JP3131279U - 横連設一体化ロール紙ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 芯管無しロール紙の内径約40mm程度の空心、または芯管付きロール紙の芯管が非円形状に変形していても、各ロール紙の繰り出し使用を可能にすること。
【解決手段】 横連設一体化ロール紙ホルダ1における左右二対の枢支体2に対し、上向き回動可能に枢支した短寸二対のロール紙空心受け3の各対で、ロール紙4を一個ずつ回転可能に支持するタイプの横連設一体化ロール紙ホルダを構成するに当たり、前記各枢支体2に後部と内面とが開放した凹所5を形成する一方、前記空心受け3の基部前後の枢軸3Aと蔓巻ばね3Bの固定端3Cとをそれぞれ前記凹所5の枢支凹部5Aと係止溝5Bおよび前記凹所5に挿入した中駒6の枢支凹部6Aと係止溝6Bとに係合させることで、ロール紙空心受け3を左右の枢支体2に自己対向復帰可能に枢支し、各空心受け3の外周面に短寸で太い外筒7を回転可能に被せてその抜け止めを施した。
【選択図】 図1

Description

この考案は、最近多く出回り始めた内径約40mm程度の比較的に大径の空心を有する芯管無しロール紙の空心、または現用一般のロール紙芯管がそれぞれ複雑な非円形状に変形していても、各ロール紙の繰り出し回転を妨げずに常時快適に使用できる横連設一体化ロール紙ホルダに関する。
内径約40mm程度の比較的に太い紙製芯管を有する現用一般のロール紙を繰り出し回転可能に枢支するためのロール紙ホルダとしては従来、下記の特許文献1および特許文献2のように、上記ホルダにおける左右の枢支体にそれぞれ空心受けをその基部に突設した蔓巻ばね付きの枢軸で枢支し、これら各枢軸を支点として各空心受けを前記蔓巻ばねの捻じれ復元弾力に抗する外力で上向き傾動後、この外力の解除による蔓巻ばねの捻じれ復元弾力で各空心受けを対向復帰可能に構成したロール紙ホルダが周知である。
特開2001−269286号公報 特開2001−327432号公報
また、内径約7mm程度の中心細孔を有する芯管無しロール紙の枢支ホルダとしては、本出願人が先に提案した下記の特許文献3のように、芯管無しロール紙の中心細孔に無理に貫通させた外径約8mm程度の細長い心棒で、ロール紙を繰り出し回転可能に支持するタイプのロール紙ホルダにおける上記細長い心棒に、肉厚1mm程度の細長い外筒を回転可能に被せて、その抜け止めを施した芯管無しロール紙の枢支ホルダも周知である。
特開2004−351066号公報
前記特許文献1および特許文献2は、内径約40mm程度で肉厚0.5mm程度の比較的に太く、丸い紙製芯管を有する現用一般のロール紙を繰り出し回転可能に枢支するタイプのロール紙保持装置における紙切板開閉機構の改良に関するもので、肝心のロール紙空心受けは、ロール紙芯管の軸線を中心として回転しない現用一般の構造であり、しかも、偏平な非円形状の左右一対の空心受けを採用している。
上記現用一般のロール紙の芯管は、出荷時に丸管でも、その流通過程で外力などの外乱や湿気などにより、複雑な非円形の芯管に変形し易いため、この変形した状態の芯管を前記特許文献1および特許文献2における偏平の非回転空心受けに通して支持したロール紙は、その繰り出し使用時にロール紙の上記非円形芯管の内向き膨出部分と、前記偏平の非回転空心受けとの間に強い擦過摩擦が生じたり、芯管の上記膨出部分に空心受けが引っ掛かったりして、肝心のロール紙の繰り出し回転を大きく阻害し、繰り出し途中のロール紙が千切れて使い物にならなくなるので、使用の度毎に上記非円形に変形した芯管を手指で丸く矯正する必要が有り、極めて面倒であるという根源的で切実な問題点が有る。
また、前記各特許文献1・2における前記偏平の非回転ロール紙空心受けで、最近多く出回り始めた内径約40mm程度の不規則かつ、複雑な非円形状に変形した大径の空心を有する芯管無しのロール紙を枢支して無理に使用した場合には、上記変形空心付近のロール紙自体が、偏平の非回転空心受けとの強い摩擦や、湿気による吸着力、または静電気吸着力により、ロール紙の繰り出し時に空心受けにきつく絡み付き易く、肝心のロール紙の繰り出し回転を大きく阻害し、繰り出そうとするロール紙が千切れたり、繰り出し使用の度毎に空心の上記変形程度が大きくなると共に、ロール紙空心の両側に多数の複雑な皺寄り凹凸が有るものでは、この凹凸部が非回転空心受けに引っ掛かり、ロール紙の繰り出し回転が不可能になって、これまた使い物にならなくなるし、上記複雑な皺寄り凹凸が生じた大径の空心は、最早、丸く矯正できないという根源的で切実な問題点が有る。
次に、前記特許文献3は、図12のように外径約10mm程度の細長い心棒Aに肉厚1mm程度の細長い外筒Bを回転可能に被せてあり、この外筒Bを現用一般の芯管無しロール紙41の直径約9mm程度の中心細孔42に強引に貫通させてロール紙41をその中心で支持して使用した場合、ロール紙41の繰り出し回転に応じて上記外筒Bがロール紙中心細孔42の軸線を中心に回転するため、ロール紙41の繰り出し回転を阻害しないし、ロール紙4の上部前寄り外周面に対する紙切板Pの刃先P3は、ロール紙41の減少に伴ない図12矢示カーブのようにロール紙中心に向かい回動するので、ロール紙41が図13のように減少しても、ロール紙中心に向かうので、常に適正刃先位置を保つことができ、ロール紙41を使い切るまで上記紙切板刃先P3でカットして使用できる。
ところが、この特許文献3における外径約12mm程度の細長い外筒Bに最近多く出回り始めた内径約40mm程度の比較的に大径の空心4Aや現用一般の太い芯管4Bを図14のように挿通してロール紙4を枢支した場合は、肝心の外筒Bの外径がロール紙4の空心4Aや芯管4Bの各内径に対し,30%未満と細過ぎるので、外筒Bの中心に対してロール紙4の中心が同図のように大幅に下がり位置となるため、たとい上記大径空心4Aや芯管4Bが丸くても、ロール紙4の繰り出し時に外筒Bが回転し辛く、ロール紙4の繰り出し回転を阻害し、繰り出し途中のロール紙4が千切れ易く、ましてや、ロール紙空心4Aや芯管4Bが非円形状に複雑に変形している場合には、ロール紙4の繰り出し自体が不可能になって使い物にならないという根源的で切実な問題点が有る。
特に、使用ロール紙4が図15のように減少した場合には、紙切板Pの刃先P3の位置が、前述した図13のような適正刃先位置に対し、図15のようにロール紙外周面の上部に片寄り過ぎてしまう結果となり、ロール紙繰り出し部4Cを同図矢示のように斜め上に引張り上げ、その根元を刃先P3でカットしようとしても、この引張り力により紙切板Pが持ち上がってカットできず、この持ち上がりを防ぐために、ロール紙外周面に対する紙切板の圧接力を大きくすると、今度は、ロール紙4の繰り出し自体が不可能になって使い物にならなくなり、ロール紙の残存部分は捨ててしまう結果となるので、ロール紙の残存無駄が多く生じて資源的に不経済であるという本質的かつ、大きな問題点が有る。
さらに、前記特許文献3における心棒Aは細長く、しかも片持ち枢支であるから、ロール紙交換中の外力が加わる心棒力点は支点から遠いので、テコの原理により作用点となる心棒Aの枢支部分にはランダム方向に過大な応力が加わり易く、心棒の枢支部が折れて使い物にならなくなる物も出てくるという根源的で切実な問題点も有る。
本考案は、最近出回り始めた内径約40mm程度の比較的に大径の空心を有する芯管無しロール紙の空心、または現用一般のロール紙芯管がそれぞれ複雑な非円形状に変形していても、各ロール紙の繰り出し回転を妨げずに使用可能にすることを目的とする。
本考案の目的は、横連設一体化ロール紙ホルダにおける左右二対の枢支体に上向き回動後対向復帰可能に枢支した短寸二対のロール紙空心受けの各対で、ロール紙を一個ずつ回転可能に支持するロール紙ホルダを作るに当たり、前記各枢支体に後部と内面とが開放した凹所を形成すると共に、この凹所の前辺内面に形成した凹部と係止溝および前記凹所に前向き挿入した中駒の枢支凹部と係止溝とにそれぞれ前記空心受けの基部前後の枢軸と蔓巻ばねの固定端とを係合させることで、各枢支体にロール紙空心受けを枢支し、各空心受けを前記枢軸を支点として蔓巻ばねの捻じれ復元弾力に抗する外力で上向き傾動後、この外力の解除による蔓巻ばねの捻じれ復元弾力で各空心受けを対向復帰可能に構成し、この復帰状態にある各空心受けの下向き回動を前記枢支体凹所の下辺で阻止する一方、前記各空心受けの外周面に短寸で太い外筒を回転可能に被せてその抜け止めを施したことで達成できた。
本考案における請求項1・請求項2の各考案によれば、左右のロール紙空心受けの外周面に短寸で太い外筒を回転可能に被せてその抜け止めを施したので、最近多く出回り始めた内径約40mm程度の比較的に大径の空心を有する芯管無しのロール紙、または内径約40mm程度の芯管を有する現用一般のロール紙を、その空心または芯管の両側部で上記各外筒に枢支して使用した場合、ロール紙の空心が非円形状に変形していたり、多数の皺寄り凹凸部分が生じていたり、芯管が複雑な非円形状に変形していたとしても、ロール紙繰り出し時には、上記外筒が車輪の原理で、ロール紙と共に軽く回転する。
したがって、上記回転する外筒と上記変形空心や芯管との間には擦過摩擦や引っ掛かりが生じないから、ホルダの左右に枢支した上記二種類のロール紙をそれぞれ使い切るまで快適に繰り出して使用できると共に、上記外筒で各空心受けの補強もできるし、上記外筒にロール紙交換応力が加わったとしても、各空心受け自体と外筒とは共に短寸で太いから、テコの原理により外筒力点が支点に極く近いので、作用点となる空心受けの枢支部分は損傷しないという優れた効果が有る。
また、本考案における請求項3・請求項4の各考案による外筒は、使用ロール紙の空心や芯管内径の30%程度以上の短寸で太い外径の外筒を採用したので、ロール紙の上部前寄り外周面に対する紙切板の刃先位置をロール紙の多寡に拘わらず常に紙切り適正位置に保てるため、前記二種類のロール紙を使い切るまで上記紙切板刃先で快適にカットして使用できるという効果を付加できた。
本考案における請求項5の考案のように、前記外筒に底部が丸く短寸で太い有底外筒を用い、この外筒をその底部中心孔に遊挿した鍔付き枢軸により前記空心受けの可動先端に枢支することで、空心受けに対する外筒の抜け止めを施せば、外筒内端に対してロール紙両側が擦過し易くなり、ロール紙枢支作業が容易になると共に、使用済芯管の抜去も円滑に実行できるという効果を付加できた。
本考案における請求項6・請求項7の考案のように、前記空心受けの外周面に設けたリング溝(または突部)に外筒の内周面に設けた突部(またはリング溝)を係合させることで、前記空心受けに対して外筒を回転可能に抜け止めを施せば、専用の抜け止め部材を用いずに空心受けに対する外筒の抜け止めを実行できるという効果を付加できた。
先ず、本考案に採用する横連設一体化ロール紙ホルダ1の大略形態について図面を参照して説明すると、プラスチックなどで図1・図2のように平面的にほぼヨ字状に成形した横連設一体化ロール紙ホルダ1における左右二対の枢支体2に対し、後述する手段により上向き回動後対向復帰可能に枢支した短寸のロール紙空心受け3にロール紙4の空心4Aまたは芯管4Bの両側部を図3・図4のように通してロール紙4を繰り出し回転可能に支持する。
一方、前記左右の各枢支体2の後側枢支凹部2Aに紙切板Pをその枢軸P1で図1・図3のように起伏回動可能に枢支し、この紙切板Pの前辺下面P2を前記ロール紙4の上部前寄り外周面に図3のように圧接し、紙切板前辺下面P2を経て前方へ繰り出したロール紙4の繰り出し部4Cの根元を前記紙切板Pの前辺刃先P3で図3のようにカット可能とした横連設一体化ロール紙ホルダ1を本考案では採用できる。
次に、本考案を実施するための最良の形態例を詳細に説明すると、本考案では、前記左右の各枢支体2にそれぞれ後部と内面の大部分とが図2のように開放した凹所5を予め形成しておく一方、前記短寸の空心受け3は、図2のようにプラスチックなどで円柱または円筒状に成形して作り、空心受け基部の前後には枢軸3Aを突設し、その先端に蔓巻ばね3Bをそれぞれ一体成形する。
次いで、前記各空心受け3の前向き枢軸3Aと蔓巻ばね3Bの下向き固定端3Cとをそれぞれ前記凹所5の前辺内面に図2のように形成した枢支凹部5Aと係止溝5Bとに図5・図6のように挿入した状態で、空心受け3の後向き枢軸3Aと蔓巻ばね3Bの下向き固定端3Cとをそれぞれ左右の凹所5の後部開放端から上記各図の矢示方向、つまり前向きに挿入した左右の中駒6の枢支凹部6Aと係止溝6Bとに図1のように挿入した後、中駒6の挿入終点で、その後板に設けた図6のような四個の係止孔6Cをホルダ後面板1Aの四隅に突設した十文字状の係止突片1Bに図7のように圧入することで、この圧入摩擦により枢支体2に対する中駒6の抜け止めを施す。
また、ロール紙空心受け3の上記実装後または実装前、各空心受け3の外周面には、最近多く出回り始めた内径約40mm程度のロール紙空心4Aや現用一般のロール紙芯管4Bの平均内径の30%程度以上の外径を有する図2のようなプラスチックなどで底部を丸く成形した肉厚1mm程度の短寸で太い有底外筒7を図8のように回転可能に被せた後、その底部中心孔7Aに遊挿した鍔付き枢軸7Bを前記空心受け3の先端孔に同図8のように面一状態で圧入し、外筒7を空心受け3に対して回転可能に抜け止めを施す。
なお、上記外筒7の抜け止め手段としては、空心受け3の基部外周面に設けたリング溝(または突部)に外筒7の内周面に設けた突部(またはリング溝)を外筒7または空心受け固有の弾力に抗して回転可能に係合させることでも、前記空心受け3に対して外筒7を回転可能に抜け止めでき、その他、周知の回転筒体の抜け止め手段を採用できる。
前記左右のロール紙空心受け3は、前記枢軸3Aを支点とし、蔓巻ばね3Bの捻じれ復元弾力に抗するロール紙4の挿入力などの外力で前記外筒7と共に図9のように上向き傾動後、左右の外筒7がロール紙空心4Aや芯管4B内に入り込んで上記外力が解除されると、各空心受け3は、外筒7と共に蔓巻ばね3Bの捻じれ復元弾力で図1・図4のように対向復帰し、ロール紙4をその空心4Aまたは芯管4Bの両側部分で図1・図3のように左右の外筒7に繰り出し回転可能に枢支でき、上記復帰状態にある各空心受け3は、その基部下面3Dが凹所5の下辺5Dに上記蔓巻ばね3Bの捻じれ復元弾力やロール紙重力で図1・図4のように対接し、各空心受け3の上記対向復帰状態を維持できる。
すなわち、ロール紙空心受け3は、ロール紙4の挿入力などの外力で図9のように上向き傾動後、図1・図4のように自己対向復帰可能に枢支でき、これら左右の各空心受け3に回転可能に被せて抜け止めを施した短寸で太い外筒7で、最近多く出回り始めた内径約40mm程度の比較的に大径の空心4Aを有する芯管無しのロール紙4や、芯管4Bを有する現用一般のロール紙4を、その空心4A(または芯管4B)の両側部で上記各図のように枢支できる横連設一体化ロール紙ホルダ1を構成でき、その後面板1Aを使用場所の壁面aなどに図3のようにコンクリねじ釘nなどで取着して使用する。
本考案の構成は以上のようなもので、以下その使用動作例につき説明すると、前記ロール紙空心受け3の初期状態は、その基部下面3Dが前述した図7のように凹所5の下辺5Dの上面にそれぞれ図1・図4のように対接していて、空心受け3の下向き傾動を阻止した水平対向復帰状態にある。
この復帰状態で、図1のように紙切板Pを上向き斜めに開いた後、上記左右のロール紙空心受け3に被せた外筒7・7間に、その下側から上向きにロール紙4の両側面を図9のように挿入し始めると、この挿入力で各空心受け3は、その前後の枢軸3Aを支点とし、蔓巻ばね3Bをその捻じれ復元弾力に抗して捻じらせつつ同図のように外筒7と共に上向きに傾動し、蔓巻ばね3Bに捻じれ復元弾力を蓄えた状態となる。
次いで、上記ロール紙挿入の継続でロール紙空心4A(または芯管4B)の両側縁が前記外筒7の傾動先端から外れると、今度は、各空心受け3は各枢軸3Aを支点として蔓巻ばね3Bの捻じれ復元弾力で互いに対向復帰し、ロール紙空心4A(または芯管4B)の両側部内に図1・図4のように入り込み、各空心受け3の基部下面3Dが凹所5の下辺5Dの上面に上記各図のように対接するので、各空心受け3は、外筒7と共に、図1のような前記水平対向位置の原状に復帰し、短寸で太い外筒7に最近多く出回り始めた内径約40mm程度の比較的に大径の空心を有する芯管無しロール紙4や、芯管を有する現用一般のロール紙4をその空心4Aや芯管4Bで繰り出し回転可能に枢支できる。
上記左右の外筒7で枢支した上記各ロール紙4の空心4Aの両側部に図3のように多数の複雑な皺寄り凹凸部分が生じていたり、芯管4Bが図10のように複雑な非円形状に変形していても、ロール紙繰り出し時には、上記各外筒7が短寸で太いので、車輪の原理によりロール紙繰り出しに伴い、ロール紙と共に軽く回転するため、この回転外筒7と上記変形空心4Aや変形芯管4Bとの間には擦過摩擦が生じないから、上記二種類のロール紙を常に快適に繰り出し使用できる共に、外筒7で空心受け3の補強もできる。
そして、前記左右の外筒7で枢支したロール紙4の上部前寄り外周面に前記紙切板Pの前辺下面P2を図3・図10のように圧接させた後、この前辺下面P2を経てロール紙4を図3のように所望長さ繰り出し、この繰り出し部4Cを図3矢示のように紙切板Pの前辺刃先P3に対して斜めに引っ張り上げることで、上記繰り出し部4Cの根元を上記刃先P3でカットして使用できる。
なお、上記横連設一体化ロール紙ホルダ1から使用済のロール紙芯管4Bを取り除くには、空になった芯管4Bを図11のようにホルダ上方に持ち上げることで、その両側に突入している左右の外筒7がロール紙空心受け3と共に前記蔓巻ばね3Bの捻じれ復元弾力に抗し、各枢軸3Aを支点として上向きに傾動するから、空の芯管4Bをホルダ上方に取り出せると同時に、上記各空心受け3は前記のように原状に対向復帰するので、これら対向復帰済の各空心受け3に新しいロール紙4を図1のように再び枢支セットできる。
さらに前記外筒7は、使用ロール紙の空心や芯管内径の30%程度以上の外径の短寸で太い外筒だから、ロール紙4の上部前寄り外周面に対する紙切板Pの刃先P3の位置を使用ロール紙4の多寡に拘わらず常に適正位置に保てるので、前記二種類のロール紙4を使い切るまで、その繰り出し部4Cの根元を上記紙切板刃先P3で快適にカットして使用できるし、外筒7を被せた左右の空心受け3は短寸なので、上記外筒にロール紙交換応力が加わったとしても、テコの原理により、空心受け3の枢支部は損傷しない。
前記凹所5の前辺下部内面に前向きに形成した枢支凹部5Aと係止溝5B・中駒6の前辺下部における枢支凹部6Aと係止溝6Bとの各先端部分に、それぞれ前記各図のように手前広がりの挿入案内斜面を形成すれば、空心受け前後の枢軸3Aと、前後の蔓巻ばね3Bの下向き固定端3Cとをそれぞれ上記各枢支凹部と係止溝に挿入し易くなる。
また、前記凹所5内にその後部開放端から前向きに挿入した中駒6の前辺下部における枢支凹部6Aとその外側に連通した係止溝6Bとにそれぞれ空心受け3の後向き枢軸3Aと前記蔓巻ばね3Bの固定端3Cとを先に係合させた状態で、中駒6を前進させながら空心受け3の前向き枢軸3Aと蔓巻ばね3Bの固定端3Cとをそれぞれ前記凹所5の前辺下辺上部内面に前向きに形成した枢支凹部5Aと溝5Bとに挿入した後、枢支体2に対する中駒6の抜け止めを施してもよい。
さらに、前記各枢支体2の後部内面に横長の枢支凹部2Aを図2のように前向きに対向形成し、これら各凹部2Aに紙切板Pの後部枢軸P1を前後に傾けながら挿入した後、これら各枢軸P1を図6のように前記中駒6の後側上部前向き突片6Dで回転可能に押さえ込むことで、紙切板Pを左右の枢支体2に枢支してもよい。
この考案による横連設一体化ロール紙ホルダは、前述したトイレットペーパなどのロール紙以外に、スーパーマーケットなどにおけるラップフィルムや、長尺薄手連設袋などのロール紙に近似したロール巻きシート状物の枢支ホルダとしても当然に利用できる。
本考案の実施形態の一例を示す要部切欠の斜視図 図1に示すものを組立てる前の分解斜視図 本考案の使用形態の一例を示す縦断側面図 本考案の使用形態の一例を示す切断立面図 図1に示すものの組立途中例を示す要部切欠の斜視図 本考案におけるロール紙ホルダと中駒の裏側斜視図 本考案の使用形態の一例を示す切断平面図 本考案における外筒の実装例を示す要部切断斜視図 図4に示すものと状態を異にした切断立面図 本考案の他の使用形態の一例を示す縦断側面図 図9に示すものと使用状態を異にした切断立面図 従来のロール紙ホルダの使用例を示す縦断側面図 図12と状態を異にした縦断側面図 図12に示すものと使用状態を異にした縦断側面図 図14と状態を異にした縦断側面図
符号の説明
1…横連設一体化ロール紙ホルダ
1A…ホルダ後面板
1B…係止突片
2…ホルダ枢支体
2A…枢支凹部
3…ロール紙空心受け
3A…空心受け基部の枢軸
3B…枢軸先端の蔓巻ばね
3C…蔓巻ばねの固定端
3D…空心受けの基部下面
4…ロール紙
4A…ロール紙空心
4B…ロール紙芯管
4C…繰り出し部
5…凹所
5A…枢支凹部
5B…係止溝
5C…後部開放端
5D…凹所下辺
6…中駒
6A…枢支凹部
6B…係止溝
6C…係止孔
6D…前向き突片
7…外筒
7A…中心孔
7B…鍔付き枢軸
P…紙切板
P1…後部枢軸
P2…前辺下面
P3…前辺刃先

Claims (7)

  1. 横連設一体化ロール紙ホルダにおける左右二対の枢支体に上向き回動後対向復帰可能に枢支した短寸二対のロール紙空心受けの各対で、ロール紙を一個ずつ回転可能に支持するロール紙ホルダにおいて、前記各枢支体に後部と内面とが開放した凹所を形成すると共に、この凹所の前辺内面に形成した凹部と係止溝および前記凹所に前向き挿入した中駒の枢支凹部と係止溝とにそれぞれ前記空心受けの基部前後の枢軸と蔓巻ばねの固定端とを係合させることで、各枢支体にロール紙空心受けを枢支し、各空心受けを前記枢軸を支点として蔓巻ばねの捻じれ復元弾力に抗する外力で上向き傾動後、この外力の解除による蔓巻ばねの捻じれ復元弾力で各空心受けを対向復帰可能に構成し、この復帰状態にある各空心受けの下向き回動を前記枢支体凹所の下辺で阻止する一方、前記各空心受けの外周面に短寸で太い外筒を回転可能に被せてその抜け止めを施した横連設一体化ロール紙ホルダ。
  2. 横連設一体化ロール紙ホルダにおける左右二対の枢支体にそれぞれ上向き回動後対向復帰可能に枢支した短寸二対のロール紙空心受けの各対で、ロール紙を一個ずつ回転可能に支持するタイプのロール紙ホルダにおいて、前記各枢支体に後部と内面とが開放した凹所を形成し、前記空心受けの基部の前後にそれぞれ突設した枢軸の先端に蔓巻ばねを突設すると共に、各空心受けの前向き枢軸と蔓巻ばねの固定端とをそれぞれ前記凹所の前辺内面に形成した枢支凹部と係止溝とに挿入した状態で、空心受けの後向き枢軸と蔓巻ばねの固定端とをそれぞれ前記凹所の後部開放端から前向きに挿入した中駒の前辺に形成した枢支凹部と係止溝とに係合させた後、枢支体に対する中駒の抜け止めを施して左右の各枢支体にそれぞれロール紙空心受けを枢支し、各空心受けを前記枢軸を支点として蔓巻ばねの捻じれ復元弾力に抗する外力で上向き傾動後、この外力の解除による蔓巻ばねの捻じれ復元弾力で各空心受けを対向復帰可能に構成し、この復帰状態にある各空心受けの下向き回動を前記枢支体凹所の下辺で阻止する一方、前記各空心受けの外周面に短寸で太い外筒を回転可能に被せてその抜け止めを施した横連設一体化ロール紙ホルダ。
  3. 平面ほぼヨ字状の横連設一体化ロール紙ホルダにおける左右二対の枢支体に上向き回動後対向復帰可能に枢支した短寸二対のロール紙空心受けの各対で、ロール紙を一個ずつ回転可能に支持すると共に、前記各枢支体の後側枢支凹部に起伏可能に枢支した紙切板の前辺下面を前記ロール紙の上部前寄り外周面に圧接し、この前辺下面を経て前方へ繰り出したロール紙の繰り出し部を前記紙切板の前辺刃先でカット可能としたロール紙ホルダにおいて、前記各枢支体に後部と内面とが開放した凹所を形成すると共に、この凹所の前辺内面に形成した枢支凹部と係止溝および前記凹所に前向き挿入した中駒の前辺に形成した枢支凹部と係止溝とにそれぞれ前記空心受けの基部前後の枢軸と蔓巻ばねの固定端とを係合させることで、各枢支体にロール紙空心受けを枢支し、各空心受けを前記枢軸を支点として蔓巻ばねの捻じれ復元弾力に抗する外力で上向き傾動後、この外力の解除による蔓巻ばねの捻じれ復元弾力で各空心受けを対向復帰可能に構成し、この復帰状態にある各空心受けの下向き回動を前記枢支体凹所の下辺で阻止する一方、前記各空心受けの外周面に使用ロール紙の空心や芯管内径の30%程度以上の短寸で太い外筒を回転可能に被せてその抜け止めを施した横連設一体化ロール紙ホルダ。
  4. 平面ほぼヨ字状の横連設一体化ロール紙ホルダにおける左右二対の枢支体にそれぞれ上向き回動後対向復帰可能に枢支した短寸二対のロール紙空心受けの各対で、ロール紙を一個ずつ回転可能に支持すると共に、前記各枢支体の後側枢支凹部に起伏可能に枢支した紙切板の前辺下面を前記ロール紙の上部前寄り外周面に圧接し、この前辺下面を経て前方へ繰り出したロール紙の繰り出し部を前記紙切板の前辺刃先でカット可能としたロール紙ホルダにおいて、前記空心受けの基部の前後にそれぞれ突設した枢軸の先端に蔓巻ばねを突設すると共に、各空心受けの前向き枢軸と蔓巻ばねの固定端とをそれぞれ前記凹所の前辺内面に形成した枢支凹部と係止溝とに挿入した状態で、空心受けの後向き枢軸と蔓巻ばねの固定端とをそれぞれ前記凹所の後部開放端から前向きに挿入した中駒の前辺に形成した枢支凹部と係止溝とに係合させた後、枢支体に対する中駒の抜け止めを施して左右の各枢支体にそれぞれロール紙空心受けを枢支し、各空心受けを前記枢軸を支点として蔓巻ばねの捻じれ復元弾力に抗する外力で上向き傾動後、この外力の解除による蔓巻ばねの捻じれ復元弾力で各空心受けを対向復帰可能に構成し、この復帰状態にある各空心受けの下向き回動を前記枢支体凹所の下辺で阻止する一方、前記各空心受けの外周面に使用ロール紙の空心や芯管内径の30%程度以上の短寸で太い外筒を回転可能に被せてその抜け止めを施した横連設一体化ロール紙ホルダ。
  5. 前記空心受けに底部が丸い有底外筒を回転可能に被せ、その底部中心孔を空心受けの先端に鍔付き枢軸で枢支して空心受けに対する外筒の抜け止めを施した請求項1から請求項4までのいずれか一つの請求項に記載の横連設一体化ロール紙ホルダ。
  6. 前記空心受けの外周面に被せた外筒の抜け止めを施すに当たり、前記空心受けの外周面に設けたリング溝に外筒の内周面に設けた突部を係合させることで、前記空心受けに対して外筒を回転可能に抜け止めしてなる請求項1から請求項4までのいずれか一つの請求項に記載の横連設一体化ロール紙ホルダ。
  7. 前記空心受けの外周面に被せた外筒の抜け止めを施すに当たり、前記空心受けの外周面に設けた突部に外筒の内周面に設けたリング溝を係合させることで、前記空心受けに対して外筒を回転可能に抜け止めしてなる請求項1から請求項4までのいずれか一つの請求項に記載の横連設一体化ロール紙ホルダ。
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