JP2004284597A - シール装置及びこれを用いた袋包装機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール装置を止めることなく、シール面の清掃を適切に行うことができるため、メンテナンス時間を著しく短縮できるとともに、生産性を低下させることなく、シート状物に対して良好なシールを施すことが可能であるシール装置及びこれを用いた袋包装機械を提供する。
【解決手段】ローラ18,18で搬送された重ね合わされたシート状物20を、シールバー1のシール面3と受け台5で圧着して、熱溶融によりシールし、シール状物22を得るシール機構6と、2つのシールバー1,2を所定の角度で軸着されてなる反転軸8を回転させ(矢印▲1▼参照)、シールバー1,2を切り替えるとともに、シール機構6においてシールバー1を所定の位置に保持する反転・保持機構10と、シール機構6で使用されたシールバー2のシール面4にスクレーバー12を圧接し(矢印▲2▼参照)、リニアガイド14に沿ってスクレーバー12を長手方向に移動させる(矢印▲3▼参照)昇降・移動手段13により、シールバー2のシール面4から固着した主にシート状物由来の残渣(焼カス)を掻き除く清掃機構15と、を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール装置及びこれを用いた袋包装機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
シート状物、特に気泡シートや発泡シートの製袋加工には、主に、熱溶融法によるシール加工、例えば、ヒートシールやインパルスシールが用いられている。
【0003】
ヒートシールは、例えば、図2に示すように、常時、一定温度で加熱されたシールバー30で、重ね合わせたシート状物20を加圧して、加熱、溶着し、更に溶断することにより、シール状物22を得ることができる。
【0004】
また、インパルスシールは、例えば、図3に示すように、先端部にニクロム線46が取り付けられ絶縁体42で絶縁されたシールバー40に、重ね合わせたシート状物20を圧着する時に、ニクロム線44を通電・発熱させて溶着・溶断することにより、シール状物22を得ることができる。
【0005】
しかしながら、ヒートシールは、シール強度が大きい反面、得られたシール状物(袋状物)にヒケや反りが発生しやすく、焼カス(主にシート状物由来の残渣)が出やすい。
この焼カスは、シールバーにこびりつき、シールバーの不具合の原因となるため、シール強度を低下させるだけでなく、製品である袋状物の品質を低下させてしまうという問題点があった。
【0006】
これを解消するため、所定量の焼カスがシールバーのシール面にこびりつく度に、シール装置を止めて、オペレータの手作業で、例えばワイヤーブラシや布を用いてシール面を清掃することにより、焼カスを除去していた。
【0007】
しかしながら、シール面の清掃作業は煩雑であり、オペレータが作業に費やす時間が長くなるので効率が悪く、これにより生産性が低下してしまうだけでなく、シール装置の保守管理や再起動も大変であり、その分コスト高となっていた。
【0008】
一方、インパルスシールは、シール強度がヒートシールと比較して小さいが、得られたシール状物(袋状物)にヒゲや焼カスが発生しにくいため、ヒートシールと比較して、保守管理を軽減できるとともに、生産性を向上できる利点がある。
【0009】
しかしながら、帯電防止剤その他、有機系、無機系の添加剤を練り込んだシート状物を用いてインパルスシールした場合、シート状物の種類によっては、最低20ショット程度で焼カスが発生し、ヒートシールの場合と同様の問題点の他に、焼カスがガニクロム線にこびりついて、局部的に高温となり、ニクロム線を断線させてしまうという問題点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シール装置を止めることなく、シール面の清掃を適切に行うことができるため、メンテナンス時間を著しく短縮できるとともに、生産性を低下させることなく、シート状物に対して良好なシールを施すことが可能であるシール装置及びこれを用いた袋包装機械を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明によれば、重ね合わされたシート状物を、シールバーと受け台で圧着して、熱溶融によりシールするシール機構と、少なくとも2つの前記シールバーを所定の角度で軸着されてなる反転軸を回転させ、前記シールバーを切り替えるとともに、前記シール機構において前記シールバーを所定の位置に保持する反転・保持機構と、前記シール機構で使用されたシールバーのシール面にスクレーバーを圧接し、固着した主にシート状物由来の残渣を掻き除く清掃機構と、を有することを特徴とするシール装置が提供される。
このとき、本発明では、反転軸を360゜回転させないことが、駆動系(電気や空気の処理)をコンパクトにすることができるため好ましい。
【0012】
また、本発明では、反転・保持機構が、シール機構におけるシールバーのシール面の清浄状態を参照し、シールバーのシール面に所定量の残渣が固着した時点で、清浄なシールバーに切り替えるとともに、シール機構で使用されたシールバーを清浄機構の所定の位置に保持することが好ましい。
【0013】
尚、本発明では、シール面が、ヒートシール又はインパルスシールからなるものであることが好ましい。
【0014】
また、本発明によれば、上記のいずれかのシール装置を用いることを特徴とする袋包装機械が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて更に詳細に説明する。
図1は本発明のシール装置の一例を示す概略斜視図である。
本発明のシール装置は、例えば、図1に示すように、ローラ18,18で搬送された重ね合わされたシート状物20を、シールバー1のシール面3と受け台5で圧着して、熱溶融によりシールし、シール状物22を得るシール機構6と、2つのシールバー1,2を所定の角度で軸着されてなる反転軸8を回転させ(矢印▲1▼参照)、シールバー1,2を切り替えるとともに、シール機構6においてシールバー1を所定の位置に保持する反転・保持機構10と、シール機構6で使用されたシールバー2のシール面4にスクレーバー12を圧接し(矢印▲2▼参照)、リニアガイド14に沿ってスクレーバー12を長手方向に移動させる(矢印▲3▼参照)昇降・移動手段13により、シールバー2のシール面4から固着した主にシート状物由来の残渣(焼カス)を掻き除く清掃機構15と、を有するものである。
【0016】
これにより、本発明のシール装置は、シール装置を止めることなく、シール面の清掃を適切に行うことができるため、オペレータ等の手作業による清掃を最小限にすることができるので安全性が向上するだけでなく、メンテナンス時間を著しく短縮できるとともに、生産性を低下させることなく、シート状物に対して良好なシールを施すことが可能である。
また、本発明のシール装置は、清掃時間短縮により、こまめに清掃することができるため、製品の品質の安定化にもつながる。
【0017】
本発明のシール装置では、図1に示すように、反転・保持機構10が、シール機構6におけるシールバー1のシール面3の清浄状態を参照し、シールバー1のシール面3に所定量の残渣が固着した時点で、清浄なシールバー2に切り替えるとともに、シール機構6で使用されたシールバー1を清掃機構15の所定の位置に保持することが好ましい。
【0018】
また、本発明で用いるシールバーの数は、少なくとも2つ以上あれば、特に限定されず、シール方法やシート状物の種類によって、適宜選択することができるが、通常、2〜4程度であることがメンテナンス面から好ましい。
【0019】
尚、本発明のシール装置では、シール面が、熱溶融によるシールであれば、特に限定されないが、ヒートシール又はインパルスシールからなるものであることがより好ましい。
【0020】
更に、本発明のシール装置は、従来の袋包装機械にそのまま適用することができるため、汎用性に優れている。
ここで、袋包装機械とは、一般的に、供給される包装資材がフィルム状物であってその工程中に袋を製造する製袋充填機と、別工程で製袋された包装資材(袋)が供給される給袋充填機がある。
【0021】
尚、上記製袋充填機は、主に、▲1▼被包装物が横(水平)方向から供給され、その方向でピロータイプの袋が製袋される横ピロー包装機、▲2▼流動性の被包装物を縦(鉛直)方向に重力を利用して供給し、ピロータイプの袋を製造しながら充填する縦ピロー包装機、▲3▼ロール状フィルム状物を三角形プレート状のフォーマーを使用した製袋ガイドで二つ折りにし、両端が重なった側面をヒートシールするフィルム2つ折り式三方シール包装機、▲4▼三方シール包装機と同様のプロセスであるが、二つ折りしたところでフィルム状物を切断し、袋の2側辺をヒートシールしたり、多列の充填シールを行うフィルム二つ折り四方シール包装機、▲5▼袋の表面と裏面で素材が異なる場合、2種類のフィルムが供給され、サイドシールされた後、被包装物を充填、横シールされるフィルム2枚合わせ式四方シール包装機が知られている。
【0022】
尚、本発明で用いるシート状物は、機械によるフィルム包装に用いられるものであれば、特に限定されないが、特に気泡シートや発泡シートであることが好ましい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明のシール装置及びこれを用いた袋包装機械は、シール装置を止めることなく、シール面の清掃を適切に行うことができるため、メンテナンス時間を著しく短縮できるとともに、生産性を低下させることなく、シート状物に対して良好なシールを施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール装置の一例を示す概略斜視図である。
【図2】ヒートシールの一例を示す説明図である。
【図3】インパルスシールの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2…シールバー、
3,4…シール面、
5…受け台、
6…シール機構、
8…反転軸、
10…反転・保持機構、
12…スクレーバー、
13…昇降・移動手段、
14…リニアガイド、
15…清掃機構、
18…ローラ、
20…重ね合わされたシート状物、
22…シール状物、
30,40…シールバー、
42…絶縁体、
44…ニクロム線。

Claims (5)

  1. 重ね合わされたシート状物を、シールバーと受け台で圧着して、熱溶融によりシールするシール機構と、
    少なくとも2つの前記シールバーを所定の角度で軸着されてなる反転軸を回転させ、前記シールバーを切り替えるとともに、前記シール機構において前記シールバーを所定の位置に保持する反転・保持機構と、
    前記シール機構で使用されたシールバーのシール面にスクレーバーを圧接し、固着した主にシート状物由来の残渣を掻き除く清掃機構と、
    を有することを特徴とするシール装置。
  2. 前記反転軸が、360゜回転しない請求項1に記載のシール装置。
  3. 前記反転・保持機構が、前記シール機構における前記シールバーのシール面の清浄状態を参照し、前記シールバーのシール面に所定量の前記残渣が固着した時点で、清浄な前記シールバーに切り替えるとともに、前記シール機構で使用された前記シールバーを前記清浄機構の所定の位置に保持する請求項2又は3に記載のシール装置。
  4. 前記シール面が、ヒートシール又はインパルスシールからなるものである請求項1〜3のいずれか1項に記載のシール装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシール装置を用いることを特徴とする袋包装機械。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190797A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Kawakami Sangyo Co Ltd 製袋機および袋の製造方法
JP2009160864A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Kawakami Sangyo Co Ltd シール装置
JP2010284858A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Kawakami Sangyo Co Ltd 合成樹脂製気泡シートの製造方法
CN113091382A (zh) * 2021-04-16 2021-07-09 苏州欣韵升服饰有限公司 一种冰箱密封条修复装置
CN115103811A (zh) * 2020-02-27 2022-09-23 皇家戴维艾格伯茨有限公司 胶囊填充线的改进或与之相关的改进

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