JP2005191616A - 調査システム、調査サーバ、調査用携帯端末及び調査方法 - Google Patents

調査システム、調査サーバ、調査用携帯端末及び調査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 携帯端末を使用した調査において、調査主と当該携帯端末を使用する調査員だけが調査結果を知り得るような調査を可能とする。
【解決手段】 調査サーバ(11)と携帯端末(51)を用いて行う調査において、調査員は、調査依頼メールを受信した携帯端末から受信した特定URLにアクセスして調査サーバに詳細な調査内容を送信させる。特定URLへアクセスできるのは、依頼メールを受信した携帯端末だけであって、当該調査員以外の他の者は知ることができない。したがって、調査サーバの操作を行う調査主と調査員だけが調査結果を知りうることになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば、携帯端末を使用した調査システム及び調査方法と、さらに調査用調査サーバ及び調査用携帯端末に関するものである。
携帯端末を使用した従来の調査システム(以下、適宜「従来のシステム」という)として、たとえば、特許文献1が開示するものがある。この調査システムは、同じ内容の質問を多数の携帯端末に同報し回答してもらうアンケート調査を行うためのものである。
特開2002−373222号(段落0009、図1参照)
しかしながら、前記した従来のシステムは、アンケート調査という調査の性質上、多数の調査対象者に対して同報(一斉に送信する)するものであり、その質問内容は公表されるのが一般的である。ところが、調査の中には、たとえば、販売車両についての支払いが滞っているため、その車両の存在確認や車両購入者の生活状況等を対象とするものや、金融機関が貸し付けの是非を判断するための資料を作成するための与信調査のようなものがある。これらの調査は、対象者のプライバシーにも関わることであるから、その結果は第三者に公表されるべきものではない。すなわち、セキュリティが肝要である。本発明が解決しようとする課題は、携帯端末を使用した調査において、調査主と当該携帯端末を使用する調査員だけが調査結果を知り得るような調査システム、調査方法、調査用調査サーバ及び調査用携帯端末を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、次の構成を備えている。調査システム、調査方法、調査用調査サーバ及び調査用携帯端末についての課題解決手段は、何れも同一の技術的思想に基づくものである。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る調査システムは、複数の携帯端末と、当該携帯端末の各々とネットワークを介して通信可能な調査サーバと、を含み、当該携帯端末のうち指定した携帯端末に対し当該調査サーバから調査依頼し、当該調査依頼を受けた携帯端末からの調査回答を当該調査サーバが収集可能な調査システムであって、当該調査サーバが、当該携帯端末の各々のアドレス情報を含む複数の調査員各々に係る調査員情報を格納するための調査員データベースと、調査対象を特定する調査対象情報を含む調査内容情報を格納するための調査データベースと、当該携帯端末の各々からの調査回答を格納するための回答データベースと、当該調査内容情報及び当該調査員情報を、少なくとも入力するための入力手段と、当該調査員情報に基づいて当該調査員データベースからアドレス情報を抽出するための抽出手段と、当該抽出したアドレス情報に係る携帯端末にあて、当該調査対象情報を、当該調査員がアクセスすべきURLとともに送信し、かつ、当該URLにアクセスしてきた当該携帯端末に当該調査対象情報に係る調査内容情報を送信するための調査サーバ側送信手段と、当該調査内容に対する調査回答を受信して当該回答データベースに格納するための調査サーバ側受信手段と、を含み、当該携帯端末が、当該調査サーバが送信する調査対象情報及びURLから入手する調査内容情報を受信するための携帯側受信手段と、受信した調査対象情報を基にした調査対象及び調査内容情報を基にした調査内容を画面に表示させるための表示手段と、表示された調査対象に関連する被写体を撮影して映像情報を得るための撮影手段と、表示された調査内容に対する回答情報を入力するための回答入力手段と、当該回答情報を当該映像情報とともに送信するための携帯側送信手段と、を含むことを特徴とする。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る調査システムは、請求項1の調査システムにおける調査サーバが、前記URLにアクセスしてきた各携帯端末から得たID情報と、予め定めたID情報との一致不一致を判定するための判定手段を、さらに含み、前記調査サーバ側送信手段が、当該判定手段の判定結果が一致した場合にのみ前記調査内容情報を当該ID情報に係る携帯端末にあて送信するように構成してあることを特徴とする。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る調査システムは、請求項1又は2の調査システムにおける前記調査サーバが、前記回答情報及び映像情報に基づいて調査報告情報を作成するための報告作成手段と、当該調査報告情報に基づいて所定形式の調査報告書を作成可能な印刷装置を接続するための出力手段と、を、さらに含むことを特徴とする。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る調査システムは、請求項1乃至3何れかの調査システムにおける携帯端末が、ネットワークを介してGPS情報を入手するための測位検索手段を、さらに含み、前記携帯側送信手段が、当該GPS情報を、さらに送信可能に構成してあることを特徴とする。
(請求項5記載の発明の特徴)
請求項5記載の発明に係る調査サーバは、複数の携帯端末と、当該携帯端末の各々とネットワークを介して通信可能、かつ、当該携帯端末のうち指定した携帯端末に対し調査依頼し、当該調査依頼を受けた携帯端末からの調査回答を収集可能な調査サーバであって、当該携帯端末の各々のアドレス情報を含む複数の調査員各々に係る調査員情報を格納するための調査員データベースと、調査対象を特定する調査対象情報を含む調査内容情報を格納するための調査データベースと、当該携帯端末の各々からの調査回答を格納するための回答データベースと、当該調査内容情報及び当該調査員情報を、少なくとも入力するための入力手段と、当該調査員情報に基づいて当該調査員データベースからアドレス情報を抽出するための抽出手段と、当該抽出したアドレス情報に係る携帯端末にあて、当該調査対象情報を、当該調査員がアクセスすべきURLとともに送信し、かつ、当該URLにアクセスしてきた当該携帯端末に当該調査対象情報に係る調査内容情報を送信するための調査サーバ側送信手段と、当該調査内容に対する調査回答を受信して当該回答データベースに格納するための調査サーバ側受信手段と、を含むことを特徴とする。
(請求項6記載の発明の特徴)
請求項6記載の発明に係る調査サーバは、請求項5の調査サーバであって、前記URLにアクセスしてきた各携帯端末から得たID情報と、予め定めたID情報との一致不一致を判定するための判定手段を、さらに含み、前記調査サーバ側送信手段が、当該判定手段の判定結果が一致した場合にのみ前記調査内容情報を当該ID情報に係る携帯端末にあて送信するように構成してあることを特徴とする。
(請求項7記載の発明の特徴)
請求項7記載の発明に係る携帯端末は、ネットワークを介して調査サーバと通信可能な携帯端末であって、当該調査サーバが送信する調査対象情報及びURLから入手する調査内容情報を受信するための携帯側受信手段と、受信した調査対象情報を基にした調査対象及び調査内容情報を基にした調査内容を画面に表示させるための表示手段と、表示された調査対象に関連する被写体を撮影して映像情報を得るための撮影手段と、表示された調査内容に対する回答情報を入力するための回答入力手段と、回答情報を映像情報とともに送信するための携帯側送信手段と、を含むことを特徴とする。
(請求項8記載の発明の特徴)
請求項8記載の発明に係る調査方法は、複数の携帯端末と、当該携帯端末の各々とネットワークを介して通信可能な調査サーバと、を含む調査システムにて、当該携帯端末のうち指定した携帯端末に対し当該調査サーバから調査依頼し、当該調査依頼を受けた携帯端末からの調査回答を当該調査サーバが収集可能な調査方法であって、当該調査サーバに、調査対象を特定する調査対象情報を含む調査内容情報を入力する調査内容情報入力工程と、当該調査サーバにて、当該調査員情報に基づいて当該調査サーバからアドレス情報を抽出するための調査員抽出工程と、当該調査サーバにて、当該抽出したアドレス情報に係る携帯端末にあて、当該調査対象情報を、当該調査員がアクセスすべきURLとともに送信し、かつ、当該URLにアクセスしてきた当該携帯端末に当該調査対象情報に係る調査内容情報を送信するための調査送信工程と、当該調査サーバにて、当該調査内容に対する調査回答を受信して当該回答データベースに格納するための回答受信工程と、当該携帯端末にて、当該調査サーバが送信する調査対象情報及びURLから入手する調査内容情報を受信するための調査受信工程と、当該携帯端末にて、受信した調査対象情報を基にした調査対象及び調査内容情報を基にした調査内容を画面に表示させるための表示工程と、当該携帯端末にて、表示された調査対象に関連する被写体を撮影して映像情報を得るための撮影工程と、当該携帯端末にて、表示された調査内容に対する回答情報を入力するための回答入力工程と、当該携帯端末にて、回答情報を映像情報とともに送信するための回答送信工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、携帯端末を使用した調査において、調査主と当該携帯端末を使用する調査員だけが調査結果を知り得るような調査を行うことができる。
各図に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。図1は、調査システムの概略構成図である。図2は、調査システムを使用した調査方法を示すフローチャートを示している。図3は、調査サーバにおける入力画面を示す図である。図4及び5は、携帯電話の表示画面を示す図である。図6は、携帯電話を用いて調査対象を撮影する様子を示す斜視図である。図7は、GPS使用時の携帯電話の表示画面を示す図である。図8は、調査報告書の一例を示す図である。
(調査システムの全体構成)
図1に基づいて説明する。調査システム1は、ネットワーク101を介して接続可能な調査サーバ11と複数の携帯端末51,・・と、により概ね構成してあり、複数の携帯端末51,・・.のうち指定した携帯端末51に対し調査サーバ11から調査依頼し、当該調査依頼を受けた携帯端末51からの調査回答を調査サーバ11が収集可能な調査システムである。ネットワーク101は、インターネット、公衆通信回線、LAN、及びこれらを組み合わせたものを適宜使用することができる。セキュリティをより徹底するために専用回線を使用してもよい。
(調査サーバの構成)
調査サーバ11は、CPU、メモリ等を備える汎用コンピュータにより構成してあり、必要に応じて、たとえば、Web調査サーバ、メール調査サーバ及びデータベース調査サーバ等のように複数のサーバにより構成することもできる。調査サーバ11には、調査員データベース13、調査データベース15、回答データベース17、入力部(入力手段)19、抽出部(抽出手段)21、調査サーバ側送信部(調査サーバ側送信手段)23、調査サーバ側受信部(調査サーバ側受信手段)25、判定部(判定手段)27及び報告作成部(報告作成手段)29、出力部(出力手段)31及び表示部(表示手段)35を設けてある。
調査員データベース13は、複数の携帯端末51,・・の各々のアドレス情報(たとえば、メールアドレス)を含む複数の調査員各々に係る調査員情報(氏名、性別、住所に加え、たとえば、過去の調査実績、得意な調査分野、継続調査件数)を格納するためのデータベースである。調査データベース15は、調査対象を特定する調査対象情報(たとえば、東京都港区○○に存在する車両)を含む当該調査対象に対する調査内容を特定する調査内容情報(たとえば、当該車両の所在、車両所有者の生活状況)を格納するためのデータベースである。回答データベース17は、携帯端末51,・・の各々からの調査回答を格納するためのデータベースである。入力部19は、調査内容情報及び調査員情報を、少なくとも入力するためのものであって、たとえば、キーボードやマウス等が該当する。抽出部21は、調査員情報に基づいて調査員データベース13からアドレス情報を抽出する機能を有している。調査サーバ側送信部23は、抽出部21が抽出したアドレス情報に係る携帯端末51にあて、調査対象情報を、調査員がアクセスすべきURL(特定URL)とともに送信し、かつ、特定URLにアクセスしてきた携帯端末51に当該調査対象情報に係る調査内容情報を送信する機能を有している。調査サーバ側受信部25は、調査内容情報を送信した携帯端末51から送信された調査内容に対する調査回答を受信して当該回答データベース17に格納する機能を有している。
判定部27は、調査サーバ11が、特定URLにアクセスしてきた各携帯端末51から得たID情報と、予め定めたID情報との一致不一致を判定する機能を有しており、調査サーバ側送信部23が、判定部27の判定結果が一致した場合にのみ調査内容情報を当該ID情報に係る携帯端末51にあて送信するように構成してある。セキュリティを徹底するためである。報告作成部29は、調査サーバ11が、携帯端末51から送信された回答情報及び映像情報(後述)に基づいて調査報告情報を作成する機能を有し、この調査報告情報は、出力部31を介して印刷装置33に送られそこで調査報告書としてプリントアウトされるようになっている。表示部35は、すなわち、モニター画面であって、各種の情報を表示するためのものである。
(携帯端末の構成)
携帯端末51には、携帯側受信部(携帯側受信手段)53、表示部(表示手段)55、撮影部(撮影手段)57、回答入力部(回答入力手段)59、携帯側送信部(携帯側送信手段)61及び測位検索部(測位検索手段)63を設けてあり、この携帯端末51として、たとえば、カメラ機能とGPS機能を備えた携帯電話を好適に用いることができる。携帯側受信部53は、調査サーバ11が送信する調査対象情報及び特定URLから入手する調査内容情報を受信する機能を有している。表示部55は、受信した調査対象情報を基にした調査対象及び調査内容情報を基にした調査内容を画面に表示させる機能を有している。撮影部57は、表示された調査対象に関連する被写体を撮影して映像情報を得る機能を有している。回答入力部59は、表示された調査内容に対する回答情報を入力する機能を有している。携帯側送信部61は、回答情報を映像情報とともに送信するための機能を有している。測位検索部63は、ネットワーク101を介してGPS情報、すなわち、衛星測位システムを利用して得た位置情報を入手する機能を備えている。GPS情報は、回答情報や映像情報とともに携帯側送信部61により送信可能となっている。
(調査の流れ)
図2に基づき、販売会社が販売した車両を対象とした場合を例にとった調査の流れについて説明する。ここでは、調査員に調査を指示する調査監督者が調査サーバ11を操作し、各調査員が、カメラ機能とGPS機能を備えた携帯電話を使用して調査報告を行う場合を想定する。また、以下においては、携帯端末51のことを携帯電話51と呼ぶこととする。調査サーバ11の調査員データベース13には、携帯電話51,・・の各々のアドレス情報(メールアドレス)を含む複数の調査員各々に係る調査員情報が入力してある。
まず、調査監督者は、調査データベース15に、調査対象を特定する調査対象情報を含む調査内容情報を入力する(S1)。調査対象情報や調査内容情報は、図3に示すような画面を表示部35に表示させ、入力部19(キーボード、マウス)を介したプルダウン方式を主とした方式によって入力可能としてある。プルダウン方式を主とするのは、調査対象や調査内容等をできるだけ画一化・定型化しておくことにより、入力作業の迅速化・効率化を図るとともに、後述する調査報告書の報告項目の統一を可及的に図ることができるからである。報告項目の統一は、被報告者にとって報告の質の高さと読み易さ等を保証する。調査対象情報には、たとえば、管理No.、依頼日等のほか、調査依頼の対象となる調査対象者の誕生年や概略住所(たとえば、東京都中野区○○)等の情報である。調査対象情報には、調査対象者の氏名や具体的住所等の詳細な情報は省略してある。この時点では、調査対象者の詳細情報は含ませないほうがセキュリティ面で都合よいからである。調査対象情報には、図4(b)に示すような特定URLをリンクさせておく。
次に、調査監督者は、当該調査に適当と思われる調査員のアドレス情報の抽出を行う(S3)。アドレス情報の抽出は、入力部19から適当な条件(たとえば、調査員の氏名、居住地や、他の調査案件とのバランス)を入力して調査員データベース13を検索する。メールアドレスを抽出した調査サーバ11は、そのメールアドレスに調査対象情報と特定URLを添付した調査依頼メールを送信する(S5)。
調査依頼メールを受信した携帯電話51は、図4(a)に示すような画面を、その表示部55に表示する。図4(a)に示す画面には、先に述べたセキュリティを図るために調査対象情報しか含まれておらず、次画面にはリンク先の特定URLが表示される(図4(b))。ここで、調査員が、携帯電話51の回答入力部59を構成する携帯電話のキーを操作して特定URLに係るホームページにアクセスすると(S51)、調査サーバ11からID画面が送信される(S7)。図4(c)に示す画面が、送信されたID画面である。ID画面を受信した調査員が予め与えられている自己のIDを入力すると(S53)、このIDを受信した調査サーバ11は、受信したIDと調査員データベース13に格納してあるIDとの一致不一致を判定する(S9)。ここで、調査サーバ11は、判定の結果が一致した場合のみ調査内容を特定URLにアクセスしてきた携帯電話51に送信する(S11)。図4(d)は、調査サーバ11から送信された回答入力画面である。調査内容を受信した携帯電話51は、その調査内容を表示部55に表示し(S55)、その表示を見ながら調査回答を入力する(S57)。表示部55が表示する調査内容は、たとえば、図5に示す通りであり、調査員は、この画面を見ながら回答入力部59を用いて回答を入力する。図5が示すように、回答入力のほとんどはプルダウン方式で行えるようになっており、回答の迅速化・効率化を図っている。ただ、調査対象は、千差万別であるから、その違いに臨機応変に対応できるように、文字入力による回答も併せて行えるようにしてある。入力を完了したら、回答入力部59を操作して回答を、調査対象の撮影映像やGPSによる位置情報等とともに調査サーバ11に送信する(S59)。
この回答を受信した調査サーバ11は、その回答を基にして報告を作成する(S13)。調査監督者は、調査サーバ11を操作して印刷装置33に指令を送り、調査報告書41をプリントアウトさせる(S15)。S57の回答入力やS59の回答送信は、何回かに分けて行うこともできるようにしてある。すなわち、たとえば、調査対象が複数の人物に係り、それらの者が異なる場所に居住する場合や、調査対象者の自宅を訪問したが不在で再訪問したような場合に前者の訪問事実の報告と後者の訪問事実の報告を異なる時間に行う場合には、調査員は、その都度調査サーバ11にアクセスして回答することができる。
より具体的に説明する。図5(a)の画面は、図4(d)の画面と同じ内容である。図5に示すように調査内容情報は、たとえば、「調査進捗」「証言内容」「経費入力」等の大項目と、調査対象者の具体的な氏名と住所等を含ませてある。したがって、調査員は、自己に送られた調査依頼メールだけでは知り得なかった調査対象の詳細を、この時点で初めて知ることになる。調査対象者に係る具体的調査内容を知った調査員は、「○○市○○区○○1−1」に居住する「山田○郎」の自宅や勤務先近辺に赴き調査を行う。今回の調査は、山田○郎が車両販売会社から車両を購入したが、その購入代金の支払いが滞っており、このような状況にある車両販売会社が、今後の対処を検討するための調査を想定している。調査方法は種々あるが、直接、山田○郎を訪問する場合もあれば、近隣者に対して聞き取り調査を行う場合もある。状況に応じて適宜対応する。
さらに、携帯電話51のカメラ機能を用いて、山田○郎の勤務先が入居するビルの前景写真(図6(a)参照)、車両番号が認識可能な車両の拡大写真(図6(b)参照)及び車両の全体写真(図6(c)参照)等を撮影し、併せてGPS機能を用いて当該ビルの所在地を示す地図(図7参照)を入手する。撮影した写真や地図を、調査サーバ11あての回答メールに添付して送信する。1回の調査だけでは、必要な情報を得られない場合は、回答を複数回に分け、その回答の都度その時点で得られた情報を送信するようにしてもよい。調査内容情報はもとより、送信したデータも携帯電話51には残らないようになっているため、調査員の手元に各種の情報が残ることはない。調査員の情報の悪用と、携帯電話51の紛失等に対するセキュリティを確実に確保するためである。
携帯電話51から回答を受信した調査サーバ11は、その回答を回答データベース17に、当該調査を行った調査員と関連付けて格納する。受けた回答だけでは足りず追加調査が必要な場合は、調査監督者は、調査サーバ11を操作してその旨をメールで依頼したり催促したりして必要な回答を入手する。回答内容は、表示部35の画面で確認することができる。調査監督者は、必要な回答が揃ったところで調査サーバ11を操作して印刷装置33に調査報告書41をプリントアウトさせる。図8に示すのは、調査報告書41の書式例である。調査報告書41には、携帯電話51から送信された回答や購入車両の写真等が画一的・定型的に記載されている。このため、これを得た調査監督者は、どの調査項目が調査報告書のどの位置にどのようにして記載されているかを知りさえすれば、調査対象となっている車両購入者「山田○郎」についての財産状況や車両の所在地等を簡単に把握・理解することができる。さらに、調査項目等が画一的・定型的であるため、調査に漏れが生じる余地をほとんどなくすことができる。この画一的・定型的調査は、調査員にとっても、たいへん便利である。すなわち、従来の調査における調査員は、調査用ノートを片手に聞き込み等を行い、その結果を調査用ノートに記載し、さらに、カメラで車両等の写真を撮ることから始め、後ほど、調査報告書を作成し、そこに現像した写真を貼り付けることを行っていた。このため、調査内容に漏れが生じやすく、また、調査報告書の作成に膨大な時間が必要であった。この点、調査システム1によれば、調査員は、携帯電話51さえ持っていれば調査項目に対する回答をその場で作成することができ、これを受けた調査監督者も調査サーバ11によって画一的・定型的な調査報告書を瞬時に作成することができる。調査システム1によれば、従来の調査に比べて極めて効率的で漏れのない、しかも、セキュリティが確保された調査が可能となるのである。
上記調査例は、車両を購入した者についてのものであるが、この他にも、たとえば、銀行や消費者金融等における与信管理や、損害保険や生命保険の業界における調査等にも広く用いることができる。
調査システムの概略構成図である。 調査システムを使用した調査方法を示すフローチャートを示している。 調査サーバにおける入力画面を示す図である。 携帯電話の表示画面を示す図である。 携帯電話の表示画面を示す図である。 携帯電話を用いて調査対象を撮影する様子を示す斜視図である。 GPS使用時の携帯電話の表示画面を示す図である。 調査報告書の一例を示す図である。
符号の説明
1 調査システム
11 調査サーバ
13 調査員データベース
15 調査データベース
17 回答データベース
19 入力部(入力手段)
21 抽出部(抽出手段)
23 調査サーバ側送信部(調査サーバ側送信手段)
25 調査サーバ側受信部(調査サーバ側受信手段)
27 判定部(判定手段)
29 報告作成部(報告作成手段)
31 出力部(出力手段)
35 表示部(表示手段)
41 調査報告書
51 携帯端末(携帯電話)
53 携帯側受信部(携帯側受信手段)
55 表示部(表示手段)
57 撮影部(撮影手段)
59 回答入力部(回答入力手段)
61 携帯側送信部(携帯側送信手段)
63 測位検索部(測位検索手段)
101 ネットワーク

Claims (8)

  1. 複数の携帯端末と、当該携帯端末の各々とネットワークを介して通信可能な調査サーバと、を含み、当該携帯端末のうち指定した携帯端末に対し当該調査サーバから調査依頼し、当該調査依頼を受けた携帯端末からの調査回答を当該調査サーバが収集可能な調査システムであって、
    当該調査サーバが、
    当該携帯端末の各々のアドレス情報を含む複数の調査員各々に係る調査員情報を格納するための調査員データベースと、
    調査対象を特定する調査対象情報を含む調査内容情報を格納するための調査データベースと、
    当該携帯端末の各々からの調査回答を格納するための回答データベースと、
    当該調査内容情報及び当該調査員情報を、少なくとも入力するための入力手段と、
    当該調査員情報に基づいて当該調査員データベースからアドレス情報を抽出するための抽出手段と、
    当該抽出したアドレス情報に係る携帯端末にあて、当該調査対象情報を、当該調査員がアクセスすべきURLとともに送信し、かつ、当該URLにアクセスしてきた当該携帯端末に当該調査対象情報に係る調査内容情報を送信するための調査サーバ側送信手段と、
    当該調査内容に対する調査回答を受信して当該回答データベースに格納するための調査サーバ側受信手段と、を含み、
    当該携帯端末が、当該調査サーバが送信する調査対象情報及びURLから入手する調査内容情報を受信するための携帯側受信手段と、
    受信した調査対象情報を基にした調査対象及び調査内容情報を基にした調査内容を画面に表示させるための表示手段と、
    表示された調査対象に関連する被写体を撮影して映像情報を得るための撮影手段と、
    表示された調査内容に対する回答情報を入力するための回答入力手段と、
    当該回答情報を当該映像情報とともに送信するための携帯側送信手段と、を含む
    ことを特徴とする調査システム。
  2. 前記調査サーバが、前記URLにアクセスしてきた各携帯端末から得たID情報と、予め定めたID情報との一致不一致を判定するための判定手段を、さらに含み、
    前記調査サーバ側送信手段が、当該判定手段の判定結果が一致した場合にのみ前記調査内容情報を当該ID情報に係る携帯端末にあて送信するように構成してある
    ことを特徴とする請求項1記載の調査システム。
  3. 前記調査サーバが、前記回答情報及び映像情報に基づいて調査報告情報を作成するための報告作成手段と、
    当該調査報告情報に基づいて所定形式の調査報告書を作成可能な印刷装置を接続するための出力手段と、を、さらに含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の調査システム。
  4. 前記携帯端末が、ネットワークを介してGPS情報を入手するための測位検索手段を、さらに含み、
    前記携帯側送信手段が、当該GPS情報を、さらに送信可能に構成してある
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の調査システム。
  5. 複数の携帯端末と、当該携帯端末の各々とネットワークを介して通信可能、かつ、当該携帯端末のうち指定した携帯端末に対し調査依頼し、当該調査依頼を受けた携帯端末からの調査回答を収集可能な調査サーバであって、
    当該携帯端末の各々のアドレス情報を含む複数の調査員各々に係る調査員情報を格納するための調査員データベースと、
    調査対象を特定する調査対象情報を含む調査内容情報を格納するための調査データベースと、
    当該携帯端末の各々からの調査回答を格納するための回答データベースと、
    当該調査内容情報及び当該調査員情報を、少なくとも入力するための入力手段と、
    当該調査員情報に基づいて当該調査員データベースからアドレス情報を抽出するための抽出手段と、
    当該抽出したアドレス情報に係る携帯端末にあて、当該調査対象情報を、当該調査員がアクセスすべきURLとともに送信し、かつ、当該URLにアクセスしてきた当該携帯端末に当該調査対象情報に係る調査内容情報を送信するための調査サーバ側送信手段と、
    当該調査内容に対する調査回答を受信して当該回答データベースに格納するための調査サーバ側受信手段と、を含む
    ことを特徴とする調査サーバ。
  6. 前記URLにアクセスしてきた各携帯端末から得たID情報と、予め定めたID情報との一致不一致を判定するための判定手段を、さらに含み、
    前記調査サーバ側送信手段が、当該判定手段の判定結果が一致した場合にのみ前記調査内容情報を当該ID情報に係る携帯端末にあて送信するように構成してある
    ことを特徴とする請求項5記載の調査サーバ。
  7. ネットワークを介して調査サーバと通信可能な携帯端末であって、
    当該調査サーバが送信する調査対象情報及びURLから入手する調査内容情報を受信するための携帯側受信手段と、
    受信した調査対象情報を基にした調査対象及び調査内容情報を基にした調査内容を画面に表示させるための表示手段と、
    表示された調査対象に関連する被写体を撮影して映像情報を得るための撮影手段と、
    表示された調査内容に対する回答情報を入力するための回答入力手段と、
    回答情報を映像情報とともに送信するための携帯側送信手段と、を含む
    ことを特徴とする携帯端末。
  8. 複数の携帯端末と、当該携帯端末の各々とネットワークを介して通信可能な調査サーバと、を含む調査システムにて、当該携帯端末のうち指定した携帯端末に対し当該調査サーバから調査依頼し、当該調査依頼を受けた携帯端末からの調査回答を当該調査サーバが収集可能な調査方法であって、
    当該調査サーバに、調査対象を特定する調査対象情報を含む調査内容情報を入力する調査内容情報入力工程と、
    当該調査サーバにて、当該調査員情報に基づいて当該調査サーバからアドレス情報を抽出するための調査員抽出工程と、
    当該調査サーバにて、当該抽出したアドレス情報に係る携帯端末にあて、当該調査対象情報を、当該調査員がアクセスすべきURLとともに送信し、かつ、当該URLにアクセスしてきた当該携帯端末に当該調査対象情報に係る調査内容情報を送信するための調査送信工程と、
    当該調査サーバにて、当該調査内容に対する調査回答を受信して当該回答データベースに格納するための回答受信工程と、
    当該携帯端末にて、当該調査サーバが送信する調査対象情報及びURLから入手する調査内容情報を受信するための調査受信工程と、
    当該携帯端末にて、受信した調査対象情報を基にした調査対象及び調査内容情報を基にした調査内容を画面に表示させるための表示工程と、
    当該携帯端末にて、表示された調査対象に関連する被写体を撮影して映像情報を得るための撮影工程と、
    当該携帯端末にて、表示された調査内容に対する回答情報を入力するための回答入力工程と、
    当該携帯端末にて、回答情報を映像情報とともに送信するための回答送信工程と、を含む
    ことを特徴とする調査方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101707794B1 (ko) * 2015-10-19 2017-02-17 리더스손해사정 주식회사 착과수의 열매와 나무 개체수 계산이 가능한 과수원손해사정조사앱을 탑재한 손해사정조사자용 모바일기기
JP2018092555A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 岳人 傳田 特定人調査報告書作成方法及び特定人調査報告書作成システム

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