JP2001071819A - 自動車の車室前端部における小物入れ装置 - Google Patents

自動車の車室前端部における小物入れ装置

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JP2001071819A JP25408899A JP25408899A JP2001071819A JP 2001071819 A JP2001071819 A JP 2001071819A JP 25408899 A JP25408899 A JP 25408899A JP 25408899 A JP25408899 A JP 25408899A JP 2001071819 A JP2001071819 A JP 2001071819A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インスツルメントパネルの上下方向の中途部
におけるグローブボックスの支持強度を向上させるよう
にし、この支持強度の向上が簡単な構成で達成されるよ
うにする。他の車両の構成部品の配設空間を狭めること
なく、車室の前端部における小物入れの容量を大きくさ
せる。 【解決手段】 グローブボックス12の上部をインスツ
ルメントパネル7の上下方向の中途部18に係脱自在に
係止させる係止手段19を設ける。インスツルメントパ
ネル7の中途部18をその前方に位置する車体1の部分
に結合させる結合部材26を設ける。上記結合部材26
が、上記インスツルメントパネル7の中途部18とその
前方の車体1の部分とに跨るように設けられて車室6に
向って開く開口28を有する小物入れ箱27と、この小
物入れ箱27を上記インスツルメントパネル7の中途部
18と上記車体1の部分とにそれぞれ固着させる固着具
34,35とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動車がその車室
の前端部にインスツルメントパネルと、このインスツル
メントパネルに枢支されるグローブボックスとを備えた
場合において、小物の収納空間を合理的に大きくさせる
ようにした自動車の車室前端部における小物入れ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車の車室前端部における小物入
れ装置には、従来、特開平9‐207680号公報で示
されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体の内部空間
を構成する車室の前端部に、車体の幅方向に向って延び
ると共に上下方向に延びるインスツルメントパネルが設
けられており、このインスツルメントパネルはその上、
下端部が車体側に固着されて支持されている。
【0004】上記インスツルメントパネルの後方にグロ
ーブボックスが配設されている。このグローブボックス
の下端部が上記インスツルメントパネルの下部に枢支軸
により枢支されており、この枢支具を中心として、上記
グローブボックスの上部側が車室に向って往、復回動自
在とされている。上記グローブボックスの往回動で、上
記グローブボックスの開口が車室に向い開放され、上記
開口を通しグローブボックスへの小物の出し入れが可能
とされ、一方、上記グローブボックスの復回動で、この
グローブボックスは元の姿勢に戻り、上記開口が閉じら
れるようになっている。
【0005】上記グローブボックスが復回動したとき、
その上部を上記インスツルメントパネルの上下方向の中
途部に係脱自在に係止させて上記グローブボックスの上
端部をインスツルメントパネルに支持させる係止手段が
設けられている。また、この場合、上記インスツルメン
トパネルの中途部におけるグローブボックスの支持強度
を向上させるため、上記インスツルメントパネルの中途
部をその前側に位置する車体の部分に結合させて、上記
インスツルメントパネルの中途部の強度を向上させる結
合部材が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術におけるグローブボックスでは、多くの小物の収納
によって全体的な重量が重くなることがあるため、上記
結合部材を補強して、インスツルメントパネルの中途部
の強度を向上させ、もって、上記インスツルメントパネ
ルの中途部に対するグローブボックスの支持強度を向上
させることが考えられる。
【0007】しかし、上記結合部材に補強材を取り付け
るなどして補強すると、上記小物入れ装置の部品点数が
増加し、その構成が複雑になるおそれを生じる。
【0008】一方、上記車室の前端部における小物入れ
の容量を大きくさせることが望まれるが、車室は限られ
た空間であって、他の車両構成部品の配設空間を狭める
ことなく、上記した小物入れの容量を大きくさせる、と
いうことは容易でない。
【0009】また、上記インスツルメントパネルへのグ
ローブボックスの組み付け作業が、容易にできるように
することが望まれている。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、インスツルメントパネルの上下方向の中
途部におけるグローブボックスの支持強度を向上させる
ようにし、かつ、この支持強度の向上が簡単な構成で達
成されるようにし、更に、他の車両の構成部品の配設空
間を狭めることなく、車室の前端部における小物入れの
容量を大きくさせることを課題とする。
【0011】また、インスツルメントパネルへのグロー
ブボックスの組み付け作業が、容易にできるようにする
ことを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の車室前端部における小物入れ装置
は、次の如くである。
【0013】請求項1の発明は、車室6の前端部に配置
され車体1の幅方向に向って延びると共に上下方向に延
びるインスツルメントパネル7を設け、このインスツル
メントパネル7の後方にグローブボックス12を配設
し、このグローブボックス12の下端部を上記インスツ
ルメントパネル7の下部に枢支軸17により枢支させて
この枢支軸17を中心として上記グローブボックス12
の上部側を車室6に向って往、復回動A,B自在とさ
せ、このグローブボックス12の上部を上記インスツル
メントパネル7の上下方向の中途部18に係脱自在に係
止させる係止手段19を設け、上記インスツルメントパ
ネル7の中途部18をその前方に位置する車体1の部分
に結合させる結合部材26を設けた自動車の車室前端部
における小物入れ装置において、
【0014】上記結合部材26が、上記インスツルメン
トパネル7の中途部18とその前方の車体1の部分とに
跨るように設けられて車室6に向って開く開口28を有
する小物入れ箱27と、この小物入れ箱27を上記イン
スツルメントパネル7の中途部18と上記車体1の部分
とにそれぞれ固着させる固着具34,35とを備えたも
のである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記小物入れ箱27の開口28を、上記グローブボ
ックス12の上端部で開閉自在に閉じるようにしたもの
である。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の発明に加え
て、上記固着具34,35のうち、少なくともいずれか
が、上記グローブボックス12を往回動Aさせたとき、
車室6側から固着操作可能となるようにしたものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0018】図1,2において、符号1は自動車の車体
で、矢印Frはこの自動車の前方を示している。
【0019】上記車体1の前部は、その各側部を構成す
る不図示の左右一対のフロントピラーと、これら両フロ
ントピラーの間で車体1の幅方向に延び上記各フロント
ピラーに支持されて車体1を補強する円形パイプ製の補
強部材2と、この補強部材2に固着されたブラケット3
と、このブラケット3に締結具4により締結されて助手
席用のエアバッグを支持する取り付け具5とを備えてい
る。
【0020】上記車体1の内部空間が車室6とされ、こ
の車室6の前端部に樹脂製のインスツルメントパネル7
が配設されている。このインスツルメントパネル7は、
上記車室6の前端部に、かつ、上記左右フロントピラー
の間に配置され、車体1の幅方向に向って延びると共
に、上下方向に延びている。
【0021】上記インスツルメントパネル7の一側部
(前方に向って左側部)の下部側に偏って前方に向って
凹む凹所8が形成されている。この凹所8はその上部が
浅い上部凹所9とされ、下部が上記上部凹所9に連続す
る深い下部凹所10とされている。
【0022】上記車室6の前端部に小物を収納可能とさ
せる小物入れ装置11が設けられている。以下、この小
物入れ装置11につき説明する。
【0023】上記凹所8に、樹脂製で全体的に一体成形
されたグローブボックス12が嵌脱自在に嵌入され、つ
まり、このグローブボックス12は、上記凹所8内で上
記インスツルメントパネル7の後方近傍に配設されてい
る。上記グローブボックス12は、その下部を構成して
上記下部凹所10に嵌入されるボックス本体13と、こ
のボックス本体13を上方に向って開放させる小物出し
入れ用開口14と、上記グローブボックス12の上部を
構成して上記開口14の後部開口縁から上方に向って一
体的に突出し上記上部凹所9に嵌入される延出部15と
を備えている。
【0024】上記グローブボックス12の下端部は上記
インスツルメントパネル7の下部に枢支軸17により枢
支され、この枢支軸17を中心として上記グローブボッ
クス12の上部側(回動部)が車室6に向って往、復回
動A,B自在とされている。上記グローブボックス12
の往回動Aで(図1中二点鎖線)、上記ボックス本体1
3の開口14が車室6に向い開放され、上記開口14を
通し上記ボックス本体13への小物の出し入れが可能と
される。一方、上記グローブボックス12の復回動Bで
元の姿勢に戻ることとされ(図1中実線)、上記ボック
ス本体13の開口14が閉じられる。
【0025】上記グローブボックス12の上部である延
出部15を上記インスツルメントパネル7の上下方向の
中途部18に係脱自在に係止させる係止手段19が設け
られている。この係止手段19は、上記インスツルメン
トパネル7の中途部18の前面に取り付けられるストラ
イカである係止部21と、上記延出部15に取り付けら
れて上記グローブボックス12の復回動Bにより上記係
止部21に対し自動的に係脱自在に係止される被係止部
22と、上記延出部15に枢支され、操作者の操作力を
入力して上記係止部21に対する被係止部22の係止を
解除可能とさせる操作レバー23とを備えている。
【0026】前記ブラケット3を介し上記インスツルメ
ントパネル7の中途部18を、その前方に位置する車体
1の部分である補強部材2に結合させて上記インスツル
メントパネル7の中途部18を補強する結合部材26が
設けられている。
【0027】上記結合部材26は、上記インスツルメン
トパネル7の中途部18とその前方の補強部材2とに跨
るように設けられ前後方向に向う視線でみて断面が車体
1の幅方向に長い矩形箱形断面とされる強度、剛性の大
きい小物入れ箱27を備えている。この小物入れ箱27
は樹脂製で、後端部に上記車室6に向って開く開口28
を有する箱本体29と、この箱本体29の開口縁を形成
して上記箱本体29に一体成形される外向きフランジ3
0とを備え、上記開口28を通し、その後方の車室6側
から、上記小物入れ箱27の箱本体29の内部空間31
に対し小物の出し入れが可能とされている。
【0028】上記上部凹所9はインスツルメントパネル
7の中途部18に成形されており、上記上部凹所9に、
前後方向に貫通する貫通孔33が形成され、この貫通孔
33をその後方から上記小物入れ箱27が嵌入させられ
ている。この場合、小物入れ箱27の箱本体29の前端
が前記ブラケット3に当接させられると共に、このブラ
ケット3に締結具である固着具34により着脱自在に固
着されている。また、上記小物入れ箱27の外向きフラ
ンジ30が上記貫通孔33の孔縁にその後方から当接さ
せられると共に、この孔縁に締結具である他の固着具3
5により着脱自在に固着されている。
【0029】上記小物入れ箱27の箱本体29の上面板
には他の貫通孔37が形成され、上記係止部21の突出
端側が上記貫通孔37と内部空間31とを貫通して車室
6側に突出させられ、もって、上記被係止部22を係止
可能とさせている。
【0030】上記小物入れ箱27の開口28はその後方
の車室6側から上記グローブボックス12の上端部であ
る延出部15により開閉自在に閉じられており、上記グ
ローブボックス12を往回動Aさせれば(図1中二点鎖
線)、上記小物入れ箱27の開口28がその後方の車室
6に向って開かれるようになっている。
【0031】図3において、上記グローブボックス12
を往回動Aさせたとき、各固着具34,35の後側の空
間が車室6側に開放されて、上記各固着具34,35に
対し車室6側から固着、離脱操作が可能とされている。
より具体的には、ドライバーなど工具39を用いての上
記固着具34への固着、離脱操作は、上記グローブボッ
クス12を往回動Aさせた状態で、上記小物入れ箱27
の内部空間31を通し車室6側から可能とされている。
また、上記と同様に、工具39を用いての上記他の固着
具35への固着、離脱操作は、上記グローブボックス1
2を往回動Aさせた状態で、車室6側から可能とされて
いる。
【0032】詳図していないが、上記インスツルメント
パネル7に対し小物入れ箱27を組み付ける場合、上記
小物入れ箱27の箱本体29を貫通孔33に嵌入させる
と同時に、上記貫通孔37に係止部21が嵌入可能とさ
れており、これら両嵌入が同時に進行することにより、
上記貫通孔33への小物入れ箱27の嵌入が完了できる
ようになっている。
【0033】なお、上記各固着具34,35の少なくと
も一部もしくは全部がグロメットなどの他の固着具であ
ってもよい。
【0034】図1,2において、上記構成によれば、結
合部材26が、上記インスツルメントパネル7の中途部
18とその前方の車体1の部分とに跨るように設けられ
て車室6に向って開く開口28を有する小物入れ箱27
と、この小物入れ箱27を上記インスツルメントパネル
7の中途部18と上記車体1の部分とにそれぞれ固着さ
せる固着具34,35とを備えている。
【0035】このため、上記結合部材26を、強度と剛
性を確保し易い箱体としたことから、上記結合部材26
によって上記インスツルメントパネル7の中途部18が
車体1に強固に支持されることとなる。
【0036】ここで、前記したようにグローブボックス
12は、インスツルメントパネル7の中途部18に係止
手段19を介し係止されていることから、上記インスツ
ルメントパネル7の中途部18におけるグローブボック
ス12の支持強度も向上する。
【0037】また、上記したグローブボックス12の支
持強度の向上は、上記結合部材26を単に箱形にしたと
いうことで得られるため、別途に補強材を設けないで足
り、つまり、部品点数の増加が回避されることから、上
記インスツルメントパネル7の中途部18におけるグロ
ーブボックス12の支持強度の向上は簡単な構成で達成
される。
【0038】更に、上記結合部材26を小物入れ箱27
としたことから、上記結合部材26が元来存在していた
空間の利用により、つまり、他の車両構成部品の配設空
間を狭めることなく、車室6の前端部における小物入れ
の容量を大きくさせることができる。
【0039】また、前記したように、上記小物入れ箱2
7の開口28は、上記グローブボックス12の上端部で
開閉自在に閉じられている。
【0040】このため、上記小物入れ箱27の開口28
を開閉させるためのカバー部材を別途に設けることが不
要であり、よって、小物入れ箱27の開口28の開閉
は、上記したグローブボックス12の利用により、簡単
な構成で達成される。
【0041】また、前記したように、固着具34,35
は、上記グローブボックス12を往回動Aさせたとき、
車室6側から固着操作可能となるようにしてある。
【0042】このため、上記インスツルメントパネル7
へのグローブボックス12の組み付け時、上記固着具3
4,35に対する固着操作が、作業空間を広く確保でき
る車室6側からでき、よって、上記グローブボックス1
2の組み付け操作が容易にできることとなる。
【0043】なお、上記固着具34,35のうち、少な
くともいずれかが、車室6側から操作可能とされるよう
にしてもよい。
【0044】図4は、前記実施の形態における固着具3
5の締結具に代えて係止手段が設けられている。この係
止手段は、上記小物入れ箱27の箱本体29と内部空間
31との結合部に形成される係止溝41を備え、上記貫
通孔33に小物入れ箱27を嵌入させるとき、上記小物
入れ箱27の弾性変形を伴って、上記貫通孔33の孔縁
に上記係止溝41が係脱自在に係止され、もって、上記
インスツルメントパネル7に小物入れ箱27が固着され
るようになっている。
【0045】他の構成や作用効果は前記実施の形態と同
様であるため、図面に共通の符号を付してその説明を省
略する。
【0046】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0047】請求項1の発明は、車室の前端部に配置さ
れ車体の幅方向に向って延びると共に上下方向に延びる
インスツルメントパネルを設け、このインスツルメント
パネルの後方にグローブボックスを配設し、このグロー
ブボックスの下端部を上記インスツルメントパネルの下
部に枢支軸により枢支させてこの枢支軸を中心として上
記グローブボックスの上部側を車室に向って往、復回動
自在とさせ、このグローブボックスの上部を上記インス
ツルメントパネルの上下方向の中途部に係脱自在に係止
させる係止手段を設け、上記インスツルメントパネルの
中途部をその前方に位置する車体の部分に結合させる結
合部材を設けた自動車の車室前端部における小物入れ装
置において、
【0048】上記結合部材が、上記インスツルメントパ
ネルの中途部とその前方の車体の部分とに跨るように設
けられて車室に向って開く開口を有する小物入れ箱と、
この小物入れ箱を上記インスツルメントパネルの中途部
と上記車体の部分とにそれぞれ固着させる固着具とを備
えている。
【0049】このため、上記結合部材を、強度と剛性を
確保し易い箱体としたことから、上記結合部材によって
上記インスツルメントパネルの中途部が車体に強固に支
持されることとなる。
【0050】ここで、上記したようにグローブボックス
は、インスツルメントパネルの中途部に係止手段を介し
係止されていることから、上記インスツルメントパネル
の中途部におけるグローブボックスの支持強度も向上す
る。
【0051】また、上記したグローブボックスの支持強
度の向上は、上記結合部材を単に箱形にしたということ
で得られるため、別途に補強材を設けないで足り、つま
り、部品点数の増加が回避されることから、上記インス
ツルメントパネルの中途部におけるグローブボックスの
支持強度の向上は簡単な構成で達成される。
【0052】更に、上記結合部材を小物入れ箱としたこ
とから、上記結合部材が元来存在していた空間の利用に
より、つまり、他の車両構成部品の配設空間を狭めるこ
となく、車室の前端部における小物入れの容量を大きく
させることができる。
【0053】請求項2の発明は、上記小物入れ箱の開口
を、上記グローブボックスの上端部で開閉自在に閉じる
ようにしてある。
【0054】このため、上記小物入れ箱の開口を開閉さ
せるためのカバー部材を別途に設けることが不要であ
り、よって、小物入れ箱の開口の開閉は、上記したグロ
ーブボックスの利用により、簡単な構成で達成される。
【0055】請求項3の発明は、上記固着具のうち、少
なくともいずれかが、上記グローブボックスを往回動さ
せたとき、車室側から固着操作可能となるようにしてあ
る。
【0056】このため、上記インスツルメントパネルへ
のグローブボックスの組み付け時、上記固着具に対する
固着操作が、作業空間を広く確保できる車室側からで
き、よって、上記グローブボックスの組み付け操作が容
易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小物入れ装置の側面断面図である。
【図2】小物入れ装置の部分を後方から見た背面図であ
る。
【図3】図1で示したものの展開図である。
【図4】他の実施の形態で、図1の部分図である。
【符号の説明】
1 車体 2 補強部材 6 車室 7 インスツルメントパネル 8 凹所 11 小物入れ装置 12 グローブボックス 13 ボックス本体 17 枢支軸 18 中途部 19 係止手段 26 結合部材 27 小物入れ箱 28 開口 29 箱本体 34 固着具 35 固着具 A 往回動 B 復回動

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の前端部に配置され車体の幅方向に
    向って延びると共に上下方向に延びるインスツルメント
    パネルを設け、このインスツルメントパネルの後方にグ
    ローブボックスを配設し、このグローブボックスの下端
    部を上記インスツルメントパネルの下部に枢支軸により
    枢支させてこの枢支軸を中心として上記グローブボック
    スの上部側を車室に向って往、復回動自在とさせ、この
    グローブボックスの上部を上記インスツルメントパネル
    の上下方向の中途部に係脱自在に係止させる係止手段を
    設け、上記インスツルメントパネルの中途部をその前方
    に位置する車体の部分に結合させる結合部材を設けた自
    動車の車室前端部における小物入れ装置において、 上記結合部材が、上記インスツルメントパネルの中途部
    とその前方の車体の部分とに跨るように設けられて車室
    に向って開く開口を有する小物入れ箱と、この小物入れ
    箱を上記インスツルメントパネルの中途部と上記車体の
    部分とにそれぞれ固着させる固着具とを備えた自動車の
    車室前端部における小物入れ装置。
  2. 【請求項2】 上記小物入れ箱の開口を、上記グローブ
    ボックスの上端部で開閉自在に閉じるようにした請求項
    1に記載の自動車の車室前端部における小物入れ装置。
  3. 【請求項3】 上記固着具のうち、少なくともいずれか
    が、上記グローブボックスを往回動させたとき、車室側
    から固着操作可能となるようにした請求項2に記載の自
    動車の車室前端部における小物入れ装置。
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