JP2004286023A - 動弁装置及びこれを備えた内燃機関 - Google Patents

動弁装置及びこれを備えた内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP2004286023A
JP2004286023A JP2004045279A JP2004045279A JP2004286023A JP 2004286023 A JP2004286023 A JP 2004286023A JP 2004045279 A JP2004045279 A JP 2004045279A JP 2004045279 A JP2004045279 A JP 2004045279A JP 2004286023 A JP2004286023 A JP 2004286023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
valve
accelerator
shaft
accelerator shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004045279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4254570B2 (ja
Inventor
Kosaku Yamauchi
幸作 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2004045279A priority Critical patent/JP4254570B2/ja
Publication of JP2004286023A publication Critical patent/JP2004286023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4254570B2 publication Critical patent/JP4254570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

【課題】 カムがスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置にあって、モータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させてカムをスライドさせる伝達機構の性能を高める。
【解決手段】 カム13、13EXをスライドさせる時やエンジン電源オフ時には、クラッチ機構150のソレノイド155をオフにして、アクセルモータ80の出力軸80aの回転規制を解除しておく。この場合に、アクセルモータ80に異常が発生したり、エンジン電源がオフになったりして、アクセルモータ80がフリー状態となった時には、リターンスプリング44の付勢力によりアクセルシャフト41が軸方向に移動して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻すことができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自動二輪車や自動車等における動弁装置及びこれを備えた内燃機関に関する。
内燃機関において、最近では可変位相とカム切替の組合せが出始め、その後作用角及びリフト量を連続可変する3次元カムを使用する方式が提案されている。例えば、直打式円筒タペットの頂部に接触角変化に対する追従機構を設け、3次元カムを軸方向にスライドさせることにより、バルブリフトを無段階に可変するものがある。
3次元カムは、長手方向(カムシャフトの軸方向)に傾斜するカム部が延設され、バルブリフトを連続的に変化させる形状に成形されている。この場合に、所望のリフトカーブを持つようにカム高さと同時にカム作用角及びリフトタイミングも変化するように設定されている。このようなカムをカムシャフトに沿って移動させることにより、バルブのリフト量、作用角及びリフトタイミングを無段階に可変制御することができる。
かかる3次元カムを吸気バルブに適用することにより、混合気を形成するためのスロットルバルブを廃止し、いわゆるノンスロットルバルフエンジンを実現することができる。スロットルバルブをなくすことにより、吸気ポート内の吸気圧は、脈動を平均して大気圧ないしそれに近い負圧となるため、例えば機関回転数に対する吸気バルブのリフト量や開口時期及び時間が異なる。これは、従来のエンジンではスロットルバルブがあることを前提に開発されており、気筒内への吸気量をまずスロットルバルブで流量(圧力)を調整した後、吸気バルブで調節するものである。その中に吸気バルブの動作を若干変更するものはあるが、スロットルバルブにて吸気通路を絞ることに依存して回転制御や出力制御しており、スロットルバルブをなくしてしまうと全く制御できない。本発明は、吸気ポート内の吸気圧といった条件が異なるため、各部の寸法や設定は全く異なるものである。説明の便宜上、同じ名称で説明してあっても果たす役割が全く異なる。
特開平4−187807号公報
ところで、この種の動弁装置においては、カムをスライドさせるための駆動源として、油圧を用いるより電動モータを用いた方がコスト、重量、取り扱い性等の点で有効である。
この場合に、電動モータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させることにより、アクセルシャフトに連係させたカムをスライドさせる伝達機構が構成されるが、その伝達機構をいかに構成するかが動弁装置の性能を決定する上で大きな要因となる。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、カムがスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置にあって、伝達機構の性能を高めることを目的とする。
本発明の動弁装置は、カム高さとカム作用角が連続的に変化するようにカム面が形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向にスライド可能に構成されるカムと、上記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタと、モータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させて上記カムをスライドさせる伝達機構とを備え、上記カムが上記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置であって、上記伝達機構のモータとアクセルシャフトとの間に含まれる回転部材の回転を規制したり、その回転規制を解除したりする回転規制手段を備えた点に特徴を有する。
また、本発明の動弁装置の他の特徴とするところは、上記アクセルシャフトに対して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置に上記カムを戻す方向に付勢力を作用させる付勢手段を備えた点にある。
また、本発明の動弁装置の他の特徴とするところは、上記伝達機構は上記モータにより回転するべベルギヤを備え、そのべベルギヤに送りネジを介して上記アクセルシャフトが螺合する点にある。
また、本発明の動弁装置の他の特徴とするところは、上記伝達機構は上記モータにより回転するピニオンを備え、そのピニオンが上記アクセルシャフトに設けられたラックに噛合する点にある。
また、本発明の動弁装置の他の特徴とするところは、上記回転規制手段は、上記伝達機構に含まれる回転部材に隣接させたローラと、電源オン時に上記ローラを上記回転部材側に押し付けてその回転を規制する駆動手段と、上記ローラに対して上記回転部材の回転規制を解除する方向に付勢力を作用させる付勢手段とを有する点にある。
また、本発明の動弁装置の他の特徴とするところは、上記回転規制手段は、上記回転部材に上記ローラを1本或いは2本隣接させて、その一方向の回転或いは両方向の回転を規制する点にある。
本発明の別の動弁装置は、カム高さとカム作用角が連続的に変化するようにカム面が形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向にスライド可能に構成されるカムと、上記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタと、モータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させて上記カムをスライドさせる伝達機構とを備え、上記カムが上記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置であって、上記アクセルシャフトに対して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置に上記カムを戻す方向に付勢力を作用させる付勢手段を備えるとともに、上記伝達機構は上記モータにより回転するピニオンを備え、そのピニオンが上記アクセルシャフトに設けられたラックに噛合する点に特徴を有する。
また、本発明の別の動弁装置の他の特徴とするところは、ハウジング及びハウジングカバーにより上記カムを収容するカム収容室が形成されるとともに、上記ハウジング及び上記ハウジングカバーのいずれか一方に上記アクセルシャフト、上記ピニオン、上記付勢手段を仮組付け可能とし、これらアクセルシャフト、ピニオン、付勢手段を仮組付けした状態で上記ハウジング及び上記ハウジングカバーを組み合わせ可能とした点にある。
また、本発明の別の動弁装置の他の特徴とするところは、上記カム及び上記バルブリフタを吸排気それぞれに備え、1本の上記アクセルシャフトにより上記吸排気両側のカムをスライドさせる構成とし、上記アクセルシャフトのラックと上記ピニオンとの噛合位置を上記吸排気側のカム間の略中間位置に配置した点にある。
また、本発明の別の動弁装置の他の特徴とするところは、上記アクセルシャフトの端部に上記付勢手段としてのスプリングを収容するスプリング収容孔を形成し、上記アクセルシャフトの外周面のうち上記スプリング収容部に対応する面に上記ラックを配置する点にある。
本発明のさらに別の動弁装置は、カム高さとカム作用角が連続的に変化するようにカム面が形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向にスライド可能に構成されるカムと、上記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタと、アクセル開度に応じて制御されるモータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させて上記カムをスライドさせる伝達機構とを備え、上記カムが上記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置であって、上記アクセルシャフトに対して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置に上記カムを戻す方向に付勢力を作用させることのできる付勢手段と、アクセル開度に応じて上記付勢手段の付勢端位置を上記アクセルシャフトと同調させて移動させる付勢端位置スライド手段とを備えた点に特徴を有する。
また、本発明のさらに別の動弁装置の他の特徴とするところは、上記付勢手段は、上記アクセルシャフトの端部に付勢力を作用させるコイルスプリングである点にある。
また、本発明のさらに別の動弁装置の他の特徴とするところは、上記付勢端位置スライド手段は、上記付勢手段の付勢端位置を上記アクセルシャフトと同調させて移動させる際に、上記付勢手段の付勢力が上記アクセルシャフトに作用する状態で同調させる点にある。
本発明の内燃機関は、吸気バルブ及び排気バルブにより吸排気を制御するようにした内燃機関であって、上記本発明の動弁装置を備えた点に特徴を有する。
本発明によれば、カムがスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置にあって、モータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させてカムをスライドさせる伝達機構の性能を高めることができる。
(第1の実施形態)
以下、図面に基づいて、本発明による好適な実施形態を説明する。本発明による動弁装置は、自動二輪車或いは自動車に搭載される各種のガソリンエンジンに対して有効に適用可能であり、本実施形態では例えば図1に示すように自動二輪車のエンジンを例とする。
まず、本実施形態に係る自動二輪車100の全体構成について説明する。図1において、鋼製或いはアルミニウム合金材でなる車体フレーム101の前部には、ステアリングヘッドパイプ102によって左右に回動可能に支持された2本のフロントフォーク103が設けられる。フロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の両端にグリップ105が設けられる。
フロントフォーク103の下部には前輪106が回転自在に支持されるとともに、前輪106の上部を覆うようにフロントフェンダ107が固定される。前輪106は、前輪106と一体回転するブレーキディスク108を有する。
車体フレーム101の後部にはスイングアーム109が揺動可能に設けられ、車体フレーム101とスイングアーム109との間にリヤショックアブソーバ110が装架される。
スイングアーム109の後端には後輪111が回転自在に支持され、後輪111はチェーン112が巻回されるドリブンスプロケット113を介して回転駆動されるようになっている。
車体フレーム101に搭載されるエンジンユニット1には、エアクリーナ114に結合する吸気管115から混合気が供給されるとともに、燃焼後の排気ガスが排気管116を通って排気される。エアクリーナ114は容量確保のためにエンジンユニット1の後方、かつ燃料タンク117及びシート118の下方にある大きなスペース内に設置される。そのため吸気管115はエンジンユニット1の後部側に結合させ、排気管116はエンジンユニット1の前部側に結合される。
また、エンジンユニット1の上方には燃料タンク117が搭載され、燃料タンク117の後方にシート118及びシートカウル119が連設される。
さらに図1において、120はヘッドランプ、121はスピードメータ、タコメータ或いは各種インジケータランプ等を含むメータユニット、122はステー123を介してハンドルバー104に支持されるバックミラーである。また、車体フレーム101の下部にはメインスタンド124が揺動自在に取り付けられ、後輪111を接地させたり、地面から浮かせたりできる。
車体フレーム101は、前部に設けたヘッドパイプ102から後斜め下方へ向けて延設され、エンジンユニット1の下方を包むように湾曲した後、スイングアーム109の軸支部であるピボット109aを形成してタンクレール101a及びシートレール101bに連結する。
この車体フレーム101には、フロントフェンダ107との干渉を避けるべく車体フレームと平行にラジエータ125が設けられるとともに、このラジエータ125から車体フレーム101に沿って冷却水ホース126が配設され、排気管116と干渉することなくエンジンユニット1に連通する。
図2は動弁装置の要部を示す断面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は図3のP方向から見た図、図5は図2のB−B線に沿う断面図、図6は図2のC−C線に沿う断面図である。内燃機関であるエンジンユニット1のシリンダ内でピストンが上下に往復動するとともに、ピストンの上部に配置されたシリンダヘッド2内に動弁装置が収容される。本実施形態で説明するエンジンユニット1は単気筒エンジンであって、吸気側(IN)及び排気側(EX)にそれぞれ2つのバルブを有する。
本実施形態の動弁装置は、吸気側において、カム/カムシャフトユニット10と、カム/カムシャフトユニット10の下側に配置されるタペットユニット20と、吸気制御するバルブユニット30と、バルブユニット30を構成する2つの吸気バルブ31のうち一方の吸気バルブ31を休止させるバルブ休止ユニット50とを含む。
また、排気側において、カム/カムシャフトユニット10EXと、カム/カムシャフトユニット10EXの下側に配置されるタペットユニット20EXと、排気制御するバルブユニット30EXとを含む。なお、排気側においてバルブ休止ユニットは含まれない。
また、アクセル開度に応じてカム/カムシャフトユニット10、10EXのカム13、13EXを変位させるアクセルシャフトユニット40を含むが、この実施形態では吸気側のカム/カムシャフトユニット10と排気側のカム/カムシャフトユニット10EXとの間に配置され、吸気側及び排気側で共用される。
吸気側のカム/カムシャフトユニット10において、図3、6に示すように、カムシャフト11が、シリンダヘッド2内のハウジング部2a及びハウジングカバー2bにより形成されるカム収容室2cを貫くように配置され、ベアリング12を介して回転自在に支持される。カムシャフト11の一端にはスプロケット15が固着し、この吸気側のスプロケット15と、同じく排気側のカムシャフト11EXの一端に固着するスプロケット15EXと、図示しないクランクシャフトの一端に固着するドライブスプロケットとの間にカムチェーンが巻回装架される。
カムシャフト11にはその軸方向にカム13がスライド可能に装着される。この例ではカムシャフト11とカム13との間にボール14が介在するスプラインが構成され、カム13とカムシャフト11の相対回転が規制されるとともに、カム13が直線運動(リニアモーション)するようになっている。なお、カムシャフト11は中空構造を有し、その中空内部が潤滑油路となってスプライン部分等に注油することができる。
ここで、カム13は「3次元カム」として構成され、長手方向(カムシャフト11の軸方向)に傾斜するカム面を有し、バルブリフト量を連続的に変化させる形状とされる。この場合、カム高さと同時にカム作用角及びリフトタイミングも変化し、即ちバルブリフト量が大きくなるのに従ってカム作用角も大きくなり、さらにはバルブのリフトタイミングも変化させ得るように設定される。
なお、排気側のカム/カムシャフトユニット10EXは、図5、6にも示すように、吸気側のカム/カムシャフトユニット10と基本構成が同様であるが、カム13EXの具体的な諸元についてはカム13と異なる。
吸気側のタペットユニット20において、図3に示すように、外周面が球状面とされたタペットローラ21を備え、その外周面がカム13に接触する。なお、タペットローラ21の外周面のうちカム13と接触しない片側部分を軽量化等の目的で薄肉化させている。
タペットローラ21内には腕部材22が配置される。タペットローラ21の内周面は球状面とされ、その内周面と腕部材22中央の大径部との間にボール24が介在する。したがって、ボール24を介してタペットローラ21が回転可能に支持されるとともに腕部材22が揺動可能とされ、腕部材22がタペットローラ21に対して傾いたときにもタペットローラ21を正常回転可能とする調芯機能を発揮する。
図4にも示すように、腕部材22を覆うようにしてタペットガイド23が配置される。タペットガイド23は、正面方向(図2)から見ると逆凹形状部分を有し、図3、4に示すように、その両端開口から腕部材22の両端部が突出する。タペットガイド23は取り付けボルト25によってシリンダヘッド2に固定される。
また、タペットガイド23の上面にはガイド孔23aが形成され、その内側にタペットローラ21が配置される。ガイド孔23aはバルブステムの軸方向に沿って形成され、これによりタペットローラ21がバルブステムの軸方向にのみ移動可能となる。タペットローラ21がカム13のカム面に押圧されることにより、バルブを進退させるバルブリフタとして機能する。
腕部材22の両端部には、後述するバルブユニット30のタペットシム37に当接する押圧部22aが設けられる。また、腕部材22は中空とされており、吸気側においてはその一端開口が後述するバルブ休止ユニット50のタペットストッパ51との係合部として機能する。腕部材22はタペットストッパ51によって規制されていないときには、カムシャフト11とほぼ平行を保ったまま上下動するが、タペットストッパ51によって規制されているときには、タペットストッパ51との係合部を支点として揺動する。
なお、排気側のタペットユニット20EXは、図5にも示すように、吸気側のバルブユニット30と基本構成が同様である。
吸気側のバルブユニット30において、図2、3に示すように、バルブステム31aがバルブガイド32によってガイドされる2つの吸気バルブ31を備える。吸気バルブ31がリフトすることにより、吸気ポート33を介してエアクリーナ114から導かれる空気と吸気ポート33の下流側に配置されたインジェクタ127から噴霧される燃料との混合気が燃焼室に導入される。
各バルブステム31aの端部にはコレット34を介してバルブリテーナ35が設けられ、バルブリテーナ35にバルブスプリング36の付勢力が作用する。さらにバルブリテーナ35の上端開口にはタペットシム37が装着され、このタペットシム37を介して腕部材22の押圧部22aによる押圧力が作用する。
なお、排気側のバルブユニット30EXは、図2、5にも示すように、吸気側のバルブユニット30と基本構成が同様である。
アクセルシャフトユニット40において、図2、6に示すように、カムシャフト11、11EX間に平行に配置されるアクセルシャフト41と、アクセルシャフト41に固着するとともにカム13、13EXに連結するアクセルフォーク42とを備える。アクセルシャフト41は、吸排気側のバルブユニット30、30EX間に位置するプラグチューブ128との干渉を避けるために、ここでは吸気側のカムシャフト11寄りに配置される。
アクセルフォーク42は、アクセルシャフト41と直交方向にカムシャフト11、11EX側へ延出し、それぞれ二股状の先端部を有する。また、カム13、13EXの端部には、ベアリング46、46EXを介して回転自在にされたフォークガイド47、47EXを備える。アクセルフォーク42の二股状の各先端はフォークガイド47、47EXの係合溝に係合する。これによりアクセルシャフト41が軸方向移動するのに連動もしくは同期して、カム13、13EXがカムシャフト11、11EXに沿ってそれぞれスライドする。
アクセルシャフト41は、ハウジング部2a及びハウジングカバー2bにより形成されるカム収容室2cを貫くように配置され、回転が規制されるとともに軸方向に移動可能に支持される。アクセルシャフト41の一端側は、送りネジ41aを介して、ハウジング部2a及びハウジングカバー2bにより回転自在に支持されたドリブンギヤ43(べベルギヤ)と螺合する。
ドリブンギヤ43内にはコイルスプリングからなるリターンスプリング44が配置されており、その一端がスプリングホルダ45で支持され、他端がプラグ48をガイドとしてアクセルシャフト41の端部に当接する。リターンスプリング44の付勢力は、アクセルシャフト41に対して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻す方向(図6の矢印Xと逆方向)作用する。このようにリターンスプリング44をアクセルシャフト41の軸外、即ちドリブンギヤ43内(送りネジ41aの内側)に配置することにより、アクセルシャフト41の軸径を大きくする必要がなく、大型化することがない。また、アクセルシャフト41やリターンスプリング44は回転しないのでスムーズな軸方向移動が可能となる。
ドリブンギヤ43の回転運動をアクセルシャフト41の直進運動に変換する送りネジ41aのリードは、後述するようにアクセルモータ80のフリー状態でカム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻すことができるように、摩擦係数やフリー状態にあるアクセルモータ80による抵抗等を考慮して設定される。
シリンダヘッド2内では、図7、8に示すように、アクセルシャフト41の端部付近で鉛直方向に配置されたシャフト49がシリンダヘッド2とスプリングホルダ45とにより回転可能に支持される。シャフト49にはドライブギヤ49a(べベルギヤ)が固着し、ドリブンギヤ43と噛合する。また、シャフト49のドライブギヤ49a下方にはドリブンギヤ49bが固着し、アクセルモータ80(図7では省略)の出力軸80aに設けられたドライブギヤ81と噛合する。なお、シャフト49上のドライブギヤ49aやドリブンギヤ49bの位置はシムにより調整される。
ここで、アクセルモータ80とアクセルシャフト41との間で、本発明でいう回転規制手段に相当するクラッチ機構150が構成される。即ち、図8に示すように、シリンダヘッド2側に形成された収容孔152内に円板形状のブロック151が収容され、そのブロック151がボルト153を介してアクセルモータ80側に固定される。アクセルモータ80の出力軸80aはブロック151の中心を貫通してシリンダヘッド2内に突出し、上述したようにドライブギヤ81と噛合する。
ブロック151には、その側面から中心に向かってロッド孔154が形成され、シリンダヘッド2に固定されたソレノイド155のロッド155aが挿入される。ロッド155aの先端は、後述するローラ156に線接触するように両側面が傾斜面とされる。また、ブロック151には、ロッド孔154に対してそれぞれ略120度位相をずらして配置された2本の摺動孔157が形成される。
ロッド孔154と各摺動孔157との連通位置にはブロック151上下に貫通するローラ室158が形成される。これらローラ室158には出力軸80aに隣接させたローラ156が設けられるとともに、ローラ室158の壁面158aとロッド155a先端の傾斜面とが相俟って楔状空間が形成される。
各摺動孔157にはピストン159が摺動可能に組み入れられるとともに、開口端にプラグ160が固定される。ピストン159とプラグ160の間にはピストン159をローラ156側に当接させるように付勢力を作用させるリターンスプリング161が組み込まれる。なお、プラグ160にはスプリング室に連通するエア抜き孔160aが形成されており、これらエア抜き孔159aがブロック151の側面に形成されたエア抜き溝162に連通する。
このようにしたクラッチ機構150では、ソレノイド155がオンの場合、ロッド155aが前進して(図8(a)の実線)、ローラ156がアクセルモータ80の出力軸80aに押し付けられる。この状態では、出力軸80aが回転しようとすると、ローラ156がロッド155a先端の傾斜面とローラ室158の壁面158aとにより形成される楔状部分に入り込む状態となり回転が規制されるので、その結果、出力軸80aの回転を規制してロック状態とすることができる。それに対して、ソレノイド95がオフの場合、リターンスプリング161の付勢力によりロッド155aがローラ156を介して押し戻されるので(図8(a)の点線)、ローラ96が回転可能となり、出力軸80aの回転規制が解除される。
バルブ休止ユニット50において、図3に示すように、吸気側のバルブユニット30を構成する2つの吸気バルブ31のうち一方の吸気バルブ31を休止させるように構成されたタペットストッパ51を備える。タペットストッパ51は、シリンダヘッド2に装着されたスリーブ52内に内挿され、カムシャフト11と平行に移動可能である。
タペットストッパ51の先端は、腕部材22の一端開口に係合可能な球状とされる。スリーブ52内には、タペットストッパ51を腕部材22側へ付勢する緩衝用のスプリング53が装着される。駆動装置54により駆動シャフト55を前進させると、それと一体のフォーク56とタペットストッパ51との間に生じ得る隙間をスプリング53の付勢力により無くすように動作し、即ちタペットストッパ51を前進させてバルブを休止する。バルブ休止の解除は、駆動装置54が駆動シャフト55を後退させて、フォーク56を介してタペットストッパ51を後退駆動することによりなされる。
また、図9に示すように、バルブ休止ユニット50によるバルブ休止状態を解除するための解除機構60を備える。解除機構60は略直角に屈曲するアーム61を備え、そのアーム61の二股状の先端部がタペットストッパ51の先端に係合し、他端のローラ部がアクセルシャフト41に当接する。アーム61は屈曲部分で回転自在に支持され、その回転軸部分にはアーム61の他端をアクセルシャフト41側へ付勢するスプリング62が装着される。
アクセルシャフト41の所定位置には段部63が形成されており、図9に示す状態からアクセルシャフト41が矢印X方向に軸方向移動すると、段部63を乗り越えるようにしてアーム61が矢印R方向に回動するので、制御遅れや機械損に因って駆動装置54による解除が遅れたり、解除できなかったりする場合でも、強制的にタペットストッパ51を後退させてバルブ休止状態を解除することができる。
なお、図2、6に示すように、吸気側において、カム13のスライド位置を検出するカム位置検出センサ70が配設される。カム位置検出センサ70はロータリエンコーダ71により構成され、リンクアーム72を介してカム13のスライド位置を検出する。即ち、カム位置検出センサ70では、カム13がスライドすると、カム13の直線運動がリンクアーム72を介して回転運動に変換されて、その回転量がロータリエンコーダ71により検出される。このようにしてカム13の位置を検出し、図示しないコントローラにフィードバックすることにより、アクセルモータ80の異常発生等を監視することができる。
上記構成とした動弁装置において、アクセルグリップ(もしくはアクセルペダル)を操作すると、当該アクセル操作を検知した信号が図示しないコントローラに入力され、コントローラの制御下でアクセルモータ80が駆動する。したがって、アクセルモータ80の出力軸80aの回転によりドリブンギヤ43及び送りネジ41aを介してアクセルシャフト41が軸方向移動する。カム13、13EXはアクセルフォーク42を介してアクセルシャフト41の動きに連動してカムシャフト11、11EXに沿ってスライドする。この実施形態では吸気側に加えて排気側においてもアクセル開度に応じてバルブリフト量及び作動角を無段階可変制御する。
このように吸排気量をアイドル回転域から全開域までコントロールし、エンジン回転数(又は車両速度)に最も適した吸排気を行うことができる。例えば、エンジン低速時には、タペットローラ21はカム13、13EXのカム面に対してカム高さの比較的低い部位に当接する。この状態で加速、即ちアクセルを開くと、アクセルモータ80の作動によりドリブンギヤ43が回転して、アクセルシャフト41は図6の矢印X方向に軸方向移動する。カム13、13EXはアクセルフォーク42を介してアクセルシャフト41の動きに連動してカムシャフト11、11EXに沿って同様に矢印X方向にスライドする。カム13、13EXのスライドによりタペットローラ21、21EXは次第にカム高さの比較的高い部位に当接し、バルブリフト量が増大する。
一方、減速時にはアクセルを戻すことで、上記とは逆の動作でバルブリフト量を減少させる。
なお、エンジンの低中速回転域では、吸気側において、タペットストッパ51によって腕部材22の一端の動きを規制する。これにより、腕部材22がタペットストッパ51との係合部を支点として揺動し、一方の吸気バルブ31を休止させ、他方の吸気バルブ31のみをリフトさせて、燃焼室内に吸気スワール流を生成し、いわゆるリーンバーン化が可能となる。この場合、燃料の注入速度を速くすることで出力アップを図ることができる。
バルブ休止状態では腕部材22がタペットストッパ51との係合部を支点として揺動するので、両方の吸気バルブ31をリフトさせる通常のバルブリフト量に対して、他方の吸気バルブ31のバルブリフト量が増大する。バルブ休止状態では片方の吸気ポート33による吸気となるから、そのこと自体では吸気抵抗が高くなるが、リフト量の増大により実行バルブ開口面積は拡大する。これによりバルブ休止のON/OFF切替時におけるバルブ開口面積や吸気抵抗による吸気量の差を実質的になくし、あるいは僅少にしてスムーズな切替を行うことができる。
エンジンの低中速回転域を超えて、アクセルシャフト41が所定量だけ軸方向移動すると、上述したようにアクセルシャフト41の段部63によりアーム61が回動し、タペットストッパ51を後退させてバルブ休止状態を強制的に解除することができる。
上記のようにカム13、13EXがスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置にあって、以下に述べるように、アクセルモータ80の回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフト41を軸方向移動させてカム13、13EXをスライドさせる伝達機構の性能を高めることができる。
上記カム13、13EXをスライドさせる通常の制御時やエンジン電源オフ時には、クラッチ機構150のソレノイド155をオフにして、アクセルモータ80の出力軸80aの回転規制を解除しておく。したがって、アクセルモータ80が駆動すれば、上述したようにアクセルシャフト41が軸方向移動して、カム13、13EXをスライドさせることができる。
この場合に、アクセルモータ80に異常が発生したり、エンジン電源がオフになったりして、アクセルモータ80がフリー状態となった時には、アクセルシャフト41の回転は規制されているので、リターンスプリング44の付勢力が送りネジ41aを介してドリブンギヤ43に作用する。したがって、ドリブンギヤ43が回転し、それに伴ってアクセルシャフト41が軸方向に移動して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻すことができる。
例えば、べベルギヤ43、49aでなくウォームギヤを用いる場合には、アクセルモータ80に異常が発生したような時にカム13、13EXがそのときの位置に保たれたままとなるため、点火カットやリタード等にてエンジンのオーバレブを防ぐ必要があるが、リフト最大時に異常が発生したような時には点火カットすることとなりエンジンが停止する。それに対して、上記のようにカム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻すことができれば、かかる不都合を避けることができる。
一方で、アクセル固定時には、クラッチ機構150のソレノイド155をオンにして、アクセルモータ80の出力軸80の回転を規制するロック状態とする。したがって、ドリブンギヤ43が回転できなくなり、回転が規制されているアクセルシャフト41は軸方向に移動せず、カム13、13EXを一定位置に保ったままとすることができる。これにより、カム13、13EXを一定位置に保つためにアクセルモータ80に電流を供給し続ける必要がなくなり、消費電流が増加するのを避けることができる。
また、アクセルモータ80として位相制御の難しい一般的なモータを用いると、所望の位相で正確に止めることが難しく、カム13、13EXを所望位置で止めることができずにオーバランしてしまうことがある。この場合にも、アクセルモータ80を所望の位相まで駆動した時にクラッチ機構150のソレノイド155をオンにして、アクセルモータ80の出力軸80の回転を規制するロック状態とすれば、オーバランを防いで、精度の高いカム位置制御を行うことができる。
また、リターンスプリング44の付勢力をアクセルシャフト41に作用させることにより、送りネジ41aでのがたつきをなくすこともできる。したがって、アクセルコントロールの精度が向上し、特に軽負荷時のスピード制御にばらつきが少なくなる。
(第2の実施形態)
図10に示す第2の実施形態は、クラッチ機構150の構成を変更した例である。なお、上記第1の実施形態で説明した構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10に示すように、ブロック151には、ロッド孔154に対して略120度位相をずらして配置された1本の摺動孔157が形成される。なお、ローラ室158に出力軸80aに隣接させたローラ156が設けられる点、摺動孔157にピストン159、プラグ160、リターンスプリング161が組み込まれる点等は上記第1の実施形態と同様である。
このようにしたクラッチ機構150でも、上記第1の実施形態と同様、ソレノイド155がオンの場合、出力軸80aの回転が規制されるので、その結果、出力軸80aの回転を規制してロック状態とすることができるのに対して、ソレノイド95がオフの場合、ローラ96が回転可能となり、出力軸80aの回転規制が解除される。
ただし、上記第1の実施形態では、出力軸80aの両方向への回転が規制されるが、本実施形態では、出力軸80aの回転のうち、特にカム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻す方向(図10の矢印)への一方向の回転だけが規制される。このように、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻す方向で出力軸80aの回転が規制されるので、上記第1の実施形態と同様、アクセル固定時にリターンスプリング44の付勢力に抗してカム13、13EXを一定位置に保ったままとすることができるとともに、一組のローラ156、ピストン159等だけを設ければよいので、より簡単な構成のクラッチ機構150とすることができ、コストダウンや組付け性の向上を図ることができる。
なお、出力軸80aの一方向の回転だけを規制するようにしたので、アクセル固定時に振動によりカム13、13EXがカム高さの高い部位側にスライドしないよう、上記第1の実施形態の場合よりもリターンスプリング44の付勢力を若干強めにしておくのが望ましい。リターンスプリング44の付勢力を強くした分アクセルモータ80のモータ容量を大きくする必要があるが、消費電力的には、バルブリフト量大とする場合はリターンスプリング44に抗する駆動力が必要となるためアップするが、バルブリフト量小とする場合はリターンスプリング44によるアシスト力が強くなるためダウンし、結局は消費電力の差はほとんどなく、また、ソレノイド155を駆動するための消費電力を低減させることができるので、全体としては省電力化を図ることができる。
(第3の実施形態)
図11〜13に示す第3の実施形態は、アクセルシャフトユニット40の構成、即ちアクセルモータ80の回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフト41を軸方向に移動させる伝達機構の構成を変更し、べベルギヤ43、49a及び送りネジ41aではなく、ラックアンドピニオンを採用した例である。なお、上記第1の実施形態で説明した構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図11に示すように、アクセルシャフト41の一端側に拡径部41bが形成され、その拡径部41bの外周面のうち、プラグチューブ128側の面にラック41cが設けられる。上述したようにプラグチューブ128との干渉を避けるためにアクセルシャフト41が吸気側のカムシャフト11寄りに配置されるので、プラグチューブ128側の面にラック41cを設けることにより、ラック41cと後述するピニオン141との噛合位置を、吸排気側のカム/カムシャフトユニット10、10EXの略中間位置に配置することができる。したがって、アクセルシャフト41の軸方向移動時に負荷によるモーメントを小さくすることができ、よりスムーズな移動が可能となる。
一方、ハウジングカバー2bにはカム収容室2c側と逆方向に突出する支持部142が形成される。支持部142には、アクセルシャフト41の端部付近で鉛直方向に配置されたシャフト143が回転可能に支持される。シャフト143には、支持部142の下方においてピニオン141が設けられ、アクセルシャフト41のラック41cと螺合する。また、アクセルモータ80の出力軸80aがシャフト143と平行に配置され、支持部142の上方に突出する。シャフト143には支持部142の上方においてドリブンギヤ144が固着し、アクセルモータ80の出力軸80aに設けられたドライブギヤ81と噛合する。
これらピニオン141、シャフト143、ドリブンギヤ144等はアクセルシャフト41に対して排気側のカム/カムシャフトユニット10EX側に配置される。これにより、アクセルモータ80を、吸気側に設けられたバルブ休止ユニット50と離れて位置させることができ、両者の干渉を避けて、全体のコンパクト化を図ることができる。
支持部142には垂下部142aが形成され、その垂下部142aにスプリングガイドを有するスプリングホルダ146が圧入固定される。また、アクセルシャフト41の拡径部41b内には、ラック41c側を肉厚とするよう偏心するスプリング収容孔147が形成される。スプリング収容孔147内にはリターンスプリング148が配置されており、その一端がスプリングホルダ146で支持され、他端がアクセルシャフト41に当接する。なお、リターンスプリング148については上記第1の実施形態のリターンスプリング44と同様であり、ここではその説明を省略する。このようにリターンスプリング148をアクセルシャフト41の拡径部41b内(ラック41cの内側)に配置することにより、アクセルシャフト41の軸径を大きくする必要がなく、大型化することがない。また、スプリング収容孔147がスプリングガイドとしての役割も果たす。
ここで、クラッチ機構150が設けられるが、その点については上記第1の実施形態と同様である。なお、図13では二組のローラ156、ピストン159等を設けたが、上記第2の実施形態のように一組のローラ156、ピストン159等だけを設けてもよい。
以上述べた第3の実施形態においても、上記第1の実施形態と同様に、カム13、13EXをスライドさせる時やエンジン電源オフ時には、クラッチ機構150のソレノイド155をオフにして、アクセルモータ80の出力軸80aの回転規制を解除しておく。したがって、アクセルモータ80を駆動させれば、上述したようにアクセルシャフト41が軸方向移動して、カム13、13EXをスライドさせることができる。
この場合に、アクセルモータ80に異常が発生したり、エンジン電源がオフになったりして、アクセルモータ80がフリー状態となった時には、リターンスプリング44の付勢力によりアクセルシャフト41が軸方向に移動して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻すことができる。
一方で、アクセル固定時には、クラッチ機構150のソレノイド155をオンにして、アクセルモータ80の出力軸80の回転を規制するロック状態とする。したがって、アクセルシャフト41は軸方向に移動せず、カム13、13EXを一定位置に保ったままとすることができる。これにより、カム13、13EXを一定位置に保つためにアクセルモータ80に電流を供給し続ける必要がなくなり、消費電流が増加するのを避けることができる。
また、アクセルモータ80として位相制御の難しい一般的なモータを用いると、所望の位相で正確に止めることが難しく、カム13、13EXを所望位置で止めることができずにオーバランしてしまうことがある。この場合にも、アクセルモータ80を所望の位相まで駆動した時にクラッチ機構150のソレノイド155をオンにして、アクセルモータ80の出力軸80の回転を規制するロック状態とすれば、オーバランを防いで、精度の高いカム位置制御を行うことができる。
さらに、第3の実施形態ではラックアンドピニオンを採用するので、べベルギヤ及び送りネジを採用するのに比べて、組付け性や加工精度を高めることができ、アクセルシャフト41のスムーズな軸方向移動が可能となる。
しかも、上記のようにハウジングカバー2b(支持部142)にピニオン141、ドリブンギヤ144、リターンスプリング148(スプリングホルダ146)等を取り付けるようにしたので、ハウジングカバー2bにアクセルシャフト41、さらにはこれらピニオン141、ドリブンギヤ144、リターンスプリング148を仮組付けしておき、ドリブンギヤ144でラック41cを動かしてアクセルシャフト41を組付けやすい位置に保持しつつ、ハウジングカバー2bをシリンダヘッド2(ハウジング部2a)に組み合わせることができ、組付け性を向上させることができる。
なお、上記の例と逆に、ハウジング部2aにアクセルシャフト41、さらにはピニオン141、ドリブンギヤ144、リターンスプリング148を仮組付けしておき、ドリブンギヤ144でラック41cを動かしてアクセルシャフト41を組付けやすい位置に保持しつつ、ハウジングカバー2bをシリンダヘッド2(ハウジング部2a)に組み合わせるようにしてもよい。
(第4の実施形態)
図14に示す第4の実施形態は、上記第1、2の実施形態のようにべベルギヤ43、49a及び送りネジ41aを用いるとともに、リターンスプリング44を設けるが、上記第1、2の実施形態のようにクラッチ機構150を設けるのではなく、リターンスプリング44の付勢端位置をアクセルシャフト41と同調させて移動させる付勢端位置スライド機構90を設けた例である。なお、上記第1の実施形態で説明した構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ドリブンギヤ43内にはリターンスプリング44が配置されており、その一端がスプリングホルダ45で支持され、他端がキャップ状のリテーナ91の鍔部91aに当接する。リテーナ91の内側はアクセルシャフト41の端部に圧入されたガイドピン92により支持され、リテーナ91の鍔部91aがアクセルシャフト41の端部に当接した状態で、リターンスプリング44の付勢力が、アクセルシャフト41に対して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻す方向(図6の矢印Xと逆方向)作用する。
ここで、リテーナ91にはケーブル93が連結する。ケーブル93は、リターンスプリング44の内側を通り、スプリングホルダ45を貫通して外部に導出され、図示しないアクセルグリップ(もしくはアクセルペダル)につながる。したがって、リテーナ91は、アクセル開度が大きくなるのに比例してケーブル93に引っ張られて、リターンスプリング44の付勢力に抗して図14左方向に移動することになり、リターンスプリング44の付勢端位置をスライドさせることができる。なお、スプリングホルダ45にはケーブル93を貫通させる箇所にオイル漏れを防ぐためのオイルシール94が配設される。
また、本実施形態ではクラッチ機構150が省かれているので、図11に示すように、アクセルモータ80の出力軸80aにドライブギヤ49a(べベルギヤ)が直接固着し、ドリブンギヤ43と噛合する構成とされる。
本実施形態では、上記のようにカム13、13EXがスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置にあって、以下に述べるように、アクセルモータ80の回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフト41を軸方向移動させてカム13、13EXをスライドさせる伝達機構の性能を高めることができる。
カム13、13EXをスライドさせる通常の制御時には、アクセル開度が大きくなるのに比例して、アクセルシャフト41は図6の矢印X方向、即ち図14左方向に軸方向移動し、カム高さの高い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXをスライドさせる。このとき、アクセル開度が大きくなるのに比例してリテーナ91がケーブル93に引っ張られ、リターンスプリング44の付勢力に抗して図14左方向に移動することになり、リターンスプリング44の付勢端位置をアクセルシャフト41と同調させて移動させることができる。アクセル開度が小さくなる場合も同様に、上記とは逆の動作で、リターンスプリング44の付勢端位置をアクセルシャフト41と同調させて移動させることができる。
このようにアクセル開度に応じてリターンスプリング44の付勢端位置をアクセルシャフト41と同調させて移動させることにより、カム高さの高い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXをスライドさせる際に、上記第1〜3の実施形態のようにアクセルシャフト41をリターンスプリング44に抗して移動させる必要がなくなり、アクセルモータ80の駆動電力の節電化を図ることができる。
特に、アクセルモータ80によるアクセルシャフト41の移動は、ケーブル93によるリターンスプリング44の付勢端位置の移動に比べて応答が若干遅れる。したがって、アクセルシャフト41の移動に先立ってリターンスプリング44の付勢端位置が移動することになり、カム高さの高い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXをスライドさせるときには、リターンスプリング44の付勢力がアクセルモータ80の駆動に対する抵抗となることがなく、逆に、ム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXをスライドさせるときには、リターンスプリング44の付勢力がアクセルシャフト41に作用してアシスト力となり、応答性を高めることができる。
なお、カム高さの高い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXをスライドさせる際に、リターンスプリング44の付勢力がアクセルシャフト41に全く作用しないようにすれば最も節電化を図ることができるが、アクセルシャフト41の移動量に比べてリターンスプリング44の付勢端位置の移動量を小さくしておき、リターンスプリング44の付勢力が小荷重で常にアクセルシャフト41に作用するようにしてもよい。この場合は、送りネジ41aでのがたつきをなくし、アクセルシャフト41の移動量制御の精度を高めることができる。リターンスプリング44の付勢力は、スライド量差とバネ乗数の積で定まるので、リターンスプリング44のバネ乗数を小さなものに設定しておけば、アクセルモータ80の駆動に対する抵抗を小さくすることができる。
ところで、エンジン電源がオフになって、さらにはアクセルモータ80に異常が発生したり、意に反してバッテリ電圧が低下したりして、アクセルモータ80がフリー状態となった時に、図示しないアクセルグリップ(もしくはアクセルペダル)を放すと、リターンスプリング44の付勢端位置が図14右方に移動する。したがって、リターンスプリング44の付勢力がアクセルシャフト41に作用してドリブンギヤ43が回転し、それに伴ってアクセルシャフト41が軸方向に移動して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻すことができる。
例えば、べベルギヤ43、49aでなくウォームギヤを用いる場合には、アクセルモータ80に異常が発生したような時にカム13、13EXがそのときの位置に保たれたままとなるため、点火カットやリタード等にてエンジンのオーバレブを防ぐ必要があるが、リフト最大時に異常が発生したような時には点火カットすることとなりエンジンが停止する。それに対して、上記のようにカム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置にカム13、13EXを戻すことができれば、かかる不都合を避けることができる。
さらに、本実施形態では、上記第1〜3の実施形態のようにクラッチ機構150にソレノイド155を用いる構成を省き、ケーブル93を介して機械的にリターンスプリング44の付勢端位置を移動させるだけの構成としたので、コスト高となるのを避けるとともに、バッテリ電源無しでも作動させることができる。
一方で、通常の制御時にアクセルが固定された時には、アクセルシャフト41にリターンスプリング44の付勢力が作用しない(もしくは、付勢力が僅かである)ので、カム13、13EXを一定位置に保つためにアクセルモータ80に電流を供給し続ける必要がなくなり(もしくは僅かな電流を供給すればよく)、消費電流が増加するのを避けることができる。
なお、リターンスプリング44としてコイルスプリングを用いているが、例えばドリブンギヤ43に捻りスプリングにて付勢力を作用させる構成も考えられる。ただし、その場合は、送りネジ41aのがたつき分だけ応答が遅れてしまう。また、捻りスプリングよりコイルスプリングの方が荷重精度を出しやすいので、上記実施形態のようにコイルスプリングにて付勢力をアクセルシャフト41に直接作用させる構成が好適である。
以上、本発明を種々の実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば、各実施形態において単気筒エンジンの場合の例を説明したが、本発明は2気筒以上のエンジンに対しても有効に適用可能である。
本発明の適用例に係るエンジンまわりを含む自動二輪車の構成例を示す図である。 第1の実施形態の動弁装置の要部を示す断面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図3のP方向から見た図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 図2のC−C線に沿う断面図である。 第1の実施形態でのアクセルモータ80まわりの構成を示す図である。 第1の実施形態でのアクセルモータ80まわりの構成を示す図であり、(a)が図8(b)のE−E線に沿う断面図、(b)が図7のD−D線に沿う断面図である。 バルブ休止状態を解除するための解除機構60を示す図である。 第2の実施形態でのアクセルモータ80まわりの構成を示す図であり、(a)が図10(b)のE−E線に沿う断面図、(b)が図7のD−D線に沿う断面図である。 図2のC−C線に沿う断面図である。 第3の実施形態でのアクセルモータ80まわりの構成を示す図である。 第3の実施形態でのアクセルモータ80まわりの構成を示す図であり、(a)が図13(b)のE−E線に沿う断面図、(b)が図11のF−F線に沿う断面図である。 第4の実施形態でのアクセルモータ80まわりの構成を示す図であり、(a)が側部断面図、(b)が図14(a)のG−G線に沿う断面図である。
符号の説明
1 エンジンユニット
2 シリンダヘッド
2a ハウジング部
2b ハウジングカバー
2c カム収容室
10(10EX) カム/カムシャフトユニット
11(11EX) カムシャフト
13(13EX) カム
20(20EX) タペットユニット
30(30EX) バルブユニット
31 吸気バルブ
31EX 排気バルブ
40 アクセルシャフトユニット
41 アクセルシャフト
41a 送りネジ
41b 拡径部
41c ラック
42 アクセルフォーク
43 ドリブンギヤ
44 リターンスプリング
45 スプリングホルダ
48 プラグ
49 シャフト
49a ドライブギヤ
49b ドリブンギヤ
50 バルブ休止ユニット
60 解除機構
70 カム位置検出センサ
80 アクセルモータ
80a 出力軸
81 ドライブギヤ
90 付勢端位置スライド機構
91 リテーナ
92 ガイドピン
93 ケーブル
141 ピニオン
142 支持部
142a 垂下部
143 シャフト
144 ドリブンギヤ
146 スプリングホルダ
147 スプリング収容孔
148 リターンスプリング
150 クラッチ機構
155 ソレノイド
156 ローラ
159 ピストン
161 リターンスプリング

Claims (15)

  1. カム高さとカム作用角が連続的に変化するようにカム面が形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向にスライド可能に構成されるカムと、
    上記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタと、
    モータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させて上記カムをスライドさせる伝達機構とを備え、
    上記カムが上記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置であって、
    上記伝達機構のモータとアクセルシャフトとの間に含まれる回転部材の回転を規制したり、その回転規制を解除したりする回転規制手段を備えたことを特徴とする動弁装置。
  2. 上記アクセルシャフトに対して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置に上記カムを戻す方向に付勢力を作用させる付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の動弁装置。
  3. 上記伝達機構は上記モータにより回転するべベルギヤを備え、そのべベルギヤに送りネジを介して上記アクセルシャフトが螺合することを特徴とする請求項1又は2に記載の動弁装置。
  4. 上記伝達機構は上記モータにより回転するピニオンを備え、そのピニオンが上記アクセルシャフトに設けられたラックに噛合することを特徴とする請求項1又は2に記載の動弁装置。
  5. 上記回転規制手段は、上記伝達機構に含まれる回転部材に隣接させたローラと、電源オン時に上記ローラを上記回転部材側に押し付けてその回転を規制する駆動手段と、上記ローラに対して上記回転部材の回転規制を解除する方向に付勢力を作用させる付勢手段とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の動弁装置。
  6. 上記回転規制手段は、上記回転部材に上記ローラを2本隣接させて、その両方向の回転を規制することを特徴とする請求項5に記載の動弁装置。
  7. 上記回転規制手段は、上記回転部材に上記ローラを1本隣接させて、その一方向の回転を規制することを特徴とする請求項5に記載の動弁装置。
  8. カム高さとカム作用角が連続的に変化するようにカム面が形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向にスライド可能に構成されるカムと、
    上記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタと、
    モータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させて上記カムをスライドさせる伝達機構とを備え、
    上記カムが上記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置であって、
    上記アクセルシャフトに対して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置に上記カムを戻す方向に付勢力を作用させる付勢手段を備えるとともに、
    上記伝達機構は上記モータにより回転するピニオンを備え、そのピニオンが上記アクセルシャフトに設けられたラックに噛合することを特徴とする動弁装置。
  9. ハウジング及びハウジングカバーにより上記カムを収容するカム収容室が形成されるとともに、上記ハウジング及び上記ハウジングカバーのいずれか一方に上記アクセルシャフト、上記ピニオン、上記付勢手段を仮組付け可能とし、これらアクセルシャフト、ピニオン、付勢手段を仮組付けした状態で上記ハウジング及び上記ハウジングカバーを組み合わせ可能としたことを特徴とする請求項8に記載の動弁装置。
  10. 上記カム及び上記バルブリフタを吸排気それぞれに備え、1本の上記アクセルシャフトにより上記吸排気両側のカムをスライドさせる構成とし、
    上記アクセルシャフトのラックと上記ピニオンとの噛合位置を上記吸排気側のカム間の略中間位置に配置したことを特徴とする請求項8に記載の動弁装置。
  11. 上記アクセルシャフトの端部に上記付勢手段としてのスプリングを収容するスプリング収容孔を形成し、上記アクセルシャフトの外周面のうち上記スプリング収容部に対応する面に上記ラックを配置することを特徴とする請求項8に記載の動弁装置。
  12. カム高さとカム作用角が連続的に変化するようにカム面が形成され、カムシャフトと一体回転するとともにその軸方向にスライド可能に構成されるカムと、
    上記カムのカム面に押圧されてバルブを進退させるバルブリフタと、
    アクセル開度に応じて制御されるモータの回転運動を直線運動に変換し、アクセルシャフトを軸方向移動させて上記カムをスライドさせる伝達機構とを備え、
    上記カムが上記カムシャフトの軸方向にスライドすることによりバルブリフト量及びバルブ作動角を無段連続に可変制御する構成とした動弁装置であって、
    上記アクセルシャフトに対して、カム高さの低い部位でバルブの制御を行う位置に上記カムを戻す方向に付勢力を作用させることのできる付勢手段と、
    アクセル開度に応じて上記付勢手段の付勢端位置を上記アクセルシャフトと同調させて移動させる付勢端位置スライド手段とを備えたことを特徴とする動弁装置。
  13. 上記付勢手段は、上記アクセルシャフトの端部に付勢力を作用させるコイルスプリングであることを特徴とする請求項12に記載の動弁装置。
  14. 上記付勢端位置スライド手段は、上記付勢手段の付勢端位置を上記アクセルシャフトと同調させて移動させる際に、上記付勢手段の付勢力が上記アクセルシャフトに作用する状態で同調させることを特徴とする請求項12又は13に記載の動弁装置。
  15. 吸気バルブ及び排気バルブにより吸排気を制御するようにした内燃機関であって、
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の動弁装置を備えたことを特徴とする内燃機関。
JP2004045279A 2003-03-06 2004-02-20 動弁装置及びこれを備えた内燃機関 Expired - Fee Related JP4254570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004045279A JP4254570B2 (ja) 2003-03-06 2004-02-20 動弁装置及びこれを備えた内燃機関

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003059500 2003-03-06
JP2004045279A JP4254570B2 (ja) 2003-03-06 2004-02-20 動弁装置及びこれを備えた内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004286023A true JP2004286023A (ja) 2004-10-14
JP4254570B2 JP4254570B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=33302117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004045279A Expired - Fee Related JP4254570B2 (ja) 2003-03-06 2004-02-20 動弁装置及びこれを備えた内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4254570B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223610A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Mazda Motor Corp エンジンの可変動弁装置
JP2014034913A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Suzuki Motor Corp 内燃機関の動弁装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223610A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Mazda Motor Corp エンジンの可変動弁装置
JP2014034913A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Suzuki Motor Corp 内燃機関の動弁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4254570B2 (ja) 2009-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4134587B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
WO2010061514A1 (ja) 可変動弁装置及びそれを備えたエンジン装置並びに輸送機器
US6863038B2 (en) Valve driving apparatus and internal combustion engine including the same
JP4254570B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP4687598B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
US6988472B2 (en) Control device and control program product for engine
JP2006083819A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2011102566A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP4089424B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4645547B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2008025487A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2009185639A (ja) エンジンの可変動弁装置
JP4062909B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP5310467B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2006070840A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4168886B2 (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP2004225622A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4311177B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP4016617B2 (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP2012031726A (ja) 可変動弁装置及びそれを備えたエンジン装置並びに輸送機器
JP2004084566A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関
JP6035977B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP5691695B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2006070841A (ja) 動弁装置およびこれを備えた内燃機関
JP2004124794A (ja) 動弁装置及びこれを備えた内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4254570

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140206

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees