JP5145269B2 - 認証装置、認証方法及びプログラム、並びに受験システム - Google Patents
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Description
ここで、上記サービスには、例えば、大学などの教育機関が実施する入学試験や認定試験の受験、地方公共団体が行う各種交付(例えば、母子手帳の交付など)、金融機関における預貯金サービスなどがある。つまり、教育機関、地方公共団体、金融機関等がサービス提供事業者となりうる。
そこで、このような受験に係る作業の煩雑さを軽減すべく、受験者の受験申込時の手続きを簡単化する(例えば、願書に顔写真を貼る手間を省く)ようにしたシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。
具体的には、受験申請受付システムを利用して、受験者がカメラによって撮像した顔画像と個人情報を認証センターに送信すると、正式な受験申込か否かを判定する認証処理が行われて受験申込が受理(認証)されると、顔写真付きの受験票が発行(送信)されるというものである。
特に、試験会場における人為的な認証は、替え玉受験を防止する上で不可欠となっている。つまり、認証処理の自動化は金融機関等の一部で実現されているものの、入学試験のように多数のユーザ(受験者)に対して同時にサービスを提供する場合には依然として困難となっている。
また、受験に係る業務を行う受験システムにおいて、受験申込の受理から受験結果の合否通知までの一連のフローを自動化することを目的とする。
試験会場において提供される受験を申し込むユーザにより予め登録された生体認証情報と、前記試験会場において前記ユーザに付与されるコード情報とを記憶することにより、受験を申し込むユーザを管理するユーザ情報管理手段と、
ユーザが所有する携帯端末によって取得され、送信されたコード情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されているコード情報を照合し、また、前記携帯端末によって取得され、送信されたユーザの生体認証情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されている生体認証情報を照合することにより、受験を申し込んだユーザ本人が前記試験会場に存在するか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記コード情報は、前記試験会場を特定するための識別情報であって、前記試験会場において前記ユーザに提供される受験に係る媒体に付与されるものであり、
前記ユーザ情報管理手段は、予め登録されたユーザIDとユーザの基本情報と生体認証情報とを対応付けて管理するユーザデータベースと、受験提供事業者ごとに設けられた個別データベースと、を有し、
ユーザにより当該ユーザが所有するクライアント端末から一の受験提供事業者に対して受験が申し込まれた場合に、当該クライアント端末から入力され、送信された受験申込に係る情報と、前記試験会場に対応するコード情報と、を受験を申し込んだユーザに対応するユーザIDと関連付けて前記一の受験提供事業者の個別データベースに登録することを特徴とする。
前記コード情報は、前記携帯端末により読み取り可能な二次元バーコードであることを特徴とする。
前記二次元バーコードには、認証用ページにアクセスするためのURL情報が埋め込まれていることを特徴とする。
試験会場において提供される受験を申し込むユーザにより予め登録された生体認証情報と、前記試験会場において前記ユーザに付与されるコード情報とを記憶することにより、受験を申し込むユーザを管理するユーザ情報管理手段を備えた認証装置により実行される認証方法であって、
ユーザが所有する携帯端末によって取得され、送信されたコード情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されているコード情報を照合するステップと、
前記携帯端末によって取得され、送信されたユーザの生体認証情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されている生体認証情報を照合するステップと、
照合結果に基づいて受験を申し込んだユーザ本人が前記試験会場に存在するか否かを判定するステップと、
を含み、
前記コード情報は、前記試験会場を特定するための識別情報であって、前記試験会場において前記ユーザに提供される受験に係る媒体に付与されるものであり、
前記ユーザ情報管理手段は、予め登録されたユーザIDとユーザの基本情報と生体認証情報とを対応付けて管理するユーザデータベースと、受験提供事業者ごとに設けられた個別データベースと、を有し、
ユーザにより当該ユーザが所有するクライアント端末から一の受験提供事業者に対して受験が申し込まれた場合に、当該クライアント端末から入力され、送信された受験申込に係る情報と、前記試験会場に対応するコード情報と、を受験を申し込んだユーザに対応するユーザIDと関連付けて前記一の受験提供事業者の個別データベースに登録するステップを含むことを特徴とする。
試験会場において提供される受験を申し込むユーザにより予め登録された生体認証情報と、前記試験会場において前記ユーザに付与されるコード情報とを記憶することにより、受験を申し込むユーザを管理するユーザ情報管理手段を備えた認証装置のコンピュータに、
ユーザが所有する携帯端末によって取得され、送信されたコード情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されているコード情報を照合するステップと、
前記携帯端末によって取得され、送信されたユーザの生体認証情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されている生体認証情報を照合するステップと、
照合結果に基づいて受験を申し込んだユーザ本人が前記試験会場に存在するか否かを判定するステップと、
を実現させるためのプログラムであって、
前記コード情報は、前記試験会場を特定するための識別情報であって、前記試験会場において前記ユーザに提供される受験に係る媒体に付与されるものであり、
前記ユーザ情報管理手段は、予め登録されたユーザIDとユーザの基本情報と生体認証情報とを対応付けて管理するユーザデータベースと、受験提供事業者ごとに設けられた個別データベースと、を有し、
前記コンピュータに、
ユーザにより当該ユーザが所有するクライアント端末から一の受験提供事業者に対して受験が申し込まれた場合に、当該クライアント端末から入力され、送信された受験申込に係る情報と、前記試験会場に対応するコード情報と、を受験を申し込んだユーザに対応するユーザIDと関連付けて前記一の受験提供事業者の個別データベースに登録するステップを実現させることを特徴とする。
ユーザからの受験申込に対して受験というサービスを提供する受験システムであって、
請求項1から3のいずれか一項に記載の認証装置と、
前記一の受験提供事業者からユーザの受験の結果を取得し、当該取得した受験の結果を当該一の受験提供事業者の個別データベースに登録し、予め登録されているメールアドレスに基づいて、ユーザに対して受験の結果を通知する合否通知手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る受験システムによれば、受験申込の受理から受験結果の合否通知までの一連のフローが自動化されるので、サービスの向上を図ることができる。
図1は、本発明に係る認証装置を適用した受験システムの概略構成について示す説明図である。本実施形態では、この受験システムを大学入試に利用している。
クライアント端末2は、例えば、パーソナルコンピュータ2aや、携帯電話機等の携帯端末2bである。受験申込及び合否通知にはパーソナルコンピュータ2a又は携帯端末2bを利用できるが、受験時の本人認証には携帯端末2bが利用される。
通信ネットワークNは、インターネットや電気通信事業者等の電話回線網、携帯電話通信網等である。ウェブサーバ1には、通信ネットワークNを介してクライアント端末2が接続され、互いにデータ通信可能となっている。
なお、受験サービスを享受するユーザは、ウェブサーバ1に会員として管理されていることを前提とする。すなわち、例えばユーザID及びパスワードを入力してログインしたユーザに対して、本実施形態に係る受験サービスが提供されるようになっている。
図2に示すように、ウェブサーバ1は、制御部11、記憶部(補助記憶)12、入出力部13、通信部14、データベース15等を備えた一般的なコンピュータである。各ブロックはバスライン16により電気的に接続されている。
ROM113には、BIOS(Basic Input Output System)と呼ばれるプログラムや基本的な設定データが記憶されている。RAM112には、記憶部12から読み出されたOSや各種アプリケーションなどのプログラムが展開される。
CPU111は、RAM112に展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、各ブロックを制御する。
入出力部13は、ウェブサーバ1の管理者が利用するためのユーザインターフェースを構成する。例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置が出力部となり、キーボードやマウス等の操作手段が入力部となる。
通信部14は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、通信ネットワークNを介してクライアント端末2とデータの送受信を行う。
図4に示すように、ユーザデータベース15aには、ユーザID、パスワード、基本情報及び生体認証情報がユーザごとに登録されている。これらの情報は、ユーザが受験サービスを利用するにあたって予め登録されるものである。
ユーザID及びパスワードは、ユーザによって利用登録時に設定(或いはウェブサーバ1側で設定)されるもので、ユーザを特定するための識別情報となる。基本情報は、ユーザの氏名、住所、電話番号等を含む個人情報である。この基本情報は、受験申込を行った受験者に関する情報として、受験対象となる大学に対して提供される。
生体認証情報は、受験時に受験者本人を認証するために利用されるもので、ここではユーザ固有の顔形を示す顔画像を生体認証情報として登録している。
なお、ユーザデータベース15aは、ウェブサーバ1が提供する受験サービス以外のサービスで利用することもできる。
図5に示すように、受験者データベース15bには、受験者ID、申込情報、ユーザID及びコード情報が受験者ごとに登録されている。
これらの情報は、ユーザが受験サービスを利用して@大学の受験申込を行い、この受験申込が正式な申込として受理された時点で登録されるものである。つまり、ユーザが受験申込時に志望大学を指定すると、その大学用の受験者データベースに上記の情報が登録されるようになっている。
申込情報は、受験申込に際してユーザがクライアント端末2で入力・送信した情報に基づいて作成されるものであり、志望学部、試験日時、試験会場、受験番号などが含まれている。
ユーザIDは、ユーザデータベース15aに登録されている当該受験者のユーザIDである。図5には、受験者IDが“#0001”の受験者は、ユーザIDが“ID001”のユーザであることを示している。つまり、大学ごとに設けられた受験者データベース15bには受験者の個人情報などは登録されず、ユーザデータベース15aにより管理されている情報を複数の受験者データベース15b,15b・・で共用するようになっている。
なお、コード情報は、バーコードリーダで読み取り可能なQRコード等の二次元バーコードの他、一次元バーコードであってもよいし、テキストリーダで読み取る文字記号列を利用することもできる。つまり、携帯端末2bによって取得可能な情報であれば特に制限されない。
例えば、クライアント端末2のウェブブラウザ上においてユーザが受験サービスにログインして受験申込に係る処理を行うと、(例えば、受験料の納付により)正式な申込か判断して、受理する。このとき、受験対象の大学の受験者データベース15bに受験者に関する情報を登録する。
また、試験時に、受験者が認証用ページから情報(生体認証情報など)を送信すると、この情報とデータベース15に登録されている情報を照合して、受験者の本人認証を行う。さらには、受験サービスを利用した受験者に対して、電子メールにより受験結果を通知する。
図3に示すように、携帯端末2bは、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、通信部25、撮像部(カメラ)26等を備えている。各部はバスライン27により電気的に接続されている。
記憶部22は、例えば、カードスロットに装着されたメモリカードであり、撮像部26により撮像された画像データ等を記憶する。
入力部23は、例えば、携帯端末2bの筐体表面に設けられている各種ボタンで構成され、ユーザが情報を入力する際や、撮像部26により写真を撮像する際に使用される。
表示部24は、例えば、液晶ディスプレイ等で構成され、制御部21からの表示制御指令に基づいて所定の画面を表示する。表示部24には、例えば、ウェブブラウザのGUIが表示される。また、撮像部27が起動されたときには被写体となる画像が表示される。
通信部25は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って処理を行い、通信ネットワークNを介してウェブサーバ1とデータの送受信(パケット通信)を行う。
撮像部26は、ユーザ操作に従って被写体を撮像して画像データを生成する。撮像部26により生成された画像データは記憶部22やROM213に記憶される。QRコードを読み取り可能な撮像モード(いわゆるバーコードリーダ)に設定して被写体を撮像すると、制御部21により解析され、埋め込まれているテキスト情報(例えば、URL情報)が抽出される。
図6に示す処理手順は、例えば、クライアント端末2のウェブブラウザ上で、受験サービスのURLが指定されたときに開始される。なお、ウェブサーバ1により提供される受験サービスを受ける前提となるユーザ登録は予め行われているものとする。
ステップS201において、クライアント端末2は、ウェブブラウザによりHTMLファイルを解析することにより、受験サービスのウェブページを表示する。この受験サービスのトップページでは、ユーザ登録されているユーザであることを認証するために、ユーザID及びパスワードが要求される。
ステップS202では、ユーザによるログイン操作(ユーザID及びパスワードの入力)に基づいて、この情報をウェブサーバ1に送信する。
ステップS103では、認証されたユーザのクライアント端末2に対して、受験申込をするためのウェブページのHTMLファイルを送信する。
ステップS203において、クライアント端末2は、ウェブブラウザによりHTMLファイルを解析することにより、受験申込ページを表示する。
ステップS204では、受験申込ページにおいて、ユーザによる受験申込操作が行われた場合に、この入力情報をウェブサーバ1に対して送信する。
図7に示すように、受験申込ページWPには、志望大学、学部及び学科を指定するための入力欄I1,I2と、入力した情報を確認して送信するための確認ボタンI3が配置されている。
ユーザは、入力欄I1,I2に情報を入力した上で、確認ボタンI3を操作する(受験申込操作)だけで、簡単に受験申込手続きを行うことができる。なお、入力欄I1,I2に、この受験サービスを利用可能となっている大学、学部及び学科をプルダウンメニューで表示し、その中からユーザに選択させるようにしてもよい。
ステップS105では、例えば、受験料の納付が完了することに伴い、受験申込を正式に受理する。金融機関と連携することにより容易に受験料の納付を管理することができる。なお、納付期限までに受験料の納付を確認できなかった受験者の受験申込は無効とされ、受験者データベース15b内の情報は消去される。
ステップS106では、受験申込が正式に受理された受験者に対して、受験番号を付与するとともに、試験会場を決定する。そして、これらの情報とともに、試験会場に対応するQRコードを、受験者データベース15bに登録する。こうして、図5に示す各種情報が受験者データベース15bに登録される。
ステップS205において、クライアント端末2は、受験情報を受信して必要に応じて受験票として紙出力する。
ユーザは、ウェブサーバ1により提供される受験サービスを利用して簡単に受験申込を行うことができる。また、ウェブサーバ1によれば、受験申込の受理、受験者の管理、受験票の送付に係る業務が自動化されるので、業務の効率化を図ることができる。
本実施形態では、受験に際して、試験会場に訪れた受験者が正当な受験者であるか認証するために、受験者にはその試験会場に対応するQRコードが印字された試験用紙(解答用紙)Pが配布される。
ステップS212では、受験者のアクセス操作に基づいて、その試験会場用の認証用ページにアクセスする。例えば、ステップS211でURL情報が抽出されると、クライアント端末2に認証用ページへのアクセス開始を促すメッセージが表示され、簡単な操作で認証用ページにアクセスできるようになっている。
ステップS213において、クライアント端末2は、ウェブブラウザによりHTMLファイルを解析することにより、認証用ページを表示する。この認証用ページでは、受験者の生体認証情報が要求され、クライアント端末2の撮像部26を起動して撮像することが可能となっている。
具体的には、受験者がアクセスした認証用ページによって、受験者データベース15bの中から試験会場を特定し、特定された試験会場が登録されている受験者(その試験会場で受験するはずの受験者)を抽出する。そして、抽出された受験者の顔画像(予めユーザデータベース15aに登録されている)と、クライアント端末2から送信されてきた顔画像を照合することにより、正当な受験者であるか否かを判定する。ここで、顔画像の照合には、公知の画像解析技術が利用される。
一方、受験者の認証に失敗した場合は再度生体認証情報を送信する旨を指示する。なお、所定回数認証に失敗した場合は替え玉受験である可能性を否定できないので、認証不能である旨を通知するとともに、試験官に人為的な認証を促す。
これにより、正当な受験者であるか否かを判定する本人認証処理が容易かつ確実に実行される。
受験後には、受験対象の大学において採点が行われ、合否が決定される。ウェブサーバ1による受験サービスでは、この受験結果を受験者に通知できるようになっている。
図9のステップS121において、ウェブサーバ1は、大学から受験結果(合否)を取得し、受験者データベース15bに合否を登録する。
ステップS122では、メールアドレスを登録している受験者に対して、合否通知メールを送信する。または、受験サービスを利用して受験生がウェブページ上で受験結果を問い合わせたときに、これに応答して合否を提示するようにしてもよい。
これにより、ユーザは、メールアドレスを登録する(又はウェブ上で問い合わせる)という簡単な手続きにより、受験結果を容易に取得することができる。ウェブサーバ1によれば、受験結果の通知に係る業務が自動化されるので、業務の効率化を図ることができる。
この判定手段は、ユーザが所有する携帯端末によって取得され、送信されたコード情報と、ユーザ情報管理手段に記憶されているコード情報を照合することにより、当該サービス提供地を特定する(図8のステップs112)。また、携帯端末によって取得され、送信されたユーザの生体認証情報と、ユーザ情報管理手段に記憶されている生体認証情報を照合することにより、サービスを要求したユーザ本人がサービス提供地に存在するか否か(正当権利者であるか否か)を判定する(図8のステップs112)。
ここで、サービス提供に係る媒体とは、ユーザがまさにサービスを受けようとする場所で配布される用紙や、与えられた装置や備品などである。
例えば、受験というサービスに関していえば、試験会場となる教室が、ユーザがまさにサービスを受けようとする場所となる。校門など受験者に限らず外部の者が比較的自由に入出できるような場所は好ましくない。そして、この教室において受験者に配布される試験用紙や机上に貼付された受験番号票がサービス提供に係る媒体となる。また、パソコンなどの端末装置を用いた受験の場合は、その端末装置の画面上にコード情報を表示させたり、筐体にコード情報を貼付したりすることで、受験者に対してコード情報を付与できる。
市場に流通している携帯電話のほとんどにはバーコード読み取り(撮像・解読)機能が搭載されているので、この既存のハードウェア資源を有効利用することができる。
他の形態として、二次元バーコードには、試験会場を特定するための識別情報が埋め込まれるようにしてもよい。この場合、共通の認証用ページにおいて識別情報と生体認証情報を送信することとなる。
具体的には、ユーザによってサービス要求とともに当該ユーザを特定可能な情報(ユーザID及びパスワード)が送信されたときに、当該サービス要求に係るユーザ情報としてユーザデータベースに登録されている基本情報及び生体認証情報が登録される(関連付けられる)ようにしている。
これにより、サービス要求に係る手続きが簡単になる。例えば、複数の大学を受験する場合など、受験申込ごとに基本情報を登録する必要はなくなる。
例えば、上記実施形態では、大学入試における認証処理に本発明を適用した場合について説明したが、高校や専門学校の入学試験、各種認定試験における認証処理にはもちろん、各種交付(例えば、母子手帳の交付)時などの認証処理にも適用できる。
また、生体認証情報としては、顔形(顔画像)の他、指紋、静脈パターン、網膜など、身体的な特徴により本人を特定可能な情報を利用できる。ただし、顔形以外の情報は、情報を入手するために特別な読取手段が必要となるので、カメラという手軽な読取手段を利用できる顔形を生体認証情報として利用するのが好ましい。
2 クライアント端末
N 通信ネットワーク
11 制御部(ユーザ情報管理手段、判定手段)
12 記憶部
13 入出力部
14 通信部
15 商品管理データベース(ユーザ情報管理手段)
15a ユーザデータベース
15b 受験者データベース
16 バスライン
Claims (6)
- 試験会場において提供される受験を申し込むユーザにより予め登録された生体認証情報と、前記試験会場において前記ユーザに付与されるコード情報とを記憶することにより、受験を申し込むユーザを管理するユーザ情報管理手段と、
ユーザが所有する携帯端末によって取得され、送信されたコード情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されているコード情報を照合し、また、前記携帯端末によって取得され、送信されたユーザの生体認証情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されている生体認証情報を照合することにより、受験を申し込んだユーザ本人が前記試験会場に存在するか否かを判定する判定手段と、
を備え、
前記コード情報は、前記試験会場を特定するための識別情報であって、前記試験会場において前記ユーザに提供される受験に係る媒体に付与されるものであり、
前記ユーザ情報管理手段は、予め登録されたユーザIDとユーザの基本情報と生体認証情報とを対応付けて管理するユーザデータベースと、受験提供事業者ごとに設けられた個別データベースと、を有し、
ユーザにより当該ユーザが所有するクライアント端末から一の受験提供事業者に対して受験が申し込まれた場合に、当該クライアント端末から入力され、送信された受験申込に係る情報と、前記試験会場に対応するコード情報と、を受験を申し込んだユーザに対応するユーザIDと関連付けて前記一の受験提供事業者の個別データベースに登録することを特徴とする認証装置。 - 前記コード情報は、前記携帯端末により読み取り可能な二次元バーコードであることを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
- 前記二次元バーコードには、認証用ページにアクセスするためのURL情報が埋め込まれていることを特徴とする請求項2に記載の認証装置。
- 試験会場において提供される受験を申し込むユーザにより予め登録された生体認証情報と、前記試験会場において前記ユーザに付与されるコード情報とを記憶することにより、受験を申し込むユーザを管理するユーザ情報管理手段を備えた認証装置により実行される認証方法であって、
ユーザが所有する携帯端末によって取得され、送信されたコード情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されているコード情報を照合するステップと、
前記携帯端末によって取得され、送信されたユーザの生体認証情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されている生体認証情報を照合するステップと、
照合結果に基づいて受験を申し込んだユーザ本人が前記試験会場に存在するか否かを判定するステップと、
を含み、
前記コード情報は、前記試験会場を特定するための識別情報であって、前記試験会場において前記ユーザに提供される受験に係る媒体に付与されるものであり、
前記ユーザ情報管理手段は、予め登録されたユーザIDとユーザの基本情報と生体認証情報とを対応付けて管理するユーザデータベースと、受験提供事業者ごとに設けられた個別データベースと、を有し、
ユーザにより当該ユーザが所有するクライアント端末から一の受験提供事業者に対して受験が申し込まれた場合に、当該クライアント端末から入力され、送信された受験申込に係る情報と、前記試験会場に対応するコード情報と、を受験を申し込んだユーザに対応するユーザIDと関連付けて前記一の受験提供事業者の個別データベースに登録するステップを含むことを特徴とする認証方法。 - 試験会場において提供される受験を申し込むユーザにより予め登録された生体認証情報と、前記試験会場において前記ユーザに付与されるコード情報とを記憶することにより、受験を申し込むユーザを管理するユーザ情報管理手段を備えた認証装置のコンピュータに、
ユーザが所有する携帯端末によって取得され、送信されたコード情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されているコード情報を照合するステップと、
前記携帯端末によって取得され、送信されたユーザの生体認証情報と、前記ユーザ情報管理手段に記憶されている生体認証情報を照合するステップと、
照合結果に基づいて受験を申し込んだユーザ本人が前記試験会場に存在するか否かを判定するステップと、
を実現させるためのプログラムであって、
前記コード情報は、前記試験会場を特定するための識別情報であって、前記試験会場において前記ユーザに提供される受験に係る媒体に付与されるものであり、
前記ユーザ情報管理手段は、予め登録されたユーザIDとユーザの基本情報と生体認証情報とを対応付けて管理するユーザデータベースと、受験提供事業者ごとに設けられた個別データベースと、を有し、
前記コンピュータに、
ユーザにより当該ユーザが所有するクライアント端末から一の受験提供事業者に対して受験が申し込まれた場合に、当該クライアント端末から入力され、送信された受験申込に係る情報と、前記試験会場に対応するコード情報と、を受験を申し込んだユーザに対応するユーザIDと関連付けて前記一の受験提供事業者の個別データベースに登録するステップを実現させることを特徴とするプログラム。 - ユーザからの受験申込に対して受験というサービスを提供する受験システムであって、
請求項1から3のいずれか一項に記載の認証装置と、
前記一の受験提供事業者からユーザの受験の結果を取得し、当該取得した受験の結果を当該一の受験提供事業者の個別データベースに登録し、予め登録されているメールアドレスに基づいて、ユーザに対して受験の結果を通知する合否通知手段と、
を備えることを特徴とする受験システム。
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