JP2017182387A - パスポート情報利用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも免税手続きにおいてユーザの利便性を向上させたパスポート情報利用システムを提供する。【解決手段】パスポート情報システムは、購買処理を行う店舗端末6が、ユーザのパスポートに基づくパスポート情報を受け付ける旅券受付部61と、購買対象に対する購買情報を取得する購買取得部62と、パスポート情報と購買情報とを含む免税処理情報を生成する免税情報生成部63と、生成された承認済又は未承認の免税処理情報を出力する免税情報出力部64とを備える。ユーザが所持する携帯情報端末は、店舗端末6から出力された免税処理情報を、リーダライタ部を介して受け付けて記憶させる免税情報取得部を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、少なくとも免税手続きで使用可能なパスポート情報利用システムに関する。
従来、観光等の目的で諸外国から日本を訪れる観光客等の入国者が日本で買い物をした場合には、免税手続きをすることで消費税等が免税される仕組みがある。免税手続きでは、免税関連書類を作成することが必要であり、その書類を作成する装置が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
特許第5768175号公報 特開2015−232773号公報
特許文献1,2に記載の装置では、店側で作成する書類に関するものであり、店側での作業の効率化を図るものであったが、ユーザ(入国者)にとっての利便性に関係するものではなかった。
そこで、本発明は、少なくとも免税手続きにおいてユーザの利便性を向上させたパスポート情報利用システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、入国者(P)が所持する携帯情報端末(1,201)と、購買処理を行う店舗端末(6,206)と、を備えるパスポート情報利用システム(100,200)であって、前記店舗端末は、前記入国者のパスポート(3)に基づくパスポート情報を受け付ける旅券受付手段(61,261a,261b)と、購買対象に対する購買情報を取得する購買取得手段(62)と、前記パスポート情報と、前記購買情報とを含む免税処理情報を生成する免税生成手段(63)と、前記免税生成手段により生成された承認済又は未承認の前記免税処理情報を出力する免税出力手段(64)と、を備え、前記携帯情報端末は、前記店舗端末から出力された前記免税処理情報を、リーダライタ部(28)を介して受け付けて記憶させる免税記憶手段(17)を備えること、を特徴とするパスポート情報利用システムである。
第2の発明は、第1の発明のパスポート情報利用システム(100)において、前記携帯情報端末(1)は、前記パスポート情報を記憶する旅券記憶部(22)と、前記店舗端末(6)のリーダライタ部(68)に近接させて、前記旅券記憶部に記憶された前記パスポート情報を出力する旅券出力手段(16)と、を備え、前記店舗端末の前記旅券受付手段(61)は、前記携帯情報端末から出力された前記パスポート情報を受け付けること、を特徴とするパスポート情報利用システムである。
第3の発明は、第1の発明のパスポート情報利用システム(200)において、前記パスポート情報を記憶する管理サーバ(204)を備え、前記店舗端末(206)の前記旅券受付手段は、前記パスポート情報を識別する識別情報を受け付ける識別受付手段(261a)と、前記識別情報に対応する前記パスポート情報を、前記管理サーバから受信する旅券受信手段(261b)と、を備えること、を特徴とするパスポート情報利用システムである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかのパスポート情報利用システム(100,200)において、免税処理情報を承認する免税承認端末(7)を備え、前記携帯情報端末(1,201)は、前記免税承認端末のリーダライタ部(78)に近接させて、前記免税記憶手段(17)により記憶された未承認の前記免税処理情報を出力する未承認出力手段(18)を備え、前記免税承認端末は、前記携帯情報端末から出力された前記免税処理情報を受け付ける未承認受付手段(71)と、受け付けた前記免税処理情報を承認する承認手段(72)と、を備え、前記携帯情報端末の前記免税記憶手段は、未承認の前記免税処理情報に代えて、承認された前記免税処理情報を記憶させること、を特徴とするパスポート情報利用システムである。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかのパスポート情報利用システム(100,200)において、免税処理情報を審査する免税審査端末(8)を備え、前記携帯情報端末(1,201)は、前記免税審査端末のリーダライタ部(88)に近接させて、前記免税記憶手段(17)により記憶された承認済の前記免税処理情報を出力する承認済出力手段(18)を備え、前記免税審査端末は、前記携帯情報端末から出力された前記免税処理情報を受け付ける承認済受付手段(81)と、受け付けた前記免税処理情報を審査する審査手段(82)と、を備え、前記携帯情報端末は、審査を行った前記免税処理情報から前記パスポート情報を削除する削除手段(17)を備えること、を特徴とするパスポート情報利用システムである。
本発明によれば、少なくとも免税手続きにおいてユーザの利便性を向上させたパスポート情報利用システムを提供することができる。
第1実施形態に係るパスポート情報システムを利用するユーザの入国から出国までの大まかな流れを説明するための図である。 第1実施形態に係るパスポート情報システムの全体構成図である。 第1実施形態に係る携帯情報端末の機能ブロック図である。 第1実施形態に係るパスポートを説明するための図である。 第1実施形態に係る管理サーバ及び出入国サーバの機能ブロック図である。 第1実施形態に係る店舗端末、承認端末及び税関端末の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る出入国サーバに上陸許可情報を記憶させる処理を説明するための図である。 第1実施形態に係る携帯情報端末でのプログラム起動処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るパスポート情報システムでのパスポート情報登録処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るパスポート情報システムでのパスポート情報利用処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るパスポート情報システムでのパスポート情報利用処理(承認)を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るパスポート情報システムでの税関処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るパスポート情報システムの全体構成図である。 第2実施形態に係る携帯情報端末の機能ブロック図である。 第2実施形態に係る管理サーバ及び店舗端末の機能ブロック図である。 第2実施形態に係るパスポート情報システムでのパスポート情報登録処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るパスポート情報システムでのパスポート情報利用処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るパスポート情報システム100を利用するユーザPの入国から出国までの大まかな流れを説明するための図である。
このパスポート情報システム100(パスポート情報登録システム、パスポート情報利用システム)は、観光等の短期滞在で来日し、免税手続きを受けることができるユーザP(入国者)の滞在中に、ユーザPが所持する携帯情報端末1を、パスポートの代わりとして利用することで、ユーザPの利便性を向上させるシステムである。
まず、飛行機等によって来日したユーザPは、入国審査を受ける(#1)。
入国審査において、入国が許可されると、ユーザPのパスポートの査証欄には、上陸許可証のシールが貼付され、又は、上陸許可証のスタンプが押印される。
次に、ユーザPは、携帯情報端末1を用いてパスポート情報の登録を行う(#2)。ユーザPは、後述するパスポート情報プログラム21aをインストールして実行することで、このパスポート情報システム100の処理を行うことができる。
滞在中に、買物等をして免税手続きを受ける場合には、ユーザPは、店舗にて、携帯情報端末1を用いて登録したパスポート情報を利用する(#3)。
そして、出国前に、空港等において、ユーザPは、携帯情報端末1を用いて税関での手続きをする(#4)。
その後、飛行機等によって、ユーザPは、出国する(#5)。
この一連の流れのうち、(#2)から(#4)までの処理を、このパスポート情報システム100によって行うことができる。
次にパスポート情報システム100の構成について説明する。
図2は、第1実施形態に係るパスポート情報システム100の全体構成図である。
図3は、第1実施形態に係る携帯情報端末1の機能ブロック図である。
図4は、第1実施形態に係るパスポート3を説明するための図である。
図5は、第1実施形態に係る管理サーバ4及び出入国サーバ5の機能ブロック図である。
図6は、第1実施形態に係る店舗端末6、承認端末7及び税関端末8の機能ブロック図である。
図2に示すように、パスポート情報システム100は、携帯情報端末1と、パスポート3と、管理サーバ4と、出入国サーバ5と、店舗端末6と、承認端末7(免税承認端末)と、税関端末8(免税審査端末)とを備える。
まず、パスポート情報システム100は、携帯情報端末1をパスポート3の代わりに用いるために、パスポート3の情報を登録する。パスポート情報システム100は、携帯情報端末1と、パスポート3と、管理サーバ4と、出入国サーバ5とを用いることで、携帯情報端末1に対してパスポート3の情報の登録をする。また、パスポート情報システム100は、携帯情報端末1と、店舗端末6と、承認端末7と、税関端末8とを用いることで、携帯情報端末1に登録されたパスポート3の情報を利用する。
携帯情報端末1と、管理サーバ4と、出入国サーバ5とは、通信ネットワークNを介して接続可能になっている。また、携帯情報端末1は、パスポート3の情報を、リーダライタ部28(後述する)を介して取得できる。さらに、携帯情報端末1は、リーダライタ部28を介して、店舗端末6、承認端末7及び税関端末8との間でデータの送受信が可能になっている。
<携帯情報端末1>
携帯情報端末1は、ユーザPが所持するスマートフォンに代表される携帯電話機である。携帯情報端末1は、その他、タブレット等であってもよい。
図3に示すように、携帯情報端末1は、制御部10と、記憶部20と、タッチパネルディスプレイ26と、GPS(Global Positioning System)受信部27と、リーダライタ部28と、通信インタフェース部29とを備える。
制御部10は、携帯情報端末1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、登録部10aと、利用部10bとを備える。登録部10aは、旅券取得部11(旅券取得手段)と、旅券記憶制御部12(旅券記憶手段)と、端末位置取得部13(端末位置取得手段)と、情報送信部14(情報送信手段)と、結果受信部15(結果受信手段)とを備える。また、利用部10bは、旅券出力部16(旅券出力手段)と、免税情報取得部17(免税記憶手段、削除手段)と、免税情報出力部18(承認済出力手段、未承認出力手段)とを備える。
旅券取得部11は、ユーザPのパスポート3から旅券券面情報を取得する。旅券券面情報は、パスポート3を開いた顔写真のあるページの情報である。旅券取得部11は、例えば、リーダライタ部28を介して旅券券面情報を取得する。なお、旅券取得部11は、ユーザPが手入力をすることで、旅券券面情報を取得してもよい。
旅券記憶制御部12は、パスポート情報記憶部22への記憶を制御する。例えば、旅券記憶制御部12は、旅券取得部11が取得した旅券券面情報を、パスポート情報記憶部22に記憶させる。その際、旅券記憶制御部12は、旅券券面情報を使用不可な状態にして記憶させる。また、旅券記憶制御部12は、結果受信部15が受信した結果情報が登録可である場合には、使用不可な状態で記憶された旅券券面情報を、使用可能な状態にすると共に、結果情報と共に受信する上陸許可情報を、パスポート情報記憶部22に記憶させる。なお、上陸許可情報については、後述する。
端末位置取得部13は、GPS受信部27を介して携帯情報端末1の位置情報を取得する。
情報送信部14は、端末位置取得部13により取得した位置情報が指定範囲内である場合に、旅券券面情報に含まれ、パスポート3を識別する旅券番号(識別情報)を、管理サーバ4に対して送信する。ここで、位置情報が指定範囲内とは、位置情報により示される位置が、日本国内であることをいう。これは、日本国内でのみ使用可能にするための処理である。
結果受信部15は、管理サーバ4からパスポート情報の登録可否の結果情報を受信する。ここで、結果受信部15は、結果情報が登録可である場合には、上陸許可情報をも受信する。
旅券出力部16は、パスポート情報記憶部22に記憶されたパスポート情報を、リーダライタ部28を介して出力する。
免税情報取得部17は、リーダライタ部28を介して免税処理情報を取得して、免税処理情報記憶部23に記憶させる。
免税情報出力部18は、免税処理情報記憶部23に記憶された免税処理情報を、リーダライタ部28を介して出力する。
記憶部20は、制御部10を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するための半導体メモリ素子等の記憶領域である。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、携帯情報端末1は、制御部10、記憶部20等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
記憶部20は、プログラム記憶部21と、パスポート情報記憶部22(旅券記憶部)と、免税処理情報記憶部23とを備える。
プログラム記憶部21は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部21は、パスポート情報プログラム21aを記憶している。パスポート情報プログラム21aは、上述した制御部10の各機能を実行するためのプログラムである。
パスポート情報記憶部22は、パスポート情報を記憶する記憶領域である。パスポート情報は、旅券券面情報と、上陸許可情報とを含む。旅券券面情報は、ユーザPのパスポート3に予め記載及び記憶された情報である。上陸許可情報は、ユーザPが入国審査をしたことで、パスポート3に貼付又はスタンプされた上陸許可証の情報である。
免税処理情報記憶部23は、店舗端末6において生成された免税処理情報を記憶する記憶領域である。
なお、記憶部20は、その他後述するユーザPの認証を行うために必要なユーザPの生体情報(例えば、指紋、虹彩、顔画像等)を記憶している。
タッチパネルディスプレイ26は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザPの指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能とを有する。
GPS受信部27は、GPS衛星からの電波を受信するGPSアンテナ(図示せず)が受信した電波から、携帯情報端末1の位置を計測して取得する。
リーダライタ部28は、近接位置にある他の装置との間でデータの送受信を行う装置である。リーダライタ部28は、例えば、NFC(Near Field Communication)に代表される近距離無線通信によってデータの送受信を行う。
通信インタフェース部29は、管理サーバ4との間のインタフェースであり、例えば、インターネット網等による無線通信を行う。
なお、携帯情報端末1は、後述するユーザPの認証時に使用するカメラ等を備える。
<パスポート3>
パスポート3は、ユーザPの本国によって交付され、ユーザP本人の国籍や身分を証明する書面である。パスポート3は、図4(A)に示す旅券券面情報が記載されたページ30と、図4(B)及び(C)に示す上陸許可証のある査証のページとを含む。パスポート3は、ICチップが搭載されている場合には、旅券券面情報がICチップに記憶されている。また、パスポート3は、旅券券面情報がコード部31に記憶されている。よって、携帯情報端末1は、旅券券面情報を、ICチップやコード部31を読み取ることで取得できる。また、旅券券面情報は、パスポート3を識別する旅券番号30aを含む。
図4(B)は、査証のページに押されたスタンプ35の例を示す。スタンプ35が示す上陸許可証は、上陸許可年月日35aと、在留資格35bと、在留期間35cとを含む上陸許可情報を有する。
図4(C)は、査証のページに貼付された証印シール36の例を示す。証印シール36は、二次元コードのコード部36xを有する。コード部36xは、上陸許可年月日と、在留資格と、在留期間とを含む上陸許可情報がコード化されて記憶されている。
<管理サーバ4>
管理サーバ4は、パスポート情報の携帯情報端末1への登録を支援するサーバである。
図5(A)に示すように、管理サーバ4は、制御部40と、記憶部45と、通信インタフェース部49とを備える。
制御部40は、管理サーバ4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部45に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部40は、情報受信部41と、登録確認部42(登録確認手段)と、結果送信部43(有効化手段)とを備える。
情報受信部41は、携帯情報端末1が送信した旅券番号を受信する。
登録確認部42は、出入国サーバ5に対して旅券番号を送信することで、問合せをし、出入国サーバ5にその旅券番号に対応する上陸許可情報が記憶されている場合には、その上陸許可情報を出入国サーバ5から受信する。そして、登録確認部42は、受信した上陸許可情報に基づいてパスポート情報の登録可否を決定する。
結果送信部43は、パスポート情報の登録可否の結果情報を、携帯情報端末1に対して送信する。
記憶部45は、制御部40を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
通信インタフェース部49は、携帯情報端末1及び出入国サーバ5との間のインタフェースである。
<出入国サーバ5>
出入国サーバ5は、例えば、入国審査を管轄する国が管理するサーバである。図5(B)に示すように、出入国サーバ5は、制御部、記憶部、通信インタフェース部等を備える。出入国サーバ5の記憶部は、上陸許可情報記憶部55aを備える。
上陸許可情報記憶部55aは、入国審査の際に、許可した各入国者の上陸許可情報を記憶する。
<店舗端末6>
店舗端末6は、免税手続きが可能な店舗に設けられ、レジスタとしての機能を有し、免税関係書類の作成を行うことができる端末である。
図6(A)に示すように、店舗端末6は、制御部60と、記憶部65と、リーダライタ部68とを備える。
制御部60は、店舗端末6の全体を制御するCPUである。制御部60は、記憶部65に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部60は、旅券受付部61(旅券受付手段)と、購買取得部62(購買取得手段)と、免税情報生成部63(免税生成手段)と、免税情報出力部64(免税出力手段)とを備える。
旅券受付部61は、リーダライタ部68を介して携帯情報端末1に記憶されているパスポート情報を受け付ける。
購買取得部62は、例えば、商品(購買対象)に付されたコードを読み取ることで、購買情報を取得する。
免税情報生成部63は、パスポート情報と、購買情報とを含む免税処理情報を生成する。ここで、免税処理情報とは、ユーザPが出国時に税関を通過する際に必要な情報である。
免税情報出力部64は、生成した免税処理情報を、リーダライタ部68を介して出力する。
記憶部65は、制御部60を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
リーダライタ部68は、携帯情報端末1を近接させることで、携帯情報端末1との間でデータの送受信を行う装置である。なお、リーダライタ部68は、上述した商品に付されたコードを読み取り可能であってもよい。また、店舗端末6がさらにコード読み取り装置(図示せず)を備えてもよい。
<承認端末7>
承認端末7は、店舗とは別に設けられた免税カウンタの端末である。承認端末7は、各店舗での免税手続きでの処理を承認する。そして、承認端末7は、免税関係書類の作成を行う。
図6(B)に示すように、承認端末7は、制御部70と、記憶部75と、リーダライタ部78とを備える。
制御部70は、承認端末7の全体を制御するCPUである。制御部70は、記憶部75に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部70は、免税情報受付部71(未承認受付手段)と、承認部72(承認手段)とを備える。
免税情報受付部71は、リーダライタ部78を介して携帯情報端末1に記憶されている未承認の免税処理情報を受け付ける。
承認部72は、受け付けた免税処理情報を承認する。そして、承認部72は、承認した免税処理情報を、リーダライタ部78を介して出力する。
記憶部75は、制御部70を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
リーダライタ部78は、携帯情報端末1を近接させることで、携帯情報端末1との間でデータの送受信を行う装置である。
<税関端末8>
税関端末8は、出国前にユーザPが寄る税関に設けられた端末である。
図6(C)に示すように、税関端末8は、制御部80と、記憶部85と、リーダライタ部88とを備える。
制御部80は、税関端末8の全体を制御するCPUである。制御部80は、記憶部85に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部80は、免税情報受付部81(承認済受付手段)と、審査部82(審査手段)とを備える。
免税情報受付部81は、リーダライタ部78を介して携帯情報端末1に記憶されている承認済の免税処理情報を受け付ける。
審査部82は、受け付けた免税処理情報を審査する。そして、審査部82は、審査が完了して問題がない場合には、受け付けた免税処理情報からパスポート情報を削除して、削除後の免税処理情報を、リーダライタ部78を介して出力する。
記憶部85は、制御部80を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
リーダライタ部88は、携帯情報端末1を近接させることで、携帯情報端末1との間でデータの送受信を行う装置である。
次に、概要(図1)における(#1)で実行される、出入国サーバ5に上陸許可情報を記憶させる処理の例について説明する。
図7は、第1実施形態に係る出入国サーバ5に上陸許可情報を記憶させる処理を説明するための図である。
以下の説明の前提として、パスポート3にはICチップが搭載されているものとする。
図7(A)は、パスポート3の査証欄に上陸許可証のスタンプを押印する場合に行われる処理の例である。
スタンプ装置59aは、上陸許可証のスタンプ35を押すための機能を有する。また、スタンプ装置59aは、制御部、記憶部、出入国サーバ5との間で通信するための通信装置、ICチップを読み取るためのICチップリーダ、セキュアモジュール(SAM)等(いずれも図示せず)を備える。ここで、セキュアモジュールは、出入国サーバ5との間で相互認証を行い、機微な情報の送信をより安全に行うためのものである。
まず、事前準備として、入国審査官は、スタンプ装置59aのICチップリーダに、入国審査官が所持するICカード(図示せず)を読み取らせる。これによって、スタンプ装置59aの制御部は、記憶部に入国審査官のID(IDentification)を記憶させる。次に、入国審査官は、スタンプ装置59aの日付設定等を行う。設定情報は、上陸許可年月日、在留資格、在留期間を含む上陸許可情報を含むものであり、スタンプ装置59aの記憶部に記憶される。このようにすることで、スタンプ装置59aの記憶部には、入国審査官のIDと、上陸許可情報とが記憶される。
次に、入国審査官が、入国者のパスポート3のICチップを、スタンプ装置59aに読み取らせた上でスタンプを押す。そうすることで、スタンプ装置59aの記憶部は、入国審査官のIDと、上陸許可情報と、パスポート3のICチップに記憶されている旅券券面情報とが対応付けて記憶される。また、入国者のパスポート3の査証のページには、スタンプ35が押された状態になる(図4(A)参照)。
そして、スタンプ装置59aは、通信機能を用いて記憶部に記憶された情報を、出入国サーバ5に対して送信する。
次に、図7(B)は、パスポート3の査証欄に証印シールを貼付する場合に行われる処理の例である。
シール印刷装置59bは、証印シール36を印刷して出力するための機能を有する。また、シール印刷装置59bは、制御部、記憶部、出入国サーバ5との間で通信するための通信装置、ICチップを読み取るためのICチップリーダ、セキュアモジュール(SAM)等(いずれも図示せず)を備える。
まず、事前準備として、入国審査官は、シール印刷装置59bのICチップリーダに、入国審査官が所持するICカードを読み取らせる。シール印刷装置59bの制御部は、記憶部に入国審査官のIDを記憶させる。次に、入国審査官は、シール印刷装置59bの日付設定等を行う。設定情報は、シール印刷装置59bの記憶部に記憶される。このようにすることで、シール印刷装置59bの記憶部には、入国審査官のIDと、上陸許可情報とが記憶される。
次に、入国審査官が、入国者のパスポート3のICチップを、シール印刷装置59bに読み取らせ、シール印刷装置59bは、証印シール36を発行する。そして、入国審査官は、発行された証印シール36を、査証のページに貼付する。そうすることで、シール印刷装置59bには、入国審査官のIDと、上陸許可情報と、パスポート3のICチップに記憶されている旅券券面情報とが対応付けて記憶される。また、入国者のパスポート3の査証のページには、証印シール36が貼付された状態になる(図4(B)参照)。
そして、スタンプ装置59aは、通信機能を用いて記憶部に記憶された情報を、出入国サーバ5に対して送信する。
このような処理によって、いずれの場合においても、出入国サーバ5では、入国審査官のIDと、上陸許可情報と、旅券券面情報が対応付けられた状態の情報を受信して、上陸許可情報記憶部55aに記憶させることができる。
なお、上述した方法は、出入国サーバ5の上陸許可情報記憶部55aに上陸許可情報を記憶させるための一例であり、他の方法によるものであってもよい。
次に、携帯情報端末1を使用したパスポート情報システム100での処理について説明する。
<プログラム起動処理>
最初に、携帯情報端末1を起動する際の処理であるプログラム起動処理について説明する。
図8は、第1実施形態に係る携帯情報端末1でのプログラム起動処理を示すフローチャートである。
本処理の前提として、携帯情報端末1には、パスポート情報プログラム21aが既にインストールされている。ユーザPは、例えば、入国審査後に、空港内の無料Wi−Fiを利用してアプリ配信サーバ(図示せず)に接続して、アプリ配信サーバからこのパスポート情報プログラム21aをダウンロードし、インストールすることができる。
そして、例えば、ユーザPがインストールされたパスポート情報プログラム21aを起動させるためのアイコン(図示せず)を選択することで、ステップS(以下、単に「S」という。)1において、携帯情報端末1の制御部10は、パスポート情報プログラム21aを実行する。
S2において、制御部10は、タッチパネルディスプレイ26に認証画面(図示せず)を表示させる。認証画面は、生体情報の入力を促す画面であり、カメラが起動された状態になっている。
S3において、カメラによって生体情報の元になるユーザPの身体の部位を写すことで、制御部10は、生体情報を受け付ける。
S4において、制御部10は、記憶部20に記憶されている生体情報と、受け付けた生体情報とを照合し、認証できたか否かを判断する。認証できた(OK)場合(S4:YES)には、制御部10は、処理をS5に移す。他方、認証できなかった場合(S4:NO)には、制御部10は、例えば、タッチパネルディスプレイ26に認証ができなかった旨を表示させて、本処理を終了する。
S5において、制御部10は、タッチパネルディスプレイ26に認証ができた旨を表示させた後、メインメニュー(図示せず)を表示させる。メイメニューは、パスポート情報の「登録」又は「利用」が選択可能なものである。
S6において、制御部10は、ユーザPが「登録」を選択したことで、登録を受け付けたか否かを判断する。登録を受け付けた場合(S6:YES)には、制御部10は、処理をS7に移す。他方、登録を受け付けなかった場合、つまり、ユーザPが「利用」を選択したことで、利用を受け付けた場合(S6:NO)には、制御部10は、処理をS8に移す。
S7において、制御部10は、後述するパスポート情報登録処理を行う。その後、制御部10は、本処理を終了する。
他方、S8において、制御部10は、後述する利用処理(パスポート情報利用処理、パスポート情報利用処理(承認)、税関処理)を行う。その後、制御部10は、本処理を終了する。
このように、パスポート情報システム100では、携帯情報端末1を用いたパスポート情報に関する処理をする際には、パスポート情報プログラム21aを起動後に必ず生体情報を用いた認証を行う。このような仕組みを組み込むことで、例えば、本来免税を受ける資格のない外国人は、ユーザPの携帯情報端末1を借りて利用しようとしても、認証できずに利用ができない。よって、なりすましによる利用等の不正を防ぐことができる。
なお、上述の処理で説明した生体情報による認証は、一例である。例えば、携帯情報端末1に備える図示しない指紋センサを使った指紋認証等、携帯情報端末1の機能を利用して生体情報を取得し、認証に使用してもよい。また、生体情報による認証に限らず、PIN(Personal Identification Number)やパスワード認証等を使用してもよい。
<パスポート情報登録処理>
次に、パスポート情報システム100でのパスポート情報登録処理を説明する。
これは、概要(図1)における(#2)の処理に該当する。
図9は、第1実施形態に係るパスポート情報システム100でのパスポート情報登録処理を示すフローチャートである。
S10において、携帯情報端末1の制御部10(旅券取得部11)は、リーダライタ部28に、ユーザPのパスポート3を近接させることで、パスポート3のICチップに記憶されている旅券券面情報を取得する。
ここで、上述の方法によって旅券券面情報を取得できない場合には、制御部10は、旅券券面情報入力画面(図示せず)を、タッチパネルディスプレイ26に表示させて、ユーザPが入力した旅券券面情報を受け付けてもよい。
S11において、制御部10(旅券記憶制御部12)は、パスポート情報記憶部22に、取得した旅券券面情報を記憶させる。その際、制御部10は、記憶した旅券券面情報を、使用不可な状態にする。
S12において、制御部10(端末位置取得部13)は、GPS受信部27を、GPS信号を受信できる状態に制御して、端末位置情報を取得する。
S13において、制御部10(情報送信部14)は、取得した端末位置情報が示す位置が日本国内であるか否かを判断する。日本国内である場合(S13:YES)には、制御部10は、処理をS14に移す。他方、日本国内ではない場合(S13:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。つまり、パスポート情報システム100では、日本国内ではない場合に使用できないように制限している。
S14において、制御部10(情報送信部14)は、旅券券面情報に含まれる旅券番号を、管理サーバ4に対して送信する。
S20において、管理サーバ4の制御部40(情報受信部41)は、旅券番号を受信する。
S21において、制御部40(登録確認部42)は、出入国サーバ5に対して旅券番号を送信することで、上陸許可情報に関する問合せを行う。
出入国サーバ5の制御部は、受信した旅券番号に対応する上陸許可情報が、上陸許可情報記憶部55aにあるか否かを確認する。そして、上陸許可情報があれば、出入国サーバ5の制御部は、その上陸許可情報を、旅券番号に対応付けて管理サーバ4に対して送信する。また、上陸許可情報がなければ、出入国サーバ5の制御部は、旅券番号のみを管理サーバ4に対して送信する。
S22において、制御部40(登録確認部42)は、出入国サーバ5から受信した情報に基づいて、登録可否を判断する。例えば、受信した情報が旅券番号のみであった場合には、上陸許可情報がないため、制御部40は、登録不可と判断する。また、受信した情報が上陸許可情報を含む場合には、制御部40は、所定の条件を満たすことで、登録可能であると判断する。所定の条件とは、例えば、在留資格が、認められたものであるか、本日日付が上陸年月日と在留期間の間の日付であるか等である。
S23において、制御部40(結果送信部43)は、登録可否の結果情報を送信する。ここで、結果情報が登録可である場合には、制御部40は、上陸許可情報をあわせて送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
S15において、携帯情報端末1の制御部10(結果受信部15)は、結果情報を受信する。
S16において、制御部10は、登録可能の旨の結果情報であるか否かを判断する。登録可能の旨の結果情報である場合(S16:YES)には、制御部10は、処理をS17に移す。他方、登録不可の旨の結果情報である場合(S16:NO)には、制御部10は、処理をS17aに移す。
S17において、制御部10(旅券記憶制御部12)は、受信した上陸許可情報をパスポート情報記憶部22に記憶させると共に、パスポート情報記憶部22に記憶されたパスポート情報を使用可能に制御する。なお、制御部10は、パスポート情報記憶部22の更新が終わったことに応じて、パスポート情報の登録が正常終了した旨を、タッチパネルディスプレイ26に表示させてもよい。その後、制御部10は、本処理を終了する。
他方、S17aにおいて、制御部10は、パスポート情報の登録ができなかった旨のエラー画面(図示せず)を、タッチパネルディスプレイ26に表示させる。その後、制御部10は、本処理を終了する。
上述したパスポート情報登録処理によって、ユーザPの携帯情報端末1には、パスポート情報が記憶される。そして、記憶されたパスポート情報は、例えば、買物時の免税手続きにおいて必要な情報を全て含むものである。よって、ユーザPは、パスポート3を所持することなく、携帯情報端末1を所持するだけで、外出時において、パスポート3の情報を使用したい場合には、携帯情報端末1を代用できる。
<パスポート情報利用処理>
次に、パスポート情報システム100でのパスポート情報利用処理を説明する。
これは、概要(図1)における(#3)の処理に該当する。
図10は、第1実施形態に係るパスポート情報システム100でのパスポート情報利用処理を示すフローチャートである。
本処理の前提として、携帯情報端末1は、上述したパスポート情報登録処理が行われ、正常終了している。
S30において、店舗端末6の制御部60(購買取得部62)は、購買情報を受け付ける。具体的には、制御部60は、商品に付されたバーコードを、図示しないバーコードリーダが読み取ることで、商品名と金額とを含む購買情報を取得する。
S31において、制御部60は、免税手続きのための操作を受け付けたか否かを判断する。店舗の販売員は、購入者であるユーザPに対して免税手続きをするか否かを確認し、免税手続き対象である場合には、例えば、免税手続きのボタンを操作する等の所定の操作を行う。操作を受け付けた場合(S31:YES)には、制御部60は、処理をS32に移す。他方、操作を受け付けない場合(S31:NO)には、免税手続きをしないため、通常のレジスタの処理をした後に、本処理を終了する。
なお、店舗の販売員は、免税手続き対象のための操作をした後、ユーザPに対して、携帯情報端末1をリーダライタ部68に近づけるように促す。
S32において、制御部60は、パスポート情報の要求信号を、リーダライタ部68を介して出力する。
S40において、パスポート情報の要求信号を受信した携帯情報端末1の制御部10(旅券出力部16)は、リーダライタ部28を介してパスポート情報記憶部22のパスポート情報を出力する。
S33において、店舗端末6の制御部60(旅券受付部61)は、パスポート情報を受け付ける。
S34において、制御部60は、免税承認可能であるか否かを判断する。免税承認可能か否かの情報は、予め店舗端末6に設定されている。店舗端末6の設置店舗が、免税情報の承認までが可能な店舗であれば、免税承認可能である。他方、この店舗の他に免税カウンタがあり、免税情報の承認を免税カウンタで行う必要がある場合には、免税承認不可である。免税承認可能である場合(S34:YES)には、制御部60は、処理をS35に移す。他方、免税承認不可である場合(S34:NO)には、制御部60は、処理をS35aに移す。
S35において、制御部60(免税情報生成部63)は、承認済の免税処理情報を生成する。その後、制御部60は、処理をS36に移す。ここで、免税処理情報とは、購買情報と、パスポート情報とを含み、税関での手続で必要な情報である。そして、承認済の免税処理情報は、税関での手続に用いることができる一方、未承認の免税処理情報は、税関での手続に用いることができない。
S35aにおいて、制御部60(免税情報生成部63)は、未承認の免税処理情報を生成する。
S36において、制御部60は、生成された免税処理情報を、リーダライタ部68を介して出力する。その後、制御部60は、本処理を終了する。
S41において、携帯情報端末1の制御部10(免税情報取得部17)は、リーダライタ部28を介して店舗端末6が出力した免税処理情報を取得する。そして、制御部10(免税情報取得部17)は、取得した免税処理情報を、免税処理情報記憶部23に記憶させる。その後、制御部10は、本処理を終了する。
このようにすることで、パスポート情報システム100は、店舗での買物時に免税手続きで必要な免税処理情報を、携帯情報端末1に記憶させることができる。
次に、未承認の免税処理情報を承認する処理について説明する。
図11は、第1実施形態に係るパスポート情報システム100でのパスポート情報利用処理(承認)を示すフローチャートである。
ユーザPは、携帯情報端末1を使用して、上述した店舗端末6での処理を行っており、携帯情報端末1の免税処理情報記憶部23には、未承認の免税処理情報が記憶されている。そして、ユーザPは、免税カウンタに移動して、承認端末7を使用した処理を行う。
免税カウンタのオペレータは、承認端末7において、例えば、承認処理を行うためのボタンを操作する等の所定の操作を行う。
そうすることで、S50において、承認端末7の制御部70は、未承認の免税処理情報の要求信号を、リーダライタ部78を介して出力する。
S60において、未承認の免税処理情報の要求信号を受信した携帯情報端末1の制御部10(免税情報出力部18)は、免税処理情報記憶部23に記憶されている未承認の免税処理情報を、リーダライタ部28を介して出力する。
S51において、承認端末7の制御部70(免税情報受付部71)は、未承認の免税処理情報を受け付ける。
S52において、制御部70(承認部72)は、未承認の免税処理情報を承認する承認処理を行う。これにより、未承認の免税処理情報は、承認済になる。
S53において、制御部70(承認部72)は、承認済になった免税処理情報を、リーダライタ部78を介して出力する。その後、制御部70は、本処理を終了する。
S61において、携帯情報端末1の制御部10(免税情報取得部17)は、リーダライタ部28を介して承認端末7が出力した承認済の免税処理情報を取得する。そして、制御部10(免税情報取得部17)は、取得した承認済の免税処理情報を、免税処理情報記憶部23に記憶させる。その際、制御部10は、未承認の免税処理情報に承認済の免税処理情報を上書きしてもよい。その後、制御部10は、本処理を終了する。
<税関処理>
次に、パスポート情報システム100における税関での手続きを説明する。
これは、概要(図1)における(#4)の処理に該当する。
図12は、第1実施形態に係るパスポート情報システム100での税関処理を示すフローチャートである。
税関の担当者は、税関端末8において、例えば、審査処理を行うためのボタンを操作する等の所定の操作を行う。
そうすることで、S70において、税関端末8の制御部80は、承認済の免税処理情報の要求信号を、リーダライタ部88を介して出力する。
S80において、承認済の免税処理情報の要求信号を受信した携帯情報端末1の制御部10(免税情報出力部18)は、免税処理情報記憶部23に記憶されている承認済の免税処理情報を、リーダライタ部28を介して出力する。
S71において、税関端末8の制御部80(免税情報受付部81)は、承認済の免税処理情報を受け付ける。
S72において、制御部80(審査部82)は、承認済の免税処理情報を審査する処理を行う。これは、承認済の免税処理情報が、免税手続きを行うのに必要な項目を全て含むものであるか否か等をチェックする処理である。
S73において、制御部80(審査部82)は、審査の結果、問題ない場合に、承認済の免税処理情報からパスポート情報を削除して、削除後の免税処理情報を、リーダライタ部88を介して出力する。その後、制御部80は、本処理を終了する。
S81において、携帯情報端末1の制御部10(免税情報取得部17)は、リーダライタ部28を介して税関端末8が出力した削除後の免税処理情報を取得する。そして、制御部10(免税情報取得部17)は、取得した免税処理情報を、免税処理情報記憶部23に記憶させる。その際、制御部10は、承認済の免税処理情報に削除後の免税処置情報を上書きしてもよい。
S82において、制御部10は、パスポート情報記憶部22に記憶されているパスポート情報を削除する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
このように、第1実施形態によれば、パスポート情報システム100は、以下のような効果がある。
(1)ユーザPが所持する携帯情報端末1を用いて、ユーザP自身のパスポート情報を、携帯情報端末1に登録できる。そして、パスポート情報が登録可能であることが確認できた場合には、登録したパスポート情報を有効化することで利用可能にできる。よって、パスポート3の提示を求められた場合等に、パスポート3を提示する代わりに、携帯情報端末1を使用することができる。携帯情報端末1は、ユーザPが常に所持しているものであるため、利便性に寄与しうる。
(2)出入国サーバ5に問い合わせることで、入国審査において付与された上陸許可情報を取得できる。この上陸許可情報は、電子化されたデータであり、携帯情報端末1に登録ができる。よって、上陸許可情報を含む免税手続きで必要な情報を、携帯情報端末1に登録することができる。
(3)店舗端末6は、携帯情報端末1に記憶されたパスポート情報を、買物等の購買時に利用して、免税処理情報を生成するので、店舗での利便性が向上する。また、免税処理情報を、携帯情報端末1に登録することで、電子化されたデータとして管理でき、ユーザPが行う税関での処理も簡単に行うことができる。また、パスポート3にレシート等を添付する必要がなく、煩雑さが解消される。
(4)税関での免税手続き時に、携帯情報端末1に記憶された承認済の免税処理情報を出力するだけでよく、処理が簡単である。
また、税関での免税手続が終わったら、携帯情報端末1に記憶されている免税処理情報からパスポート情報を削除し、携帯情報端末1に記憶されていたパスポート情報も削除する。よって、携帯情報端末1に、秘匿情報を残さずに済み、セキュリティ性が向上する。また、購買情報は記憶されたままであるので、ユーザPは、購買情報を後から参照できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態のような出入国サーバを利用できない場合について説明する。また、パスポート情報の利用時に、管理サーバに記憶されたパスポート情報を用いるものについて説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図13は、第2実施形態に係るパスポート情報システム200の全体構成図である。
図14は、第2実施形態に係る携帯情報端末201の機能ブロック図である。
図15は、第2実施形態に係る管理サーバ204及び店舗端末206の機能ブロック図である。
図13に示すパスポート情報システム200は、携帯情報端末201を用いて、パスポート3の情報を管理サーバ204に登録する。パスポート情報システム200は、携帯情報端末201と、パスポート3と、管理サーバ204とを用いることで、パスポート3の情報の登録をする。また、パスポート情報システム200は、携帯情報端末201と、管理サーバ204と、店舗端末206と、承認端末7と、税関端末8とを用いることで、パスポート3の情報を利用する。
<携帯情報端末201>
図14に示すように、携帯情報端末201は、制御部210と、記憶部220と、タッチパネルディスプレイ26と、GPS受信部27と、リーダライタ部28と、通信インタフェース部29と、カメラ224とを備える。
制御部210は、登録部210aと、利用部210bとを備える。登録部210aは、旅券取得部11と、画像取得部211a(画像取得手段)と、端末位置取得部13と、情報送信部214と、結果受信部215とを備える。また、利用部210bは、免税情報取得部17と、免税情報出力部18とを備える。
画像取得部211aは、パスポート3の画像を取得する。具体的には、画像取得部211aは、パスポート3のうち上陸許可証があるページを撮影することで、上陸許可証の画像を取得する。
情報送信部214は、端末位置取得部13により取得した位置情報が指定範囲内である場合に、旅券券面情報と、上陸許可証の画像とを、管理サーバ204に対して送信する。
結果受信部215は、管理サーバ204からパスポート情報の登録可否の結果情報を受信する。ここで、結果情報は、登録可又は登録否の情報である。
記憶部220は、プログラム記憶部21と、免税処理情報記憶部23とを備える。
プログラム記憶部21は、パスポート情報プログラム221aを記憶している。パスポート情報プログラム221aは、上述した制御部210の各機能を実行するためのプログラムである。
カメラ224は、画像を取得するための装置である。
<管理サーバ204>
図15(A)に示すように、管理サーバ204は、制御部240と、記憶部245と、通信インタフェース部49とを備える。
制御部240は、情報受信部241と、登録確認部242(登録確認手段)と、結果送信部243と、有効化部244a(有効化手段)と、旅券送信部244bとを備える。
情報受信部241は、携帯情報端末201が送信した旅券券面情報及び上陸許可証の画像を受信する。
登録確認部242は、受信した上陸許可証の画像を分析して、パスポート情報の登録可否を決定する。
結果送信部243は、登録可又は登録否の結果情報を、携帯情報端末201に対して送信する。
有効化部244aは、パスポート情報を、パスポート情報記憶部245aに記憶させる。
旅券送信部244bは、受信した旅券番号に対応するパスポート情報を、パスポート情報記憶部245aから取得して送信する。
記憶部245は、パスポート情報記憶部245aを備える。
パスポート情報記憶部245aは、パスポート情報を記憶する記憶領域である。パスポート情報記憶部245aは、例えば、旅券番号をキーにして、複数のユーザのパスポート情報を記憶する。
<店舗端末206>
図15(B)に示すように、店舗端末206は、制御部260と、記憶部65と、リーダライタ部68とを備える。
制御部260は、旅券番号受付部261a(識別受付手段)と、旅券受信部261b(旅券受信手段)と、購買取得部62と、免税情報生成部63と、免税情報出力部64とを備える。
旅券番号受付部261aは、例えば、パスポート3に記載された旅券番号を手入力することで、旅券番号を受け付ける。
旅券受信部261bは、旅券番号を管理サーバ204に対して送信することで、管理サーバ204から旅券番号に対応したパスポート情報を受信する。
<パスポート情報登録処理>
次に、パスポート情報システム200でのパスポート情報登録処理を説明する。
図16は、第2実施形態に係るパスポート情報システム200でのパスポート情報登録処理を示すフローチャートである。
この処理を開始するにあたっての前提は、第1実施形態と同様である。
S210において、携帯情報端末201の制御部210(旅券取得部11)は、リーダライタ部28に、ユーザPのパスポート3を近接させることで、パスポート3のICチップに記憶されている旅券券面情報を取得する。
次に、ユーザPは、パスポート3の上陸許可証が付されたページを開き、S211において、制御部210(画像取得部211a)は、カメラ224を用いて上陸許可証の画像を取得する。
S212及びS213の処理は、第1実施形態(図9)のS12及びS13の処理と同様である。
S214において、制御部210(情報送信部214)は、取得した旅券券面情報及び上陸許可証の画像を、管理サーバ204に対して送信する。
S220において、管理サーバ204の制御部240(情報受信部241)は、旅券券面情報及び上陸許可証の画像を受信する。
S221において、制御部240(登録確認部242)は、上陸許可証の画像を分析する。
制御部240は、上陸許可証の画像から、上陸許可証が正規のものであるか、つまり、入国審査によるものである否かを判断する。上陸許可証の画像に二次元コードのコード部36xを含むものであれば(図4(C)参照)、制御部240は、その二次元コードから在留資格、上陸年月日、在留期間等の上陸許可情報を得る。また、上陸許可証の画像がスタンプのものであれば(図4(B)参照)、制御部240は、その形状等に基づいて正規のものであるか否かを判断する。そして、正規のものであると判断した場合には、制御部240は、画像を分析して在留資格、上陸年月日、在留期間等の文字列を認識し、上陸許可情報を得る。
S222において、制御部240(登録確認部242)は、分析結果に基づいて登録可か否を判断する。制御部240は、所定の条件を満たした場合に、登録可能であると判断する。そして、登録可である場合(S222:YES)には、制御部240は、処理をS223に移す。他方、登録否である場合(S222:NO)には、制御部240は、処理をS224に移す。
S223において、制御部240(有効化部244a)は、受信した旅券券面情報及びS221の処理で得た上陸許可情報を含むパスポート情報を、パスポート情報記憶部245aに記憶させる。
S224において、制御部240(結果送信部243)は、登録可否の結果情報を送信する。その後、制御部240は、本処理を終了する。
S215において、携帯情報端末201の制御部210(結果受信部215)は、結果情報を受信する。
S216において、制御部210は、結果情報を、タッチパネルディスプレイ26に表示させる。その後、制御部210は、本処理を終了する。
上述したパスポート情報登録処理によって、管理サーバ204には、ユーザPのパスポート3に記載されているパスポート情報が記憶される。そして、記憶されたパスポート情報は、例えば、買物時の免税手続きにおいて必要な情報を全て含む。よって、ユーザPは、外出時において、パスポート3の情報を使用したい場合には、管理サーバ204に記憶されたパスポート情報を使用できる。
<パスポート情報利用処理>
次に、パスポート情報システム200でのパスポート情報利用処理を説明する。
図17は、第2実施形態に係るパスポート情報システム200でのパスポート情報利用処理を示すフローチャートである。
本処理の前提として、上述したパスポート情報登録処理が行われ、正常終了している。
S230及びS231は、第1実施形態(図10)のS30及びS31と同様である。
なお、店舗の販売員は、免税手続き対象のための操作をした後、ユーザPから旅券番号を教えてもらってもよいし、ユーザPにパスポート3の提示を求めてもよい。
S232において、店舗端末206の制御部260(旅券番号受付部261a)は、旅券番号を、例えば、手入力することで受け付ける。
S233において、制御部260は、受け付けた旅券番号を、管理サーバ204に対して送信する。
S234において、管理サーバ204の制御部240(旅券送信部244b)は、受信した旅券番号に対応するパスポート情報を、パスポート情報記憶部245aから取得して、店舗端末206に対して送信する。
S235において、店舗端末206の制御部260(旅券受信部261b)は、パスポート情報を受信する。
S236からS238まで及びS237aの処理は、第1実施形態(図10)のS34からS36まで及びS35aの処理と同様である。
また、S240の処理は、第1実施形態(図10)のS41の処理と同様である。
このようにすることで、店舗での買物時に、店舗の担当者は、パスポート3の旅券番号のみを入力するだけで、管理サーバ204に記憶されたパスポート情報を利用できる。また、免税手続きで必要な免税処理情報を、携帯情報端末201に記憶させることができる。
なお、未承認の免税処理情報を承認する処理及び税関での処理は、税関処理でのS82(図12)に該当する処理をしないこと以外、第1実施形態と同様である。
このように、第2実施形態によれば、パスポート情報システム200は、以下のような効果がある。
(1)出入国サーバがない場合であっても、パスポート3に記載された上陸許可証を分析して、正規なものであると確認できた場合に、パスポート情報を登録できる。
(2)ユーザPが所持する携帯情報端末201を用いて、ユーザP自身のパスポート情報を、管理サーバ204に登録できる。携帯情報端末201には、パスポート情報を記憶させないため、万が一、携帯情報端末201を紛失したりした場合であっても、不正に使用されずに済む。
(3)買物等の購買時には、店舗端末206は、管理サーバ204からパスポート情報を受信して利用できるので、免税処理情報の生成を簡単に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)第1実施形態では、携帯情報端末にパスポート情報を記憶させ、第2実施形態では、管理サーバにパスポート情報を記憶させるものを説明したが、これに限定されない。例えば、携帯情報端末と、管理サーバとの両方に、パスポート情報を記憶させてもよい。
(2)各実施形態では、免税処理情報を、携帯情報端末に記憶させるものを説明したが、これに限定されない。例えば、免税処理情報を、管理サーバにも記憶させてもよい。その場合には、店舗端末では、管理サーバに問合せをすれば、免税処理情報を参照できるので、確認作業等に用いることができる。また、データのバックアップサーバとして、管理サーバを利用できる。
(3)第2実施形態では、上陸許可証の確認を、管理サーバが行うものを説明したが、これに限定されない。例えば、上陸許可証の確認のためのプログラムを、携帯情報端末に実行させることで、携帯情報端末のみを使用した場合であっても、パスポート情報を登録することができる。
(4)第2実施形態では、上陸許可証がスタンプである場合に、上陸許可証のスタンプの画像を分析して、上陸許可情報を得るものを説明したが、これに限定されない。例えば、上陸許可証のスタンプの画像そのものを上陸許可情報として、管理サーバに登録してもよい。
(5)各実施形態では、店舗端末で生成した免税処理情報を、携帯情報端末に記憶させるものを説明したが、これに限定されない。店舗で必要な書類を、免税処理情報から作成するようにしてもよい。そのようにすることで、店舗での業務効率化を図ることができる。
(6)各実施形態では、税関端末が、承認済の免税処理情報を取得して、審査処理を行うものを説明し、審査処理として、項目をチェックするものを説明したが、これに限定されない。例えば、店舗端末や、承認端末において、承認済の免税処理情報を出入国サーバに送信し、さらに、税関端末が取得した承認済の免税処理情報を出入国サーバに送信することで、出入国サーバで、データの照合を行ってもよい。
(7)各実施形態では、登録したパスポート情報を免税手続きで利用するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、ホテルのチェックインの際にパスポートの提示を求められた場合に、同様にパスポート情報を利用できる。
1,201 携帯情報端末
3 パスポート
4,204 管理サーバ
5 出入国サーバ
6,206 店舗端末
7 承認端末
8 税関端末
10,40,60,70,80,210,240,260 制御部
11 旅券取得部
12 旅券記憶制御部
13 端末位置取得部
14,214 情報送信部
16 旅券出力部
17 免税情報取得部
18 免税情報出力部
20,45,220,245 記憶部
21a,221a パスポート情報プログラム
22,245a パスポート情報記憶部
23 免税情報記憶部
26 タッチパネルディスプレイ
27 GPS受信部
28,68,78,88 リーダライタ部
42,242 登録確認部
43,243 結果送信部
55a 上陸許可情報記憶部
61 旅券受付部
62 購買取得部
63 免税情報生成部
64 名税情報出力部
71,81 免税情報受付部
72 承認部
82 審査部
100,200 パスポート情報システム
211a 画像取得部
224 カメラ
244a 有効化部
261a 旅券番号受付部
261b 旅券受信部
P ユーザ

Claims (5)

  1. 入国者が所持する携帯情報端末と、
    購買処理を行う店舗端末と、
    を備えるパスポート情報利用システムであって、
    前記店舗端末は、
    前記入国者のパスポートに基づくパスポート情報を受け付ける旅券受付手段と、
    購買対象に対する購買情報を取得する購買取得手段と、
    前記パスポート情報と、前記購買情報とを含む免税処理情報を生成する免税生成手段と、
    前記免税生成手段により生成された承認済又は未承認の前記免税処理情報を出力する免税出力手段と、
    を備え、
    前記携帯情報端末は、前記店舗端末から出力された前記免税処理情報を、リーダライタ部を介して受け付けて記憶させる免税記憶手段を備えること、
    を特徴とするパスポート情報利用システム。
  2. 請求項1に記載のパスポート情報利用システムにおいて、
    前記携帯情報端末は、
    前記パスポート情報を記憶する旅券記憶部と、
    前記店舗端末のリーダライタ部に近接させて、前記旅券記憶部に記憶された前記パスポート情報を出力する旅券出力手段と、
    を備え、
    前記店舗端末の前記旅券受付手段は、前記携帯情報端末から出力された前記パスポート情報を受け付けること、
    を特徴とするパスポート情報利用システム。
  3. 請求項1に記載のパスポート情報利用システムにおいて、
    前記パスポート情報を記憶する管理サーバを備え、
    前記店舗端末の前記旅券受付手段は、
    前記パスポート情報を識別する識別情報を受け付ける識別受付手段と、
    前記識別情報に対応する前記パスポート情報を、前記管理サーバから受信する旅券受信手段と、
    を備えること、
    を特徴とするパスポート情報利用システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のパスポート情報利用システムにおいて、
    免税処理情報を承認する免税承認端末を備え、
    前記携帯情報端末は、前記免税承認端末のリーダライタ部に近接させて、前記免税記憶手段により記憶された未承認の前記免税処理情報を出力する未承認出力手段を備え、
    前記免税承認端末は、
    前記携帯情報端末から出力された前記免税処理情報を受け付ける未承認受付手段と、
    受け付けた前記免税処理情報を承認する承認手段と、
    を備え、
    前記携帯情報端末の前記免税記憶手段は、未承認の前記免税処理情報に代えて、承認された前記免税処理情報を記憶させること、
    を特徴とするパスポート情報利用システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のパスポート情報利用システムにおいて、
    免税処理情報を審査する免税審査端末を備え、
    前記携帯情報端末は、前記免税審査端末のリーダライタ部に近接させて、前記免税記憶手段により記憶された承認済の前記免税処理情報を出力する承認済出力手段を備え、
    前記免税審査端末は、
    前記携帯情報端末から出力された前記免税処理情報を受け付ける承認済受付手段と、
    受け付けた前記免税処理情報を審査する審査手段と、
    を備え、
    前記携帯情報端末は、審査を行った前記免税処理情報から前記パスポート情報を削除する削除手段を備えること、
    を特徴とするパスポート情報利用システム。
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