JP2004261943A - 生産ライン - Google Patents
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Abstract
【課題】台車をコンベアのベルトにロックさせる作業や、台車の搬送ピッチの変更などを容易かつ適切に行なうことが可能な生産ラインを提供する。
【解決手段】ベルト21を有するコンベア2と、ロック用ポジションP2に向けて順次進行してくる複数の台車1と、台車1をコンベア2に伴わせて順次移動させることが可能に台車1をベルト21にロックさせるためのロック手段12と、を備えている生産ラインLであって、ロック手段12に動作を行なわせることが可能な作動手段51と、台車1の位置検出を行なうための検出手段41とを備えている。複数の台車1のうち、ロック用ポジションP2に移動してきた1つの台車に先行してコンベア2に伴って移動している他の1つの台車1が予め定められた位置に到達したことが検出手段41により検出されたときには、作動手段51がロック手段12を動作させる。
【選択図】 図2
【解決手段】ベルト21を有するコンベア2と、ロック用ポジションP2に向けて順次進行してくる複数の台車1と、台車1をコンベア2に伴わせて順次移動させることが可能に台車1をベルト21にロックさせるためのロック手段12と、を備えている生産ラインLであって、ロック手段12に動作を行なわせることが可能な作動手段51と、台車1の位置検出を行なうための検出手段41とを備えている。複数の台車1のうち、ロック用ポジションP2に移動してきた1つの台車に先行してコンベア2に伴って移動している他の1つの台車1が予め定められた位置に到達したことが検出手段41により検出されたときには、作動手段51がロック手段12を動作させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、車両の組立などに用いられる生産ラインに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、車両の生産ラインにおいては、コンベアや台車などの装置・機器類を同期搬送させるなどして、作業の円滑化などが図られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
従来、このような生産ラインとしては、作業者を搬送可能なコンベアのベルトに複数の台車をロックさせて搬送させるようにしたものがあり、これを図6に示す。同図に示す生産ラインL’は、たとえば自動車のインストルメントパネル103の組立作業を行なうためのものであって、投入用ポジションP1’においてインストルメントパネル103が台車101に積載されると、この台車101はロック用ポジションP2’に向けて移動され、このロック用ポジションP2’においてコンベア102のベルト121にロックされる。コンベア102上には、作業者104が搭乗しており、台車101は作業者104とともにコンベア102によって搬送され、その搬送中にインストルメントパネル103の組立作業が行なわれる。台車101および作業者104が、取り出し用ポジションP3’に到達すると、台車101のロック状態が解除され、作業済みのインストルメントパネル103が台車101から取り出される。
【0004】
図7に示すように、ロック用ポジションP2’における台車101とベルト121とのロックは、コンベア102上の作業者104が台車101に備えられているロック機構112のペダルを足踏み操作することにより行なわれる。上記ペダルの足踏み操作は、ベルト121に付されているマーク122が台車101の直下の所定箇所にきたタイミングで行なう。これは、複数の台車101の搬送ピッチを一定にするためである。一方、取り出し用ポジションP3’における上記ロックの解除は、作業者104がロック機構112を再び足踏み操作することにより行なわれる。
【0005】
このような構成によれば、コンベア102によって作業者104と台車101とを一緒に移動させることができるために、作業者用の搬送手段と台車用の搬送手段とを別々に設ける場合よりも合理的であり、生産ラインの設備コストを抑えるのに好適となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−258765号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した生産ラインL’においては、台車101とベルト121とのロックは、作業者104がロック機構112のペダルを足踏み操作することによって行なわれるために、その操作が面倒であるばかりか、台車101をロックさせるタイミングが早過ぎたり、あるいは遅過ぎる場合が生じる。これでは、ベルト121にロックされて搬送される台車101の間隔が一定ではなくなり、台車101からインストルメントパネル103を取り出す作業の時間間隔などに狂いを生じ、次工程の作業などに悪影響を及ぼす。
【0008】
また、生産ラインL’を実際に稼働させる場合には、インストルメントパネル103の生産量を需要に見合ったものに調整したい場合がある。インストルメントパネル103の生産量を少なくする場合には、台車101の総数を少なくし、これらの台車101を比較的な大きなピッチで搬送することとなる。これとは反対に、インストルメントパネル103の生産量を多くする場合には、台車101の総数を多くしてこれらを比較的小さなピッチで搬送することとなる。ところが、従来の生産ラインL’においては、ベルト121に付されたマーク122の位置は固定されており、ベルト122にロックされる台車101の間隔を任意に調整することが困難であった。このため、台車101の総数の増減に適切に対処することができず、生産量の調整などを行なうに際して不便を生じていた。
【0009】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、台車をコンベアのベルトにロックさせる作業や、台車の搬送ピッチの変更などを容易かつ適切に行なうことが可能な生産ラインを提供することをその課題としている。
【0010】
【発明の開示】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0011】
本願発明によって提供される生産ラインは、循環駆動可能な無端状のベルトを有するコンベアと、このコンベアの一側方からこのコンベア上またはその近傍のロック用ポジションに向けて順次移動してくる複数の台車と、これら複数の台車を上記コンベアに伴わせて順次移動させることが可能に上記複数の台車が上記ロック用ポジションに位置するときにそれら台車を上記ベルトにロックさせるためのロック手段と、を備えている生産ラインであって、上記ロック手段に上記ロックの動作を行なわせることが可能な作動手段と、上記各台車の位置検出を行なうための検出手段とを備えており、上記複数の台車のうち、上記ロック用ポジションに移動してきた1つの台車に先行して上記コンベアに伴って移動している他の1つの台車が予め定められた位置に到達したことが上記検出手段により検出されたときには、上記作動手段が上記ロック手段を動作させるように構成されていることを特徴としている。
【0012】
好ましい実施の形態によれば、上記検出手段は、上記台車の進行方向に、検出位置の調整が可能な構成である。
【0013】
本願発明によれば、ロック用ポジションに移動してきた1つの台車に先行する他の1つの台車が、コンベアに伴って移動することにより所定の位置に到達すると、これが検出手段によって検出されることとなって、作動手段がロック手段を動作させる。その結果、台車がコンベアのベルトにロックされる。したがって、台車とコンベアのベルトとをロックさせる作業を、作業者が行なう必要がなくなり、作業者の負担が軽減されるのに加え、コンベアに伴って搬送される複数の台車の間隔を一定にすることが確実化される。その結果、たとえば台車から作業対象物を取り出すといった作業のタイミングに大きな狂いが生じて次工程の作業に悪影響を及ぼすといった不具合が生じないようにすることができる。
【0014】
また、本願発明によれば、上記検出手段によって台車が検出される位置を変更すれば、台車をコンベアのベルトにロックさせるタイミングについても変更することが可能となる。したがって、生産ラインで使用される台車の総数を変更する場合には、それら台車の搬送ピッチをその台車総数にふさわしいピッチに変更することも容易かつ適切に行なうことが可能となり、生産対象物の生産量調整などにも好適に対処できる。
【0015】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
【0017】
図1は、本願発明に係る生産ラインの一例を示している。本実施形態の生産ラインLは、たとえば自動車のインストルメントパネル3の組立作業を行なうためのものであり、複数の台車1と、コンベア2と、第1および第2のセンサ41,42と、第1および第2の往復シリンダ51,52とを備えている。コンベア2は、無端状のベルト21を循環駆動自在としたベルトコンベアであり、ベルト21上には作業者が搭乗可能である。
【0018】
台車1は、インストルメントパネル3を積載し、かつ搬送方向Frに移動することにより、生産ラインL内の投入用ポジションP1、ロック用ポジションP2および取り出し用ポジションP3の順序でこれらを循環移動するものである。投入用ポジションP1は、インストルメントパネル3を台車1上に積載するためのポジションであり、ロック用ポジションP2は、台車1をコンベア2のベルト21にロックさせるためのポジションである。取り出し用ポジションP3は、台車1からインストルメントパネル3を取り出すためのポジションである。ロック用ポジションP2から取り出し用ポジションP3に至る区間においては、台車1は、作業者4が組立作業を行なうための作業台としての役割を果たす。
【0019】
図2に示すように、台車1は、方向転換が可能な4つの車輪11と、台車1をコンベア2のベルト21にロックさせるためのロック機構12とを備えている。図3に示すように、ロック機構12は、上下方向に伸縮可能なシャフト38を備えており、台車1の2つの車輪11がベルト21上に載った状態において、このシャフト38が下方に伸びると、図4に示すように、2つの車輪11をベルト21の上方に浮かせて、ベルト21上に台車1の片側を支持させる機能を備えている。このことにより台車1は、ベルト21にロックされた状態となり、ベルト21に伴って移動することとなる。その際、台車1の上記片側とは反対側の2つの車輪11は、コンベア2の一側方の床面上を転動する。また、図3に示すように、台車1の2つの車輪11がベルト21上に載り、かつ上記ロックがなされていない状態においては、台車1の4つの車輪11が空転をして台車1がベルト21に伴って移動しないようになっている。これは、台車1がロック用ポジションP2に位置するときに台車1が矢印Fr方向に移動する際に抵抗となる適当な高さの段差を床面に設けたり、あるいは仮止め機構を設けるなどして簡単に実現することができる。
【0020】
第1および第2の往復シリンダ51,52は、ロック機構12にロック動作とその解除動作とを行なわせるためのものであり、たとえばエアシリンダが用いられている。これら第1および第2の往復シリンダ51,52と、ロック機構12とは、具体的には、次のような構成とされている。
【0021】
図3に示すように、ロック機構12は、シャフト38の下降用ペダル36、上昇用ペダル37、一対のリンクバー33,34、および一対の昇降体31,32を備えている。第1および第2の往復シリンダ51,52は、台車1がロック用ポジションP2および取り出し用ポジションP3にそれぞれ移動してきたときに、昇降体31,32を上方に向けて押し上げることが可能に、コンベア2の一側方の床部に設けられたピット内に配されている。ロック用ポジションP2においては、図4に示すように、第1の往復シリンダ51のロッド53によって昇降体31が上方に押し上げられるようになっている。昇降体31が押し上げられると、リンクバー33の後端33aが上昇するように軸35周りに回転する結果、その先端33bが下降用ペダル36を押し下げる。このように下降用ペダル36が押し下げられると、シャフト38が下向きに伸びてベルト21上において突っ張る結果、ベルト21上の2つの車輪11が浮き、上記したロック状態となる。このシャフト38の伸び状態は、第1の往復シリンダ51のロッド53がその後下降しても保持されるようになっている。
【0022】
図5に示すように、取り出し用ポジションP3においては、第2の往復シリンダ52のロッド54によって昇降体32が押し上げられるようになっている。昇降体32が押し上げられると、リンクバー34の後端34aが上昇する結果、その先端34bが上昇用ペダル37を押し下げるようになっている。この動作により、シャフト38が上向きに縮み、その突っ張り状態が解消される結果、2つの車輪11はベルト21上に降りることとなり、ベルト21に対する台車1のロック状態が解除される。下降用ペダル36および上昇用ペダル37の押し下げ動作によりシャフト38を昇降可能とする部分については、従来既知の機構を採用することが可能であり、たとえば、一般に流通しているものとして、ハンマーキャスター株式会社製の商品(商品名ハンマーロック、品番:900−2)を用いて構成することが可能である。
【0023】
第1および第2のセンサ41,42は、たとえば接触式のセンサであり、いずれも台車1の搬送経路に設けられ、かつ台車1との機械的な接触があったときにはその検出信号を出力するものである。図1および図2によく表われているように、第1のセンサ41は、ロック用ポジションP2よりも搬送方向Frの下流に配されている。この第1のセンサ41によって台車1の検出がなされると、第1の往復シリンダ51は、その時点でロッド53を上昇させる動作を行ない、ロック機構12にロック動作を行なわせるようになっている。第2のセンサ42は、取り出し用ポジションP3またはその近傍に配されており、この第2のセンサ42によって台車1の検出がなされると、第2の往復シリンダ52は、その時点でロッド54を上昇させる動作を行ない、ロック機構12にロック解除動作を行なわせるようになっている。第1および第2のセンサ41,42は、いずれも台車1の搬送方向Frに位置調整可能に設けられている。
【0024】
次に、生産ラインLの作用について、説明する。
【0025】
まず、図1に示す投入用ポジションP1において、台車1上にはインストルメントパネル3が積載される。その後、この台車1はフロアに設けられた駆動手段(図示略)によってロック用ポジションP2に向けて移動する。ロック用ポジションP2に到達した台車1(1a)は、2つの車輪11をベルト21上に載せるが、コンベア2のベルト21とのロックがされていない待機状態となる。一方、台車1(1a)に先行して移動している台車1(1b)は、既にベルト21にロックされた状態でコンベア2に伴って移動している。この台車1(1b)が、第1のセンサ41に接触する位置まで移動し、これが第1のセンサ41によって検出されると、この時点で第1の往復シリンダ51が作動してロック機構12が動作する。その結果、台車1(1a)はベルト21にロックされることとなって、コンベア2に伴った移動を開始する。この搬送の際に、コンベア2に搭乗した作業者は台車1上のインストルメントパネル3に所定の処理や加工を施す。
【0026】
上記したようなベルト21と台車1とがロックされる動作は、ロック用ポジションP2に台車1が到達し、かつそれに先行する台車1が第1のセンサ41によって検出される都度、実行される。したがって、作業者がロック機構12を動作させるための操作をわざわざ行なう必要がないばかりか、コンベア2に伴って搬送される複数の台車1の間隔を一定にすることが確実化される。ベルト21にマークを設ける必要もない。複数の台車1が取り出し用ポジションP3に到達すると、台車1からインストルメントパネル3が取り出されるが、上記したように台車1の間隔を一定にすれば、インストルメントパネル3の取り出し作業も一定の時間間隔で規則的に行なうことが可能となり、好都合となる。
【0027】
台車1が取り出し用ポジションP3に到達したときには、これが第2のセンサ42によって検出され、第2の往復シリンダ52が作動することにより、台車1とベルト21とのロック状態が解除される。したがって、このロック解除動作についても、作業者によらず、容易かつ的確に行なうことができる。なお、インストルメントパネル3の取り出しがなされた台車1は、上記のロック状態が解除された後に、元の投入用ポジションP1に戻され、循環利用される。
【0028】
インストルメントパネル3の生産量を多くする場合や、インストルメントパネル3の組立作業工程数が増加する場合などには、台車1の総数を多くして、これに対処することとなる。この場合、台車1の搬送ピッチを小さくする必要がある。これに対し、この生産ラインLにおいては、第1のセンサ41をロック用ポジションP2寄りに移動させると、ロック用ポジションP2に到達した台車1がベルト21にロックされる時期が早められることとなり、台車1の搬送ピッチを簡単に小さくすることができる。上記とは反対に、台車1の総数を少なくする場合には、第1のセンサ41をロック用ポジションP2から遠ざける方向に移動させるだけで台車1の搬送ピッチを大きくすることができる。このように、この生産ラインLによれば、第1のセンサ41を位置調整するだけで、台車1の搬送ピッチを容易に変更することができるため便利であり、融通性に富むものとなる。
【0029】
本願発明は、上述した実施形態の内容に限定されるものではない。
【0030】
本願発明でいうロック手段とは、上記実施形態に用いられたロック機構に限られない。たとえば、コンベアのベルトをクランプしたり、あるいはベルトに係合するなどして台車をベルトにロックさせるようにしてもかまわない。また、台車がロックされるときの台車とコンベアの位置関係についても、上記実施形態のように台車の一部の車輪をコンベアのベルト上に載せてロックさせる構成に限らない。台車全体をコンベア上に載せてロックさせてもかまわない。また、ベルトの側方に突出する部材をベルトに設けるとともに、その部材に台車を係合させるなどして、コンベアのベルト上に台車が全く載らない状態で台車をコンベアの一側方でロックさせるようにしてもかまわない。
【0031】
本願発明でいう検出手段としては、接触式の検出器に限らず、光電式などの非接触方式のものを用いてもかまわず、種々のセンサ類、あるいはスイッチ類を用いることができる。本願発明でいう作動手段は、エアシリンダや油圧シリンダなどの往復シリンダに限らない。モータやその他の種々の駆動源または駆動機構を用いることができる。本願発明でいうコンベアのベルトとは、循環駆動する無端状の部材を広く意味しており、ゴム製や樹脂製のベルトに限らず、スラットと称される板が無端状のチェーンに取り付けられた構成の部材なども、当然に含むものである。
【0032】
本願発明に係る生産ラインは、インストルメントパネルなどの自動車部品の製造用途に好適であるが、やはりその具体的な用途は限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る生産ラインの一例を示す概略平面図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】本願発明に係る台車の断面図である。
【図4】図3の他の状態を示す断面図である。
【図5】図3の他の状態を示す断面図である。
【図6】従来技術の一例を示す概略平面図である。
【図7】図6の要部斜視図である。
【符号の説明】
L 生産ライン
1 台車
2 コンベア
3 インストルメントパネル
4 作業者
12 ロック機構(ロック手段)
21 ベルト
41 第1のセンサ(検出手段)
42 第2のセンサ
51 第1の往復シリンダ(作動手段)
52 第2の往復シリンダ
P1 投入用ポジション
P2 ロック用ポジション
P3 取り出し用ポジション
【発明の属する技術分野】
本願発明は、車両の組立などに用いられる生産ラインに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、車両の生産ラインにおいては、コンベアや台車などの装置・機器類を同期搬送させるなどして、作業の円滑化などが図られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
従来、このような生産ラインとしては、作業者を搬送可能なコンベアのベルトに複数の台車をロックさせて搬送させるようにしたものがあり、これを図6に示す。同図に示す生産ラインL’は、たとえば自動車のインストルメントパネル103の組立作業を行なうためのものであって、投入用ポジションP1’においてインストルメントパネル103が台車101に積載されると、この台車101はロック用ポジションP2’に向けて移動され、このロック用ポジションP2’においてコンベア102のベルト121にロックされる。コンベア102上には、作業者104が搭乗しており、台車101は作業者104とともにコンベア102によって搬送され、その搬送中にインストルメントパネル103の組立作業が行なわれる。台車101および作業者104が、取り出し用ポジションP3’に到達すると、台車101のロック状態が解除され、作業済みのインストルメントパネル103が台車101から取り出される。
【0004】
図7に示すように、ロック用ポジションP2’における台車101とベルト121とのロックは、コンベア102上の作業者104が台車101に備えられているロック機構112のペダルを足踏み操作することにより行なわれる。上記ペダルの足踏み操作は、ベルト121に付されているマーク122が台車101の直下の所定箇所にきたタイミングで行なう。これは、複数の台車101の搬送ピッチを一定にするためである。一方、取り出し用ポジションP3’における上記ロックの解除は、作業者104がロック機構112を再び足踏み操作することにより行なわれる。
【0005】
このような構成によれば、コンベア102によって作業者104と台車101とを一緒に移動させることができるために、作業者用の搬送手段と台車用の搬送手段とを別々に設ける場合よりも合理的であり、生産ラインの設備コストを抑えるのに好適となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−258765号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した生産ラインL’においては、台車101とベルト121とのロックは、作業者104がロック機構112のペダルを足踏み操作することによって行なわれるために、その操作が面倒であるばかりか、台車101をロックさせるタイミングが早過ぎたり、あるいは遅過ぎる場合が生じる。これでは、ベルト121にロックされて搬送される台車101の間隔が一定ではなくなり、台車101からインストルメントパネル103を取り出す作業の時間間隔などに狂いを生じ、次工程の作業などに悪影響を及ぼす。
【0008】
また、生産ラインL’を実際に稼働させる場合には、インストルメントパネル103の生産量を需要に見合ったものに調整したい場合がある。インストルメントパネル103の生産量を少なくする場合には、台車101の総数を少なくし、これらの台車101を比較的な大きなピッチで搬送することとなる。これとは反対に、インストルメントパネル103の生産量を多くする場合には、台車101の総数を多くしてこれらを比較的小さなピッチで搬送することとなる。ところが、従来の生産ラインL’においては、ベルト121に付されたマーク122の位置は固定されており、ベルト122にロックされる台車101の間隔を任意に調整することが困難であった。このため、台車101の総数の増減に適切に対処することができず、生産量の調整などを行なうに際して不便を生じていた。
【0009】
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、台車をコンベアのベルトにロックさせる作業や、台車の搬送ピッチの変更などを容易かつ適切に行なうことが可能な生産ラインを提供することをその課題としている。
【0010】
【発明の開示】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0011】
本願発明によって提供される生産ラインは、循環駆動可能な無端状のベルトを有するコンベアと、このコンベアの一側方からこのコンベア上またはその近傍のロック用ポジションに向けて順次移動してくる複数の台車と、これら複数の台車を上記コンベアに伴わせて順次移動させることが可能に上記複数の台車が上記ロック用ポジションに位置するときにそれら台車を上記ベルトにロックさせるためのロック手段と、を備えている生産ラインであって、上記ロック手段に上記ロックの動作を行なわせることが可能な作動手段と、上記各台車の位置検出を行なうための検出手段とを備えており、上記複数の台車のうち、上記ロック用ポジションに移動してきた1つの台車に先行して上記コンベアに伴って移動している他の1つの台車が予め定められた位置に到達したことが上記検出手段により検出されたときには、上記作動手段が上記ロック手段を動作させるように構成されていることを特徴としている。
【0012】
好ましい実施の形態によれば、上記検出手段は、上記台車の進行方向に、検出位置の調整が可能な構成である。
【0013】
本願発明によれば、ロック用ポジションに移動してきた1つの台車に先行する他の1つの台車が、コンベアに伴って移動することにより所定の位置に到達すると、これが検出手段によって検出されることとなって、作動手段がロック手段を動作させる。その結果、台車がコンベアのベルトにロックされる。したがって、台車とコンベアのベルトとをロックさせる作業を、作業者が行なう必要がなくなり、作業者の負担が軽減されるのに加え、コンベアに伴って搬送される複数の台車の間隔を一定にすることが確実化される。その結果、たとえば台車から作業対象物を取り出すといった作業のタイミングに大きな狂いが生じて次工程の作業に悪影響を及ぼすといった不具合が生じないようにすることができる。
【0014】
また、本願発明によれば、上記検出手段によって台車が検出される位置を変更すれば、台車をコンベアのベルトにロックさせるタイミングについても変更することが可能となる。したがって、生産ラインで使用される台車の総数を変更する場合には、それら台車の搬送ピッチをその台車総数にふさわしいピッチに変更することも容易かつ適切に行なうことが可能となり、生産対象物の生産量調整などにも好適に対処できる。
【0015】
本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
【0017】
図1は、本願発明に係る生産ラインの一例を示している。本実施形態の生産ラインLは、たとえば自動車のインストルメントパネル3の組立作業を行なうためのものであり、複数の台車1と、コンベア2と、第1および第2のセンサ41,42と、第1および第2の往復シリンダ51,52とを備えている。コンベア2は、無端状のベルト21を循環駆動自在としたベルトコンベアであり、ベルト21上には作業者が搭乗可能である。
【0018】
台車1は、インストルメントパネル3を積載し、かつ搬送方向Frに移動することにより、生産ラインL内の投入用ポジションP1、ロック用ポジションP2および取り出し用ポジションP3の順序でこれらを循環移動するものである。投入用ポジションP1は、インストルメントパネル3を台車1上に積載するためのポジションであり、ロック用ポジションP2は、台車1をコンベア2のベルト21にロックさせるためのポジションである。取り出し用ポジションP3は、台車1からインストルメントパネル3を取り出すためのポジションである。ロック用ポジションP2から取り出し用ポジションP3に至る区間においては、台車1は、作業者4が組立作業を行なうための作業台としての役割を果たす。
【0019】
図2に示すように、台車1は、方向転換が可能な4つの車輪11と、台車1をコンベア2のベルト21にロックさせるためのロック機構12とを備えている。図3に示すように、ロック機構12は、上下方向に伸縮可能なシャフト38を備えており、台車1の2つの車輪11がベルト21上に載った状態において、このシャフト38が下方に伸びると、図4に示すように、2つの車輪11をベルト21の上方に浮かせて、ベルト21上に台車1の片側を支持させる機能を備えている。このことにより台車1は、ベルト21にロックされた状態となり、ベルト21に伴って移動することとなる。その際、台車1の上記片側とは反対側の2つの車輪11は、コンベア2の一側方の床面上を転動する。また、図3に示すように、台車1の2つの車輪11がベルト21上に載り、かつ上記ロックがなされていない状態においては、台車1の4つの車輪11が空転をして台車1がベルト21に伴って移動しないようになっている。これは、台車1がロック用ポジションP2に位置するときに台車1が矢印Fr方向に移動する際に抵抗となる適当な高さの段差を床面に設けたり、あるいは仮止め機構を設けるなどして簡単に実現することができる。
【0020】
第1および第2の往復シリンダ51,52は、ロック機構12にロック動作とその解除動作とを行なわせるためのものであり、たとえばエアシリンダが用いられている。これら第1および第2の往復シリンダ51,52と、ロック機構12とは、具体的には、次のような構成とされている。
【0021】
図3に示すように、ロック機構12は、シャフト38の下降用ペダル36、上昇用ペダル37、一対のリンクバー33,34、および一対の昇降体31,32を備えている。第1および第2の往復シリンダ51,52は、台車1がロック用ポジションP2および取り出し用ポジションP3にそれぞれ移動してきたときに、昇降体31,32を上方に向けて押し上げることが可能に、コンベア2の一側方の床部に設けられたピット内に配されている。ロック用ポジションP2においては、図4に示すように、第1の往復シリンダ51のロッド53によって昇降体31が上方に押し上げられるようになっている。昇降体31が押し上げられると、リンクバー33の後端33aが上昇するように軸35周りに回転する結果、その先端33bが下降用ペダル36を押し下げる。このように下降用ペダル36が押し下げられると、シャフト38が下向きに伸びてベルト21上において突っ張る結果、ベルト21上の2つの車輪11が浮き、上記したロック状態となる。このシャフト38の伸び状態は、第1の往復シリンダ51のロッド53がその後下降しても保持されるようになっている。
【0022】
図5に示すように、取り出し用ポジションP3においては、第2の往復シリンダ52のロッド54によって昇降体32が押し上げられるようになっている。昇降体32が押し上げられると、リンクバー34の後端34aが上昇する結果、その先端34bが上昇用ペダル37を押し下げるようになっている。この動作により、シャフト38が上向きに縮み、その突っ張り状態が解消される結果、2つの車輪11はベルト21上に降りることとなり、ベルト21に対する台車1のロック状態が解除される。下降用ペダル36および上昇用ペダル37の押し下げ動作によりシャフト38を昇降可能とする部分については、従来既知の機構を採用することが可能であり、たとえば、一般に流通しているものとして、ハンマーキャスター株式会社製の商品(商品名ハンマーロック、品番:900−2)を用いて構成することが可能である。
【0023】
第1および第2のセンサ41,42は、たとえば接触式のセンサであり、いずれも台車1の搬送経路に設けられ、かつ台車1との機械的な接触があったときにはその検出信号を出力するものである。図1および図2によく表われているように、第1のセンサ41は、ロック用ポジションP2よりも搬送方向Frの下流に配されている。この第1のセンサ41によって台車1の検出がなされると、第1の往復シリンダ51は、その時点でロッド53を上昇させる動作を行ない、ロック機構12にロック動作を行なわせるようになっている。第2のセンサ42は、取り出し用ポジションP3またはその近傍に配されており、この第2のセンサ42によって台車1の検出がなされると、第2の往復シリンダ52は、その時点でロッド54を上昇させる動作を行ない、ロック機構12にロック解除動作を行なわせるようになっている。第1および第2のセンサ41,42は、いずれも台車1の搬送方向Frに位置調整可能に設けられている。
【0024】
次に、生産ラインLの作用について、説明する。
【0025】
まず、図1に示す投入用ポジションP1において、台車1上にはインストルメントパネル3が積載される。その後、この台車1はフロアに設けられた駆動手段(図示略)によってロック用ポジションP2に向けて移動する。ロック用ポジションP2に到達した台車1(1a)は、2つの車輪11をベルト21上に載せるが、コンベア2のベルト21とのロックがされていない待機状態となる。一方、台車1(1a)に先行して移動している台車1(1b)は、既にベルト21にロックされた状態でコンベア2に伴って移動している。この台車1(1b)が、第1のセンサ41に接触する位置まで移動し、これが第1のセンサ41によって検出されると、この時点で第1の往復シリンダ51が作動してロック機構12が動作する。その結果、台車1(1a)はベルト21にロックされることとなって、コンベア2に伴った移動を開始する。この搬送の際に、コンベア2に搭乗した作業者は台車1上のインストルメントパネル3に所定の処理や加工を施す。
【0026】
上記したようなベルト21と台車1とがロックされる動作は、ロック用ポジションP2に台車1が到達し、かつそれに先行する台車1が第1のセンサ41によって検出される都度、実行される。したがって、作業者がロック機構12を動作させるための操作をわざわざ行なう必要がないばかりか、コンベア2に伴って搬送される複数の台車1の間隔を一定にすることが確実化される。ベルト21にマークを設ける必要もない。複数の台車1が取り出し用ポジションP3に到達すると、台車1からインストルメントパネル3が取り出されるが、上記したように台車1の間隔を一定にすれば、インストルメントパネル3の取り出し作業も一定の時間間隔で規則的に行なうことが可能となり、好都合となる。
【0027】
台車1が取り出し用ポジションP3に到達したときには、これが第2のセンサ42によって検出され、第2の往復シリンダ52が作動することにより、台車1とベルト21とのロック状態が解除される。したがって、このロック解除動作についても、作業者によらず、容易かつ的確に行なうことができる。なお、インストルメントパネル3の取り出しがなされた台車1は、上記のロック状態が解除された後に、元の投入用ポジションP1に戻され、循環利用される。
【0028】
インストルメントパネル3の生産量を多くする場合や、インストルメントパネル3の組立作業工程数が増加する場合などには、台車1の総数を多くして、これに対処することとなる。この場合、台車1の搬送ピッチを小さくする必要がある。これに対し、この生産ラインLにおいては、第1のセンサ41をロック用ポジションP2寄りに移動させると、ロック用ポジションP2に到達した台車1がベルト21にロックされる時期が早められることとなり、台車1の搬送ピッチを簡単に小さくすることができる。上記とは反対に、台車1の総数を少なくする場合には、第1のセンサ41をロック用ポジションP2から遠ざける方向に移動させるだけで台車1の搬送ピッチを大きくすることができる。このように、この生産ラインLによれば、第1のセンサ41を位置調整するだけで、台車1の搬送ピッチを容易に変更することができるため便利であり、融通性に富むものとなる。
【0029】
本願発明は、上述した実施形態の内容に限定されるものではない。
【0030】
本願発明でいうロック手段とは、上記実施形態に用いられたロック機構に限られない。たとえば、コンベアのベルトをクランプしたり、あるいはベルトに係合するなどして台車をベルトにロックさせるようにしてもかまわない。また、台車がロックされるときの台車とコンベアの位置関係についても、上記実施形態のように台車の一部の車輪をコンベアのベルト上に載せてロックさせる構成に限らない。台車全体をコンベア上に載せてロックさせてもかまわない。また、ベルトの側方に突出する部材をベルトに設けるとともに、その部材に台車を係合させるなどして、コンベアのベルト上に台車が全く載らない状態で台車をコンベアの一側方でロックさせるようにしてもかまわない。
【0031】
本願発明でいう検出手段としては、接触式の検出器に限らず、光電式などの非接触方式のものを用いてもかまわず、種々のセンサ類、あるいはスイッチ類を用いることができる。本願発明でいう作動手段は、エアシリンダや油圧シリンダなどの往復シリンダに限らない。モータやその他の種々の駆動源または駆動機構を用いることができる。本願発明でいうコンベアのベルトとは、循環駆動する無端状の部材を広く意味しており、ゴム製や樹脂製のベルトに限らず、スラットと称される板が無端状のチェーンに取り付けられた構成の部材なども、当然に含むものである。
【0032】
本願発明に係る生産ラインは、インストルメントパネルなどの自動車部品の製造用途に好適であるが、やはりその具体的な用途は限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る生産ラインの一例を示す概略平面図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】本願発明に係る台車の断面図である。
【図4】図3の他の状態を示す断面図である。
【図5】図3の他の状態を示す断面図である。
【図6】従来技術の一例を示す概略平面図である。
【図7】図6の要部斜視図である。
【符号の説明】
L 生産ライン
1 台車
2 コンベア
3 インストルメントパネル
4 作業者
12 ロック機構(ロック手段)
21 ベルト
41 第1のセンサ(検出手段)
42 第2のセンサ
51 第1の往復シリンダ(作動手段)
52 第2の往復シリンダ
P1 投入用ポジション
P2 ロック用ポジション
P3 取り出し用ポジション
Claims (2)
- 循環駆動可能な無端状のベルトを有するコンベアと、このコンベアの一側方からこのコンベア上またはその近傍のロック用ポジションに向けて順次移動してくる複数の台車と、これら複数の台車を上記コンベアに伴わせて順次移動させることが可能に上記複数の台車が上記のロック用ポジションに位置するときにそれら台車を上記ベルトにロックさせるためのロック手段と、を備えている、生産ラインであって、
上記ロック手段に上記ロックの動作を行なわせることが可能な作動手段と、
上記各台車の位置検出を行なうための検出手段とを備えており、
上記複数の台車のうち、上記ロック用ポジションに移動してきた1つの台車に先行して上記コンベアに伴って移動している他の1つの台車が予め定められた位置に到達したことが上記検出手段により検出されたときには、上記作動手段が上記ロック手段を動作させるように構成されていることを特徴とする、生産ライン。 - 上記検出手段は、上記コンベアの搬送方向に、検出位置の調整が可能な構成である、請求項1に記載の生産ライン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003057018A JP2004261943A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 生産ライン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003057018A JP2004261943A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 生産ライン |
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ID=33120534
Family Applications (1)
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JP2003057018A Pending JP2004261943A (ja) | 2003-03-04 | 2003-03-04 | 生産ライン |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100610194B1 (ko) | 2005-08-18 | 2006-08-09 | 현대자동차주식회사 | 대차 낙하 방지장치 |
CN103523119A (zh) * | 2013-10-24 | 2014-01-22 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 一种内饰线sps物料小车防漏卸的随行装置 |
CN104089640A (zh) * | 2014-07-22 | 2014-10-08 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种锁块自动压装检测校正装置及方法 |
-
2003
- 2003-03-04 JP JP2003057018A patent/JP2004261943A/ja active Pending
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