JP2004301211A - トルク伝達カップリング - Google Patents

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Masao Teraoka
正夫 寺岡
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
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Abstract

【課題】回転アクチュエータのレイアウトの自由度を増大することができると共に、装置のコンパクト化、重量軽減を容易にすることを可能とする。
【解決手段】カップリング収納ハウジング65側に回転可能に支持されたクラッチハウジング57及びクラッチハブ59と、クラッチハウジング57及びクラッチハブ59間のトルク伝達を行う摩擦多板クラッチ79と、ベースギヤ89及び可動ギヤ91間の相対回転によりカム機構101が働いて推力を発生し摩擦多板クラッチ79を締結する加圧ギヤセット83と、加圧ギヤセット83の回転軸芯に沿った方向に対し傾斜配置された回転駆動軸113及び回転駆動軸113に固定されベース側駆動ギヤ119及び可動側駆動ギヤ121を備えた電動モータ111とを備え、前記ベースギヤ89とベース側駆動ギヤ119及び可動ギヤ91と可動側駆動ギヤ121とは、相互に噛み合い半径が異なることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のトルク伝達カップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のトルク伝達カップリングとしては、例えば図5のトランスファ装置に用いられたものがある。図5は、四輪駆動車のトランスファ装置201の断面図である。
【0003】
図5のように、トランスファ装置201は、トルク伝達カップリング203を備えている。トルク伝達カップリング203は、クラッチケージ205と、スリーブ207とを備えている。クラッチ205とスリーブ207との間には、摩擦クラッチ209が配置されている。摩擦クラッチ209のアウタープレートは、クラッチケージ205側に係合し、インナープレートはスリーブ207側に係合している。
【0004】
前記摩擦クラッチ209に対向して、加圧リング211が配置されている。加圧リング211は、ピン213を介してトランスファケース215に回転方向に係合し、回転軸芯に沿った方向には移動可能となっている。加圧リング211に対し、支持リング217が対向配置されている。支持リング217と加圧リング211との間には、ボール219を備えたカム機構が設けられている。
【0005】
前記支持リング217には、歯車221が噛み合っている。歯車221は、軸223に連動連結されている。軸223は、歯車221、ピニオン227を介してサーボモータ229の駆動軸231に連動連結されている。
【0006】
前記クラッチケージ205には、後輪側への出力軸233が結合されている。出力軸223は、エンジンから回転入力を受ける入力軸235に連動連結されている。
【0007】
前記スリーブ207には、歯車237が連動連結されている。トランスファケース215には、前輪側へ出力を行う副軸239が回転自在に支持されている。副軸239には歯車241が設けられている。歯車241と前記歯車237とには、チェーン243が掛け回されている。
【0008】
従って、エンジンから入力軸235に伝達されたトルクは、出力軸233を介してそのまま後輪側へ伝達される。また、前輪側へは摩擦クラッチ209の締結に応じて伝達される。
【0009】
前記摩擦クラッチ209の締結は、サーボモータ229の駆動によって行われる。サーボモータ229を駆動すると、駆動軸231によってピニオン227が回転し、歯車225、軸223を介し歯車221が回転する。この回転によって、支持リング217が180度の範囲内で回転し、加圧リング211に対して相対回転する。この相対回転によって、ボール219を備えたカム機構が働き、カム機構の推力によって加圧リング211が支持リング217に対し摩擦クラッチ209側へ移動する。この移動によって、摩擦クラッチ209が締結される。
【0010】
前記摩擦クラッチ209が締結されると、クラッチケージ205とスリーブ207とが締結力に応じて係合し、出力軸233からクラッチケージ205、摩擦クラッチ209、スリーブ207を介して歯車237側へもトルク伝達が行われる。歯車237からは、チェーン243、歯車241を介して、副軸239にトルク伝達が行われ、前輪側への出力が行われる(例えば特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】
特許2715340号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造では、サーボモータ229の回転軸芯と、入力軸235及び出力軸233、副軸239の回転軸芯とが平行であるため、サーボモータ229の配置箇所が限られてしまい、全体的なレイアウトが制約されてしまうという問題がある。
【0013】
また、サーボモータ229と支持リング217との間の減速を、ピニオン227、歯車225、軸223、歯車221を用いて行わなければならず、減速機構が大型化し易く、装置全体の小型化に困難を伴うものであった。逆に減速機構を小型にするとサーボモータ229を大型にしなければならず、装置の大型化と重量増を招く恐れがある。
【0014】
本発明は、回転アクチュエータのレイアウトの自由度を増大することができると共に、装置のコンパクト化、重量軽減が容易なトルク伝達カップリングの提供を課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ハウジングなどの固体側に対して回転可能に支持され入出力伝達を行うための入出力回転部材と、前記入出力回転部材間に設けられ締結力に応じて入出力回転部材間のトルク伝達を行う摩擦クラッチと、相対回転可能な一対のギヤを備え該ギヤ間の相対回転により推力を発生して前記摩擦クラッチを締結するための加圧ギヤセットと、前記固定側に支持され前記加圧ギヤセットの回転軸芯に沿った方向に対し傾斜配置された回転駆動軸及び該回転駆動軸に固定され前記一対のギヤに各別に噛み合う一対の駆動ギヤを備えた回転アクチュエータとを備え、前記一対のギヤ及び駆動ギヤ間の各噛み合いは、相互に噛み合い半径又は減速比が異なることを特徴とする。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1記載のトルク伝達カップリングであって、前記加圧ギヤセットは、前記ギヤ間に前記相対回転により前記推力を発生させるカム機構を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のトルク伝達カップリングであって、前記ギヤの一方は、背面側が回転軸芯に沿った方向で固定側に支持され、前記ギヤの他方は、前記摩擦クラッチ側に対向し、前記推力により前記ギヤの一方が前記固定側に支持されつつ前記ギヤの他方が前記摩擦クラッチ側へ移動することで前記締結を行うことを特徴とする。
【0018】
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかに記載のトルク伝達カップリングであって、前記一対のギヤと前記一対の駆動ギヤとの少なくとも一方は、フェースギヤで形成され、前記一対のギヤ及び駆動ギヤは、相互に噛み合い半径が異なることを特徴とする。
【0019】
請求項5の発明は、請求項1〜3の何れかに記載のトルク伝達カップリングであって、前記一対のギヤと前記一対の駆動ギヤとは、食い違い軸歯車又はベベルギヤで形成され、前記一対のギヤ及び一対の駆動ギヤは、相互に減速比が異なるたことを特徴とする。
【0020】
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかに記載のトルク伝達カップリングであって、前記入出力回転部材の一方は、クラッチハウジングであると共に、同他方は、前記クラッチハウジングの内周側に配置されたクラッチハブであり、前記クラッチハウジングとクラッチハブとの間に、摩擦クラッチを設け、前記クラッチハウジングとクラッチハブとの間の端部に、前記摩擦クラッチに回転軸芯に沿った方向に対向する押圧部材を配置し、前記加圧ギヤセットの推力により前記押圧部材を加圧することを特徴とする。
【0021】
【発明の効果】
請求項1の発明では、回転アクチュエータの駆動によって回転駆動軸が回転し、一対の駆動ギヤを介して一対のギヤが共に回転する。このとき噛み合い半径又は減速比が異なることにより一対のギヤは、共に回転しながら相対回転する。この一対のギヤ間の相対回転に起因して加圧ギヤセットが推力を発生する。この推力により摩擦クラッチが締結され、この摩擦クラッチの締結力に応じて、入出力回転部材間のトルク伝達を行うことができる。
【0022】
そして、回転アクチュエータの回転駆動軸を加圧ギヤセットの回転軸芯に沿った方向に対し傾斜配置したため、回転アクチュエータの配置及び傾斜角度を任意に設定することによって、レイアウトの自由度を増大することができる。
【0023】
また、レイアウトの自由度が増大したことにより、回転アクチュエータに対し駆動ギヤの部分を加圧ギヤセット側へ大きく近づけることができ、加圧ギヤセットを小型にすることが可能となり、全体的によりコンパクトに形成し、重量軽減を図ることもできる。
【0024】
さらに、前記一対のギヤ及び駆動ギヤ間の各噛み合いは、相互に噛み合い半径又は減速比が異なるようにしたため、回転アクチュエータの駆動力を大きく減速して一対のギヤを相対回転させることができ、回転アクチュエータ及び加圧ギヤセットをコンパクトに形成し、重量軽減を図ることもできる。
【0025】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、前記加圧ギヤセットは、前記ギヤ間に前記相対回転により前記推力を発生させるカム機構を備えたため、一対のギヤの相対回転により摩擦クラッチを締結するための推力を確実に発生させることができる。
【0026】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の効果に加え、前記ギヤの一方は、背面側が回転軸芯に沿った方向で固定側に支持され、前記ギヤの他方は、前記摩擦クラッチ側に対向し、前記推力により前記ギヤの一方が前記固定側に支持されつつ前記ギヤの他方が前記摩擦クラッチ側へ移動することで前記締結を行うため、加圧ギヤセットの推力を一方のギヤから固定側に伝え、その反力として他方のギヤに伝えることにより、前記摩擦クラッチを確実に締結することができる。
【0027】
請求項4の発明では、請求項1〜3の何れかの発明の効果に加え、前記一対のギヤと前記一対の駆動ギヤとの少なくとも一方は、フェースギヤで形成されたため、回転アクチュエータの回転駆動軸を加圧ギヤセットの回転軸芯に沿った方向に対し容易に傾斜配置することができる。
【0028】
請求項5の発明では、請求項1〜3の何れかに発明の効果に加え、前記一対のギヤと前記一対の駆動ギヤとは、食い違い軸歯車又はベベルギヤで形成されたため、回転アクチュエータの回転駆動軸を加圧ギヤセットの回転軸芯に沿った方向に対し容易に傾斜配置することができる。
【0029】
請求項6の発明では、請求項1〜5の何れかの発明の効果に加え、前記入出力回転部材の一方は、クラッチハウジングであると共に、同他方は、前記クラッチハウジングの内周側に配置されたクラッチハブであり、前記クラッチハウジングとクラッチハブとの間に、摩擦クラッチを設け、前記クラッチハウジングとクラッチハブとの間の端部に、前記摩擦クラッチに回転軸芯に沿った方向に対向する押圧部材を配置し、前記加圧ギヤセットの推力により前記押圧部材を加圧するため、摩擦クラッチを確実に締結することができる。この摩擦クラッチの締結によって、クラッチハウジングとクラッチハブとの間で確実にトルク伝達を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1,図2は本発明の第1実施形態に係り、図1はトルク伝達カップリングの配置位置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図、図2は第1実施形態に係るトルク伝達カップリング及びその周辺の横断面図である。
【0031】
図1のように、トルク伝達カップリング1は、カップリング収納ハウジング65がトランスファ3の後輪出力側で、トランスファケース5に取り付けられている。トランスファケース5内には、伝導軸7が回転自在に支持されている。伝導軸7には、傘歯車9と平歯車11とが設けられている。傘歯車9は、トランスファ3の出力軸67に一体に設けられたピニオンギヤ10に噛み合い、平歯車11はフロントデファレンシャル装置13のデフケース15側に連動連結された平歯車17に噛み合っている。
【0032】
前記フロントデファレンシャル13には、エンジン19からトランスミッション21を介してリングギヤ23にトルクが入力されるようになっている。フロントデファレンシャル13には、左右のアクスルシャフト25,27を介して、左右の前輪29,31が連動連結されている。
【0033】
前記トルク伝達カップリング1の出力軸61には、等速ジョイント33を介してプロペラシャフト35が結合されている。プロペラシャフト35には、等速ジョイント37を介して、ドライブピニオンシャフト39が結合されている。ドライブピニオンシャフト39のドライブピニオンギヤ41は、リヤデファレンシャル43のリングギヤ45に噛み合っている。リヤデファレンシャル43は、デフキャリア47に回転自在に支持されている。リヤデファレンシャル43には、左右のアクスルシャフト49,51を介して左右の後輪53,55が連動連結されている。
【0034】
従って、エンジン19からトランスミッション21を介してフロントデファレンシャル13のリングギヤ23にトルクが入力されると、一方ではアクスルシャフト25,27を介して左右の前輪29,31へトルク伝達が行われる。また他方では、デフケース15、平歯車17,11、伝導軸7、傘歯車9、ピニオンギヤ10、出力軸67を介してトルク伝達カップリング1へトルク伝達が行われる。
【0035】
前記トルク伝達カップリング1からは、出力軸61、等速ジョイント33、プロペラシャフト35、等速ジョイント37、ドライブピニオンシャフト39、ドライブピニオンギヤ41を介して、リヤデファレンシャル43のリングギヤ45にトルク伝達が行われる。リヤデファレンシャル43からは、左右のアクスルシャフト49,51を介して、左右の後輪53,55へトルク伝達が行われる。
【0036】
従って、トルク伝達カップリング1がトルク伝達状態であるとき、前輪29,31、後輪53,55によって、四輪駆動状態で走行することができる。トルク伝達カップリング1が、トルク伝達状態でないとき、前輪29,31による二輪駆動状態で走行することができる。
【0037】
前記トルク伝達カップリング1の詳細は、図2のようになっている。トルク伝達カップリング1は、クラッチハウジング57とクラッチハブ59とを備えている。
【0038】
前記クラッチハウジング57は、本実施形態においては、出力部材として構成され、後輪側への出力軸61に一体に形成されている。前記出力軸61は、ベアリング63等を介して、図1で示す前記カップリング収納ハウジング65に回転自在に支持されている。カップリング収納ハウジング65は、前記のようにトランスファケース5にボルトナット等によって着脱自在に取り付けられている。
【0039】
前記クラッチハブ59は、本実施形態において入力部材を構成し、クラッチハウジング57の内周側に配置されている。クラッチハブ59は、前記ピニオンギヤ10を備えた出力軸67にスプライン嵌合している。クラッチハブ59の一側は、ナット69に突き当てられ、他側はスナップリング71で位置決められている。
【0040】
前記ナット69は、ユニットベアリング73を出力軸67に対して締結し、予圧を付与するものである。ユニットベアリング73は、カップリング収納ハウジング65側のボス部72に取り付けられている。出力軸67の端部75は、後輪側への出力軸61の端部に形成された支持穴77にメタル軸受78を介して回転自在に支持されている。
【0041】
従って、入力部材であるクラッチハブ59は、カップリング収納ハウジング65(固定側)に出力軸67、ユニットベアリング73を介し回転可能に支持されると共に、端部75、支持穴77、出力軸61、ベアリング63を介してカップリング収納ハウジング65側に対して回転可能に支持されている。
【0042】
前記クラッチハウジング57とクラッチハブ59との間には、摩擦クラッチとして摩擦多板クラッチ79が設けられている。摩擦多板クラッチ79のアウタープレートは、クラッチハウジング57側に係合し、同インナープレートはクラッチハブ59側に係合している。
【0043】
前記クラッチハウジング57とクラッチハブ59との間の端部には、押圧部材81が設けられている。押圧部材81は、リング状に形成され、前記摩擦多板クラッチ79の端部に回転軸芯に沿った方向に対向配置されている。押圧部材81は、前記クラッチハウジング57及びクラッチハブ59にスプライン嵌合している。従って、押圧部材81は、摩擦多板クラッチ79側に設けられ、該摩擦多板クラッチ79を押圧移動により締結する構成となっている。
【0044】
前記押圧部材81とカップリング収納ハウジング65との間には、加圧ギヤセット83が設けられている。加圧ギヤセット83は、相対回転可能な一対のギヤを備え該ギヤ間の相対回転により推力を発生して前記摩擦多板クラッチ79を締結するためのものである。
【0045】
前記加圧ギヤセット83は、支持筒部87の外周面に配置されている。支持筒部87は、カップリング収納ハウジング65の外面85に前記ボス部72よりも外周側において周回状に設けられている。この支持筒部87と前記外面85において、前記加圧ギヤセット83を支持する支持部が構成されている。すなわち、加圧ギヤセット83は、支持筒部87の外周囲に嵌合支持されると共に、前記外面85及び押圧部材81に対向配置されている。
【0046】
前記加圧ギヤセット83は、前記一対のギヤとしてベースギヤ89及び可動ギヤ91を備えている。ベースギヤ89及び可動ギヤ91は、前記支持筒部87の外周面に回転可能に支持されている。
【0047】
前記ベースギヤ89はその背面がニードルベアリング105を介して、前記カップリング収納ハウジング65の外面85側に対し回転軸芯に沿った方向に支持される構成となっている。前記可動ギヤ91は、ニードルベアリング107を介して、前記押圧部材81に対向している。
【0048】
前記ベースギヤ89は、ベースギヤプレート93の外周にフェースギヤ95を設けたものである。前記可動ギヤ91は、可動ギヤプレート97の外周にフェースギヤ99を設けたものである。
【0049】
前記ベースギヤ89及び可動ギヤ91は、相互に外周径が異なって形成されている。本実施形態では、ベースギヤ89よりも可動ギヤ91の外周径が大きくなるように形成されている。但し、外周径の大小は、ベースギヤ89及び可動ギヤ91間で前記とは逆に設定することもできる。
【0050】
前記ベースギヤ89及び可動ギヤ91間に、カム機構101が設けられている。カム機構101はボール103を備え、ボール103はベースギヤプレート93と可動ギヤプレート97とに形成されたカム面間に介設されている。従って、ベースギヤ89及び可動ギヤ91間が相対回転すると、カム面がボール103に乗り上げ、ベースギヤ89及び可動ギヤ91間で推力を発生する構成となっている。
【0051】
前記カップリング収納ハウジング65には、アクチュエータ支持部109が設けられている。アクチュエータ支持部109には、回転アクチュエータとして電動モータ111が固定支持されている。電動モータ111の回転駆動軸113は、前記加圧ギヤセット83の回転軸芯に沿った方向に対し傾斜配置されている。
【0052】
前記回転駆動軸113の先端115は、前記カップリング収納ハウジング65に形成された支持穴117に回転自在に支持されている。回転駆動軸113には、一対の駆動ギヤとしてベース側駆動ギヤ119と可動側駆動ギヤ121とが固定して設けられている。ベース側駆動ギヤ119及び可動側駆動ギヤ121は、同径同諸元の平歯車で形成されている。
【0053】
前記ベース側駆動ギヤ119及び可動側駆動ギヤ121は、前記フェースギヤ95,99に斜めに噛み合っている。このような噛み合いは、フェースギヤ95,99によって許容することができる。
【0054】
前記一対のギヤ及び駆動ギヤ間の各噛み合いは、相互に噛み合い半径が異なっている。すなわち、ベースギヤ89とベース側駆動ギヤ119との噛み合い半径は相対的に小さく、可動ギヤ91と可動側駆動ギヤ121との噛み合い半径は相対的に大きく設定されている。
【0055】
そして、前記摩擦多板クラッチ79が締結されていないとき、クラッチハウジング57及びクラッチハブ59間は相対回転可能であり、前記のようにエンジン19側からピニオンギヤ10に伝達されたトルクが出力軸67を介して、クラッチハブ59に入力されても、クラッチハウジング57側にトルク伝達されることはなく、トルク伝達カップリング1はトルクを伝達しない状態となっている。従って、前記のように前輪29,31の駆動による二輪駆動状態での走行を行うことができる。
【0056】
前記電動モータ111を回転駆動すると、回転駆動軸113を介して、ベース側駆動ギヤ119及び可動側駆動ギヤ121が一体に回転する。この回転により、ベース側駆動ギヤ119に噛み合うベースギヤ89及び可動側駆動ギヤ121に噛み合う可動ギヤ91が回転する。
【0057】
このときベースギヤ89側と可動ギヤ91側との噛み合い半径の違いにより、両者は同方向に回転しながら僅かずつゆっくりと相対回転する。この相対回転によって、ベースギヤ89及び可動ギヤ91のカム面がボール103に乗り上げる。ベースギヤ89はニードルベアリング105を介してカップリング収納ハウジング65の外面85に支持されるため、カム機構101で発生した推力は、反力として可動ギヤ91に作用し、該可動ギヤ91を押圧部材81側へ移動させる。
【0058】
前記可動ギヤ91の移動によって、ニードルベアリング107を介し押圧部材81が加圧力を受け、該押圧部材81によって摩擦多板クラッチ79がクラッチハウジング57との間において締結される。摩擦多板クラッチ79は、押圧部材81の締結力に応じて摩擦係合力を発揮し、クラッチハブ59からクラッチハウジング57へのトルク伝達を行わせる。すなわち、トルク伝達カップリング1がトルク伝達状態となる。
【0059】
従って、トランスファ3の出力軸67から伝達されたトルクは、クラッチハブ59から摩擦多板クラッチ79を介してクラッチハウジング57へ伝達され、出力軸61から前記のようにして後輪53,55側へ出力される。これによって、前輪29,31及び後輪53,55の駆動による四輪駆動状態で走行することができる。
【0060】
後輪53,55側へのトルク伝達は、前記のような電動モータ111の回転駆動力調整によって簡単に調整することができ、発進走行、コーナリング走行、悪路走行等、自動車の走行状況に応じて任意に調整することができる。
【0061】
しかも、ベースギヤ89及び可動ギヤ91は、双方とも同方向に回転しながら僅かずつゆっくりと相対回転するものであるため、カム機構101による推力も僅かずつ変化させることができ、押圧部材81による摩擦多板クラッチ79の締結力を容易に微調整することができる。
【0062】
そして、前記のように電動モータ111の回転駆動軸113を加圧ギヤセット83の回転軸芯に沿った方向に対し傾斜配置したため、電動モータ111の配置及び傾斜角度を任意に設定することによって、レイアウトの自由度を増大することができる。
【0063】
また、レイアウトの自由度が増大したことにより、電動モータ111に対しベース側駆動ギヤ119及び可動側駆動ギヤ121の部分を加圧ギヤセット83側へ大きく近づけることができ、加圧ギヤセット83を外周径を小型にすることが可能となり、全体的によりコンパクトに形成し、重量軽減を図ることもできる。
【0064】
さらに、前記ベースギヤ89及びベース側駆動ギヤ119と可動ギヤ91及び可動側駆動ギヤ121とは、相互に噛み合い半径が異なるため、電動モータ111の駆動力を大きく減速して一対のベースギヤ89及び可動ギヤ91を相対回転させることができ、電動モータ111及び加圧ギヤセット83をコンパクトに形成し、重量軽減を図ることもできる。
【0065】
前記加圧ギヤセット83は、前記カム機構101を備えベースギヤ89及び可動ギヤ91の相対回転により摩擦多板クラッチ79を締結するための推力を確実に発生させることができる。
【0066】
前記加圧ギヤセット83の推力を一方のベースギヤ89から固定側のカップリング収納ハウジング65の外面85に伝え、その反力として他方の可動ギヤ91に伝えることにより、前記摩擦多板クラッチ79を確実に締結することができる。
【0067】
前記ベースギヤ89と可動ギヤ91とは、フェースギヤで形成されたため、電動モータ111の回転駆動軸113を加圧ギヤセット83の回転軸芯に沿った方向に対し容易に傾斜配置することができる。
【0068】
しかも、本実施形態では、トルク伝達カップリング1をトランスファケース3の出力側に取り付けているため、その取付配置を無理なく極めて容易に行うことができる。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係るトルク伝達カップリング1Aの横断面図を示している。なお、基本的な構成は第1実施形態と同様であり、対応す構成部分には同符号を付して説明する。
【0069】
本実施形態のトルク伝達カップリング1Aでは、ベースギヤ89A及び可動ギヤ91Aと、ベース側駆動ギヤ119A及び可動側駆動ギヤ121Aとは食い違い軸歯車で構成したものである。すなわち、ベースギヤプレート93、可動ギヤプレート97の外周には、例えばヘリカルギヤ123,125が設けられている。
【0070】
サーボモータ111の回転駆動軸113に設けられたベース側駆動ギヤ119A、可動側駆動ギヤ121Aは、共に例えばヘリカルギヤで形成されている。
【0071】
そして、ベースギヤ89A及びベース側駆動ギヤ119Aと、可動ギヤ91A及び可動側駆動ギヤ121Aとの減速比が僅かに異なるように設定されている。
【0072】
前記電動モータ111の回転によって回転駆動軸113を介し、ベース側駆動ギヤ119A及び可動側駆動ギヤ121Aが回転すると、ベースギヤ89A及び可動ギヤ91Aが連動回転する。この連動回転により、前記同様ベースギヤ89A及び可動ギヤ91A間にゆっくりとした相対回転を生じてカム機構101が推力を発生し、前記同様に摩擦多板クラッチ79を締結することができる。
【0073】
従って、本実施形態においても、第1実施形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。また、本実施形態においては、食い違い軸歯車を用いたため、電動モータ111の回転をベースギヤ89A、可動ギヤ91Aにより確実に伝達することができ、より確実な微調整を行うことも可能である。
(第3実施形態)
図4は本発明の第3実施形態に係るトルク伝達カップリング1B及びその周辺の横断面図である。なお、本実施形態においても基本的な構成は第1実施形態と同様であり、対応する構成部分には同符号を付して説明する。
【0074】
本実施形態のトルク伝達カップリング1Bでは、ベースギヤ89B及び可動ギヤ91Bと、ベース側駆動ギヤ119B及び可動側駆動ギヤ121Bとをベベルギヤで形成したものである。すなわち、加圧ギヤセット83Bのベースギヤプレート93、可動ギヤプレート97の外周には、それぞれベベルギヤ127,129が設けられている。
【0075】
サーボモータ111の回転駆動軸113には、ベベルギヤで形成されたベース側駆動ギヤ119B及び可動側駆動ギヤ121Bが固定されている。
【0076】
そして、ベースギヤ89B及びベース側駆動ギヤ119Bと、可動ギヤ91B及び可動側駆動ギヤ121Bとの間の減速比が僅かに異なるように設定されている。
【0077】
前記サーボモータ111の回転駆動により、回転駆動軸113を介し、ベース側駆動ギヤ119B及び可動側駆動ギヤ121Bが回転すると、これに噛み合うベースギヤ89B及び可動ギヤ91Bが連動回転する。この回転により、前記同様ベースギヤ89B及び可動ギヤ91Bが回転しながらゆっくりと相対回転してカム機構101が推力を発生し、前記同様摩擦多板クラッチ79を締結することができる。
【0078】
従って、本実施形態においても、第1実施形態とほぼ同様な作用効果を奏することができる。また、本実施形態では、ベースギヤ89B及び可動ギヤ91Bとベース側駆動ギヤ119B及び可動側駆動ギヤ121Bとをベベルギヤで形成しているため、電動モータ111の回転駆動力をベースギヤ89B及び可動ギヤ91Bに確実に伝達することができる。
【0079】
尚、上記第1実施形態では、ベースギヤ89及び可動ギヤ91の外周径を異ならせるようにしたが、ベースギヤ89及び可動ギヤ91を同一径の平歯車で形成し、ベース側駆動ギヤ119を相対的に小径のフェースギヤで形成し、可動側駆動ギヤ121を相対的に大径のフェースギヤで形成することも可能である。また、ベースギヤ89及び可動ギヤ91とベース側駆動ギヤ119及び可動側駆動ギヤ121との双方を、噛み合い半径が異なるようにフェースギヤで形成することも可能である。
【0080】
さらに、前記各実施形態において、摩擦クラッチは摩擦多板クラッチ79に限らず、コーンクラッチなど押圧力によって締結されるもので構成することができる。
【0081】
前記トルク伝達カップリング1,1A,1Bの配置は、トランスファ3に取り付けるものに限らず、図1のトルク伝達カップリング1C,1D,1E,1F,1G,1Hのように、適宜選択して配置することも可能である。
【0082】
前記トルク伝達カップリング1Cは、プロペラシャフト35に介設されたもので、その締結調整によって前記同様、後輪側へトルク伝達を行うことができる。トルク伝達カップリング1Cをトルク非伝達状態としたときには、後輪53,55からの回転が、トルク伝達カップリング1C上流側の自在継手33、出力軸61などへ伝達されることがなく、その分エネルギー損失を抑制することができる。
【0083】
前記トルク伝達カップリング1D,1Eは、それぞれアクスルシャフト49,51に介設されたものである。トルク伝達カップリング1D,1Eは、いずれか一方にのみ設けることも可能である。このようにアクスルシャフト49,51にトルク伝達カップリング1D,1Eを介設した場合には、トルク伝達カップリング1D,1Eをトルク非伝達状態としたときに、後輪53,55からの回転がリヤデファレンシャル43側へ伝達されることがなく、二輪駆動時のエネルギー損失をより抑制することができる。
【0084】
前記トルク伝達カップリング1F,1Gは、前輪29,31側のアクスルシャフト25,27に介設されたものである。このトルク伝達カップリング1F,1Gの機能は、前記トルク伝達カップリング1D,1Eとほぼ同様である。
【0085】
前記トルク伝達カップリング1Hは、ドライブピニオンシャフト39に設け、リヤデファレンシャル43のデフキャリア47内に配置したものである。
(第4実施形態)
図5は本発明の第4実施形態に係り、トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である。この図5は、縦置きフロントエンジン、リヤドライブベース(FRベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図である。尚、図1と対応する構成部分には同符号を付して説明する。
【0086】
本実施形態においては、トランスファ3Aにトルク伝達カップリング1Iが設けられている。このトルク伝達カップリング1Iは、図2〜図4の構造における出力軸67は、図5のトランスミッション21からトルク入力を受けるように結合される。出力軸61は、等速ジョイント33を介してプロペラシャフト35に結合される。
【0087】
前記出力軸67には、ギヤ131が一体的に設けられる。前記ギヤ131には伝動軸133に設けられたギヤ135との間にチェーン137が掛け回されている。伝動軸133は、プロペラシャフト139を介して伝動軸141側に接続されている。伝動軸141のピニオンギヤ143は、フロントデファレンシャル13のリングギヤ23に噛み合っている。
【0088】
従って、摩擦多板クラッチ79の締結制御によって、一方では摩擦多板クラッチ79を介してプロペラシャフト35側へトルク伝達が行われる。他方ではギヤ131、チェーン137、ギヤ135、伝動軸133,プロペラシャフト139、伝動軸141、ピニオンギヤ143、リングギヤ23を介して、フロントデファレンシャル13に、トランスミッション21から直結状態でトルク入力を行うことができる。
【0089】
従って、トルク伝達カップリング1Iの摩擦多板クラッチ79を走行状態に応じて締結制御することにより、後輪53,55側へのトルク配分を走行状態に応じて制御し、前輪29,31へは直結状態でトルク伝達を行い、二輪駆動及び的確な四輪駆動を行うことができる。
【0090】
なお、伝動軸133にトルク伝達カップリング1Jとして設けることもできる。この場合は、図2〜図4のクラッチハウジング57にギヤ135を設け、出力軸67を伝動軸133とする。出力軸61は、単にトランスファケース5側に回転自在に支持される。
【0091】
従って、トルク伝達カップリング1Jの摩擦多板クラッチ79を走行状態に応じて締結制御することにより、前輪29,31側へのトルク配分を走行状態に応じて制御し、後輪53,55へは直結状態でトルク伝達を行い、二輪駆動及び的確な四輪駆動を行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトルク伝達カップリングの配置状態を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である。
【図2】第1実施形態に係り、トルク伝達カップリング及びその周辺の横断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係り、トルク伝達カップリング及びその周辺の横断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係り、トルク伝達カップリング及びその周辺の横断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係り、トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である。
【図6】従来例に係り、トランスファの横断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1I,1J トルク伝達カップリング
57 クラッチハウジング(出力部材)
59 クラッチハブ(入力部材)
65 カップリング収納ハウジング(ハウジング等の固定側)
83,83A,83B 加圧ギヤセット
85 外面(支持部)
87 支持筒部(支持部)
89,89A,89B ベースギヤ
91,91A,91B 可動ギヤ
95,99 フェースギヤ
101 カム機構
111 電動モータ(回転アクチュエータ)
113 回転駆動軸
119,119A,119B ベース側駆動ギヤ(食い違い軸歯車、ベベルギヤ)
121,121A,121B 可動側駆動ギヤ(食い違い軸歯車、ベベルギヤ)
123,125 ヘリカルギヤ(食い違い軸歯車)
127,129 ベベルギヤ

Claims (6)

  1. ハウジングなどの固定側に対して回転可能に支持され入出力伝達を行うための入出力回転部材と、
    前記入出力回転部材間に設けられ締結力に応じて入出力回転部材間のトルク伝達を行う摩擦クラッチと、
    相対回転可能な一対のギヤを備え該ギヤ間の相対回転により推力を発生して前記摩擦クラッチを締結するための加圧ギヤセットと、
    前記固定側に支持され前記加圧ギヤセットの回転軸芯に沿った方向に対し傾斜配置された回転駆動軸及び該回転駆動軸に固定され前記一対のギヤに各別に噛み合う一対の駆動ギヤを備えた回転アクチュエータとを備え、
    前記一対のギヤ及び駆動ギヤ間の各噛み合いは、相互に噛み合い半径又は減速比が異なることを特徴とするトルク伝達カップリング。
  2. 請求項1記載のトルク伝達カップリングであって、
    前記加圧ギヤセットは、前記ギヤ間に前記相対回転により前記推力を発生させるカム機構を備えたこととを特徴とするトルク伝達カップリング。
  3. 請求項1又は2記載のトルク伝達カップリングであって、
    前記ギヤの一方は、背面側が回転軸芯に沿った方向で固定側に支持され、
    前記ギヤの他方は、前記摩擦クラッチ側に対向し、
    前記推力により前記ギヤの一方が前記固定側に支持されつつ前記ギヤの他方が前記摩擦クラッチ側へ移動することで前記締結を行うことを特徴とするトルク伝達カップリング。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のトルク伝達カップリングであって、
    前記一対のギヤと前記一対の駆動ギヤとの少なくとも一方は、フェースギヤで形成され、
    前記一対のギヤ及び駆動ギヤは、相互に噛み合い半径が異なることを特徴とするトルク伝達カップリング。
  5. 請求項1〜3の何れかに記載のトルク伝達カップリングであって、
    前記一対のギヤと前記一対の駆動ギヤとは、食い違い軸歯車又はベベルギヤで形成され、
    前記一対のギヤ及び駆動ギヤは、相互に減速比が異なるたことを特徴とするトルク伝達カップリング。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のトルク伝達カップリングであって、
    前記入出力回転部材の一方は、クラッチハウジングであると共に、同他方は、前記クラッチハウジングの内周側に配置されたクラッチハブであり、
    前記クラッチハウジングとクラッチハブとの間に、摩擦クラッチを設け、
    前記クラッチハウジングとクラッチハブとの間の端部に、前記摩擦クラッチに回転軸芯に沿った方向に対向する押圧部材を配置し、
    前記加圧ギヤセットの推力により前記押圧部材を加圧することを特徴とするトルク伝達カップリング。
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