JP2004305301A - ロール紙ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】紙切り板のロール紙面に対する弾圧力を最終ユーザが使用時に変更可能とすることで、多種多様なロール紙に適応したロール紙弾圧力をユーザが手軽に設定変更できるようにすること。
【解決手段】平面ほぼコ字状のロール紙ホルダ1に起伏可能に後部を枢支した紙切り板6を所定開き角度を境界角として起伏二方向に付勢可能となし、前記紙切り板6と連動する回動片7の近くにおける前記ホルダ1の側板2に使用位置を可変設定できる回動操作レバー8を枢支し、このレバー8と前記回動片7との間に弾撥ばね9をその固有弾撥力に抗して介在させ、この弾撥ばね9の固有弾撥力を前記回動操作レバー8により変化させることで、ロール紙4に対する紙切り板6の弾圧力を使用ロール紙の種類に適応して可変設定可能となした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トイレットペーパなどのロール紙やアルミホイールまたはラップフイルム、不織布等、ロール紙に近似したロール巻シート状物を保持するロール紙ホルダの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のロール紙ホルダとしては、従来、例えば本出願人が先に考案した実用新案登録第3063103号公報記載のものが有る。
この従来の技術は、平面ほぼコ字状のロール紙ホルダにおける左右の側板の内面に突設したロール紙空心受けにロール紙をその空心で回転可能に支持し、このロール紙の上部前寄り外周面に前記ホルダの後部左右の枢支部で起伏可能に後部を枢支した紙切り板の前辺下面を圧接し、この前辺下面を経て前方へ繰り出したロール紙の繰り出し部を前記紙切り板の前辺刃先でカット可能となしたロール紙ホルダであって、前記紙切り板の枢支部から延びる紙切り板回動片のピンとホルダ側板の下部における固定ピンとの間に、板ばねをほぼΩ字状に弯曲形成した弾撥ばねをその固有弾撥力に抗して介在させ、前記紙切り板の開き角度がロール紙上方約45度付近を境界角として、紙切り板を起伏二方向に前記弾撥ばねの固有弾撥力で付勢して紙切り板の上開き状態とロール紙弾圧状態とを選択的に維持できるとしたロール紙ホルダである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の技術における紙切り板は、その開き角度がロール紙上方約45度付近を境界角として、紙切り板を前記起伏二方向に前記弾撥ばねの固有弾撥力で付勢して紙切り板の上開き状態とロール紙弾圧状態とを選択的に維持可能となしたので、片手操作でロール紙の繰り出しと所望長カットおよびロール紙のホルダ内補充ができ、前記弾撥ばねは、ほぼΩ字状のため局部疲労によるばねの『ヘタリ』が生じづらく、その固有弾撥力は長期に亘り安定で、ロール紙紙切り板を起伏二方向に多数回確実に付勢できるとしたものである。
【0004】
ところが、この従来例の前記弾撥ばねは、前記紙切り板枢支部から延びる紙切り板回動片のピンとホルダ側板の下部に突設した不動のピンとの間に介在してあり、ばねの一端は不動であるから、弾撥ばねのすぼまり寸法すなわち、ばねの固有弾撥力を後から人為的に変えることができず、ロール紙ホルダの製造時にメーカ側で初期設定した不変のロール紙弾圧力のままで最終ユーザがロール紙ホルダを使用する結果となるので、ロール紙の紙質やロール紙厚とか二枚合わせのロール紙など最終ユーザ好みの多種多様なロール紙に適応したロール紙弾圧力を最終ユーザが使用時得ることができないという本質的かつ、大きな問題点が有る。
【0005】
したがって、例えば二枚合わせのロール紙用として、メーカがロール紙弾圧力を強めに初期設定したロール紙ホルダに、ユーザが一枚ものロール紙をセットして使った場合、前記ロール紙弾圧力が強過ぎるため、繰り出し途中のロール紙が千切れてしまい使い物にならないし、この逆に一枚ものロール紙用にメーカが初期設定したロール紙弾圧力が弱めのロール紙ホルダに、二枚合わせのロール紙をセットして使った場合、ロール紙の繰り出し部を前記紙切り板の前辺刃先でカットしようとすると、紙切り板のロール紙に対する前記弾圧力が弱過ぎるため、紙切り板がロール紙切断応力で浮き上がってカットすることができず、これまた使い物にならないという本質的かつ、大きな問題点が有る。
【0006】
この発明の目的は、紙切り板のロール紙面に対する弾圧力を最終ユーザが使用時に変更可能とすることで、多種多様なロール紙に適応したロール紙弾圧力をユーザが手軽に設定変更できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記したこの発明の目的は、平面ほぼコ字状のロール紙ホルダにおける側板に突設したロール紙空心受けにロール紙を回転可能に支持し、前記ホルダに起伏可能に後部を枢支した紙切り板を所定開き角度を境界角として起伏二方向に付勢することで、紙切り板の上開き状態とロール紙弾圧状態とを選択的に維持可能となし、かつ前記紙切り板の前辺下面を経て前方へ繰り出したロール紙の繰り出し部を前記紙切り板の前辺刃先でカット可能となしたロール紙ホルダを作るに当たり、前記紙切り板と連動する回動片の近くにおける前記側板に使用位置を可変設定できる回動操作レバーを枢支し、このレバーと前記回動片との間に弾撥ばねをその固有弾撥力に抗して介在させ、このばねの弾撥力を前記回動操作レバーの使用位置に対応させて可変設定可能とすることで、ロール紙に対する紙切り板の弾圧力を使用ロール紙の種類に適応して可変設定可能となしたことで達成できた。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
先ず、この発明の基本形態は、図1に示すようにプラスチックなどで平面ほぼコ字形に成形したロール紙ホルダ1における左右の側板2の内面に自己突出のロール紙空心受け3を周知手段で対向突設し、この空心受け3にロール紙4をその空心4Aで図2のように回転可能に支持し、前記ホルダ1の後部左右のヒンジ孔2Aに回転枢軸5を通して起伏可能に後部を図1および図2のように枢支した紙切り板6の前辺下面6Aを前記ロール紙4の上部前寄り外周面に図3のように圧接し、この前辺下面6Aを経て前方へ繰り出したロール紙4の繰り出し部4Bを前記紙切り板6の前辺刃先6Bでカット可能となしたロール紙ホルダを作るに当たり、前記回転枢軸5に紙切り板6と共に動く図4のような回動片7をその基部7Aで凹凸係合などの固定手段により図1および図2のように突設する。
【0009】
次いで、この回動片7の近くにおける前記側板2の外面に、図4のような側面がほぼT字状の回動操作レバー8をその下部における枢支部8aで前後回動可能に図1のように枢支して備え、このレバーの後片8Aに突設したばね止めピン8Bと前記紙切り板6と共に動く回動片7に突設したばね止めピン7Bとの間に、ばね線材やばね帯板を図4のようにほぼΩ字状やC字状に弯曲形成した弾撥ばね9をその固有弾撥力に抗してすぼめつつ図1のようにすぼめた状態で介在させ、前記紙切り板6の開き角度が図3のようなロール紙上方における所定開き角度、例えば約30〜50度付近を境界角として紙切り板6を図2および図3のように起伏二方向に一つの弾撥ばね9の固有弾撥力で付勢し、上記各図のように紙切り板6の上開き状態とロール紙弾圧状態とを選択的に維持できるようにする。
【0010】
そして,前記側板2の上孔2aを経た回動操作レバー8の操作部3Cの下部には、その前後方向に数個の小孔を形成した複数の係止部8Dを図4のように形成すると共に、レバー8の中間には外向き弯曲した可撓部8Eを形成し、この可撓部8Eから回動操作レバー8の上部を素材の固有弾力に抗し図5のように外側に撓ませて前記複数の係止部8Dのいずれか一つを側板2の内面に図4のように形成した突起などの係止部2Bに図2、図5から図7までの各図のように選択的に係合させることで、前記回動操作レバー8の使用位置を所定範囲だけ変化させ、この変化したレバー8の使用位置を上記各係止部2B・8Dで係止できるようにすることで、この使用位置に対応させて弾撥ばね9のすぼまり寸法、すなわち弾撥ばね9の固有弾撥力を変化させ、ロール紙4に対する紙切り板6の弾圧力を使用ロール紙の種類に適応して上記各図のようにレバー8の回動操作により随時可変設定できるようにした本発明によるロール紙ホルダの基本形態を構成する。
【0011】
以下、本発明によるロール紙ホルダにおける要部の詳細形態を説明する。
先ず、前記弾撥ばね9の実装例としては、Ω字状やC字状の弾撥ばね9の両端を図4のように丸めて作った二つの枢支部9Aをそれぞれ同図のように弾撥ばね9の開き弾撥力に抗し押しすぼめつつ前記各ばね止めピン7B・8Bの先細部分に図1のように遊嵌して取付けた後、これら各ピンの先端部を加熱軟化して押し潰すことなどにより、弾撥ばね9の抜け止めと脇への妄動止めとを施こす。
また、前記紙切り板6の開き角度がロール紙上方における所定開き角度(約30度付近)で、図4のように上記弾撥ばね9の両端同士がが最も接近するように、前記各ピンと紙切り板回転枢軸5との位置を設定することで、紙切り板6が上記所定開き角度(約30度付近)を境界角として、前記起伏二方向に前記弾撥ばね9の開き弾撥力で付勢して、図1、図2に示す紙切り板6の上開き状態と図4に示すロール紙弾圧状態とを一つの弾撥ばね9で選択的に維持可能に構成し、前記ロール紙ホルダ1を図2のようにトイレットの壁面aなどにコンクリ針などの止め具で取付け固定して用いる。
【0012】
なお、前記各図において、符号で2Cで示す部材は、側板2の外面に前記回動操作レバー8や弾撥ばね9を実装後、その外面を覆って目隠しするための浅皿形側板カバーであり、さらに空心受け3は、その基部3Aで図1のように側板2に対し、その凹所2D内に横枢軸2E(図5参照)で枢支するとともに、水平復帰ばねとストッパ等からなる周知の対向復帰手段で、常には図1のように水平方向に向くようにし、ロール紙4をその空心4Aで回転可能に枢支可能とする。
また、空心受け3をロール紙空心4Aまたはロール紙4の上動で上記ばねの弾力に抗し上向きに回動させることで、ホルダ1から空になったロール紙巻胴を取出し、新しいロール紙4の空心4Aを空心受け3の下部から上動させて空心受け3を上記のように傾動後、水平復帰させて枢支し、この枢支状態を前記ばね等による水平回動復帰手段で維持できるようにしてある。
【0013】
本発明の構成は、以上のようなもので、以下にその使用動作例を説明する。
ロール紙4に中程度の切断力で切断できる極く普通のものを最終ユーザが使用するときは、先ず、回動操作レバー8を図1、図2のようにほぼ直立させさせた状態で上記回動操作レバー8の使用位置を前記各係止部2B・8Dの中央位置で上記各図のように固定する。
その後、使用者が紙切り板6を図1、図2の上開き状態から図3における上図のように所定開き角度(約30度付近)まで前記弾撥ばね9の開き弾撥力に抗し手動で傾動すると今度は、紙切り板6が弾撥ばね9の固有弾撥力でロール紙4の上面に向かい自動的に伏せ動き、紙切り板前辺下面6Aが図3における中間図のようにロール紙4の上部に弾接し、紙切り板6のロール紙弾圧状態となる。
次いで、使用者は、同図におけるロール紙4を手前に所望長さだけ引き出してロール紙繰り出し部4Bを作り、このロール紙繰り出し部4Bの基部を前記ロール紙弾圧力を利用して紙切り板前辺刃先6Bに対し上方斜めに強制的に折曲しつつ上動させることで、この刃先6Bでロール紙4をカットすることができる。
【0014】
次に、ロール紙4に二枚合わせ、または厚手のロール紙のような外力に対し強く、カットしづらいロール紙4を最終ユーザが使用するときは、前記ロール紙カット時に強めの切断応力で紙切り板6の浮上を阻止するため、最終ユーザは、前記ほぼ直立状態の回動操作レバー8をその操作部3Cで図6のように右(手前)に傾け、回動操作レバー8のばね止めピン8Bを回動片7のばね止めピン7Bに近づけることで、弾撥ばね9の両端間隔を小さくし、弾撥ばね9の固有弾撥力を強めてロール紙4に対する紙切り板6の弾圧力を強める必要が有る。
【0015】
このときには、図5における右図のように回動操作レバー8の操作部3Cを前記可撓部8Eの撓み弾力に抗し外向きに撓ませ、上記レバー8の係止部(係止孔)8Dを側板2の係止部(係止突起)2Bから抜去し、回動操作レバー8を図6のように手前(図では右)に弾撥ばね9の弾撥力に抗し傾け、上記係止部8Dの後孔(図では左孔)を側板2の係止部(突起)2Bに図5における左図のように差し換え、この差し換え使用位置を上記可撓部8Eの弾力復帰により確保し、上記ばね9の両端同士の接近状態を図6のように保持することで、弾撥ばね9の弾撥力を強めてロール紙4に対する紙切り板6の弾圧力を強めることができる。
【0016】
したがって、前記のカットしづらいロール紙4でもその繰り出し部4Bの基部を最終ユーザは前記のように強くしたロール紙弾圧力を利用して紙切り板前辺刃先6Bを浮上させずにこの刃先6Bでカットして使用することができるとともに、ロール紙弾圧力が強くなっていても、この時の使用ロール紙4は上記のように外力に対し強く切断しづらいロール紙だから、その繰り出し部4Bを紙切り板前辺下面6Aによる上記強めの弾圧力では千切らせずに繰り出すことができる。
【0017】
また、これとは逆に、薄手一枚のロール紙のように切断し易いロール紙4を最終ユーザが使用するときは、ロール紙4の繰り出し時に、この繰り出し部4Bが紙切り板前辺下面6Aによる弾圧力で千切れないようにするため、最終ユーザは、前記図2のようなほぼ直立状態の回動操作レバー8を図7のように左(後方)に傾け、回動操作レバー8のばね止めピン8Bを回動片7のばね止めピン7Bから遠ざけて弾撥ばね9の固有弾撥力を弱めることで、ロール紙4に対する紙切り板6の弾圧力を弱める必要が有る。
【0018】
このときにも、前記のように回動操作レバー8の操作部3Cを前記可撓部8Eの撓み弾力に抗し、図5における右図のように外向きに撓ませて上記レバー8の係止部(係止孔)8Dを側板2の係止部2Bから抜去し、回動操作レバー8を図7のように後方(図では左)に傾け、その係止部8Dの前孔(図では右孔)を側板2の係止部(突起)2Bに図5における左図のように差し換え、この差し換え使用位置を上記可撓部8Eの弾力復帰により確保し、前記各ばね止めピン7B・8B同士を図7のように遠ざけた状態に保持することで、弾撥ばね9の固有弾撥力を弱めてロール紙4に対する紙切り板6の弾圧力を弱めることができる。
【0019】
したがって、前記薄手一枚のロール紙のように切断し易いロール紙4でも、その繰り出し部4Bを最終ユーザは、前記のように弱く設定したロール紙弾圧力では千切らせずに繰り出すことができるとともに、ロール紙弾圧力が弱まっていても、ロール紙4は上記のように切断し易いので、紙切り板6を浮上させないで上記繰り出し部4Bの基部を前記刃先6Bでカットして使用することができる。
【0020】
使用済となった空心4Aは、図6および図7における各最下図ように、弾撥ばね9の固有弾撥力に抗して手動で紙切り板6を開いた後、巻胴4Aを上動させることで、空心受け3をその水平復帰力に抗して上に傾動させて取外すことができ、新しいロール紙4を前述した通り、その巻胴4Aでホルダ1に枢支セットし、紙切り板6を前記のように伏せてロール紙4の上部を弾圧することで、次の使用形態をを採ることができる。
なお、図6および図7における各最下図における紙切り板6を伏せたまま、ロール紙4またはその巻胴4Aを空心受け3の水平復帰力と弾撥ばね9による紙切り板6の下動力との和の力に抗して一挙に上動させることで、前記した巻胴4Aの取外しが実行でき、紙切り板6は前記上開き位置で弾撥ばね9の弾撥力により図2のように自動停止しているので、ロール紙4の交換セットが容易である。
【0021】
【実施例】
前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定するための機構としては、レバー8に形成した一つの係止部(係止突起または係止孔)8Dを前記側板2に形成した前後複数の係止部(係止孔または係止突起)2Bのいずれか一つに選択的に係合させることで、前記レバー8の使用位置を可変設定可能としてもよく、また回動操作レバー8における係止部8Dの下部に形成した可撓部8Eまたはレバー自体の撓み復帰弾力に抗してレバー8を撓ませ、その係止部8Dを側板2の係止部2Bに選択的に差し換え係合させ、この係合位置を上記撓み復帰弾力により確保可能にしてもよく、さらに回動操作レバー8や前記側板2に形成した周知のラチエット係止歯を用いてレバー8の使用位置を可変設定するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上のような形態を採用したので、以下に記載の効果を奏する。
本発明における請求項1から請求項4までの各発明によれば、平面ほぼコ字状のロール紙ホルダ1に回転枢軸5で起伏可能に後部を枢支した紙切り板6を所定開き角度を境界角として起伏二方向に付勢可能となしたロール紙ホルダを作るに当たり、前記回転枢軸5に紙切り板6と連動する回動片7を突設し、この回動片7の近くにおける前記側板2に使用位置を可変設定できる回動操作レバー8を枢支し、このレバー8と前記回動片7との間に弾撥ばね9をその固有弾撥力に抗して介在することで、この弾撥ばね9の固有弾撥力を前記回動操作レバー8の使用位置の変化に対応させて変化させることができるから、ロール紙に対する紙切り板の弾圧力を多種多様な使用ロール紙に即座に適応させて最終ユーザ自身が容易に設定変更でき、ユーザの多様な要望に即応できたという優れた効果が有る。
【0023】
本発明における請求項5および請求項7の各発明では、前記諸効果に加え、前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定するための機構として、前記回動操作レバー8に前後複数または一つの係止部(係止孔または係止突起)8Dを形成し、これを前記側板2に形成した一つまたは複数の係止部(係止突起または係止孔)2Bに選択的に係合させることで、前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定できるので、上記係止機構を簡素化でき、しかも、ロール紙に対する紙切り板の弾圧力を多種多様なロール紙に適応させてユーザ自身が極めて簡単に設定変更できるという優れた効果を付加できた。
【0024】
本発明における請求項6および請求項8の各発明によれば、前記諸効果に加え、前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定するための機構として、前記回動操作レバー8の中間部分に形成した可撓部8Eからレバー8の上部を撓ませて前記回動操作レバー8の前後複数または一つの係止部(係止孔または係止突起)8Dを前記側板2に形成した一つまたは複数の係止部(係止突起または係止孔)2Bに選択的に係合させることで、前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定可能となしたので、より一層簡単かつ、確実にロール紙に対する紙切り板の弾圧力を最終ユーザの要望に応じた多種多様なロール紙に適応させて使用の都度、設定変更することができるという優れた効果を付加できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す要部切欠斜視図
【図2】本発明の実施形態の一例を示す要部切欠の側面図
【図3】本発明の使用形態の一例を示す要部切欠の側面図
【図4】本発明の実施形態の一例を示す要部切欠の分解斜視図
【図5】本発明における要部の一例を示す縦断立面図
【図6】本発明の使用形態の一例を示す要部切欠の側面図
【図7】図6に示すものと状態を異にした要部切欠の側面図
【符号の説明】
1…ロール紙ホルダ
2…ホルダ側板
2a…側板上孔
2A…側板のヒンジ孔
2B…側板の係止部
3…空心受け
4…ロール紙
4A…ロール紙空心
4B…ロール紙繰り出し部
5…回転枢軸
6…紙切り板
6A…紙切り板の前辺下面
6B…紙切り板の前辺刃先6
7…回動片7
7B…回動片のばね止めピン
8…回動操作レバー
8a…レバーの枢支部
8A…レバーの後片
8B…レバーのばね止めピン
8C…レバーの操作部
8D…レバーの係止部
8E…レバーの可撓部
9…ほぼΩ字状の弾撥ばね

Claims (8)

  1. 平面ほぼコ字状のロール紙ホルダに起伏可能に後部を枢支した紙切り板を所定開き角度を境界角として起伏二方向に付勢できるロール紙ホルダにおいて、前記紙切り板と連動する回動片の近くにおける前記ホルダの側板に使用位置を可変設定できる回動操作レバーを枢支して備え、このレバーと前記回動片との間に弾撥ばねをその弾撥力に抗して介在させ、このばねの弾撥力を前記回動操作レバーにより可変設定可能となしたロール紙ホルダ。
  2. 平面ほぼコ字状のロール紙ホルダに回転枢軸で起伏可能に後部を枢支した紙切り板を所定開き角度を境界角として起伏二方向に付勢可能となしたロール紙ホルダにおいて、前記回転枢軸に紙切り板と連動する回動片を突設し、この回動片の近くにおける前記側板に使用位置を可変設定できる回動操作レバーを枢支して備え、このレバーと前記回動片との間に弾撥ばねをその固有弾撥力に抗して介在させ、この弾撥ばねの固有弾撥力を前記回動操作レバーにより変化させることで、ロール紙に対する紙切り板の弾圧力を使用ロール紙の種類に適応して可変設定可能となしたロール紙ホルダ。
  3. 平面ほぼコ字状のロール紙ホルダ1における側板2に突設したロール紙空心受け3にロール紙4をその空心4Aで回転可能に支持し、前記ホルダ1の後部に回転枢軸5で起伏可能に後部を枢支した紙切り板6を所定開き角度を境界角として起伏二方向に弾撥ばねで付勢することで、紙切り板6の上開き状態とロール紙弾圧状態とを選択的に維持可能となし、かつ、前記紙切り板6の前辺下面6Aを経て前方へ繰り出したロール紙4の繰り出し部4Bを前記紙切り板6の前辺刃先6Bでカット可能となしたロール紙ホルダにおいて、前記回転枢軸5に紙切り板6と連動する回動片7を突設し、この回動片7の近くにおける前記側板2に使用位置を可変設定できる回動操作レバー8を枢支し、このレバー8と前記回動片7との間に弾撥ばね9をその固有弾撥力に抗して介在させ、この弾撥ばね9の固有弾撥力を前記回動操作レバー8の使用位置に対応させて可変設定可能とすることで、ロール紙4に対する紙切り板6の弾圧力を使用ロール紙の種類に適応して可変設定可能となしたロール紙ホルダ。
  4. 前記側板2の外面に側面がほぼT字状で使用位置を可変設定できる回動操作レバー8をその下部における枢支部8aで枢支して備え、このレバーの後片8Aに突設したばね止めピン8Bと前記回動片7に突設したばね止めピン7Bとの間に、ばね材をほぼΩ字状やC字状に弯曲形成した弾撥ばね9をその固有弾撥力に抗して介在させ、この弾撥ばね9の固有弾撥力を前記回動操作レバー8の使用位置に対応させて可変設定可能なした請求項1から請求項3までのいずれか一つの請求項に記載のロール紙ホルダ。
  5. 前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定するための機構として、前記回動操作レバー8に前後複数の係止部(係止孔または係止突起)8Dを形成し、そのいずれか一つを前記側板2に形成した係止部(係止突起または係止孔)2Bに選択的に係合させることで、前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定可能となした請求項1から請求項4までのいずれか一つの請求項に記載のロール紙ホルダ。
  6. 前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定するための機構として、前記回動操作レバー8における前後複数の係止部(係止孔または係止突起)8Dの下部に形成した可撓部8Eからレバー8の上部を撓ませて前記各係止部(係止突起または係止孔)8Dのいずれか一つを側板2に形成した係止部2Bに選択的に係合させることで、前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定可能となした請求項5に記載のロール紙ホルダ。
  7. 前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定するための機構として、回動操作レバー8に形成した係止部(係止孔または係止突起)8Dを前記側板2に形成した前後複数の係止部(係止突起または係止孔)2Bのいずれか一つに選択的に係合させることで、前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定可能となした請求項1から請求項4までのいずれか一つの請求項に記載のロール紙ホルダ。
  8. 前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定するための機構として、回動操作レバー8における係止部(係止孔または係止突起)8Dの下部に形成した可撓部8Eからレバー8の上部を撓ませてその係止部(係止孔または係止突起)8Dを側板2に形成した前後複数の係止部(係止突起または係止孔)2Bのいずれか一つに選択的に係合させて前記回動操作レバー8の使用位置を可変設定可能となした請求項7に記載のロール紙ホルダ。
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JP2008253742A (ja) * 2007-03-12 2008-10-23 Sasaki:Kk トイレットペーパホルダ
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CN109279413A (zh) * 2018-11-08 2019-01-29 厦门攸信信息技术有限公司 一种转盘机构及卷纸装置

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