JP2004295559A - 受験業務管理システムおよび方法ならびにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】受験を希望する学生に対するサービスの向上に努め、また、受験票の印刷を不要とし、更に、受験費用のコンビニ決済を可能とする。
【解決手段】受験ステージ応答手段203は、携帯電話端末からコード送信手段201によって生成される受験者にユニークなコードに基づく受験ステージ確認要求を受信し、受験ステージ保持手段202によって構築される学生DB206を参照してそのステージを応答し、学生の受験ステージ管理を行う。また、受験ステージ更新手段204は、店舗端末から学校名が認識できるコードと、個人情報には関係しない学生にユニークなコードに基づく受験費用の支払いを行った学生の情報を取得し、学生DB206に支払い済み情報を格納して学生の受験ステージを更新する。
【選択図】 図3
【解決手段】受験ステージ応答手段203は、携帯電話端末からコード送信手段201によって生成される受験者にユニークなコードに基づく受験ステージ確認要求を受信し、受験ステージ保持手段202によって構築される学生DB206を参照してそのステージを応答し、学生の受験ステージ管理を行う。また、受験ステージ更新手段204は、店舗端末から学校名が認識できるコードと、個人情報には関係しない学生にユニークなコードに基づく受験費用の支払いを行った学生の情報を取得し、学生DB206に支払い済み情報を格納して学生の受験ステージを更新する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、学生による願書請求から受験に至る一連の受験業務を処理し管理する、受験業務管理システムおよび方法ならびにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
学校、特に私立系の大学において、受験関連の情報を管理するためにコンピュータを導入し、受験関連の情報を一元管理できるものから(特許文献1参照)、入試申込から入学手続きまで手続きの一切を、ネットワークを用いることにより在宅で行えるものが知られている(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−56108号公報
【特許文献2】
特開2001−350853号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、受験関連の情報は、従来、パソコンのポータルサイトのレベルで管理されることが多いが、資料請求、受験書類送付など、学生自身がアクションを起こしたことについてのみであり、学校側へ正しく資料請求が行われているのか、資料はいつ届くのか、受験書類が正しく届いているか等に関する情報はなく、従って、学生にとっては不安を抱く材料となっている。
また、上記した従来技術によれば、インターネットで申請した受験票を印刷して持ち込む必要があり、学生の間で普及している携帯電話端末で申請した受験票を印刷するには手間がかかり、また専用の印刷機器が必要になっていた。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、学生の受験ステージ管理を行うことにより受験者に対するサービス向上に努め、また、学校側においても受験を希望する学生の木目細かな管理を行うことのできる、受験業務管理システムおよび方法ならびにプログラムを提供することを目的とする。
また、インターネットでの受験申し込み時に、学校側から受験する学生に対してユニークなバーコードを送信して学生の識別を行わせることで受験票の印刷を不要とし、更に、受験費用、願書費用等のコンビニ決済を実現して利便性の向上をはかった、受験業務管理システムおよび方法ならびにプログラムを提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、学生が携帯する端末装置とは通信網を介して接続される受験業務管理システムであって、前記端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信するコード送信手段と、前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、データベースに保持する受験ステージ保持手段と、前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答する受験ステージ応答手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、受験ステージ応答手段が、端末装置からコード送信手段によって生成される受験者にユニークなコードに基づく受験ステージ確認要求を受信し、受験ステージ保持手段によって構築されるデータベースを参照してそのステージを応答することにより、受験者の受験ステージ管理を行うことが可能となり、大学側での受験する学生の木目細かな管理が可能となり、また、受験者に対するサービスの向上がはかれる受験業務管理システムを提供することができる。
なお、ここで、「受験ステージ」とは、受験を希望した学生が現在受験のどのフェーズに居るかを確認するための状態情報であり、従来管理しきれていなかった学生のアクションに対する学校側の対応、具体的には、資料請求受理、資料発送中、願書受理、願書受付け処理中等のデータも含まれる。
【0008】
また、本発明において、前記通信網には更に店舗端末が接続され、当該店舗端末から、学校名が認識できるコードと、個人情報には関係しない受験者にユニークな前記コードに基づく受験費用の支払いを行った学生の情報を取得し、前記データベースに支払い済み情報を格納して前記学生の受験ステージを更新する受験ステージ更新手段、を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、受験ステージ更新手段が、店舗端末から学校名が認識できるコードと、個人情報には関係しない受験者にユニークなコードに基づく受験費用の支払いを行った学生の情報を取得し、受験ステージ保持手段によって構築されたデータベースに支払い済み情報を格納して学生の受験ステージを更新することにより、学生が学校側に受験費用の納入が確実になされたことを知ることができ、また、請求書無しで店舗決済が可能となる。このとき個人情報の登録も不要であるため、個人情報の第三者への漏洩を有効に防止しつつ、決済の利便性を向上させることができる。
【0010】
また、本発明によれば、受験者にユニークな前記コードを前記端末装置に対してバーコード表示のために送信し、受験会場への携帯および受験会場での読み取りを指示することによって受験者の識別を行わせる学生認証手段、を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、学生認証手段が、学生にユニークなコードを端末装置に対してバーコード表示のために送信し、当該端末装置の受験会場への携帯および受験会場での読み取りを指示することによって受験者の識別を行わせることにより、受験票の印刷を不要とした受験業務管理システムを提供することができる。
【0012】
上記した課題を解決するために本発明は、学生による願書請求から受験に至る一連の受験業務を処理し、管理する受験業務管理方法であって、通信網を介して接続される端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信し、前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答する、ことを特徴とする。
【0013】
上記した課題を解決するために本発明は、学生が携帯する端末装置とは通信網を介して接続される受験業務管理システムに用いられるプログラムであって、前記端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信するステップと、前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、データベースに保持するステップと、前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の受験業務管理方法を実現するモデルならびにその利用主体との関係を説明するために引用した図である。
図1において、1は受験を希望する学生、2は大学等の学校、3はコンビニ等の決済店舗であり、それぞれ、ウェブ接続環境を持つ、携帯電話端末、受験業務管理サーバ、店舗端末を所持し、設置することとする。
学生1は、所持する携帯電話端末を操作することにより、大学2のホームページを閲覧して資料請求や願書請求を行う(a)。ここで、学生1と大学2の間で個人情報を含む必要書類の交換がオフラインンで行われ、また、受験地、受験番号、試験日等の受験情報が受験業務管理サーバによりオンラインで通知される(b)。次に、大学2側では、受験の意思を表明した学生1に対して認証コードを送信する(c)。ここで認証コードとは、大学名を認識できる番号と、学生1の個人情報を含まず、大学2がその学生を認識できる番号の組とする。そして、コンビニ2に出向いた学生1は、その認証コードに基づき受験費用等の納入を行う(d)。コンビニ3では備え付けの店舗端末を用いて大学2に納入費用の登録通知を行う(e)。
【0015】
一方、学生1は、所持する携帯電話端末を操作することによって大学2に対し、先に受信した認証コードによる受験ステージ確認要求を発行する(f)。これに対し、大学2側では、受験管理サーバによりその認証コードを認証した後に、逐次更新される学生データベースを参照し、その学生の受験ステージの応答を行う。
ここで、応答を行う受験ステージとは、出願した学生が現在受験のどのステージに居るかを確認するための状態情報であり、従来、管理しきれていなかった学生1のアクションに対する学校2側の対応、具体的には、資料請求受理、資料発送中、願書受理、願書受付け処理中等の状態情報も含まれる。
このことにより、学生1は、携帯端末を利用して自分が受験のどのステージに居るかを確認でき、学校2側へ正しく資料請求が行われているのか、資料はいつ届くのか、受験書類が確実に届いているか等に関する情報が入手できるため、従来抱いていた不安材料が解消される。また、コンビニ等において、受験費用、願書費用等の請求書無しの決済が可能となるため、利便性が得られる。
【0016】
図2は、本発明の受験業務管理システムを含む通信インフラストラクチャの接続構成を説明するために引用した図である。
図2において、10は、学生1が所持するウェブ接続環境を持った携帯電話端末、20は、大学2に設置され、本発明の受験業務管理システムが実装される受験業務管理サーバ、30は、コンビニ等の決済店舗に設置されるウェブ接続環境を持つ店舗端末である。携帯電話端末10、受験業務管理サーバ20、店舗端末30は、共に、IP(Internet Protocol)網40に接続される。
学生1は、所持する携帯電話端末10を操作して受験業務管理サーバ20によって公開される大学のホームページをアクセスして受験情報の入手、あるいは自身の受験ステージの確認要求を行い、受験管理サーバ20は、IP網40を介してその要求に応える。また、学生1はコンビニ3へ出向き、受験業務管理サーバ20から送信された認証情報に基づく受験費用の決済を行い、納入費用の払い込みは、店員が店舗端末30を操作することによりIP網40経由で受験業務管理サーバ20に通知される。
【0017】
図3は、本発明における受験業務管理システムの内部構成を機能展開して示したブロック図である。
本発明の受験業務管理システムは、携帯電話端末10から学生1によるアクセスを受信してその学生1を認識できるユニークなコードを送信し、そのコード毎にその学生1が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新して学生DB206に保持し、先のコードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信して学生DB206を参照してそのステージを応答する機能を持つ。このために、本発明の受験業務管理システムは、コード送信手段201と、受験ステージ保持手段202と、受験ステージ応答手段203と、受験ステージ更新手段3204と、学生認証手段205と、学生DB206で構成される。
【0018】
コード送信手段201は、携帯電話端末10から学生1によるアクセスを受信し、その学生1を認識できるユニークなコードを送信する機能を持ち、受験ステージ保持手段202は、そのコード毎、その学生1が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、学生DB206に保持する機能を持つ。
また、受験ステージ応答手段203は、携帯電話端末10から先のコードに基づく学生1による受験ステージ確認要求を受信し、学生DB206を参照してそのステージを応答する機能を持つ。
【0019】
一方、受験ステージ更新手段204は、店舗端末30から、学校名が認識できるコードと、個人情報には関係しない受験者にユニークなコードに基づく受験費用の納入を行った学生の情報を取得し、学生DB206に支払い済み情報を格納して受験費用を納入した学生1の受験ステージを更新する機能を持つ。
また、学生認証手段205は、学生にユニークなコードを携帯電話端末10に対してバーコード表示のために送信し、受験会場への携帯および受験会場での読み取りを指示することによって学生の識別を行わせる機能を持つ。
【0020】
図4は、図2、図3に示す、本発明における受験業務管理システムの動作を説明するために引用したフローチャートであり、具体的には本発明における受験業務管理プログラムの処理手順を示す。
以下、図4に示すフローチャートを参照しながら本発明の受験業務管理システムの動作について詳細に説明する。
【0021】
まず、学生は、所持する携帯電話端末10を操作することにより、大学2のホームページを閲覧して資料請求や願書請求を行ったとする(S41)。ここでは、大学2側によって更に個人情報等の入力が促される。ここで、コード送信手段201は、入力された個人情報を取り込み(S42)、個人情報に依存しない学生1にユニークな学生IDと、大学名が識別できる学校IDを認証情報として生成し、送信する。なお、受験の意思が表明された場合にはその受験票をバーコード送信する(S43)。
図6(a)に、携帯電話端末10に表示される個人情報登録画面の一例が示されており、ここで入力された情報から、本発明の受験業務管理システムは、受験情報をメールマガジン等により配信することができる。配信された受験情報の一例が、図6(b)に、MyPage画面として示されている。ここでは受験情報の他に、現在における学生1の受験ステージ(願書請求中)が表示されている。
【0022】
以降、更新イベント、具体的には、コンビニ決済を含む受験手続が進捗する都度(S44Yes)、学生DB206に格納されているステージフラグが、受験ステージ保持手段202によって更新され、保持される(S45)。
ここで、受験ステージとして管理される項目(ステージフラグ)として、学生1側では、(資料請求―資料請求受理―資料発送中―願書受付中―A日程願書受―A日程受験票送付中―A日程受験日まであとx日―A日程合格発表まであとx日…)、大学2側では、(資料請求受理―資料発送処理中―発送済みー願書受理―願書受付処理中―受験情報送付…)が用意される。
図5に、動作シーケンス図が示され、資料請求から合格に至る学生1と大学2間による本発明の受験業務管理システムを挟んだ一連のデータ流れと、その流れに従い学生に通知される受験ステージとの関係が説明されている。
【0023】
一方、学生1は、所持する携帯電話端末10を操作することによって受験業務管理サーバ20に対し、先に受信した認証コードによる受験ステージ確認要求を発行する(S46Yes)。これに対し、受験業務管理サーバ20は、受験ステージ応答手段203によりその認証コードを認証した後に、逐次更新される学生DB206を参照し、その学生の受験ステージの応答を行う(S47)。
ここで、応答を行う受験ステージとは、受験を希望した学生が現在受験のどのステージに居るかを確認するための状態情報であり、従来管理しきれていなかった学生のアクションに対する学校側の対応、具体的には、資料請求受理、資料発送中、願書受理、願書受付け処理中等のデータも含まれる。
図7に、大学サイドで閲覧可能な学生管理画面の一例が示されている。ここでは、認証コードとなる学生IDが“0001”と“0002”の学生については、受験ステージが願書請求受付済みとなっているが(図7a)、願書を送付したことにより、その学生IDをクリックすることで図7(b)に示す画面に遷移して願書送付完了ステージに更新することができる。なお、このステージに関しては、学生に付されたユニークな学生ID毎ステージフラグを割り付け、それによって現在の受験ステージを確認できるようにしている。
【0024】
一方、受験にあたり、学生1は携帯電話端末10を携帯して受験地に出向き、受験地に設置されたバーコードリーダを備えた端末装置に携帯電話端末10のモニタ画面を近づける。このとき、携帯電話端末10のモニタ画面には、先に受験業務管理サーバ20から送信されたバーコードが表示されていることとする。このことにより、受験票(受験番号による学生)の認証が行われる。すなわち、学生認証手段205は、学生DB206を参照して学生IDによる認証を行い、その結果を受験地に設置された端末装置へ送信する(S51)。このことにより受験する学生の識別が可能となる。
なお、正確を期すため、更に受験に必要な顔写真についての認証を行ってもよい。このとき、受験地に設置された端末装置を介して学生の顔写真の画像を取り込んで受験業務管理サーバ20に送信し、受験業務管理サーバ20では、学生認証手段205が学生DB206にあらかじめ登録されている顔写真と照合し、その結果も合わせて送信するものとする。
【0025】
最後にコンビニ決済について説明する。先に説明したように、認証コードは、大学名を認識できる番号(学校ID)と、学生1の個人情報を含まず、大学2がその学生を認識できる番号(学生ID)の組で構成される。
コンビニ2に出向いた学生1は、その認証コードに基づき受験費用等の納入を行うが、このとき、店舗端末30は、受験管理サーバ20と交信して決済認証を行い(S50)、認証が得られた後、その認証コードに基づいて決済の手続きを行い、受験業務管理サーバ20に対して納入費用の登録を行う(S51)。受験業務管理サーバ20は、受験費用の納入確認後(S52OK)、受験ステージ更新手段204を介して学生DB206を更新する(S53)。
【0026】
以上説明のように本発明は、受験者の受験ステージ管理を行うことにより学生1に対するサービス向上に努め、また、インターネットでの受験申し込み時に大学2側から学生1に対して受験番号が記されたバーコードを送信して受験を行う学生1の識別を行わせることで受験票の印刷を不要とし、更に、受験費用のコンビニ決済を実現して利便性の向上をはかったものである。
なお、図3に示すコード送信手段201、受験ステージ保持手段202、受験ステージ応答手段203、受験ステージ更新手段3204、学生認証手段205のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本発明の受験業務管理システムが実現されるものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0027】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0028】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、学生が携帯電話端末を利用して自分が受験のどのステージに居るかを確認することができ、このことにより、学生へのサービス向上がはかれ、また、学校側でも受験を希望する学生の木目細かな管理が可能になる。
また、学生が携帯電話端末を操作することにより、簡単に資料請求や願書請求が可能になり、更に、大学側から受験番号や受験地などの受験情報を携帯電話端末で受信することが可能になる。また、受験費用、願書代金等、請求書無しのコンビニ決済が可能となり、受験者に利便性を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受験業務管理方法を実現するモデルならびにその利用主体との関係を説明するために引用した図である。
【図2】本発明の受験業務管理システムを含む通信インフラストラクチャの接続構成を説明するために引用した図である。
【図3】本発明における受験業務管理システムの内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図4】図2、図3に示す本発明における受験業務管理システムの動作を説明するために引用したフローチャートである。
【図5】本発明を実施することによりなされる学生と大学間における一連のデータ流れと、動作シーケンスを示す図である。
【図6】本発明により携帯電話端末に表示される、個人情報登録画面、MyPage画面構成の一例を示す図である。
【図7】本発明が実装される受験業務管理サーバに表示される学生管理画面構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…学生、2…大学、3…コンビニ、10…携帯電話端末、20…受験管理サーバ(受験業務管理システム)、30…店舗端末、40…IP網、201…コード送信手段、202…受験ステージ保持手段、203…受験ステージ応答手段、204…受験ステージ更新手段、205…受験者認証手段、206…学生DB
【発明の属する技術分野】
本発明は、学生による願書請求から受験に至る一連の受験業務を処理し管理する、受験業務管理システムおよび方法ならびにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
学校、特に私立系の大学において、受験関連の情報を管理するためにコンピュータを導入し、受験関連の情報を一元管理できるものから(特許文献1参照)、入試申込から入学手続きまで手続きの一切を、ネットワークを用いることにより在宅で行えるものが知られている(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−56108号公報
【特許文献2】
特開2001−350853号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、受験関連の情報は、従来、パソコンのポータルサイトのレベルで管理されることが多いが、資料請求、受験書類送付など、学生自身がアクションを起こしたことについてのみであり、学校側へ正しく資料請求が行われているのか、資料はいつ届くのか、受験書類が正しく届いているか等に関する情報はなく、従って、学生にとっては不安を抱く材料となっている。
また、上記した従来技術によれば、インターネットで申請した受験票を印刷して持ち込む必要があり、学生の間で普及している携帯電話端末で申請した受験票を印刷するには手間がかかり、また専用の印刷機器が必要になっていた。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、学生の受験ステージ管理を行うことにより受験者に対するサービス向上に努め、また、学校側においても受験を希望する学生の木目細かな管理を行うことのできる、受験業務管理システムおよび方法ならびにプログラムを提供することを目的とする。
また、インターネットでの受験申し込み時に、学校側から受験する学生に対してユニークなバーコードを送信して学生の識別を行わせることで受験票の印刷を不要とし、更に、受験費用、願書費用等のコンビニ決済を実現して利便性の向上をはかった、受験業務管理システムおよび方法ならびにプログラムを提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために本発明は、学生が携帯する端末装置とは通信網を介して接続される受験業務管理システムであって、前記端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信するコード送信手段と、前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、データベースに保持する受験ステージ保持手段と、前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答する受験ステージ応答手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、受験ステージ応答手段が、端末装置からコード送信手段によって生成される受験者にユニークなコードに基づく受験ステージ確認要求を受信し、受験ステージ保持手段によって構築されるデータベースを参照してそのステージを応答することにより、受験者の受験ステージ管理を行うことが可能となり、大学側での受験する学生の木目細かな管理が可能となり、また、受験者に対するサービスの向上がはかれる受験業務管理システムを提供することができる。
なお、ここで、「受験ステージ」とは、受験を希望した学生が現在受験のどのフェーズに居るかを確認するための状態情報であり、従来管理しきれていなかった学生のアクションに対する学校側の対応、具体的には、資料請求受理、資料発送中、願書受理、願書受付け処理中等のデータも含まれる。
【0008】
また、本発明において、前記通信網には更に店舗端末が接続され、当該店舗端末から、学校名が認識できるコードと、個人情報には関係しない受験者にユニークな前記コードに基づく受験費用の支払いを行った学生の情報を取得し、前記データベースに支払い済み情報を格納して前記学生の受験ステージを更新する受験ステージ更新手段、を備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、受験ステージ更新手段が、店舗端末から学校名が認識できるコードと、個人情報には関係しない受験者にユニークなコードに基づく受験費用の支払いを行った学生の情報を取得し、受験ステージ保持手段によって構築されたデータベースに支払い済み情報を格納して学生の受験ステージを更新することにより、学生が学校側に受験費用の納入が確実になされたことを知ることができ、また、請求書無しで店舗決済が可能となる。このとき個人情報の登録も不要であるため、個人情報の第三者への漏洩を有効に防止しつつ、決済の利便性を向上させることができる。
【0010】
また、本発明によれば、受験者にユニークな前記コードを前記端末装置に対してバーコード表示のために送信し、受験会場への携帯および受験会場での読み取りを指示することによって受験者の識別を行わせる学生認証手段、を備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、学生認証手段が、学生にユニークなコードを端末装置に対してバーコード表示のために送信し、当該端末装置の受験会場への携帯および受験会場での読み取りを指示することによって受験者の識別を行わせることにより、受験票の印刷を不要とした受験業務管理システムを提供することができる。
【0012】
上記した課題を解決するために本発明は、学生による願書請求から受験に至る一連の受験業務を処理し、管理する受験業務管理方法であって、通信網を介して接続される端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信し、前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答する、ことを特徴とする。
【0013】
上記した課題を解決するために本発明は、学生が携帯する端末装置とは通信網を介して接続される受験業務管理システムに用いられるプログラムであって、前記端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信するステップと、前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、データベースに保持するステップと、前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の受験業務管理方法を実現するモデルならびにその利用主体との関係を説明するために引用した図である。
図1において、1は受験を希望する学生、2は大学等の学校、3はコンビニ等の決済店舗であり、それぞれ、ウェブ接続環境を持つ、携帯電話端末、受験業務管理サーバ、店舗端末を所持し、設置することとする。
学生1は、所持する携帯電話端末を操作することにより、大学2のホームページを閲覧して資料請求や願書請求を行う(a)。ここで、学生1と大学2の間で個人情報を含む必要書類の交換がオフラインンで行われ、また、受験地、受験番号、試験日等の受験情報が受験業務管理サーバによりオンラインで通知される(b)。次に、大学2側では、受験の意思を表明した学生1に対して認証コードを送信する(c)。ここで認証コードとは、大学名を認識できる番号と、学生1の個人情報を含まず、大学2がその学生を認識できる番号の組とする。そして、コンビニ2に出向いた学生1は、その認証コードに基づき受験費用等の納入を行う(d)。コンビニ3では備え付けの店舗端末を用いて大学2に納入費用の登録通知を行う(e)。
【0015】
一方、学生1は、所持する携帯電話端末を操作することによって大学2に対し、先に受信した認証コードによる受験ステージ確認要求を発行する(f)。これに対し、大学2側では、受験管理サーバによりその認証コードを認証した後に、逐次更新される学生データベースを参照し、その学生の受験ステージの応答を行う。
ここで、応答を行う受験ステージとは、出願した学生が現在受験のどのステージに居るかを確認するための状態情報であり、従来、管理しきれていなかった学生1のアクションに対する学校2側の対応、具体的には、資料請求受理、資料発送中、願書受理、願書受付け処理中等の状態情報も含まれる。
このことにより、学生1は、携帯端末を利用して自分が受験のどのステージに居るかを確認でき、学校2側へ正しく資料請求が行われているのか、資料はいつ届くのか、受験書類が確実に届いているか等に関する情報が入手できるため、従来抱いていた不安材料が解消される。また、コンビニ等において、受験費用、願書費用等の請求書無しの決済が可能となるため、利便性が得られる。
【0016】
図2は、本発明の受験業務管理システムを含む通信インフラストラクチャの接続構成を説明するために引用した図である。
図2において、10は、学生1が所持するウェブ接続環境を持った携帯電話端末、20は、大学2に設置され、本発明の受験業務管理システムが実装される受験業務管理サーバ、30は、コンビニ等の決済店舗に設置されるウェブ接続環境を持つ店舗端末である。携帯電話端末10、受験業務管理サーバ20、店舗端末30は、共に、IP(Internet Protocol)網40に接続される。
学生1は、所持する携帯電話端末10を操作して受験業務管理サーバ20によって公開される大学のホームページをアクセスして受験情報の入手、あるいは自身の受験ステージの確認要求を行い、受験管理サーバ20は、IP網40を介してその要求に応える。また、学生1はコンビニ3へ出向き、受験業務管理サーバ20から送信された認証情報に基づく受験費用の決済を行い、納入費用の払い込みは、店員が店舗端末30を操作することによりIP網40経由で受験業務管理サーバ20に通知される。
【0017】
図3は、本発明における受験業務管理システムの内部構成を機能展開して示したブロック図である。
本発明の受験業務管理システムは、携帯電話端末10から学生1によるアクセスを受信してその学生1を認識できるユニークなコードを送信し、そのコード毎にその学生1が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新して学生DB206に保持し、先のコードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信して学生DB206を参照してそのステージを応答する機能を持つ。このために、本発明の受験業務管理システムは、コード送信手段201と、受験ステージ保持手段202と、受験ステージ応答手段203と、受験ステージ更新手段3204と、学生認証手段205と、学生DB206で構成される。
【0018】
コード送信手段201は、携帯電話端末10から学生1によるアクセスを受信し、その学生1を認識できるユニークなコードを送信する機能を持ち、受験ステージ保持手段202は、そのコード毎、その学生1が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、学生DB206に保持する機能を持つ。
また、受験ステージ応答手段203は、携帯電話端末10から先のコードに基づく学生1による受験ステージ確認要求を受信し、学生DB206を参照してそのステージを応答する機能を持つ。
【0019】
一方、受験ステージ更新手段204は、店舗端末30から、学校名が認識できるコードと、個人情報には関係しない受験者にユニークなコードに基づく受験費用の納入を行った学生の情報を取得し、学生DB206に支払い済み情報を格納して受験費用を納入した学生1の受験ステージを更新する機能を持つ。
また、学生認証手段205は、学生にユニークなコードを携帯電話端末10に対してバーコード表示のために送信し、受験会場への携帯および受験会場での読み取りを指示することによって学生の識別を行わせる機能を持つ。
【0020】
図4は、図2、図3に示す、本発明における受験業務管理システムの動作を説明するために引用したフローチャートであり、具体的には本発明における受験業務管理プログラムの処理手順を示す。
以下、図4に示すフローチャートを参照しながら本発明の受験業務管理システムの動作について詳細に説明する。
【0021】
まず、学生は、所持する携帯電話端末10を操作することにより、大学2のホームページを閲覧して資料請求や願書請求を行ったとする(S41)。ここでは、大学2側によって更に個人情報等の入力が促される。ここで、コード送信手段201は、入力された個人情報を取り込み(S42)、個人情報に依存しない学生1にユニークな学生IDと、大学名が識別できる学校IDを認証情報として生成し、送信する。なお、受験の意思が表明された場合にはその受験票をバーコード送信する(S43)。
図6(a)に、携帯電話端末10に表示される個人情報登録画面の一例が示されており、ここで入力された情報から、本発明の受験業務管理システムは、受験情報をメールマガジン等により配信することができる。配信された受験情報の一例が、図6(b)に、MyPage画面として示されている。ここでは受験情報の他に、現在における学生1の受験ステージ(願書請求中)が表示されている。
【0022】
以降、更新イベント、具体的には、コンビニ決済を含む受験手続が進捗する都度(S44Yes)、学生DB206に格納されているステージフラグが、受験ステージ保持手段202によって更新され、保持される(S45)。
ここで、受験ステージとして管理される項目(ステージフラグ)として、学生1側では、(資料請求―資料請求受理―資料発送中―願書受付中―A日程願書受―A日程受験票送付中―A日程受験日まであとx日―A日程合格発表まであとx日…)、大学2側では、(資料請求受理―資料発送処理中―発送済みー願書受理―願書受付処理中―受験情報送付…)が用意される。
図5に、動作シーケンス図が示され、資料請求から合格に至る学生1と大学2間による本発明の受験業務管理システムを挟んだ一連のデータ流れと、その流れに従い学生に通知される受験ステージとの関係が説明されている。
【0023】
一方、学生1は、所持する携帯電話端末10を操作することによって受験業務管理サーバ20に対し、先に受信した認証コードによる受験ステージ確認要求を発行する(S46Yes)。これに対し、受験業務管理サーバ20は、受験ステージ応答手段203によりその認証コードを認証した後に、逐次更新される学生DB206を参照し、その学生の受験ステージの応答を行う(S47)。
ここで、応答を行う受験ステージとは、受験を希望した学生が現在受験のどのステージに居るかを確認するための状態情報であり、従来管理しきれていなかった学生のアクションに対する学校側の対応、具体的には、資料請求受理、資料発送中、願書受理、願書受付け処理中等のデータも含まれる。
図7に、大学サイドで閲覧可能な学生管理画面の一例が示されている。ここでは、認証コードとなる学生IDが“0001”と“0002”の学生については、受験ステージが願書請求受付済みとなっているが(図7a)、願書を送付したことにより、その学生IDをクリックすることで図7(b)に示す画面に遷移して願書送付完了ステージに更新することができる。なお、このステージに関しては、学生に付されたユニークな学生ID毎ステージフラグを割り付け、それによって現在の受験ステージを確認できるようにしている。
【0024】
一方、受験にあたり、学生1は携帯電話端末10を携帯して受験地に出向き、受験地に設置されたバーコードリーダを備えた端末装置に携帯電話端末10のモニタ画面を近づける。このとき、携帯電話端末10のモニタ画面には、先に受験業務管理サーバ20から送信されたバーコードが表示されていることとする。このことにより、受験票(受験番号による学生)の認証が行われる。すなわち、学生認証手段205は、学生DB206を参照して学生IDによる認証を行い、その結果を受験地に設置された端末装置へ送信する(S51)。このことにより受験する学生の識別が可能となる。
なお、正確を期すため、更に受験に必要な顔写真についての認証を行ってもよい。このとき、受験地に設置された端末装置を介して学生の顔写真の画像を取り込んで受験業務管理サーバ20に送信し、受験業務管理サーバ20では、学生認証手段205が学生DB206にあらかじめ登録されている顔写真と照合し、その結果も合わせて送信するものとする。
【0025】
最後にコンビニ決済について説明する。先に説明したように、認証コードは、大学名を認識できる番号(学校ID)と、学生1の個人情報を含まず、大学2がその学生を認識できる番号(学生ID)の組で構成される。
コンビニ2に出向いた学生1は、その認証コードに基づき受験費用等の納入を行うが、このとき、店舗端末30は、受験管理サーバ20と交信して決済認証を行い(S50)、認証が得られた後、その認証コードに基づいて決済の手続きを行い、受験業務管理サーバ20に対して納入費用の登録を行う(S51)。受験業務管理サーバ20は、受験費用の納入確認後(S52OK)、受験ステージ更新手段204を介して学生DB206を更新する(S53)。
【0026】
以上説明のように本発明は、受験者の受験ステージ管理を行うことにより学生1に対するサービス向上に努め、また、インターネットでの受験申し込み時に大学2側から学生1に対して受験番号が記されたバーコードを送信して受験を行う学生1の識別を行わせることで受験票の印刷を不要とし、更に、受験費用のコンビニ決済を実現して利便性の向上をはかったものである。
なお、図3に示すコード送信手段201、受験ステージ保持手段202、受験ステージ応答手段203、受験ステージ更新手段3204、学生認証手段205のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本発明の受験業務管理システムが実現されるものとする。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
【0027】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0028】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、学生が携帯電話端末を利用して自分が受験のどのステージに居るかを確認することができ、このことにより、学生へのサービス向上がはかれ、また、学校側でも受験を希望する学生の木目細かな管理が可能になる。
また、学生が携帯電話端末を操作することにより、簡単に資料請求や願書請求が可能になり、更に、大学側から受験番号や受験地などの受験情報を携帯電話端末で受信することが可能になる。また、受験費用、願書代金等、請求書無しのコンビニ決済が可能となり、受験者に利便性を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受験業務管理方法を実現するモデルならびにその利用主体との関係を説明するために引用した図である。
【図2】本発明の受験業務管理システムを含む通信インフラストラクチャの接続構成を説明するために引用した図である。
【図3】本発明における受験業務管理システムの内部構成を機能展開して示したブロック図である。
【図4】図2、図3に示す本発明における受験業務管理システムの動作を説明するために引用したフローチャートである。
【図5】本発明を実施することによりなされる学生と大学間における一連のデータ流れと、動作シーケンスを示す図である。
【図6】本発明により携帯電話端末に表示される、個人情報登録画面、MyPage画面構成の一例を示す図である。
【図7】本発明が実装される受験業務管理サーバに表示される学生管理画面構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…学生、2…大学、3…コンビニ、10…携帯電話端末、20…受験管理サーバ(受験業務管理システム)、30…店舗端末、40…IP網、201…コード送信手段、202…受験ステージ保持手段、203…受験ステージ応答手段、204…受験ステージ更新手段、205…受験者認証手段、206…学生DB
Claims (5)
- 学生が携帯する端末装置とは通信網を介して接続される受験業務管理システムであって、
前記端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信するコード送信手段と、
前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、データベースに保持する受験ステージ保持手段と、
前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答する受験ステージ応答手段と、
を備えたことを特徴とする受験業務管理システム。 - 前記通信網には更に店舗端末が接続され、前記店舗端末から、学校名が識別できるコードと、個人情報には関係しない受験者にユニークな前記コードに基づく受験費用の支払いを行った学生の情報を取得し、前記データベースに支払い済み情報を格納して前記学生の受験ステージを更新する受験ステージ更新手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の受験業務管理システム。 - 学生にユニークな前記コードを前記端末装置に対してバーコード表示のために送信し、受験会場への携帯および受験会場での読み取りを指示することによって学生の識別を行わせる学生認証手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の受験業務管理システム。 - 学生による願書請求から受験に至る一連の受験業務を処理し、管理する受験業務管理方法であって、
通信網を介して接続される端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信し、
前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、
前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答する、
ことを特徴とする受験業務管理方法。 - 学生が携帯する端末装置とは通信網を介して接続される受験業務管理システムに用いられるプログラムであって、
前記端末装置から学生によるアクセスを受信し、学校側でその学生を認識できるユニークなコードを送信するステップと、
前記コード毎、その学生が受験のどのステージに居るかを示すデータを逐次更新し、データベースに保持するステップと、
前記端末装置から前記コードに基づく学生による受験ステージ確認要求を受信し、前記データベースを参照してそのステージを応答するステップと、
をコンピュータに実行させる受験業務管理プログラム。
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JP2003087922A JP2004295559A (ja) | 2003-03-27 | 2003-03-27 | 受験業務管理システムおよび方法ならびにプログラム |
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JP2017090976A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 京都電子計算株式会社 | 入試管理システム及び入試管理システム用プログラム |
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- 2003-03-27 JP JP2003087922A patent/JP2004295559A/ja active Pending
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