JP2004298120A - 葉菜の下葉処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】下葉処理装置として、製作上の自由度を確保するとともに、メインテナンス作業の容易化を図ることにある。
【解決手段】圃場から収穫したほうれん草を横臥姿勢で載置搬送する主搬送ベルト2と、横臥姿勢で載置されたほうれん草の基端部を支持する搬入搬送ベルト3、搬入搬出ベルト8とを備えた搬送ユニットN2と、ベルト2で搬送されるほうれん草の下葉を、回転する回転体で掻き寄せて株元部から剥ぎ取って除去する下葉処理機構7を備えた下葉処理ユニットN1とを、台枠9に対して着脱自在に構成してある。
【選択図】 図6
【解決手段】圃場から収穫したほうれん草を横臥姿勢で載置搬送する主搬送ベルト2と、横臥姿勢で載置されたほうれん草の基端部を支持する搬入搬送ベルト3、搬入搬出ベルト8とを備えた搬送ユニットN2と、ベルト2で搬送されるほうれん草の下葉を、回転する回転体で掻き寄せて株元部から剥ぎ取って除去する下葉処理機構7を備えた下葉処理ユニットN1とを、台枠9に対して着脱自在に構成してある。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ほうれん草、小松菜、春菊等の葉菜の下葉処理装置に係り、詳しくは、圃場から収穫された葉菜から、泥土や不要な下葉を自動的に除去し得る葉菜の下葉処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の下葉処理装置としては、次のものが知られている。つまり、圃場から収穫したほうれん草を横臥姿勢で載置搬送する搬送ベルト2と、この搬送ベルト2で搬送されるほうれん草の下葉を、回転する回転体で掻き寄せて株元部から剥ぎ取って除去する下葉処理機構7と、搬送ベルト2で搬送されるほうれん草を上から押えて搬送ベルト2による葉菜搬送方向と同方向の搬送力を、下葉処理機構7で葉菜が処理される範囲に亘って付与する押えベルト5とを備える(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−57877号公報(段落番号〔0005〕、〔0013〕図2及び図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術による下葉処理装置では、台枠に対して搬送ベルトおよび搬送される葉菜の下葉を処理する下葉処理装置等を、簡単には分離できない状態で組み付けていた。
したがって、製作組立て時においては自由度が少なく、かつ、メインテナンス時においても組み付け状態を変更できないので、作業がやりにくい面があり、機器構成として改善の余地があった。
本発明の目的は、製作組立て時における自由度を大きくでき、かつ、メインテナンス時においても作業性を向上させる葉菜の下葉処理装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1に係る発明は、葉菜を処理経路に沿って搬送する搬送装置を備えた搬送ユニットと、前記搬送装置で搬送される葉菜の下葉を株元部から剥ぎ取って除去する下葉処理機構を備えた下葉処理ユニットとを、支持フレームに対して着脱自在に装備してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記下葉処理ユニットに、葉菜に対して回転作用して処理する処理ブラシを設け、前記処理ブラシを葉菜に対して作用するブラシ部とそのブラシ部を取り付ける回転基端部とで構成し、前記ブラシ部を前記回転基端部に対して差込式に着脱自在で、かつ、付勢機構によって前記ブラシ部の前記回転基端部に対する取付状態を維持するよう構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0007】
〔作用〕
請求項1の構成によれば、支持フレームに対して、搬送ユニットと下葉処理ユニットとを着脱自在に構成してあるので、製作組立て時においては、夫々、3者を前組付工程においてユニット単位で組立てを行うことができ、各ユニットの組付けを同時平行で作業を進めることができる。
メインテナンス時においては、ユニット単位で取り外しが可能であるので、修理を要するユニットを支持フレームに取り付けた状態でメインテナンス作業を行う必要はなく、取り外した状態で行うことができるので、作業性が良くなる。
【0008】
請求項2の構成によれば、ブラシ部を基端部に取り付けるのに差込式の着脱構造を採用するとともに、装着状態を付勢機構の付勢力を作用させて維持するようにしてある。
このような構成によって、付勢力に抗してブラシ部を抜き指しするだけで、ブラシ部の装着が任意に行え、操作性が良好である。
【0009】
〔効果〕
請求項1記載の葉菜の下葉処理装置では、搬送装置と下葉処理装置という機能の違いに着目し、それらを機能毎に区分けし、それらをユニット化することにより、製作上の自由度を拡大するとともに、メインテナンス性の向上を達成できた。
【0010】
請求項2に記載の葉菜の下葉処理装置では、ブラシ部に対しても、着脱操作が容易であり、メインテナンス性の向上を達成できた。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4にほうれん草の下葉処理装置Aが示されている。この下葉処理装置Aは、主搬送ベルト2、株元搬入ベルト3、根切断機構4、補助搬送ベルト5、前処理ブラシ6、下葉処理機構7、株元排出ベルト8等をキャスター輪34付きで移動可能な台枠(支持フレームの一例)9に搭載して構成されている。
主搬送ベルト2、株元搬入ベルト3、株元排出ベルト8を搬送装置と総称する。
【0012】
ここで、ほうれん草の下葉処理作動の概略を説明すると、下葉処理装置Aは、図9に示すように、ほうれん草1を、その株元部が株元搬入ベルト3に、茎葉部が主搬送ベルト2に夫々位置させ、かつ、根部が株元搬入ベルト3から突出する状態にした横臥姿勢で載せ付けて、茎身方向と直交する方向に向けて横搬送する。搬送されるほうれん草1が株元搬入ベルト3の終端近くに進むと、上方から外周にスポンジ層を備えた遊転輪体16が作用し、さらに、茎葉部の株元側部分を上から下方に押し付けながら搬送力を加える補助搬送ベルト5が作用し、上下の搬送ベルト5,2による茎葉部の挟持状態を現出する状態で根切断機構4で根部を切断する。
【0013】
次に、根部が切断されたほうれん草1には、上下一対の回転する平ブラシ部6a,6aによる前処理ブラシ6が作用して株元側に付着した泥土類が掻き落とされ、下葉処理機構7の処理に移行する。下葉処理機構7では、大径に形成された回転する上下一対の掻込みブラシ10,10で下葉aを株元側に掻き寄せ、掻込みブラシ10よりも搬送下手方向に位置する上下一対の回転体11,11で掻き寄せられた下葉aを引張り剥ぎ取るように構成してある。掻込みブラシ10と回転体11とで成る下葉取り回転体12は、搬送方向に沿って2組装備されている。そして、下葉aの除去されたほうれん草1は、台枠9の機体左右方向に沿った状態で載置されて株元排出ベルト8と主搬送ベルト2とで運ばれ、後処理(例えば、自動計量した後に包装する等)される。
【0014】
次に、各部の構造について説明する。
図1、図2、図7に示すように、主搬送ベルト2は、左右向きの軸芯P1 を有した従動及び駆動の回転ドラム18,37に亘って、表面にスポンジ層が形成された平ベルト2Aを巻回して構成されており、台枠9から葉菜搬送方向の前後方向に亘って突設された搬送枠17の設置長さに亘る長さに設定してある。主搬送ベルト2は、主にほうれん草1の茎先部及び葉部を載せて搬送するものであり、産地や種類等に寄って異なる長さに対応できるように、幅の広いものとしてある。
【0015】
図1、図2、図3、図7等に示すように、株元搬入ベルト3は、左右向きの軸芯P2 を有した駆動回転ドラム19及び軸芯P1を共有する従動の回転ドラム18に亘って、株元側端(根側端)に鋸刃状の連続した三角突起3aが一体形成された株元ベルト3Aを巻回して構成されている。株元ベルト3Aは、茎部等を傷めないように平ベルトであり、主搬送ベルト2と同じ始端位置とした状態で、搬送方向前端側に突設された搬送枠21の端部から台枠9の前部に亘る長さで架設されている。
【0016】
隣合う三角突起3a,3a間の谷間に根部の付け根が位置する状態に、ほうれん草1の株元側を株元ベルト3Aに載せ付けることにより、搬送中の位置ずれを規制して搬送供給時の姿勢で根の切断が行われるよう、ほうれん草1の株元側を押し作用して強制的に搬送させる。
【0017】
図2〜図5、図8、図9に示すように、根切断機構4は、左右方向軸芯P3を有した回転刃22を、搬送されるほうれん草1の根部に上方から作用する状態で、株元搬入ベルト3の終端部に配置した片刃構造に構成されている。回転刃22は、軸芯P3に沿って配設され、株元搬入ベルト3の駆動を共通にする駆動軸3Cと平行に配設された駆動軸59の先端に取り付けられており、その駆動軸59は、二つの軸受け部56A,56Bによって支持されている。この根部の切断時には、補助搬送ベルト5が既に作用しており、ほうれん草1を上下の搬送ベルト2,5で挟んでしっかりと押さえた状態として良好に根が切断されるようになっている。
【0018】
図1〜図4、図8、図9に示すように、補助搬送ベルト5は、左右向きの軸芯P4を有した従動、及び駆動の各回転ドラム23,24に亘って、表面にスポンジ層25が形成された平ベルト5Aを巻回して構成されており、台枠9内に収まる前後長さに設定されている。その後端位置はほぼ株元搬出ベルト8の始端位置まで延出させてあるとともに、図8に示すように、補助搬送ベルト5を茎身方向で位置調節自在としてある。つまり、ほうれん草1が短いときには補助搬送ベルト5を株元側に移動し、長いときには葉先側に移動することにより、葉菜長さに長短があっても重心位置付近を挟持できる等、搬送中の姿勢ズレを最適に防止しながら良好に搬送できるようにしてある。
【0019】
補助搬送ベルト5の具体的構成について説明する。図2及び図3に示すように、下葉処理ユニットN1を装備する処理枠フレーム13の奥板13Aに丸棒状の取付フレーム14を機体前後向き軸芯Q1周りで上下揺動自在に軸支する。取付フレーム14は、奥板13Aより補助搬送ベルト5の上方を通過して主搬送ベルト2の上方まで延出されており、主搬送ベルト2の上方で左右のフレーム部分14Aがハンドル部14Bを介して一体化されるループ状に形成されている。
【0020】
左右フレーム部分14Aの上方に奥板13Aよりブラケット15を延出するとともに、そのブラケット15と取付フレーム14の左右フレーム部分14A個々に亘って両者を連結し取付フレーム14を吊下げ支持する支持機構20が設けてある。支持機構20の先端側には、図8に示すように、左右のフレーム部分14Aに亘って掛け渡されるスライドフレーム26が設けてあり、このスライドフレーム26に対して補助搬送ベルト5を装備した補助搬送フレーム28を取付固定して、人為的操作によってスライドフレーム26を左右フレーム部分14Aに対してスライド移動させると、補助搬送フレーム28を茎身方向に移動調節することができる。
【0021】
図8に示すように、支持機構20は、ブラケット15とフレーム部分14Aを上下に貫通する支持ボルト20Aと、フレーム部分14Aを貫通して下方に突出した支持ボルト20Aのネジ部に螺合するナット20Bと、ブラケット15とフレーム部分14Aとの間に介装されているバネ20Cとで構成されている。フレーム部分14Aは、バネ20Cによって下向きに付勢されるとともに、ナット20Bによって下限位置が規定されており、下方からの押し上げ力に対して上方に揺動して退避するようになっている。
ナット20Bの締め具合を調節することによって、フレーム部分14Aの下限位置を調節でき、この調節によってフレーム部分14Aに吊下げ支持された補助搬送ベルト5の主搬送ベルト2に対する間隔を変更することができる。
【0022】
以上のような構成により、茎径が大径となるほうれん草が処理部位に投入されてきた場合には、フレーム部分14Aがバネ20Cの付勢力に抗して上昇揺動して、補助搬送ベルト5と主搬送ベルト2との間隔を大きくする。茎径が小径のほうれん草になれば、バネ20Cの付勢力でナット20Bによる規制位置まで下降する。また、作業者が作業状態を検分している場合に、ほうれん草の丈が長くなったような場合には、左右フレーム部分14Aの前端側に一体的に形成された横向き部分をハンドル部14Bとしてそのハンドル部14Bを持って取付フレーム14を持ち上げるとともに、他方の手でスライドフレーム26を手前に引き寄せ、補助搬送ベルト5を適切な位置でほうれん草に作用させるようにできる。このように、スライドフレーム26を移動させる際に、取付フレーム14を持ち上げて、補助搬送ベルト5をほうれん草より離間させた状態で移動させることができるので、調整操作が容易迅速に行える。
【0023】
図2及び図8に示すように、上面カバー27の上面には、ガラス又はプラスチック製の透明等の透過可能な点検窓27Aを設けてあり、台枠9内でのほうれん草1の搬送状況や下葉除去状況等が視認できるようにしてある。
【0024】
図9、図10、図15に示すように、前処理ブラシ6は、合成繊維製の毛を多数束ねた平ブラシ部6aを、ボス部6bの外周に4組備えた前後方向視で十字形状に形成された状態で、搬送方向に沿った前後軸芯Q2を有した回転軸32に一体回転状態に嵌装して構成されるとともに、互いに毛先部分が若干干渉する状態となるように間隔を開けて、上下一対備えてある。上下の前処理ブラシ6,6は、ほうれん草1の株元側を引き込む状態となるように互いに逆回転するようにしてあり、株元側に付着した泥土やゴミ等を払い落として除去する。
【0025】
前処理ブラシ6の具体的構成を記述すると、図10及び図15に示すように、ボス部6bの外周に4個の基端板6cを半径方向に沿って立設するとともに、基端板6cに係合用ピン29Aを設けている。一方、平ブラシ部6aを保持する保持部6eから基端板6cに向けて連結板6dが延出してあり、連結板6dの先端に係合用ピン29Aに係合する係合凹部6fが形成してある。図16に示すように、係合凹部6fは先端入口部分がやや狭まった略円形にくり貫かれており、係合凹部6fを係合用ピン29Aに外側から押し込み操作することによって、連結板6dと基端板6cとを係合連結することができる。
ここに、平ブラシ部6a、保持部6e、連結板6dをブラシ部と、基端板6c、係合用ピン29Aを回転基端部と称する。
【0026】
図15及び図16に示すように、係合用ピン29Aには係合凹部6fに当接する駒状のロック具29Bが外嵌されており、このロック具29Bを係合用ピン29Aの軸芯に沿って基端板6cに対して遠近方向にスライド移動可能に装着してあり、バネ29Cによって基端板6cに向けてロック具29Bを付勢してある。
このように付勢されたロック具29Bを備えるので、連結板6dの係合凹部6fを係合用ピン29Aに係合させる際に、係合凹部6fを係合用ピン29Aに宛がい基端板6cとロック具29Bとの間に連結板6dを押し込むと、付勢力に抗してロック具29Bを押しやりながら係合を行う。係合後は、ロック具29Bの一部が係合凹部6fに臨む状態で入り込み係合状態を維持する。係合維持状態より連結板6dを強く引き抜くとロック具29Bの係合を解除して、連結板6dを基端板6cより取り外すことができる。
【0027】
図1、図2、図4、図5に示すように、下葉処理機構7は、主搬送ベルト2の搬送方向に沿う軸芯である前後軸芯Q2で回転するブラシにより構成してあり、下葉aを株元側に掻き寄せる掻込みブラシ10と、同じく軸芯Q2回りで回転する回転体11とを設けて、図9に示すように、掻込みブラシ10で掻込まれる下葉aを回転する回転体11によって株元部から剥ぎ取る下葉取り回転体12として構成されている。これら掻込みブラシ10と回転体11とは、共に前処理ブラシ6の回転軸32に嵌装されて上下一対装備されている。
【0028】
下葉取り回転体12は、図11に示すように、搬送されるほうれん草1の下葉aを株元側に向けて掻き寄せる可撓性を有した突起35aを、回転体の周面上で回転軸方向に間隔をあけて複数配備することで構成されている。具体的には、スポンジやゴム等の弾性材製のギヤ状体35とリング状のスペーサ36とを回転軸方向に交互に複数重ねて止め付けることで下葉取り回転体12を形成してあり、ギヤ状体35における突出した部分が突起35aに相当し、かつ、ギヤ状体35における突起35aを除いた部分、及びスペーサ36が回転体11に相当している。葉や茎を傷つけることなく下葉aを剥ぎ取れるよう、スペーサ36も、スポンジやゴム等の弾性材で被覆する、又は弾性材で構成するのが望ましい。
【0029】
上下のギヤ状体35,35は、一方の突起35aが他方の凹部35bに位置するように咬合して回転するようにしてあり、図11に示すように、下葉aを挟み込んで引っ張れるように設定してある。従って、搬送上手側の上下一対の掻込みブラシ10,10で下葉aを株元側に掻込んでから、突起35aによる下葉aの茎部分を引っ掛けて引き寄せることで、本葉h部分から下葉aを剥ぎ取るように作用する。
【0030】
そして、下葉取り回転体12を搬送方向に2連設けることにより、取り残しを無くして下葉aの除去作用の確実化を図ってある。又、ギヤ状体35における突起35aは、周方向に均等間隔で4箇所形成されるとともに、各ギヤ状体35の突起35aの周方向位置が一致するように、2連の下葉取り回転体12,12を軸方向に並設してある。
【0031】
図6、図7、図9に示すように、排出搬送ベルト8は、主搬送ベルト2の駆動ドラムに兼用された駆動輪体37及び下葉処理機構7側に配置された従動輪体38に幅広のゴムベルト39を巻回して成る構造のものであり、補助搬送ベルト5の終端部の側方に始端部が位置する状態から搬送下手側方向に延出されて、主搬送ベルト2の終端部と一致する位置まで延出されている。根が切断され、かつ、下葉の除去された状態で、補助搬送ベルト5の終端から送出されてくるほうれん草1を、排出搬送ベルト8と主搬送ベルト2とによって送り出すようになる。尚図中57は、処理枠17を補強する中間繋ぎフレームである。
【0032】
次に、伝動系について概略説明する。図7、図12等に示すように、単一の電動モータ41によって駆動が賄われている。電動モータ41の出力軸に取付られた出力スプロケット30と、緊張用スプロケット31を介して補助搬送ベルト5の入力スプロケット33と、主搬送ベルト2の駆動回転ドラム37と、株元搬入ベルト3の駆動回転ドラム19とに亘って第1チェーン44を掛け渡すことで、各搬送ベルト5,2、3を単一のモータで駆動可能に構成してある。
【0033】
根切断機構4に対する駆動構造を説明する。図4〜図8、図12に示すように、回転刃22が駆動軸59の先端に取り付けられており、その駆動軸59を中間フレーム58より延出した左右一対のブラケット56,56の軸受部56A,56Bで支持している。駆動軸59の奥側延出端部に入力ギヤ40が取付られている。この入力ギヤ40に対しては大径の出力ギヤ42が噛合っており,更に、この出力ギヤ42は株元搬入ベルト3の駆動軸3Cを奥側に延出した奥先端部に取付固定されおり、駆動軸3Cの前端部に取り付けた伝動スプロケット43を介して第1チェーン44より駆動力を得ている。
したがって、根切断機構4の駆動力は、株元搬入ベルト3と同じ駆動軸3Cから得られる構成となっている。
【0034】
補助搬送ベルト5の駆動構造について説明する。図4及び図5に示すように、補助搬送ベルト5への動力取込用の入力スプロケット46を取り付けた中間駆動軸47は、下葉処理機構7の位置する奥側に向けて延出されており、その中間駆動軸47の奥延出端において出力スプロケット48を取り付けている。
一方、補助搬送ベルト5の駆動用回転ドラム24を装着してあるベルト駆動軸49を中間駆動軸47の上方でその中間駆動軸47に平行に配設してあり、このベルト駆動軸49の前端側に前記した駆動用回転ドラム24を装着し、反対側の奥側端部には、動力受取用入力スプロケット50を取り付けてある。そして、中間駆動軸50の奥延出端に取り付けた出力スプロケット48とベルト駆動軸49の奥側端部に取り付けた動力受取用入力スプロケット50とに亘って縦回し式の第2チェーン45を掛け渡し、中間駆動軸47よりベルト駆動軸49を介して補助搬送ベルト5に動力を伝達するように構成してある。
ベルト駆動軸49は中間部分に、補助搬送装置5の調節移動に合わせて、伸縮駆動装置49Aを有しているが、この具体的構成については記載していない。
【0035】
図4及び図5に示すように、掻込みブラシ10と回転体11とは、共に前処理ブラシ6の回転軸32に嵌装されて駆動されるが、その伝動系は次の通りである。補助搬送ベルト5への動力を供給する中間伝動軸47の奥側端に出力スプロケット48を取り付けているが、その出力スプロケット48に隣接して下側の回転軸32との間で動力伝達を行うべく出力ベベルギヤ51Aを取り付けている。この出力ベベルギヤ51Aと噛合う入力ベベルギヤ51Bを下側回転軸32の軸端に取付け、中間伝動軸47から下側回転軸32に動力伝達するように構成してある。下側回転軸32と上側の下葉処理機構7を駆動する上側回転軸32の夫々には平ギヤ52A,52Bが夫々取付られており、下側回転軸32から上側回転軸32に動力伝達されるように構成してある。以上のような構成によって、上下の前処理ブラシ6、及び、下葉処理機構7が共に駆動されるようになっている。
【0036】
次に、下葉処理装置Aの全体構成について説明する。図1及び図6に示すように、下葉処理装置Aは、3つのユニットで構成されている。第1は、装置全体を支持する支持フレームとしての台枠9であり、第2は、根切断装置4及び、前処理ブラシ6、下葉処理機構7等を備えた下葉処理ユニットN1、第3は、株元搬入ベルト3及び補助搬送ベルト5、株元搬出ベルト8とからなる搬送ユニットN2である。
【0037】
図13に示すように、台枠9は、4箇所に配置した縦向きの角パイプフレーム53における下端部同士を補強フレーム54で連結するとともに、各角パイプフレーム53の上端同士を囲むように3辺相当位置に夫々アングル部材55を巡らせてそれら角パイプフレーム53同士を連結固定する構成としている。株元搬入ベルト3の後端部近傍に配置する第1アングル部材55Aと、株元搬出ベルト8の始端部近傍に配置された第2アングル部材55Bとの2箇所づつに、搬送ユニットN2の取付部55a,55bを形成して、搬送ユニットN2を台枠9に対してボルト等を介して着脱自在な構成としている。
【0038】
図6及び図13に示すように、台枠9において、前記した第1,第2アングル部材55A,55Bの間に更にそれらアングル部材55と平行に第3、第4アングル部材55C,55Dを架設してある。
これら第3,第4のアングル部材55C,55Dの夫々の2箇所、合計四箇所に下葉処理ユニットN1を取り付けるべく裏ナット55eを固着した取付部55c、55dが形成してある。
【0039】
〔別実施形態〕
(1) 搬送ユニットN1として、主搬送ベルト2、株元搬入ベルト3、株元搬出ベルト8とを備えているが、株元搬出ベルト8を省略してもよく、主搬送ベルト2と株元ベルトとを任意に組み合わせることができる。また、補助搬送ベルト5を搬送ユニットN1に組み込んでもよい。
【0040】
(2) 下葉処理ユニットN2としては、処理ブラシ6と下葉処理機構7とを備えているが、いずれか一方だけで構成してもよく、また、処理ブラシ6と下葉処理機構7、及び、根切断機構4以外に他の機構を付加してもよい。
【0041】
(3) 請求項2において、ブラシ部を回転基端部に対して差込式に構成する方法としては、図17に示すようなものであってもよい。つまり、回転基端部6cとして、ボックス型の挿入部6cを形成するとともに、そのボックス内の凹入空間内に左右一対の板バネ29C、29Cを挿入して固定し、その板バネ29C、29Cの間にブラシ部の板材6dを挿入する。そうすると、ブラシ部は板バネ29C、29Cで付勢維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ほうれん草下葉処理装置を示す全体正面図
【図2】ほうれん草下葉処理装置を示す全体平面図
【図3】ほうれん草下葉処理装置を示す全体側面図
【図4】下葉処理ユニットを示す平面図
【図5】下葉処理ユニットを示す縦断正面図
【図6】各ユニットの分解斜視図
【図7】搬送ユニットを示す平面図
【図8】ほうれん草の根部切断状況を示す作用図
【図9】下葉処理状態を示す平面作用図
【図10】前処理ブラシの処理状態を示す側面図
【図11】下葉の剥ぎ取り作用を示す下葉処理機構部位の縦断側面図
【図12】搬送ユニットにおける伝動構造を示す正面図
【図13】支持フレームを示す分解斜視図
【図14】補助搬送装置を示す分解斜視図
【図15】前処理ブラシを示す正面図
【図16】前処理ブラシの取付・取り外し構造を示す側面図
【図17】前処理ブラシの取付構造における別実施構造を斜視図
【符号の説明】
1 葉菜
2,3,8 搬送装置
6 処理ブラシ
6a、6d、6e ブラシ部
6b、6c 回転基端部
9 支持フレーム
29a 付勢機構
N1 下葉処理ユニット
N2 搬送ユニット
【発明の属する技術分野】
本発明は、ほうれん草、小松菜、春菊等の葉菜の下葉処理装置に係り、詳しくは、圃場から収穫された葉菜から、泥土や不要な下葉を自動的に除去し得る葉菜の下葉処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の下葉処理装置としては、次のものが知られている。つまり、圃場から収穫したほうれん草を横臥姿勢で載置搬送する搬送ベルト2と、この搬送ベルト2で搬送されるほうれん草の下葉を、回転する回転体で掻き寄せて株元部から剥ぎ取って除去する下葉処理機構7と、搬送ベルト2で搬送されるほうれん草を上から押えて搬送ベルト2による葉菜搬送方向と同方向の搬送力を、下葉処理機構7で葉菜が処理される範囲に亘って付与する押えベルト5とを備える(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−57877号公報(段落番号〔0005〕、〔0013〕図2及び図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術による下葉処理装置では、台枠に対して搬送ベルトおよび搬送される葉菜の下葉を処理する下葉処理装置等を、簡単には分離できない状態で組み付けていた。
したがって、製作組立て時においては自由度が少なく、かつ、メインテナンス時においても組み付け状態を変更できないので、作業がやりにくい面があり、機器構成として改善の余地があった。
本発明の目的は、製作組立て時における自由度を大きくでき、かつ、メインテナンス時においても作業性を向上させる葉菜の下葉処理装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
請求項1に係る発明は、葉菜を処理経路に沿って搬送する搬送装置を備えた搬送ユニットと、前記搬送装置で搬送される葉菜の下葉を株元部から剥ぎ取って除去する下葉処理機構を備えた下葉処理ユニットとを、支持フレームに対して着脱自在に装備してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記下葉処理ユニットに、葉菜に対して回転作用して処理する処理ブラシを設け、前記処理ブラシを葉菜に対して作用するブラシ部とそのブラシ部を取り付ける回転基端部とで構成し、前記ブラシ部を前記回転基端部に対して差込式に着脱自在で、かつ、付勢機構によって前記ブラシ部の前記回転基端部に対する取付状態を維持するよう構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0007】
〔作用〕
請求項1の構成によれば、支持フレームに対して、搬送ユニットと下葉処理ユニットとを着脱自在に構成してあるので、製作組立て時においては、夫々、3者を前組付工程においてユニット単位で組立てを行うことができ、各ユニットの組付けを同時平行で作業を進めることができる。
メインテナンス時においては、ユニット単位で取り外しが可能であるので、修理を要するユニットを支持フレームに取り付けた状態でメインテナンス作業を行う必要はなく、取り外した状態で行うことができるので、作業性が良くなる。
【0008】
請求項2の構成によれば、ブラシ部を基端部に取り付けるのに差込式の着脱構造を採用するとともに、装着状態を付勢機構の付勢力を作用させて維持するようにしてある。
このような構成によって、付勢力に抗してブラシ部を抜き指しするだけで、ブラシ部の装着が任意に行え、操作性が良好である。
【0009】
〔効果〕
請求項1記載の葉菜の下葉処理装置では、搬送装置と下葉処理装置という機能の違いに着目し、それらを機能毎に区分けし、それらをユニット化することにより、製作上の自由度を拡大するとともに、メインテナンス性の向上を達成できた。
【0010】
請求項2に記載の葉菜の下葉処理装置では、ブラシ部に対しても、着脱操作が容易であり、メインテナンス性の向上を達成できた。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4にほうれん草の下葉処理装置Aが示されている。この下葉処理装置Aは、主搬送ベルト2、株元搬入ベルト3、根切断機構4、補助搬送ベルト5、前処理ブラシ6、下葉処理機構7、株元排出ベルト8等をキャスター輪34付きで移動可能な台枠(支持フレームの一例)9に搭載して構成されている。
主搬送ベルト2、株元搬入ベルト3、株元排出ベルト8を搬送装置と総称する。
【0012】
ここで、ほうれん草の下葉処理作動の概略を説明すると、下葉処理装置Aは、図9に示すように、ほうれん草1を、その株元部が株元搬入ベルト3に、茎葉部が主搬送ベルト2に夫々位置させ、かつ、根部が株元搬入ベルト3から突出する状態にした横臥姿勢で載せ付けて、茎身方向と直交する方向に向けて横搬送する。搬送されるほうれん草1が株元搬入ベルト3の終端近くに進むと、上方から外周にスポンジ層を備えた遊転輪体16が作用し、さらに、茎葉部の株元側部分を上から下方に押し付けながら搬送力を加える補助搬送ベルト5が作用し、上下の搬送ベルト5,2による茎葉部の挟持状態を現出する状態で根切断機構4で根部を切断する。
【0013】
次に、根部が切断されたほうれん草1には、上下一対の回転する平ブラシ部6a,6aによる前処理ブラシ6が作用して株元側に付着した泥土類が掻き落とされ、下葉処理機構7の処理に移行する。下葉処理機構7では、大径に形成された回転する上下一対の掻込みブラシ10,10で下葉aを株元側に掻き寄せ、掻込みブラシ10よりも搬送下手方向に位置する上下一対の回転体11,11で掻き寄せられた下葉aを引張り剥ぎ取るように構成してある。掻込みブラシ10と回転体11とで成る下葉取り回転体12は、搬送方向に沿って2組装備されている。そして、下葉aの除去されたほうれん草1は、台枠9の機体左右方向に沿った状態で載置されて株元排出ベルト8と主搬送ベルト2とで運ばれ、後処理(例えば、自動計量した後に包装する等)される。
【0014】
次に、各部の構造について説明する。
図1、図2、図7に示すように、主搬送ベルト2は、左右向きの軸芯P1 を有した従動及び駆動の回転ドラム18,37に亘って、表面にスポンジ層が形成された平ベルト2Aを巻回して構成されており、台枠9から葉菜搬送方向の前後方向に亘って突設された搬送枠17の設置長さに亘る長さに設定してある。主搬送ベルト2は、主にほうれん草1の茎先部及び葉部を載せて搬送するものであり、産地や種類等に寄って異なる長さに対応できるように、幅の広いものとしてある。
【0015】
図1、図2、図3、図7等に示すように、株元搬入ベルト3は、左右向きの軸芯P2 を有した駆動回転ドラム19及び軸芯P1を共有する従動の回転ドラム18に亘って、株元側端(根側端)に鋸刃状の連続した三角突起3aが一体形成された株元ベルト3Aを巻回して構成されている。株元ベルト3Aは、茎部等を傷めないように平ベルトであり、主搬送ベルト2と同じ始端位置とした状態で、搬送方向前端側に突設された搬送枠21の端部から台枠9の前部に亘る長さで架設されている。
【0016】
隣合う三角突起3a,3a間の谷間に根部の付け根が位置する状態に、ほうれん草1の株元側を株元ベルト3Aに載せ付けることにより、搬送中の位置ずれを規制して搬送供給時の姿勢で根の切断が行われるよう、ほうれん草1の株元側を押し作用して強制的に搬送させる。
【0017】
図2〜図5、図8、図9に示すように、根切断機構4は、左右方向軸芯P3を有した回転刃22を、搬送されるほうれん草1の根部に上方から作用する状態で、株元搬入ベルト3の終端部に配置した片刃構造に構成されている。回転刃22は、軸芯P3に沿って配設され、株元搬入ベルト3の駆動を共通にする駆動軸3Cと平行に配設された駆動軸59の先端に取り付けられており、その駆動軸59は、二つの軸受け部56A,56Bによって支持されている。この根部の切断時には、補助搬送ベルト5が既に作用しており、ほうれん草1を上下の搬送ベルト2,5で挟んでしっかりと押さえた状態として良好に根が切断されるようになっている。
【0018】
図1〜図4、図8、図9に示すように、補助搬送ベルト5は、左右向きの軸芯P4を有した従動、及び駆動の各回転ドラム23,24に亘って、表面にスポンジ層25が形成された平ベルト5Aを巻回して構成されており、台枠9内に収まる前後長さに設定されている。その後端位置はほぼ株元搬出ベルト8の始端位置まで延出させてあるとともに、図8に示すように、補助搬送ベルト5を茎身方向で位置調節自在としてある。つまり、ほうれん草1が短いときには補助搬送ベルト5を株元側に移動し、長いときには葉先側に移動することにより、葉菜長さに長短があっても重心位置付近を挟持できる等、搬送中の姿勢ズレを最適に防止しながら良好に搬送できるようにしてある。
【0019】
補助搬送ベルト5の具体的構成について説明する。図2及び図3に示すように、下葉処理ユニットN1を装備する処理枠フレーム13の奥板13Aに丸棒状の取付フレーム14を機体前後向き軸芯Q1周りで上下揺動自在に軸支する。取付フレーム14は、奥板13Aより補助搬送ベルト5の上方を通過して主搬送ベルト2の上方まで延出されており、主搬送ベルト2の上方で左右のフレーム部分14Aがハンドル部14Bを介して一体化されるループ状に形成されている。
【0020】
左右フレーム部分14Aの上方に奥板13Aよりブラケット15を延出するとともに、そのブラケット15と取付フレーム14の左右フレーム部分14A個々に亘って両者を連結し取付フレーム14を吊下げ支持する支持機構20が設けてある。支持機構20の先端側には、図8に示すように、左右のフレーム部分14Aに亘って掛け渡されるスライドフレーム26が設けてあり、このスライドフレーム26に対して補助搬送ベルト5を装備した補助搬送フレーム28を取付固定して、人為的操作によってスライドフレーム26を左右フレーム部分14Aに対してスライド移動させると、補助搬送フレーム28を茎身方向に移動調節することができる。
【0021】
図8に示すように、支持機構20は、ブラケット15とフレーム部分14Aを上下に貫通する支持ボルト20Aと、フレーム部分14Aを貫通して下方に突出した支持ボルト20Aのネジ部に螺合するナット20Bと、ブラケット15とフレーム部分14Aとの間に介装されているバネ20Cとで構成されている。フレーム部分14Aは、バネ20Cによって下向きに付勢されるとともに、ナット20Bによって下限位置が規定されており、下方からの押し上げ力に対して上方に揺動して退避するようになっている。
ナット20Bの締め具合を調節することによって、フレーム部分14Aの下限位置を調節でき、この調節によってフレーム部分14Aに吊下げ支持された補助搬送ベルト5の主搬送ベルト2に対する間隔を変更することができる。
【0022】
以上のような構成により、茎径が大径となるほうれん草が処理部位に投入されてきた場合には、フレーム部分14Aがバネ20Cの付勢力に抗して上昇揺動して、補助搬送ベルト5と主搬送ベルト2との間隔を大きくする。茎径が小径のほうれん草になれば、バネ20Cの付勢力でナット20Bによる規制位置まで下降する。また、作業者が作業状態を検分している場合に、ほうれん草の丈が長くなったような場合には、左右フレーム部分14Aの前端側に一体的に形成された横向き部分をハンドル部14Bとしてそのハンドル部14Bを持って取付フレーム14を持ち上げるとともに、他方の手でスライドフレーム26を手前に引き寄せ、補助搬送ベルト5を適切な位置でほうれん草に作用させるようにできる。このように、スライドフレーム26を移動させる際に、取付フレーム14を持ち上げて、補助搬送ベルト5をほうれん草より離間させた状態で移動させることができるので、調整操作が容易迅速に行える。
【0023】
図2及び図8に示すように、上面カバー27の上面には、ガラス又はプラスチック製の透明等の透過可能な点検窓27Aを設けてあり、台枠9内でのほうれん草1の搬送状況や下葉除去状況等が視認できるようにしてある。
【0024】
図9、図10、図15に示すように、前処理ブラシ6は、合成繊維製の毛を多数束ねた平ブラシ部6aを、ボス部6bの外周に4組備えた前後方向視で十字形状に形成された状態で、搬送方向に沿った前後軸芯Q2を有した回転軸32に一体回転状態に嵌装して構成されるとともに、互いに毛先部分が若干干渉する状態となるように間隔を開けて、上下一対備えてある。上下の前処理ブラシ6,6は、ほうれん草1の株元側を引き込む状態となるように互いに逆回転するようにしてあり、株元側に付着した泥土やゴミ等を払い落として除去する。
【0025】
前処理ブラシ6の具体的構成を記述すると、図10及び図15に示すように、ボス部6bの外周に4個の基端板6cを半径方向に沿って立設するとともに、基端板6cに係合用ピン29Aを設けている。一方、平ブラシ部6aを保持する保持部6eから基端板6cに向けて連結板6dが延出してあり、連結板6dの先端に係合用ピン29Aに係合する係合凹部6fが形成してある。図16に示すように、係合凹部6fは先端入口部分がやや狭まった略円形にくり貫かれており、係合凹部6fを係合用ピン29Aに外側から押し込み操作することによって、連結板6dと基端板6cとを係合連結することができる。
ここに、平ブラシ部6a、保持部6e、連結板6dをブラシ部と、基端板6c、係合用ピン29Aを回転基端部と称する。
【0026】
図15及び図16に示すように、係合用ピン29Aには係合凹部6fに当接する駒状のロック具29Bが外嵌されており、このロック具29Bを係合用ピン29Aの軸芯に沿って基端板6cに対して遠近方向にスライド移動可能に装着してあり、バネ29Cによって基端板6cに向けてロック具29Bを付勢してある。
このように付勢されたロック具29Bを備えるので、連結板6dの係合凹部6fを係合用ピン29Aに係合させる際に、係合凹部6fを係合用ピン29Aに宛がい基端板6cとロック具29Bとの間に連結板6dを押し込むと、付勢力に抗してロック具29Bを押しやりながら係合を行う。係合後は、ロック具29Bの一部が係合凹部6fに臨む状態で入り込み係合状態を維持する。係合維持状態より連結板6dを強く引き抜くとロック具29Bの係合を解除して、連結板6dを基端板6cより取り外すことができる。
【0027】
図1、図2、図4、図5に示すように、下葉処理機構7は、主搬送ベルト2の搬送方向に沿う軸芯である前後軸芯Q2で回転するブラシにより構成してあり、下葉aを株元側に掻き寄せる掻込みブラシ10と、同じく軸芯Q2回りで回転する回転体11とを設けて、図9に示すように、掻込みブラシ10で掻込まれる下葉aを回転する回転体11によって株元部から剥ぎ取る下葉取り回転体12として構成されている。これら掻込みブラシ10と回転体11とは、共に前処理ブラシ6の回転軸32に嵌装されて上下一対装備されている。
【0028】
下葉取り回転体12は、図11に示すように、搬送されるほうれん草1の下葉aを株元側に向けて掻き寄せる可撓性を有した突起35aを、回転体の周面上で回転軸方向に間隔をあけて複数配備することで構成されている。具体的には、スポンジやゴム等の弾性材製のギヤ状体35とリング状のスペーサ36とを回転軸方向に交互に複数重ねて止め付けることで下葉取り回転体12を形成してあり、ギヤ状体35における突出した部分が突起35aに相当し、かつ、ギヤ状体35における突起35aを除いた部分、及びスペーサ36が回転体11に相当している。葉や茎を傷つけることなく下葉aを剥ぎ取れるよう、スペーサ36も、スポンジやゴム等の弾性材で被覆する、又は弾性材で構成するのが望ましい。
【0029】
上下のギヤ状体35,35は、一方の突起35aが他方の凹部35bに位置するように咬合して回転するようにしてあり、図11に示すように、下葉aを挟み込んで引っ張れるように設定してある。従って、搬送上手側の上下一対の掻込みブラシ10,10で下葉aを株元側に掻込んでから、突起35aによる下葉aの茎部分を引っ掛けて引き寄せることで、本葉h部分から下葉aを剥ぎ取るように作用する。
【0030】
そして、下葉取り回転体12を搬送方向に2連設けることにより、取り残しを無くして下葉aの除去作用の確実化を図ってある。又、ギヤ状体35における突起35aは、周方向に均等間隔で4箇所形成されるとともに、各ギヤ状体35の突起35aの周方向位置が一致するように、2連の下葉取り回転体12,12を軸方向に並設してある。
【0031】
図6、図7、図9に示すように、排出搬送ベルト8は、主搬送ベルト2の駆動ドラムに兼用された駆動輪体37及び下葉処理機構7側に配置された従動輪体38に幅広のゴムベルト39を巻回して成る構造のものであり、補助搬送ベルト5の終端部の側方に始端部が位置する状態から搬送下手側方向に延出されて、主搬送ベルト2の終端部と一致する位置まで延出されている。根が切断され、かつ、下葉の除去された状態で、補助搬送ベルト5の終端から送出されてくるほうれん草1を、排出搬送ベルト8と主搬送ベルト2とによって送り出すようになる。尚図中57は、処理枠17を補強する中間繋ぎフレームである。
【0032】
次に、伝動系について概略説明する。図7、図12等に示すように、単一の電動モータ41によって駆動が賄われている。電動モータ41の出力軸に取付られた出力スプロケット30と、緊張用スプロケット31を介して補助搬送ベルト5の入力スプロケット33と、主搬送ベルト2の駆動回転ドラム37と、株元搬入ベルト3の駆動回転ドラム19とに亘って第1チェーン44を掛け渡すことで、各搬送ベルト5,2、3を単一のモータで駆動可能に構成してある。
【0033】
根切断機構4に対する駆動構造を説明する。図4〜図8、図12に示すように、回転刃22が駆動軸59の先端に取り付けられており、その駆動軸59を中間フレーム58より延出した左右一対のブラケット56,56の軸受部56A,56Bで支持している。駆動軸59の奥側延出端部に入力ギヤ40が取付られている。この入力ギヤ40に対しては大径の出力ギヤ42が噛合っており,更に、この出力ギヤ42は株元搬入ベルト3の駆動軸3Cを奥側に延出した奥先端部に取付固定されおり、駆動軸3Cの前端部に取り付けた伝動スプロケット43を介して第1チェーン44より駆動力を得ている。
したがって、根切断機構4の駆動力は、株元搬入ベルト3と同じ駆動軸3Cから得られる構成となっている。
【0034】
補助搬送ベルト5の駆動構造について説明する。図4及び図5に示すように、補助搬送ベルト5への動力取込用の入力スプロケット46を取り付けた中間駆動軸47は、下葉処理機構7の位置する奥側に向けて延出されており、その中間駆動軸47の奥延出端において出力スプロケット48を取り付けている。
一方、補助搬送ベルト5の駆動用回転ドラム24を装着してあるベルト駆動軸49を中間駆動軸47の上方でその中間駆動軸47に平行に配設してあり、このベルト駆動軸49の前端側に前記した駆動用回転ドラム24を装着し、反対側の奥側端部には、動力受取用入力スプロケット50を取り付けてある。そして、中間駆動軸50の奥延出端に取り付けた出力スプロケット48とベルト駆動軸49の奥側端部に取り付けた動力受取用入力スプロケット50とに亘って縦回し式の第2チェーン45を掛け渡し、中間駆動軸47よりベルト駆動軸49を介して補助搬送ベルト5に動力を伝達するように構成してある。
ベルト駆動軸49は中間部分に、補助搬送装置5の調節移動に合わせて、伸縮駆動装置49Aを有しているが、この具体的構成については記載していない。
【0035】
図4及び図5に示すように、掻込みブラシ10と回転体11とは、共に前処理ブラシ6の回転軸32に嵌装されて駆動されるが、その伝動系は次の通りである。補助搬送ベルト5への動力を供給する中間伝動軸47の奥側端に出力スプロケット48を取り付けているが、その出力スプロケット48に隣接して下側の回転軸32との間で動力伝達を行うべく出力ベベルギヤ51Aを取り付けている。この出力ベベルギヤ51Aと噛合う入力ベベルギヤ51Bを下側回転軸32の軸端に取付け、中間伝動軸47から下側回転軸32に動力伝達するように構成してある。下側回転軸32と上側の下葉処理機構7を駆動する上側回転軸32の夫々には平ギヤ52A,52Bが夫々取付られており、下側回転軸32から上側回転軸32に動力伝達されるように構成してある。以上のような構成によって、上下の前処理ブラシ6、及び、下葉処理機構7が共に駆動されるようになっている。
【0036】
次に、下葉処理装置Aの全体構成について説明する。図1及び図6に示すように、下葉処理装置Aは、3つのユニットで構成されている。第1は、装置全体を支持する支持フレームとしての台枠9であり、第2は、根切断装置4及び、前処理ブラシ6、下葉処理機構7等を備えた下葉処理ユニットN1、第3は、株元搬入ベルト3及び補助搬送ベルト5、株元搬出ベルト8とからなる搬送ユニットN2である。
【0037】
図13に示すように、台枠9は、4箇所に配置した縦向きの角パイプフレーム53における下端部同士を補強フレーム54で連結するとともに、各角パイプフレーム53の上端同士を囲むように3辺相当位置に夫々アングル部材55を巡らせてそれら角パイプフレーム53同士を連結固定する構成としている。株元搬入ベルト3の後端部近傍に配置する第1アングル部材55Aと、株元搬出ベルト8の始端部近傍に配置された第2アングル部材55Bとの2箇所づつに、搬送ユニットN2の取付部55a,55bを形成して、搬送ユニットN2を台枠9に対してボルト等を介して着脱自在な構成としている。
【0038】
図6及び図13に示すように、台枠9において、前記した第1,第2アングル部材55A,55Bの間に更にそれらアングル部材55と平行に第3、第4アングル部材55C,55Dを架設してある。
これら第3,第4のアングル部材55C,55Dの夫々の2箇所、合計四箇所に下葉処理ユニットN1を取り付けるべく裏ナット55eを固着した取付部55c、55dが形成してある。
【0039】
〔別実施形態〕
(1) 搬送ユニットN1として、主搬送ベルト2、株元搬入ベルト3、株元搬出ベルト8とを備えているが、株元搬出ベルト8を省略してもよく、主搬送ベルト2と株元ベルトとを任意に組み合わせることができる。また、補助搬送ベルト5を搬送ユニットN1に組み込んでもよい。
【0040】
(2) 下葉処理ユニットN2としては、処理ブラシ6と下葉処理機構7とを備えているが、いずれか一方だけで構成してもよく、また、処理ブラシ6と下葉処理機構7、及び、根切断機構4以外に他の機構を付加してもよい。
【0041】
(3) 請求項2において、ブラシ部を回転基端部に対して差込式に構成する方法としては、図17に示すようなものであってもよい。つまり、回転基端部6cとして、ボックス型の挿入部6cを形成するとともに、そのボックス内の凹入空間内に左右一対の板バネ29C、29Cを挿入して固定し、その板バネ29C、29Cの間にブラシ部の板材6dを挿入する。そうすると、ブラシ部は板バネ29C、29Cで付勢維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ほうれん草下葉処理装置を示す全体正面図
【図2】ほうれん草下葉処理装置を示す全体平面図
【図3】ほうれん草下葉処理装置を示す全体側面図
【図4】下葉処理ユニットを示す平面図
【図5】下葉処理ユニットを示す縦断正面図
【図6】各ユニットの分解斜視図
【図7】搬送ユニットを示す平面図
【図8】ほうれん草の根部切断状況を示す作用図
【図9】下葉処理状態を示す平面作用図
【図10】前処理ブラシの処理状態を示す側面図
【図11】下葉の剥ぎ取り作用を示す下葉処理機構部位の縦断側面図
【図12】搬送ユニットにおける伝動構造を示す正面図
【図13】支持フレームを示す分解斜視図
【図14】補助搬送装置を示す分解斜視図
【図15】前処理ブラシを示す正面図
【図16】前処理ブラシの取付・取り外し構造を示す側面図
【図17】前処理ブラシの取付構造における別実施構造を斜視図
【符号の説明】
1 葉菜
2,3,8 搬送装置
6 処理ブラシ
6a、6d、6e ブラシ部
6b、6c 回転基端部
9 支持フレーム
29a 付勢機構
N1 下葉処理ユニット
N2 搬送ユニット
Claims (2)
- 葉菜を処理経路に沿って搬送する搬送装置を備えた搬送ユニットと、前記搬送装置で搬送される葉菜の下葉を株元部から剥ぎ取って除去する下葉処理機構を備えた下葉処理ユニットとを、支持フレームに対して着脱自在に装備してある葉菜の下葉処理装置。
- 前記下葉処理ユニットに、葉菜に対して回転作用して処理する処理ブラシを設け、前記処理ブラシを葉菜に対して作用するブラシ部とそのブラシ部を取り付ける回転基端部とで構成し、前記ブラシ部を前記回転基端部に対して差込式に着脱自在で、かつ、付勢機構によって前記ブラシ部の前記回転基端部に対する取付状態を維持するよう構成してある請求項1記載の葉菜の下葉処理装置。
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