JP2004279840A - ハンドラベラー用台紙なしラベル - Google Patents

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沢弥 清水
Kunihiko Saito
邦彦 斉藤
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Abstract

【課題】台紙を用いなくてもハンドラベラー用のラベルとして使用することができるようにする。
【解決手段】台紙なしラベル20の幅方向に所定の間隔をおいて複数のラベル片22を画成するようにミシン目21を形成し、各ラベル片22に対応させて移送爪33により係止される移送案内部23aを形成し、ミシン目21を境としてそれぞれのラベル片22を分離できるようにし、剥離剤塗布層24及び粘着剤塗布層25を、台紙なしラベル20の両側部に、かつ台紙なしラベル20の長手方向に沿って設けることで、台紙なしラベル20をロール状に巻いたときの巻き軸方向でのほぐれが生じないようにし、台紙なしラベル20の印字面側の両側部に剥離剤塗布層24を設けることで、その両側部の内側を剥離剤塗布層24による影響を受けない印字面とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドラベラー用のラベルに係り、特にラベルを仮着している台紙を用いないハンドラベラー用台紙なしラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】
ハンドラベラー用のラベルとして、たとえば図6(a),(b)に示すようなものがある。すなわち、ハンドラベラー用のラベル1は、表面に剥離剤が塗布された台紙2と、裏面に粘着剤が塗布されたラベル体3とからなり、台紙2の表面にラベル体3の裏面が粘着剤を介して仮着されて一体化されている。ラベル体3には、所定の間隔をおいて切れ目4が形成されている。ラベル体3は、それぞれの切れ目4により、価格や製造年月日等が印字される複数のラベル片3aに分離されるようになっている。台紙2の後述の各移送切込線6に対応する位置には、挿入案内部5が設けられている。これらの挿入案内部5は、U字形状に切り込まれた移送切込線5aにより画成されたものである。一方、ラベル体3には、それぞれの切れ目4を跨ぐように2条の移送切込線6が形成されている。これらの2条の移送切込線6は、たとえば後述の移送爪14の挿入抵抗の低減をもたらすために設けられたものである。
【0003】
このようなハンドラベラー用のラベル1は、たとえば図7に示すように、ハンドラベラー10の保持部11にラベル連続体1Aとして保持され、ハンドレバー12の把持操作に応じて回転する回転体13の移送爪14によって、ハンドラベラー10の底部15の排出口16側に移送される。
すなわち、図8に示すように、回転体13の移送爪14が台紙2の挿入案内部5に係合し、ハンドレバー12の把持操作に応じて回転体13が反時計方向に所定ピッチで回転することで、ラベル1を上述した排出口16側に移送する。このとき、図7の印字機構17がラベル1側に移動し、上述したラベル片3aへの印字を行う。
【0004】
印字されたラベル片3aは、排出口16から排出された後、貼着ローラ18により対象物に押し付けられ、さらにハンドラベラー10が対象物から離されることで、ラベル体3のみに形成されている切れ目4により後続のラベル片3aから分離される。一方、ラベル片3aが剥離された台紙2は、挿入案内部5に係合された回転体13の移送爪14により、排出口16とは逆の方向に移送され、他の排出口19から排出される。
【0005】
ここで、排出された台紙2は、ラベル片3aの対象物への貼り付け作業が進むにつれて、徐々に長くなり、ラベル片3aの対象物への貼り付け作業の邪魔になることがある。また、排出された台紙2が長くなると、ラベル片3aの対象物への貼り付け作業の邪魔にならないように、適当な長さで切り離されるが、この切り離す作業が煩わしく、切り離された台紙2は他に使い道がないため、そのまま廃棄されることになり、無駄である。また、適当な長さで切り離した台紙2を誤って店内に放置してしまうと、店のイメージを損なう場合もある。
このような場合、たとえば特許文献1に示されているような台紙なしラベルを用いることで、上述した不具合は解消されるものと考えられる。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−187047号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の特許文献1に示されている台紙なしラベルは、プラテンローラ等のローラ体による移送を想定したものであり、図6〜図8で説明した回転体13の移送爪14に係合される挿入案内部5を有していないため、ハンドラベラー用のラベル1として代用することは不可能である。
しかも、特許文献1の台紙なしラベルは、その印字面側(表面側)の全体に剥離剤層が設けられているため、上述したハンドラベラーの印字機構17による印字を行うことができないことからも、ハンドラベラー用のラベル1として代用することは不可能である。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、台紙を用いなくてもハンドラベラー用のラベルとして使用することができるハンドラベラー用台紙なしラベルを提供することができるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のハンドラベラー用台紙なしラベルは、ハンドラベラーの移送ベルトの移送爪により係止されて移送される帯状のラベル基材からなるハンドラベラー用台紙なしラベルであって、ラベル基材の印字面側に剥離剤塗布層を形成し、印字面側とは反対の面側に粘着剤塗布層を形成し、ラベル基材の幅方向に所定の間隔をおいて複数のラベル片を画成するようにミシン目を形成し、それぞれのラベル片に対応させて移送爪により係止される移送案内部を形成してなり、剥離剤塗布層及び粘着剤塗布層は、ラベル基材の両側部に、かつラベル基材の長手方向に沿って設けられていることを特徴とする。
また、複数のミシン目を跨ぐ位置又は複数のラベル片には、所定形状に切り込まれる移送切込線により画成された1又は複数からなる移送案内部が形成されているようにすることができる。
また、ラベル基材の厚さは、50〜200μmであるようにすることができる。
また、ミシン目のカット部の長さは、0.2〜0.5mmの範囲に設定され、ミシン目のつなぎ部の長さは、0.2〜0.5mmの範囲に設定されているようにすることができる。
本発明に係るハンドラベラー用台紙なしラベルにおいては、ラベル基材の幅方向に所定の間隔をおいて複数のラベル片を画成するようにミシン目を形成し、それぞれのラベル片に対応させて移送爪により係止される移送案内部を形成したので、ハンドラベラーの移送ベルトの移送爪によりラベル基材を移送することができ、さらにミシン目を境としてそれぞれのラベル片を分離することができ、併せて剥離剤塗布層及び粘着剤塗布層を、ラベル基材の両側部に、かつラベル基材の長手方向に沿って設けるようにしたので、ラベル基材をロール状に巻いたとき、剥離剤塗布層と粘着剤塗布層とが重なり合い、巻き軸方向でのほぐれが生じないようにすることができ、さらにはラベル基材の印字面側の両側部に剥離剤塗布層を設けることで、その両側部の内側を剥離剤塗布層による影響を受けない印字面とすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のハンドラベラー用台紙なしラベル(以下、台紙なしラベルという)が適用されるハンドラベラーの一例に係る概略構成を示す図であり、帯状のラベル基材である台紙なしラベル20を巻回したラベル連続体20Aが保持される保持部31と、ハンドレバー32の把持操作に応じて所定ピッチで移送し、移送爪33によって台紙なしラベル20を移送する移送ベルト34と、ハンドレバー32の把持操作に応じて台紙なしラベル20側に移動し、後述のラベル片22への印字を行う印字機構35と、排出口36から排出された印字済みの後述のラベル片22を対象物に押し付けるラベル貼付機構37とを備えている。
【0011】
台紙なしラベル20は、図2に示すような構成となっている。すなわち、図2(a)は、台紙なしラベル20の表(印字面)側を示すものであり、台紙なしラベル20の幅方向に所定の間隔をおいて複数のミシン目21が形成されている。これらのミシン目21により、複数のラベル片22が画成されている。そして、上述の印字機構35により価格や製造年月日等が印字されたラベル片22は、上記のラベル貼付機構37により対象物に押し付けられた後、ハンドラベラーが引き上げられることにより、ミシン目21を境として、後続のラベル片22から分離されるようになっている。
ミシン目21は、カット部21a(台紙なしラベル20に切り込まれている部分)とつなぎ部21b(台紙なしラベル20に切り込まれていいない部分)とが交互に配置された構成となっている。ここで、ラベル片22を後続のラベル片22から容易にかつ見栄え良く分離されるようにするには、カット部21aの長さを、0.2〜0.5mmの範囲に設定し、つなぎ部21bの長さを、0.2〜0.5mmの範囲に設定することが好ましい。
【0012】
この場合、ラベル片22の中央部分を引っ張っても、ミシン目21のつなぎ部21bの全てを一気に切り離さなければならず、後続のラベル片22からの分離は困難となるが、図3(a),(b)に示すように、ラベル片22のいずれか一方の端部を引っ張ると、0.2〜0.5mmのように非常に短いつなぎ部21bが端から順に極めて小さな引張力によって破断され、その小さな引張力を継続して加えることで、ミシン目21が容易に裂けていくため、後続のラベル片22からの分離が極めて容易となる。
なお、実際のラベル貼り付け作業においては、ラベル片22を対象物に貼着した後、ハンドラベラー30を引き上げる際、ラベル片22の中央部分を引っ張って、ミシン目21のつなぎ部21bの全てを一気に切り離すように、対象物から正確に垂直に引き上げられることはなく、ハンドラベラー30がいずれかの方向に傾いた状態で引き上げられる。また、ハンドラベラー30を奥から手前に滑らすように引いて、対象物から引き離す場合も、同様に、いずれかの方向に微妙に曲げた状態で引き戻される。
そのため、ラベル片22のいずれか一方の端部から順次引っ張られることになり、後続のラベル片22から容易にかつ見栄え良く分離される。なお、ミシン目21においては、左右両端部をカット部21aとして、他のカット部21aより長めに形成するようにしてもよく、この場合にはラベル片22の分離がさらに容易となる。
【0013】
台紙なしラベル20のミシン目21を跨ぐ位置には、エ字形状に切り込まれた移送切込線23が設けられている。この移送切込線23により、一点鎖線で囲って示すように、移送ベルト34の移送爪33により係止される移送案内部23aが形成される。また、この移送切込線23により、移送ベルト34の移送爪33が移送案内部23aに何ら抵抗なく差し込まれるようになっている。台紙なしラベル20の両側部には、剥離剤を塗布した剥離剤塗布層24が設けられている。このように、台紙なしラベル20の表側の両側部に剥離剤塗布層24を設けることで、その両側部の内側は剥離剤塗布層24による影響を受けない印字面となる。一方、図2(b)に示すように、台紙なしラベル20の裏側の両側部には、粘着剤を塗布した粘着剤塗布層25が設けられている。
【0014】
ここで、剥離剤塗布層24と粘着剤塗布層25とは、台紙なしラベル20の厚さ方向において、互いに対応した位置に設けられ、それぞれの幅はほぼ同じにされている。これにより、台紙なしラベル20を図1のラベル連続体20Aのように、ロール状に巻いたとき、剥離剤塗布層24と粘着剤塗布層25とが重なり合うため、巻き軸方向でのほぐれが生じないようになっている。また、台紙なしラベル20の厚さにおいては、50〜200μm程度が好ましい。すなわち、50μm未満であると、移送ベルト34の移送爪33による移送中にラベル切れを生じるおそれがあり、200μmを超えると、台紙なしラベル20に巻き癖がついてラベル片22がカールしてしまい、ラベル片22の対象物への貼着が困難となる場合があるためである。また、厚さが200μmを超えると、所定の長さ(直径)に巻回される台紙なしラベル20の1巻当たりの巻き枚数が少なくなってしまうためでもある。
【0015】
次に、台紙なしラベル20の使用方法について説明する。
まず、台紙なしラベル20を巻回したラベル連続体20Aを、図1のハンドラベラー30の保持部31に保持させる。次いで、ラベル連続体20Aから台紙なしラベル20を引き出し、移送ベルト34に巻回する。移送ベルト34への巻回の際は、図2(b)に示した台紙なしラベル20の裏側を移送ベルト34の周面に当接させるとともに、移送切込線23によって形成される移送案内部23aに移送ベルト34の移送爪33を係止させる。
【0016】
この状態で、ハンドレバー32を把持すると、その操作に応じて移送ベルト34が所定ピッチで移送し、移送爪33に移送案内部23aを介して係止されている台紙なしラベル20が印字機構35側に移送される。このときの移送量は、ラベル片22の1枚分である。このとき、ハンドレバー32の把持操作に応じて、印字機構35が台紙なしラベル20側に移動し、ラベル片22の印字面への印字が行われる。このような移送と印字が繰り返し行われると、印字済みのラベル片22が排出口36から排出される。そして、排出口36から排出されたラベル片22をラベル貼付機構37により対象物に押し付けると、図2(b)に示した台紙なしラベル20の裏側の両側部に設けられている粘着剤塗布層25により、ラベル片22が対象物に貼り付けられる。その後、ハンドラベラー30を対象物から離すことで、図3(a),(b)で説明したように、そのラベル片22がミシン目21を境として、後続のラベル片22から容易に分離される。
【0017】
なお、本実施の形態では、エ字形状に切り込まれた移送切込線23による移送案内部23aをそれぞれのミシン目21に対し、1つとした場合について説明したが、この例に限らず、2つ以上としてもよい。また、移送案内部23aをミシン目21を跨ぐ位置に設けた場合について説明したが、この例に限らず、移送案内部23aをそれぞれのラベル片22の印字面に設けるようにしてもよい。また、移送切込線23は、エ字形状に限らず、+字や×字等の他の形状で切り込まれるようにしてもよい。
【0018】
図4は、上記の移送案内部23aの形状を変えた場合の他の台紙なしラベル20aを示すものである。すなわち、図4(a)は上記同様に、台紙なしラベル20aの表(印字面)側を示すものであり、図4(b)は上記同様に、台紙なしラベル20aの裏側を示すものである。図4では、ミシン目21を跨ぐ位置に円形状の切り欠き部26による移送案内部26aが設けられている点でのみ上記の台紙なしラベル20と構成が異なっている。その他の構成は、上記の台紙なしラベル20と同じであるため、台紙なしラベル20aの詳細については省略する。
【0019】
このような台紙なしラベル20aでは、上記同様に、ハンドレバー32の把持操作に応じて移送ベルト34が所定ピッチで移送し、移送爪33に切り欠き部26による移送案内部26aを介して係止されている台紙なしラベル20aが印字機構35側に移送される。このとき、ハンドレバー32の把持操作に応じて、印字機構35が台紙なしラベル20a側に移動し、ラベル片22の印字面への印字を行う。このような移送と印字が繰り返し行われると、上記同様に、印字済みのラベル片22が排出口36から排出される。そして、排出口36から排出されたラベル片22をラベル貼付機構37により対象物に押し付けると、図4(b)に示した台紙なしラベル20aの裏側の両側部に設けられている粘着剤塗布層25により、ラベル片22が対象物に貼り付けられる。その後、ハンドラベラー30を対象物から離すことで、上記同様に、そのラベル片22がミシン目21を境として、後続のラベル片22から容易に分離される。
【0020】
なお、図4では、円形状の切り欠き部26による移送案内部26aをそれぞれのミシン目21に対し、1つとした場合について説明したが、この例に限らず、2つ以上としてもよい。また、切り欠き部26にあつては、円形状に限らず、楕円形や菱形等の他の形状であってもよい。
【0021】
図5は、上記の移送案内部23aの形状を変えた場合の他の台紙なしラベル20bを示すものである。すなわち、図5(a)は上記同様に、台紙なしラベル20bの表(印字面)側を示すものであり、図5(b)は台紙なしラベル20bの裏側を示すものである。図5では、U字形状に切り込まれた2つの移送切込線27により、2つの移送案内部27aが画成され、また、それらの移送切込線27がラベル片22の印字面に並設されている点でのみ上記の台紙なしラベル20と構成が異なっている。その他の構成は、上記の台紙なしラベル20と同じであるため、台紙なしラベル20bの詳細については省略する。
【0022】
このような台紙なしラベル20bでは、移送切込線27による移送案内部27aがラベル片22の印字面に並設されているため、上記の移送爪33が移送案内部27aに対応させて移送ベルト34の幅方向に並設されているものを搭載しているハンドラベラーにより使用される。そして、上記同様に、ハンドレバー32の把持操作に応じて移送ベルト34が所定ピッチで移送し、移送爪33に移送切込線27による移送案内部27aを介して係止されている台紙なしラベル20bが印字機構35側に移送される。このとき、ハンドレバー32の把持操作に応じて、印字機構35が台紙なしラベル20b側に移動し、ラベル片22の印字面への印字を行う。このような移送と印字が繰り返し行われると、上記同様に、印字済みのラベル片22が排出口36から排出される。そして、排出口36から排出されたラベル片22をラベル貼付機構37により対象物に押し付けると、図5(b)に示した台紙なしラベル20bの裏側の両側部に設けられている粘着剤塗布層25により、ラベル片22が対象物に貼り付けられる。その後、ハンドラベラー30を対象物から離すことで、上記同様に、そのラベル片22がミシン目21を境として、後続のラベル片22から容易に分離される。
【0023】
なお、図5では、移送切込線27により画成された移送案内部27aを台紙なしラベル20bの印字面に設けた場合について説明したが、この例に限らず、ミシン目21を跨ぐ位置に設けてもよい。また、移送案内部27aの数は、1枚のラベル片22当たり、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
【0024】
このように、以上の各実施の形態では、台紙なしラベル20,20a,20bの幅方向に所定の間隔をおいて複数のラベル片22を画成するようにミシン目21を形成し、それぞれのラベル片22に対応させて移送爪33により係止される移送案内部23a,26a,27aを形成した。これにより、ハンドラベラーの移送ベルト34の移送爪33により台紙なしラベル20,20a,20bを移送することができ、さらにミシン目21を境としてそれぞれのラベル片22を分離することができ、併せて剥離剤塗布層24及び粘着剤塗布層25を、台紙なしラベル20,20a,20bの両側部に、かつ台紙なしラベル20,20a,20bの長手方向に沿って設けるようにしたので、台紙なしラベル20,20a,20bをロール状に巻いたとき、剥離剤塗布層24と粘着剤塗布層25とが重なり合い、巻き軸方向でのほぐれが生じないようにすることができ、さらには台紙なしラベル20,20a,20bの印字面側の両側部に剥離剤塗布層24を設けることで、その両側部の内側を剥離剤塗布層24による影響を受けない印字面とすることができることから、台紙を用いなくてもハンドラベラー用のラベルとして使用することができる。
【0025】
また、台紙なしラベル20,20a,20bの厚さを50〜200μmとしているので、上述したように、50μm未満であるときのラベル切れを生じることがなく、200μmを超えるときの台紙なしラベル20の巻き癖や1巻当たりの巻き枚数が少なくなってしまうことがない。
また、ミシン目21のカット部21aの長さを、0.2〜0.5mmの範囲に設定し、そのつなぎ部21bの長さを、0.2〜0.5mmの範囲に設定したので、上述したように、実際のラベル貼り付け作業においてラベル片22のいずれか一方の端部が引っ張られ、非常に短いつなぎ部21bが端から順に破断されるため、ラベル片22を極めて小さな引張力によって容易かつ見栄え良く後続のラベル片22から分離することができる。
【0026】
なお、上述した各台紙なしラベル20,20a,20bのラベル基材としては、フィルム、紙、これらの積層体や複合材のいずれであってもよく、これらのいずれかを選択することで、保存性や耐久性を保持することができる。
また、上述した各粘着剤塗布層25にあっては、弱粘着、強粘着、超強粘着のいずれかを用いることができ、剥離剤塗布層24はいずれかの粘着性に併せて用いることができるため、台紙なしラベル20,20a,20bとしての粘着性能に多様性をもたせることも可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上の如く本発明に係るハンドラベラー用台紙なしラベルによれば、ラベル基材の幅方向に所定の間隔をおいて複数のラベル片を画成するようにミシン目を形成し、それぞれのラベル片に対応させて移送爪により係止される移送案内部を形成したので、ハンドラベラーの移送ベルトの移送爪によりラベル基材を移送することができ、さらにミシン目を境としてそれぞれのラベル片を分離することができ、併せて剥離剤塗布層及び粘着剤塗布層を、ラベル基材の両側部に、かつラベル基材の長手方向に沿って設けるようにしたので、ラベル基材をロール状に巻いたとき、剥離剤塗布層と粘着剤塗布層とが重なり合い、巻き軸方向でのほぐれが生じないようにすることができ、さらにはラベル基材の印字面側の両側部に剥離剤塗布層を設けることで、その両側部の内側を剥離剤塗布層による影響を受けない印字面とすることができることから、台紙を用いなくてもハンドラベラー用のラベルとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドラベラー用台紙なしラベルが適用されるハンドラベラーの一例に係る概略構成を示す図である。
【図2】本発明のハンドラベラー用台紙なしラベルの一例を示す斜視図である。
【図3】図2のラベル片のミシン目による作用を説明するための図である。
【図4】本発明のハンドラベラー用台紙なしラベルの他の例を示す斜視図である。
【図5】本発明のハンドラベラー用台紙なしラベルの他の例を示す斜視図である。
【図6】従来のハンドラベラー用のラベルの一例を示す斜視図である。
【図7】従来のハンドラベラーの一例を示す図である。
【図8】図7のハンドラベラーによるハンドラベラー用のラベルの移送を説明するための図である。
【符号の説明】
20 台紙なしラベル
20A ラベル連続体
20a 台紙なしラベル
20b 台紙なしラベル
21 ミシン目
21a カット部
21b つなぎ部
22 ラベル片
23 移送切込線
23a 移送案内部
24 剥離剤塗布層
25 粘着剤塗布層
26 切り欠き部
26a 移送案内部
27 移送切込線
27a 移送案内部
30 ハンドラベラー
31 保持部
32 ハンドレバー
33 移送爪
34 移送ベルト
35 印字機構
36 排出口
37 ラベル貼付機構

Claims (4)

  1. ハンドラベラーの移送ベルトの移送爪により係止されて移送される帯状のラベル基材からなるハンドラベラー用台紙なしラベルであって、
    前記ラベル基材の印字面側に剥離剤塗布層を形成し、前記印字面側とは反対の面側に粘着剤塗布層を形成し、前記ラベル基材の幅方向に所定の間隔をおいて複数のラベル片を画成するようにミシン目を形成し、それぞれの前記ラベル片に対応させて前記移送爪により係止される移送案内部を形成してなり、
    前記剥離剤塗布層及び粘着剤塗布層は、前記ラベル基材の両側部に、かつ前記ラベル基材の長手方向に沿って設けられていることを特徴とするハンドラベラー用台紙なしラベル。
  2. 複数の前記ミシン目を跨ぐ位置又は複数の前記ラベル片には、所定形状に切り込まれる移送切込線により画成された1又は複数からなる前記移送案内部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のハンドラベラー用台紙なしラベル。
  3. 前記ラベル基材の厚さは、50〜200μmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンドラベラー用台紙なしラベル。
  4. 前記ミシン目のカット部の長さは、0.2〜0.5mmの範囲に設定され、前記ミシン目のつなぎ部の長さは、0.2〜0.5mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1〜3に記載のハンドラベラー用台紙なしラベル。
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