JP3026156B2 - 積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装方法とその装置 - Google Patents

積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装方法とその装置

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JP3026156B2
JP3026156B2 JP08083254A JP8325496A JP3026156B2 JP 3026156 B2 JP3026156 B2 JP 3026156B2 JP 08083254 A JP08083254 A JP 08083254A JP 8325496 A JP8325496 A JP 8325496A JP 3026156 B2 JP3026156 B2 JP 3026156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、熱溶着可能な外
層を有する積層フィルムよりなる包装袋体を用いて被包
装物の包装をしようとする方法とその装置に関するもの
であり、詳しくは、主としてサンドイッチやシュガート
ースト等の食品のように、衛生上包装後の包装袋体内に
蟻等の小虫や埃やその他の異物が進入しないようにする
ことを特に要求される被包装物を密封する包装方法とそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、サンドイッチやシュガートース
ト等の食品のように衛生上被包装物を密封包装し、か
つ、容易に開封することが求められる被包装物の包装と
しては、人為的な方法にしろ、機械的な方法にしろ、包
装袋体の挿入開口部端縁部分が折り込み封止可能な分だ
け残余するように該包装袋体の中に被包装物を収容した
後、該端縁部分を順次折り込み、さらに、折り込むこと
により形成された折り重なり面に加熱鏝等をあてがって
該折り重なり面の一部分を加熱溶着(ポイントシール)
したり(図12の(32)参照)、または、折り込むこ
とにより形成された折り重なり面にラベル等を貼着する
ことにより(図13の(42)参照)、もしくは、これ
らを併せて用いることにより、包装袋体の開口部分を封
止することとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法における封止は、いずれも折り重なり面の部分的な
封止によって対処されているのが現状であり、この部分
的な封止手段では折り込みにより生じる折り畳まれたフ
ィルム間の隙間部が完全に密封されないことから、該隙
間部よりときどき蟻等の小虫や埃や異物が侵入してしま
う恐れがあり、衛生面で好ましくなく早急な改善が望ま
れているものである。
【0004】すなわち、蟻等の小虫や埃や異物の侵入す
る恐れをなくすためには、該折り重なり面に全面的にラ
ベル等を貼着したり、該折り重なり面を加熱ローラ等で
全面的に加熱溶着したりすることにより、折り込み段差
により生じる隙間部を完全に封止するようにすれば良い
のであるが、ラベル等を貼着する場合においては、ラベ
ル等が該折り重なり面より大き過ぎると、周囲からはみ
出して体裁が悪くなり陳列棚等に綺麗に並べて載置する
ことが困難になってしまうことから、該折り重なり面と
同等の大きさのラベルを準備して、該ラベルを僅かな位
置ずれの狂いもなく、該折り重なり面からはみ出さない
ように綺麗に貼着しながら隙間部を完全に封止するよう
にしなければならないという非常に煩わしく困難な不都
合が生じ、また、加熱ローラ等で全面的に加熱溶着する
場合においては、折り重なり面は包装袋体上縁の折り込
み重なり差により部分的に包装材の厚い箇所(折り込み
多層部分)と薄い箇所(折り込み単層部分)が生じるこ
とから、該厚い箇所に加熱不足による未溶着部分を生じ
させることなく、かつ、該薄い箇所に過剰加熱による穴
空き破損等を生じさせないで該厚い箇所と該薄い箇所と
を全面的に均一に加熱溶着し封止することが非常に困難
なものであるとともに、加熱ローラ等を折り重なり面に
あてがうようにすると、包装袋体の熱溶着可能な樹脂が
該加熱ローラ等に不要に付着してしまうことがあり、連
続した熱溶着に支障をきたしてしまう恐れを有すること
から、上述の方法においてはいずれも全面的な封止を行
い隙間部を完全になくすということは困難なものなので
ある。
【0005】また、上述のような部分的な封止方法で
は、折り重なり面の部分的な封止箇所と非封止箇所とで
段差を生じてしまい、該折り重なり封止面を下にして並
べ置いた場合、底面が盛り上がった体裁の悪い商品価値
の低いものとなってしまう。本願発明は、このような課
題に対処しようとするものであり、以下に記載の発明の
完成によりその目的を達成することが出来たものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、熱溶着可能
な外層を有する積層フィルムよりなる包装袋体の中に該
包装袋体の上縁部分が折り込み封止可能な分だけ残余す
るように被包装物を収容し、次いで該包装袋体の前後左
右の各上縁部分のいずれか2以上が重なるように任意に
折り込んだ後、折り重なった各積層フィルムが相互に密
接するように軽く押さえながら折り込みにより形成され
る包装袋体の上面部分に熱風を吹き付け該上面部分を加
し、さらに該熱風の吹き付け後に直ちに該上面部分を
軽く押さえ付けることにより、任意に折り込まれた折り
込み部分を一体的に溶着封止し、被包装物を密封してな
るものである。
【0007】
【0008】また、本願発明は、熱溶着可能な外層を有
する積層フィルムよりなる包装袋体の中に該包装袋体の
上縁部分が折り込み封止可能な分だけ残余するように被
包装物を収容し、次いで該包装袋体の前方上縁部分を折
り込む第1の折り込みと左右上縁部分を夫々折り込む第
2、3の折り込みを終えた時点で、折り重なった各積層
フィルムが相互に密接するように軽く押さえながら第1
乃至3の折り込みにより形成される包装袋体の上面部分
に熱風を吹き付け該上面部分を加熱し、さらに該熱風の
吹き付け後に直ちに該上面部分を軽く押さえ付けること
により、第1乃至3の折り込み部分を一体的に溶着封止
した後、後方上縁部分を折り込む第4の折り込みを行
い、これを該上面部分に加熱溶着することにより被包装
物を密封してなるものでもある。
【0009】また、本願発明は、上述のような被包装物
の密封において第4の折り込みを、熱風を吹き付ける
ことにより一体的に溶着封止した包装袋体の上面部分と
後方上縁部分との境界部分に折り返し補助目を形成して
行うようにしたり、または、第4の折り込みを、熱風を
吹き付けることにより一体的に溶着封止した包装袋体の
上面部分から後方上縁部分にかけて再び熱風を吹き付け
ながら行うようにしたり、または、第4の折り込み終了
後、包装袋体の上面部分をさらに加熱しながら軽く押さ
えつけ該第1乃至4の折り込み部分を一体的に溶着する
ようにしたり、または、これらを適宜組み合わせたりす
ることにより被包装物を密封してなるものでもある。
【0010】また、本願発明は、一定速度で進行するコ
ンベアと、該コンベア上に列設されるとともに熱溶着可
能な外層を有する積層フィルムよりなる包装袋体を上縁
折り込み部分が露出するように夫々収容してなる複数の
バケットと、該バケットから露出した包装袋体の前方上
縁部分の折り込みを行う第1の折り込み装置と、第1の
折り込みに引き続き該包装袋体の左右上縁部分の折り込
みを夫々行う第2、3の各折り込み装置と、第1乃至3
の折り込みを終えた後該折り込みにより形成される包装
袋体の上面部分に熱風を吹き付け加熱し該上面部分を一
体的に溶着封止してなる第1の熱風機と、該第1の熱風
機の直前(すなわち、上流側)に設けられ第1乃至3の
折り込みにより形成される包装袋体の上面部分を軽く押
さえつけてなる第1の押さえローラと、第1の熱風機の
直後(すなわち、下流側)に設けられ熱風を吹き付ける
ことにより一体的に溶着封止された包装袋体の上面部分
を軽く押さえつけてなる第2の押さえローラと、該第1
の熱風機による溶着封止後該包装袋体の後方上縁部分の
折り込みを行う第4の折り込み装置と、第4の折り込み
終了後包装袋体の上面部分をさらに加熱溶着する装置と
により、積層フィルムよりなる包装袋体の密封を行う包
装装置としたものでもある。
【0011】
【0012】
【0013】また、本願発明は、第1の熱風機の後方
(すなわち、下流側)に、一体的に溶着封止された包装
袋体の上面部分と後方上縁部分との境界部分に第4の折
り込みのための折り返し補助目を形成してなる折り返し
補助鏝を設けることにより、または、該境界部分を加熱
し第4の折り込みのための折り返し補助目を形成してな
る折り返し熱鏝を設けることにより、それぞれ積層フィ
ルムよりなる包装袋体の密封を行う包装装置としたもの
でもある。なお、ここで言う第1の熱風機の後方(すな
わち、下流側)とは、第1の熱風機しか設けられていな
い場合はその後方を意味するが、第1の熱風機の直後に
第2の押さえローラが設けられてなる場合は、該第2の
押さえローラの後方を意味するものである。
【0014】また、本願発明は、第1の熱風機の後方
(すなわち、下流側)に、または折り返し補助鏝もしく
は折り返し熱鏝が設けられてなるときはその後方近傍
に、第4の折り込みの際に一体的に溶着封止された包装
袋体の上面部分から後方上縁部分にかけて再び熱風を吹
き付け加熱してなる第2の熱風機を設けることにより、
積層フィルムよりなる包装袋体の密封を行う包装装置と
したものでもある。なお、ここにおいて言う第1の熱風
機の下流側も、上記と同様に第1の熱風機しか設けられ
ていない場合はその後方を意味するが、第1の熱風機の
直後に第2の押さえローラが設けられてなる場合は、該
第2の押さえローラの後方を意味するものである。
【0015】また、本願発明は、第2の熱風機を、熱風
が下流側上方から包装袋体の上面部分及び後方上縁部分
に向かって、すなわち、包装袋体に対して前方斜め上方
より吹き付けるように斜めに設けることにより、積層フ
ィルムよりなる包装袋体の密封を行う包装装置としたも
のでもある。
【0016】また、本願発明は、第4の折り込み終了後
に、包装袋体の上面部分をさらに加熱しながら軽く押さ
えつけ溶着密封してなる第3の熱風機及び第3の押さえ
ローラを設けることにより、積層フィルムよりなる包装
袋体の密封を行う包装装置としたものでもある。
【0017】また、本願発明は、第1の折り込み装置
を、バケットの進行によって包装袋体の前方上縁部分に
当接するように上方から垂下して設けられた細長板状の
ヘラとしたものでもある。
【0018】また、本願発明は、第2の折り込み装置
を、一方の側方よりバケット上縁に臨んで飛び出すよう
に設けられた水平板状の横押部材とし、第3の折り込み
装置を、バケットの進行によって進路側方からバケット
上方に位置するように第2の折り込み装置に対向して他
方の側方に設けられた垂直状態から徐々に倒伏して水平
状態となるねじれ板状の櫛形ガイドとしたものでもあ
る。
【0019】また、本願発明は、第4の折り込み装置
を、バケットの後方上縁部近傍に設けた支軸を回転軸と
してバケット上面に向かって反転回動するように設けら
れた平板状の押圧部材とすることにより、または、バケ
ットの後方からバケット上面に向かって弧状にせり出し
移動するように該バケットの後方上縁部に設けられた平
板状の押圧部材とすることにより、それぞれ積層フィル
ムよりなる包装袋体の密封を行う包装装置としたもので
もある。
【0020】すなわち、本願発明は、被包装物を熱溶着
可能な外層を有する積層フィルムよりなる包装袋体を用
いて包装することを前提条件とし、該包装袋体の上縁部
分が折り込み封止可能な分だけ残余するように被包装物
を該包装袋体の中に収容し、該包装袋体の上縁部分の第
1乃至3の折り込みを終えた時点で該折り込みにより形
成された包装袋体の上面部分に熱風を吹き付けることで
該上面部分を一体的に熱溶着して、包装の際に隙間を生
じさせることなく被包装物を密封包装してなるものであ
る。そして、包装袋体の熱風による一体的な熱溶着をよ
り良いものとするために、熱風による熱溶着の際に該包
装袋体の上面部分が平坦となるように予め押さえつけて
なる第1の押さえローラを設けるようにしたり、熱溶着
終了後に該包装袋体の上面部分を軽く押さえつけてなる
第2の押さえローラを設けるようにしたり、一体的に溶
着封止された該包装袋体の上面部分から後方上縁部分に
かけて再び熱風を吹き付け加熱してなる第2の熱風機を
設けるようにしたり、一体的に溶着封止された該包装袋
体の上面部分と後方上縁部分の境界部分に、第4の折り
込みのための折り返し補助目を形成してなる折り返し補
助鏝または折り返し熱鏝を設けるようにしたり、第4の
折り込み終了後の該包装袋体の上面部分をさらに加熱し
ながら軽く押さえつけてなる第3の熱風機及び第3の押
さえローラを設けるようにしたりしてなるものである。
【0021】このように、包装袋体の上縁部分のいずれ
か2以上が重なるように任意に折り込んだ後、折り込み
により形成される包装袋体の上面部分に熱風を吹き付け
ると、該上面部分の形状や大きさ、折り込み段差等に関
係なく該上面部分が全体的に略均一に熱風により加熱さ
れて、包装袋体の熱溶着可能な積層フィルムの外層部分
が溶融されて重なり合った上縁部分どうしが一体的に溶
着されることとなる。しかも、熱風を吹き付けるだけで
包装袋体自体に直に加熱機等を触れさせることなく溶着
してなるものなので、熱溶着可能な外層が加熱機等に無
闇に付着してしまうという恐れもない。
【0022】また、熱風の吹き付けを折り重なった積層
フィルムどうしが互いに密接するように軽く押さえなが
ら行うようにすると、重なり合った包装袋体の上縁部分
間の隙間を無くすような状態で溶着が行われて、該上縁
部分間で上から下の積層フィルムまで熱が均一に、か
つ、容易に伝わって熱効率良く完全な熱溶着が行われ易
くなる。
【0023】また、熱風の吹き付け後上面部分を軽く押
さえつけるようにすると、加熱された後の各上縁部分ど
うしの接触がより確実に行われて、重なり合った上縁部
分どうしの一体的な溶着がより確実に行われるととも
に、溶着後の上面部分が平坦に整えられることとなる。
【0024】また、包装袋体の前方上縁部分及び左右上
縁部分を折り込む第1乃至3の折り込みを終えた後の上
面部分に熱風を吹き付け加熱して該上面部分を一体的に
封止すると、蟻等の小虫や埃その他の異物の進入する恐
れのある折り込み段差が一回の溶着作業により全体的に
効率良く封止され、その後、後方上縁部分を折り込む第
4の折り込みを行うようにすると、第4の折り込み作業
により折り込まれた前方及び左右の各上縁部分の位置ズ
レが発生することなく行われることとなる。
【0025】また、第1乃至3の折り込みにより形成さ
れた包装袋体の上面部分を軽く押さえつけながら溶着が
行われるようにすると、折り込まれて嵩高となった包装
袋体の上面部分が広がらないように押さえつけられて折
り込まれた各上縁部分が密接に重なり接触し合った熱溶
着し易い状態を保つこととなるので、最下層の積層フィ
ルムである第1の折り込みの前方上縁部分まで確実に熱
溶着による一体的な封止が行われることとなり、さら
に、上面部分の押さえつけが、バケットの進行に伴って
後方にやや引っ張られるような状態をとるようにして行
われることとなるので、該上面部分はより平坦となるよ
うにピンと張られた状態で熱溶着されることとなる。
【0026】また、第1乃至3の折り込みにより形成さ
れた包装袋体の上面部分への熱風の吹く付け後、熱風に
より溶着封止された包装袋体の上面部分を軽く押さえつ
けてなるようにすると、加熱溶着された包装袋体の上面
部分をすぐに補助的に押さえつけることとなるので、折
り込みにより重なり合った各上縁部分の一体的な溶着を
確実に、より平面的に行われることとなる。
【0027】また、加熱溶着された包装袋体の上面部分
と後方上縁部分との境界部分に第4の折り込みのための
折り返し補助目を形成するようにすると、第4の折り込
みによる該後方上縁部分の該上面部分への折り返しが該
境界部分から綺麗により確実に行えることとなる。
【0028】また、加熱溶着された包装袋体の上面部分
から後方上縁部分にかけて再び熱風を吹き付け加熱しな
がら第4の折り込みを行うようにすると、熱風により包
装袋体の上面部分から後方上縁部分が加熱されて柔らか
くなるので、第4の折り込みによる該後方上縁部分の該
上面部分への折り返しが行い易くなるとともに、その後
の溶着も行い易くなる。この際、熱風が下流側上方から
包装袋体の上面部分に向かって斜めに吹き付けるように
すると、包装袋体の上面部分と後方上縁部分との境界部
分である折り返し部分を集中して加熱することが出来る
とともに、包装袋体の上面部分を必要以上に加熱し過ぎ
ることがなく該包装袋体自体や被包装体に過剰加熱によ
る悪影響を及ぼす恐れもない。
【0029】また、第4の折り込み終了後の包装袋体の
上面部分をさらに加熱しながら軽く押さえつけるように
すると、後方上縁部分の包装袋体の上面部分への一体的
な溶着をより確実に、より平面的に行うことができるこ
ととなる。
【0030】また、第1の折り込みを、バケットの進行
によって包装袋体の前方上縁部分に当接するように上方
から垂下して設けられた細長板状のヘラにより行われる
ようにすると、包装袋体の前方上縁部分が該ヘラにより
徐々に押さえつけられることによりバケットの進行に支
障をきたすことなく円滑に折り畳まれて第1の折り込み
が行われることとなる。
【0031】また、第2の折り込みを、一方の側方より
バケット上縁に臨んで飛び出すように設けられた水平板
状の横押部材により行われるようにし、第3の折り込み
を、バケットの進行によって進路側方からバケット上方
に位置するように第2の折り込みに対向して他方の側方
に設けられた垂直状態から徐々に倒伏して水平状態とな
るねじれ板状の櫛形ガイドにより行われるようにする
と、櫛形ガイドにより一方の側方上縁部分が徐々に折り
畳まれて第3の折り込みが行われるとともに、該第3の
折り込みが行われている途中で一方の側方上縁部分の下
方に差し込まれるように横押部材により他方の側方上縁
部分が折り畳まれる第2の折り込みが行われることによ
り、第3の折り込みに伴って先に折り込まれた第2の折
り込み部分が捲れ上がったり無闇にずれてしまい、左右
の側方上縁部分の折り込みが不完全となってしまったり
することなく綺麗な折り重ねが行われることとなり、さ
らに、この綺麗な折り重ねによりその後の熱風による溶
着が均一に、かつ、完全に行われることとなる。
【0032】また、第4の折り込みを、バケットの後方
上縁部近傍に設けた支軸を回転軸としてバケット上面に
向かって反転回動するように設けられた平板状の押圧部
材、もしくは、バケットの後方からバケット上面に向か
って弧状にせり出し移動するように該バケットの後方上
縁部に設けられた平板状の押圧部材により行われるよう
にすると、予め第1乃至第3の折り込み部分が一体的に
溶着されていることにともなって該折り込み部分を無闇
にずらしてしまうという恐れを伴うことなく、被包装物
を包装する際に包装袋体の上縁部分を自動的に効率良く
綺麗に折り込むことが出来ることとなり、さらに、その
後の熱風による溶着も均一に、かつ、完全に行われるこ
ととなる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施例を、被
包装物(2)として5cm程度の厚みを有する直角三角
形状をしたシュガートーストを包装する場合について、
図面に基づいて説明する。本願発明は、一定速度で進行
するコンベア(11)上に列設された複数のバケット
(17・・・17)と、該バケット(17)の前後左右
の上縁より上縁部分(10)が露出するように収容され
た包装袋体(1)の前方上縁部分(10a)の折り込み
を行う第1の折り込み装置(12)と、第1の折り込み
に引き続き該包装袋体(1)の左右上縁部分(10b,
10c)の折り込みを夫々行う第2、3の各折り込み装
置(13,14)と、第1乃至3の折り込みを行うこと
により形成される包装袋体(1)の上面部分(20c)
に熱風を吹き付け加熱し該上面部分(20c)を一体的
に溶着封止してなる第1の熱風機(3)と、該第1の熱
風機(3)の直前(すなわち、上流側)に設けられ、熱
風による熱溶着の際に、該包装袋体(1)の上面部分
(20c)を形成する折り畳まれて重なった前方上縁部
分(10a)、左右上縁部分(10b,10c)が全体
的に平坦となるように予め押さえつけてなる第1の押さ
えローラ(4)と、該第1の熱風機(3)の直後(すな
わち、下流側)に設けられ熱溶着終了後に該包装袋体
(1)の上面部分(20c)を軽く押さえつけてなる第
2の押さえローラ(5)と、該第2の押さえローラ
(5)の下流側に設けられ、第4の折り込みの際に、第
1の熱風機(3)によって一体的に溶着封止された該包
装袋体(1)の上面部分(20c)から後方上縁部分
(10d)にかけて再び熱風を吹き付け加熱してなる第
2の熱風機(6)と、該第2の熱風機(6)の近傍に設
けられ、第4の折り込みの際に、一体的に溶着封止され
た該包装袋体(1)の上面部分(20c)と後方上縁部
分(10d)の境界部分に第4の折り込みを容易にする
ための折り返し補助目(18)を形成する折り返し熱鏝
(7)と、該折り返し熱鏝(7)による折り返し補助目
(18)の形成に伴って第1の熱風機(3)によって溶
着封止された後の該包装袋体(1)の後方上縁部分(1
0d)の折り込みを行う第4の折り込み装置(15)
と、第2の熱風機(6)の後方に夫々設けられ第4の折
り込み終了後の該包装袋体(1)の上面部分(20d)
をさらに加熱しながら軽く押さえつけてなる第3の熱風
機(8)及び第3の押さえローラ(9)とからなるもの
であり、これにより、被包装体(2)を隙間なく密封包
装しようとするものである(図1乃至図3参照)。
【0034】包装袋体(1)は、従来の三角サンドイッ
チ用の包装袋体と同様の略二等辺台形状をしたもの(図
14参照)であり、外層に熱溶着可能な合成樹脂、例え
ば、ポリエチレンがコーティングされた透明なセロファ
ンまたはプラスチック等からなるものである。熱溶着可
能な合成樹脂は、少なくとも包装袋体(1)の上縁部分
(10)のみにコーティングされたものであれば、外層
全体にコーティングされる必要はない。
【0035】包装袋体(1)内に入れられた被包装物
(2)は、一定速度で図中矢印方向に進行するエンドレ
スのコンベア(11)上に一定間隔で取り付けられたバ
ケット(17)内に、該被包装物(2)の直角部分が進
行方向側に位置するようにして収容される。この際の包
装袋体(1)の前後左右の上縁部分(10)は、バケッ
ト(17)の上縁より折り込み封止を行う分だけ露出さ
れることとなる。
【0036】折り込み方法は、図3(ア)乃至(エ)に
示されるように、第1の折り込みによって前方上縁部分
(10a)を折り返すことにより形成された上面部分
(20a)の上に、引き続き第2、3の折り込みを行っ
て左右上縁部分(10b,10c)を重ねて折り返し上
面部分(20c)を形成し、該上面部分(20c)を熱
風により加熱溶着し一体的に封止する。次いで、第4の
折り込みによって後方上縁部分(10d)を折り返すこ
とにより上面部分(20d)形成させて、被包装物
(2)の包装を行う。
【0037】第1の熱風機(3)は、包装袋体(1)の
外層(表面)に積層された熱溶着可能な合成樹脂の溶融
温度よりやや高めの温度に設定するとともに、熱風が常
に吹き出している状態としておく。熱風を常に吹き出し
た状態としておくのは、包装袋体の溶着封止毎にその都
度断続的に上面部分に熱風が吹き付けるようにするので
は、熱風が素早く必要温度まで達しずらく完全な溶着封
止が行われないという恐れを有することとなり、この恐
れを無くし安定した溶着封止を行うようにするためであ
る。
【0038】また、第2の熱風機(6)も包装袋体
(1)の外層(表面)に積層された熱溶着可能な合成樹
脂の溶融温度よりある程度高めの温度に設定すればよい
が、第1の熱風機(3)により包装袋体(1)の外層
(表面)は一旦加熱されているので、過度の加熱による
劣化を避けるために第1の熱風機(3)よりやや低めに
設定すると良い。
【0039】また、第3の熱風機(8)も包装袋体
(1)の外層(表面)に積層された熱溶着可能な合成樹
脂の溶融温度よりある程度高めの温度に設定すればよい
のであるが、第2の熱風機(6)の場合と同様に包装袋
体(1)の過度の加熱による劣化を避けるため第2の熱
風機(6)よりさらに低い温度に設定すると良い。
【0040】また、熱風機の風量については、熱溶着可
能な外層を素早く溶融するために単純に包装袋体の上面
部分に強く吹き付けを行うようにすると、集中して一箇
所に強く吹き付けされることによる該部分の過剰加熱破
損や、不均一な熱風の吹きつけによる不完全溶着等を生
じさせてしまう恐れを有することとなるため、包装袋体
(1)の上面部分(20cもしくは20d)に熱風が全
体的に均一に吹き付け加熱されるような微風で成される
ことが好ましい。従って、各熱風機の温度設定も、熱風
機の風量をはじめ包装袋体の外層に積層された熱溶着可
能な外層の溶融温度や包装袋体の上面部分への吹き付け
距離等を考慮して適宜調整するようにすることを要す
る。
【0041】また、熱風機の設置は、各熱風機の有する
目的や作用を考慮して夫々角度を変えて用いると良い。
例えば、第1の熱風機(3)は、包装袋体(1)の第1
乃至3の折り込みによる上面部分(20c)の一体的な
溶着封止を行うものであるので、該上面部分(20c)
に対して略直角に熱風が吹き付けるように設置し、第2
の熱風機(6)は、第4の折り込みを行い易くするため
の手助けや熱風の過度吹き付けによる包装袋体自体の過
剰な劣化等の防止、及び第4の折り込みのために後方上
縁部分(10d)が加熱されるように、該上面部分(2
0c)に対して下流側上方より斜めに(すなわち、包装
袋体に対する前方斜めより)、具体的には40°〜50
°、特に約45°の角度で熱風が吹き付けるように設置
し、第3の熱風機(8)は、後方上縁部分(10d)の
上面部分(20c)への一体的な溶着を確実に行うとと
もに包装袋体自体の過剰な加熱による劣化等の防止のた
めに、該上面部分(20d)に対して斜めに、具体的に
は80°の角度で熱風が吹き付けるように設置すると良
い(図4、図5及び図7参照)。
【0042】第1の押さえローラ(4)は、鉄製よりな
るローラで差し支えないが、第2の押さえローラ(5)
及び第3の押さえローラ(9)の場合は、加熱後の上面
部分を押さえつけてなるものであることから、加熱溶融
された包装袋体の外層の合成樹脂の無用な付着を防止す
るためにシリコン製のローラとすると良い。
【0043】また、第1の押さえローラ(4)は、バケ
ット(17)に収容された包装袋体(1)の上面部分
(20c)が平坦となるように押さえつけながら包装袋
体(1)内の空気を排出するために、後方上縁部分(1
0d)を後方(すなわち、上流側)へやや引っ張られる
ような状態を取るようにする。また、第2の押さえロー
ラ(5)は、溶着後の該上面部分(20c)の溶着をよ
り確実に平面的に行うように、第3の押さえローラ
(9)は、上縁部分(10)の全体的な折り込みを終え
た後の上面部分(20d)の溶着をより確実に平面的に
行うようにするために、包装袋体(1)に包まれた製品
の通過に伴って夫々その都度若干下方へ押さえ移動する
ように設けられている。
【0044】さらに、第1の押さえローラ(4)と第2
の押さえローラ(5)の両ローラは、第1の押さえロー
ラ(4)による押さえ付けを行いながら第1の熱風機
(3)による加熱溶着後、直ぐに第2の押さえローラ
(5)での押さえを行うことが出来るようにするため
に、少なくとも第1の熱風機(3)による熱風の吹きつ
けが行える隙間部が形成されるような間隔を設けて、な
るべく接近させて設けるようにする(図4参照)。
【0045】折り返し熱鏝(7)は、先端縁部分(7
a)が全体的にテーパ状に薄くなった鉄製の幅広の折り
返し補助部材であるとともに、該先端縁部分(7a)が
加熱されてなるものであり、第4の折り込みの際に一体
的に溶着密封された該包装袋体(1)の上面部分(20
c)と後方上縁部分(10d)の境界部分に軽く突き当
たるように斜めに突出し、第4の折り込みを容易にする
ための加熱跡の折り返し補助目(19)を形成してなる
ものである。また、熱鏝(7)は、第2の熱風機(6)
による加熱とともに成される場合は、第2の熱風機
(6)の上流側近傍に設けるようにすると操作し易く好
ましい(図5参照)。
【0046】なお、本願発明における第1乃至第4の折
り込み装置は、特に限定されるものではなく、図9に示
すように、第1の折り込み装置(12)を、バケット
(17)の進行によって包装袋体(1)の前方上縁部分
(10a)に当接するように上方から垂下して設けられ
た幅2〜3cmの薄板棒状のヘラとし、第2の折り込み
装置(13)を、一方の側方よりバケット(17)の上
縁に臨んで飛び出すように設けられた水平板状の横押部
材とし、第3の折り込み装置(14)を、バケット(1
7)の進路の他方側方から進路の上方に位置するよう
に、第2の折り込み装置(13)に対向して他方の側方
に設けられた垂直状態から徐々に倒伏して水平状態とな
るねじれ板状の櫛形ガイドとし、第4の折り込み装置
(15)を、図10に示すように、バケット(17)の
後方上縁部を支軸としてバケット上面に向かって反転回
動するように、該バケット(17)の後方上縁部に設け
られた平板状の押圧部材(15a)とする(もしくは、
2本の押圧杆としても良い)ことにより、積層フィルム
よりなる包装袋体(1)を用いて被包装物(2)を密封
するようにした包装装置とすると、包装体(1)の上縁
部分(10)の折り込みが効率良く、かつ、綺麗に行う
ことが出来るので好ましい。
【0047】また、第4の折り込み装置(15)は、図
11に示すように、バケット(17)の後方からバケッ
ト上面に向かって弧状にせり出し移動するように該バケ
ットの後方上縁部に設けられた平板状の押圧部材(15
b)とすることにより、積層フィルムよりなる包装袋体
(1)の上縁部分(10)の密封を行うようにした包装
装置でも良い。
【0048】このようにして包装された被包装物は、最
後に必要に応じてラベル(19)を溶着部分に貼着する
ことにより包装完了とする。尚、本願発明は、上述のよ
うな三角形状製品の包装に限定されるものではなく、四
角形状製品やその他の形状の製品の包装にも用いること
が可能なものであるとともに、食品以外のものにも用い
ることが可能なものであることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、包装袋
体の折り返し重なり面の一体的な溶着密封が行われ、折
り込み段差による隙間部が完全に封止されることとなる
ので、包装後に蟻やその他の小昆虫が包装袋体内に侵入
してしまう恐れが一切なく、衛生的に包装することが行
える。
【0050】また、全体的に連続した機械的な手段によ
り成されることから、作業の効率においてもとても好ま
しいものといえる。しかも、本願発明による折り込み手
段は、包装袋体の上縁部分を綺麗に折り畳むことが可能
となるので、その後の熱風による溶着作業が完全に、か
つ、容易に行える、熱風溶着に適したものといえる。
【0051】さらに、封止面は全体的に平坦に嵩高くな
ることなく封止されることとなるので、該封止面を下に
して陳列棚等に並べ置きを行った際に、底面が盛り上が
って体裁の悪いものとなってしまうことなく見栄え良く
並べ置きが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の装置を示す側面図。
【図2】 本願発明の主要部を説明する概略側面図。
【図3】 (ア)乃至(エ)本願発明による折り込み方
法を順次説明する概略斜視図。
【図4】 本願発明の溶着密封部分を説明する概略斜視
図。
【図5】 本願発明の最終折り込み部分を説明する概略
斜視図。
【図6】 本願発明の最終折り返し部分を説明する概略
斜視図。
【図7】 本願発明の最終加熱溶着部分を説明する概略
斜視図。
【図8】 本願発明の溶着密封後の製品を説明する概略
斜視図。
【図9】 本願発明の第1乃至4の各折り込み装置を説
明する概略斜視図。
【図10】本願発明の第4の折り込み装置を説明する概
略斜視図。
【図11】本願発明の第4の折り込み装置の他の形態を
説明する概略斜視図。
【図12】従来の封止方法を説明する概略平面図。
【図13】従来の封止方法を説明する概略平面図。
【図14】包装袋体を説明する平面図。
【符号の説明】
1・・・包装袋体 2・・・被包装物 3・・・第1の熱風機 4・・・第1の押さえローラ 5・・・第2の押さえローラ 6・・・第2の熱風機 7・・・熱鏝 8・・・第3の熱風機 9・・・第3の押さえローラ 11・・・コンベア 12・・・第1の折り込み装置 13・・・第2の折り込み装置 14・・・第3の折り込み装置 15・・・第4の折り込み装置 16・・・ラベル貼着機 17・・・バケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 吉仁 東京都東村山市久米川町1丁目53番地 1,山崎製パン株式会社武蔵野第二工場 内 (56)参考文献 特開 昭57−68325(JP,A) 特開 昭52−49188(JP,A) 特開 昭63−248623(JP,A) 実開 昭60−171805(JP,U) 実開 昭59−89805(JP,U) 実開 平2−10202(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 51/00 - 51/32

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱溶着可能な外層を有する積層フィルム
    よりなる包装袋体の中に該包装袋体の上縁部分が折り込
    み封止可能な分だけ残余するように被包装物を収容し、
    次いで該包装袋体の前後左右の各上縁部分のいずれか2
    以上が重なるよう任意に折り込んだ後、折り重なった各
    積層フィルムが相互に密接するように軽く押さえながら
    折り込みにより形成される包装袋体の上面部分に熱風を
    吹き付け該上面部分を加熱し、さらに該熱風の吹き付け
    後に直ちに該上面部分を軽く押さえ付けることにより、
    任意に折り込まれた折り込み部分を一体的に溶着封止
    し、被包装物を密封してなることを特徴とする積層フィ
    ルムよりなる包装袋体の密封包装方法。
  2. 【請求項2】 熱溶着可能な外層を有する積層フィルム
    よりなる包装袋体の中に該包装袋体の上縁部分が折り込
    み封止可能な分だけ残余するように被包装物を収容し、
    次いで該包装袋体の前方上縁部分を折り込む第1の折り
    込みと左右上縁部分を夫々折り込む第2、3の折り込み
    を終えた時点で、折り重なった各積層フィルムが相互に
    密接するように軽く押さえながら第1乃至3の折り込み
    により形成される包装袋体の上面部分に熱風を吹き付け
    該上面部分を加熱し、さらに該熱風の吹き付け後に直ち
    に該上面部分を軽く押さえ付けることにより、第1乃至
    3の折り込み部分を一体的に溶着封止した後、後方上縁
    部分を折り込む第4の折り込みを行い、これを該上面部
    分に加熱溶着することにより被包装物を密封してなるこ
    とを特徴とする積層フィルムよりなる包装袋体の密封包
    装方法。
  3. 【請求項3】 第4の折り込みは、熱風を吹き付けるこ
    とにより一体的に溶着封止された包装袋体の上面部分と
    後方上縁部分の境界部分に折り返し補助目を形成するこ
    とにより行なわれることを特徴とする請求項2に記載の
    積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装方法。
  4. 【請求項4】 第4の折り込みは、熱風を吹き付けるこ
    とにより一体的に溶着封止された包装袋体の上面部分か
    ら後方上縁部分にかけて再び熱風を吹き付けながら行な
    われることを特徴とする請求項2又は3に記載の積層フ
    ィルムよりなる包装袋体の密封包装方法。
  5. 【請求項5】 第4の折り込み終了後、包装袋体の上面
    部分をさらに加熱しながら軽く押さえつけ該第1乃至4
    の折り込み部分を一体的に密封してなることを特徴とす
    請求項2乃至4のいずれかに記載の積層フィルムより
    なる包装袋体の密封包装方法。
  6. 【請求項6】 一定速度で進行するコンベアと、該コンベ
    ア上に列設されるとともに熱溶着可能な外層を有する積
    層フィルムよりなる包装袋体を上縁折り込み部分が露出
    するように夫々収容する複数のバケットと、該バケット
    から露出した包装袋体の前方上縁部分の折り込みを行う
    第1の折り込み装置と、第1の折り込みに引き続き該包
    装袋体の左右上縁部分の折り込みを夫々行う第2、3の
    各折り込み装置と、第1乃至3の折り込みを終えた後該
    折り込みにより形成される包装袋体の上面部分に熱風を
    吹き付け加熱し該上面部分を一体的に溶着封止してなる
    第1の熱風機と、該第1の熱風機の直前に設けられ第1
    乃至3の折り込みにより形成される包装袋体の上面部分
    を軽く押さえつけてなる第1の押さえローラと、第1の
    熱風機の直後に設けられ熱風を吹き付けることにより一
    体的に溶着封止された包装袋体の上面部分を軽く押さえ
    つけてなる第2の押さえローラと、該第1の熱風機によ
    る溶着封止後該包装袋体の後方上縁部分の折り込みを行
    う第4の折り込み装置と、第4の折り込み終了後包装袋
    体の上面部分をさらに加熱溶着する装置とからなること
    を特徴とする積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装
    装置。
  7. 【請求項7】 第1の熱風機の後方に、一体的に溶着封
    止された包装袋体の上面部分と後方上縁部分との境界部
    分に第4の折り込みのための折り返し補助目を形成して
    なる折り返し補助鏝を設けてなることを特徴とする請求
    項6に記載の積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装
    装置。
  8. 【請求項8】 第1の熱風機の後方に、一体的に溶着封
    止された包装袋体の上面部分と後方上縁部分との境界部
    分を加熱し第4の折り込みのための折り返し補助目を形
    成してなる折り返し熱鏝を設けてなることを特徴とする
    請求項6に記載の積層フィルムよりなる包装袋体の密封
    包装装置。
  9. 【請求項9】 第1の熱風機の後方に、または折り返し
    補助鏝もしくは折り返し熱鏝が設けられてなるときはそ
    の後方近傍に、第4の折り込みの際に一体的に溶着封止
    された包装袋体の上面部分から後方上縁部分にかけて再
    び熱風を吹き付け加熱してなる第2の熱風機を設けてな
    ることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の
    積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装装置。
  10. 【請求項10】 第2の熱風機は、熱風が下流側上方から
    包装袋体の上面部分及び後方上縁部分に向かって吹き付
    けるように斜めに設けられてなることを特徴とする請求
    項9に記載の積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装
    装置。
  11. 【請求項11】 第4の折り込み終了後の包装袋体の上面
    部分を、さらに加熱しながら軽く押さえつけ溶着密封し
    てなる第3の熱風機及び第3の押さえローラを設けてな
    ることを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載
    の積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装装置。
  12. 【請求項12】 第1の折り込み装置は、バケットの進行
    によって包装袋体の前方上縁部分に当接するように上方
    から垂下して設けられた細長板状のヘラであることを特
    徴とする請求項6乃至11のいずれかに記載の積層フィ
    ルムよりなる包装袋体の密封包装装置。
  13. 【請求項13】 第2の折り込み装置は、一方の側方より
    バケット上縁に臨んで飛び出すように設けられた水平板
    状の横押部材であり、第3の折り込み装置は、バケット
    の進行によって進路側方からバケット上方に位置するよ
    うに第2の折り込み装置に対向して他方の側方に設けら
    れた垂直状態から徐々に倒伏して水平状態となるねじれ
    板状の櫛形ガイドであることを特徴とする請求項6乃至
    12のいずれかに記載の積層フィルムよりなる包装袋体
    の密封包装装置。
  14. 【請求項14】 第4の折り込み装置は、バケットの後方
    上縁部近傍に設けた支軸を回転軸としてバケット上面に
    向かって反転回動するように設けられた平板状の押圧部
    材であることを特徴とする請求項6乃至13のいずれか
    に記載の積層フィルムよりなる包装袋体の密封包装装
    置。
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