JP2004269217A - エレベータの表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗り場で待機する利用者が、乗りかごが到着する前に乗りかご内の混雑状況を認知できるようにしてエレベータの利用効率を向上させる。
【解決手段】エレベータの乗りかご7には乗りかご内の混雑状況を検出する荷重検出器8が設けられている。エレベータの乗り場1には、乗りかご7が乗り場1に到着する前に点灯して到着を予報する表示器である到着予報灯5が設けられ、制御回路9により乗りかご7の到着に対応して点灯制御される。この到着予報灯5は、荷重検出器8により検出される乗りかご7内の混雑状況に対応させて異なる色や照光面積で表示され、乗り場1で待機する利用者10が到着予報灯5を見て乗りかご7の到着前に乗りかご7内の混雑状況を認知できるようになっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗りかごの到着に応じて点灯または点滅する表示器を有するエレベータの表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータは、一般的に昇降路上部の機械室内または昇降路内に設けられた巻上機により吊りロープを介して昇降され、乗りかご内の行先階の呼び登録ボタンや各階の乗り場の呼び登録ボタンを押して呼びを登録することで、乗りかごにより指定する階に移動できるようになっている。
【0003】
呼び登録ボタンを有する乗り場呼び登録装置は、機械室内または乗り場などに設置された制御盤の制御回路に接続されており、制御回路は呼び登録を受けて乗りかごを登録されたサービス階に昇降させるとともに乗り場に設けられた到着予報灯(ランタン)を点灯させ、乗りかごが到着する直前に点滅させて到着を表示するように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような到着予報灯は、単色の光源で構成されており、点灯または点滅していても、乗りかごが到着し扉が開くまで、乗りかご内が混雑しているかどうかわからないのが現状である。
【0005】
また乗りかごが到着した際、あとどのくらいの人数が乗り込めるか直感的にわかる手段がなく、このため、まだ乗りかご内に乗れる余裕があるにも関わらず、乗り場から乗込まない、あるいは乗りかご内の乗客においても乗りかご内で奥に詰めるなどの譲り合いが発生しないという問題がある。特に女性の利用者は、過荷重検知のブザーが鳴動することを恐れ、ためらったあげく乗込みを見合わせ、乗りかごをやり過ごす行為が多く、エレベータの利用効率を悪化させる要因となっている。
【0006】
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたもので、乗り場で待機する利用者、さらには乗りかご内の利用者が、乗りかごが到着する前に乗りかご内の混雑状況を認知できるようにしてエレベータの利用効率を向上させたエレベータの表示制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、エレベータの乗りかごに設けられ、乗りかご内の混雑状況を検出する混雑状況検出手段と、エレベータの乗り場に設けられ、乗りかごが乗り場に到着する前に点灯または点滅して到着を予報する表示器と、この表示器を点灯または点滅制御する制御回路とを備え、表示器を、混雑状況検出手段により検出される乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる状態で表示するように構成したことを特徴とする。
【0008】
このように構成すれば、乗りかご内の混雑状況に対応して表示器が異なる状態で表示されるので、乗り場で待機する利用者は表示器を見て乗りかごの到着前に乗りかご内の混雑状況を認知することができる。
【0009】
この場合、表示器は、変色可能な光源で構成し、混雑状況検出手段により検出される乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる色で表示するように構成することができ、また照光状態を変えることが可能な光源で構成し、混雑状況検出手段により検出される乗りかご内の混雑状況に対応させて照光状態を変えて表示するように構成することができる。
【0010】
また乗り場の表示器に加えて、乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる状態で表示する表示器を乗りかご内に設けることもできる。
【0011】
このように構成すれば、乗りかご内の乗客も乗り込みに対する余裕の有無が認知できるので、乗りかご内の奥に詰める動作を促すことができる。
【0012】
混雑状況検出手段は、乗りかご内の荷重を検出する荷重検出器で構成することができ、また荷重検出器が乗りかご内の全体の荷重に加えて乗りかご内のかご扉側の偏荷重を検出して乗りかご内の混雑状況を判定することができる。
【0013】
さらに乗りかごのかご扉の戸開時間を計測し、この計測値を荷重検出器による乗りかご内の荷重検出値に加えて乗りかご内の混雑状況を判定することもできる。
【0014】
また乗りかご内に当該乗りかご内の混雑状況を映像で監視する監視装置およびこの監視装置の映像から混雑状況を検出する認識装置を設け、この認識装置の検出値を、荷重検出器による乗りかご内の荷重検出値に加えて乗りかご内の混雑状況を判定することができる。
【0015】
さらに乗りかごまたは乗り場の少なくとも一方に音声案内装置を設け、この音声案内装置により乗りかご内の混雑状況をアナウンスするように構成することができる。
【0016】
また本発明は、複数台のエレベータの乗り場に設けられ、それぞれ乗りかごが乗り場に到着する前に点灯または点滅して到着を予報する表示器と、この表示器を点灯または点滅制御する制御回路とを備え、表示器を、複数台のエレベータのグループに対応させて異なる状態で表示するように構成することもできる。
【0017】
このように構成すれば、複数台のエレベータがサービス階の異なる複数のグループに分割して制御されている場合に、建物の案内表示に頼らずとも、どのエレベータがどのグループに属しているかを容易に認知することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明によるエレベータの表示制御装置における第1の実施の形態を示す概略構成図である。
【0019】
図1において、建物内に複数台のエレベータが設置されている。各エレベータの乗り場1には、各エレベータに対応して三方枠2,2および乗り場扉3,3が設けられており、それぞれの乗り場扉3,3の近傍の壁には呼び登録ボタンを有する乗り場呼び登録装置4,4、到着予報灯5,5、かご位置表示装置6,6が設けられている。乗り場扉3,3の背後には図示しない昇降路が設けられており、各昇降路内を乗りかご7,7が昇降するようになっている。各乗りかご7,7の底部には例えば4隅(一列)に分散配置された4個の荷重検出装置8,8が設けられており、乗りかご7,7内の積載荷重を検出して過荷重や混雑状況を検出するようになっている。この荷重検出装置8,8は乗りかご7,7の昇降を制御する制御回路9に接続されており、荷重検出値が乗りかご7,7の昇降制御に利用されている。
【0020】
また制御回路9には、乗り場呼び登録装置4,4、到着予報灯5,5が接続されており、それぞれ制御信号を送受してエレベータの運転状態を表示するようになっている。
【0021】
ここで、乗りかご7が乗り場1に到着する前に点灯または点滅して到着を予報する表示器である到着予報灯5,5は、光源を透光カバーで覆った構成を有し、最上階および最下階を除いて上昇用および下降用に区別して設けられている。到着予報灯5は、通常、白色などの単色のランプで光源が設けられているが、本実施の形態では、例えば発光色の異なる複数個のランプあるいはLEDなどの発光素子からなる変色可能な光源を設けて構成されている。
【0022】
発光色としては例えば表示を3区分で構成する場合、緑色、赤色、黄色を採用することができ、他の色であっても構わない。変色可能な光源は、以下に述べるように乗りかご7,7内の積載荷重に対応して切り換わるように制御される。
【0023】
すなわち、エレベータの乗りかご7,7は、荷重検出器8,8により利用者の荷重が検知されており、この荷重検知により、検出値が例えば積載可能荷重の50%までであれば緑色、積載可能荷重の70%までなら黄色、積載可能荷重の80%を超えると赤色、といったように、乗りかご7,7の荷重条件(混雑状態)に対応させて到着予報灯5,5の点灯または点滅(以下点灯と称す)する色が切り換わるように構成されている。
【0024】
すなわち、エレベータを利用するために乗り場1に待機している利用者10が乗り場呼び登録装置4を操作することで、割り当てられたエレベータの到着予報灯5が点灯することになるが、そのときのエレベータの乗りかご7内の荷重条件(混雑状態)に対応して到着予報灯5の点灯色が変化することになる。
【0025】
例えば、乗りかご7の積載荷重が積載可能荷重の50%までであった場合、到着予報灯5が緑色で点灯する。そうすると、利用者は割り当てられたエレベータに対し、まだ積載限界まで余裕があり、十分に利用者が乗ることの可能な乗りかご7であることを、乗りかご7の到着前に認知することができる。
【0026】
また例えば、乗りかご7の積載荷重が積載可能荷重の70%までであったときには、到着予報灯5が黄色で点灯する。そうすると、利用者は割り当てられたエレベータに対し、未だ積載限界まで達してなく、ある程度の数の利用者が乗ることの可能な乗りかご7であることを、乗りかご7の到着前に認知することができる。
【0027】
さらに例えば、乗りかご7の積載荷重が積載可能荷重の80%を超える場合には、到着予報灯5が赤色で点灯するので、利用者は割り当てられたエレベータがほぼ積載限界に近く、数名の利用者のみが乗ることの可能な乗りかご7であることを、乗りかご7の到着前に認知することができる。なお、図1においては上昇用の到着予報灯5が点灯している状態を示している。
【0028】
到着予報灯5において前述した荷重条件とそれに対応して変化する色は、一例であり、多数の組合せが存在するが、その荷重条件に基づく混雑状況を乗り場1の到着予報灯5により表示することにより、利用者は事前に乗りかご7内の混雑状況を知ることができ、エレベータの乗りかご7に乗り込む際の目安となり、乗り過ごすことが少なくなって利用者によるエレベータの利用効率を向上させることができる。
【0029】
図2は、本発明による第2の実施の形態を示す要部拡大正面図である。本実施の形態は、表示器を、照光面積または照度等の照光状態を変えることが可能な光源で構成し、乗りかご内の混雑状況に対応させて照光状態を変えて表示するように構成したものである。
【0030】
図2において、表示器である到着予報灯11は、上昇用と下降用にそれぞれ単色の光源が設けられているが、表示を例えば3区分で構成する場合には、上昇用と下降用の各光源を、上下方向に隔壁を介して分散配置された各3個の光源11a1〜11a3、11b1〜11b3により構成する。各光源11a1〜11a3、11b1〜11b3は、制御回路に接続されており、荷重検出器の荷重検知により、検出値が例えば積載可能荷重の50%までであれば最下位の光源11a1(または11b1)が点灯し、積載可能荷重の70%までなら最下位と中位の光源11a1および11a2(または11b1および11b2)が点灯し、積載可能荷重の80%を超えると全光源11a1〜11a3(または11b1〜11b3)が点灯する、といったように、乗りかごの荷重条件(混雑状態)に対応させて到着予報灯5,5の各光源11a1〜11a3、11b1〜11b3の点灯する個数が切り換わり照光状態が変化するように構成されている。なお、図2においては、上昇用到着予報灯の最下位の光源11a1が点灯している状態を示している。
【0031】
従って本実施の形態においても、荷重検出器の検出値による荷重条件に基づく混雑状況を乗り場の到着予報灯11により表示することができ、これにより、利用者は事前に乗りかご内の混雑状況を知ることができ、エレベータの乗りかごに乗り込む際の目安となり、乗り過ごすことが少なくなって利用者によるエレベータの利用効率を向上させることができる。
【0032】
特に本実施の形態では、到着予報灯11の照光面積の大、中、小が乗りかご内の混雑状況に量的に関連させた表示となることから、利用者の認知を一層容易にすることができる。
【0033】
なお、上記各実施の形態において、到着予報灯の状態を変化させる条件を、エレベータの乗りかごの各荷重検出器による全体の荷重検出値を利用した場合について説明したが、この全体の荷重検出値による乗りかごの積載可能限界に対する割合を判定基準とするだけでなく、数点の荷重検知器の検出値を用いることで、その荷重自体がかご扉側(かご前側)に集中しているかどうかを判定し、双方の組合せ条件により到着予報灯の異なる状態を設定し、点灯させることもできる。例えば、
荷重条件80%+かご扉側荷重集中あり=まだ後方に詰めることで乗り込める余裕がある=到着予報灯を黄色で点灯、
荷重条件80%+かご扉側荷重集中なし=すでに乗り込める余裕なし=到着予報灯を赤色で点灯、
といった組合せが可能となる。
【0034】
またこの到着予報灯の状態を変化させる条件を、乗りかごの荷重検出器による荷重検出値を判定基準とするだけでなく、乗り場扉の開放時間を計測し、この計測値と荷重検出値の双方の組合せ条件により到着予報灯の状態を設定し、点灯させることもできる。例えば、
荷重条件80%+戸開放時間・短=荷重条件が大きいが乗り場扉は長く開いていないため多くの人が乗車していない=まだかご後方に詰めることで乗り込める余裕がある=到着予報灯を黄色で点灯、
荷重条件80%+戸開放時間・長=荷重条件が大きく、乗り場扉が長く開いているため多くの人が乗車している=乗り込める余裕なし=到着予報灯を赤色で点灯、
といった組合せが可能である。
【0035】
さらにこの到着予報灯の点灯状態に合わせて、エレベータ乗り場や乗りかご内に「まだ数人乗れます。お詰め下さい」などの音声案内を行うことも可能である。
【0036】
なお、アナウンスを流す音声案内装置(スピーカ)は、図1に示す乗り場1付近や乗りかご内やかご操作盤に設けることができる。
【0037】
図3は、本発明による第3の実施の形態を示す概略構成図である。本実施の形態は、荷重検出器の検出による荷重条件に加えて、乗りかご内を監視してその映像に基づく検出値を乗りかご内の混雑状況の判定に利用するようにしたものである。
【0038】
図3において、乗りかご7にはかご扉12が設けられており、かご扉12の側方にはかご操作盤13が設けられている。また乗りかご7内の天井の隅部には、乗りかご7内の利用者の人数を検知するための監視装置(カメラ)14が設置されている。この監視装置14は認識装置15を介して制御回路9に接続されており、監視装置14で撮影した映像は認識装置15で処理されて乗りかご7内の利用者数を検出し、その検出値が制御回路9において乗りかご7の底部に設けられた荷重検出器8の検出値とともに混雑状況の判定に利用されるようになっている。制御回路9は、第1の実施の形態と同様に構成された到着予報灯5に接続されている。これにより例えば、
荷重条件50%+かご内利用者数・少=積載荷重は小さいが体の大きな人が居り後方に詰める余裕がない=到着予報灯は赤色を点灯、
荷重条件50%+かご内利用者数・多=積載荷重は小さく、多くの人が乗っているが、比較的一人一人は軽量な利用者が乗っている=後方に詰める余裕がある=到着予報灯を黄色で点灯、
といった判定が可能となる。
【0039】
このようにして乗りかご7内の映像を混雑状況の判定に利用することにより判定の精度を高めることができ、利用者に乗りかごへの乗り込みを促進してエレベータの利用効率を向上させることができる。
【0040】
図4は、本発明における第4の実施の形態を示す概略構成図である。本実施の形態は、乗り場に設けた表示器に加えて、乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる状態で表示する表示器を乗りかご内にも設けたものである。
【0041】
図4において、乗りかご7にはかご扉12が設けられており、このかご扉12の側方にかご操作盤13が設けられている。このかご操作盤13には、第1の実施の形態と同様の、緑色、黄色、赤色に変色可能な光源で構成され、荷重検出器により検出される乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる色で表示するように構成された表示器としての表示灯16が設けられている。
【0042】
これにより、荷重検出器8の検出値による荷重条件に基づく混雑状況を乗りかご7内の表示灯16により表示することができる。従って、乗りかご7内に搭乗している利用者も事前に荷重状況を知ることができ、乗りかご7の後方に詰めて譲り合うなどの動作が期待できて乗り場から乗りかご内に乗り込む利用者の増加が図れ、エレベータの利用効率を向上させることができる。
【0043】
なお、本実施の形態においても、荷重検出器による荷重検出値に加えて、偏荷重の検出値や戸開時間の計測値、監視装置の検出値を判定基準として取り入れることが可能である他、アナウンスを併用することもできる。
【0044】
図5は、本発明による第5の実施の形態を示す概略構成図である。本実施の形態は、複数台のエレベータがサービス階の異なる複数のグループに分けて運転されている場合に、各エレベータに設けられた表示器を、各グループに対応させて異なる状態で表示するように構成したものである。
【0045】
図5において、乗り場1には5台のエレベータ17A〜17Eが横一列に設置され、それぞれのエレベータ17A〜17Eには表示器である到着予報灯18a〜18eが設けられている。この到着予報灯18a〜18eは制御回路により緑色や赤色、黄色、その他の色に変化させることが可能である。この5台のエレベータ17A〜17Eは、群管理制御されるが、例えば左の3台のエレベータ17A〜17Cと右の2台のエレベータ17Dおよび17Eを分割して制御する場合、各グループの到着予報灯18a〜18c、18dおよび17eを異なる色で表示制御する。
【0046】
これにより、左3台のグループのエレベータ17A〜17Cがサービスする階へ行きたい利用者と、右2台のエレベータ17Dおよび17Eがサービスする階へ行きたい利用者は、それぞれ到着予報灯18a〜18c、18dおよび17eにて表示されている異なる色で識別して最寄りのエレベータに行くことができる。このため、建物内の案内表示に頼ることなく、予めどのエレベータがどのグループに属しているかを一目で理解することができ、エレベータ乗り場1で混乱することがない。
【0047】
なお、上記実施の形態では複数台のエレベータが横一列に並んで設置されている場合について説明したが、対面に設置された複数台のエレベータをグループに分けて制御する場合にも同様に実施できる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のエレベータの表示制御装置によれば、
乗りかごが乗り場に到着する前に点灯または点滅して到着を予報する表示器を、混雑状況検出手段により検出される乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる状態で表示するように構成したことにより、表示器が乗りかご内の混雑状況に対応して異なる状態で表示されるので、乗り場で待機する利用者は、表示器を見て乗りかごの到着前に乗りかご内の混雑状況を認知することができ、エレベータの利用効率を向上させることができる。
【0049】
また本発明は、複数台のエレベータをグループに分けて制御する場合に、乗りかごが乗り場に到着する前に点灯または点滅して到着を予報する表示器を、複数台のエレベータのグループに対応させて異なる状態で表示するように構成したので、複数台のエレベータがサービス階の異なる複数のグループに分割して制御されている場合に、利用者は建物の案内表示に頼らずとも、どのエレベータがどのグループに属しているかを容易に認知することができことから、エレベータの利用効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータの表示制御装置における第1の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明による第2の実施の形態を示す要部拡大正面図である。
【図3】本発明による第3の実施の形態を示す概略構成図である。
【図4】本発明による第4の実施の形態を示す概略構成図である。
【図5】本発明による第5の実施の形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…乗り場
2…三方枠
3…乗り場扉
4…乗り場呼び登録装置
5,11,16…到着予報灯(表示器)
7…乗りかご
8…荷重検出装置(混雑状況検出手段)
9…制御回路
10…利用者
11a1〜11a3、11b1〜11b3…光源
12…かご扉
13…かご操作盤
14…監視装置
15…認識装置
16…表示灯
17A〜17E…エレベータ
18a〜18e…到着予報灯

Claims (10)

  1. エレベータの乗りかごに設けられ、乗りかご内の混雑状況を検出する混雑状況検出手段と、エレベータの乗り場に設けられ、前記乗りかごが前記乗り場に到着する前に点灯または点滅して到着を予報する表示器と、この表示器を点灯または点滅制御する制御回路とを備え、前記表示器を、前記混雑状況検出手段により検出される前記乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる状態で表示するように構成したことを特徴とするエレベータの表示制御装置。
  2. 前記表示器を、変色可能な光源で構成し、前記混雑状況検出手段により検出される前記乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる色で表示するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの表示制御装置。
  3. 前記表示器を、照光状態を変えることが可能な光源で構成し、前記混雑状況検出手段により検出される前記乗りかご内の混雑状況に対応させて照光状態を変えて表示するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの表示制御装置。
  4. 前記表示器に加えて、前記乗りかご内の混雑状況に対応させて異なる状態で表示する表示器を前記乗りかご内に設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータの表示制御装置。
  5. 前記混雑状況検出手段が前記乗りかご内の荷重を検知する荷重検出器であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベータの表示制御装置。
  6. 前記荷重検出器が前記乗りかご内の全体の荷重に加えて前記乗りかご内のかご扉側の偏荷重を検出して前記乗りかご内の混雑状況を判定していることを特徴とする請求項5に記載のエレベータの表示制御装置。
  7. 前記乗りかごのかご扉の戸開時間を計測し、この計測値を前記荷重検出器による前記乗りかご内の荷重検出値に加えて前記乗りかご内の混雑状況を判定していることを特徴とする請求項5または6に記載のエレベータの表示制御装置。
  8. 前記乗りかご内に当該乗りかご内の混雑状況を映像で監視する監視装置およびこの監視装置の映像から混雑状況を検出する認識装置を設け、この認識装置の検出値を前記荷重検出器による前記乗りかご内の荷重検出値に加えて前記乗りかご内の混雑状況を判定していることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載のエレベータの表示制御装置。
  9. 前記乗りかごまたは乗り場のうち、少なくとも一方に音声案内装置を設け、この音声案内装置により前記乗りかご内の混雑状況をアナウンスするように構成したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のエレベータの表示制御装置。
  10. 複数台のエレベータの乗り場に設けられ、それぞれ乗りかごが前記乗り場に到着する前に点灯または点滅して到着を予報する複数個の表示器と、これら複数個の表示器を点灯または点滅制御する制御回路とを備え、前記複数個の表示器を、前記複数台のエレベータのグループに対応させて異なる状態で表示するように構成したことを特徴とするエレベータの表示制御装置。
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