JP2004268660A - 車両用シート構造 - Google Patents

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JP2004268660A
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Yoshinori Ogasawara
良典 小笠原
Yuji Hoshino
雄司 星野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

【目的】生産性を向上する。
【構成】リヤシート10のシートバック20が、シートバック後方のボデーの縦壁部14に形成されたボデー開口部24の形状に合わせた形状とした前倒可能部30と、シートバック20における前倒可能部30を囲む両側部と上部とを一体で構成した門型部32とで構成されている。また、門型部32の両側下部を連結する連結ヒンジパイプ36を中心に前倒可能部30が回転できると共に、トランクルーム16内の荷物等が車両後方からシートバック20に当接した場合には、シートバック後方から作用する荷重を連結ヒンジパイプ36によって支持することができるようになっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シート構造に係り、特に、自動車等の車両に適用される車両用シート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に適用される車両用シート構造においては、車両後部座席のシートバックの一部に前倒可能部が設けられており、この前倒可能部を下部を支点として前方へ倒すことで、車室とトランクルームとが連通可能となる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−348626号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような車両用シート構造においては、通常、シートバックにおける前倒可能部と、前倒可能部を挟む両側部とが別部材で構成されているため、ボデーへの組付け工数が多くなると共に、ボデーへの組付け時にシートバックにおける前倒可能部と、前倒可能部を挟む両側部との上面位置合わせが必要となるため、生産性が良くない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、生産性を向上できる車両用シート構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の車両用シート構造は、シートバック後方のボデー開口部の形状に合わせた形状とされた前倒可能部と、
シートバックにおける前記前倒可能部を囲む両側部と上部とを一体で構成した門型部と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、シートバックを、シートバック後方のボデー開口部の形状に合わせた形状とされた前倒可能部と、シートバックにおける前倒可能部を囲む両側部と上部とを一体で構成た門型部と、で構成することにより、シートバックにおける前倒可能部と、前倒可能部を挟む両側部とが別部材で構成された車両用シート構造に比べて、ボデーへの組付け工数が少なくなると共に組付けも容易になり、生産性を向上できる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用シート構造において、前記前倒可能部が前記門型部の両側下部を連結する補強軸に回転可能に軸支されていることを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1に記載の作用に加えて、門型部の両側下部を連結する補強軸を中心に前倒可能部が回転できると共に、シートバック後方から作用する荷重を補強軸によって支持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る車両用シート構造の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0011】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0012】
図1に示される如く、本実施形態では、自動車車体のリヤシート10の車体後方側近傍に、フロアパネル12から車体上方に延設された縦壁部14が形成されており、この縦壁部14の車体後方側がトランクルーム16となっている。また、リヤシート10は、シートクッション18とシートバック20とで構成されており、シートクッション18は、フロアパネル12に固定されている。
【0013】
車室22とトランクルーム16との仕切りとなっている縦壁部14には、矩形状のボデー開口部24が形成されており、このボデー開口部24によって、車室22とトランクルーム16とが連通されている。
【0014】
一方、シートバック20は、ボデー開口部24の形状に合わせた形状とされた前倒可能部30と、この前倒可能部30を囲む門型部32とを有しており、門型部32は、縦壁部14の前面14Aに沿った位置に固定されている。
【0015】
門型部32は、シートバック20の両側部を構成する右側部32A、左側部32Bと、シートバック20の上部を構成する上部32Cとを一体で構成している。また、門型部32における右側部32Aの下部と左側部32Bの下部とには、補強軸としての連結ヒンジパイプ36が架設されており、連結ヒンジパイプ36が右側部32Aの下部と左側部32Bの下部とを互いに連結している。
【0016】
図3及び図4に示される如く、連結ヒンジパイプ36の外周部には、側面視U字状のヒンジ40が摺動可能に支持されており、ヒンジ40は前倒可能部30のフレーム42に溶着されたヒンジブラケット44にボルト等の固定部材46によって固定されている。従って、前倒可能部30は、連結ヒンジパイプ36を中心に車体前後方向(図3の矢印A方向及び矢印B方向)へ回転可能となっている。
【0017】
図2に示される如く、シートバック20の前倒可能部30は、門型部32の開口部38内に収納される通常使用位置(図2の位置)から、連結ヒンジパイプ36を中心に車体前方(矢印A方向)へ回転し、シートクッション18上の前倒位置(図1の位置)へ回転可能となっている。なお、シートバック20の前倒可能部30は、通常使用位置(図2の位置)において、図示を省略したロック機構により保持されるようになっている。
【0018】
図1に示される如く、門型部32の開口部38は、シートバック後方のボデー開口部24の形状に合わせた形状とされており、前倒可能部30を前倒位置へ移動すると、門型部32の開口部38とボデー開口部24とを通してトランクルーム16と車室22とが連通するようになっている。
【0019】
図5に示される如く、前倒可能部30は車幅方向両端部がヒンジ40によって連結ヒンジパイプ36に回転可能に軸支されている。また、前倒可能部30は右側前倒可能部30Aと左側前倒可能部30Bとに2分割されており、右側前倒可能部30Aと左側前倒可能部30Bにおける車幅方向の隣接する側の部位が、それぞれセンターヒンジ50の上端部50A、50Bにおいて連結ヒンジパイプ36に回転可能に軸支されている。
【0020】
また、センターヒンジ50は、ヒンジ40と略同じ構造とされており、下端部50Cがボデー52側に固定されている。
【0021】
なお、シートバック20を構成する前倒可能部30及び門型部32は、円断面鋼材等を組合せて作られる枠線フレーム54、56をウレタン58、59と一体発泡して作られる一般的なシートバック構造とされている。
【0022】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0023】
本実施形態では、リヤシート10のシートバック20を、シートバック後方のボデーの縦壁部14に形成されたボデー開口部24の形状に合わせた形状とした前倒可能部30と、シートバック20における前倒可能部30を囲む両側部と上部とを一体で構成した門型部32とで構成している。
【0024】
この結果、従来構造のように、シートバックにおける前倒可能部と、前倒可能部を挟む両側部とが別部材で構成された車両用シート構造に比べ、ボデーへの組付け工数が少なくなり、組付けラインを短くできる。また、ボデーへの組付け工程において、シートバック20の上面合わせ作業が必要なくなると共に、前倒可能部30の上面部を、門型部32の開口部38の天井部38Aで隠すことができ組付けも容易になる。このため、生産性を向上できる。
【0025】
また、本実施形態では、前倒可能部30の形状をシートバック後方のボデーの縦壁部14に形成されたボデー開口部24の形状に合わせた形状とし、門型部32をボデー側に固定したことで、シートバック20全体が車体前方へ倒れる構造において必要であった、ボデー開口部24の外周部となる縦壁部14の部位を覆うルームパーテーションが必要なくなる。
【0026】
また、本実施形態では、門型部32の両側下部を連結する連結ヒンジパイプ36を中心に前倒可能部30が回転できると共に、トランクルーム16内の荷物等が車両後方からシートバック20に当接した場合には、シートバック後方から作用する荷重を連結ヒンジパイプ36によって支持することができる。
【0027】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、図5に示される如く、門型部32における右側部32Aの下部と左側部32Bの下部とに、補強軸としての連結ヒンジパイプ36を架設し、この連結ヒンジパイプ36に前倒可能部30を回転可能に取付けたが、これに代えて、図6に示される如く、前倒可能部30の車幅方向両端下部にボデー52側に下部が固定された自立タイプのヒンジ60(回転中心P)を配設し、これらのヒンジ60の上部に前倒可能部30をボルト締結もしくはリベット締結すると共に、これらのヒンジ60の下部近傍を補強軸としての連結ヒンジパイプ62で連結した構成としても良い。なお、この場合には、右側前倒可能部30Aと左側前倒可能部30Bにおける車幅方向の隣接する側の部位が、それぞれセンターヒンジ64の上部64A、64Bにボルト締結もしくはリベット締結されており、センターヒンジ64の下部64Cはボデー52側に固定されている。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の車両用シート構造は、シートバック後方のボデー開口部の形状に合わせた形状とされた前倒可能部と、シートバックにおける前倒可能部を囲む両側部と上部とを一体で構成した門型部と、を有するため、生産性を向上できるという優れた効果を有する。
【0029】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両用シート構造において、前倒可能部が門型部の両側下部を連結する補強軸に回転可能に軸支されているため、シートバック後方から作用する荷重を補強軸によって支持することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用シート構造の前倒可能部を倒した状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用シート構造の前倒可能部を起こした状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用シート構造のヒンジ構造を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車両用シート構造のヒンジ構造を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る車両用シート構造を示す正面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る車両用シート構造を示す正面図である。
【符号の説明】
10 リヤシート
12 フロアパネル
14 縦壁部
16 トランクルーム
18 シートクッション
20 シートバック
22 車室
24 ボデー開口部
30 シートバックの前倒可能部
30A 右側前倒可能部
30B 左側前倒可能部
32 シートバックの門型部
32A 門型部の 右側部
32B 門型部の 左側部
32C 門型部の 上部
36 連結ヒンジパイプ(補強軸)
38 門型部の開口部
40 ヒンジ
50 センターヒンジ

Claims (2)

  1. シートバック後方のボデー開口部の形状に合わせた形状とされた前倒可能部と、
    シートバックにおける前記前倒可能部を囲む両側部と上部とを一体で構成した門型部と、
    を有することを特徴とする車両用シート構造。
  2. 前記前倒可能部が前記門型部の両側下部を連結する補強軸に回転可能に軸支されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008054727A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Itoki Corp 椅子
JP2010533519A (ja) * 2007-07-18 2010-10-28 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 車両座席の構造

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