JPH077587U - ロール状シート用ホルダ - Google Patents

ロール状シート用ホルダ

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JPH077587U
JPH077587U JP4264993U JP4264993U JPH077587U JP H077587 U JPH077587 U JP H077587U JP 4264993 U JP4264993 U JP 4264993U JP 4264993 U JP4264993 U JP 4264993U JP H077587 U JPH077587 U JP H077587U
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JP
Japan
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roll
sheet
support shaft
shafts
low
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Pending
Application number
JP4264993U
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English (en)
Inventor
達成 南
Original Assignee
有限会社南機械設計
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トイレットペーパー、アルミニウム製フィル
ム、印刷用紙などのロール状に巻装されたシートをその
長手方向に引き出し自在に保持するホルダに関し、シー
トの引き出し時の騒音の発生とシートの無駄な使用とを
防止する。 【構成】 水平方向の支持軸とその上方に配置された先
端にカッタ縁を有する押え蓋とこれらを支持するフレー
ムとを備えたロール状シート用ホルダにおいて、支持軸
はフレーム1に低摩擦材の軸受4a、4bで片持ち状に
支持された2本の軸3a、3bで形成され、これらの軸
の対向端にはシートロール9の巻芯10の中空孔の端部
に嵌合する円錐面5a、5bを備え、軸3a、3bの少
なくとも一方を他方に向けて付勢して設けている。押え
蓋11のカッタ縁12の稍内側にはシートロール9の支
持軸と平行な低摩擦部材13を設け、この押え蓋をフレ
ーム1に設けた低摩擦材の軸受15で枢支する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、筒状の巻芯にロール状に巻装したトイレットペーパーやペーパー タオル、アルミニウム製フィルムのロール状シートのホルダや、事務機器の給紙 装置のペーパーロールのホルダ等のように、ロール状シートをその長手方向に引 き出し自在に保持するホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種のロール状シート用ホルダは、シートロールの巻芯の中空孔を貫 通する回転しまたは回転しない支持軸を有するか、あるいはシートロールの巻芯 に両側から押しつけられる左右に分断された回転しない支持軸を備えている。ま た支持軸の上方には基端を支持軸と平行な軸まわりに揺動自在に枢着した押え蓋 が設けられ、この押え蓋の前縁にシートを切断するのに用いられるカッタ縁が形 成されている。このカッタ縁はロールからシートが引き出されて回転したときに ロールの周面に摺接している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
シートロールは帯状のシートを巻芯に円筒状に巻いたものであるが、その外周 は正確な円筒面にはなっておらず、大多数のものはかなり凸凹のあるいびつな形 状をしている。従ってシートを引き出したときにロールが回転すると、その周面 に当接している押え蓋は上下に揺動する。またシートロールの芯孔の中空孔を貫 通する支持軸でシートロールを支えるものは、シートロールの巻芯の内径と支持 軸の外径との間にかなり大きなガタがあるために、ロールが回転したときに支持 軸上で踊り、これに伴って押え蓋も上下に揺動する。またロールの巻芯の両端を 回転しない支持軸で挟持する構造のものは、ロールの回転に摩擦抵抗がかかり、 シートを引き出すときのロールの回転が重くなる。
【0004】 このような従来のロール状シート用ホルダに保持されたシートロールからシー トを素早く引き出すと、ロールが急激に回転し押え蓋を急激に揺り動かして押え 蓋が騒音を発する。またロールが支持軸のまわりを踊り動きながら回転すること によっても鈍い連続的な衝突音が生じ、またシートロールを支持軸で挟持する構 造のものでは、シートロールと支持軸との間での摩擦音が生ずる。更にシートロ ールが回転すると慣性の法則で余分に回転し、シートの無駄を生じる。特に押え 蓋が板金製のホルダの場合は、押え蓋の揺動によってかなり大きな騒音を発し、 特にトイレットペーパーホルダの場合には、使用をしている者にとっても外にい るものにとっても気になるものである。
【0005】 そこでこの考案はこの種のロール状シート用ホルダにおいて、シートの引き出 し時の騒音の発生とロール状シートの無駄な使用とを防止することを課題として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るロール状シート用ホルダは、水平方向の支持軸とその上方に配置 された先端にカッタ縁を有する押え蓋とこれらを支持するフレームとを備えたロ ール状シート用ホルダにおいて、支持軸はフレーム1に低摩擦材の軸受4a、4 bで片持ち状に支持された2本の軸3a、3bで形成され、これらの軸の対向端 にはシートロール9の巻芯10の中空孔の端部に嵌合する円錐面5a、5bを備 え、軸3a、3bの少なくとも一方は他方に向けて付勢して設けられていること を特徴とするものである。押え蓋11のカッタ縁12の稍内側に、シートロール 9の支持軸と平行な低摩擦部材13を設け、当該押え蓋をその基端をフレーム1 に設けた低摩擦材の軸受15で枢支することができる。
【0007】
【作用】
シートロール9は、対向する軸3a、3bの少なくとも一方の円錐面5a、5 bを後退させた状態で二つの円錐面5a、5bの間に挿入され、その後円錐面5 a、5bを他方に向けて付勢する弾性体7a、7bの付勢力により、シートロー ル9の巻芯10の両端を円錐面5a、5bで軸方向に押しつけられて保持される 。この円錐面5a、5bの押しつけによりたとえばシートロールが運搬中に押し 潰されていびつになっていた場合など、巻芯10の両端が円錐面5a、5bによ って正確な円に復元成形される。従ってシートロール9の外周もほぼ真円に近い 形に修復される。また押え蓋11に低摩擦部材13を設けたものでは、この低摩 擦部材13がシートロール9の周面に当接し、カッタ縁12はシートロールの周 面から若干浮いた状態となっている。
【0008】 押え蓋11全体をポリアミド樹脂やポリエチレン樹脂などの摩擦係数の小さい 合成樹脂板で形成したときは、押え蓋11に低摩擦部材13を設けたり、押え蓋 11を低摩擦材の軸受15で支持する必要性はそれほど大きくないが、押え蓋1 1を板金製としたときは、低摩擦部材13やその枢支部の低摩擦材の軸受15は 必須である。逆に枢支軸2を低摩擦部材に置き換えれば低摩擦材の軸受15は不 要である。
【0009】 支持軸を形成する2本の軸5a、5bは、低摩擦材の軸受4a、4bでフレー ム1に軸支されているので、シートロール9からシートを素早く引き出しても滑 らかに回転し、但し弾性体14の戻し力により素早く回転が停止して、シートロ ール9が踊ることも摩擦音を発することもない。またシートロール9の外周は低 摩擦部材13で押え蓋11と接触しているため、この部分から生ずる摺接音も小 さく、また支持軸の円錐面5a、5bでシートロール9の外周が真円に近い形に 修復されるため、シートロール9の回転に伴う押え蓋11の振動も小さく、かつ 押え蓋11はその枢支部を低摩擦体の軸受15で枢支されているため、押え蓋1 1の揺動に伴う枢支部の騒音もほとんど生じない。
【0010】 前述したように押え蓋11を摩擦係数の小さい合成樹脂で製作したときは、低 摩擦部材13やその枢支部の軸受15を設けなくても、押え蓋11から発する騒 音をこれらを設けた場合と同程度に軽減することができる。
【0011】
【実施例】 次に図面に示す実施例について説明する。フレーム1は平面視でコ字形で、そ の両側の腕部に水平方向の同一軸線上にして軸3a、3bが低摩擦材の軸受4a 、4bを介してそれぞれ片持ちで自由回転可能に軸支されている。軸3a、3b の対向端には外周を円錐面5a、5bとした深皿状の芯受け体6a、6bが固着 されている。軸3a、3bにはその芯受け体6a、6bと低摩擦材の軸受4a、 4bとの間に弾性体7a、7bが介装され、芯受け体6a、6bをその低摩擦部 材の軸受4a、4b部分での軸方向移動自在な支持構造により互いに相手側に向 けて付勢している。軸の一方3aは外方に延長されてその先端にペーパーロール 取り外し機構8が設けられており、簡単にペーパーロールを取り外すことが可能 である。なお、ペーパーロール取り外し機構8は図示のような把手でもよく、リ ンク、レバー、押しボタンでもよい。
【0012】 押え蓋11は板状でその前縁がカッタ縁12となっており、このカッタ縁12 より稍内側の部分にポリエチレンやポリアミドなどの摩擦係数の低い合成樹脂製 の畝状の低摩擦部材13、13が固着されている。押え蓋の基端辺には金属棒の 枢支軸2が固着され、この枢支軸の両端部が低摩擦材の軸受15を介してフレー ム1に枢支されている。なお、軸3a、3bとして低摩擦部材を使用すれば低摩 擦材の軸受4a、4bは不要である。押え蓋11の中間部の基端側に近い位置と フレーム1との間には弾性体14が設けられ、この弾性体が押え蓋11を下方に 付勢して低摩擦部材13の先端をペーパーロール9の周面側へと付勢している。
【0013】 以上説明した実施例の構成において、ペーパーロール取り外し機構8を作用さ せて一方の芯受け体6aを後退させることにより、芯受け体6a、6bの間隔を 拡げ、ペーパーロール9をその間に進入し、ペーパーロール取り外し機構8を作 用させて弾性体7a、7bで芯受け体6aを相手側6bに向けて付勢させて弾性 体7a、7bの付勢力により芯受け体6a、6bを装填したペーパーロールの巻 芯10の両端に押しつけ、その円錐面5a、5bで巻芯10の両端を真円に調整 した状態で、ペーパーロール9を回転自在に支持する。押え蓋11は弾性体14 の付勢力により、自重のみの場合より若干強い力でペーパーロール9の周面に押 しつけられており、この押付力は低摩擦部材13とペーパーロール9の周面との 接触部に作用している。この状態でペーパーロール9から紙を引き出すと、軸3 a、3bが低摩擦材の軸受4a、4b内で回転することによりペーパーロール9 が回転し、また低摩擦部材13とペーパーロールの周面とが滑って紙が引き出さ れる。このとき前記作用の項で述べた理由により、ペーパーロールの軸支部、ペ ーパーロールと押え蓋との接触部および押え蓋の枢支部から生ずる騒音はほぼ完 全に抑えられる。更に弾性体の戻し力によりペーパーロール9と低摩擦部材13 の間に摩擦が発生し、ペーパーロール9の回転を任意の位置で停止でき、慣性の 法則による余分の回転に伴うペーパーロール9の無駄使いを抑えることができる 。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したこの考案のロール状シート用ホルダによれば、シートロールから シートを素早く引き出したときにも、騒音の発生がほとんどなく、更にロールの 回転も任意の位置で停止ができ、シートロールの無駄使いを抑えることができる 。特にトイレットペーパーホルダとして好適であるという効果がある。また、キ ッチンペーパー、タオル、ラップ、アルミニウム製フィルムその他のロール状シ ートのホルダとしても使用することができ、ファックス、複写機、青焼機、プリ ンタなどの事務機器用のロール状ペーパーの供給装置に採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面正面図
【図2】実施例を示す側面図
【符号の説明】
1 フレーム 2 枢支軸 3a,3b 軸 4a,4b 低摩擦材の軸受 5a,5b 円錐面 6a,6b 芯受け体 7 弾性体 8 ペーパーロール取り外し機構 9 ペーパーロール 10 巻芯 11 押え蓋 12 カッタ縁 13 低摩擦部材 14 弾性体 15 枢支軸の軸受

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向の支持軸とその上方に配置され
    た先端にカッタ縁を有する押え蓋とこれらを支持するフ
    レームとを備えたロール状シート用ホルダにおいて、支
    持軸はフレーム(1) に低摩擦材の軸受(4a),(4b) で片持
    ち状に支持された2本の軸(3a,3b) で形成され、これら
    の軸の対向端にはシートロール(9) の巻芯(10)の中空孔
    の端部に嵌合する円錐面(5a,5b) を備え、軸(3a,3b) の
    少なくとも一方は他方に向けて付勢して設けられている
    ことを特徴とする、ロール状シート用ホルダ。
  2. 【請求項2】 押え蓋(11)のカッタ縁(12)の稍内側に、
    シートロール(9) の支持軸と平行な低摩擦部材(13)が設
    けられ、当該押え蓋はその基端をフレーム(1) に設けた
    低摩擦材の軸受(15)で枢支されていることを特徴とす
    る、請求項1記載のロール状シート用ホルダ。
JP4264993U 1993-07-06 1993-07-06 ロール状シート用ホルダ Pending JPH077587U (ja)

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JP4264993U JPH077587U (ja) 1993-07-06 1993-07-06 ロール状シート用ホルダ

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JP4264993U JPH077587U (ja) 1993-07-06 1993-07-06 ロール状シート用ホルダ

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JPH077587U true JPH077587U (ja) 1995-02-03

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ID=12641865

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JP4264993U Pending JPH077587U (ja) 1993-07-06 1993-07-06 ロール状シート用ホルダ

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JP (1) JPH077587U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005323859A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Seiwa Electric Mfg Co Ltd トイレットペーパーホルダー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005323859A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Seiwa Electric Mfg Co Ltd トイレットペーパーホルダー

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