JP2004258867A - 信号機情報伝達システム - Google Patents
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Abstract
【課題】交差点などの信号機の点灯状態に応じて通過するか否かの判断を支援する。
【解決手段】交差点2の信号機3に、路側機5を設け通信エリア6に信号機情報を送信する。自動車1に車載機7を搭載し、路側機5から信号機情報を受信し、交差点2を通過することができるか否かを、車速と通信エリアの距離とから演算で求めて判断する。信号機3の点灯状態と切り替わりの情報を認識できると共に、交差点2の通過の可否も認識できるので、運転者がイライラするなどの状況を解消できると共に、安全性の向上も図ることができるようになる。
【選択図】 図2
【解決手段】交差点2の信号機3に、路側機5を設け通信エリア6に信号機情報を送信する。自動車1に車載機7を搭載し、路側機5から信号機情報を受信し、交差点2を通過することができるか否かを、車速と通信エリアの距離とから演算で求めて判断する。信号機3の点灯状態と切り替わりの情報を認識できると共に、交差点2の通過の可否も認識できるので、運転者がイライラするなどの状況を解消できると共に、安全性の向上も図ることができるようになる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路に設置された信号機の点灯表示に従って運転者が安全な走行をすることができるように支援するための信号機情報伝達システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
自動車の運転においては、個々の運転者が交差点に設けられる信号機に従った運転を行うことが交通事故の発生を低減する1つの大きな要素となっている。しかし、運転者は、通過することが可能だと認識して一定の速度で運転している状態では、信号の点灯状態が青信号から黄信号への変わり目や赤信号への変わり目などにおいては、どうしてもその交差点を通過してしまいたいという心理にかられて敢えて通過しようとしがちである。
【0003】
運転者はこのような状況の判断を実際に信号機の点灯状態を見ながら行うことであるから、交差点に進入する直前に黄信号から赤信号へと変わってしまうと、その時点での走行状態や前方の道路の状態などから急な停止を強いられることになり、急ブレーキが必要になったり、あるいは逆に止まらずに通過してしまうなど客観的な判断が困難となる場合も出てくる。
【0004】
さらに、運転者の体調が悪いときや何かに気を取られるなど注意力が低下しているときにも、信号の点灯状態の変わり目の時点での状況の認識に時間を要してしまって、停止判断が咄嗟に行なえなくなる場合があり、このような場合においても、前を走行する車両に追突する恐れや、信号の変わり目の危険な状態の交差点に進入してしまうことが起こりうる。
【0005】
一方、赤信号で停車している状態で、信号機の点灯状態が青信号に替わったことをうっかり見落として発進が遅れると、後続の自動車の運転者はイライラしてクラクションを鳴らしてしまうなどの事態も起こっている。このことは、トラブルの発生原因となる場合もある。
【0006】
このような状況は、赤信号の時間が長いと、その間に信号機を注視する緊張が途切れ勝ちとなり、この結果、何か別のことに気を取られてしまう場合に起こりやすくなっていると考えられる。そして、これは、いつ青信号に切り換わるかがわからないためであることが予想される。一方で、運転者は、対面している信号機が青信号に変わるタイミングを予測するために、交差している横断側の信号機の点灯状態が変化するのを見て発進タイミングを見極めている。
【0007】
このような信号機に関する切り換わりタイミングを情報として提供することが考えられている。例えば、歩行者信号については、点灯している信号の色の残り時間を表示するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、車両用の信号機では、信号機の赤、黄、青などの点灯に合わせて、複数個のランプを点灯してこれを点灯継続時間が経過するにしたがって順次消灯することで、運転者が残りの点灯時間を認識することができるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−288499号
【0009】
【特許文献2】
特開平11−353585号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来技術のものでは、信号機の点灯時間の情報をその信号機のところで表示するものであるから、前述したように、運転者が信号機からうっかり目を離してしまったような場合には、点灯情報を認識することができなくなり、結果として同じ課題が残ることになる。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、信号機の点灯時間などの制御を車両の通行状況に応じて変化させることなく、定められた点灯制御の元で、その交差点などの信号機設置場所を走行する車両が信号機の点灯状態やその変化の認識を運転者が高い確率で行うことができ、これによって運転者が交通状況の判断をより確実に行うことができるようにした信号機情報伝達システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、自動車などの車両が信号機が設置された交差点などに近づくと、路側機の通信エリア内において、車両に搭載している車載機により路側機から信号機の点灯情報を受信してこれを伝達手段により運転者に伝達することができるので、運転者は、信号機を見ることをうっかり忘れている状態でも、伝達手段により信号機の点灯情報を伝達されるので、これを認識することができるようになり、車両の進行又は停止などの処置を敏速に対処することができるようになる。
【0013】
請求項2の発明によれば、上記発明において、路側機の通信エリアを、車両が法定速度で走行している状態で報知手段による報知動作があったときに、その運転者が制動動作を開始して信号機の位置で停車可能な距離以上に設定しているので、運転者が赤信号であることを報知動作によって気がついた場合でも、その時点から停止のための制動動作を開始すれば確実に交差点の手前で停車させることができるようになる。
【0014】
請求項3の発明によれば、上記請求項2の発明において、路側機と車載機との間の通信を、DSRC方式の通信システムを用いているので、車載機は、限られた通信エリアを設定することができると共に、その通信エリア内で確実に路側機からの信号を受信することができるようになる。
【0015】
請求項4の発明によれば、上記請求項1ないし3において、路側機により、信号機情報として前記通信エリアの長さの情報を含めて送信し、車載機により、信号機情報を受信すると、その信号機により規制されている領域の通過の可否を判断して伝達手段により伝達するので、信号機情報について運転者が通過の可否を判断するのではなく、自動的に判断して伝達されるので、運転者自身が自ら判断する場合には判断に迷うようなときでも、そのような迷いをなくして運転に集中することができるようになる。
【0016】
請求項5の発明によれば、上記請求項4の発明において、車載機により、信号機情報に基づいて通過が可能と判断したときに、信号機の設置領域を通過するのに時間的な余裕が少ない場合に限って伝達手段による伝達を行うので、通過することを判断するのに迷うような場合にだけ伝達され、通過するのに余裕があって伝達をあえてする必要のない場合にはその都度伝達することをしないので、的確な伝達を行うことで運転の支援を円滑に行うことができるようになる。
【0017】
請求項6の発明によれば、上記各発明において、路側機により、信号機情報として、信号機について点灯する色情報、点灯時間情報、距離情報を含めて送信するので、上述した各種伝達情報を生成することができると共に、これらの情報に基づいて、さらに可能な種々の判断事項を設定して車載機側において運転者に対する支援を行うことができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を交差点の信号機に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図2は本システムの概略的構成を示すもので、車両である自動車1が交差点2に差し掛かるときに、その交差点2に配設されている信号機3との間で通信を行う場合の構成を示している。
【0019】
信号機3は、交差点2につながる道路4a〜4dのそれぞれを走行する自動車1に対して、信号機3a〜3dのように設けられている。これら信号機3a〜3dは、各道路4a〜4dを走行する自動車1が交差点2に向かうときに、その交差点2の通行の可否を表示するように設けられている。
【0020】
また、信号機3d、3cを設置する支柱には、それぞれ道路4a、4bを走行する自動車1に対して交差点2の直前で表示するように設けられた信号機3aa、3bbが設けられている。そして、これらの信号機3aa、3bbには本発明でいうところの路側機5が配設されている。路側機5は、交差点2の手前に通信エリア6を設定し、自動車1に搭載された車載機7(図1参照)との間で後述するようにして通信を行うように構成されている。
【0021】
路側機5と車載機7とは、DSRC(Dedicated Short−Range Communication)方式(狭域通信方式)で通信を行うように構成されている。通信エリア6は、交差点2の停止線を基点として交差点2の手前側に距離Lmの範囲で通信が可能となるように設定されている。距離Lは、例えば自動車1が法定速度で走行している場合に、信号機3aや3aaが赤信号に点灯状態が変わったときに停止線で停止することができる距離以上の所定の距離である。
【0022】
次に、路側機5と車載機7との電気的構成について図1を参照して説明する。路側機5は、制御装置8を主体として構成されており、信号機3aa(あるいは3bb)の点灯制御を行う制御装置を兼ねている。この制御装置8は、後述する信号情報送信プログラムが記憶されていて、通信エリア6に進入した自動車1の車載機7に対して赤信号の点灯情報を送信するようになっている。その信号の送信にはDSRC通信機9によりアンテナ9aを介して送信すると共に車載機7からの信号を受信するように構成されている。
【0023】
車載機7は、制御回路10を主体として構成されている。制御回路10は、CPU、ROM、RAMなどからなるもので、後述する制御プログラムが記憶されていて、路側機5から受信する信号に基づいて運転者に報知動作を行うように制御する。DSRC通信機11は、アンテナ11aで受信する信号を制御回路10に入力する。伝達手段としての報知装置12は、運転者に信号情報を通知するための情報伝達動作を行うもので、主として音による報知動作を行う。また、信号機情報の伝達手段として、カーナビゲーション装置13が必要に応じて接続される。
【0024】
次に、図3ないし図7も参照して本実施形態の作用について説明する。
本システムにおいては、路側機5は、図4に示すプログラムを実施していて、通信エリア6内に後述する信号情報を一定時間間隔で送信している。交差点2に近づいてくる自動車1a,1bが通信エリア6内に進入するとその信号情報を受信できるようになっている。まず、路側機5の制御装置8は、図4に示すプログラムにしたがって、車載機に送信すべき情報として、色信号のセット、送信時刻のセット、停止距離のセットをすると共に、必要に応じて車検情報要求の信号をセットする(ステップS1)。
【0025】
ここでいう車検情報とは、システムが成熟してその普及率がほぼ100%に達したときに有効に機能するような情報のひとつとして、車両の長さや登録NOなどの情報を車両側に要求して情報を取得し、これに基づいて種々の有用な情報を車両側に提供しようとするものである。
【0026】
制御装置8は、セットした信号をDSRC通信機9からアンテナ9aを介して通信エリア6に送信する(ステップS2)。この後、通信エリア6内に進入した車載機7からの応答信号があるかどうかを待ち(ステップS3)、「NO」の場合にはステップS1に戻り、上述の処理を繰り返す。また、「YES」の場合には、制御装置8は、車載機7から送信された送信時刻情報、全長情報、登録ナンバー情報などの受信処理を行って(ステップS4)、ステップS1に戻るようになる。
【0027】
一方、車載機7においては、図3に示すプログラムにしたがって制御回路10が通信処理を実施する。車載機7の制御回路10は、プログラムを開始すると、信号を受信したか否かを待つ待機状態となる(ステップT1を繰り返し実施)。交差点2に接近して路側機5の通信エリア6に進入したときあるいは進入している期間中に、路側機5から信号が送信されてアンテナ11aからDSRC通信機11を介して信号を受信すると、制御回路10は、ステップT1で「YES」と判断し、受信信号に基づいて色情報を確認する(ステップT2)。続いて、制御回路10は、受信信号に基づいて停止距離を確認し(ステップT3)、さらに、信号機3の点灯状態の切り替わりの時間に関する情報を確認する(ステップT4)。
【0028】
この後、制御回路10は、車速の演算を行って(ステップT5)、受信した信号機情報との関係から交差点2を青信号の点灯状態で通過することができるか否かを判定するために、通過マップを作成する(ステップT6)。ここでは、たとえば、図6に示すように、自動車1aが通信エリア6内に進入したときに、青信号の点灯時間の残り時間と、通信エリア6の通過時間とを比較して余裕があるか否かを判断する。
【0029】
通信エリア6の通過時間は、図7に示すように、信号を受信した地点つまり、通信エリア6の先端位置から停止線の位置までの距離Lに対してそのときの車速で示した傾きとから通過時間(秒)を求める。これにより、進入時点からの時間経過に伴う自動車1aの位置を推定することができるようになる。例えば法定速度が時速60kmであるときに、通信エリアLの通過時間が5秒であるとすると、このとき、走行速度が時速30kmであれば10秒、時速20kmであれば15秒が通過時間である。
【0030】
そして、上述の通過マップの作成結果として、交差点2内を通過する前に信号機3の点灯状態が青信号から黄信号、赤信号に変化することが予想される場合には、ぎりぎりで通過可能か、全く余裕がないかの2段階で判断する。制御回路10は、通過が可能な場合には(ステップT7で「YES」と判断)、余裕がある場合には(ステップT8で「YES」と判断)通常の青信号の通過状態に相当するから、全く何も通知する必要がないので、ステップT1にもどる。
【0031】
また、通過することはできてもぎりぎりの場合には(ステップT8で「NO」と判断)、報知装置12により通過許可を報知させるようになる(ステップT9)。これにより、運転者が判断を迷う場合でも、通過許可を得ることで安心して通行することができるようになる。
【0032】
一方、ステップT7で「NO」と判断される場合には、制御回路10は、信号機3aaの停止線で停止すべく報知装置12により運転者にその旨を報知して促す(ステップT10)。
【0033】
次に、制御回路10は、この車載機7が搭載されている自動車1aが現在減速傾向にあるか否かを判断する(ステップT11)。これは、例えば、速度の変化をみて減速状態にあるかどうかを判断するもので、信号機3a、3aaの点灯状態が赤信号に変わっていて、運転者がこれを認識してブレーキをかけていれば減速傾向にある。また、運転者がうっかりしていて赤信号に気づいていない場合には、ブレーキをかけていないことが想定されるので、これをもって判断する。
【0034】
そして、制御回路10は、減速傾向であることを判断した場合には、ステップT11で「YES」と判断して車検情報を送信する準備をする(ステップT12)。ここでは、例えば、車両の全長のデータと登録Noのデータを準備し、これに受信した切り替り時間の情報を付加し(ステップT13)、その信号をDSRC通信機11により通信エリア6を介して路側機5に送信するようになる(ステップT14)。
【0035】
また、運転者がブレーキをかけていない場合には、制御回路10は、ステップT11で「NO」と判断して、ステップT1に戻る。この場合には、制御回路10は、停止を促す報知動作はするが(ステップT10)、運転者が停止させる意思がない場合も想定して支援動作は不要として報知動作のみを繰り返すことになる。
【0036】
図5(a),(b)は、上述の通信処理を行う場合の路側機5の送信信号のパケットフォーマットと、車載機の送信信号のパケットフォーマットとをそれぞれ示している。路側機5の送信信号は、パケットの先頭から順次、▲1▼通信開始仕様信号、▲2▼信号機の点灯状態を示す色情報信号、停止距離Lの情報、▲3▼信号切り替わり情報、▲4▼通信終了仕様信号が設定されている。
【0037】
車載機7の送信信号は、パケットの先頭から順次、▲1▼通信開始仕様信号、▲2▼受信した信号切り替わり情報、▲3▼停止実行信号、▲4▼通信終了仕様信号が設定されている。なお、これらの信号に加えて、前述した車検情報を必要に応じて付加して送信するようになっている。
【0038】
このような本実施形態によれば、路側機5と車載機7とを設け、自動車1aが交差点2に近づいてきたときに、通信エリア6に進入すると、車載機7により、路側機5から信号機情報を受信して交差点2を通過可能か否かを判断して運転者に伝達させることができるので、運転者による安全な走行を支援することができるようになる。
【0039】
また、本実施形態によれば、信号機の点灯状態が切り替わるのを事前に認識することができるので、運転者は余裕をもって運転に専念したり、停止中もうっかり見落としたり発進遅れをするなどの事態を回避するように支援することができるようになる。
【0040】
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形また拡張できる。
【0041】
上記実施形態においては本システムを交差点2の信号機3に適用した場合を示したが、歩行者横断用の信号機などの交差点2のない信号機に適用することもできる。
【0042】
車載機7の制御回路10により、カーナビゲーション装置13に伝達動作の信号を出力して報知動作を行わせることもできる。
【0043】
路側機5は、信号機3aa,3bbだけでなく、3a〜3dなどにも取り付ける構成とすることができるし、さらには、信号機3とは別に設ける構成とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気的なブロック構成図
【図2】本システムの概略的な構成を示す斜視図
【図3】車載機の制御プログラムのフローチャート
【図4】路側機の制御プログラムのフローチャート
【図5】路側機、車載機の送信信号のパケットフォーマットの説明図
【図6】通信エリアの通過マップを示す図
【図7】車速と通信エリアの通過時間の関係を示す図
【符号の説明】
1は自動車(車両)、2は交差点、3a〜3d,3aa,3bbは信号機、4a〜4dは道路、5は路側機、6は通信エリア、7は車載機、8は制御装置、9はDSRC通信機、10は制御回路、11はDSRC通信機、12は報知装置(伝達手段)、13はカーナビゲーション装置である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路に設置された信号機の点灯表示に従って運転者が安全な走行をすることができるように支援するための信号機情報伝達システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
自動車の運転においては、個々の運転者が交差点に設けられる信号機に従った運転を行うことが交通事故の発生を低減する1つの大きな要素となっている。しかし、運転者は、通過することが可能だと認識して一定の速度で運転している状態では、信号の点灯状態が青信号から黄信号への変わり目や赤信号への変わり目などにおいては、どうしてもその交差点を通過してしまいたいという心理にかられて敢えて通過しようとしがちである。
【0003】
運転者はこのような状況の判断を実際に信号機の点灯状態を見ながら行うことであるから、交差点に進入する直前に黄信号から赤信号へと変わってしまうと、その時点での走行状態や前方の道路の状態などから急な停止を強いられることになり、急ブレーキが必要になったり、あるいは逆に止まらずに通過してしまうなど客観的な判断が困難となる場合も出てくる。
【0004】
さらに、運転者の体調が悪いときや何かに気を取られるなど注意力が低下しているときにも、信号の点灯状態の変わり目の時点での状況の認識に時間を要してしまって、停止判断が咄嗟に行なえなくなる場合があり、このような場合においても、前を走行する車両に追突する恐れや、信号の変わり目の危険な状態の交差点に進入してしまうことが起こりうる。
【0005】
一方、赤信号で停車している状態で、信号機の点灯状態が青信号に替わったことをうっかり見落として発進が遅れると、後続の自動車の運転者はイライラしてクラクションを鳴らしてしまうなどの事態も起こっている。このことは、トラブルの発生原因となる場合もある。
【0006】
このような状況は、赤信号の時間が長いと、その間に信号機を注視する緊張が途切れ勝ちとなり、この結果、何か別のことに気を取られてしまう場合に起こりやすくなっていると考えられる。そして、これは、いつ青信号に切り換わるかがわからないためであることが予想される。一方で、運転者は、対面している信号機が青信号に変わるタイミングを予測するために、交差している横断側の信号機の点灯状態が変化するのを見て発進タイミングを見極めている。
【0007】
このような信号機に関する切り換わりタイミングを情報として提供することが考えられている。例えば、歩行者信号については、点灯している信号の色の残り時間を表示するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、車両用の信号機では、信号機の赤、黄、青などの点灯に合わせて、複数個のランプを点灯してこれを点灯継続時間が経過するにしたがって順次消灯することで、運転者が残りの点灯時間を認識することができるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−288499号
【0009】
【特許文献2】
特開平11−353585号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来技術のものでは、信号機の点灯時間の情報をその信号機のところで表示するものであるから、前述したように、運転者が信号機からうっかり目を離してしまったような場合には、点灯情報を認識することができなくなり、結果として同じ課題が残ることになる。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、信号機の点灯時間などの制御を車両の通行状況に応じて変化させることなく、定められた点灯制御の元で、その交差点などの信号機設置場所を走行する車両が信号機の点灯状態やその変化の認識を運転者が高い確率で行うことができ、これによって運転者が交通状況の判断をより確実に行うことができるようにした信号機情報伝達システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、自動車などの車両が信号機が設置された交差点などに近づくと、路側機の通信エリア内において、車両に搭載している車載機により路側機から信号機の点灯情報を受信してこれを伝達手段により運転者に伝達することができるので、運転者は、信号機を見ることをうっかり忘れている状態でも、伝達手段により信号機の点灯情報を伝達されるので、これを認識することができるようになり、車両の進行又は停止などの処置を敏速に対処することができるようになる。
【0013】
請求項2の発明によれば、上記発明において、路側機の通信エリアを、車両が法定速度で走行している状態で報知手段による報知動作があったときに、その運転者が制動動作を開始して信号機の位置で停車可能な距離以上に設定しているので、運転者が赤信号であることを報知動作によって気がついた場合でも、その時点から停止のための制動動作を開始すれば確実に交差点の手前で停車させることができるようになる。
【0014】
請求項3の発明によれば、上記請求項2の発明において、路側機と車載機との間の通信を、DSRC方式の通信システムを用いているので、車載機は、限られた通信エリアを設定することができると共に、その通信エリア内で確実に路側機からの信号を受信することができるようになる。
【0015】
請求項4の発明によれば、上記請求項1ないし3において、路側機により、信号機情報として前記通信エリアの長さの情報を含めて送信し、車載機により、信号機情報を受信すると、その信号機により規制されている領域の通過の可否を判断して伝達手段により伝達するので、信号機情報について運転者が通過の可否を判断するのではなく、自動的に判断して伝達されるので、運転者自身が自ら判断する場合には判断に迷うようなときでも、そのような迷いをなくして運転に集中することができるようになる。
【0016】
請求項5の発明によれば、上記請求項4の発明において、車載機により、信号機情報に基づいて通過が可能と判断したときに、信号機の設置領域を通過するのに時間的な余裕が少ない場合に限って伝達手段による伝達を行うので、通過することを判断するのに迷うような場合にだけ伝達され、通過するのに余裕があって伝達をあえてする必要のない場合にはその都度伝達することをしないので、的確な伝達を行うことで運転の支援を円滑に行うことができるようになる。
【0017】
請求項6の発明によれば、上記各発明において、路側機により、信号機情報として、信号機について点灯する色情報、点灯時間情報、距離情報を含めて送信するので、上述した各種伝達情報を生成することができると共に、これらの情報に基づいて、さらに可能な種々の判断事項を設定して車載機側において運転者に対する支援を行うことができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を交差点の信号機に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図2は本システムの概略的構成を示すもので、車両である自動車1が交差点2に差し掛かるときに、その交差点2に配設されている信号機3との間で通信を行う場合の構成を示している。
【0019】
信号機3は、交差点2につながる道路4a〜4dのそれぞれを走行する自動車1に対して、信号機3a〜3dのように設けられている。これら信号機3a〜3dは、各道路4a〜4dを走行する自動車1が交差点2に向かうときに、その交差点2の通行の可否を表示するように設けられている。
【0020】
また、信号機3d、3cを設置する支柱には、それぞれ道路4a、4bを走行する自動車1に対して交差点2の直前で表示するように設けられた信号機3aa、3bbが設けられている。そして、これらの信号機3aa、3bbには本発明でいうところの路側機5が配設されている。路側機5は、交差点2の手前に通信エリア6を設定し、自動車1に搭載された車載機7(図1参照)との間で後述するようにして通信を行うように構成されている。
【0021】
路側機5と車載機7とは、DSRC(Dedicated Short−Range Communication)方式(狭域通信方式)で通信を行うように構成されている。通信エリア6は、交差点2の停止線を基点として交差点2の手前側に距離Lmの範囲で通信が可能となるように設定されている。距離Lは、例えば自動車1が法定速度で走行している場合に、信号機3aや3aaが赤信号に点灯状態が変わったときに停止線で停止することができる距離以上の所定の距離である。
【0022】
次に、路側機5と車載機7との電気的構成について図1を参照して説明する。路側機5は、制御装置8を主体として構成されており、信号機3aa(あるいは3bb)の点灯制御を行う制御装置を兼ねている。この制御装置8は、後述する信号情報送信プログラムが記憶されていて、通信エリア6に進入した自動車1の車載機7に対して赤信号の点灯情報を送信するようになっている。その信号の送信にはDSRC通信機9によりアンテナ9aを介して送信すると共に車載機7からの信号を受信するように構成されている。
【0023】
車載機7は、制御回路10を主体として構成されている。制御回路10は、CPU、ROM、RAMなどからなるもので、後述する制御プログラムが記憶されていて、路側機5から受信する信号に基づいて運転者に報知動作を行うように制御する。DSRC通信機11は、アンテナ11aで受信する信号を制御回路10に入力する。伝達手段としての報知装置12は、運転者に信号情報を通知するための情報伝達動作を行うもので、主として音による報知動作を行う。また、信号機情報の伝達手段として、カーナビゲーション装置13が必要に応じて接続される。
【0024】
次に、図3ないし図7も参照して本実施形態の作用について説明する。
本システムにおいては、路側機5は、図4に示すプログラムを実施していて、通信エリア6内に後述する信号情報を一定時間間隔で送信している。交差点2に近づいてくる自動車1a,1bが通信エリア6内に進入するとその信号情報を受信できるようになっている。まず、路側機5の制御装置8は、図4に示すプログラムにしたがって、車載機に送信すべき情報として、色信号のセット、送信時刻のセット、停止距離のセットをすると共に、必要に応じて車検情報要求の信号をセットする(ステップS1)。
【0025】
ここでいう車検情報とは、システムが成熟してその普及率がほぼ100%に達したときに有効に機能するような情報のひとつとして、車両の長さや登録NOなどの情報を車両側に要求して情報を取得し、これに基づいて種々の有用な情報を車両側に提供しようとするものである。
【0026】
制御装置8は、セットした信号をDSRC通信機9からアンテナ9aを介して通信エリア6に送信する(ステップS2)。この後、通信エリア6内に進入した車載機7からの応答信号があるかどうかを待ち(ステップS3)、「NO」の場合にはステップS1に戻り、上述の処理を繰り返す。また、「YES」の場合には、制御装置8は、車載機7から送信された送信時刻情報、全長情報、登録ナンバー情報などの受信処理を行って(ステップS4)、ステップS1に戻るようになる。
【0027】
一方、車載機7においては、図3に示すプログラムにしたがって制御回路10が通信処理を実施する。車載機7の制御回路10は、プログラムを開始すると、信号を受信したか否かを待つ待機状態となる(ステップT1を繰り返し実施)。交差点2に接近して路側機5の通信エリア6に進入したときあるいは進入している期間中に、路側機5から信号が送信されてアンテナ11aからDSRC通信機11を介して信号を受信すると、制御回路10は、ステップT1で「YES」と判断し、受信信号に基づいて色情報を確認する(ステップT2)。続いて、制御回路10は、受信信号に基づいて停止距離を確認し(ステップT3)、さらに、信号機3の点灯状態の切り替わりの時間に関する情報を確認する(ステップT4)。
【0028】
この後、制御回路10は、車速の演算を行って(ステップT5)、受信した信号機情報との関係から交差点2を青信号の点灯状態で通過することができるか否かを判定するために、通過マップを作成する(ステップT6)。ここでは、たとえば、図6に示すように、自動車1aが通信エリア6内に進入したときに、青信号の点灯時間の残り時間と、通信エリア6の通過時間とを比較して余裕があるか否かを判断する。
【0029】
通信エリア6の通過時間は、図7に示すように、信号を受信した地点つまり、通信エリア6の先端位置から停止線の位置までの距離Lに対してそのときの車速で示した傾きとから通過時間(秒)を求める。これにより、進入時点からの時間経過に伴う自動車1aの位置を推定することができるようになる。例えば法定速度が時速60kmであるときに、通信エリアLの通過時間が5秒であるとすると、このとき、走行速度が時速30kmであれば10秒、時速20kmであれば15秒が通過時間である。
【0030】
そして、上述の通過マップの作成結果として、交差点2内を通過する前に信号機3の点灯状態が青信号から黄信号、赤信号に変化することが予想される場合には、ぎりぎりで通過可能か、全く余裕がないかの2段階で判断する。制御回路10は、通過が可能な場合には(ステップT7で「YES」と判断)、余裕がある場合には(ステップT8で「YES」と判断)通常の青信号の通過状態に相当するから、全く何も通知する必要がないので、ステップT1にもどる。
【0031】
また、通過することはできてもぎりぎりの場合には(ステップT8で「NO」と判断)、報知装置12により通過許可を報知させるようになる(ステップT9)。これにより、運転者が判断を迷う場合でも、通過許可を得ることで安心して通行することができるようになる。
【0032】
一方、ステップT7で「NO」と判断される場合には、制御回路10は、信号機3aaの停止線で停止すべく報知装置12により運転者にその旨を報知して促す(ステップT10)。
【0033】
次に、制御回路10は、この車載機7が搭載されている自動車1aが現在減速傾向にあるか否かを判断する(ステップT11)。これは、例えば、速度の変化をみて減速状態にあるかどうかを判断するもので、信号機3a、3aaの点灯状態が赤信号に変わっていて、運転者がこれを認識してブレーキをかけていれば減速傾向にある。また、運転者がうっかりしていて赤信号に気づいていない場合には、ブレーキをかけていないことが想定されるので、これをもって判断する。
【0034】
そして、制御回路10は、減速傾向であることを判断した場合には、ステップT11で「YES」と判断して車検情報を送信する準備をする(ステップT12)。ここでは、例えば、車両の全長のデータと登録Noのデータを準備し、これに受信した切り替り時間の情報を付加し(ステップT13)、その信号をDSRC通信機11により通信エリア6を介して路側機5に送信するようになる(ステップT14)。
【0035】
また、運転者がブレーキをかけていない場合には、制御回路10は、ステップT11で「NO」と判断して、ステップT1に戻る。この場合には、制御回路10は、停止を促す報知動作はするが(ステップT10)、運転者が停止させる意思がない場合も想定して支援動作は不要として報知動作のみを繰り返すことになる。
【0036】
図5(a),(b)は、上述の通信処理を行う場合の路側機5の送信信号のパケットフォーマットと、車載機の送信信号のパケットフォーマットとをそれぞれ示している。路側機5の送信信号は、パケットの先頭から順次、▲1▼通信開始仕様信号、▲2▼信号機の点灯状態を示す色情報信号、停止距離Lの情報、▲3▼信号切り替わり情報、▲4▼通信終了仕様信号が設定されている。
【0037】
車載機7の送信信号は、パケットの先頭から順次、▲1▼通信開始仕様信号、▲2▼受信した信号切り替わり情報、▲3▼停止実行信号、▲4▼通信終了仕様信号が設定されている。なお、これらの信号に加えて、前述した車検情報を必要に応じて付加して送信するようになっている。
【0038】
このような本実施形態によれば、路側機5と車載機7とを設け、自動車1aが交差点2に近づいてきたときに、通信エリア6に進入すると、車載機7により、路側機5から信号機情報を受信して交差点2を通過可能か否かを判断して運転者に伝達させることができるので、運転者による安全な走行を支援することができるようになる。
【0039】
また、本実施形態によれば、信号機の点灯状態が切り替わるのを事前に認識することができるので、運転者は余裕をもって運転に専念したり、停止中もうっかり見落としたり発進遅れをするなどの事態を回避するように支援することができるようになる。
【0040】
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形また拡張できる。
【0041】
上記実施形態においては本システムを交差点2の信号機3に適用した場合を示したが、歩行者横断用の信号機などの交差点2のない信号機に適用することもできる。
【0042】
車載機7の制御回路10により、カーナビゲーション装置13に伝達動作の信号を出力して報知動作を行わせることもできる。
【0043】
路側機5は、信号機3aa,3bbだけでなく、3a〜3dなどにも取り付ける構成とすることができるし、さらには、信号機3とは別に設ける構成とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気的なブロック構成図
【図2】本システムの概略的な構成を示す斜視図
【図3】車載機の制御プログラムのフローチャート
【図4】路側機の制御プログラムのフローチャート
【図5】路側機、車載機の送信信号のパケットフォーマットの説明図
【図6】通信エリアの通過マップを示す図
【図7】車速と通信エリアの通過時間の関係を示す図
【符号の説明】
1は自動車(車両)、2は交差点、3a〜3d,3aa,3bbは信号機、4a〜4dは道路、5は路側機、6は通信エリア、7は車載機、8は制御装置、9はDSRC通信機、10は制御回路、11はDSRC通信機、12は報知装置(伝達手段)、13はカーナビゲーション装置である。
Claims (6)
- 信号機の点灯情報信号を通信エリア内に送信する路側機と、
車両に搭載され前記路側機から前記信号機の点灯情報信号を受信可能な車載機と、
この車載機が前記通信エリア内で受信した前記信号機の点灯情報を車両の運転者に対して伝達する伝達手段とを備えたことを特徴とする信号機情報伝達システム。 - 請求項1に記載の信号機情報伝達システムにおいて、
前記路側機の通信エリアは、前記車両が法定速度で走行している状態で前記伝達手段による信号機情報を受けたときに、その運転者が車両を停止させる必要があるときに制動動作を開始して信号機の停止すべき位置で停車可能な距離以上に設定されていることを特徴とする信号機情報伝達システム。 - 請求項2に記載の信号機情報伝達システムにおいて、
前記路側機と前記車載機との間の通信は、DSRC(Dedicated Short−Range Communication)方式の通信システムを用いていることを特徴とする信号機情報伝達システム。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の信号機情報伝達システムにおいて、
前記路側機は、前記信号機情報として前記通信エリアの長さの情報を含めて送信するように構成され、
前記車載機は、前記信号機情報を受信すると、その信号機により規制されている領域の通過の可否を判断して前記伝達手段により伝達させることを特徴とする信号機情報伝達システム。 - 請求項4に記載の信号機情報伝達システムにおいて、
前記車載機は、前記信号機情報に基づいて通過が可能と判断したときに、信号機の設置領域を通過するのに時間的な余裕が少ない場合に限って伝達手段による伝達を行うようにしたことを特徴とする信号機情報伝達システム。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の信号機情報伝達システムにおいて、
前記路側機は、前記信号機情報として、信号機について点灯する色情報、点灯時間情報、距離情報を含んでいることを特徴とする信号機情報伝達システム。
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