JPH08133259A - ラベル連続体の携帯型切断器 - Google Patents

ラベル連続体の携帯型切断器

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JPH08133259A
JPH08133259A JP26241995A JP26241995A JPH08133259A JP H08133259 A JPH08133259 A JP H08133259A JP 26241995 A JP26241995 A JP 26241995A JP 26241995 A JP26241995 A JP 26241995A JP H08133259 A JPH08133259 A JP H08133259A
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JP
Japan
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label
label continuum
continuum
cut
strip
Prior art date
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Pending
Application number
JP26241995A
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English (en)
Inventor
Yutaka Matsuguchi
口 豊 松
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Osaka Sealing Printing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Sealing Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベル剥離紙を有しないいわゆるノンセパ型
ラベルの連続体を適宜な長さに切断し、被貼着物に貼り
付けすることができる、新たなラベル連続体の携帯型切
断器を提供する。 【解決手段】 ラベル連続体の携帯型切断器30は、ラ
ベルを貼着位置に供給する携帯型切断器であって、装填
されているラベル連続体10を移送する移送手段48,
60と、移送手段48,60で移送されたラベル連続体
10を切断してラベル細片10aを形成する切断手段6
6とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラベル連続体の
携帯型切断器に関し、特にたとえば、ハンドラベラー型
であって、剥離紙を有しない、いわゆるノンセパ型ラベ
ル連続体を適宜な長さに切断し被貼着物に貼付けする、
ラベル連続体の携帯型切断器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラベル連続体は、剥離紙を備え、
その剥離紙の剥離剤層面に適宜な形状のラベルが適宜な
間隔をおいて複数枚仮着されてなるものが多く提供さ
れ、このようなラベル連続体のラベル剥離紙からラベル
を剥離し且つ被貼着物に貼着するような構造のハンドラ
ベラーが多数開発され製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昨今の
省資源という目的により、剥離紙を有しないラベル連続
体、すなわちノンセパ型ラベルの連続体が要望されるよ
うになってきた。したがって、この発明の主たる目的
は、このラベル剥離紙を有しないいわゆるノンセパ型ラ
ベルの連続体を適宜な長さに切断し、被貼着物に貼り付
けすることができる、新たなラベル連続体の携帯型切断
器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1のラベル連続体
の携帯型切断器は、ラベルを貼着位置に供給する携帯型
切断器であって、装填されているラベル連続体を移送す
る移送手段と、移送手段で移送されたラベル連続体を切
断してラベル細片を形成する切断手段とを含む、ラベル
連続体の携帯型切断器である。
【0005】請求項2のラベル連続体の携帯型切断器
は、切断手段は、グリップレバーの作動に連動して切断
手段が作動し、ラベル連続体を切断するように形成され
た、請求項1記載のラベル連続体の携帯型切断器であ
る。
【0006】請求項3のラベル連続体の携帯型切断器
は、切断手段でラベル連続体が切断される前または後に
おいて、ラベル連続体または切断されてなるラベル細片
に印字する印字器が形成された、請求項1または2のい
ずれかに記載のラベル連続体の携帯型切断器である。
【0007】請求項4のラベル連続体の携帯型切断器
は、切断手段でラベル連続体が切断される前または後に
おいて、ラベル連続体または切断されてなるラベル細片
を感熱発色させるサーマルヘッドが形成された、請求項
1ないし3のいずれかに記載のラベル連続体の携帯型切
断器である。
【0008】請求項5のラベル連続体の携帯型切断器
は、移送手段は、装填されているラベル連続体を移送す
る第1の移送手段と、切断手段で切断されてなるラベル
細片を貼着位置に移送する第2の移送手段とを含む、請
求項1ないし4のいずれかに記載のラベル連続体の携帯
型切断器である。
【0009】請求項6のラベル連続体の携帯型切断器
は、ラベル連続体を移送する第1の移送手段およびラベ
ル細片を移送する第2の移送手段は、ラベルの感圧型接
着剤層面と接着しにくい状態にラベル接触面が形成され
ている、請求項5記載のラベル連続体の携帯型切断器で
ある。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、移送手段で移送され
てきたラベル連続体は、切断手段で適宜な長さに切断さ
れる。
【0011】請求項2の発明によれば、グリップレバー
の握り締めまたは開放の動作を繰り返すことにより、グ
リップレバーの作動に連動して切断手段が作動してラベ
ル連続体を切断する。
【0012】請求項3の発明によれば、切断手段でラベ
ル連続体が切断される前または切断された後において、
印字器により適宜な画線が印字される。
【0013】請求項4の発明によれば、切断手段でラベ
ル連続体が切断される前または切断された後において、
サーマルヘッドでラベル連続体または切断されてなるラ
ベル細片の感熱発色層が発色させられる。
【0014】請求項5の発明によれば、第1の移送手段
で移送されてきたラベル連続体は、切断手段で適宜な長
さに切断され、第2の移送手段で前記切断手段で切断さ
れてなるラベル細片を、被貼着物に貼り付けする貼付位
置まで移送する。
【0015】請求項6の発明によれば、移送されてきた
ラベル連続体は、適宜な長さに切断され、第2の移送手
段で前記切断手段で切断されてなるラベル細片は、被貼
着物に貼り付けする貼付位置まで移送される。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、剥離紙を有し
ない、いわゆるノンセパ型ラベルの連続体からラベル細
片を形成するために適宜な形状にカットし、且つ被貼着
物に貼着することができる。
【0017】請求項2の発明によれば、切断手段は、グ
リップレバーの作動に連動してラベル連続体を切断する
ように形成されているので、グリップレバーの握り締め
または開放の動作を繰り返すことにより、ラベル連続体
を適宜な形状のラベル細片にカットすることができる。
【0018】請求項3の発明によれば、切断手段でラベ
ル連続体が切断される前または切断された後において、
ラベル連続体またはそれが切断されてなるラベル細片に
印字器により印字することができるので、たとえば食品
の賞味期限や製造年月日をこの携帯型切断器を手に持っ
た状態で印字することができる。
【0019】請求項4の発明によれば、切断手段でラベ
ル連続体が切断される前または切断された後において、
ラベル連続体またはそれが切断されてなるラベル細片に
サーマルヘッドで感熱発色させて情報を表示させること
ができるので、たとえば食品の賞味期限や製造年月日を
この携帯型切断器を手に持った状態で印字することがで
きる。
【0020】請求項5の発明によれば、第1の移送手段
で移送されてきたラベル連続体を、切断手段で適宜な長
さに切断し、且つ、前記切断手段で切断されてなるラベ
ル細片を、第2の移送手段で被貼着物に貼り付けする貼
付位置まで移送し、貼り付けすることができる。したが
って、剥離紙を有しない、いわゆるノンセパ型ラベルの
連続体からラベル細片を形成するために適宜な形状にカ
ットし、且つ被貼着物に貼着することができる。
【0021】請求項6の発明によれば、第1の移送手段
で移送されてきたラベル連続体を、切断手段で適宜な長
さに切断し、かつ、前記切断手段で切断されてなるラベ
ル細片を、第2の移送手段で被貼着物に貼り付けする貼
付位置まで、ラベルの感圧型接着剤層面を接着させた状
態で移送し、貼り付けすることができる。したがって、
剥離紙を有しない、いわゆるノンセパ型ラベルの連続体
からラベル細片を形成するために適宜な形状にカット
し、且つ被貼着物に貼着することができる。
【0022】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例であ
るラベル連続体の携帯型切断器を示す分解斜視図であ
り、図2は、図1図示例に用いられるラベル連続体の一
部を断面とした斜視図である。
【0024】この図1図示例に用いられる長尺状のラベ
ル連続体10は、図2に示すように、複数のラベル12
が帯状に連続して形成されたものであり、それぞれ各ラ
ベル12の境界においてカッティングして各々1枚のラ
ベル細片10aが形成されるように構成されたものであ
る。
【0025】そして、長尺状のラベル連続体10は、そ
れを形成する長尺状のラベル基材14の裏面に感圧型接
着剤層16が形成され、前記ラベル基材14の表面側に
剥離剤層18が形成され、さらに前記ラベル基材14の
表面側であって、ラベル基材14との間においてラベル
基材14の表面の一部に印刷層20が形成されている。
印刷層20は、各ラベル12の境界を隔てて各ラベル1
2の表示部を形成するように、各ラベル12間に一定の
間隔をおいて間欠的に形成されている。
【0026】ラベル連続体10は、図2に示すように、
カッティングして使用する前は、前記剥離剤層18側と
前記感圧型接着剤層16側とが対向して仮着するよう
に、ラベル基材14が芯管24にロール状に巻き重ねら
れている。なお、ラベル基材14の剥離剤層18側表面
には、感熱発色層22が形成されている。
【0027】ラベル連続体10は、ロール状に巻き重ね
られ、図1に示すラベル連続体の携帯型切断器30のラ
ベル連続体の巻き出し部32に装填される。
【0028】この携帯型切断器30は、プラスチック等
の合成樹脂からなるケーシング34に、前記したラベル
連続体の巻き出し部32を構成するラベル連続体保持
具、グリップレバー36、把手38、貼付ローラ40等
が設けられている。この携帯型切断器30のケーシング
34の上端に、図1および図3に示すように、ラベル連
続体の保持具が設けられている。一方、ケーシング34
には、その後端に把手38が突設され、前記把手38の
下側にはグリップレバー36が軸42で回動自在に取付
けられている。また、前記グリップレバー36は、スプ
リング44で把手38に対して開き方向に付勢されてい
る。
【0029】また、ケーシング34には、その前端に貼
付ローラ40が回転自在に取付けられており、貼付ロー
ラ40は、その表面に突起を有するゴムローラ等からな
り、ケーシング34に設けられた軸46に回動自在に固
定され、巻き出し部32に装填されたラベル連続体10
を、後述するようにカッティングして形成されたラベル
細片10aを被貼着物の上から押圧して貼着するように
形成されている。そして、巻き出し部32に装填された
ロール状のラベル連続体10が、巻き戻されつつ第1の
移送手段の一部を構成する送りローラ48に移送され
る。送りローラ48は、ラベル連続体10の感圧型接着
剤層16面が接触するので、完全に接着することがない
ように離型処理が施されている。すなわち、送りローラ
48の表面には、ラベル連続体10の感圧型接着剤層1
6の面と比較的狭い面積で接合する凸条部50が複数条
形成されている。そして、この送りローラ48は、ラベ
ル連続体10の移送方向に回転するように構成されてい
る。すなわち、図1図示例では、グリップレバー36方
向にみて、反時計廻りに回転する。
【0030】また、この送りローラ48の上方で送りロ
ーラ48の回転軸と平行に、ピッチ決めローラ52が回
転自在に形成されている。このピッチ決めローラ52
は、ラベル連続体10に所定ピッチで形成された貫通孔
からなる係止孔26を係止する係止突起54がその表面
に一定間隔をおいて設けられた略円柱状のものであり、
ケーシング34内に回転自在に取付けられた軸56に固
定されている。そして、送りローラ48とピッチ決めロ
ーラ52とは、ラベル連続体10をその間に挟んでかる
く接触するように構成されている。
【0031】この送りローラ48とピッチ決めローラ5
2によって送られるラベル連続体10は、送りローラ4
8に形成された環状溝58に巻装された第1の移送手段
の一部を構成する搬送ベルト60の表面に感圧型接着剤
層16面が仮着して送られる。搬送ベルト60は、ラベ
ル連続体10の感圧型接着剤層16面が比較的狭い面積
で仮着するように無端環状に形成された断面円形のゴム
製ベルトであり、下流側においてケーシング34内に回
転自在に設けられた軸62に形成されたローラ64との
間に架け渡されている。したがって、搬送ベルト60は
送りローラ48の回転にともない回転し、搬送ベルト6
0の接触面にラベル連続体10の感圧型接着剤層16面
が仮着し、ピッチ決めローラ52の作用と相まって一定
間隔前方に移送される。
【0032】この送りローラ48、搬送ベルト60等か
らなる第1の移送手段によって送られてきたラベル連続
体10は、ローラ64の近傍であって、より下流に形成
された切断手段を構成するカッタ66で適宜な長さに切
断される。そして、カッタ66で切断されてなるラベル
細片10aは、第2の移送手段を構成する搬送ベルト6
8側に送られる。この搬送ベルト68も、第1の移送手
段を構成する搬送ベルト60と同様の無端環状で断面円
形のゴム製ベルトからなる。そして、この搬送ベルト6
8は、カッタ66近傍でその下流においてケーシング3
4内に回転自在に形成されたローラ70と、貼付ローラ
40の近傍においてケーシング34内に回転自在に形成
されたローラ72間に、複数本架け渡されている。この
搬送ベルト68は、ローラ70あるいはローラ72と連
結されたモータ(図示せず)によって下流方向にラベル
細片10aを移送するように回転させられる。
【0033】したがって、カッタ66によって切断され
てなるラベル細片10aは、その裏面の感圧型接着剤層
16面が搬送ベルト68の上面にかるく接着して下流方
向に向けて送られ、貼付ローラ40の下部から前方に向
けて繰り出されるように形成されている。
【0034】引き続き、第1の移送手段を構成する送り
ローラ48およびピッチ決めローラ52を回転させる機
構について説明する。送りローラ48は、ケーシング3
4内に回転自在に形成された軸74に固定され、軸74
には、送りローラ48の近傍で一定の間隔をおいて、ギ
ア76が固定されている。さらに、軸74には、前記ギ
ア76の近傍で送りローラ48とは反対側に一定の間隔
をおいてラチェットホィール78が固定されている。さ
らに、ラチェットホィール78の近傍でギア76とは反
対側に一定の間隔をおいて、その外表面にギア80が一
体に形成されたホィール82が軸74に回転自在に固定
されている。
【0035】そして、ホィール82のギア80は、グリ
ップレバー36に固定され、軸42を枢軸としてグリッ
プレバー36の作動にともない回動するように、グリッ
プレバー36に固定されたセグメントギア84と噛合さ
れている。そして、ホィール82のギア80とは反対側
には、送りローラ48側に向けてラチェット送り爪86
を固定する固定ピン88が突設され、ラチェット送り爪
86がラチェット送り爪86の中央に形成された固定孔
90にて固定ピン88に回転自在に固定される。
【0036】また、ラチェットホィール78が逆回転
(図1図示例では送りローラ48側からみて時計廻り方
向)することがないように、逆転防止爪92が固定され
ている。逆転防止爪92は、その胴部に形成された固定
孔96にて、ケーシング34内に形成された固定ピン9
4に回動自在に固定されている。
【0037】ギア76には、ピッチ決めローラ52を回
転させるために軸56に固定されたギア98が噛合され
る。そのギア98は、ラチェット送り爪86側表面に、
ラチェット送り爪86がラチェットホィール78との噛
合を外すようにするためのラチェット爪外しピン100
が突き出し形成されている。
【0038】グリップレバー36の前端には、セグメン
トギア84のほかスイングアーム102が固定されると
ともに、グリップレバー36の軸42より前方側に突き
出し設けられた固定部36aとセグメントギア84との
間にバネ取付軸104が架設されている。そして、把手
38の後端とバネ取付軸104との間に、スプリング4
4が架け渡されている。スプリング44は、グリップレ
バー36が把手38に対して開き方向に付勢するように
形成されている。
【0039】次に、この送りローラ48およびピッチ決
めローラ52の作動状態について説明する。この携帯型
切断器30を利用するものは、把手38を手のひら側と
しグリップレバー36を指側として把手38とグリップ
レバー36とを握り、グリップレバー36を把手38に
向けて閉じる方向(図1図示a方向)に握ると、軸42
を枢軸としてセグメントギア84が下方向(図1図示a
方向)に回動するとともにスイングアーム102の先端
が下方向(図1図示a方向)に移動し、スイングアーム
102の先端部位に取付けられたカッタ66がラベル連
続体10を切断する。
【0040】そして、グリップレバー36を把手38よ
り開く方向(図1図示b方向)にスプリング44の作用
により回転すると、セグメントギア84が上方向(図1
図示b方向)に回転し、それにともないギア80および
ホィール82が反時計回り方向(図1図示b方向)に回
転し、固定ピン88に固定されたラチェット送り爪86
がラチェットホィール78の歯部に噛合し、送りローラ
48側からみて反時計方向(図1図示b方向)に回転
し、このラチェットホィール78の回転にともない軸7
4が回転しギア76および送りローラ48を送りローラ
48側からみて反時計方向(図1図示b方向)に回転さ
せる。
【0041】そして、ギア76と噛合するギア98を送
りローラ48側からみて時計方向(図1図示b方向)に
軸56とともに回転させ、軸56に固定されたピッチ決
めローラ52を時計方向(図1図示b方向)に回転させ
る。したがって、送りローラ48とピッチ決めローラ5
2との間に挟持されたラベル連続体10は、前方に繰り
出されるとともに搬送ベルト60の表面にラベル連続体
10の感圧型接着剤層16表面を仮着させて、ピッチ決
めローラ52の係止突起54のピッチ分だけ送られるこ
とになる。
【0042】再び、グリップレバー36を握り締めれ
ば、スイングアーム102が下方向に作動するとともに
セグメントギア84が軸42を枢軸として送りローラ4
8側からみて反時計方向(図1図示a方向)に回転さ
せ、ホィール82のギア80を送りローラ48側からみ
て時計方向(図1図示a方向)に回転させ、固定ピン8
8に固定されたラチェット送り爪86をラチェットホィ
ール78の歯部から外し、所定距離だけホィール82と
ともに回転させる。
【0043】このとき、ラチェット送り爪86がラチェ
ットホィール78の歯部より確実に外れるように、ギア
98に形成されたラチェット爪外しピン100がラチェ
ット送り爪86の爪外しローラ106を押し、固定ピン
88を枢軸としてラチェット送り爪86が送りローラ4
8からみて時計回り方向(図1図示a方向)に回転す
る。このとき、逆転防止爪92がラチェットホィール7
8の歯部と噛合しているので、ラチェットホィール78
は送りローラ48からみて時計回り方向(図1図示a方
向)に回転することはない。なお、ラチェット爪外しピ
ン100は、ケーシング34内に前記した作用をするよ
うに形成してもよい。
【0044】つぎに、ラベル細片10aの表面に表示部
を形成する表示装置について説明する。この実施例にお
いては、サーマルヘッド110が第2移送手段である搬
送ベルト68の上方に設けられ、ラベル細片10aを挟
んでプラテン112が対向して設けられている。プラテ
ン112は、ラベル細片10aを印字中挟持する硬質ゴ
ム等より形成された円柱状または角柱状に形成されてい
る。
【0045】サーマルヘッド110は、たとえばセラミ
ック等からなる基板の表面に所要のパターン通りに多数
の発熱体が形成されている。該発熱体のパターンは任意
であるが、たとえばドット状の発熱体を複数行複数列に
形成するか、セグメント状の発熱体を日の字形に配列し
てもよい。そして、各発熱体から引き出されてくる各リ
ードは、電源その他の回路に接続する。そして、サーマ
ルヘッド110とプラテン112とは常時は離してお
き、制御回路114から出される印刷信号あるいはこれ
に先行する信号により、サーマルヘッド110への通電
に対応して、たとえばバネやソレノイドにより適宜作動
させ、サーマルヘッド110とプラテン112とを圧着
させて適宜な文字やバー等の画線を印刷した後、印刷信
号によりプラテン112の圧着を解除するように構成さ
れている。
【0046】かかる印刷装置の作動とラベル細片10a
を移動させる第2の移送手段とは、それぞれが対応して
作動するように形成し、たとえばフォトセンサ等のセン
サによりラベル細片10aの位置を確認し、ラベル細片
10aに感熱発色により適宜な文字等の画線を印刷すれ
ばよい。なお、この表示手段たる印刷装置は、この実施
例のようなサーマルヘッド等からなるものではなく、環
状ゴムの活字帯状体の活字面にインキローラを転動させ
てインキを塗布し、かかるインキが塗布された活字面を
ラベル細片10a表面に当接させて印刷を施すように形
成した印刷装置に代えてもよい。また、この表示手段た
る印刷装置を第1の移送手段たる搬送ベルト60側に形
成してもよい。
【0047】この発明は、前記実施例に限定されること
はなく種々変更することができる。たとえば、切断手段
を構成するカッタ66は、グリップレバー36の握り締
めまたは開放で作動するように形成することなく、モー
タ等の電動器で作動するようにしてもよい。したがっ
て、グリップレバー36が形成されなくてもよく、把手
38に適宜スイッチ等を設け、モータの作動ができる状
態にすればよい。そして、把手38のケーシング34に
形成される位置や形状も適宜この携帯型切断器の取り扱
い易いように構成すればよい。
【0048】また、たとえば、図4に示すように、ラチ
ェット送り爪86の作動を確実にするために、固定ピン
88にバネ120を巻装させてもよく、また、図5に示
すように、逆転防止爪92の作動を確実にするために、
固定ピン94にバネ122を巻装させ、逆転防止爪92
をラチェットホィール78側に付勢するようにしてもよ
い。また、ラベル連続体10の送りを確実にするために
形成される係止孔26は、前記実施例においてはそのラ
ベル連続体10の中央に適宜な間隔をおいて形成された
円孔であるが、たとえば円孔に代えてU字型やY字型等
のものを選択してもよく、また、ラベル基材14として
透光性を有する素材を選択し、フォトスイッチからなる
センサの透光性をよくし、印刷層20の透光性との間に
差を設けて作動するように形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるラベル連続体の携帯
型切断器を示す分解斜視図である。
【図2】図1図示例に用いられるラベル連続体の一部を
断面とした斜視図である。
【図3】図1図示例の要部を示す断面図である。
【図4】この発明の変形例を示す図解図である。
【図5】この発明の別の変形例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 ラベル連続体 10a ラベル細片 12 ラベル 14 ラベル基材 16 感圧型接着剤層 18 剥離剤層 20 印刷層 22 感熱発色層 24 芯管 26 係止孔 30 ラベル連続体の携帯型切断器 32 巻き出し部 34 ケーシング 36 グリップレバー 38 把手 40 貼付ローラ 42 軸 44 スプリング 46 軸 48 送りローラ 50 凸条部 52 ピッチ決めローラ 54 係止突起 56 軸 58 環状溝 60 搬送ベルト 62 軸 64 ローラ 66 カッタ 68 搬送ベルト 70 ローラ 72 ローラ 74 軸 76 ギア 78 ラチェットホィール 80 ギア 82 ホィール 84 セグメントギア 86 ラチェット送り爪 88 固定ピン 90 固定孔 92 逆転防止爪 94 固定ピン 96 固定孔 98 ギア 100 ラチェット爪外しピン 102 スイングアーム 104 バネ取付け軸 106 爪外しローラ 110 サーマルヘッド 112 プラテン 114 制御回路 120 バネ 122 バネ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルを貼着位置に供給する携帯型切断
    器であって、装填されているラベル連続体を移送する移
    送手段と、前記移送手段で移送されたラベル連続体を切
    断してラベル細片を形成する切断手段とを含む、ラベル
    連続体の携帯型切断器。
  2. 【請求項2】 切断手段は、グリップレバーの作動に連
    動して切断手段が作動し、ラベル連続体を切断するよう
    に形成された、請求項1記載のラベル連続体の携帯型切
    断器。
  3. 【請求項3】 切断手段でラベル連続体が切断される前
    または後において、ラベル連続体または切断されてなる
    ラベル細片に印字する印字器が形成された、請求項1ま
    たは2のいずれかに記載のラベル連続体の携帯型切断
    器。
  4. 【請求項4】 切断手段でラベル連続体が切断される前
    または後において、ラベル連続体または切断されてなる
    ラベル細片を感熱発色させるサーマルヘッドが形成され
    た、請求項1ないし3のいずれかに記載のラベル連続体
    の携帯型切断器。
  5. 【請求項5】 移送手段は、装填されているラベル連続
    体を切断手段に移送する第1の移送手段と、前記切断手
    段で切断されてなるラベル細片を貼着位置に移送する第
    2の移送手段とを含む、請求項1ないし4のいずれかに
    記載のラベル連続体の携帯型切断器。
  6. 【請求項6】 ラベル連続体を移送する第1の移送手段
    およびラベル細片を移送する第2の移送手段は、ラベル
    の感圧型接着剤層面と接着しにくい状態にラベル接触面
    が形成されている、請求項5記載のラベル連続体の携帯
    型切断器。
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