JP2004273838A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に対して良好な状態の処理液を供給することができ、プリディスペンスに伴う汚染の問題もない基板処理装置および基板処理方法を提供する。
【解決手段】薬液タンク5からくみ出された薬液は、温調器52を通り、分岐部BC11から薬液循環路54を通って薬液タンク5へと循環される。薬液は、薬液供給バルブVC11、処理液流通路21、処理液供給バルブVT、処理液供給管2および裏面ノズル3を通って、スピンチャック1に保持されたウエハWの裏面中央に供給される。薬液のプリディスペンス時には、処理液供給バルブVTが閉じられ、薬液排出バルブVC21が開かれる。プリディスペンスされた薬液は、第1薬液帰還路57を通って薬液タンク5に戻される。処理液供給管2および処理液流通路21に残留した処理液は、処理液供給バルブVTおよび処理液吸引バルブVVを開くことで、吸引排出路41へと排出できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基板に処理液を供給して当該基板を処理するための基板処理装置および基板処理方法に関する。処理の対象となる基板には、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板などが含まれる。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置や液晶表示装置の製造工程では、基板に対して処理液を用いた表面処理が施される。たとえば、基板を1枚ずつ処理する枚葉型の基板処理装置では、基板を水平に保持して回転させるスピンチャックと、このスピンチャックに保持された基板に処理液を供給する処理液供給ノズルとが備えられていて、スピンチャックに保持された基板が水平面内で回転され、その一方で、処理液供給ノズルから基板の表面に処理液が供給されることにより、基板の表面に処理液による処理が施される。
【0003】
このような枚葉型の基板処理装置の中には、処理に適した一定温度に温度調節された処理液(温調液)を用いるものがある。基板に対して温調液を用いた表面処理を施すための装置は、たとえば、本願出願人の先願に係る下記特許文献1に開示されている。
下記特許文献1に開示された装置では、図10に示すように、処理に用いられる処理液は、処理液タンク101に貯留されており、処理液供給ノズル102には、処理液タンク101から延びた処理液供給路103が接続されている。処理液供給路103の途中部には、処理液タンク101側から順に、ポンプ104、温度調節器105、フィルタ106および処理液供給バルブ107が介装されている。温度調節器105は、処理液タンク101から処理液供給ノズル102に向けて送られる処理液の温度を処理に適した一定温度に調節するためのものであり、フィルタ106は、処理液供給ノズル102に向けて送られる温調液中の異物を除去するためのものである。また、処理液供給路103には、フィルタ106と処理液供給バルブ107との間の分岐点Jにおいて、処理液帰還路108が分岐接続されている。処理液帰還路108の先端は、処理液タンク101に接続されており、処理液帰還路108の途中部には、処理液帰還バルブ109が介装されている。
【0004】
装置の運転中は、ポンプ104および温度調節器105が常に駆動されており、基板の表面に温調液による処理を施すべきときには、処理液帰還バルブ109が閉じられ、処理液供給バルブ107が開かれて、処理液供給路103を流れる温調液が処理液供給ノズル102へと供給される。一方、基板の処理を行わないとき(基板の表面への温調液の供給を行わないとき)には、処理液供給バルブ107が閉じられ、処理液帰還バルブ109が開かれて、処理液供給路103を流れる温調液が分岐点Jから処理液帰還路108を通して処理液タンク101に戻される。これにより、基板の処理を行わないときには、処理液タンク101、処理液供給路103および処理液帰還路108からなる処理液循環路を温調液が循環することになる。こうして温調液を循環させておくことによって、処理液供給バルブ107の開成後、速やかに、基板に供給すべき温調液を処理液供給ノズル102に供給することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−206957号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、処理液循環路を温調液が循環している間、処理液供給路103の分岐点Jよりも処理液供給ノズル102側には温調液が流入しないから、分岐点Jと処理液供給バルブ107との間、さらには処理液供給バルブ107と処理液供給ノズル102の先端との間に溜まった処理液の温度は低下していく。このため、基板の処理を行わない状態が長い時間続いた場合、処理液供給バルブ107の開成直後に、分岐点Jと処理液供給ノズル102の先端との間の低温の処理液(処理に適した温度よりも低い温度の処理液)が基板に供給されてしまい、その基板における処理品質が悪くなるおそれがあった。
【0007】
また、基板に対して温調液を用いた表面処理を施すための装置に限らず、基板に対して温度調節されていない処理液を用いた表面処理を施す装置であっても、処理液供給路の処理液供給バルブよりも上流側に処理液帰還路を分岐接続した構造を有している場合、処理品質の悪化の問題を生じるおそれがある。たとえば、処理液としてエッチング液などの薬液が用いられている場合には、基板の処理を行わない状態が長い時間続くと、処理液帰還路の分岐点と処理液供給ノズルの先端との間に溜まった処理液中に薬液成分の析出物が発生し、処理液供給バルブの開成直後に、その薬液成分の析出物(パーティクル)を含む処理液が供給されることによって、基板が汚染されるおそれがある。そのうえ、処理液中の薬液成分が析出すると、その処理液の濃度は低下するため、処理液供給バルブの開成直後は、適正な濃度よりも低濃度の処理液が基板に供給されることになり、洗浄不足やエッチング不足などの処理不良を生じるおそれもある。
【0008】
また、処理液として純水が用いられている場合には、基板の処理を行わない状態が長い時間続くと、処理液帰還路の分岐点と処理液供給ノズルの先端との間に溜まった処理液中にバクテリアなどの雑菌が発生し、処理液供給バルブの開成直後に、その雑菌を含む処理液が供給されることによって、基板が汚染されるおそれがある。
このような問題を回避するために、基板の搬入前に、処理液供給バルブを開いて、処理液帰還路の分岐点と処理液供給ノズルの先端との間に溜まった処理液を廃棄する手法(処理液のプリディスペンス)が考えられる。
【0009】
しかしながら、たとえば、基板をスピンチャックによって保持するとともに、スピンチャックの回転軸に挿通した裏面中心軸ノズルから基板の裏面中央に向けて処理液を供給する構成では、プリディスペンスが不可能である。すなわち、スピンチャック上に基板を保持した状態では、プリディスペンスを行うと、基板に不良な処理液が付着してしまう。また、スピンチャック上に基板が存在していない状態でプリディスペンスを行うと、処理液が噴水状に吐出されてまき散らされ、スピンチャックおよびその周囲が汚染されるという問題がある。
【0010】
そこで、この発明の目的は、基板に対して確実に良好な状態の処理液を供給することができ、プリディスペンスに伴う汚染の問題もない基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)に処理液を供給して基板を処理する基板処理装置であって、処理液を貯留しておくための処理液貯留槽(5,6,7)と、この処理液貯留槽から基板へと処理液を導くための処理液供給路(55,65,75,21,2)と、上記処理液貯留槽から処理液をくみ出して処理液供給路へと送り出す送液手段(51,62,71)と、上記処理液供給路の途中部の第1分岐部(BC11,BC12,BD1)に接続され、上記処理液貯留槽へと処理液を循環させるための処理液循環路(54,64,74)と、上記処理液供給路において、上記第1分岐部よりも下流側の途中部の第2分岐部(B2)に接続され、上記第2分岐部よりも下流側における上記処理液供給路(21,2)内の処理液を吸引して排出するための処理液吸引路(41)と、この処理液吸引路に接続され、この処理液吸引路内の処理液を吸引する吸引手段(4)と、上記処理液供給路において、上記第1分岐部よりも下流側の途中部の第3分岐部(B3)に接続され、上記処理液貯留槽から上記送液手段によって送液される処理液によって押し出される上記第1分岐部および第3分岐部の間の上記処理液供給路(55,65,75,21)内の処理液を排出するための処理液排出路(57,67,77)と、上記処理液供給路を通って上記第1分岐部から上記第2分岐部へと導かれる処理液を上記第2分岐部よりも下流側の上記処理液供給路(21,2)へと導く状態と、上記第2分岐部よりも下流側の上記処理液供給路と上記処理液吸引路とを連通させた状態とを切り換える第1切り換え手段(MV1)と、上記処理液供給路を通って上記第1分岐部から上記第3分岐部へと導かれる処理液を、上記第3分岐部よりも下流側の上記処理液供給路(2)と上記処理液排出路とのいずれかに切り換えて導く第2切り換え手段(MV2)とを含むことを特徴とする基板処理装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
【0012】
上記の構成によれば、処理液を供給していないときには、第1分岐部から処理液循環路へと処理液を導くことにより、処理液貯留槽へと処理液を循環させることができる。これにより、処理液の滞留を防止できる。たとえば、処理液貯留槽と第1分岐部との間の処理液供給路に温調手段(52,62)を介装しておけば、処理液の温度を調節できる。また、処理液中の溶質が処理液供給路内で析出したりする問題や、処理液として純水を用いる場合におけるバクテリア発生の問題を回避できる。
【0013】
一方、第1分岐部と基板との間の処理液供給路内では処理液の循環が行われないのであるが、第1分岐部よりも下流側の第2分岐部から処理液吸引路へと処理液を吸引することによって、第2分岐部と基板との間の処理液供給路内の処理液を吸引して排出できる。
また、第1分岐部とそれよりも下流側の第3分岐部との間の処理液は、処理液貯留槽から送液手段によって送液される処理液によって、処理液排出路へと押し出すことによって排除できる(プリディスペンス)。
【0014】
このようにして、第1分岐部よりも下流側における処理液供給路内での滞留処理液を排除することができるので、滞留処理液が基板に供給されることを防止でき、基板に対する処理を良好に行うことができる。また、処理液排出路を設けたことによって、滞留処理液が基板に付着したり、滞留処理液が噴水状に吐出されたりすることなくプリディスペンスを行えるから、基板や基板保持機構などが汚染されたりするおそれがない。
【0015】
なお、上記基板処理装置は、さらに、上記処理液貯留槽から上記第1分岐部まで導かれた処理液を上記処理液循環路側と上記第2分岐部側とのいずれかに切り換えて導く供給/循環切り換え手段(VCR1,VCR2,VDR)をさらに含むことが好ましい。
また、処理液の流路は、上記処理液貯留槽からの処理液が上記第1分岐部を経て上記処理液循環路に導かれる循環状態、上記処理液貯留槽からの処理液が基板へと供給される処理液供給状態、上記第2分岐部よりも下流側の処理液供給路内の処理液が上記処理液吸引路に導かれる処理液吸引状態、および上記処理液貯留槽からの処理液が上記第3分岐部を経て上記処理液排出路に導かれる処理液排出状態のいずれかに切り換え可能とされていることが好ましい。
【0016】
請求項2記載の発明は、上記第3分岐部は、上記第2分岐部と一致するか、または上記第2分岐部よりも下流側において上記処理液供給路の途中部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置である。
この構成によれば、第3分岐部から処理液排出路へとプリディスペンスを行うことによって、第1分岐部と第2分岐部との間で滞留した処理液を完全に排除できる。これにより、より良好な基板処理が可能になる。
【0017】
請求項3記載の発明は、上記処理液排出路は、上記処理液循環路または上記処理液貯留槽に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置である。
この構成によれば、プリディスペンスされた処理液を処理液貯留槽に帰還させることができるから、プリディスペンスによる処理液の消費を防止できる。このような構成は、処理液として薬液を用いる場合にとくに効果的であり、装置のランニングコストを低減できる。
【0018】
処理液として純水を用いる場合には、プリディスペンスされる純水中にバクテリアが発生しているおそれがある。したがって、純水の場合には、処理液貯留槽への帰還は行わずに、プリディスペンスされた純水を廃棄する方が好ましい。
請求項4記載の発明は、基板に処理液を供給するのに先だって、上記第2切り換え手段を制御することにより、上記第1分岐部側からの処理液を上記処理液排出路へと導くことによって、上記第1分岐部と上記第3分岐部との間の処理液供給路内の処理液を上記処理液排出路へと押し出させる処理液排出工程を実行する制御手段(8)をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置である。
【0019】
この構成によれば、基板に処理液を供給する前に、第2切り換え手段の制御によって、プリディスペンスを行うことができるから、処理液供給路内に滞留していた処理液を排除した後に、基板に対して良好な状態の処理液を当初から供給することができる。これにより、良好な基板処理が可能になる。
請求項5記載の発明は、上記制御手段は、さらに、上記第1切り換え手段を制御して、上記第2分岐部よりも下流側の上記処理液供給路と上記処理液吸引路とを連通させることにより、上記第2分岐部よりも下流側の上記処理液供給路内の処理液を上記吸引手段によって吸引させる処理液吸引工程を実行するものであることを特徴とする請求項4記載の基板処理装置である。
【0020】
この構成によれば、第1切り換え手段の制御によって、第2分岐部よりも下流側の処理液供給路内の処理液を吸引して排出できる。これにより、第2分岐部よりも下流側の処理液供給路内の残留処理液を排除できるから、この残留処理液が基板に供給されることによる処理不良を防止できる。
請求項6記載の発明は、上記基板を保持する基板保持手段(1)と、この基板保持手段に対して一定の位置関係で固定され、上記処理液供給路から供給される処理液を上記基板保持手段に保持された基板に供給する固定ノズル(3)とをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置である。
【0021】
上記基板保持手段は、処理対象の基板を1枚ずつ処理するものであってもよい。この場合には、この基板保持手段に保持された1枚の基板に対して、固定ノズルからの処理液が供給される、枚葉式の基板処理装置が構成されることになる。
また、上記基板保持手段は、基板を浸漬すべき処理液を貯留する基板浸漬処理槽に貯留された処理液中で基板を保持するものであってもよい。この場合に、上記固定ノズルは、基板浸漬処理槽に処理液を供給するものであってもよい。このような構成によって、たとえば、複数枚の基板を一括して処理液に浸漬して処理するバッチ式の基板処理装置に対してこの発明を適用できる。
【0022】
請求項7記載の発明は、上記基板保持手段は、上記基板を保持して回転させる基板保持回転手段(1)を含むことを特徴とする請求項6記載の基板処理装置である。
この構成では、基板を保持して回転させる一方で、この回転されている基板に対して固定ノズルからの処理液を供給することができる。すなわち、この場合には、基板を1枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置が構成されることになる。
【0023】
基板保持回転手段は、たとえば、基板をほぼ水平な姿勢で鉛直軸線まわりに回転させるものであってもよく、この場合に、固定ノズルは、基板の上面または下面の回転中心付近に向けて処理液を吐出するものであってもよい。
請求項8記載の発明は、処理液供給路(55,65,75,21,2)を介して基板(W)に処理液を供給することによって当該基板を処理するための方法であって、上記処理液供給路の途中部の分岐部(B3)よりも下流側に処理液を供給せずに、上記分岐部に分岐接続された処理液排出路(57,67,77)へと処理液を導いて排出する処理液排出工程と、上記処理液供給路を通って上記分岐部に至った処理液を、この分岐部よりも下流側の処理液供給路(2)に導き、基板に供給する基板処理工程とを含むことを特徴とする基板処理方法である。
【0024】
この方法によれば、分岐部よりも上流側の処理液供給路内の処理液を、基板側へと導くことなく、処理液排出路へと排出できる。これにより、基板や基板保持手段等を汚染したりすることなく、処理液のプリディスペンスを行うことができるので、基板に対して良好な処理を実行できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を説明するための系統図である。この基板処理装置は、処理対象の基板の一例である半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」という。)Wをほぼ水平に保持して鉛直軸線まわりに回転するスピンチャック1を備えており、ウエハWを1枚ずつ処理する枚葉型の装置である。
【0026】
スピンチャック1は、鉛直方向に沿って配置された中空の回転軸11の上端に円板状のスピンベース12をほぼ水平な姿勢で結合するとともに、このスピンベース12の周縁部に複数本(たとえば3本)の挟持ピン13を立設して構成されている。この複数本の挟持ピン13によってウエハWの周縁部が挟持され、その状態でスピンチャック1が回転することにより、ウエハWはその中心を通る鉛直軸線まわりに回転されることになる。スピンチャック1を回転するための回転駆動力は、回転駆動機構14から回転軸11へと伝達されるようになっている。
【0027】
回転軸11には処理液供給管2が挿通されており、その上端はスピンチャック1に保持されたウエハWの下面中央付近に至っている。この処理液供給管2の上端には、ウエハWの下面中央に向けて処理液を吐出する裏面ノズル3が、ウエハWに対する相対位置が固定された状態で取り付けられている。この裏面ノズル3からウエハWの下面中央に向けて吐出された処理液は、ウエハWの下面において遠心力を受け、ウエハWの半径方向外方側へと広がってウエハWの下面の全域に供給される。
【0028】
この実施形態では、裏面ノズル3からは、第1薬液、第2薬液および純水(脱イオン水)のいずれかを、処理液として、ウエハWの下面に供給することができる。第1薬液は第1薬液タンク5に貯留されており、第2薬液は第2薬液タンク6に貯留されており、純水は純水タンク7に貯留されている。
第1薬液タンク5内の第1薬液は、ポンプ51によって汲み出され、温調器52を通って適切な温度に温度調節された後、フィルタ53を通ることによって異物が除去されて清浄な状態とされる。この第1薬液は、第1薬液供給路55を通って第1多連弁MV1へと導かれる。
【0029】
第2薬液も同様に、第2薬液タンク6からポンプ61によって汲み出され、温調器62によって温度調節されるとともに、フィルタ63を通ることにより液中の異物が取り出されて清浄な状態とされた後に、第2薬液供給路65を通って第1多連弁MV1に導かれる。
さらに、純水タンク7に貯留された純水は、ポンプ71によって汲み出され、フィルタ73によって異物が取り除かれた後に、純水供給路75を通って第1多連弁MV1へと導かれる。
【0030】
第1薬液供給路55の途中部には、分岐部BC11において、第1薬液循環路54が分岐接続されている。この第1薬液循環路54は第1薬液タンク5へと導かれており、その途中部には、第1薬液循環バルブVCR1が介装されている。
同様に、第2薬液供給路65の途中部には、分岐部BC12において、第2薬液循環路64が分岐接続されている。この第2薬液循環路64は、第2薬液タンク6に接続されており、その途中部には、第2薬液循環バルブVCR2が介装されている。
【0031】
同様に、純水供給路75の途中部には、分岐部BD1において、純水循環路74が分岐して接続されている。この純水循環路74は、純水タンク7に接続されており、その途中部には、純水循環バルブVDRが介装されている。
第1多連弁MV1は、処理液流通路21を介して第2多連弁MV2に接続されており、この第2多連弁MV2に、処理液供給管2が結合されている。処理液流通路21には、必要に応じて、この処理液流通路21内に存在する処理液の温度を検出する温度センサ10が配置されている。
【0032】
上記第1薬液供給路55、第2薬液供給路65、純水供給路75、第1および第2多連弁MV1,MV2内の処理液流路、処理液流通路21ならびに処理液供給管2によって、処理液をスピンチャック1に保持されたウエハWに供給するための処理液供給路が形成されている。
第1多連弁MV1は、処理液流通路21の一端(第1および第2薬液タンク5,6ならびに純水タンク7側の一端)側に配置された分岐部B2から分岐した複数の配管を備えており、それらには、第1薬液供給バルブVC11、第2薬液供給バルブVC12、純水供給バルブVD1および処理液吸引バルブVVがそれぞれ結合されている。第1薬液供給バルブVC11には第1薬液供給路55が結合されており、第2薬液供給バルブVC12には第2薬液供給路65が結合されており、純水供給バルブVD1には純水供給路75が接続されている。そして、処理液吸引バルブVVには、吸引排出路41が接続されていて、この吸引排出路41はさらに吸引機構4に接続されている。吸引機構4は、真空発生器(コンバム)やエジェクタ等で構成されていて、吸引路排出41を介して処理液を吸引し、この吸引された処理液を排液する。
【0033】
一方、第2多連弁MV2は、処理液流通路21の他端(スピンチャック1側の端部)側に配置された分岐部B3において分岐した複数本の配管と、これらの配管にそれぞれ接続された複数個のバルブとを備えている。この複数個のバルブは、処理液供給管2に接続された処理液供給バルブVTと、第1薬液タンク5へと第1薬液を帰還させるための第1薬液帰還路57に接続された第1薬液排出バルブVC21と、第2薬液タンク6に第2薬液を帰還させるための第2薬液帰還路67に接続された第2薬液排出バルブVC22と、純水を排液するための純水排出路77に接続された純水排出バルブVD2とを含む。
【0034】
図2は、この基板処理装置の制御ブロック図である。マイクロコンピュータ等を含む制御部8が設けられており、この制御部8により、回転駆動機構14、吸引機構4、ポンプ51,61,71および温調器52,62の動作が制御されるようになっている。また、この制御部8には、温度センサ10の検出信号が入力されている。
制御部8は、さらに、第1薬液循環バルブVCR1、第2薬液循環バルブVCR2、純水循環バルブVDRの開閉を個別に制御するとともに、第1多連弁MV1に備えられている第1薬液供給バルブVC11、第2薬液供給バルブVC12、純水供給バルブVD1および処理液吸引バルブVVの開閉を個別に制御し、同様に、第2多連弁MV2に備えられている処理液供給バルブVT、第1薬液排出バルブVC21、第2薬液排出バルブVC22および純水排出バルブVD2の開閉を個別に制御する。
【0035】
図3は、上記基板処理装置によるウエハWに対する処理フローの一例を示す流れ図である。まず、配管内における非温調薬液(ウエハWの処理に対して不適切な温度となっているおそれのある薬液)や、バクテリアが発生しているおそれのある純水を配管系から排除するための初期動作(ステップA0)が実行される。この初期動作に引き続き、回転駆動機構14によってスピンチャック1を回転状態とするとともに、スピンチャック1に保持されたウエハWに、第1薬液タンク5からの第1薬液を供給して(ステップA1)、ウエハWの処理が行われる。この第1薬液によるウエハWの処理をたとえば所定時間だけ行った後、第1薬液の供給を止めて、第2薬液タンク6に貯留されている第2薬液をウエハWに供給して(ステップA2)、この第2薬液によるウエハWの処理が行われる。この第2薬液による処理をたとえば所定時間だけ行った後に、第2薬液の供給を停止し、純水タンク7から純水を汲み出し、ウエハWに供給して、ウエハW上に残留する薬液を排除するための純水リンス処理が、たとえば所定時間だけ行われる(ステップA3)。
【0036】
その後、純水の供給を停止し、回転駆動機構14によってスピンチャック1が高速回転されることにより、ウエハWの表面から遠心力によって水分を排除するための乾燥処理(ステップA4)が実行される。
この乾燥処理の後には、処理の終了したウエハWが、基板搬送ロボットによってスピンチャック1から搬出されて、次のウエハWがスピンチャック1に受け渡され、この新たなウエハWに対してステップA1〜A4の処理が行われる。
【0037】
初期動作(ステップA0)は、分岐部BC11,BC12よりもスピンチャック1側の処理液供給路に存在する薬液の温度がウエハWの表面処理のために不適切な温度範囲にあるような場合や、分岐部BD1よりもスピンチャック1側の処理液供給路内にバクテリアが発生した純水が存在するおそれのある状況で実行される。
具体的には、複数枚のウエハを相次いで処理しているときには、1枚のウエハWの処理が完了してから次のウエハWに対する処理が開始されるまでの間の待機時間は十分に短いので、初期動作(ステップA0)は不要であり、ステップA1以降の処理が各ウエハWに対して行われればよい。これに対し、複数枚(たとえば25枚)のウエハWで構成される1つのロットに対する処理と、別のロットのウエハWに対する処理との間に長い待機時間(たとえば1時間以上)が生じる場合には、分岐部BC11,BC12よりもスピンチャック1側の配管内に存在する第1および第2薬液の温度が低下していて、上記別のロットの1枚目のウエハWに対する処理が不良になる恐れがある。
【0038】
したがって、初期動作(ステップA0)は、たとえば、上記別のロットの1枚目のウエハWを処理する直前にのみ行い、当該ロットの2枚目以降のウエハWを処理するときには、初期動作(ステップA0)を行わずに、第1薬液供給(ステップA1)からの処理を行えばよい。
また、1つのロットの最後のウエハWに対して処理した後に、次のロットの1枚目のウエハWがスピンチャック1に受け渡されてその処理が開始されるまでの時間が十分に短ければ、この1枚目のウエハWに対する処理開始前に初期動作(A0)を行う必要は必ずしもない。そこで、たとえば制御部8の内蔵のタイマによって、1枚のウエハWに対する処理が完了してから、次のウエハWがスピンチャック1に受け渡されてその処理が開始されるまでの時間を計測し、この計測された時間が所定時間(たとえば1時間)を超える場合にのみ、当該ウエハWの処理に先立って、初期動作(ステップA0)を実行するようにしてもよい。
【0039】
さらに、処理液流通路21を流通する温度を計測する温度センサ10の出力に基づき、この処理液流通路21内の処理液の温度が予め定めるしきい値以下である場合にのみ初期動作(ステップA0)を実行することとしてもよい。
たとえば、上記第1薬液は、オゾン水(酸化剤の一例)であって、上記第2薬液はフッ酸(酸化膜をエッチングできるエッチング液の一例)であってもよい。この場合に、ステップA1,A2の処理を繰り返し実行することにより、ウエハWの表面に第1薬液としてのオゾン水の働きによる酸化膜を形成し、この酸化膜を第2薬液としてのフッ酸によってライトエッチングすることにより、酸化膜とともにウエハWの表面の異物(パーティクルや金属イオン等)をリフトオフすることができる。こうしてステップA1,A2の処理を繰り返し実行した後に、純水を供給して(ステップA3)、ウエハWの表面をリンスしておけばよい。
【0040】
また、上記第1薬液として硫酸を用い、上記第2薬液として過酸化水素水を用いてもよい。これらの薬液の組み合わせにより、ウエハWの表面の異物を除去することができる。
第1および第2薬液が、酸とアルカリの組み合わせである場合には、図4に示すように、第1薬液(たとえば酸)を供給した後(ステップA1)、ウエハWに純水を供給して当該第1薬液をウエハWの表面から排除し(ステップA10)、その後に、第2薬液(たとえばアルカリ)を供給するようにすればよい(ステップA2)。
【0041】
図5は、初期動作(図3および図4のステップA0)の一例を説明するためのフローチャートである。この例では、基板処理装置が待機状態(ステップS0)であるときに、第1薬液のプリディスペンス処理(ステップS10)、第2薬液のプリディスペンス処理(ステップS20)、純水のプリディスペンス処理(ステップS30)、および処理液供給管2および処理液流通路21内の処理液を排出するための処理液吸引排出処理(ステップS40)が順次実行される。
【0042】
待機状態(ステップS0)では、制御部8の働きによってポンプ51,61,71、温調器52,62および吸引機構4がそれぞれ駆動状態とされる。また、第1薬液循環バルブVCR1、第2薬液循環バルブVCR2および純水循環バルブVDRがそれぞれ開状態とされている。また、第1多連弁MV1に備えられたバルブVC11,VC12,VD1,VVおよび第2多連弁MV2に備えられたバルブVT,VC21,VC22,VD2はいずれも閉状態とされている。したがって、第1薬液タンク5、第2薬液タンク6および純水タンク7からそれぞれ汲み出された第1薬液、第2薬液および純水は、分岐部BC11,BC12,BD1から第1薬液循環路54、第2薬液循環路64および純水循環路74へとそれぞれ導かれて、第1薬液タンク5、第2薬液タンク6および純水タンク7に帰還される。こうして、第1および第2薬液が循環されて、温調器52,62の働きによる第1および第2薬液の温度調節が行われるとともに、純水が循環されることによって、バクテリアの発生が防がれている。
【0043】
この状態から、ウエハW(たとえば、あるロットの1枚目のウエハ)の処理に先立ち、プリディスペンス処理(ステップS10,S20,S30)および処理液吸引排出処理(ステップS40)が行われる。
第1薬液プリディスペンス処理(ステップS10)は、分岐部BC11よりもスピンチャック1側の薬液供給路(主として第1薬液供給路55)に存在する非温調状態の第1薬液を排除するための処理である。具体的には、制御部8により、第1薬液排出バルブVC21が開かれ、第1薬液供給バルブVC11が開かれ、第1薬液循環バルブVCR1が閉じられる(ステップS11,S12,S13)。これにより、第1薬液タンク5から汲み出された第1薬液は、ポンプ51、温調器52、フィルタ53を通り、分岐部BC11から第1薬液供給路55へと導かれ、さらに、第1薬液供給バルブVC11、処理液流通路21および第1薬液排出バルブVC21を順次通って、第1薬液帰還路57へと導かれることになる。これによって、分岐部BC11よりもスピンチャック1側(より詳細には分岐部BC11と分岐部B3との間)の処理液供給路に存在する第1薬液は、第1薬液帰還路57へと押し出され、第1薬液タンク5へと帰還されることになる。その結果、分岐部BC11よりもスピンチャック1側における非温調状態の第1薬液が排出される。
【0044】
このようにして、第1薬液のプリディスペンス(ステップS11,S12,S13)を一定時間だけ行って非温調状態の第1薬液を排除した後に、制御部8は、第1薬液循環バルブVCR1を開き、第1薬液供給バルブVC11を閉じ、第1薬液排出バルブVC21を閉じる(ステップS14,S15,S16)。こうして、第1薬液プリディスペンス処理が完了する。
第2薬液プリディスペンス処理(ステップS20)も、第1薬液プリディスペンス処理(ステップS10)と同様にして実行される。すなわち、制御部8は、第2薬液排出バルブVC21を開き、第2薬液供給バルブVC12を開くとともに、第2薬液循環バルブVCR2を閉じる(ステップS21,S22,S23)。これにより、第2薬液タンク6からポンプ61によって汲み出された第2薬液は、温調器62、フィルタ63および分岐部BC12を通って第2薬液供給路65へと導かれ、さらに、第2薬液供給バルブVC12、処理液流通路21および第2薬液排出バルブVC22を通って、第2薬液帰還路67へと導かれる。これにより、分岐部BC12よりもスピンチャック1側(より具体的には分岐部BC12およびB3の間)の処理液供給路に存在する第2薬液が、第2薬液帰還路67へと排除されて、第2薬液タンク6へと帰還されることになる。こうして、第2薬液のプリディスペンスが行われて、非温調状態の第2薬液が排除される。
【0045】
このような第2薬液プリディスペンス(ステップS21,S22,S23)を一定時間だけ実行した後に、制御部8は、第2薬液循環バルブVCR2を開き、第2薬液供給バルブVC12を閉じ、第2薬液排出バルブVC22を閉じる(ステップS24,S25,S26)。こうして、第2薬液プリディスペンス処理が完了する。
純水のプリディスペンス処理(ステップS30)も同様である。すなわち、制御部8は、純水排出バルブVD2を開き、純水供給バルブVD1を開き、さらに純水循環バルブVDRを閉じる(ステップS31,S32,S33)。これにより、純水タンク7から純水供給用のポンプ71によって汲み出された純水は、フィルタ73を通って、分岐部BD1から純水供給路75へと導かれる。この純水は、さらに、純水供給バルブVD1、処理液流通路21および純水排出バルブVD2を通り、純水排出路77を通って装置外に排液される。こうして、分岐部BD1よりもスピンチャック1側(より詳細には分岐部BD1,B3の間)の処理液供給路における非循環状態の純水がプリディスペンスされる。
【0046】
この純水のプリディスペンス(ステップS31,S32,S33)を一定期間だけ実行した後に、制御部8は、純水循環バルブVDRを開き、純水供給バルブVD1を閉じ、純水排出バルブVD2を閉じて、純水のプリディスペンスを完了する(ステップS34,S35,S36)。こうして、純水タンク7と分岐部BD1との間で純水が循環される状態に戻ることになる。
なお、純水中にバクテリアが発生するには相当の時間(2〜3日程度)を要するので、第1および第2薬液のプリディスペンス処理が必要な場合であっても、純水プリディスペンス処理は必ずしも実行する必要がない。たとえば、1枚のロットのウエハWの処理と、別のロットのウエハWの処理との間に1〜2時間程度の時間が開いたような場合には、第1薬液プリディスペンス処理(ステップS10)および第2薬液プリディスペンス処理(ステップS20)は必要であるが、純水プリディスペンス処理(ステップS30)は省いても差し支えない。
【0047】
純水プリディスペンス処理に続いて(純水プリディスペンス処理が省かれる場合には第2薬液プリディスペンス処理に続いて)、制御部8は、処理液吸引排出処理(ステップS40)を実行するために、処理液供給バルブVTを開き、処理液吸引バルブVVを開く(ステップS41,S42)。処理液供給管2の上端に固定された裏面ノズル3は大気に開放されているから、吸引機構4によって吸引排出路41内を吸引することにより、分岐部B2,B3の間に残留している純水を、吸引排出路41から装置外へと排出することができる。このような処理液吸引(ステップS41,S42)を一定時間だけ行った後に、制御部8は、処理液吸引バルブVVを閉じる(ステップS43)。こうして、処理液吸引排出処理が完了する。
【0048】
処理液吸引排出処理(ステップS40)は、必ずしも実行する必要はないのであるが、初期動作において、この処理液吸引排出処理を実行しておけば、初期動作に引き続いてウエハWに供給される第1薬液が、配管内に残留する純水により希釈されることがなく、ウエハWに対する薬液処理を精密に制御することができる。
図6は、初期動作の別の例を説明するためのフローチャートである。この図6において、図5に示された各処理と同様の処理が行われる各ステップには、図5の場合と同一の参照符号を付して示す。
【0049】
この図6の例では、初期動作に引き続いて最初に供給される処理液である第1薬液のプリディスペンス処理(ステップS10)が、最後に行われるようになっている。これにより、第1薬液プリディスペンス処理(ステップS10)の後に、処理液吸引排出処理を実行する必要がなくなる。すなわち、第1薬液プリディスペンス処理の後に配管内に残留する処理液は第1薬液であるから、この状態で処理液吸引排出処理を実行することなく第1薬液供給処理(図3および図4のステップA1)を実行しても、何らの不都合はなく、ウエハWに対して良好な処理を施すことができる。
【0050】
図6の例では、処理液吸引排出処理を最初に実行し(ステップS40)、その後に、純水プリディスペンス処理(ステップS30)、第2薬液プリディスペンス処理(ステップS20)および第1薬液プリディスペンス処理(ステップS10)を順次行うようにしている。しかし、後述するとおり、第1薬液、第2薬液および純水をそれぞれ供給した直後に、その都度処理液吸引排出処理を行うこととしておけば、処理液供給バルブVTよりもスピンチャック1側の配管(すなわち処理液供給管2および裏面ノズル3)には実質的にいずれの処理液も残留していないから、処理液吸引処理(ステップS40)を省いても実害はないと言える。したがって、図6の例では、処理液吸引排出処理(ステップS40)を省くことができるから、初期動作に要する時間を短縮し、基板処理装置の生産性を高めることができる。
【0051】
また、上記のとおり、純水プリディスペンス処理(ステップS30)は、必要に応じて行われる処理であって、初期動作の際に純水プリディスペンス処理を行わず、第2薬液プリディスペンス処理および第1薬液プリディスペンス処理のみを順次実行すれば足りる場合もある。
図7は、第1薬液供給処理(図3および図4のステップA1)の詳細を説明するためのフローチャートである。初期動作の直後に第1薬液を供給するとき、その初期動作が図5に示す処理であるときには処理液供給バルブVTは開状態であり、図6に示す処理であるときには閉状態となっている。そこで、制御部8は、図5に示す初期動作を行った後に第1薬液をウエハWに供給するときには処理液供給バルブVTを開状態に保持し、図6に示す初期動作を行った直後に第1薬液を供給するときには処理液供給バルブVTを閉状態から開状態に切り換える。その後、制御部8は、第1薬液供給バルブVC11を開き、第1薬液循環バルブVCR1を閉じる(ステップA11,A12)。これにより、第1薬液タンク5からポンプ51によって汲み出された第1薬液は、分岐部BC11から第1薬液供給路55へと導かれ、さらに、第1薬液供給バルブVC11、処理液流通路21および処理液供給バルブVTを通過して処理液供給管2へと供給されて、裏面ノズル3からウエハWの裏面中央に向けて吐出される。このとき、制御部8は、予め、回転駆動機構14を制御し、スピンチャック1を所定の回転速度で回転駆動している。よって、ウエハWの裏面中央に供給された第1薬液は、遠心力を受けて、ウエハWの回転半径方向外方側へと広がり、ウエハWの裏面全域を処理することになる。
【0052】
このようにして、第1薬液を所定時間だけ供給した後に、制御部8は、第1薬液循環バルブVCR1を開き、第1薬液供給バルブVC11を閉じる(ステップA13,A14)。これにより、第1薬液の供給が停止される。
その後、制御部8は、処理液吸引バルブVVを開く(ステップA15)。処理液供給バルブVTは引き続き開状態とされているから、吸引機構4によって吸引排出路41を吸引すると、処理液供給管2および裏面ノズル3内に残留していた第1薬液は、処理液供給バルブVTを通り、分岐部B3、処理液流通路21および分岐部B2をそれぞれ通過して、処理液吸引バルブVVから処理液吸引排出路41へと導かれることになる。こうして、分岐部B2よりもスピンチャック1側の処理液供給路内における第1薬液が排出される。このような処理液吸引排出処理を一定時間だけ行った後に、制御部8は、処理液吸引バルブVVを閉じて(ステップA16)、第1薬液供給処理を完了する。
【0053】
図8は、第2薬液供給処理(図3および図4のステップA2)の詳細を説明するためのフローチャートである。制御部8は、処理液供給バルブVTを開状態としておいて、第2薬液供給バルブVC12を開き、第2薬液循環バルブVCR2を閉じる(ステップA21,A22)。これにより、第2薬液タンク6からポンプ61によって汲み出された第2薬液は、分岐部BC12から第2薬液供給路65へと導かれ、第2薬液供給バルブVC12、処理液流通路21および処理液供給バルブVTを順次通過して、処理液供給管2から裏面ノズル3へと導かれてウエハWの裏面中央に吐出される。第1薬液供給処理の場合と同様に、制御部8は回転駆動機構14によってスピンチャック1を所定の回転速度で回転状態としており、ウエハWの裏面中央に導かれて第2薬液は、遠心力を受けて、ウエハWの回転半径方向外方へと広がり、その全域に供給される。
【0054】
このような第2薬液の供給が一定時間だけ行われると、制御部8は、第2薬液循環バルブVCR2を開き、第2薬液供給バルブVC12を閉じて、第2薬液の供給を停止する(ステップA23,A24)。その後、制御部8は、処理液吸引バルブVVを開き(ステップA25)、分岐部B2からスピンチャック1側の処理液供給路内に残留している第2薬液を吸引排出路41を介して排出する。この処理液吸引排出処理を一定時間だけ行った後、制御部8は、処理液吸引バルブVVを閉じる(ステップA26)。こうして、第2薬液供給処理が完了する。
【0055】
図9は、純水供給処理の詳細を説明するためのフローチャートである。制御部8は、純水供給バルブVD1を開き、純水循環バルブVDRを閉じる(ステップA31,A32)。これにより、純水タンク7からポンプ71によって汲み出された純水は、分岐部BD1から純水供給路75へと導かれ、さらに、純水供給バルブVD1、処理液流通路21および処理液供給バルブVTを順次通過して、処理液供給管2から裏面ノズル3へと導かれる。これにより、裏面ノズル3からはウエハWの裏面中央に向けて純水が吐出される。
【0056】
制御部8は、回転駆動機構14によってスピンチャック1を回転駆動状態としており、ウエハWの裏面中央に導かれた純水は、遠心力によりその回転半径方向外方側へと導かれ、ウエハWの裏面全域へと供給される。このような純水の供給が一定時間だけ行われた後に、制御部8は、純水循環バルブVDRを開き、純水供給バルブVD1を閉じる(ステップA33,A34)。こうして、純水の供給が停止される。その後、制御部8は、処理液吸引バルブVVを開いて(ステップA35)、分岐部B2からスピンチャック1側の処理液供給路内に存在する純水を、処理液吸引排出路41を介して、装置外へと排出する。
【0057】
この処理液吸引排出処理を一定時間だけ行った後、制御部8は、処理液吸引バルブVVを閉じる(ステップA36)。こうして、純水供給処理が完了する。
なお、純水供給処理の最後に行われる処理液吸引排出処理(純水の吸引排出処理)は、必ずしも行われる必要はないが、この純水の吸引排出処理を行うことにより、その後に第1薬液または第2薬液をウエハWに供給するときに、供給当初の薬液が処理液供給路内に残留する純水によって希釈されることを防止できる。
【0058】
以上のように、この実施形態によれば、初期動作の際に、裏面ノズル3からプリディスペンスを行うのではなく、第1薬液排出バルブVC21、第2薬液排出バルブVC22および純水排出バルブVD2を介して、処理液供給管2とは別の配管である第1薬液帰還路57、第2薬液帰還路67および純水排出路77へと非温調状態の薬液または非循環状態の純水を導くことができる。したがって、裏面ノズル3から処理液を噴水状に吐出させたりすることなく、プリディスペンスを行うことができる。しかも、第1および第2薬液については、第1および第2薬液帰還路57,67を介して第1および第2薬液タンク5,6にそれぞれ帰還するようにしているから、プリディスペンスによって薬液が消費されることがなく、薬液消費量を抑えることができる。
【0059】
一方、第1,第2薬液および純水によって共有される処理液流通路21および処理液供給管2ならびに裏面ノズル3内の処理液は、処理液吸引バルブVVを介して、吸引機構4により吸引して排出することができる。そのため、処理液供給管2とは別の経路で処理液のプリディスペンスを行っているにも拘らず、処理液供給管2内で第1薬液、第2薬液および純水が相互に混合されるおそれがない。これにより、ウエハWに対して、厳密に制御された処理を施すことができる。
【0060】
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。たとえば、上記の実施形態では、ウエハWの裏面中央に向けて処理液を吐出する裏面ノズル3が備えられた構成について説明したが、この発明は、上述の図10に示されているように、基板の上面に向けて処理液を供給する処理液供給配管系に対しても適用することができる。また、上記の実施形態では、複数種類の処理液(第1薬液、第2薬液および純水)を切り換えてウエハWに供給する構成例について説明したが、1種類の処理液のみをウエハWに供給する構成の基板処理装置に対してもこの発明を適用することができる。
【0061】
また、上記の実施形態では、第1薬液帰還路57および第2薬液帰還路67を第1薬液タンク5および第2薬液タンク6にそれぞれ接続しているが、これらを第1薬液循環路54および第2薬液循環路64にそれぞれ接続してもよい。この構成の場合でも、プリディスペンス時の排出される第1および第2薬液を第1および第2薬液タンク5,6に帰還させることができる。むろん、プリディスペンス時における薬液の消費が問題とならなければ、第1薬液排出バルブVC21および第2薬液排出バルブVC22から排出される第1および第2薬液を排液配管に導く構成としてもよい。
【0062】
さらに、図1の構成において、分岐部B2,B3を一致させて(すなわち、第1および第2多連弁MV1,MV2を合体させて)、処理液流通路21を無くしてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を説明するための系統図である。
【図2】上記基板処理装置の制御ブロック図である。
【図3】上記基板処理装置によるウエハに対する処理フローの一例を示す流れ図である。
【図4】処理フローの別の例を示す流れ図である。
【図5】初期動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図6】初期動作の別の例を説明するためのフローチャートである。
【図7】第1薬液供給処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図8】第2薬液供給処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図9】純水供給処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図10】従来の基板処理装置の構成を説明するための図解図である。
【符号の説明】
1 スピンチャック
2 処理液供給管
3 裏面ノズル
4 吸引機構
5 第1薬液タンク
6 第2薬液タンク
7 純水タンク
8 制御部
10 温度センサ
11 回転軸
12 スピンベース
13 挟持ピン
14 回転駆動機構
21 処理液流通路
41 吸引排出路
51 ポンプ
52 温調器
53 フィルタ
54 第1薬液循環路
55 第1薬液供給路
57 第1薬液帰還路
61 ポンプ
62 温調器
63 フィルタ
64 第2薬液循環路
65 第2薬液供給路
67 第2薬液帰還路
71 ポンプ
73 フィルタ
74 純水循環路
75 純水供給路
77 純水排出路
BC11 分岐部
BC12 分岐部
BD1 分岐部
B2 分岐部
B3 分岐部
MV1 第1多連弁
MV2 第2多連弁
VC11 第1薬液供給バルブ
VC12 第2薬液供給バルブ
VD1 純水供給バルブ
VV 処理液吸引バルブ
VT 処理液供給バルブ
VC21 第1薬液排出バルブ
VC22 第2薬液排出バルブ
VD2 純水排出バルブ
VCR1 第1薬液循環バルブ
VCR2 第2薬液循環バルブ
VDR 純水循環バルブ
W ウエハ

Claims (8)

  1. 基板に処理液を供給して基板を処理する基板処理装置であって、
    処理液を貯留しておくための処理液貯留槽と、
    この処理液貯留槽から基板へと処理液を導くための処理液供給路と、
    上記処理液貯留槽から処理液をくみ出して処理液供給路へと送り出す送液手段と、
    上記処理液供給路の途中部の第1分岐部に接続され、上記処理液貯留槽へと処理液を循環させるための処理液循環路と、
    上記処理液供給路において、上記第1分岐部よりも下流側の途中部の第2分岐部に接続され、上記第2分岐部よりも下流側における上記処理液供給路内の処理液を吸引して排出するための処理液吸引路と、
    この処理液吸引路に接続され、この処理液吸引路内の処理液を吸引する吸引手段と、
    上記処理液供給路において、上記第1分岐部よりも下流側の途中部の第3分岐部に接続され、上記処理液貯留槽から上記送液手段によって送液される処理液によって押し出される上記第1分岐部および第3分岐部の間の上記処理液供給路内の処理液を排出するための処理液排出路と、
    上記処理液供給路を通って上記第1分岐部から上記第2分岐部へと導かれる処理液を上記第2分岐部よりも下流側の上記処理液供給路へと導く状態と、上記第2分岐部よりも下流側の上記処理液供給路と上記処理液吸引路とを連通させた状態とを切り換える第1切り換え手段と、
    上記処理液供給路を通って上記第1分岐部から上記第3分岐部へと導かれる処理液を、上記第3分岐部よりも下流側の上記処理液供給路と上記処理液排出路とのいずれかに切り換えて導く第2切り換え手段とを含むことを特徴とする基板処理装置。
  2. 上記第3分岐部は、上記第2分岐部と一致するか、または上記第2分岐部よりも下流側において上記処理液供給路の途中部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 上記処理液排出路は、上記処理液循環路または上記処理液貯留槽に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 基板に処理液を供給するのに先だって、上記第2切り換え手段を制御することにより、上記第1分岐部側からの処理液を上記処理液排出路へと導くことによって、上記第1分岐部と上記第3分岐部との間の処理液供給路内の処理液を上記処理液排出路へと押し出させる処理液排出工程を実行する制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 上記制御手段は、さらに、上記第1切り換え手段を制御して、上記第2分岐部よりも下流側の上記処理液供給路と上記処理液吸引路とを連通させることにより、上記第2分岐部よりも下流側の上記処理液供給路内の処理液を上記吸引手段によって吸引させる処理液吸引工程を実行するものであることを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 上記基板を保持する基板保持手段と、
    この基板保持手段に対して一定の位置関係で固定され、上記処理液供給路から供給される処理液を上記基板保持手段に保持された基板に供給する固定ノズルとをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 上記基板保持手段は、上記基板を保持して回転させる基板保持回転手段を含むことを特徴とする請求項6記載の基板処理装置。
  8. 処理液供給路を介して基板に処理液を供給することによって当該基板を処理するための方法であって、
    上記処理液供給路の途中部の分岐部よりも下流側に処理液を供給せずに、上記分岐部に分岐接続された処理液排出路へと処理液を導いて排出する処理液排出工程と、
    上記処理液供給路を通って上記分岐部に至った処理液を、この分岐部よりも下流側の処理液供給路に導き、基板に供給する基板処理工程とを含むことを特徴とする基板処理方法。
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