JP2004306737A - 車両用熱交換器の取付構造 - Google Patents

車両用熱交換器の取付構造 Download PDF

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Hideaki Ishida
英明 石田
Ichiji Shibata
一司 柴田
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Abstract

【課題】防振ゴムを介して車両に組み付けられる凝縮器の取付作業性を向上させる。
【解決手段】ブラケット2及びフロントエンドパネル4に両者が嵌合する凹状又は凸状の嵌合部2e、4a設ける。これにより、両嵌合部2e、4aを嵌合させた状態で締結するので、第1ブラケット部2aと第2ブラケット部2bとが弾性部材2cを介して連結されていても、ブラケット2をフロントエンドパネル4に組み付ける際に第2ブラケット部2bがフロントエンドパネル4に対してズレてしまうことを防止でき、組付け作業性を向上させることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置の放熱器やエンジン用のラジエータ等の車両用熱交換器の取付構造に関するもので、凝縮器の取付構造に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
従来は、金属製のブラケットの一方側を凝縮器に直接固定し、かつに、他方側を車両ボディ側に直接固定することにより凝縮器を車両に組み付けていた。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公平7−122532号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の発明では、金属製のブラケットを介して凝縮器を車両ボディ側に直接的に取り付けているため、車両振動と共に凝縮器が振動してしまい、振動騒音が大きくなるという問題がある。
【0005】
そこで、発明者は、ブラケットにゴムブッシュ等の防振ゴムを取り付け、車体ボディ側から凝縮器への振動伝達を遮断することによって騒音の低減を図ったが、以下に述べる問題が新たに発生した。
【0006】
すなわち、防振ゴムは、柔軟性のある弾性部材であるため、ブラケットを車両ボディにボルト等にて組み付ける際にブラケットの車両取側付部がズレ易く、組付け作業性が悪化してしまうという問題が発生した。
【0007】
本発明は、上記点に鑑み、第1には、従来と異なる新規な車両用熱交換器の取付構造を提供し、第2には、車両用熱交換器の取付作業性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、車両用熱交換器(1)を車両に取り付けるための構造であって、車両用熱交換器(1)を車両ボディ(4)に固定するためのブラケット(2)のうち車両用熱交換器(1)側は、弾性変形可能な弾性部材(2c)を介して車両用熱交換器(1)に固定されており、さらに、ブラケット(2)のうち車両ボディ(4)との接触部(2d)には、車両ボディ(4)と嵌合する凹状又は凸状の嵌合部(2e)が設けられていることを特徴とする。
【0009】
これにより、ブラケット(2)を車両ボディ(4)に組み付ける際にブラケット(2)が車両ボディ(4)に対してズレてしまうことを防止できるので、組付け作業性を向上させることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、ブラケット(2)と車両ボディ(4)とはボルトにて固定されており、さらに、嵌合部(2e)は、ボルト(3b)を締め付ける際にブラケット(2)がボルト(3b)と共に回転することを規制することができ得る形状に形成されていることを特徴とする。
【0011】
これにより、組付け作業性を更に向上させることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、嵌合部(2e)は、ボルト(3b)の長手方向と直交する2方向にブラケット(2)が変位することを規制でき得る形状に形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載の発明では、嵌合部(2e)は、ブラケット(2)の剛性を高める補強部を兼ねていることを特徴とするものである。
【0014】
請求項6に記載の発明では、嵌合部(2e)は、ボルト(3b)の長手方向と直交する方向から見た断面形状が略コの字状となるように形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る車両用熱交換器の取付構造を凝縮器の取付構造に適用したものであって、図1は本実施形態に係る凝縮器の取付構造を示す車両前方側から見た正面図であり、図2は図1の右側面図であり、図3は本実施形態の特徴を示す図である。
【0017】
凝縮器1は、図1に示すように、冷媒が流れる複数本のチューブ1a及びチューブ1aの外表面に接合されて冷媒と空気との熱交換を促進するフィン1bからなるコア部、チューブ1aの長手方向両端部にて各チューブ1aと連通するヘッダタンク1c、並びにコア部の端部にてチューブ1aと平行に延びてコア部を補強するサイドプレート1d等からなるものである。
【0018】
なお、本実施形態に係る凝縮器1は、チューブ1a等の構成部品を全てアルミニウム合金としてそれらをろう付けにて一体化している。
【0019】
ブラケット2は、凝縮器1を車両ボディの一部をなすフロントエンドパネル4に固定するための取付手段であり、このブラケット2は、図2に示すように、凝縮器1の取付部1eにボルト3aにて固定された金属製の第1ブラケット部2a、フロントエンドパネル4にボルト3bにて固定された金属製の第2ブラケット部2b、及び第1ブラケット部2aと第2ブラケット部2bとを連結するとともに、第1ブラケット部2aと第2ブラケット部2bとの間で振動が伝わることを防止する弾性変形可能な弾性部材2c等から構成されている。
【0020】
なお、本実施形態では、弾性部材2cとしてゴム製のゴムブッシュを採用しているが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば金属バネを用いてもよい。
【0021】
ところで、第2ブラケット部2bのうちフロントエンドパネル4との接触部2dは、図3に示すように、車両後方側に凸となるように、ボルト3bの長手方向と直交する方向(本実施形態では、上下方向)から見た断面形状が略コの字状となるようにプレス成形された嵌合部2eが設けられている。
【0022】
一方、フロントエンドパネル4のうち嵌合部2eに対応する部位は、ボルト3bの長手方向と直交する方向(本実施形態では、上下方向)から見た断面形状が略コの字状となるように形成されて嵌合部2eに嵌り込む嵌合部4aがプレス成形にて形成されている。
【0023】
そして、第2ブラケット部2bには、ボルト3bが螺合するナット3cが溶接されており、両嵌合部2e、4aが嵌合した状態でボルト3bにて第2ブラケット部2bとフロントエンドパネル4とが締結固定されている。
【0024】
また、凝縮器1の下端は、図1に示すように、防振ゴム等の弾性支持部材5を介してフロントエンドパネル4の下端側又は車両ボディの一部をなすロアフロンパネル6に支持されている。
【0025】
なお、弾性支持部材5は、凝縮器1のサイドプレート1dに係止又は填め込み固定され、一方、ロアフロンパネル6側は、ロアフロンパネル6に設けられた穴部に挿入されている。そして、ブラケット2により凝縮器1の上端側を固定することにより、弾性支持部材5がロアフロンパネル6の穴部から脱落することが防止される。
【0026】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0027】
本実施形態では、ブラケット2にフロントエンドパネル4と嵌合する凹状又は凸状の嵌合部2eが設けられ、かつ、両嵌合部2e、4aを嵌合させた状態で締結するので、第1ブラケット部2aと第2ブラケット部2bとが弾性部材2cを介して連結されていても、ブラケット2をフロントエンドパネル4に組み付ける際に第2ブラケット部2bがフロントエンドパネル4に対してズレてしまうことを防止でき、組付け作業性を向上させることができる。
【0028】
また、嵌合部2eは、ボルト3bの長手方向と直交する方向から見た断面形状が略コの字状となっているので、コの字を形成する壁部のうちボルト3bの長手方向に対して傾いた壁部2f(図3参照)がフロントエンドパネル4側のコの字を形成する壁部4bと係合することにより、ボルト3bを締め付ける際にブラケット2がボルト3bと共に回転することを規制することができ、組付け作業性を更に向上させることができる。
【0029】
また、ボルト3bの長手方向と直交する方向から見たときに、嵌合部2eは滑らかなバスタブ曲線を描くようなコの字状となっているので、両嵌合部2e、4aを嵌合させる際に、壁部2f及び壁部4bが案内面として機能し、両嵌合部2e、4aを容易に嵌合させることができる。
【0030】
(第2実施形態)
第1実施形態では、ブラケット2にナット3cを溶接したが、本実施形態は、図4に示すように、フロントエンドパネル4にナット3cを溶接したものである。
【0031】
(第3実施形態)
第1、2実施形態では、ブラケット2がボルト3bと共に回転することは防止することができるものの、嵌合部2eは上下方向から見たときに断面形状が略コの字状となるように形成されていたので、嵌合部2eは上下方向に対して容易に変位することができる。
【0032】
一方、下端側の弾性支持部材5は所定量圧縮変形させた状態で組み付ける必要があるため、嵌合部2eは上下方向に対して容易に変位することができると、弾性支持部材5の反発力(弾性力)により、両嵌合部2e、4aのボルト挿入穴の位置がズレてしまい、ボルト3bを挿入することが難しい。
【0033】
そこで、本実施形態は、図5に示すように、両嵌合部2e、4aをドーム状の凹凸形状として、ボルト3bの長手方向と直交する2方向、つまり水平方向及び上下方向において、ブラケット2が変位することを規制するものである。
【0034】
このため、本実施形態に係る両嵌合部2e、4aは、水平方向及び上下方向の両方向から見ても、その断面形状は、略コの字(バスタブ状)となる。
【0035】
したがって、本実施形態では、下端側の弾性支持部材5を所定量圧縮変形させた状態で容易にブラケット2をフロントエンドパネル4に組み付けることができる。
【0036】
(第4実施形態)
本実施形態は、嵌合部2eが凹凸形状を有していることを利用して、ブラケット2の嵌合部2eにブラケット2の曲げ剛性及び捻り剛性を高める補強部としての機能を与えたものである。
【0037】
具体的には、図6に示すように、第2ブラケット部2bの形状に沿って嵌合部2eを設ける、又は図7に示すように、第2ブラケット部2bの断面形状そのものをコの字状として第2ブラケット部2bの断面二次モーメント等を高めたものである。
【0038】
なお、フロントエンドパネル4側の嵌合部4aの形状も嵌合部2eに合わせた凹凸形状とすることは言うまでもない。
【0039】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、凝縮器1の取付構造に本発明は適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。
【0040】
また、嵌合部2e、4aの形状は、上述の実施形態に示された形状に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る凝縮器の取付構造を示す車両後方側から見た正面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の特徴を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態の特徴を示す図である。
【図5】本発明の第3実施形態の特徴を示す図である。
【図6】本発明の第4実施形態の特徴を示す図である。
【図7】本発明の第4実施形態の特徴を示す図である。
【符号の説明】
2…ブラケット、2b…第2ブラケット部、
2e…嵌合部、4…フロントエンドパネル4

Claims (5)

  1. 車両用熱交換器(1)を車両に取り付けるための構造であって、
    前記車両用熱交換器(1)を車両ボディ(4)に固定するためのブラケット(2)のうち前記車両用熱交換器(1)側は、弾性変形可能な弾性部材(2c)を介して前記車両用熱交換器(1)に固定されており、
    さらに、前記ブラケット(2)のうち前記車両ボディ(4)との接触部(2d)には、前記車両ボディ(4)と嵌合する凹状又は凸状の嵌合部(2e)が設けられていることを特徴とする車両用熱交換器の取付構造。
  2. 前記ブラケット(2)と前記車両ボディ(4)とはボルトにて固定されており、
    さらに、前記嵌合部(2e)は、前記ボルト(3b)を締め付ける際に前記ブラケット(2)が前記ボルト(3b)と共に回転することを規制することができ得る形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用熱交換器の取付構造。
  3. 前記嵌合部(2e)は、前記ボルト(3b)の長手方向と直交する2方向に前記ブラケット(2)が変位することを規制でき得る形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用熱交換器の取付構造。
  4. 前記嵌合部(2e)は、前記ブラケット(2)の剛性を高める補強部を兼ねていることを特徴とする1ないし3のいずれか1つに記載の車両用熱交換器の取付構造。
  5. 前記嵌合部(2e)は、前記ボルト(3b)の長手方向と直交する方向から見た断面形状が略コの字状となるように形成されていることを特徴とする1ないし4のいずれか1つに記載の車両用熱交換器の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007120933A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Takashi Makino 熱交換器
KR101755517B1 (ko) 2016-09-06 2017-07-07 현대자동차 주식회사 차량의 쿨링 모듈용 마운팅 유닛

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