JPH06263257A - 板状材料の移載装置及び搬送台車送り装置 - Google Patents

板状材料の移載装置及び搬送台車送り装置

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JPH06263257A
JPH06263257A JP5051181A JP5118193A JPH06263257A JP H06263257 A JPH06263257 A JP H06263257A JP 5051181 A JP5051181 A JP 5051181A JP 5118193 A JP5118193 A JP 5118193A JP H06263257 A JPH06263257 A JP H06263257A
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JP
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conveyor
carrier
plate
transfer
roller
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JP5051181A
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Masahiro Matsushita
昌弘 松下
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LINE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状材料を搬送台車の多段棚に迅速に積込む
こと、積込み位置の搬送台車を迅速に入れ替えること、
及び積込み位置の搬送台車の位置決め装置を不要にする
ことである。 【構成】 モータ68及びボールねじ80で昇降され、
下降端位置で供給コンベア42からタイヤトレッド3を
受取り可能な移載コンベア50を配設する。移載コンベ
ア50は水平移動体48に支持させる。水平移動体48
はモータ52及びボールねじ60で水平移動させる。無
端駆動チェーン100に等間隔で前爪110及び後爪1
12を取付ける。搬送台車16の車軸108を前爪11
0と後爪112の間に保持して搬送台車16を前進させ
る。必要に応じシリンダ138で回動レール部136を
傾けて前爪110を倒す。後爪112は引張ばね126
で付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤトレッドなどの板
状材料を搬送台車の多段棚に移載する移載装置及び前記
搬送台車を送り駆動する搬送台車送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤトレッドはゴム押出機によって連
続的に押出し成形された後、定寸長に切断されて搬送台
車の多段棚に積込まれ保管される。タイヤトレッドを搬
送台車に積込む装置の一例を図18〜図20に示す(特
開昭61−283535号、特公昭63−40661号
に記載のものと同様)。同図において2はベルトコンベ
ア、3はタイヤトレッド、4は入口ローラコンベア、6
はチェーンコンベア、8はローラコンベア、10,12
はストックチェーンコンベア、14は移載装置、16は
搬送台車、18は搬送台車16の走行通路である。ロー
ラコンベアとチェーンコンベアとの間のタイヤトレッド
3の移送は、チェーンなどをボックス運動させるように
した所謂リフト・アンド・キャリー方式の横送り装置で
なされる。
【0003】複数本を一組としてストックチェーンコン
ベア12まで搬送されたタイヤトレッド3は、図19の
ように移載装置14によって積込み位置15にある搬送
台車16の多段棚20の各棚に積込まれる。図19にお
いて22はストックチェーンコンベア12の揺動支点、
24は昇降体、26はパンタグラフ式昇降装置、28は
昇降体24上で水平方向に移動可能な水平移動体、30
は水平移動体28に配設された積込みチェーンコンベ
ア、32は昇降体24に立設されたフレーム、34はフ
レーム32に上下動可能に取付けられた棚下ろし装置で
ある。
【0004】ストックチェーンコンベア12により送ら
れてきた複数本を一組とするタイヤトレッド3は、図1
9の鎖線位置まで後退した水平移動体28の積込みチェ
ーンコンベア30上に受取られる。その後水平移動体2
8が前進して多段棚20の最下段の棚上に積込みチェー
ンコンベア30が挿入される。水平移動体28は図20
のように、積込みチェーンコンベア30の送り速度Aと
等しい逆向きの速度Bで後退移動し、積込みチェーンコ
ンベア30上のタイヤトレッド3をその位置で棚20a
上に載置する。後退した水平移動体28の積込みチェー
ンコンベア30上に、前記と同様に複数本を一組とする
タイヤトレッド3が受取られ、昇降装置26が駆動され
て積込みチェーンコンベア30の高さを棚一枚分だけ上
昇させ、棚下ろし装置34が下から2番目の棚を水平に
倒し、水平移動体28が前進してこの棚上にタイヤトレ
ッド3を載置する。以上の動作を繰り返して多段棚20
にタイヤトレッド3を満載した後、昇降装置26が駆動
されて昇降体24を元の位置まで下降させる。この昇降
体24の下降の間に、タイヤトレッド3を満載した搬送
台車16を積込み位置15から前進させると共に、後続
の空の搬送台車16を積込み位置15まで前進させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の移載装置14で
は、昇降体24、水平移動体28及びフレーム32を全
体として昇降させ、しかもストックチェーンコンベア1
2の先端を支持して上下動させていたので、昇降装置2
6が大型となり、昇降速度も遅かった。このため、昇降
体24を上昇端まで上昇させて搬送台車に対するタイヤ
トレッド3の積込みを完了した後、後続の空の搬送台車
16が積込み位置に到着しても、昇降体24の下降が完
了していないために、次の搬送台車16に対する積込み
を開始することができなかった。このため連続的に供給
されてくるタイヤトレッド3をストックするため、移載
装置14の前段階にストックチェーンコンベア10,1
2などのストックエリアが必要不可欠であり、広い工場
内スペースを占有していた。
【0006】また従来の搬送台車の送り装置は、積込み
位置15及びその手前側に配設された複数のシリンダに
よる往復動式送り機構(図示せず)を使用していたた
め、搬送台車を一台ずつ送り機構に係合させる必要があ
り、従って作業者が送り機構の傍に常駐している必要が
あった。
【0007】また従来の搬送台車送り装置は、積込み位
置15に搬送台車16を位置決めするための位置決め装
置が必要であった。
【0008】本発明の目的は、板状材料を搬送台車の多
段棚に迅速に積込み可能な移載装置及び搬送台車を迅速
に入れ替え可能で、かつ、積込み位置における搬送台車
の位置決め装置が不要な搬送台車送り装置を提供し、も
って板状材料の移載能率を向上させ、併せてストックエ
リアの省略により工場内占有スペースを減少させること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移載装置の
特徴は、昇降動作をするのは移載コンベアのみとし、移
載コンベアを水平移動体に配設し、移載コンベアの昇降
範囲内に設定された受取り位置で板状材料を供給コンベ
アから受取るようにしたことである。
【0010】また本発明に係る搬送台車送り装置の特徴
は、搬送台車の被係合部を搬送台車の走行通路に沿って
張設された無端駆動チェーンに等間隔に取付けた係合手
段で係合させて搬送台車を積込み位置まで搬送するよう
にし、前記係合手段は前爪と後爪で構成し、後爪は被係
合部が前後の爪間に入るのを許容し、前爪は前爪移動手
段により搬送台車の被係合部の通過を選択的に許容する
ようにしたことである。
【0011】
【作用】従来の移載装置は、水平移動体を含む装置全体
を昇降させていたが、本発明の移載装置は水平移動体は
昇降させず、移載コンベアのみを昇降させるので、垂直
駆動手段の負荷が軽くなり、移載コンベアの昇降動作が
迅速になる。
【0012】また本発明の搬送台車送り装置は、積込み
位置の手前側で予め所望台数の搬送台車を無端駆動チェ
ーンに等間隔で係合させておけるから、作業者が積込み
位置の傍らに常駐している必要がない。また搬送台車を
一旦無端駆動チェーンに係合させれば、後は無端駆動チ
ェーンの駆動制御により搬送台車が積込み位置に正確に
位置決めされるので、積込み位置に台車の位置決め装置
を別途配設する必要がない。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づき説明す
る。図1で36はベルトコンベア、38はベルトコンベ
ア36に接続された第1ローラコンベア、40は第1ロ
ーラコンベア38と等長かつ横並びで配設されたやや幅
広の第2ローラコンベア、42は第1及び第2ローラコ
ンベア40の出口端に接続されたチェーンによるリフト
・アンド・キャリー式の横送り供給コンベア、44は搬
送台車16にタイヤトレッド3を移載する移載装置であ
る。またローラコンベア38の入口端側には、図2〜図
4に示すようにリフト・アンド・キャリー方式の横送り
整列装置202が配設されている。
【0014】横送り整列装置202は、第1及び第2ロ
ーラコンベア38,40の各ローラ間の隙間を上下方向
に通過可能な櫛状キャリア204と、櫛状キャリア20
4の下部を相互に一体連結する支持フレーム206と、
支持フレーム206を左右方向にスライド移動可能に支
持するガイドレール208と、支持フレーム206をプ
レート212を介してスライド駆動するスライド移動用
シリンダ210と、シリンダ210が短縮した時にプレ
ート212が当たる第1ストッパ214と、シリンダ2
10が伸長した時にプレート212が当たる第2ストッ
パ215と、第1ストッパ214を送りねじ216を介
して移動させる送りピッチ調節用モータ218と、ガイ
ドレール208の下部のフレーム219を平行状に上下
動可能に支持するリンク機構220と、フレーム219
の下面に当接したローラ222を偏心支持する回動アー
ム224と、回動アーム224を軸225を介して回動
させる上下動用モータ226とを有する。
【0015】櫛状キャリア204は、スライド移動用シ
リンダ210と上下動用モータ226により図3、図5
及び図6のようにボックス状に移動されて、第1ローラ
コンベア38の入口端に連続的に搬送されて来るタイヤ
トレッド3を横送りし、第2ローラコンベア40上に所
定間隔で横並びに整列させる。
【0016】送りピッチ調節用モータ218は第1スト
ッパ214の位置を変えて櫛状キャリア204の横送り
量(送りピッチ)を増減調節する。すなわち、図7
(A)のように小幅のタイヤトレッド3a(例えば12
0〜162mm幅)を3枚横送りするときは送りピッチ
l1 (例えば212mm)に、図7(B)のように中間
幅のタイヤトレッド3b(例えば163〜233mm
幅)を2枚横送りするときは送りピッチl2 (例えば2
83mm )に、図7(C)のように大幅のタイヤトレ
ッド3c(例えば234〜254mm幅)を1枚横送り
するときは送りピッチl3 (例えば300mm)に調節
する。これにより、第2ローラコンベア40の全幅を有
効に生かして、特に小幅のタイヤトレッド3相互間に十
分な間隔を保持し、位置ズレなどによるタイヤトレッド
3の相互接触を未然に防止する。この点、従来のリフト
・アンド・キャリー式の横送り装置は、タイヤトレッド
3の相互間隙間を最小かつ一定としていたため、第2ロ
ーラコンベア40上に余分のスペースがあるにも拘ら
ず、最小間隔でタイヤトレッド3が整列され、横送り時
などにタイヤトレッド3が多少位置ズレを生ずると、タ
イヤトレッド3相互の接触ないし重合が発生しやすいと
いった問題があった。
【0017】移載装置44は、図8及び図9のように、
フレーム46と、このフレーム46の上端において水平
方向にスライド移動可能に配設された水平移動体48
と、水平移動体48に昇降自在に取付けられた移載コン
ベア50を有する。
【0018】フレーム46の上端部には、図9のように
水平駆動手段としてのモータ52と、モータ52の軸に
連結されたギヤケース54と、ギヤケース54に連結軸
56,56を介して結合されたギヤケース58,58
と、キヤケース58,58から延びているボールねじ6
0,60と、ボールねじ60,60の先端を支持する軸
受62,62が配設されている。
【0019】水平移動体48の下部にはブラケット64
が取付けられ、このブラケット64がボールねじ60に
螺合されている。水平移動体48は垂直下方へ延びた縦
フレーム48aを有し、この縦フレーム48aに沿って
移載コンベア50が昇降自在に取付けられている。水平
移動体48の上面中央には移載コンベア50を昇降駆動
する垂直駆動手段としてのモータ68が配設されてい
る。このモータ68の回転軸は左右対称に配置された一
対の駆動スプロケット70と、チェーン72と、従動ス
プロケット74と、回転軸76と、ギヤケース78と、
ボールねじ80と、従動部材82を介して移載コンベア
50に連結されている。
【0020】移載コンベア50は、その下部に配設され
た駆動スプロケット86付きのモータ84と、駆動スプ
ロケット86との間に図10(A)(B)のようにチェ
ーン88を掛け渡された従動スプロケット90と、複数
のローラ92と、従動スプロケット90及びローラ92
に掛け回された複数本の無端ベルト94を有する。移載
コンベア50の形状は、多段棚20の間への挿入に都合
がよいように水平で薄い平板状とされ、先端形状はタイ
ヤトレッド3を滑らかに棚20aに載置できるよう楔状
とされている。
【0021】次に搬送台車の送り装置96につき説明す
る。搬送台車の送り装置96は、図11(A)のよう
に、搬送台車16の走行通路18に沿って掘削された細
長のピット98内において、移載装置44の側方の搬送
台車停止位置Sから搬送台車16の2台分だけ手前側か
ら、搬送台車停止位置Sから搬送台車16の1台分だけ
前方側にわたる範囲で配設されている。送り装置96は
搬送台車16の走行通路18に沿って配設された無端駆
動チェーン100を有し、この無端駆動チェーン100
の前後両端はスプロケット102,104に巻回されて
いる。前方のスプロケット102はモータ106が付設
されている。
【0022】無端駆動チェーン100には搬送台車16
の車軸(被係合部)108と干渉する位置に図12及び
図13のように等間隔で係合手段としての前爪110及
び後爪112が取付けられている。前爪110は図13
〜図15のようにブラケット114、ピン116及び取
付け板118を介して無端駆動チェーン100に取付け
られている。後爪112も同様にブラケット120、ピ
ン122及び取付け板124を介して無端駆動チェーン
100に取付けられている。後爪112は引張ばね12
6により常時起立方向に付勢され、常時はストッパ12
8が取付け板124に当接して前方上方に斜めに起立し
ている。
【0023】無端駆動チェーン100に沿って断面コ字
状のガイドレール130が配設されている。前爪110
の先端には下方に延びる腕部110aが固定され、この
腕部110aの下端に回転自在に取付けられたローラ1
32が、ガイドレール130の溝134内に移動可能に
収容されている。このガイドレール130は搬送台車停
止位置Sから搬送台車一台分だけ手前位置P1と、同じ
く搬送台車二台分だけ手前位置P2の計2箇所で、ピン
135を中心として回動自在な回動レール部136とさ
れ、この回動レール部136は腕部137を介してシリ
ンダ138のロッド140と連結されている。
【0024】停止位置Sと、手前位置P1には光電セン
サ142が配設され、位置S及びP1で搬送台車16間
に搬送台車一台分の明き間隔Rが生じると、光電センサ
142,143がこれを検知するように構成されてい
る。光電センサ142は制御装置144に接続され、こ
の制御装置144は、光電センサ142が搬送台車16
を検知した場合は、制御装置144がシリンダ138を
してロッド140を伸長させて回動レール部136を水
平位置にするよう制御し、光電センサ142が搬送台車
16を検知しない場合、すなわち明き間隔Rを検知した
場合は、制御装置144がシリンダ138をしてピント
ンロッド140を引っ込めて回動レール部136を下方
に回動させるよう構成されている。
【0025】次にタイヤトレッド3を搬送台車16に移
載する動作を説明する。タイヤトレッド3がベルトコン
ベア36により第1ローラコンベア38の入口に搬入さ
れると、リフト・アンド・キャリー式の横送り整列装置
202によりタイヤトレッド3が第1及び第2ローラコ
ンベア38,40の幅方向に複数本(本実施例では4
本)配列される。タイヤトレッド3は4本一組として第
1および第2ローラコンベア38,40により前方へ搬
送され、第1及び第2ローラコンベア38,40の出口
端で4本一組として供給コンベア42に移送される。
【0026】移載装置44では、移載コンベア50が多
段棚20の最下段の棚から最上段の棚へと順次タイヤト
レッド3を移載する。多段棚20は従来公知の図示しな
い棚下ろし装置によって最下段の棚から順番に水平にさ
れる。
【0027】積込み位置Sに空の搬送台車16が停止し
た時、移載コンベア50は図8の実線で示すように下降
端で待機している。そして供給コンベア42上のタイヤ
トレッド3が移載コンベア50上に受取られ、移載コン
ベア50はモータ52の駆動によりそのまま前進し、図
10(A)のように最下段の棚20a上に挿入される。
この状態からモータ84により無端ベルト94が送り駆
動され、同時にモータ52が駆動されて水平移動体48
が移載コンベア50の送り速度と同速度で後退移動す
る。従って棚20aの上に挿入された移載コンベア50
上でのタイヤトレッド3の絶対位置は変わらず、水平移
動体48ないし移載コンベア50の後退した分だけタイ
ヤトレッド3が棚20aの上に移載されていく。
【0028】最下段の棚20aへの移載が終わった時、
移載コンベア50は図8の実線位置まで後退しており、
この移載コンベア50上に次のタイヤトレッド3が供給
コンベア42から供給される。同時に棚下ろし装置によ
り下から2番目の棚が水平にされる。次にモータ68が
駆動されて下から2番目の棚の高さまで移載コンベア5
0が上昇され、次いでモータ52が駆動されて水平移動
体48が前進させられ、移載コンベア50が図10
(A)のように棚20aの上に挿入される。以後の作動
は前記最下段の棚20aに対する移載と同様である。
【0029】以上の動作を繰り返すことにより多段棚2
0がタイヤトレッド3で満載されると、搬送台車16の
送り装置96のモータ106が駆動され、搬送台車16
が一台分前進させられ、空の搬送台車16が停止位置S
に来ると、光電センサ142が搬送台車16を検知して
モータ106を停止し、この空の搬送台車16に対する
タイヤトレッド3の移載が開始される。
【0030】無端駆動チェーン100が駆動されると、
車軸108が図13のように前爪110と後爪112と
の間に保持された搬送台車16は、走行通路18に沿っ
て前進する。図11(B)のように手前位置P1に搬送
台車16がない場合、光電センサ143がこれを検知
し、手前位置P2においてローラ132が回動レール部
136に入ったとき、制御装置144からの信号により
シリンダ138が作動されてロッド140が引っ込めら
れ、回動レール部136が下方へ回動し、前爪110を
図14のように水平に倒伏させる。これにより空の搬送
台車16の車軸108が手前位置P2において前爪11
0を越えて前進可能になる。従って作業者は明き間隔R
を見付けた場合、必要ならばその明き間隔Rに向けて搬
送台車16を前進させることができる。空の搬送台車1
6が明き間隔Rに前詰めされると、光電センサ143が
搬送台車16を検知し、制御装置144が手前位置P2
においてシリンダ138のロッド140を延ばすよう信
号を発する。シリンダ138のロッド140が延びる
と、回動レール部136が水平になり、前爪110を起
立させて手前位置P2より後方の搬送台車の車軸108
の前方通過を阻止する。明き間隔Rが積込み位置Sにあ
る場合も前記と同様の作動がなされ、手前位置P1にあ
る空の搬送台車16を積込み位置Sに移動させることが
できる。
【0031】搬送台車停止位置Sに空の搬送台車16が
停止すると、搬送台車16の下方に配置された前後のジ
ャッキシリンダ146が駆動され、搬送台車16の車輪
148が走行通路18からわずかに浮くように搬送台車
16を持ち上げる。これにより車輪148の磨耗による
多段棚20の高さ位置の狂いを防止してタイヤトレッド
3の載置状態を常に一定のものにする。
【0032】次に、図16及び図17に別の実施例を示
す。図16(A)(B)は搬送台車16のガイド構造の
変形例を示したもので、搬送台車16の前後両端の下部
に取付けられた左右一対のローラ228を、地面側に配
設された左右一対のコ字状断面のガイド溝230でガイ
ドするようにしたものである。
【0033】また、図17は搬送台車16の進行方向ス
ペースに制約がある場合に、スペース節約上有効な円盤
状の台車回転台232を示す。この回転台232は移載
装置44の横に配設され、回転台駆動モータ234によ
って回転台232の周囲に巻回されたチェーン236を
駆動することにより回転される。回転台232の上には
2台の搬送台車16を180゜間隔で載せるスペースが
形成され、かつ、このスペースの周囲に搬送台車16を
固定するためのシリンダC1〜C9がそれぞれ配設され
ている。
【0034】搬送台車16を矢印方向に回転台232の
上に手押しで搬入すると、シリンダC1〜C3が作動し
て基準ローラB1〜B3が所定位置に突出し、シリンダ
C4により基準ローラB3が搬送台車16後端に押し当
てられ、次いでシリンダC7が作動して位置決めローラ
B7が突出され、シリンダC9が作動してこの位置決め
ローラB7が搬送台車16の前端に押し当てられ、最後
にシリンダC5,C6が作動して押圧片B5,B6が搬
送台車16の側面に押し当てられる。これにより搬送台
車16の位置決めが完了し、この状態で回転台232を
180゜回転させることにより、搬送台車16を移載装
置44の側方の移載位置に移動させることができる。移
載装置44から搬送台車16に対してタイヤトレッド3
を移載する間、既にタイヤトレッド3を満載した搬送台
車16が回転台232から矢印方向に搬出されると共
に、空の搬送台車16がその後に搬入されて位置決めさ
れる。なお、シリンダC8及び位置決めローラB8は、
幅広の搬送台車16に対してシリンダC7及び位置決め
ローラB7と同様の働きをする。前記回転台232を使
用することにより、搬送台車16一台分の長さスペース
を節約することが出来るから省スペースに役立つ。また
搬送台車16の入替えもスピーディである。
【0035】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明は前記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能であり、例えば前記実施例ではタイヤトレッド
3の移載に本発明を適用したが、本発明はタイヤトレッ
ド3以外の板状材料の移載にも広く適用可能である。ま
た本発明の搬送台車送り装置は板状材料を搬送する搬送
台車以外の台車送りにも適用可能であることは勿論であ
る。また前記実施例では移載コンベア50の下降端でタ
イヤトレッド3を供給コンベア42から受取るようにし
たが、この受取り位置は下降端に限られず、移載コンベ
ア50の昇降範囲内であれば任意の高さ位置に設定可能
である。
【0036】
【発明の効果】本発明は前記の如く、移載コンベアだけ
を昇降させるため垂直駆動手段の負荷が軽く、移載コン
ベアを高速で昇降させることができるから、板状材料の
移載速度ないし処理能力を増大させることができる。従
って移載装置の前段階に板状材料のストックエリアを配
設する必要がなく、工場内での占有スペースを減少させ
ることができる。
【0037】また、本発明の移載装置に、整列させる板
状材料の数に反比例する所定の横送りピッチのリフト・
アンド・キャリー式横送り装置を組合わせると、第2ロ
ーラコンベアの全幅を有効に生かして、特に小幅の板状
材料の相互間の間隔が十分に確保され、板状材料が位置
ズレなどにより相互接触する可能性を大幅に低減でき
る。
【0038】また、本発明に係る搬送台車の送り装置
は、無端駆動チェーンの係合手段に所望台数の搬送台車
を積込み位置の手前側で予め等間隔に係合させておける
から、搬送台車送り装置の自動運転により、作業者が積
込み位置に常時居なくても、複数台の搬送台車を積込み
位置へ連続的かつ迅速に移動させることができる。また
搬送台車を無端駆動チェーンに係合させておけるから、
搬送台車送り装置の運転制御だけで積込み位置での搬送
台車の位置決めができ、従来のように積込み位置に位置
決め装置を配設して搬送台車の位置決めをする必要がな
い。これにより従来の位置決め装置を廃止できると共
に、位置決めに要する時間を節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る移載装置と台車の配置関係を示
す平面図。
【図2】 横送り整列装置の平面図。
【図3】 横送り整列装置の側面図。
【図4】 横送り整列装置の正面図。
【図5】 (A)〜(G)は横送り整列を説明する説明
図。
【図6】 (H)〜(L)は横送り整列を説明する説明
図。
【図7】 (A)は小幅タイヤトレッド3の整列状態の
正面図、(B)は中間幅タイヤトレッド3の整列状態の
正面図、(C)は大幅タイヤトレッド3の整列状態の正
面図。
【図8】 移載装置の側面図。
【図9】 移載装置の平面図。
【図10】 (A)は棚への移載開始直前の移載コンベ
アの側面図、(B)は棚への移載終了直後の移載コンベ
アの側面図。
【図11】 (A)は搬送台車及び搬送台車送り装置の
側面図、(B)は搬送台車を前詰めする状態を示す同様
の側面図。
【図12】 搬送台車の側面図。
【図13】 前爪及び後爪の側面図。
【図14】 前爪を非干渉位置に移動させた時の図7と
同様の側面図。
【図15】 前爪の正面図。
【図16】 (A)は搬送台車の変形例を示す側面図、
(B)は同搬送台車の正面図。
【図17】 回転台の平面図。
【図18】 従来の移載装置と搬送台車の平面図。
【図19】 同移載装置の側面図。
【図20】 積込みコンベアの側面図。
【符号の説明】
3 タイヤトレッド 38 第1ローラコンベア 40 第2ローラコンベア 42 供給コンベア 48 水平移動体 50 移載コンベア 52 モータ(水平駆動手段) 68 モータ(垂直駆動手段) 100 無端駆動チェーン 108 車軸(被係合部) 110 前爪(係合手段) 112 後爪(係合手段) 138 シリンダ(前爪移動手段) 142 光電センサ144 制御装置 146 ジャッキシリンダ 148 車輪 002 横送り整列装置 R 明き間隔 S 搬送台車停止位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 29/18 Z 29/50 8709−3F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状材料を載置する多段棚を有する搬送
    台車の停止位置の側方に配設され、前記搬送台車の多段
    棚に対して水平方向に進退可能に配設された水平移動体
    と、 前記水平移動体を進退駆動する水平駆動手段と、 前記水平移動体に前記多段棚の高さ範囲で昇降自在に配
    設された移載コンベアと、 前記移載コンベアを昇降駆動する垂直駆動手段と、 前記移載コンベアの昇降範囲内に設定された受取り位置
    に隣接して配設され、前記受取り位置に来た移載コンベ
    アに棚一枚分の板状材料を供給する供給コンベアとを具
    備したことを特徴とする板状材料の移載装置。
  2. 【請求項2】 板状材料を搬送するコンベアと、 前記コンベアに入口端が接続された第1ローラコンベア
    と、 前記第1ローラコンベアと等長かつ横並びで配設された
    第2ローラコンベアと、 前記第1ローラコンベアの入口端側において、第1及び
    第2ローラコンベアの各ローラ間を上下方向に通過可能
    な櫛状キャリアを有し、前記櫛状キャリアは前記第1ロ
    ーラコンベア上に搬入される板状材料を第1及び第2ロ
    ーラコンベア上で複数列に横並びに整列させるように駆
    動手段により第1及び第2ローラコンベア間で上下及び
    左右方向にボックス状に繰り返し移動され、かつ、前記
    キャリアは前記第2ローラコンベア上に整列される板状
    材料の数に反比例する所定送りピッチで左右方向に移動
    される、リフト・アンド・キャリー式の横送り整列装置
    と、 一端が前記第1ローラコンベア及び第2ローラコンベア
    の出口端に接続され、他端が前記移載コンベアの昇降範
    囲内に設定された受取り位置に接続され、前記受取り位
    置に来た移載コンベアに棚一枚分の板状材料を供給する
    供給コンベアとを具備したことを特徴とする請求項1記
    載の板状材料の移載装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送台車の走行通路に沿って、少な
    くとも前記搬送台車の停止位置からその手前側にかけて
    張設された無端駆動チェーンと、 前記搬送台車に配設された被係合部と、 前記無端駆動チェーンに沿って少なくとも前記搬送台車
    の前後幅以上の一定間隔で、かつ、前記被係合部と干渉
    する位置に取付けられた複数の係合手段であって、各係
    合手段は前爪及び後爪を有し、前記後爪は前記被係合部
    の前進通過は許容するが後退通過を阻止し、前記前爪は
    前記被係合部との干渉位置及び非干渉位置との間を移動
    可能に配設された前記係合手段と、 前記前爪を移動させる前爪移動手段とを具備したことを
    特徴とする搬送台車送り装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送台車間の所定の明き間隔の有無
    を検知するセンサと、 前記センサの明き間隔有りの検知結果に基づいて前記明
    き間隔の直後にある前爪を非干渉位置へ移動させるべく
    前記前爪移動手段を制御すると共に、前記センサの明き
    間隔無しの検知結果に基づいて前記明き間隔の直後にあ
    る前爪を干渉位置へ移動させるべく前爪移動手段を制御
    する制御手段を有することを特徴とする請求項3記載の
    搬送台車送り装置。
JP5051181A 1993-03-12 1993-03-12 板状材料の移載装置及び搬送台車送り装置 Pending JPH06263257A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013095539A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 荷積み物積み込み取り降ろし装置及び該装置を使用しての荷積み物積み込み取り降ろし方法
CN103508220A (zh) * 2013-08-27 2014-01-15 马宗会 一种针对颗粒物料的装料机
CN104444526A (zh) * 2014-10-08 2015-03-25 苏州美罗升降机械有限公司 一种自动搬运升降装置
CN108163246A (zh) * 2017-12-26 2018-06-15 贵州钢绳股份有限公司 一种塑封机塑膜张力自动调节方法及其装置
JP2020097460A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 住友ゴム工業株式会社 移載装置

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