JP2006090533A - トルク伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化を図ると共にクラッチの締結レスポンスを迅速にすることを可能とする。
【解決手段】 クラッチハブ65及びクラッチハウジング63と、摩擦多板クラッチ67と、加圧セット69と、電動モータ70とを備え、加圧セット69は、一対のインターナルギヤ107,109とインターナルギヤ107,109に噛み合う遊星ギヤ111及び遊星ギヤ111を支持する遊星キャリヤ113と遊星ギヤ111に噛み合うサンギヤ115とインターナルギヤ107,109間のカム機構117とを有し、一対のインターナルギヤ107,109と遊星ギヤ111との各間のギヤ比が異なり、一対のインターナルギヤ107,109の一方が回転不能に支持されサンギヤ115が回転駆動されその他が相対回転することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車のトルク伝達装置に関する。
従来のこの種のトルク伝達装置としては、例えば図7に示すようなものがある。図7は、四輪駆動車のトランスファの断面図を示している。トランスファ201は、トルク伝達装置203を備えている。トルク伝達装置203は、クラッチケージ205と、スリーブ207とを備えている。クラッチケージ205とスリーブ207との間には、摩擦クラッチ209が配置されている。摩擦クラッチ209のアウタープレートは、クラッチケージ205側に係合し、インナープレートはスリーブ207側に係合している。
前記摩擦クラッチ209に対向して、加圧リング211が配置されている。加圧リング211は、ピン213を介してトランスファケース215に回転方向に係合し、回転軸芯に沿った方向には移動可能となっている。加圧リング211に対し、支持リング217が対向配置されている。支持リング217と加圧リング211との間には、ボール219を備えたカム機構が設けられている。
前記支持リング217には、歯車221が噛み合っている。歯車221は、軸223に連動連結されている。軸223は、歯車221、ピニオン227を介してサーボモータ229の駆動軸231に連動連結されている。
前記クラッチケージ205には、後輪側への出力軸233が結合されている。出力軸233は、エンジンから回転入力を受ける入力軸235に連動連結されている。
前記スリーブ207には、歯車237が連動連結されている。トランスファケース215には、前輪側へ出力を行う副軸239が回転自在に支持されている。副軸239には、歯車241が設けられている。歯車241と前記歯車237とには、チェーン243が掛け回されている。
従って、エンジンから入力軸235に伝達されたトルクは、出力軸233を介してそのまま後輪側へ伝達される。また、前輪側へは摩擦クラッチ209の締結に応じて伝達される。摩擦クラッチ209の締結は、サーボモータ229の駆動によって行われる。
前記サーボモータ229を駆動すると、駆動軸231に連動してピニオン227が回転し、歯車225、軸223を介し歯車221が回転する。この回転によって、支持リング217が180度の範囲内で回転し、加圧リング211に対して相対回転する。この相対回転によって、ボール219を備えたカム機構が働き、支持リング217に対して加圧リング211が摩擦クラッチ209側へ移動する。この移動によって、摩擦クラッチ209が締結される。
前記摩擦クラッチ209が締結されると、クラッチケージ205とスリーブ207とが締結力に応じて係合し、出力軸233からクラッチケージ205、摩擦クラッチ209、スリーブ207を介して歯車237側へもトルク伝達が行われる。歯車237からは、チェーン243、歯車241を介して、副軸239にトルク伝達が行われ、前輪側への出力が行われる。
しかしながら、上記構造では、固定側の加圧リング211に対して、低速で相対回転させる支持リング217を、サーボモータ229によりピニオン227、歯車225,221を介して減速回転駆動するため、支持リング217、歯車221、歯車225、ピニオン227とを用いた減速機構が大型となり、トランスファ201内の狭いスペースに取り付けるには無理を伴うものであった。
また、サーボモータ229から支持リング217までの減速比をそれほど大きくせずに減速機5の小型化を図ると、支持リング217の回転が急峻となって慣性力が大きく摩擦クラッチ209の締結レスポンスが遅れることになる。
特許2715340号公報
解決しようとする問題点は、大型化により狭いスペースに取り付けることに無理が伴うと共に締結レスポンスが遅い点である。
本発明は、小型化を図ると共に締結微調整を容易とするために、トルクの入出力伝達を行うための入出力回転部材と、前記入出力回転部材間に設けられ摩擦係合により入出力回転部材間のトルク伝達を行う摩擦係合部と、回転駆動による入力を回転軸芯に沿った方向の加圧力に変換して前記摩擦係合部を摩擦係合させる加圧セットと、前記回転駆動を行う回転アクチュエータとを備え、前記加圧セットは、一対のインターナルギヤと該インターナルギヤに噛み合う遊星ギヤ及び該遊星ギヤを支持する遊星キャリヤと前記遊星ギヤに噛み合うサンギヤと前記インターナルギヤ間のカム機構とを有し、前記一対のインターナルギヤと遊星ギヤとの各間のギヤ比又は噛み合い半径が異なり、前記一対のインターナルギヤの一方又は遊星キャリヤが回転不能に支持されサンギヤが回転駆動されその他が相対回転することを最も主要な特徴とする。
本発明のトルク伝達装置は、回転アクチュエータにより回転駆動を行わせると、一対のインターナルギヤと遊星ギヤとの各間のギヤ比又は噛み合い半径が異なることに起因して一対のインターナルギヤを低速、高トルクで相対回転させることができる。この低速の相対回転によって前記回転駆動による入力を回転軸心に沿った方向の加圧力に変換して、前記摩擦係合部を摩擦係合させることができる。
すなわち、加圧セットは、一対のインターナルギヤと該インターナルギヤに噛み合う遊星ギヤ及び該遊星ギヤを支持する遊星キャリヤと前記遊星ギヤに噛み合うサンギヤと前記インターナルギヤ間のカム機構とを有し、前記一対のインターナルギヤと遊星ギヤとの各間のギヤ比又は噛み合い半径が異なり、前記一対のインターナルギヤの一方又は遊星キャリヤが回転不能に支持されサンギヤが回転駆動されその他が相対回転して前記摩擦係合部を摩擦係合させることができるため、加圧セットや回転アクチュエータを小型化し、コンパクトに形成することができる。
従って、トランスファ等の狭いスペース内にも極めて容易に配置することができる。
さらに、回転アクチュエータによりサンギヤを回転駆動するから慣性力を小さくしながら大きく減速して加圧力に変換することができるため、前記摩擦係合部の締結レンスポンスを迅速にすることが可能となる。
前記加圧セットが、前記摩擦係合部の内周側に配置された場合は、回転軸方向に小型化を可能とし、回転軸等へ無理なく搭載することができる。
前記回転アクチュエータの出力軸と前記サンギヤとを同軸的に設けた場合は、回転軸等への搭載をより容易に行わせることができると共に、回転部を小型とし慣性力の軽減により締結レンスポンスを迅速にすることが可能となる。
四輪駆動車のリヤデファレンシャル装置の入力側のトルク制御装置として、同トランスファの出力側のトルク制御装置として、デファレンシャル装置の差動制限装置として、何れかに配置した場合は、各トルク伝達装置の何れかとしてトルク伝達を的確に行うことができる。
小型化により狭いスペースにも無理なく配置することができると共に締結微調整が容易にするという目的を、一対のインターナルギヤの一方又は遊星キャリヤが回転不能に支持されサンギヤが回転駆動されその他が相対回転するようにして実現した。
図1は、本発明の実施例1に係り、トルク伝達装置の配置を示し、横置きフロントエンジン、フロントドライブベース(FFベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図である。
図1のように、トルク伝達装置であるトルク伝達カップリング1は、リヤデファレンシャル装置3の入力側において、回転軸5及びドライブピニオンシャフト7間に介設されている。
前記ドライブピニオンシャフト7のドライブピニオンギヤ11は、リヤデファレンシャル装置3のリングギヤ13に噛み合っている。リヤデファレンシャル装置3は、デフキャリヤ15に回転自在に支持されている。リヤデファレンシャル装置3には、左右のアクスルシャフト17,19を介して左右の後輪21,23が連動連結されている。
前記回転軸5には、ユニバーサルジョイント25を介してプロペラシャフト27が結合されている。プロペラシャフト27には、ユニバーサルジョイント29を介して、トランスファ31の出力軸33が結合されている。
前記出力軸33の傘歯車35は、伝動軸37の傘歯車39に噛み合っている。伝動軸37の平歯車41は、平歯車43に噛み合っている。平歯車43は、フロントデファレンシャル装置45のデフケース47側に設けられ、連動構成されている。
前記フロントデファレンシャル装置45にはエンジン49からトランスミッション51を介してリングギヤ53にトルクが入力されるようになっている。フロントデファレンシャル装置45には、左右のアクスルシャフト55,57を介して、左右の前輪59,61が連動連結されている。
従って、エンジン49からトランスミッション51を介してフロントデファレンシャル装置45のリングギヤ53にトルクが入力されると、一方ではアクスルシャフト55,57を介して左右の前輪59,61へトルク伝達が行われる。また他方では、デフケース47、平歯車43,41、伝動軸37、傘歯車39、35を介して出力軸33へトルク伝達が行われる。
前記出力軸33からは、ユニバーサルジョイント29、プロペラシャフト27、ユニバーサルジョイント25、回転軸5を介してトルク伝達カップリング1へトルクが入力される。
前記トルク伝達カップリング1がトルク伝達状態であれば、ドライブピニオンシャフト7、ドライブピニオンギヤ11を介して、リヤデファレンシャル装置3のリングギヤ13にトルク伝達が行われる。リヤデファレンシャル装置3からは、左右のアクスルシャフト17,19を介して、左右の後輪21,23へトルク伝達が行われる。
従って、トルク伝達カップリング1がトルク伝達状態であるときには、前輪59,61、後輪21,23によって、四輪駆動状態で走行することができる。トルク伝達カップリング1が、トルク伝達状態にないときには、前輪59,61による二輪駆動状態で走行することができる。
前記トルク伝達カップリング1の詳細は図2、図3のようになっている。図2は、トルク伝達カップリング1の縦断面図、図3は、加圧セットの減速部の断面図である。
図2,図3のように、トルク伝達カップリング1は、クラッチハウジング63及びクラッチハブ65間に摩擦係合部として摩擦多板クラッチ67を備え、摩擦多板クラッチ67の内周側に加圧セット69が配置され、加圧セット69の軸方向一側に回転アクチュエータである電動モータ70が配置されたものである。
前記クラッチハウジング63は、本実施形態において出力回転部材として構成され、クラッチハブ65は、同入力回転部材として構成されている。従って、トルクの入出力伝達を行うための入出力回転部材(クラッチハブ65及びクラッチハウジング63)を設けた構成となっている。なお、クラッチハウジング63を、入力回転部材として構成し、クラッチハブ65を、出力回転部材として構成することもできる。
前記クラッチハウジング63は、縦壁部71により内周側の結合軸部73に一体に設けられている。結合軸部73は、中空状に形成され、ボールベアリング75によりカップリングキャリヤ91を構成する側壁部96の軸支持部77に回転自在に支持されている。軸支持部77と結合軸部73との間には、シール79が設けられ、デフキャリヤ15内部に対し摩擦多板クラッチ67側の潤滑環境が独立している。結合軸部73には、内周のインナースプライン74に、前記ドライブピニオンシャフト7がスプライン連結されている。
前記クラッチハブ65は、内周縦壁部81を介して回転軸5に一体に形成されている。回転軸5の先端83は、前記結合軸部73の軸穴85に嵌合し、連れ持ち支持されている。回転軸5の先端83と結合軸部73の軸穴85との間には、シール87が設けられている。回転軸5と結合軸部73との間には、スラストワッシャ88が設けられている。回転軸5の他端側は、ボールベアリング89によりカップリングキャリヤ91に支持されている。
前記回転軸5の外端部には、結合フランジ93がスプライン係合している。結合フランジ93は、ナット95によって回転軸5に締結され、抜け止めが行われている。結合フランジ93とカップリングキャリヤ91との間に、シール87が設けられている。結合フランジ93は、前記ユニバーサルジョイント25に結合される。
前記カップリングキャリヤ91は、前記側壁部96を備えたカップリングキャリヤ本体97とカップリングキャリヤカバー99との三部品構成であり、カップリングキャリヤ本体97及びカップリングキャリヤカバー99は、ボルトナットなどにより着脱自在に結合されている。側壁部96は、外周部がカップリングキャリヤ本体97のフランジ部98の凹部100に嵌合し、フランジ部98は、デフキャリヤ15にボルト締めされている。このボルト締めで、側壁部96は、フランジ部98とデフキャリヤ15との間に挟み込まれ、一体的に結合されている。但し、側壁部96をカップリングキャリヤ本体97にボルトなどにより直接的に着脱自在に構成することもできる。
前記カップリングキャリヤ本体97には、前記摩擦多板クラッチ67及び加圧セット69が収容され、カップリングキャリヤカバー99には、前記電動モータ70が収容されている。
前記摩擦多板クラッチ67は、クラッチハブ65及びクラッチハウジング63間のトルク伝達を行うものであり、入出力回転部材(クラッチハブ65及びクラッチハウジング63)間に設けられ摩擦係合により入出力回転部材(クラッチハブ65及びクラッチハウジング63)間のトルク伝達を行う構成となっている。
前記摩擦多板クラッチ67は、アウタープレートが前記クラッチハウジング63に係合し、インナープレートが前記クラッチハブ65に係合している。
前記クラッチハウジング63及びクラッチハブ65間の端部には、押圧部材101が対向配置されている。押圧部材101には、その内周側に周壁部103を介して加圧受部105が一体に設けられている。周壁部103は、前記クラッチハブ65の内周に隙間を持って嵌合している。
なお、押圧部材101は、クラッチハウジング63又はクラッチハブ65に対して一体回転可能に連結しても良く、アウター又はインナープレートの係合スプラインに係合させることが構造を簡易化する上で好ましい。
前記押圧部材101に隣接して前記加圧セット69が設けられている。加圧セット69は、回転駆動による入力を減速しつつ回転軸芯に沿った方向の加圧力に変換して前記摩擦係合部(摩擦多板クラッチ67)を摩擦係合させる構成となっている。
なお、図示外であるが押圧部材101とクラッチハブ65又はクラッチハウジング63との間にスプリングを配置して加圧セット69の加圧力が作用しないとき押圧部材101を初期位置に戻す機能を設ければ摩擦係合部の断続機能がより確実に行える。
前記加圧セット69は、本実施例において、前記押圧部材101側の周壁部103の内周に配置され、加圧セット69が、前記摩擦係合部(摩擦多板クラッチ67)の内周側に配置された構成となっている。
前記加圧セット69は、一対のインターナルギヤ107,109と該インターナルギヤ107,109に噛み合う遊星ギヤ111及び該遊星ギヤ111を支持する遊星キャリヤ113と前記遊星ギヤ111に噛み合うサンギヤ115と前記インターナルギヤ107,109間のカム機構117とを有している。
前記インターナルギヤ107には、段部119が設けられ、前記カップリングキャリヤ91側に設けられた周回状の支持凸部121に凹凸部123により係合している。従って、一対のインターナルギヤ107,109の一方(インターナルギヤ107)が、回転不能に支持された構成となっている。インターナルギヤ107の回転軸方向の端面は、前記カップリングキャリヤ91のカップリングキャリヤ本体97の壁部125に当接するように支持されている。前記インターナルギヤ109は、前記インターナルギヤ107に対して相対回転自在となっている。インターナルギヤ107と前記加圧受部105との間には、スラストニードルベアリング127が設けられ、軸方向推力は伝達するが回転方向の連れ回りを断絶している。
前記カム機構117は、一対のインターナルギヤ107,109間に設けられている。カム機構117は、既存の種々のカム機構の中から選定したボールカムで構成され、カムボール129を備えている。カムボール129は、インターナルギヤ107,109にそれぞれ形成されたカム面間に配置されている。インターナルギヤ107,109の内周面には、歯部131,133が設けられている。前記歯部131と歯部133とは、少なくとも一方の歯部に対して転位歯車を用いて遊星ギヤ111との噛み合い半径を同じか又は近似するように歯数を僅かに異ならせている。その他、両歯部131,135の歯数を僅かに異ならせる手段としては、遊星ギヤ111及びインターナルギヤ107の噛み合い半径と遊星ギヤ111及びインターナルギヤ109の噛み合い半径とを互いに異ならせる構成がある。
前記遊星ギヤ111は、インターナルギヤ107,109の歯部131,133に噛み合っている。前記インターナルギヤ107及び遊星ギヤ111と前記インターナルギヤ109及び遊星ギヤ111との各間のギヤ比は、前記歯部131と前記歯部133との歯数の相違によって僅かに異なるように設定されている。
前記遊星ギヤ111は、前記遊星キャリヤ113に回転自在に支持されている。遊星キャリヤ113は、キャリヤプレート135,137を備えている。キャリヤプレート135,137には、キャリヤピン139が取り付けられている。キャリヤピン139には、前記遊星ギヤ111が回転自在に支持されている。キャリヤプレート351,137は、サンギヤ115の外周に回転自在に嵌合配置されている。
前記電動モータ70は、出力軸としての回転駆動軸141を備えている。回転駆動軸141は、一方でボールベアリング143により前記カップリングキャリヤ91のカップリングキャリヤ本体97の壁部125内周に回転自在に支持され、他方でボールベアリング145により、前記カップリングキャリヤ91のカップリングキャリヤカバー99に支持され、一対のボールベアリング143,145の軸方向間のスペースでカップリングキャリヤカバー99内周側に形成された独立した空間内に配置されている。
前記回転駆動軸141と前記サンギヤ115とは、同軸的に設けられている。同軸的とは、実施例のようにサンギヤ115を駆動軸に一体形成する構成の他、別部材相互を溶接やスプライン連結などの締結手段によって一体に設ける構成等も意味する。従って、回転アクチュエータ(電動モータ70)の出力軸(回転駆動軸141)と前記サンギヤ115とを同軸的に設けた構成となっている。
前記電動モータ70或いは電動モータ70に連結する回転部材には、回転数を検出するエンコーダが配置されている。このエンコーダにより電動モータ70の回転がフィードバック制御され、摩擦多板クラッチの締結制御を的確に行わせる。エンコーダの種類としては光学式エンコーダ、磁気式エンコーダが用いられる。光学式エンコーダは、モータ後部出力軸にスリット(円盤に窓を開けたもの)を固定し、フォトセンサでパルス数を検出することによりモータ回転数を算出することができる。磁気式エンコーダは、ホールICの性質を利用し、リングマグネットの極数をパルス信号にて出力するため、検出−制御が容易となる。
次に作用を説明する。
前記摩擦多板クラッチ67が締結されていないとき、クラッチハウジング63及びクラッチハブ65間は相対回転可能である。従って、前記のようにエンジン49側から回転軸5に伝達されたトルクがクラッチハブ65に入力されてもトルクがクラッチハウジング63側に伝達されることはなく、トルク伝達カップリング1はトルクを伝達しない状態となっている。すなわち、前記のように前輪59,61の駆動による二輪駆動状態での走行を行うことができる。
前記電動モータ70を回転駆動すると、回転駆動軸141を介してサンギヤ115が一体に回転し、遊星ギヤ111が回転駆動される。遊星ギヤ111は、キャリアピン139の回りに回転し、インターナルギヤ107との噛み合いにより、自転しながらインターナルギヤ107の歯部131に沿って公転する。遊星キャリヤ113は、遊星ギヤ111の公転と共にサンギヤ115の回りで回転する。 前記遊星ギヤ111の自転及び公転によりインターナルギヤ109に対しても自転及び公転する。この場合、インターナルギヤ107及び遊星ギヤ111間のギヤ比と、インターナルギヤ109及び遊星ギヤ111間のギヤ比とが僅かに異なっており、且つインターナルギヤ107はキャリアカバー91の壁部125に凹凸部123により回転不能に支持されているため、インターナルギヤ109が大きく減速されてインターナルギヤ107に対し極低速で相対回転する。この相対回転により、インターナルギヤ107,109のカム面がカムボール129に乗り上げ、カム機構117が推力を発生する。
前記カム機構117の推力は、インターナルギヤ109に作用し、その反力はインターナルギヤ107を介してカップリングキャリヤ91の壁部125で受けられる。この推力の作用によってインターナルギヤ109が移動し、スラストニードルベアリング127を介して加圧受部105が加圧される。加圧力は最終的にクラッチハウジング63から軸受77を介してカップリングキャリヤ91の側壁部96が受け持つ。
この加圧によって、押圧部材101が同方向へ移動し、摩擦多板クラッチ67がクラッチハウジング63の縦壁部71との間で締結される。摩擦多板クラッチ67は、押圧部材101の押圧力に応じて摩擦係合力を発揮し、クラッチハウジング63とクラッチハブ65との間のトルク伝達を行わせる。
従って、回転軸5から伝達されたトルクは、クラッチハウジング63から摩擦多板クラッチ67を介して、クラッチハブ65へ伝達される。クラッチハブ65からは、結合軸部73を介してドライブピニオンシャフト7へトルクが伝達され、ドライブピニオンシャフト7から前記のようにして後輪21,23側へ出力される。これによって、前記のように前輪59,61及び後輪21,23の駆動による四輪駆動状態で走行することができる。
このように、本実施例では、電動モータ70により回転駆動を行わせると、一対のインターナルギヤ107,109と遊星ギヤ111との各間のギヤ比が異なることに起因して一対のインターナルギヤ107,109を低速で相対回転させることができる。この低速の相対回転によって前記回転駆動による入力をカム機構117により回転軸心に沿った方向の加圧力に変換して、前記摩擦多板クラッチ67を摩擦係合させることができる。
このため、加圧セット69や電動モータ70を小型化し、コンパクトに形成することができる。従って、デフキャリア15の狭いスペース内にも極めて容易に配置することができる。
また、加圧セット69のサンギヤ115が回転駆動されるから、入力を受ける回転部を小型、軽量として慣性力、即ち回転モーメントを軽減させることができ、電動モータ70の起動力を軽減して作動レスポンスが向上するので締結微調整をより容易に行うことが可能となる。
さらに、電動モータ70の回転駆動を大きく減速してトルクを増幅し加圧力に変換することができるため、前記摩擦多板クラッチ67のレスポンスを速くして締結微調整を容易に行うことが可能となる。
前記加圧セット69は、前記摩擦多板クラッチ67の内周側に配置されたため、回転軸方向に小型化を可能とし、回転軸5及びドライブピニオンシャフト7間に無理なく搭載することができる。
前記電動モータ70の回転駆動軸141と前記サンギヤ115とを同軸的に設けたため、回転軸5及びドライブピニオンシャフト7間への搭載をより容易に行わせることができる。
なお、前記サンギヤ115が電動モータにより駆動されれば良く、電動モータは、前記電動モータ70のようにカップリングキャリヤ91内にサンギヤ115と共に収容配置する場合に限らない。
また、前記トルク伝達カップリング1は、リヤデファレンシャル装置3への入力側に配置するものに限らず、図1のトルク伝達カップリング1Aのようにトランスファ31の出力軸33に介設し、トルク伝達の制御を行わせることもできる。
図4は本発明の実施例2に係り、トルク伝達カップリングの配置を示し、縦置きフロントエンジン、リヤドライブベース(FRベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図である。尚、図1と対応する構成部分には同符号又は同符号にBを付して説明する。
本実施例においては、トランスファ31Bにトルク伝達カップリング1Bが設けられている。このトルク伝達カップリング1Bでは、図2の構造におけるドライブピニオンシャフト7のドライブピニオンギヤ11が省略され、ドライブピニオンシャフト7が出力軸33Bに代えられる。出力軸33Bは、トランスミッション51Bの出力駆動軸143に結合されている。
クラッチハウジング63Bと一体の結合軸部73Bには、スプロケット145が一体的に設けられている。スプロケット145には、スプロケット149との間にチェーン151が掛け回されている。スプロケット149は、伝動軸147に設けられている。伝動軸147は、プロペラシャフト153を介してドライブピニオンシャフト155側に結合されている。伝動軸155のピニオンギヤ157は、フロントデファレンシャル装置45Bのリングギヤ53Bに噛み合っている。
従って、摩擦多板クラッチ67Bの締結制御によって、エンジン49Bの出力が、トランスミッション51Bから一方では、出力駆動軸143、クラッチハブ65B、摩擦多板クラッチ67B、クラッチハウジング63Bを介して前輪59,61側へ出力される。クラッチハウジング63Bからは、スプロケット145、チェーン151、スプロケット149、伝動軸147、プロペラシャフト153、ドライブピニオンシャフト155、ドライブピニオンギヤ157、リングギヤ53Bを介してフロントデファレンシャル装置45Bへトルクが伝達される。
また、他方ではトランスミッション51Bから出力駆動軸143を介し直結状態でトルクが伝達される。すなわち、出力駆動軸143、出力軸33B、プロペラシャフト27、ドライブピニオンシャフト7、ドライブピニオンギヤ11、リングギヤ13を介してリヤデファレンシャル装置3Bへトルク伝達を行うことができる。
従って、前記トルク伝達カップリング1Bの摩擦多板クラッチ67Bを走行状態に応じて締結制御することにより、後輪59,61側へのトルク配分を走行状態に応じて制御することができる。後輪21,23へは直結状態でトルク伝達を行うことができる。従って、本実施例では、トルク伝達カップリング1Bの制御により二輪駆動及び的確な四輪駆動を行うことができる。
なお、前記ドライブピニオンシャフト7,155にトルク伝達カップリング1C、1Dとして設けることもできる。この場合は、実施例1のような構造を取ることができる。
図5は本発明の実施例3に係り、トルク伝達カップリングの配置を示し、縦置きフロントエンジン、リヤドライブの二輪駆動車(FR車)のスケルトン平面図である。尚、図4と対応する構成部分には同符号又は同符号にEを付し、或いは同符号のBをEに代えて説明する。
本実施例のトルク伝達カップリング1Eは、リヤデファレンシャル装置3Eの差動制限装置として適用されたものである。本実施例のトルク伝達カップリング1Eは、クラッチハウジング63Eがリヤデファレンシャル装置3Eのデフケース149に結合され、クラッチハブ65Eがリヤデファレンシャル装置3Eのサイドギヤ151に結合されている。また、カップリングキャリヤ91Eは、デフキャリヤ15Eの側部にボルトナットなどにより締結固定されている。
従って、摩擦多板クラッチ67Eの締結制御によってデフケース149及びサイドギヤ151間の差動回転を制限又はロックすることができる。
図6は本発明の実施例4に係り、トルク伝達カップリング1のスケルトン断面図である。尚、図2と対応する構成部分には同符号又は同符号にFを付して説明する。
トルク伝達カップリング1Fは、入力軸6及び出力軸8間の伝達トルクを断続的又は段階的又は連続的に制御するものである。入力軸6は、クラッチハウジング63Fに連結され、クラッチハウジング63Fの軸心部に摩擦係合部としての摩擦多板クラッチ67Fを介してクラッチハブ65Fが配置されている。クラッチハブ65Fは、その内周側に形成されたスプライン部で出力軸8に連結されている。また、トルク伝達カップリング1Fは、カップリングキャリヤ91F内に収容され、カップリングキャリヤ91Fは、筒状部94と筒状部94にボルト締結される他端壁106とからなる。
前記入力軸6の外周側には、加圧セット69Fが配置され、加圧セット69Fは、サンギヤ115、遊星ギヤ111、一対のインターナルギヤ107,109、カム機構117を備えている。サンギヤ115は、軸方向他端側に円盤状の部材116が一体的に結合され、部材116の外周側には、操作ギヤ118が形成されている。
前記操作ギヤ118は、入力軸6と軸並行にオフセット配置され、他端壁106に固定された電動モータ70Fの駆動軸に取り付けられたピニオン120に噛み合っている。電動モータ70Fによる駆動トルクは、ピニオン120と操作ギヤ118との噛み合いで減速駆動されて増幅され、さらにサンギヤ115へ入力されて加圧セットで増幅される。従って、高減速が可能であり、電動モータ70Fによる制御性を向上している。
前記操作ギヤ118を有する円盤状の部材116は、負担する駆動トルクが小さいので、板金材を用いてプレス成形されており、慣性力を低減して、電動モータ70Fによる制御性、即ち摩擦係合部の締結レスポンスの迅速性を向上している。
このように、電動モータ70Fをトルク伝達カップリング1Fの入出力軸6,8と軸並行にオフセット配置することで、トルク伝達装置の軸心周りの軸方向スペースを短縮することができ、電動モータ70Fを備えたトルク伝達カップリング1Fは、トルク伝達装置の搭載される周辺構造との干渉を回避するような配置構造を取り易くなり、設計自由度が向上する。
押圧部材102は、摩擦多板クラッチ67Fを押圧する環状の押圧面がクラッチハウジング63F内に配置され、クラッチハウジング63Fの側壁に形成された複数箇所の開口から足部104が延設され、図示外のベアリングを介してカム機構117に連結されている。
実施例4の構造を更に応用すれば、搭載箇所として発進クラッチへの適用が有利になる。その理由は、電動モータ70Fの配置の周方向の配置自由度が高いことにより、また操作ギヤ118を設けることで摩擦係合部の径方向外側すなわち半径方向の配置自由度が向上することにより、トルク伝達装置の軸方向長さをコンパクトにすることができ、原動機とトランスミッションとの間の限られた範囲での搭載が可能になるからである。
なお、カム機構117の円周方向の作動回転角度に対応するようにサンギヤ115が遊星ギヤ111を回転駆動させるので、サンギヤ115と操作ギヤ118のギヤ比の設定によれば、操作ギヤ118を環状に形成しなくともよく、必要な回転角を有する扇形状に形成することもできる。
前記インターナルギヤ107に代えて前記遊星キャリヤ113を回転不能に支持させることもできる。インターナルギヤ107又は遊星キャリヤ113を回転不能に支持するときは、例えばカップリングキャリヤ91等固定側に一体に設けることもできる。113
また、摩擦係合部は、摩擦多板クラッチに限らず、単板の摩擦クラッチでもよく、回転軸に対して垂直円盤状の摩擦面に限らず円錐面で構成してもよい。さらに、加圧セットに係るインターナルギヤ、遊星ギヤ、遊星キャリヤ、サンギヤ、カム機構の何れかの部材においては電動モータによる制御トルクに応じて部材が負担する伝達トルク(部材強度)を考慮すれば、プレス成形や焼結成形材、転造材を用いることができ、低コスト化が図れる。
その他、本発明のトルク伝達装置は、トランスファとリヤデファレンシャル装置との間のプロペラシャフト、前輪側のアクスルシャフト、後輪側のアクスルシャフトの何れかのトルク伝達制御を行うものとして、原動機の出力とトランスミッションとの間の発進クラッチとして、アクスルディスコネクト装置として、ハイブリッド車のモータ駆動力伝達系、前後輪の一方をエンジン駆動し他方をモータ駆動する4WD車両のモータ駆動系等の断続クラッチとして、何れかに配置することもできる。
トルク伝達カップリングのを示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1)。 トルク伝達カップリングの縦断面図である(実施例1)。 加圧セットの減速部の断面図である(実施例1)。 トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例2)。 トルク伝達カップリングの配置を示す二輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例3)。 トルク伝達カップリング1のスケルトン断面図である(実施例4)。 トランスファの断面図である(従来例)。
符号の説明
1,1B,1C,1D,1E,1F トルク伝達カップリング(トルク伝達装置)
3,3B,3E リヤデファレンシャル装置
27 プロペラシャフト
31 トランスファ
51,51B,51E トランスミッション
63,63B,63E,63F クラッチハウジング(出力回転部材)
65,65B,65E,65F クラッチハブ(入力回転部材)
67,67B,67E,67F 摩擦多板クラッチ(摩擦係合部)
69,69B,69E,69F 加圧セット
70,70A,70E,70F 電動モータ(回転アクチュエータ)
107,109 インターナルギヤ
111 遊星ギヤ
113 遊星キャリヤ
115 サンギヤ
117 カム機構

Claims (4)

  1. トルクの入出力伝達を行うための入出力回転部材と、
    前記入出力回転部材間に設けられ摩擦係合により入出力回転部材間のトルク伝達を行う摩擦係合部と、
    回転駆動による入力を減速しつつ回転軸芯に沿った方向の加圧力に変換して前記摩擦係合部を摩擦係合させる加圧セットと、
    前記回転駆動を行う回転アクチュエータとを備え、
    前記加圧セットは、一対のインターナルギヤと該インターナルギヤに噛み合う遊星ギヤ及び該遊星ギヤを支持する遊星キャリヤと前記遊星ギヤに噛み合うサンギヤと前記インターナルギヤ間のカム機構とを有し、
    前記一対のインターナルギヤと遊星ギヤとの各間のギヤ比又は噛み合い半径が異なり、
    前記一対のインターナルギヤの一方又は遊星キャリヤが回転不能に支持されサンギヤが回転駆動されその他が相対回転する
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  2. 請求項1記載のトルク伝達装置であって、
    前記加圧セットは、前記摩擦係合部の内周側に配置された
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  3. 請求項1又は2記載のトルク伝達装置であって、
    前記回転アクチュエータの出力軸と前記サンギヤとを同軸的に設けた
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のトルク伝達装置であって、
    四輪駆動車のリヤデファレンシャル装置の入力側のトルク制御装置として、同トランスファの出力側のトルク制御装置として、デファレンシャル装置の差動制限装置として、何れかに配置されたことを特徴とするトルク伝達装置。
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