JP2002337822A - シール体の清掃装置 - Google Patents

シール体の清掃装置

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JP2002337822A JP2001145056A JP2001145056A JP2002337822A JP 2002337822 A JP2002337822 A JP 2002337822A JP 2001145056 A JP2001145056 A JP 2001145056A JP 2001145056 A JP2001145056 A JP 2001145056A JP 2002337822 A JP2002337822 A JP 2002337822A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール面の清掃をオペレータの手によること
なく自動的に行うことのできるシール体の清掃装置を提
供する。 【解決手段】 第1及び第2の加熱シールバー3a、3
bによってフィルムを挟持することによりエンドシール
するエンドシール機構1において、ワイヤーブラシ19
a、19bを上下方向に移動させる第1及び第2の高さ
方向移動シリンダ15a、15b、及び、ワイヤーブラ
シ19a、19bを第1及び第2の加熱シールバー3
a、3bのシール面の長手方向に沿って移動させる第1
及び第2の水平方向移動シリンダ12a、12bを配設
することにより清掃装置9a、9bを構成する。これに
より、第1及び第2の加熱シールバー3a、3bのシー
ル面に付着した異物等が効果的に除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに溶着シ
ールを施すシール体の清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、横型製袋充填機等の包装機械で
は、ポリプロピレン等の合成樹脂フィルムやその他の包
装用フィルムに被包装物を内包させてから、その被包装
物を挟む前後の位置にエンドシールが施される。これに
より、被包装物が個々に内包された袋状の包装体が連続
的に得られるようになっている。このような包装機械に
おけるエンドシールのための機構(以下、エンドシール
機構という)では、一対の加熱シールバー(シール体)
により包装用フィルムを挟んで溶着させるのが一般的で
ある。ところで、上記のような包装機械におけるエンド
シール機構において、加熱シールバーのフィルムを挟む
面(シール面)には、熱により溶融した包装用フィルム
のカスや、被包装物を噛み込んでしまった際の異物(例
えば食品カス等)が付着することがある。加熱シールバ
ーのシール面にこのような異物が付着すると、包装用フ
ィルムにきれいなエンドシールが施されないばかりでな
く、密封不足等のシール不良が発生し、得られた包装品
が不良品となってしまうので問題である。そこで、従来
の包装機械におけるエンドシール機構では、定期的に装
置を停止して、加熱シールバーのシール面を目視により
点検する作業が行われていた。そして、シール面への異
物等の付着が確認された場合には、オペレータの手作業
によって、例えばワイヤーブラシによるシール面の清掃
が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オペレータに
よる目視の点検作業では、シール面への異物等の付着が
見逃されてしまうおそれがある。また、シール面の清掃
作業は煩雑であり、オペレータが作業に費やす時間が長
くなるので効率が悪い。本発明は、上記のような問題に
鑑みて創案されたものであり、フィルムをシール体で挟
むことによりシールを行うシール装置において、シール
面の清掃をオペレータの手によることなく自動的に行う
ことのできるシール体の清掃装置を提供することを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特許請求の範囲の各請求項に記載した発明が構成さ
れる。請求項1記載のシール体の清掃装置によれば、移
動手段によって、清掃具をシール面に当接可能な作動位
置に移動させ、さらに、その清掃具をシール面の長手方
向に沿って移動させることが可能となっている。これに
より、オペレータの手作業によらず、シール面に付着し
たフィルムの溶融カスやその他の異物等が除去される。
【0005】請求項2に記載のシール体の清掃装置によ
れば、第1の移動手段によって清掃具が作動位置に移動
される。さらに、清掃具は作動位置に位置した状態で、
第2の移動手段によってシール体のシール面の長手方向
に沿って移動される。ここでいう「作動位置」とは、清
掃具をシール体のシール面に対して当接させることので
きる位置であり、例えばシール体によりフィルムを上下
方向に挟む場合における、シール体のシール面と同じ高
さの位置である。これにより、シール面の清掃を行うと
きだけ、第1の移動手段により清掃具を作動位置に移動
させることが可能であり、シール面の清掃を行わないと
きは、清掃具をシール動作の支障とならない位置にまで
待避させておくことができる。
【0006】請求項3に記載のシール体の清掃装置によ
れば、例えばマイクロコンピュータ等で構成される制御
手段により清掃具移動手段の動作の制御が行われる。そ
して、制御手段は、シール装置の稼動状態が予め設定さ
れた設定状態となった際に、清掃具移動手段を制御して
清掃具によるシール面の清掃(以下、清掃動作と呼ぶ)
を行う。ここで、シール装置の「稼動状態」とは、例え
ばオペレータ等によって設定された「設定状態」と比較
されることで、制御手段がいつ清掃動作を実行すればよ
いのかを決定するために参照される各種の情報であり、
例えば、シール装置によって作動されるシール体の作動
回数や、シール体を作動させた時間、シールを施した包
装品の個数、等の情報により表現されるものである。比
較対象となる「設定状態」は、制御手段に対してオペレ
ータ等により入力されるのが好ましく、更に好ましく
は、「稼動状態」との比較処理がいつでも行えるよう
に、制御手段の内部に設けられたメモリ等の記憶手段に
記憶させておくのが好ましい。「設定状態」も、シール
装置によって作動されるシール体の作動回数や、シール
体を作動させた時間、シールを施した包装品の個数等の
情報により表現される。請求項3に記載したシール体の
清掃装置によれば、「設定状態」を適宜に入力してシー
ル面の清掃動作を所定の間隔で実行させることが可能で
ある。これにより、例えば、フィルムの溶融カスがシー
ル面に付着し易いフィルムを使用する際、あるいは、シ
ール面が凹凸形成された噛合い溝を有し、フィルムの溶
融カスが目詰まりしやすいシール体が使用される際に
は、短い間隔で清掃動作を実行させることができる。反
対に、フィルムの溶融カスが付着しにくいフィルムを使
用する際、あるいは、シール面がフラットに形成されて
フィルムの溶融カスによって目詰まりが起きないシール
体が使用される際には、比較的長い間隔で清掃動作を実
行させることができる。つまり、フィルムやシール体の
状態等の諸条件に合わせて最適な時期に清掃動作を実行
させることができる。
【0007】請求項4に記載のシール体の清掃装置によ
れば、制御手段は、清掃動作を実行する際に、予め設定
された清掃具作動回数設定値に対応した回数だけ、清掃
具をシール体のシール面の長手方向に沿って往復移動さ
せる。これにより、例えば、溶融カスがシール面に付着
し易いフィルムを使用する際、あるいは、シール面が凹
凸形成された噛合い溝を有し、フィルムの溶融カスによ
り目詰まりが起き易いシール体が使用される際には、清
掃具をシール面に沿って往復移動させる回数を多めに設
定して念入りな清掃が行えるようになっている。反対
に、溶融カスがシール面に付着しにくいフィルムを使用
する際、あるいは、シール面がフラットに形成されてフ
ィルムの溶融カスによる目詰まりが起きないシール体が
使用される際には、清掃具をシール面に沿って往復移動
させる回数を少なめに設定する等の動作の調整が行える
ようになっている。つまり、シール体やフィルムの種類
等の諸条件に合わせて、最適な清掃動作を行わせること
ができるようになっている。
【0008】請求項5に記載のシール体の清掃装置は、
例えばタッチパネルディスプレイ等の表示器、ブザー、
チャイム、ベル、人の声を出力する音出力器、またはそ
れらの組み合わせ等によって構成される報知手段を備え
ている。制御手段は、シール装置の稼動状態が予め設定
された手動清掃設定状態となった際に、報知手段により
手動清掃喚起情報を報知する。ここで、「手動清掃設定
状態」とは、清掃動作を実行せずに清掃具移動手段を休
止状態として、報知手段により手動清掃喚起情報を報知
するタイミングを定めるための情報であり、制御手段に
参照されてシール装置の「稼動状態」との比較等に用い
られる。この「手動清掃設定状態」は、例えば、シール
装置によって作動されるシール体の作動回数、シール体
を作動させた時間、シールを施した包装体の個数等の情
報等により表現される。手動清掃設定状態は、例えばオ
ペレータ等によって制御手段に入力されるのが好まし
く、更に好ましくは、シール装置の「稼動状態」との比
較処理がいつでも行えるように、制御手段の内部に設け
られたメモリ等の記憶手段に記憶させるのが好ましい。
上記のような構成により、請求項5に記載のシール体の
清掃装置によれば、所望とするタイミングで、オペレー
タ等に対して手動による清掃を喚起するための手動清掃
喚起情報を報知することができる。これにより、例えば
自動清掃では除去しきれなかったフィルムの溶融カス等
を、手動清掃により確実に除去するようオペレータ等に
対して喚起できる。
【0009】請求項6に記載のシール体の清掃装置によ
れば、シール装置の稼動状態が予め設定された清掃具交
換設定状態となった際に、報知手段により清掃具交換喚
起情報が報知される。ここで、「清掃具交換設定状態」
とは、報知手段により手動清掃喚起情報を報知するタイ
ミングを定めるための情報であり、制御手段に参照され
てシール装置の「稼動状態」との比較等に用いられる。
この「清掃具交換設定状態」は、例えば、シール装置に
よって作動されるシール体の作動回数、シール体を作動
させた時間、シールを施した包装体の個数等の情報等に
より表現される。手動清掃設定状態は、例えばオペレー
タ等によって制御手段に入力されるのが好ましく、更に
好ましくは、シール装置の「稼動状態」との比較処理が
いつでも行えるように、制御手段の内部に設けられたメ
モリ等の記憶手段に記憶させるのが好ましい。上記のよ
うな構成により、請求項6に記載のシール体の清掃装置
によれば、例えばワイヤーブラシ等の清掃具が使用によ
り損耗して交換すべき状態となったときに、その時期を
オペレータ等に知らせることができる。また、使用する
清掃具の種別(例えばワイヤーの材質等)に応じて、清
掃具の交換時期を任意に設定することができる。したが
って、清掃具の交換し忘れを防止することができ、シー
ル面をより確実にきれいな状態に保つことができる。
【0010】請求項7に記載のシール体の清掃装置によ
れば、噛み込み検出手段により、フィルムを挟むシール
体への異物の噛み込みが検出される。この「噛み込み検
出手段」は、例えば、被検出部材までの間隔を非接触的
に検出する渦電流式の距離センサ等により構成される。
そして、制御手段は、噛み込み検出手段による検出値
(例えば、噛み込み検出手段が距離センサによって構成
される場合は距離値)が基準値以上であり、シール体へ
の異物の噛み込みが発生したと判別した場合に、停止信
号を出力する等してシール装置を停止させる。シール体
によって異物(例えば被包装物等)が噛み込まれると、
フィルムを完全に挟むことができないためにシール不良
等が生ずる。このような場合、シール装置を停止させ
て、シール体に挟まれた異物を速やかに除去する必要が
ある。請求項7に記載のシール体の清掃装置によれば、
シール体への異物等の噛み込みをいち早く判別して、シ
ール装置を自動的に停止させることができる。また、制
御手段は、シール体への異物の噛み込みを判別してシー
ル装置を停止させた後、次にシール装置を起動させる際
に清掃動作を少なくとも一回実行する。これにより、異
物等を噛み込んだシール体のシール面をきれいな状態に
してから、シール装置を起動してシール動作を再開させ
ることができる。
【0011】請求項8に記載のシール体の清掃装置で
は、シール体がフィルムを挟む一対の加熱シール体によ
り構成される。共に加熱された一対のシール体で挟むこ
とにより、フィルムにはより密封度の高い溶着シールが
施される。一対のシール体が共に加熱されていると、そ
のシール面にはフィルムの溶融カスが付着しやすくな
る。しかし、各々のシール体のシール面に当接する清掃
具及びその清掃具を移動させる清掃具移動手段が設けら
れているので、付着した溶融カスは除去されてシール面
がきれいな状態に保たれる。
【0012】請求項9に記載のシール体の清掃装置で
は、清掃具移動手段がリニアアクチュエータ(直線的な
動作を行う機器、例えばシリンダ等。)により構成され
る。直線的な動作を行う機器が組み合わされることによ
り清掃装置が構成されるので、清掃装置全体をよりシン
プルな構成とすることができると共に、シール体の開閉
動に要する負荷変動を最小限に抑制できる。
【0013】請求項10に記載のシール体の清掃装置に
よれば、清掃具にはワイヤーブラシが採用される。これ
により、例えばシール面に凹凸形成された噛合い溝など
に小さな異物等が入り込んだ場合であっても、細かい毛
先によってその異物を効果的に除去することができる。
また、比較的長期に亘り消耗なく清掃具を使用すること
ができる。
【0014】請求項11に記載のシール体の清掃装置に
よれば、エアー吹き付け手段によって清掃具に付着した
異物等が除去される。これにより、清掃具によってシー
ル面から除去された異物等が、清掃具からシール面に再
付着することが防止される。したがって、シール面がよ
り確実にきれいな状態に保たれるので、フィルムに対し
て良好なシールをより安定的に施すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、熱によりその重合面が溶着する
フィルム(例えばポリプロピレン等の合成樹脂等)を一
対の加熱シールバーで上下から挟むことにより、該フィ
ルムにエンドシールを施すエンドシール機構1の全体を
現した正面図である。図1に示すエンドシール機構1
は、例えばフィルムロール等の供給源から引き出した帯
状フィルムを筒状に形成し、その筒状フィルムに所定数
量ずつ被包装物を内包させてから、被包装物を挟む前後
の位置にエンドシールを施すことにより袋状の包装体を
連続的に得るための横型製袋充填機に適用されるもので
ある。
【0016】図1に示すように、エンドシール機構1
は、フィルムに対して上方から第1の加熱シールバー3
aを押し当てるための機構である第1のエンドシール機
構2aと、フィルムに対して下方から第2の加熱シール
バー3bを押し当てるための機構である第2のエンドシ
ール機構2bとによって構成されている。
【0017】第1のエンドシール機構2aの構成につい
て、図2、図3を参照しながら以下に説明する。図2
は、第1のエンドシール機構2aを正面から現した図で
ある。また、図3は、図2におけるエンドシール機構2
aを矢印Xの方向から見た概略側面図である。図2、図
3に示すように、第1のエンドシール機構2aは、略長
方形の板状のベース部材4aと、そのベース部材4aに
対して略鉛直に下方向に向けて延設された2本の支持ロ
ッド5a、5bと、その2本の支持ロッド5a、5bに
左右の両端部を支持された第1の加熱シールバー3aと
を備えている。
【0018】ベース部材4aは、水平姿勢を維持したま
ま、円弧軌道を描くように周回動作するようになってい
る。ベース部材4aの周回動作により、第1のエンドシ
ール機構2aが全体的に上下方向への往復動作を繰り返
し、第1の加熱シールバー3aと後述する第2の加熱シ
ールバー3bとによりフィルムを挟持した状態で、その
フィルムの移送方向と同方向に所定の距離だけ進行して
溶着時間を確保できるようになっている。
【0019】2本の支持ロッド5a、5bのそれぞれに
は、圧縮コイルバネ7が同軸心上に外装されている。第
1のエンドシール機構2aが最も低い位置付近にまで下
降すると、第2の加熱シールバー3bとの間でフィルム
を挟んだ第1の加熱シールバー3aが上方に押し上げら
れて、圧縮コイルバネ7が共に圧縮された状態となる。
この圧縮コイルバネ7の付勢力により、第1の加熱シー
ルバー3aがフィルムに対して所要の圧力で押し当てら
れて、良好な溶着が行えるようになっている。例えば、
エンドシールによる密封度を調節したいときには、圧縮
コイルバネ7の強さを変化させることによりフィルムを
挟む圧力を調整することができる。
【0020】第1の加熱シールバー3aは、内装された
カートリッジヒーター25aにより略150℃〜200
℃程度の温度に加熱される金属製の押圧部材である。こ
の第1の加熱シールバー3aのシール面6aがフィルム
に接触して加熱することで、フィルムの重合面が溶着シ
ール(エンドシール)される。第1の加熱シールバー3
aのシール面6aは、フィルムを挟持してシールする際
のフィルム当接範囲よりも大きい長さに設定されると共
に、凹凸状の噛合い溝が長手方向に沿って形成されてお
り、これと対向して下側に配置する第2の加熱シールバ
ー3bのシール面6bも、第1の加熱シールバー3aと
対応した長さに設定されると共に、凹凸状の噛合い溝が
長手方向に沿って形成されている。これらのシール面6
a、6bに形成された噛合い溝の噛合によって、フィル
ムに対してより密封度の高いエンドシールが施されるよ
うになっている。尚、各加熱シールバーのシール面は6
a、6bは、この実施例の形状に限らず、シール面の長
手方向に直交する方向に凹凸形成されたものや、碁盤の
目状に凹凸形成されたもの、あるいは、フラットに形成
されたもの等各種形状のものを採用できる。
【0021】次に、第2のエンドシール機構2bの構成
について、図4、図5を参照しながら説明する。図4
は、図1における第2のエンドシール機構2bを裏側か
ら見た状態で現した正面図である。また、図5は、図4
における第2のエンドシール機構2bを矢印Yの方向か
ら見た概略側面図である。第2のエンドシール機構2b
も、第1のエンドシール機構2aと同じくモーター等の
駆動源により上下動を繰り返すように構成されている。
同調しながら上下動を繰り返す第1及び第2のエンドシ
ール機構2a、2bが互いに近接すると、図1に示した
状態、つまり、第1及び第2の加熱シールバー3a、3
bが互いに所定圧力で噛み合った状態となり、フィルム
に溶着シール(エンドシール)が施される。
【0022】図4、図5に示すように、第2のエンドシ
ール機構2bでは、ベース部材4bの上面から、2本の
支持アーム8が上方向に略鉛直に延設されている。第2
の加熱シールバー3bは、2本の支持アーム8により、
その左右の両端部を略水平に支持されている。第2の加
熱シールバー3bが略水平に支持されることにより、フ
ィルムに対してシール面6bが略平行に下方から押し当
てられる。
【0023】第2の加熱シールバー3bは、第1の加熱
シールバー3aとの間でフィルムを挟持した際に、下方
に押し下げられることなくフィルムを挟むための固定側
のシール体として機能する。これにより、フィルムにエ
ンドシールが施される際に第1及び第2の加熱シールバ
ー3a、3bによる噛み合い位置(高さ)が常に一定と
なり、良好なシールを行うことができる。なお、第2の
加熱シールバー3bも、第1の加熱シールバー3aと同
じように、内装されたカートリッジヒーター25bによ
り略150℃〜200℃程度の温度に加熱され、シール
面6bには長手方向に沿って噛合い溝が形成されてい
る。
【0024】上記のように構成された第1及び第2のエ
ンドシール機構2a、2bにおいて、加熱シールバーの
シール面6a、6bをそれぞれ清掃するために設けられ
た清掃装置9a、9bの構成について以下に説明する。
【0025】まず、第1の加熱シールバー3aのシール
面6aを清掃する清掃装置9aの構成について説明す
る。図2、図3に示すように、第1のエンドシール機構
2aにおけるベース部材4aには、平板状のブラケット
10が取付ボルト11により正面側(図2に示した第1
のエンドシール機構2aが正面であるとした場合の正面
側)に取り付けられている。さらにそのブラケット10
の正面側には、第1の水平方向移動シリンダ12aが、
第1の加熱シールバー3aの長手方向に沿うように水平
に固定されている。また、ブラケット10の裏面側に
は、第1の加熱シールバー3aの長手方向に沿うよう
に、ガイドレール13aが水平に固定されている。この
ガイドレール13aに沿って摺動可能なスライド部材1
4aに対して、第1の高さ方向移動シリンダ15aの作
動ロッド22aが鉛直方向に向けて進退可能に配設され
ている。第1の水平方向移動シリンダ12aにおけるそ
の軸方向に往復動作する作動体21aには、連結板23
a及び連結バー20aを介して、第1の高さ方向移動シ
リンダ15aが連結されている。これにより、作動体2
1aの水平方向への往復動作に伴って、第1の高さ方向
移動シリンダ15aがその軸方向を鉛直に維持したま
ま、ガイドレール13aに沿って左右に往復動作するよ
うになっている。
【0026】第1の高さ方向移動シリンダ15aにおけ
る作動ロッド22aの下端部に作動体16aが配設さ
れ、作動ロッド22aが進退動するのに伴い作動体16
aが上下方向へ往復動作するようになっている。作動体
16aの下面には、断面略L字型の取付部材17が設け
られ、該取付部材17には、取付アーム18aが着脱可
能に配設されている。これにより、ワイヤーブラシ19
aが摩耗した際にこの取付アーム18aと共に交換でき
るようになっている。取付アーム18aは、シール面6
aの下方付近にまで延びるように形成されており、その
先端部には、ワイヤーブラシ19aがそのブラシ面をシ
ール面6aに向けるようにして取り付けられている。こ
れらの構成により、作動体16aの上下への往復動作に
伴って、ワイヤーブラシ19aが、第1の加熱シールバ
ー3aのシール面6aに当接可能な作動位置と、そこか
ら待避する待避位置との間で往復動作できるようになっ
ている。
【0027】清掃装置9aによりシール面6aの清掃を
行わせるときには、まず、図2に示すように、ワイヤー
ブラシ19aを、ブラシ面がシール面6aに当接する作
動位置(図2中の(A)に示す位置)にまで移動させ
る。このような高さ方向への移動は、第1の高さ方向移
動シリンダ15aにより作動体16aを上下へ移動させ
ることにより行わせることができる。そして、ワイヤー
ブラシ19aをシール面6aに当接する作動位置にまで
移動させた後、ワイヤーブラシ19aを今度はシール面
6aの長手方向に沿うよう水平方向(図2中の矢印
(B)に示す方向)へ往復移動させる。このような水平
方向への移動は、第1の水平方向移動シリンダ12aに
より作動体21aを左右へ移動させることにより行わせ
ることができる。つまり、この第1の水平方向移動シリ
ンダ12aが、本発明における「第2の移動手段」に対
応しており、第1の高さ方向移動シリンダ15aが、本
発明における「第1の移動手段」に対応している。な
お、ワイヤーブラシ19aをシール面6aの長手方向に
沿って移動させる際には、必ずしもシール面6aの長手
方向全長に亘って移動させる必要はなく、フィルムとの
接触範囲のみ等、必要に応じてシール面6aの一部の範
囲のみで移動をさせるようにしてもよい。
【0028】清掃装置9aによるシール面6aの清掃が
完了したときには、ワイヤーブラシ19aを第1の水平
方向移動シリンダ12aによってシール面6aから離間
した左右いずれかの位置まで移動させておく。さらに必
要な場合には、ワイヤーブラシ19aを、第1の高さ方
向移動シリンダ15aによってシール面6aから上方に
離れた待避位置(図2の(C)に示した位置)にまで移
動させておく。第1の加熱シールバー3aの左右の両端
部は段差状に形成されており、シール面6aから離れた
位置に逃がし凹部24が確保されているので、このよう
にワイヤーブラシ19aを待避位置に移動させたとして
も、第1及び第2の加熱シールバー3a、3bによって
エンドシール動作が行われている最中に、ワイヤーブラ
シ19aがそれらに接触干渉する等といったことが防止
されている。
【0029】次に、第2の加熱シールバー3bのシール
面6bを清掃する清掃装置9bの構成について説明す
る。図4、図5に示すように、第2のエンドシール機構
2bにおけるベース部材4bからは、鉛直方向上向きに
2本の支持アーム8が延設されている。2本の支持アー
ム8の側部には、それぞれにアングル部材26が固定さ
れており、これらのアングル部材8によって台座板27
が底面を水平に支持されている。台座板27の上面に
は、作動体21bを左右の方向へ水平に往復動作させる
第2の水平方向移動シリンダ12bと、作動体16bを
ロッド22bを介して上下の方向に往復動作させる第2
の高さ方向移動シリンダ15bが載置されている。
【0030】作動体16bの上面には、シール面6bに
対して平行な配置となるように、ガイドレール13bが
第2の加熱シールバー3bの長手方向に向けて延設され
ている。ガイドレール13bには、その長手方向に沿っ
て摺動可能なスライド部材14bが嵌合しており、その
スライド部材14bの上面には、両端部が上側及び下側
に向けてそれぞれ折り曲げ形成された連結バー20bが
配設されている。連結バー20bの上側に折り曲げられ
た側の端部には、取付アーム18bを介してワイヤーブ
ラシ19bが取り付けられている。尚、取付アーム18
bは連結バー20bに対して着脱可能に配設され、ワイ
ヤーブラシ19bが損耗した際にこの取付アーム18b
と共に交換可能な構成が採用される。連結バー20bの
下側に折り曲げられた側の端部には、断面略L字型に形
成された連結板23bを介して作動体21bが連結され
ている。つまり、作動体21bとワイヤーブラシ19b
とは複数の部材を介して一体に連結されており、作動体
21bの水平方向への往復移動に伴って、ワイヤーブラ
シ19bが第2の加熱シールバー3bのシール面6bの
長手方向に沿って往復移動できるようになっている。
【0031】前述したように、連結バー20bの上側に
折り曲げられた側の端部には、シール面6bの上方へ向
けて延びる取付アーム18bが連結されており、その取
付アーム18bに先端部には、ワイヤーブラシ19bが
ブラシ面を下に向けて取り付けられている。これによ
り、作動体16bの上下方向への往復動作に伴って、ワ
イヤーブラシ19bも上下に往復動作できるようになっ
ている。尚、連結バー20bの下側に折り曲げられた側
の端部には円柱状の係合片28が突設され、該係合片2
8が連結板23bの一側面に上下方向に延びるように設
けられた長孔29に係合されていることにより、ワイヤ
ーブラシ19bの上下方向への移動は拘束されずに円滑
な往復動作が行えるようになっている。
【0032】第2のエンドシール機構2bにおける清掃
装置9bによりシール面6bの清掃を行わせるときの動
作は、第1のエンドシール機構2aにおける清掃装置9
aによりシール面6aの清掃を行わせるときの動作とほ
ぼ同じである。すなわち、図4に示したように、第2の
高さ方向移動シリンダ15bにより、ワイヤーブラシ1
9bをシール面6bに当接する作動位置(図4中の
(A)に示す高さの位置)にまで移動させ、その後、第
2の水平方向移動シリンダ12bにより、ワイヤーブラ
シ19bを水平方向(図4中の矢印(B)に示す方向)
に移動させる。シール面6aの清掃を行わないときに
は、ワイヤーブラシ19bを待避位置(図4中の(C)
に示した位置)にまで移動させておく。その他の詳細
は、既に説明した清掃装置9aの動作とほぼ同じなので
省略する。
【0033】第1の加熱シールバー3aのシール面6a
を清掃する清掃装置9a、及び、第2の加熱シールバー
3bのシール面6bを清掃する清掃装置9bは、例えば
マイクロコンピューター等で構成される制御手段(図示
していない)によってその駆動が制御される。その制御
手段には、例えばキーボード、タッチパネルディスプレ
イ等の各種入力手段を介して各種の設定値が入力され
る。また、その制御手段からは、モニター、ブザー、チ
ャイム、ベル、人の声を出力する音出力器、タッチパネ
ルディスプレイ等の報知手段に対して各種の情報が出力
される。
【0034】制御手段に入力される各種の設定値として
は、以下のようなものがある。 自動清掃間隔設定値 ワイヤーブラシ19a、19bによるシール面6a、6b
の清掃動作を、エンドシール機構1の稼動状態が予め定
められた設定状態に達したと判別した際に実行させるた
めの設定値である。このような自動清掃間隔設定値とし
ては、例えば、エンドシール機構1の稼動時間(稼動時
間)、エンドシール機構1の稼動サイクル数(稼動サイ
クル数)、エンドシールを施した包装品の個数(処理個
数)等が用いられる。自動清掃間隔設定値としては、こ
の他にも、エンドシール機構1や、包装機自体(フィル
ムによる包装を行っている機械自体)等の稼動時間や稼
動サイクル数、包装機等への被包装物の送り込み数量等
の数値情報を用いることができる。この自動清掃間隔設
定値を制御手段に入力すると、清掃装置9a、9bは、
一定の稼動時間、一定の稼動サイクル数、あるいは、一
定の処理個数毎に駆動される。これにより、清掃装置9
a、9bを、シール面6a、6bの汚れ具合や、シール
材の種類等に合わせて、適切に駆動させることが可能で
あり、例えば、フィルムの溶融カスがシール面に付着し
易いフィルムを使用する際、あるいは、シール面6a、
6bが凹凸形成された噛合い溝を有し、フィルムの溶融
カスが目詰まりしやすいシール体が使用される際には、
短い間隔で清掃動作を実行させることができる。反対
に、フィルムの溶融カスが付着しにくいフィルムを使用
する際、あるいは、シール面6a、6bがフラットに形
成されてフィルムの溶融カスによって目詰まりが起きな
いシール体が使用される際には、比較的長い間隔で清掃
動作を実行させることができる。なお、清掃装置9a、
9bを駆動させる際には、エンドシール機構1を一時的
に停止させて、第1及び第2の加熱シールバー3a、3
bによるシール動作を休止状態にしておくのが好まし
い。 手動清掃間隔設定値 エンドシール機構1を一時的に停止させて、第1及び第
2の加熱シールバー3a、3bによるシール動作を休止
状態とし、さらに、清掃装置9a、9bの駆動を休止状
態とするとともに、報知手段に手動清掃喚起情報を出力
するタイミングや間隔を設定するための設定値である。
このような手動清掃間隔設定値としては、例えば、エン
ドシール機構1の稼動時間(稼動時間)、エンドシール
機構1の稼動サイクル数(稼動サイクル数)、エンドシ
ールを施した包装品の個数(処理個数)、包装機自体
(フィルムによる包装を行っている機械自体)等の稼動
時間や稼動サイクル数、包装機等への被包装物の送り込
み数量等の数値情報を用いることができる。「手動清掃
喚起情報」とは、オペレータ等に対してシール面の手動
清掃を喚起するための情報であり、例えば「手動清掃」
と現した文字や音声、画像等の情報として出力される。
これにより、オペレータ等に対して適切な間隔で手動清
掃を喚起することができ、仮にシール面の異物等が自動
清掃により完全に除去しきれなかった場合であっても、
手動による清掃を喚起して確実にシール面から異物等を
除去することができる。なお、清掃装置9a、9bを駆
動させる際には、エンドシール機構1を一時的に停止さ
せて、第1及び第2の加熱シールバー3a、3bによる
シール動作を休止状態にしておくのが好ましい。清掃装
置9a、9bが駆動された自動清掃中においては、報知
手段によってオペレータ等にその旨の注意を喚起する情
報を出力することがより一層好ましい。 清掃具交換間隔設定値 報知手段に清掃具交換喚起情報を出力するタイミングや
間隔を、例えば、エンドシール機構1の稼動時間(稼動
時間)、エンドシール機構1の稼動サイクル数(稼動サ
イクル数)、エンドシールした包装品の個数(処理個
数)、包装機自体(フィルムによる包装を行っている機
械自体)等の稼動時間や稼動サイクル数、包装機等への
被包装物の送り込み数量等の数値情報を用いて設定する
ための設定値である。「清掃具交換喚起情報」とは、オ
ペレータ等に対して清掃具(本実施の形態におけるワイ
ヤーブラシ)の交換を喚起するための情報であり、例え
ば「清掃具交換」と現した文字や音声、画像等の情報と
して出力される。これにより、ワイヤーブラシ等が使用
により損耗して交換すべき状態となったときに、その時
期をオペレータ等に知らせることができる。したがっ
て、損耗した清掃具により、シール面に付着した異物等
が十分に除去しきれない等といったことが防止される。 清掃具作動回数設定値 第1及び第2の水平方向移動シリンダ12a、12bに
より、ワイヤーブラシ19a、19bをシール面6a、
6bに沿って往復移動させる回数を設定するための設定
値であり、例えば数値情報として入力される。これによ
り、ワイヤーブラシ19a、19bを、シール面6a、
6bの汚れ具合や、シール材の種類等に合わせて適切な
回数だけ往復移動させることが可能であり、例えば、フ
ィルムの溶融カスがシール面に付着し易いフィルムを使
用する際、あるいは、シール面が凹凸形成された噛合い
溝を有し、フィルムの溶融カスが目詰まりしやすいシー
ル体が使用される際には、ワイヤーブラシ19a、19
bを多くの回数に亘って往復移動させることができる。
反対に、フィルムの溶融カスが付着しにくいフィルムを
使用する際、あるいは、シール面がフラットに形成され
てフィルムの溶融カスによって目詰まりが起きないシー
ル体が使用される際には、ワイヤーブラシ19a、19
bを少ない回数だけ往復移動させることができる。この
他にも、例えばシール面の汚れ具合やフィルムの種類等
に応じて、ワイヤーブラシ19a、19bをシール面に
沿って移動させる速度を調節するようにしてもよい。こ
れにより、シール面に付着したフィルムの溶融カス等は
効率的に除去される。
【0035】上記〜で示した各種の設定値が入力さ
れると、制御手段はRAM等で構成される記憶手段にそ
れらの設定値を記憶する。エンドシール機構1が稼動し
たときには、制御手段は、カウンタやタイマ等の積算ま
たは減算手段により、そのエンドシール機構1の稼動時
間、稼動サイクル数、処理個数等を算出して記憶する。
そして、得られた算出値と、上記〜に示した設定値
との比較処理を行う。制御手段は、前記算出値が「自動
清掃間隔設定値」に達したと判別すると、エンドシール
機構1を一時停止させて第1及び第2の加熱シールバー
3a、3bによるシール動作を休止状態とし、第1及び
第2の水平方向移動シリンダ12a、12b、及び、第
1及び第2の高さ方向移動シリンダ15a、15bを駆
動させる。これらのシリンダを駆動させるためには、動
作を行わせるための所定の駆動信号を発信すればよい。
また、制御手段は、前記算出値が「手動清掃間隔設定
値」に達したと判別すると、エンドシール機構1を一時
停止させて第1及び第2の加熱シールバー3a、3bに
よるシール動作を休止状態とし、第1及び第2の水平方
向移動シリンダ12a、12b、及び、第1及び第2の
高さ方向移動シリンダ15a、15bへの駆動信号を出
力せずに自動清掃を休止し、さらに、モニター等で構成
される報知手段に「手動清掃喚起情報」を出力する。こ
れにより、オペレータは出力された情報に従い手作業に
よってシール面6a、6bの清掃を行う。また、制御手
段は、前記算出値が「清掃具交換間隔設定値」に達した
と判別すると、モニター等で構成される報知手段に「清
掃具交換喚起情報」を出力する。これにより、オペレー
タは出力された情報に従って、例えば、包装作業終了後
の包装機の停止後にワイヤーブラシ19a、19bの交
換作業を行う。
【0036】図1に示すように、第1及び第2の加熱シ
ールバー3a、3bには、それらのシール面6a、6b
の間隔を測定し、一対の加熱シールバー3a、3bによ
り異物(例えば被包装物)が噛み込まれたと検出するた
めの距離検知センサ31b及び距離検知端31aが備え
られている。距離検知センサ31b及び距離検知端31
aとしては、例えば、渦電流式の変位センサ等が用いら
れる。距離検知センサ31bは、センサーアーム30b
により、第2の加熱シールバー3bと一体となって上下
動するように固定されている。同じく、距離検知端31
aは、センサーアーム30aにより、第1の加熱シール
バー3aと一体となって上下動するように固定されてい
る。これら距離検知センサ31b及び距離検知端31a
は対面するように固定されており、距離検知センサ31
bにより距離検知端31aまでの距離が検出されること
で、第1及び第2の加熱シールバー3a、3bのシール
面6a、6bの間隔が間接的に検出されるようになって
いる。距離検知センサ31bにより検出されたシール面
6a、6bの間隔についての情報は、電気信号等に変換
されて制御手段に送られる。
【0037】例えば、第1及び第2の加熱シールバー3
a、3bによって偶発的に被包装物(例えばビスケット
等の食品)が噛み込まれると、それらのシール面6a、
6bにその被包装物のカス等が付着する。仮に、このよ
うな異物が付着したまま加熱シール機構1によるシール
動作を継続させたとすると、加熱シールバー同士が完全
には噛み合わずに不十分なエンドシールが施され、得ら
れた包装品は不良品となってしまう。本実施の形態で
は、前述した距離検知センサ31b及び距離検知端31
aにより異物等の噛み込みを検出することで、このよう
な不具合が発生するのを未然に防止している。すなわ
ち、第1及び第2の加熱シールバー3a、3bによって
異物が噛み込まれると、それらシール面6a、6bの間
隔は通常時よりも広がる。距離検知センサ31bからシ
ール面6a、6bの間隔についての情報を受け取った制
御手段は、そのシール面6a、6bの間隔と通常時にお
ける間隔との比較処理を行い、シール面6a、6bの間
隔が通常のエンドシール時における間隔を一定以上超え
て明らかに広がりすぎていると判別した場合に、エンド
シール機構1並びに包装機の各機構の運転を停止させる
ための停止信号を出力している。
【0038】また、上記のようにしてエンドシール機構
1並びに包装機の運転を停止させた後、例えばオペレー
タ等によって運転再開のための起動信号が入力された場
合、制御手段は、エンドシール機構1の運転を再開させ
る際の直前のタイミングで、第1及び第2の水平方向移
動シリンダ12a、12b、及び、第1及び第2の高さ
方向移動シリンダ15a、15bを少なくとも一回駆動
させる。これにより、エンドシール機構1の運転を再開
させる場合に、シール面6a、6bからは付着した異物
等が自動的に除去されるので、オペレータによる清掃作
業の手間がさらに軽減される。このような動作は、例え
ばROM等に記憶したプログラムを制御手段により読み
込ませることで実行させることができる。
【0039】なお、図示していないが、清掃装置9a、
9bにおいて、ワイヤーブラシ19a、19bのブラシ
面に向けてエアーを吹き付けるためのエアーノズル等の
エアー吹き付け手段を備えると、シール面6a、6bは
より安定的にきれいな状態に保たれる。すなわち、シー
ル面6a、6bに付着したフィルムの溶融カス等は、ワ
イヤーブラシ19a、19bのブラシ面に擦り取られて
除去されるのであるが、その除去された溶融カスがブラ
シ面に付着したままだと、溶融カスがブラシ面から離れ
てシール面6a、6bに再付着する可能性がある。しか
し、ブラシ面の溶融カスをエアー吹き付け手段により吹
き飛ばしておけば、そのようなシール面への再付着が防
止されることになり、見映えのよいエンドシールをより
安定的に施すことが可能となる。同様にして、第1及び
第2の加熱シールバー3a、3bのシール面6a、6b
に対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段を備え
るようにしても、エンドシールは良好に施される。
【0040】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。実施の形態では、入力された「自動清
掃間隔設定値」毎に、第1及び第2の水平方向移動シリ
ンダ12a、12b、及び、高さ方向移動シリンダ15
a、15が駆動される例を示したが、このような態様に
限定するものではない。例えば、オペレータ等が任意で
操作できる駆動スイッチ等を、制御手段からは独立に設
置して、装置のメンテナンス時等にいつでもシール面の
清掃が行えるように清掃装置を構成することもできる。
【0041】実施の形態では、フィルムを挟むためのシ
ール体が一対の加熱シールバー3a、3bである例を示
したが、このように限定するものではない。例えば、円
筒回転体の周上に複数のシール部材を等間隔に配設した
回転シール体を用いた場合であっても本発明を適用でき
る。また、エンドシール機構1によって第1及び第2の
加熱シールバー3a、3bが上下に開閉する態様を示し
たが、このように限定するものではない。例えば一対の
シール体が水平方向(左右方向)に開閉するタイプのシ
ール装置に対しても、本発明の清掃装置を適用すること
ができる。加熱されたシール体は必ずしも一対備えられ
ている必要はなく、例えば、一方の加熱シール体と他方
の非加熱の受け部材とによりフィルムを挟持してシール
を施す方式のシール装置であっても本発明を適用するこ
とができる。
【0042】実施の形態では、距離検出センサ31bと
距離検知端31aにより第1及び第2の加熱シールバー
3a、3bの各シール面6a、6bの間隔が検出され、
それらの間隔が通常噛み合い時よりも広がりすぎている
場合に、制御手段によって異物等の噛み込みが発生して
いると判別される例を示したが、このような態様に限定
するものではない。噛み込み検出手段は、距離検出セン
サ以外の各種の検出手段により構成することができる。
例えば、シール体の駆動源に設けられたモータの負荷を
検出する手段を設け、通常時の負荷の基準値を上回る負
荷が検出された場合に、シール体への異物等の噛み込み
が発生したと判別することができる。あるいは、歪みゲ
ージやその他の荷重センサによってシール体のシール圧
を検出する手段を設け、通常時のシール圧の基準値を上
回るシール圧が検出された場合に、シール体への異物等
の噛み込みが発生したと判別することができる。他に
も、シール体の振動を検出する手段(振動検出センサ
等)を設け、通常時におけるシール体の振動の基準値を
超える振動が検出された場合に、シール体への異物等の
噛み込みが発生したと判別することができる。
【0043】実施の形態では、ワイヤーブラシが2つの
移動手段、すなわち、高さ方向移動シリンダ及び水平方
向移動シリンダによって移動される例を示したが、この
ような態様に限定するものではない。ワイヤーブラシ
は、単一の移動手段によっても同じように移動させるこ
とが可能である。具体的には、例えば、ワイヤーブラシ
の高さ方向及び水平方向への移動の軌跡に沿ったカム溝
を、ワイヤーブラシの背面側に配設されたプレート上に
形成する。そして、そのカム溝に嵌まり込んだ状態で円
滑に移動することのできるカムフォロワを、ワイヤーブ
ラシに対して一体状に取り付ける。これにより、ワイヤ
ーブラシの移動をカム溝に沿って案内させることができ
るので、たとえ単一のシリンダでワイヤーブラシを移動
させたとしても、高さ方向及び水平方向のみならず、平
面的に所望とする方向へワイヤーブラシを移動させるこ
とが可能となる。
【0044】実施の形態では、ワイヤーブラシがシール
面に対して一定の姿勢に固定される例を示したが、この
ように限定するものではない。例えば、円筒状部材の周
上にワイヤーブラシを配設して、そのブラシ面のシール
面に対する当接角度を調節できるように清掃装置を構成
してもよい。さらに、ワイヤーブラシをシール面の長手
方向に沿って移動させる際に、円筒状部材によりそのワ
イヤーブラシを回転させるようにしても、シール面に付
着した異物等は効果的に除去される。1つのシール体に
対して設けられるワイヤーブラシ(清掃具)は1つであ
る必要はなく、複数のワイヤーブラシが1つのシール体
に対して設けられるようにしてもよい。
【0045】実施の形態では、清掃具がワイヤーブラシ
である例を示したが、この他にも、例えばスポンジ状の
部材や、ヤスリ状の部材等、シール面に付着した異物や
汚れを除去できるのであれば、どのような清掃具が用い
られても本発明を適用することができる。
【0046】また、実施の形態では、被包装物をフィル
ムに内包させる包装機が横型製袋充填機である例を示し
たが、このように限定するものではない。本発明は、他
の種類の包装機や製袋機にも適用可能であり、シール機
構を有したものであれば種々の装置、機械等に対して適
用可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シール面の清掃をオペレータの手によることなく自動的
に行うことのできるシール体の清掃装置を提供すること
ができる。これにより、フィルムに対して良好なシール
を施すことが可能であり、さらに、加熱されたシール面
が火傷する恐れのない温度に低下するまで待って清掃す
る必要がなく、メンテナンス時間を著しく短縮でき、ま
た、オペレータ等の手作業による清掃を最小限にするこ
とができるので安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるエンドシール機構の正面図
である。
【図2】第1のエンドシール機構の正面図である。
【図3】図2における第1のエンドシール機構を矢印X
の方向からみた概略側面図である。
【図4】第2のエンドシール機構の正面図である。
【図5】図4における第2のエンドシール機構を矢印Y
の方向からみた概略側面図である。
【符号の説明】
1 … エンドシール機構 2a … 第1のエンドシール機構 2b … 第2のエンドシール機構 3a … 第1の加熱シールバー 3b … 第2の加熱シールバー 6a、6b … シール面 9a、9b … 清掃装置 12a … 第1の水平方向移動シリンダ 12b … 第2の水平方向移動シリンダ 15a … 第1の高さ方向移動シリンダ 15b … 第2の高さ方向移動シリンダ 19a、19b … ワイヤーブラシ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムをシール体で挟むことにより溶
    着シールを施すシール装置におけるシール体の清掃装置
    であって、 清掃具と、清掃具をシール体のシール面に当接可能な作
    動位置に移動させ、その清掃具をシール体のシール面の
    長手方向に沿って移動させる清掃具移動手段を備えたシ
    ール体の清掃装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシール体の清掃装置で
    あって、 清掃具移動手段は、清掃具をシール体のシール面に当接
    可能な作動位置に移動させる第1の移動手段と、清掃具
    が作動位置に位置する状態で、その清掃具をシール体の
    シール面の長手方向に沿って移動させる第2の移動手段
    とによって構成されているシール体の清掃装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のシール
    体の清掃装置であって、 清掃具移動手段を制御する制御手段を備え、制御手段
    は、シール装置の稼動状態が予め設定された設定状態と
    なった際に、清掃具移動手段を制御して清掃具によりシ
    ール体のシール面の清掃をする清掃動作を実行するシー
    ル体の清掃装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のシール体の清掃装置で
    あって、 制御手段は、清掃動作を実行する際に、予め設定された
    清掃具作動回数設定値に対応した回数だけ清掃具をシー
    ル体のシール面の長手方向に沿って往復移動させるシー
    ル体の清掃装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載のシール
    体の清掃装置であって、 報知手段を備え、制御手段は、シール装置の稼動状態が
    予め設定された手動清掃設定状態になった際に、報知手
    段により手動清掃喚起情報を報知するシール体の清掃装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3から請求項5のいずれかに記載
    のシール体の清掃装置であって、 報知手段を備え、制御手段は、シール装置の稼動状態が
    予め設定された清掃具交換設定状態となった際に、報知
    手段により清掃具交換喚起情報を報知するシール体の清
    掃装置。
  7. 【請求項7】 請求項3から請求項6のいずれかに記載
    のシール体の清掃装置であって、 シール体への異物の噛み込みを検出する噛み込み検出手
    段を備え、制御手段は、フィルムの溶着シール時におい
    て、噛み込み検出手段による検出値が基準値以上となっ
    たときにシール装置を停止させた後、次にシール装置を
    起動させる際に清掃動作を実行するシール体の清掃装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    のシール体の清掃装置であって、 シール体は、フィルムを挟む一対の加熱シール体により
    構成されており、各加熱シール体のシール面に当接する
    清掃具及びその清掃具を移動させるための清掃具移動手
    段が設けられているシール体の清掃装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    のシール体の清掃装置であって、 清掃具移動手段はリニアアクチュエータにより構成され
    ているシール体の清掃装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載のシール体の清掃装置であって、 清掃具はワイヤーブラシであるシール体の清掃装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10のいずれかに
    記載のシール体の清掃装置であって、 清掃具にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段を備え
    ているシール体の清掃装置。
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