共に、前記冷却水取り込み管、ラジエータへの送出管、ヒータコアへの送出管は、複数の樹脂成形体のうちの1つの樹脂成形体において、一体に成形されていることが望ましい。
さらに、前記中央路内に垂下する壁面は、前記ヒータコアへの送出管を中央路内まで延伸して設けた構成を好適に採用することができる。
前記した構成の内燃機関における冷却水通路装置によると、この冷却水通路装置を内燃機関に取り付けた状態において、ヒータコアへの送出管につながる分岐口が、冷却水取り込み管とラジエータへの送出管とを結ぶ中央路内の上部に開口するように形成される。そして前記分岐口には、この分岐口を取り囲み前記中央路内に垂下する壁面が形成される。
したがって、冷却水通路装置内にたとえ気泡が入り込んでも、ヒータコアへの送出管につながる分岐口を取り囲む前記した壁面の作用により、ヒータコアに気泡が侵入するのを阻止することができる。これにより、ヒータコアにおいて冷却水の流動音が発生するのを防止した冷却水通路装置を提供することができる。
また、ヒータコアへの送出管につながる分岐口は、冷却水通路装置の中央路内の上部に開口するように形成されるので、ヒータコアへの送出管は、必然的に冷却水通路装置の上部に向かって、もしくは水平方向に向かって成形することができる。
これにより、冷却水通路装置に集約された各管に対して接続される各種のゴムホースなどの接続作業や交換作業を容易にすることができ、メンテナンス性に優れた冷却水通路装置を提供することができる。
内燃機関の冷却装置についての概略を示した模式図である。 この発明に係る冷却水通路装置の第1の形態を示した上面図である。 同じく正面図である。 同じく背面図である。 同じく底面図である。 図2におけるA−A線より矢印方向に見た拡大断面図である。 図6におけるB−B線より矢印方向に見た拡大断面図である。 図3におけるC−C線より矢印方向に見た拡大断面図である。 この発明に係る冷却水通路装置の第2の形態を示した上面図である。 同じく正面図である。 同じく背面図である。 同じく底面図である。 図9におけるD−D線より矢印方向に見た拡大断面図である。 図13におけるE−E線より矢印方向に見た拡大断面図である。 この発明に係る冷却水通路装置の第3の形態を示した背面図である。 図15におけるF−F線より矢印方向に見た断面図である。 図15におけるG−G線より矢印方向に見た断面図である。
この発明に係る冷却水通路装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。先ず図1は、この発明に係る冷却水通路装置を用いたエンジンの冷却装置の基本構成について示したものである。
符号1は内燃機関(エンジン)を模式的に示しており、このエンジン1内には、冷却水の通路であるウォータジャケット2が形成されている。そして、エンジンヘッドからの冷却水の出口部には、冷却水通路装置3が取り付けられている。
エンジンヘッドからの冷却水は、冷却水の送り流路4を介してラジエータ5に入り、ラジエータ5によって放熱された冷却水は、戻り流路6を介してサーモスタット(T/ST)7に流入する。このサーモスタット7を収容するハウジングは、エンジン1に冷却水を送り込むウォータポンプ(W/P)8の上流側に配置されており、前記ウォータポンプ8の駆動により冷却水が循環される。
また、冷却水の送り流路4から前記したサーモスタット7に至るバイパス流路9が形成されており、エンジン1の暖機運転中においては、サーモスタット7の作用によりバイパス流路9に冷却水が流れるように作用する。
さらに冷却水通路装置3内で分岐された冷却水の一部は、室内暖房用の熱交換器として作用するヒータコア10に入り、このヒータコア10を経て前記サーモスタット7のハウジングに戻るように構成されている。
図2〜図8は、この発明に係る冷却水通路装置の第1の実施の形態を示すものであり、このうち図2〜図5は、冷却水通路装置3の外観構成を示している。
この冷却水通路装置3は、V型エンジンにおける左右のエンジンヘッドからの冷却水をそれぞれ取り込む一対の冷却水取り込み管11,12がそれぞれ同一方向に向くようにして成形されており、前記一対の冷却水取り込み管11,12の開口部を取り巻くようにして鍔状の締結部(フランジ)13,14が形成されている。
そして、前記締結部13,14には、左右のエンジンヘッドに、冷却水通路装置3を締結させるためのボルト挿通孔15が、冷却水取り込み管11,12を中央にしたほぼ正三角形の均等位置にそれぞれ形成されている。
前記一対の冷却水取り込み管11,12の間には、図6〜図8に示すように冷却水を集合させる中央路16が形成されている。そして、前記中央路16の長さ方向のほぼ中央部において、中央路16に連通するようにしてラジエータへの送出管17が形成されている。このラジエータへの送出管17は、図2および図5に示されたように前記一対の冷却水取り込み管11,12と同一の方向に向くようにして形成されている。
すなわち、この冷却水通路装置3は、一対の冷却水取り込み管11,12を左右にして装置3を平面視した図2に示す状態において、前記冷却水取り込み管11,12とラジエータへの送出管17の各中心を通る線a,b,cは、互いに平行になされている。そして、一方の冷却水取り込み管11の中心を通る線aと、前記中央路16の中心を通る線dとの交差角度は鈍角になされ、他方の冷却水取り込み管12の中心を通る線bと、前記中央路16の中心を通る線dとの交差角度は鋭角になされている。
また、前記した冷却水通路装置3における一方の冷却水取り込み管11と、ラジエータへの送出管17との間には、前記した中央路16に連通するようにして上向きにヒータコアへの送出管18が形成されている。これによりエンジン1から吐出される冷却水は、冷却水通路装置3において分岐され、直ちにヒータコア10に供給される。
また、冷却水通路装置3における他方の冷却水取り込み管12と前記中央路16とが交差する部分には、上向きに水温センサの取り付け管19が形成されており、この取り付け管19には、水温センサ20が軸方向に嵌め込まれて取り付けられ、水温センサ先端のセンサ部分は冷却水通路装置3内に位置している。この水温センサ20より得られる冷却水の水温情報は、図示せぬECU(Engine Control Unit )に送られるように構成されている。
図6〜図8は、前記した中央路16に形成されたヒータコアへの送出管18の分岐部分について、それぞれ視角を変えて拡大して示した断面図である。
なお、図6〜図8とその他の各図との関係は、前記した図面の簡単な説明の欄に記載したとおりである。
このヒータコアへの送出管18は、冷却水通路装置3をエンジン1に取り付けられた状態において、上向きとなるように冷却水通路装置3に形成されている。そして、冷却水通路装置3の前記した中央路16から、ヒータコアへの送出管18につながる分岐口18aは、前記中央路16内の上部に開口されている。
加えて、前記分岐口18aにはこの分岐口18aを取り囲んで、前記中央路16内に垂下するようにして壁面21が形成されている。中央路16内に垂下された壁面21の上下方向の寸法(突出寸法)は、図6および図8に示すように、円筒状に形成された中央路16内の中心軸部分まで達している。
なお、ヒータコアへの送出管18につながる分岐口18aは、前記した中央路16の軸心よりも後部に寄った位置に形成されている。したがって、前記分岐口18aを取り囲む壁面21を下方から見た図7においては、壁面21の下端部はU字状に形成されている。すなわちU字状の両脚部の間は、中央路16を形成する円弧状の内周面が位置することになり、これにより分岐口18aは実質的にU字状の壁面21と、中央路16を形成する円弧状の内周面とによって囲まれた状態となる。
以上説明した一対の冷却水取り込み管11,12およびラジエータへの送出管17、ヒータコアへの送出管18、水温センサ取り付け管19などの主要な各部材は、第1ボディB1としての1つの樹脂成形体によって一体に成形されている。そして、第1ボディB1の下底部において第2ボディB2としての樹脂成形体が、第1ボディB1に接合されて冷却水通路装置3を構成している。
すなわち、この実施の形態においては、第2ボディB2は第1ボディB1の下底部において、前記中央路16を閉塞する偏平状に形成されたいわば蓋体として機能するようになされている。
前記した第1ボディB1と第2ボディB2からなる冷却水通路装置3を成形するにあたっては、DSI(Die Slide Injection)成形等の接合工法を利用することができる。
すなわち、前記第1ボディB1と第2ボディB2とを一次射出により個別に成形し、そのまま、ダイをスライドさせて第1ボディB1と第2ボディB2を接合し、その接合部Jに樹脂を二次射出することで、中空体構造の冷却水通路装置3を成形することができる。
なお、前記したDSI成形を用いずに、第1ボディB1と第2ボディB2とを周知の振動溶着により接合することもできる。
前記した冷却水通路装置3によると、ヒータコアへの送出管18につながる分岐口18aが、中央路16内の上部に開口するように形成されると共に、前記分岐口18aには、この分岐口を取り囲み中央路16内に垂下する壁面21が形成される。したがって、冷却水通路装置3内にたとえ気泡が入り込んでも、前記分岐口18aを取り囲む前記壁面21の作用により、ヒータコア10に気泡が侵入するのを阻止することができる。
これによりヒータコア10において冷却水の流動音が発生するのを防止することができるなど、前記した発明の効果の欄に記載したとおりの作用効果を得ることができる。
次に図9〜図14は、本発明に係る冷却水通路装置の第2の実施形態を示すものであり、これは第1の実施形態と同様にV型エンジンに装置される。なおこの第2の実施形態においては、すでに説明した図2〜図8に示す各部と同一の機能を果たす部分を同一符号で示しており、したがってその詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態においては、ラジエータへの送出管17は、中央路16における一端部側、すなわち図9に示すように中央路16と冷却水取り込み管12の交差部に連通するようにして、前記中央路16の延長線方向に向って形成されている。またこの実施の形態においては、ヒータコアへの送出管18は、図9および図13に示すように、冷却水取り込み管12の直近における中央路16から、後ろ向きに水平方向に形成されている。
また、図9および図10に示すように、冷却水取り込み管11と中央路16との交差部分には、スロットルボディへの送出管23が上向きに形成されており、さらに、スロットルボディへの送出管23と前記ヒータコアへの送出管18との間にはEGRクーラへの送出管24が上向きに形成されている。
これらスロットルボディへの送出管23およびEGRクーラへの送出管24は、前記中央路16に連通しており、冷却水通路装置3から分岐されて供給される。
図13および図14は、前記した中央路16に形成されたヒータコアへの送出管18の分岐部分について、それぞれ視角を変えて拡大して示した断面図である。
図13および図14に示されているように、冷却水通路装置3の前記した中央路16から、ヒータコアへの送出管18につながる分岐口18aは、前記中央路16内の上部に開口されている。そして、前記分岐口18aにはこの分岐口18aを取り囲んで、前記中央路16内に垂下するようにして壁面21が形成されている。
すなわち、この第2の実施の形態においても、ヒータコアへの送出管18につながる分岐口18aに形成される壁面21の構成については、第1の実施の形態として示した図6および図7に示した構成と、ほぼ同様である。
したがって、ヒータコア10に対して気泡が侵入するのを阻止することができる点において、ほぼ同様の作用効果を得ることができる。
この第2の実施の形態においても、一対の冷却水取り込み管11,12およびラジエータへの送出管17、ヒータコアへの送出管18、水温センサ取り付け管19、スロットルボディへの送出管23、EGRクーラへの送出管24などの主要な各部材は、第1ボディB1としての1つの樹脂成形体によって一体に成形されている。
そして、第2ボディB2は、第1ボディB1の下底部において、前記中央路16を閉塞するように偏平状に形成される。したがって、前記したDSI成形を利用することで、中空状の冷却水通路装置3を成形することができる。
以上説明した第1の実施の形態(図2〜図8)および第2の実施の形態(図9〜図14)は、いずれもV型エンジンに搭載される冷却水通路装置3を示しているが、次に説明する第3の実施の形態(図15〜図18)は、直列型エンジンに搭載される冷却水通路装置3の例を示している。
この第3の実施の形態においては、エンジンヘッドからの冷却水を取り込む単一の冷却水取り込み管11が備えられ、この冷却水取り込み管11の開口部を取り巻くようにして鍔状の締結部(フランジ)13が形成されている。そして、鍔状の締結部13には、直列型エンジンのエンジンヘッドに冷却水通路装置3を締結させるための一対のボルト挿通孔15が、冷却水取り込み管11を中央にして、その両外側にそれぞれ形成されている。
また、前記冷却水取り込み管11に対して屈曲された中央路16を介して、ラジエータへの送出管17が水平方向に向かって形成されている。すなわち、冷却水取り込み管11とラジエータへの送出管17とを結ぶ中央路16の屈曲角度は、図17に示すようにわずかに鈍角になされている。
そして、冷却水取り込み管11とラジエータへの送出管17との間の屈曲された前記中央路16には、中央路16に連通するようにして上向きにヒータコアへの送出管18が形成されている。これによりエンジン1から吐出される冷却水は、冷却水通路装置3において分岐され、直ちにヒータコア10に供給される。
また、前記した冷却水取り込み管11の側壁には、水平方向に向かって水温センサ20の取り付け管19が形成されている。すなわち、水温センサの取り付け管19は、図17に示すように前記したラジエータへの送出管17の屈曲方向に対して、反対側に水平方向に向かって形成されている。
なお、水温センサ20より得られる冷却水の水温情報は、前記したとおり図示せぬECUに送られる。
図16および図17には、前記したヒータコアへの送出管18の分岐部分が示されており、冷却水通路装置3をエンジン1に取り付けた状態において、ヒータコアへの送出管18が上向きとなるように冷却水通路装置3に一体に形成されている。
そして、冷却水通路装置3の前記した中央路16から、ヒータコアへの送出管18につながる分岐口18aは、前記中央路16内の上部に開口されている。
加えて、前記分岐口18aにはこの分岐口18aを取り囲んで、前記中央路16内に垂下するようにして壁面21が形成されている。中央路16内に垂下された壁面21の上下方向の寸法(突出寸法)は、図16に示すように中央路16内の中心軸部分まで達している。
この第3の実施の形態においても、ヒータコアへの送出管18につながる分岐口18aに施された壁面21の構成は、第1の実施の形態(図6〜図8に示す構成)と、ほぼ同様である。
したがって、ヒータコア10に対して気泡が侵入するのを効果的に阻止することができ、ヒータコア10において冷却水の流動音が発生するのを防止することができる点において、ほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、以上説明した第1の実施の形態(図2〜図8)および第2の実施の形態(図9〜図14)は、いずれもV型エンジンに搭載される構成を備えているが、その基本構成を変えることなく水平対向型エンジンに搭載できる冷却水通路装置とすることが可能である。
そして、水平対向型エンジンに搭載した場合においても、同様の作用効果を得ることができる。
1 内燃機関(エンジン)
2 ウォータジャケット
3 冷却水通路装置
4 冷却水送り流路
5 ラジエータ
6 冷却水戻り流路
7 サーモスタット
8 ウォータポンプ
9 バイパス流路
10 ヒータコア
11,12 冷却水取り込み管
13,14 締結部(フランジ)
15 ボルト挿通孔
16 中央路
17 ラジエータへの送出管
18 ヒータコアへの送出管
18a 分岐口
19 水温センサ取り付け管
20 水温センサ
21 壁面
23 スロットルボディへの送出管
24 EGRクーラへの送出管
B1 第1ボディ
B2 第2ボディ
J 接合部

Claims (5)

  1. 内燃機関内に形成された流体通路とラジエータとの間で冷却水の循環流路を形成した内燃機関の冷却装置において用いられ、前記内燃機関の冷却水出口部と前記ラジエータの冷却水入口部との間に設けられる冷却水通路装置であって、
    前記内燃機関からの冷却水を取り込む冷却水取り込み管と、前記冷却水取り込み管に連通してラジエータへの送出管が形成されると共に、前記冷却水取り込み管とラジエータへの送出管とを結ぶ中央路から分岐して、ヒータコアへの送出管が少なくとも備えられ、
    前記冷却水通路装置が前記内燃機関に取り付けられた状態において、前記ヒータコアへの送出管につながる分岐口が、前記中央路内の上部に開口されると共に、前記分岐口には当該分岐口を取り囲んで、前記中央路内に垂下する壁面が形成され、前記壁面によって冷却水に含まれる気泡が前記分岐口に侵入するのを阻止することを特徴とする冷却水通路装置。
  2. 前記冷却水取り込み管は、内燃機関における一対のエンジンヘッドからの冷却水をそれぞれ取り込む一対の冷却水取り込み管により構成され、前記一対の冷却水取り込み管の間に形成された前記中央路に、前記ヒータコアへの送出管につながる分岐口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載された冷却水通路装置。
  3. エンジンヘッドからの冷却水を取り込む単一の冷却水取り込み管と、前記冷却水取り込み管に連通するラジエータへの冷却水の送出管との間の中央路に、前記ヒータコアへの送出管につながる分岐口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載された冷却水通路装置。
  4. 前記冷却水通路装置は、それぞれ個別に成形された複数の樹脂成形体を接合することにより形成されると共に、前記冷却水取り込み管、ラジエータへの送出管、ヒータコアへの送出管は、複数の樹脂成形体のうちの1つの樹脂成形体において、一体に成形されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された冷却水通路装置。
  5. 前記中央路内に垂下する壁面は、前記ヒータコアへの送出管を中央路内まで延伸して設けられていることを特徴とする請求項1に記載された冷却水通路装置。
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