JP2004251698A - 硬さ試験機 - Google Patents

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【課題】硬さ試験機において、より正確な試験力に基づく硬さ試験を可能にすること。
【解決手段】先端部に圧子(1)を有する圧子軸(2)を備える硬さ試験機(1000)において、フォースモータ(10)が圧子軸をその軸方向に移動させることで、圧子を介して試料(S)に所定の試験力を負荷する際に、制御部70(自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73)が圧子軸に作用する作用力を打ち消すように、圧子軸の移動を調整することにより、試料Sに対して実質の試験力(所定の試験力)のみ負荷するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、試料表面にくぼみを形成させて当該試料の硬さを測定する硬さ試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、圧子によって、試料表面に荷重を負荷し、くぼみを形成することに基づいて、試料の硬さを測定する硬さ試験機として、例えば、図7に示される硬さ試験機500が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図7に示されるように、硬さ試験機500は、試料台555に載置された試料Sにくぼみを形成するための圧子501が先端部に設けられた圧子軸502を有する圧子軸ユニット510と、圧子軸502に所定の荷重を負荷するための荷重負荷機構部530と、が備えられている。
【0004】
圧子軸ユニット510は、試料台555の上方に備えられており、試験機本体(図示略)に備えられた支持枠503と、支持枠503に立設された圧子軸支持部503aに備えられた支持ばね504と、支持枠503に板ばね505及び戻しばね506とにより弾性支持されている運動板507と、支持枠503に上下動自在に備えられるとともに下端部508aが運動板507の外端部507bに当接する押棒508と、上端部502aが支持ばね504に取り付けられるとともに、当接部502bが運動板507の軸受部507aに下方から支持される圧子軸502等により構成されている。
【0005】
荷重負荷機構部530は、圧子軸ユニット510の上方に備えられた錘部570と、制御レバー520とにより構成されている。
制御レバー520は、略中央部が回動軸521によって試験機本体(図示略)に回動自在に軸支されており、制御レバー520の一端部520aには圧子軸ユニット510の押棒508上端部を押し下げるための押圧部522が備えられ、また、他端部520bには、偏心カム523に転接するローラー524が取り付けられている。制御レバー520の一端部520aは、回動軸521から圧子軸ユニット510の上方に延びて圧子軸502の上方を経て遠方側の押棒508上部の位置において、押棒508を押し下げるようになっている。また、制御レバー520の圧子軸502上方に対応する位置には、上下方向の孔520cが形成されている。
【0006】
錘部570は、錘571と、錘部570中心部に上下方向に備えられる荷重軸572と、錘571を覆うケーシング573とにより構成されている。荷重軸572は下部において制御レバー520の孔520cを貫通して下方に延び、その下端部572aが圧子軸502の上端部502aと対向するように配設されている。符号574は荷重軸572に突設されたピンを示しており、ピン574は制御レバー520に上方から当接するようになっている。
【0007】
上記の構成により、制御レバー520は、偏心カム523の回転によって回動して圧子軸ユニット510の押棒508を押し下げたり、または押し下げを解除したりするようになっており、押棒508を押し下げることにより、支持枠503(運動板507)を押し下げるようになっている。また、制御レバー520は、錘部570を下降させて圧子軸502に所定の荷重を負荷させるようになっている。
この硬さ試験機500により硬さ試験を行う際には、硬さ試験機500本体において圧子軸502の下方に備えられる試料台555に試料Sを載置し、偏心カム523の回転および錘部570の下降により、圧子軸502を下降させる。圧子501の先端が試料Sと当接する位置まで圧子軸502を下降させると、圧子軸502は運動板507の軸受部507aから解放される。そして、錘部570が圧子軸502に所定荷重(錘571の重量;試験力、例えば、約98mNから20N)を負荷させることにより、試料Sに圧子501によるくぼみを形成させる。くぼみ形成後、制御レバー520をくぼみ形成時とは逆方向に回動させることにより、支持枠503(運動板507)を上昇させ、それに伴って圧子軸502を上方に移動させて、試料Sから離れさせる。このようにして試料Sに形成させたくぼみを、顕微鏡(図示略)等で観察することなどにより、くぼみの大きさ等の計測を行い、試料Sの硬さを求める。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−132722号公報(第2図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の場合、硬さ試験機500が試料Sにくぼみを形成するように、硬さ試験機500に備えられた錘部570の錘571によって試験力を出力する際に、圧子軸502を弾性支持する支持ばね504や戻しばね506の反発力がその試験力を打ち消すように作用してしまうという問題があった。
つまり、硬さ試験機500において、錘部570の錘571の重量に基づき出力される試験力には、そのような作用力(反発力)が影響し、実質的な試験力とは若干の誤差のある試験力により硬さ試験が行われていた。
【0010】
本発明の課題は、硬さ試験機において、より正確な試験力に基づく硬さ試験を可能にすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
先端部に圧子(1)を有する圧子軸(2)と、
前記圧子軸をその軸方向に移動させて前記圧子を介して試料(S)に所定の試験力を負荷するフォースモータ(10,30)を備える硬さ試験機(1000,100,200)であって、
前記圧子軸の移動の際、当該硬さ試験機の外部から前記圧子軸に作用する外力を検出する外力検出手段(例えば、振動検出部60)と、
前記外力検出手段により検出された外力を打ち消すことにより前記所定の試験力が試料に負荷されるように、前記フォースモータの駆動を制御する外力調整制御手段(例えば、振動調整制御手段72)を有することを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、硬さ試験機において、フォースモータが先端部に圧子を有する圧子軸をその軸方向に移動させることで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷する際に、外力検出手段により検出された外力を打ち消すように前記外力調整制御手段がそのフォースモータの駆動を調整することで、硬さ試験機の外部から圧子軸に作用する外力を打ち消す制御を行う。
つまり、硬さ試験機において、その外部から圧子軸に作用する外力が加わる場合に、その外力が圧子軸の移動動作に与えてしまう影響を打ち消すように、外力調整制御手段がフォースモータの駆動を制御する。そして、フォースモータは、圧子が所定の試験力を試料に負荷するように圧子軸をその軸方向に移動させる。
【0013】
具体的には、例えば、硬さ試験機の外部から外力としての振動が圧子軸に伝わり、圧子軸の移動動作に影響する場合において、その振動により圧子軸が圧子を介して試料に力を付与してしまう場合には、その振動に伴う力分の負荷を減らすように、外力調整制御手段は、フォースモータが行う圧子軸の移動動作を調整制御する。また、その振動により圧子軸が圧子を介して試料に付与する力が打ち消されてしまう場合には、その振動に伴う力分の負荷を増やすように、外力調整制御手段は、フォースモータが行う圧子軸の移動動作を調整制御する。
【0014】
よって、硬さ試験機は、圧子軸を移動させるフォースモータの動作を制御することにより、硬さ試験機の外部から圧子軸に作用する外力が加わる場合であっても、その外力を打ち消すことで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、
先端部に圧子(1)を有する圧子軸(2)と、
前記圧子軸をその軸方向に移動させて前記圧子を介して試料(S)に所定の試験力を負荷するフォースモータ(10,30)を備える硬さ試験機(1000,100,200)であって、
前記圧子軸の移動の際、前記圧子軸の自重に基づき当該圧子軸に作用する荷重力を打ち消すことにより前記所定の試験力が試料に負荷されるように、前記フォースモータの駆動を制御する自重調整制御手段(71)を有することを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、硬さ試験機において、フォースモータが先端部に圧子を有する圧子軸をその軸方向に移動させることで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷する際に、自重調整制御手段がそのフォースモータの駆動を調整することで、圧子軸の自重に基づき圧子軸の移動動作に作用する荷重力を打ち消す制御を行う。
つまり、硬さ試験機において、圧子軸が有するその自重自体が圧子軸に作用する荷重力として加わる場合に、その荷重力が圧子軸の移動動作に与えてしまう影響を打ち消すように、自重調整制御手段がフォースモータの駆動を制御する。そして、フォースモータは、圧子が所定の試験力を試料に負荷するように圧子軸をその軸方向に移動させる。
【0017】
具体的には、例えば、硬さ試験機の圧子軸の自重自体である荷重力が、圧子軸の移動動作に影響する場合において、その荷重力に伴い圧子軸が圧子を介して試料に力を付与してしまう場合には、その荷重力分の負荷を減らすように、自重調整制御手段は、フォースモータが行う圧子軸の移動動作を調整制御する。
【0018】
よって、硬さ試験機は、圧子軸を移動させるフォースモータの動作を制御することにより、硬さ試験機の圧子軸の自重に基づく荷重力が、圧子軸に作用する場合であっても、その荷重力を打ち消すことで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0019】
請求項3記載の発明は、
先端部に圧子(1)を有する圧子軸(2)と、
前記圧子軸をその軸方向に移動させて前記圧子を介して試料(S)に所定の試験力を負荷するフォースモータ(10,30)を備える硬さ試験機(1000,100,200)であって、
前記圧子軸を当該硬さ試験機の本体部(例えば、試験機本体101)に弾性的に支持する弾性支持部材(例えば、支持ばね3)と、
前記圧子軸の移動の際、前記弾性支持部材が変形することに伴い前記圧子軸に作用する反発力を打ち消すことにより前記所定の試験力が試料に負荷されるように、前記フォースモータの駆動を制御する反発力調整制御手段(73)を有することを特徴とする。
【0020】
請求項3記載の発明によれば、硬さ試験機において、フォースモータが先端部に圧子を有する圧子軸をその軸方向に移動させることで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷する際に、反発力調整制御手段がそのフォースモータの駆動を調整することで、圧子軸が軸方向に移動する際にその圧子軸を弾性的に支持する弾性支持部材が変形することに伴い圧子軸に作用する反発力を打ち消す制御を行う。
つまり、硬さ試験機において、圧子軸が軸方向に移動することに伴い弾性的に変形する弾性支持部材が、その変形をもとに戻そうとすることに伴う回復作用力が圧子軸に作用する反発力として加わる場合に、その反発力が圧子軸の移動動作に与えてしまう影響を打ち消すように、反発力調整制御手段がフォースモータの駆動を制御する。そして、フォースモータは、圧子が所定の試験力を試料に負荷するように圧子軸をその軸方向に移動させる。
【0021】
具体的には、例えば、硬さ試験機の圧子軸を弾性的に支持する弾性支持部材が変形したことによる反発力が圧子軸に伝わり、圧子軸の移動動作に影響する場合において、その反発力により圧子軸が圧子を介して試料に付与する力が打ち消されてしまう場合には、その反発力分の負荷を増やすように、反発力調整制御手段は、フォースモータが行う圧子軸の移動動作を調整制御する。
【0022】
よって、硬さ試験機は、圧子軸を移動させるフォースモータの動作を制御することにより、硬さ試験機において圧子軸を弾性的に支持する弾性支持部材が変形したことによる反発力が、圧子軸に作用する場合であっても、その反発力を打ち消すことで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0023】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬さ試験機において、
前記圧子軸をその軸方向に押圧する押圧手段(例えば、荷重軸31)を備え、
前記フォースモータは、
前記圧子軸をその軸方向に移動させて前記圧子を介して試料に第1の試験力の範囲内の力を負荷する第1のフォースモータ(10)と、
前記押圧手段により前記圧子軸をその軸方向に押圧することによって移動させて前記圧子を介して試料に第2の試験力の範囲内の力を負荷する第2のフォースモータ(30)と、
により構成されていることを特徴とする。
【0024】
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、先端部に圧子を有する圧子軸を備える硬さ試験機において、第1のフォースモータが、その圧子軸をその軸方向に移動させることにより圧子を介して試料に第1の試験力の範囲内の力を負荷するとともに、第2のフォースモータが、押圧部材によりの圧子軸をその軸方向に移動させることにより圧子を介して試料に第2の試験力の範囲内の力を負荷する。
つまり、硬さ試験機は、第1のフォースモータと第2のフォースモータとが、それぞれ圧子軸に対して負荷する力をあわせた力(試験力)によって硬さ試験を行うことができる。
よって、硬さ試験機は、その2つのフォースモータが出力するそれぞれの試験力(荷重力、駆動力)を組み合わせることによる、様々な力(試験力)で硬さ試験を行うことができる。
【0025】
例えば、2つのフォースモータが、それぞれ同程度の試験力を出力可能である場合、それぞれ単独で用いられる場合に比べ、2つのフォースモータを組み合わせて出力する試験力は、およそ2倍の範囲の試験力を出力することが可能となり、より広い範囲の試験力によって硬さ試験を行うことができる。
また、例えば、2つのフォースモータのうち、一方のフォースモータが大きな試験力を出力することに適し、もう一方のフォースモータが小さな試験力を出力することに適するような場合、目的に応じた試験力を出力することが可能となり、そのような広い範囲の試験力によって硬さ試験を行うことができる。
【0026】
また、硬さ試験機において、一方のフォースモータが所定の試験力を出力するように荷重軸を移動させ、もう一方のフォースモータがその試験力の作用を妨げる作用力を打ち消すように荷重軸の移動、駆動を行うように調整制御されることにより、硬さ試験機は、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0027】
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の硬さ試験機において、
前記押圧手段は、前記圧子軸の軸方向に対して垂直な軸(例えば、回動軸51)を中心として回動可能に軸支され、回動することによりその端部(例えば、他端部50b)が前記圧子軸を押圧するレバー(例えば、制御レバー50)を備え、
前記圧子軸の移動の際、前記レバーが回動し当該レバーの重心が移動したことに伴い前記圧子軸に作用するモーメント力を打ち消すことにより前記所定の試験力が試料に負荷されるように、前記第1のフォースモータと、第2のフォースモータとの少なくとも一方の駆動を制御する重心調整制御手段(74)を有することを特徴とする。
【0028】
請求項5記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、圧子軸の軸方向に対して垂直な軸を中心として回動可能に軸支されるレバーが回動されることにより、そのレバーの端部が圧子軸に対し押圧力を付与し、圧子軸をその軸方向へ移動させて圧子を介して試料に所定の試験力を負荷する。その際に、重心調整制御手段が第1のフォースモータと、第2のフォースモータとの少なくとも一方の駆動を調整することで、レバーが回動して、そのレバーの重心が移動したことに伴い圧子軸に作用するモーメント力を打ち消す制御を行う。
つまり、硬さ試験機において、押圧部材のレバーが回動して傾き、そのレバーの重心が移動したことに基づくバランス変化量が圧子軸に作用するモーメント力として加わる場合に、そのモーメント力が圧子軸の移動動作に与えてしまう影響を打ち消すように、重心調整制御手段がフォースモータの駆動を制御する。そして、フォースモータは、圧子が所定の試験力を試料に負荷するように圧子軸をその軸方向に移動させる。
【0029】
具体的には、例えば、硬さ試験機の押圧部材のレバーが傾き、その重心が圧子軸側へ移動したことによるモーメント力が、圧子軸に作用する場合において、そのモーメント力に伴い圧子軸が圧子を介して試料に力を付与してしまう場合には、そのモーメント力分の負荷を減らすように、重心調整制御手段は、フォースモータが行う圧子軸の移動動作を調整制御する。
【0030】
よって、硬さ試験機は、圧子軸を移動させるフォースモータ(第1のフォースモータ、第2のフォースモータ)の動作を制御することにより、硬さ試験機の押圧部材のレバーが回動して傾き、その重心が移動したことに基づくモーメント力が、圧子軸に作用する場合であっても、そのモーメント力を打ち消すことで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図6に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本実施形態である硬さ試験機の概略構成を側方から一部断面視した状態を示す説明図である。図2は、同硬さ試験機の要部構成を示すブロック図である。
図1、図2に示されるように、硬さ試験機1000は、試料台120に載置された試料Sにくぼみを形成するための圧子1が先端部に設けられた圧子軸2と、試験機本体101に設けられて圧子軸2の上端側と下端側をそれぞれ弾性的に支持する弾性支持部材としての支持ばね3,3と、圧子軸2をその軸方向に移動させることにより、圧子軸2にその軸方向の所定の力を負荷するフォースモータ10と、圧子軸2の変位量を検出する圧子軸変位検出部20と、圧子軸2に作用する振動を検出する外力検出手段としての振動検出部60と、上記各構成の動作制御を行う制御部70とを備えている。
【0032】
圧子1は、例えばビッカース、ヌープ圧子、ブリネル、ロックウェル等の、くぼみ形成による硬さ試験に用いられる圧子である。
【0033】
支持ばね3,3は、一端が試験機本体101に固定され、試験機本体101から略水平方向に延出するように設けられた板ばねであり、その他端がそれぞれ圧子軸2の上端側と下端側に接続されて、圧子軸2を試料台120に対して垂直に弾性的に支持している。そして支持ばね3は、後述するフォースモータ10等によって圧子軸2が上下方向に移動される際に、圧子軸2が試料台120に対して垂直な姿勢を保つように撓み、変形する。
【0034】
フォースモータ10は、磁気回路構成部12と、圧子軸2側に設けられた駆動コイル部13とにより構成されている。フォースモータ10は、磁気回路構成部12において、磁石がギャップにつくる磁界と、ギャップの中に設置された駆動コイル部13に流れる電流との電磁誘導により力を発生する。フォースモータ10は、その力を駆動力として用い、圧子軸2をその軸方向に移動させて、圧子軸2に備えられた圧子1を介して試料Sに所定の試験力を負荷する。
つまり、フォースモータ10は、フォースモータ10の駆動コイル部13に供給される電流量に応じて、任意の駆動力を発生し、その駆動力に基づき圧子軸2を移動させて試料Sに様々な試験力を負荷することができる。そして、フォースモータ10は、駆動コイル部13に流す電流量を無段階に調整することにより、無段階の駆動力を出力し、試料Sに無段階の試験力を負荷することができる。
このフォースモータ10の駆動コイル部13へ供給される電流は、後述する制御部70により制御されている。そして、所定の試験力に応じて予め定められた電流量(や電流の向き)に基づき、フォースモータ10は駆動力を発生し、圧子軸2を移動させて試料Sに所定の試験力を負荷する。
【0035】
圧子軸変位検出部20は、例えば、所定の間隔の目盛が刻まれて、圧子軸2に備えられたスケール21と、そのスケール21の目盛を光学的に読み取るリニアエンコーダ22とからなり、圧子軸2が試料Sにくぼみを形成する際に移動した変位量(例えば、試料Sに圧子1が押し込まれた侵入量)を検出し、その検出した変位量に基づく圧子軸変位信号を制御部70に出力する。
【0036】
振動検出部60は、硬さ試験機1000の外部から圧子軸2に作用する外力としての振動を検出するとともに、その検出した振動に基づく振動検出信号を制御部70に出力する。
【0037】
制御部70は、各種演算処理を行うCPU7aと、制御、判断等各種処理用の各種プログラムや各種データが記憶、格納されたROM7bと、各種処理におけるワークメモリとして使用されるRAM7cとで概略構成されている。そして、制御部70は、システムバス及び駆動回路等を介して、フォースモータ10、圧子軸変位検出部20、振動検出部60等に接続されている。
そして、制御部70は、図示しない操作部において硬さ試験を行う操作が行われたことに基づく試験動作信号が入力されたことに伴い、ROM7bに記憶された所定のプログラムを実行させることにより、所定の硬さ試験を行うため予め設定された所定の動作条件(例えば、圧子軸2の動作条件)に基づき、フォースモータ10の駆動コイル部13に所定の試験力に応じた電流を供給し、フォースモータ10を駆動させることで圧子軸2を移動させて、試料Sに所定の試験力を負荷するための動作制御を行う。
また、制御部70は、試料Sに形成されたくぼみに基づくデータやくぼみ形成時の試験力と、予め設定された硬さ試験に対応する硬さ算出式とに基づき試料Sの硬さの算出する制御を行う。
【0038】
また、制御部70は、CPU7aと、ROM7bに記憶された各処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される、自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73等を備えており、試料Sに対して実質の試験力のみ作用させるための調整制御を行う。
【0039】
制御部70の自重調整制御手段71は、制御部70のROM7bに記憶された圧子軸2(及び圧子1)の自重量(質量、重量)データに基づき、圧子軸2(及び圧子1)が、その自重に基づき試料Sに付与する荷重力分、圧子軸2に作用する力を減らすように、フォースモータ10の駆動コイル部13に流す電流量を調整する自重調整制御を行う。
つまり、自重調整制御手段71は、予め設定された圧子軸2(及び圧子1)の自重量データや処理プログラムに基づき、駆動コイル部13に流す電流量を調整し、圧子軸2に作用する圧子軸2の自重に基づく荷重力を打ち消すように調整することにより、試料Sに対して実質の試験力のみ作用させる調整制御を行う。
【0040】
制御部70の外力調整制御手段としての振動調整制御手段72は、振動検出部60が検出した振動に基づく振動検出信号に対応し、外部からの振動(外力)が圧子軸2に作用する影響を打ち消すように、フォースモータ10の駆動コイル部13に流す電流量を調整する振動調整制御を行う。
つまり、振動調整制御手段72は、振動検出部60が検出した振動(振動検出信号)と、予め制御部70のROM7bに設定、記憶された条件(プログラム)に基づき、その振動により圧子軸2(圧子1)が試料Sに力を付与してしまう場合には、圧子軸2が圧子1を介して試料Sに負荷する力を減らすように駆動コイル部13に流す電流量を調整し、また試料Sに付与する力を打ち消してしまう場合には、圧子軸2が圧子1を介して試料Sに負荷する力を増やすように駆動コイル部13に流す電流量を調整する。このように、振動調整制御手段72は、圧子軸2の移動を調整することにより、試料Sに対して実質の試験力のみ作用させる調整制御を行う。
【0041】
制御部70の反発力調整制御手段73は、圧子軸変位検出部20が検出した、圧子軸2が移動したことに基づく圧子軸変位信号に対応して、圧子軸2が試料S(試料台120)方向に移動する際、その姿勢を保持するために撓んだ支持ばね3により、その移動方向と逆向きに作用する支持ばね3の反発力を打ち消す反発力調整制御を行う。
つまり、反発力調整制御手段73は、圧子軸変位検出部20が検出した圧子軸変位信号に基づく圧子軸2の変位量と、予め制御部70のROM7bに設定、記憶された条件(プログラム)に基づき、支持ばね3が撓み、変形した際に発生する反発力を打ち消すため、圧子軸2が圧子1を介して試料Sに負荷する力を増やすように、駆動コイル部13に流す電流量を調整し、圧子軸2の移動を調整することにより、試料Sに対して実質の試験力のみ作用させる調整制御を行う。
【0042】
このように制御部70(自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73)は、フォースモータ10の駆動コイル部13に流す電流量を調整することにより、圧子軸2に作用する外力などを打ち消すように、圧子軸2の移動を調整し、圧子軸2が圧子1を介して試料Sに負荷する力を調整する。そして、圧子軸2(圧子1)が試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように調整する。
【0043】
次に、前述のように構成されている硬さ試験機1000の動作について説明する。
例えば、まず、操作部(図示略)において硬さ試験を行うための操作が行われたことに基づく試験動作信号が制御部70に入力されると、制御部70は、フォースモータ10の駆動コイル部13に、所定の試験力に応じた電流を供給し、フォースモータ10が駆動力を発生するように動作させる。なお、この際、制御部70は、試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように前述のような調整制御(自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73)をあわせて行う。
【0044】
フォースモータ10は、その駆動力に基づき圧子軸2をその軸方向下方に配置された試料Sに向け移動させる。そして、荷重軸2に備えられた圧子1を介して試料Sに所定の力(試験力)を負荷してくぼみを形成する。
そして、硬さ試験機1000は、そのくぼみの形状(大きさ(所定位置間の長さ)、深さ)とその試験力に基づき、予め制御部70のROM7bに設定、記憶された硬さ試験に対応する硬さ算出式により、試料Sの硬さの算出を行う。
【0045】
このように、本実施の形態にかかる硬さ試験機1000は、圧子軸2を駆動させるためにフォースモータ10を使用しているので、フォースモータ10(の駆動コイル部13)に供給する電流量を無段階に調整することにより、圧子軸2は圧子1を介して試料Sに無段階の試験力を付与するように移動される。よって、硬さ試験機1000は、フォースモータ10の出力範囲において、所望する任意の試験力(駆動力)によって硬さ試験を行うことができる。つまり、硬さ試験機1000は、様々な試験力による硬さ試験を行うことができる。
【0046】
また、硬さ試験機1000の制御部70は、自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73を備えているので、圧子軸2に作用する外力などを打ち消すように、制御部70がフォースモータ10(駆動コイル部13)に供給する電流量を調整することで、フォースモータ10が出力する駆動力を調整し、圧子軸2(圧子1)が試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように調整制御することができる。よって、硬さ試験機1000は、より正確な試験力に基づく硬さ試験を行うことを可能にすることができる。
【0047】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明にかかる硬さ試験機の第2の実施の形態を、図3、図4に基づき説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図3は、本実施形態である硬さ試験機の概略構成を側方から一部断面視した状態を示す説明図である。図4は、同硬さ試験機の要部構成を示すブロック図である。
図3に示されるように、硬さ試験機100は、試料台120に載置された試料Sにくぼみを形成するための圧子1が先端部に設けられた圧子軸2を有する圧子軸ユニット110と、圧子軸2に所定の押圧力を付与するための押圧力付与機構部130とにより構成されている。
【0048】
圧子軸ユニット110は、試料台120の上方に備えられており、試験機本体101に設けられた弾性支持部材としての支持ばね3,3と、支持ばね3,3にそれぞれ上端側と下端側が弾性的に支持される圧子軸2と、圧子軸2をその軸方向に移動させることにより、圧子軸2にその軸方向の所定の力を負荷する第1のフォースモータとしてのフォースモータ10と、圧子軸2の変位量を検出する圧子軸変位検出部20等により構成されている。
【0049】
フォースモータ10は、フォースモータ10の駆動コイル部13に供給される電流量に応じて、任意の駆動力を発生し、その駆動力に基づき圧子軸2を移動させて試料Sに様々な試験力(所定の試験力、第1の試験力の範囲内の力)を負荷することができる。
【0050】
押圧力付与機構部130は、圧子軸ユニット110の上方に備えられた第2のフォースモータとしてのフォースモータ30と、フォースモータ30の荷重軸31を、試験機本体101に弾性的に支持する支持ばね4,4等により構成されている。
【0051】
支持ばね4,4は、一端が試験機本体101に固定され、試験機本体101から略水平方向に延出するように設けられた板ばねであり、その他端がそれぞれ後述するフォースモータ30の荷重軸31の上端側と下端側に接続されて、荷重軸31を、圧子軸2と同軸上に、試料台120に対して垂直に支持している。そして支持ばね4は、後述するフォースモータ30によって荷重軸31が上下方向に移動される際に、荷重軸31が試料台120に対して垂直な姿勢を保つように撓む。
【0052】
フォースモータ30は、磁気回路構成部32と、押圧手段としての荷重軸31側に設けられた駆動コイル部33とにより構成されている。フォースモータ30は、磁気回路構成部32において、磁石がギャップにつくる磁界と、ギャップの中に設置された駆動コイル部33に流れる電流との電磁誘導により力を発生する。フォースモータ30は、その力を駆動力として用い、荷重軸31をその軸方向に移動させて、圧子軸2に対し押圧力を付与することにより、圧子軸2をその軸方向に移動させる。そして、圧子軸2を介して試料Sに所定の力(第2の試験力)を負荷する。
つまり、フォースモータ30は、フォースモータ30の駆動コイル部33に供給される電流量に応じて、任意の駆動力を発生し、その駆動力に基づき圧子軸2を移動させて飼料Sに様々な試験力(第2の試験力の範囲内の力)を負荷することができる。そして、フォースモータ30は、駆動コイル部33に流す電流量を無段階に調整することにより、無段階の駆動力を出力し、試料Sに無段階の力(第2の試験力)を負荷することができる。
このフォースモータ30の駆動コイル部33へ供給される電流は、制御部70により制御されている。そして、所定の試験力に応じて予め定められた電流量(や電流の向き)に基づき、フォースモータ30は駆動力を発生し、圧子軸2を移動させて試料Sに所定の試験力を負荷する。
【0053】
このような硬さ試験機100は、図4に示されるように制御部70を備えており、制御部70は、システムバス及び駆動回路等を介して、フォースモータ10、フォースモータ30、圧子軸変位検出部20、振動検出部60等に接続されている。また、制御部70は、CPU7aと、ROM7bに記憶された各処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される、自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73等を備えている。
【0054】
そして、制御部70は、図示しない操作部において硬さ試験を行う操作が行われたことに基づく試験動作信号が入力されたことに伴い、ROM7bに記憶された所定のプログラムを実行させることにより、所定の硬さ試験を行うため予め設定された所定の動作条件(例えば、圧子軸2の動作条件)に基づき、フォースモータ10、フォースモータ30の駆動コイル部13、33に、所定の試験力に応じた電流を供給し、フォースモータ10、フォースモータ30を駆動させることで圧子軸2を移動させて、試料Sに所定の試験力を負荷するための動作制御を行う。
【0055】
また、制御部70(自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73)は、フォースモータ10、フォースモータ30の駆動コイル部13、33に流す電流量を調整することにより、圧子軸2に作用する外力などを打ち消すように、圧子軸2の移動を調整し、圧子軸2(圧子1)が試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように調整する。
【0056】
次に、前述のように構成されている硬さ試験機100の動作について説明する。
例えば、まず、操作部(図示略)において硬さ試験を行うための操作が行われたことに基づく試験動作信号が制御部70に入力されると、制御部70は、フォースモータ10、30の駆動コイル部13、33に、所定の試験力に応じた電流を供給し、フォースモータ10、30が駆動力を発生するように動作させる。なお、この際、制御部70は、試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように前述のような調整制御(自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73)をあわせて行う。
【0057】
フォースモータ10は、圧子軸2をその軸方向下方に移動させることによって、荷重軸2の圧子1を介して試料Sに所定の力(第1の試験力)を負荷する。
また、フォースモータ30は、荷重軸31をその軸方向下方に移動させることによって、荷重軸31の下端部31aが圧子軸2の上端部2aを押し下げ、圧子軸2をその軸方向下方に移動させるように圧子軸2に対し押圧力を付与する。そして、荷重軸2の圧子1を介して試料Sに所定の力(第2の試験力)を負荷する。
このように、硬さ試験機100は、フォースモータ10により試料Sに負荷する所定の力(第1の試験力)と、フォースモータ30により試料Sに負荷する所定の力(第2の試験力)とを合わせた力である試験力によりくぼみを形成させる。
そして、硬さ試験機100は、そのくぼみの形状(大きさ(所定位置間の長さ)、深さ)とその試験力に基づき、予め制御部70のROM70bに設定、記憶された硬さ試験に対応する硬さ算出式により、試料Sの硬さの算出を行う。
【0058】
このように、本実施の形態にかかる硬さ試験機100は、圧子軸2を駆動させるためにフォースモータ(10、30)を使用しているので、フォースモータ(の駆動コイル部13、33)に供給する電流量を無段階に調整することにより、圧子軸2は圧子1を介して試料Sに無段階の試験力を付与するように移動される。よって、硬さ試験機100は、フォースモータの出力範囲において、所望する任意の試験力(駆動力)によって硬さ試験を行うことができる。つまり、硬さ試験機100は、様々な試験力による硬さ試験を行うことができる。
【0059】
また、硬さ試験機100の制御部70は、自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73を備えているので、圧子軸2に作用する外力などを打ち消すように、制御部70がフォースモータ10、30(駆動コイル部13、33)に供給する電流量を調整することで、フォースモータ10、30が出力する駆動力を調整し、圧子軸2(圧子1)が試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように調整制御することができる。よって、硬さ試験機100は、より正確な試験力に基づく硬さ試験を行うことを可能にすることができる。
【0060】
なお、硬さ試験機100において、所定の試験力による硬さ試験を行うように、2つのフォースモータ(フォースモータ10、フォースモータ30)がそれぞれ試験力の出力制御と調整制御とをともに行うようにしてもよく、また、一方のフォースモータ(例えば、フォースモータ30)が所定の試験力を出力するように荷重軸を移動させる試験力の出力制御を行い、もう一方のフォースモータ(例えば、フォースモータ10)がその試験力を負荷する際の妨げになる圧子軸2に作用する力を打ち消すための調整制御を行うようにしてもよい。
【0061】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明にかかる硬さ試験機の第3の実施の形態を、図5、図6に基づき説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態である硬さ試験機の概略構成を側方から一部断面視した状態を示す説明図である。図6は、同硬さ試験機の要部構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、硬さ試験機200は、試料台120に載置された試料Sにくぼみを形成するための圧子1が先端部に設けられた圧子軸2を有する圧子軸ユニット110と、圧子軸2に所定の押圧力を付与するための押圧力付与機構部230とにより構成されている。
【0062】
押圧力付与機構部230は、圧子軸ユニット110の上方に備えられた押圧手段のレバーとしての制御レバー50と、制御レバー50に作用力を付与する第2のフォースモータとしてのフォースモータ30等により構成されている。
【0063】
制御レバー50は、略中央部が回動軸51によって試験機本体(図示略)に回動自在に軸支されている。制御レバー50の一端部50aには、フォースモータ30が取り付けられている。また、制御レバー50の他端部50bは、回動軸51から圧子軸ユニット110の上方に延びて圧子軸2の上部に位置しており、その他端部50bには圧子軸ユニット110の圧子軸2の上端部2aを押し下げるための押圧部52が備えられている。
【0064】
フォースモータ30は、磁気回路構成部32において、磁石がギャップにつくる磁界と、ギャップの中に設置された駆動コイル部33に流れる電流との電磁誘導により発生する力を駆動力として用い、その駆動力により荷重軸31をその軸方向に移動させて、制御レバー50の一端部50aに対し作用力を付与し、制御レバー50を回動させる。そして、フォースモータ30は、制御レバー50の他端部50bを下方に傾け、他端部50bに備えられた押圧部52により圧子軸2をその軸方向に押し下げる。
【0065】
このような硬さ試験機100は、図6に示されるように制御部70を備えており、制御部70は、システムバス及び駆動回路等を介して、フォースモータ10、フォースモータ30、圧子軸変位検出部20、振動検出部60等に接続されている。また、制御部70は、CPU7aと、ROM7bに記憶された各処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現される、自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73、重心調整制御手段74等を備えている。
【0066】
制御部70の重心調整制御手段74は、制御部70のROM7bに記憶された制御レバー50の移動量(傾き量)データに基づき、制御レバー50の重心が移動したことによって、圧子軸2に作用する制御レバー50の自重に基づく影響(力)を打ち消すように、フォースモータ10、30の駆動コイル部13、33に流す電流量を調整する重心調整制御を行う。
つまり、重心調整制御手段74は、予め設定された制御レバー50の傾き条件(移動量、傾き量)に基づき、制御レバー50が移動し傾いたことにより制御レバー50の重心がずれて、圧子軸2にモーメント力を付与してしまう場合には、圧子軸2が圧子1を介して試料Sに負荷する力を減らすように駆動コイル部13、33に流す電流量を調整し、また圧子軸2に付与するモーメント力を打ち消してしまう場合には、圧子軸2が圧子1を介して試料Sに負荷する力を増やすように駆動コイル部13、33に流す電流量を調整する。このように、重心調整制御手段74は、圧子軸2の移動を調整することにより、試料Sに対して実質の試験力のみ作用させる調整制御を行う。
【0067】
このような制御部70は、図示しない操作部において硬さ試験を行う操作が行われたことに基づく試験動作信号が入力されたことに伴い、ROM7bに記憶された所定のプログラムを実行させることにより、所定の硬さ試験を行うため予め設定された所定の動作条件(例えば、圧子軸2の動作条件)に基づき、フォースモータ10、フォースモータ30の駆動コイル部13、33に、所定の試験力に応じた電流を供給し、フォースモータ10、フォースモータ30を駆動させることで圧子軸2を移動させて、試料Sに所定の試験力を負荷するための動作制御を行う。
【0068】
また、制御部70(自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73、重心調整制御手段74)は、フォースモータ10、フォースモータ30の駆動コイル部13、33に流す電流量を調整することにより、圧子軸2に作用する外力などを打ち消すように、圧子軸2の移動を調整し、圧子軸2(圧子1)が試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように調整する。
【0069】
次に、前述のように構成されている硬さ試験機200の動作について説明する。
例えば、まず、操作部(図示略)において硬さ試験を行うための操作が行われたことに基づく試験動作信号が制御部70に入力されると、制御部70は、フォースモータ10、30の駆動コイル部13、33に、所定の試験力に応じた電流を供給し、フォースモータ10、30が駆動力を発生するように動作させる。なお、この際、制御部70は、試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように前述のような調整制御(自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73、重心調整制御手段74)をあわせて行う。
【0070】
フォースモータ10は、圧子軸2をその軸方向下方に移動させることによって、荷重軸2の圧子1を介して試料Sに所定の力(第1の試験力)を負荷する。
また、フォースモータ30は、荷重軸31をその軸方向に移動させることによって、制御レバー50の一端部50aを上方に移動させるように、制御レバー50を回動させる。そして、制御レバー50の他端部50bを下方に移動させることにより、その他端部50bに備えられた押圧部52が圧子軸2の上端部2aを押し下げ、荷重軸2を移動させる。そして、圧子軸2の圧子1を介して試料Sに所定の力(第2の試験力)を負荷する。つまり、フォースモータ30は、制御レバー50を介して圧子軸2に対し押圧力を付与し、圧子軸2をその軸方向下方に移動させることによって荷重軸2の圧子1を試料Sに負荷させる。
このように、硬さ試験機200は、フォースモータ10により試料Sに負荷する所定の力(第1の試験力)と、フォースモータ30により試料Sに負荷する所定の力(第2の試験力)とを合わせた力である試験力によりくぼみを形成させる。
そして、硬さ試験機200は、そのくぼみの形状(大きさ(所定位置間の長さ)、深さ)とその試験力に基づき、予め制御部70のROM70bに設定、記憶された硬さ試験に対応する硬さ算出式により、試料Sの硬さの算出を行う。
【0071】
このように、本実施の形態にかかる硬さ試験機200は、圧子軸2を駆動させるために、2つのフォースモータ(フォースモータ10、フォースモータ30)を使用することにより、フォースモータ10に基づく駆動力と、フォースモータ30に基づく駆動力とを合わせた力である試験力による硬さ試験を行うことができる。よって、硬さ試験機200は、2つのフォースモータがそれぞれ出力する駆動力を組み合わせた試験力(駆動力)によって硬さ試験を行うことができるので、より広い範囲の様々な試験力による硬さ試験を行うことができる。
特に、フォースモータ30が出力する駆動力は、回動軸51を中心に回動する制御レバー50を介して圧子軸2に伝達されるので、いわゆる「てこの原理」を利用し、小さな駆動力であってもより大きな試験力(押圧力)として圧子軸2に付与することができる。
【0072】
このように本発明にかかる硬さ試験機1000、100、200は、圧子軸2を駆動させるためにフォースモータ(10、30)を使用しているので、フォースモータ(の駆動コイル部)に供給する電流量を無段階に調整することにより、硬さ試験機は、圧子軸2の圧子1を介して試料Sに無段階の試験力を負荷することができる。よって、硬さ試験機1000、100、200は、フォースモータの出力範囲において無段階に調整可能な試験力に基づき、所望する任意の試験力によって硬さ試験を行うことができる。つまり、硬さ試験機1000、100、200は、様々な試験力による硬さ試験を行うことができる。
【0073】
また、硬さ試験機の制御部70は、自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73、重心調整制御手段74などの調整制御手段を備えているので、圧子軸2に作用する外力などを打ち消すように、制御部70がフォースモータ10、30(駆動コイル部13、33)に供給する電流量を調整することで、フォースモータ10、30が出力する駆動力を調整し、圧子軸2(圧子1)が試料Sに対して実質の試験力のみ作用するように調整制御することができる。よって、硬さ試験機1000、100、200は、より正確な試験力に基づく硬さ試験を行うことを可能にすることができる。
【0074】
なお、以上の実施の形態においては、フォースモータを用いて圧子軸2を移動させる構成を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フォースモータは荷重負荷機構部として、圧子軸2を移動させることにより試料Sに無段階の荷重、試験力を負荷、作用させることが調整可能であればよい。
【0075】
なお、上記自重調整制御手段71、振動調整制御手段72、反発力調整制御手段73、重心調整制御手段74は、CPU7aと、ROM7bに格納された各処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理によって実現されるとしたが、各処理プログラムの機能をCPU7aの制御下において動作する専用ハードウエアにより実現する構成としてもよい。
【0076】
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0077】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、硬さ試験機は、その外部から圧子軸に作用する外力が加わる場合に、その外力が圧子軸の移動動作に与えてしまう影響を打ち消すように、外力調整制御手段がフォースモータの駆動を制御する。そして、フォースモータは、圧子が所定の試験力を試料に負荷するように圧子軸をその軸方向に移動させる。
つまり、硬さ試験機は、圧子軸を移動させるフォースモータの動作を制御することにより、硬さ試験機の外部から圧子軸に作用する外力が加わる場合であっても、その外力を打ち消すことで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0078】
請求項2記載の発明によれば、硬さ試験機は、圧子軸が有するその自重自体が圧子軸に作用する荷重力として加わる場合に、その荷重力が圧子軸の移動動作に与えてしまう影響を打ち消すように、自重調整制御手段がフォースモータの駆動を制御する。そして、フォースモータは、圧子が所定の試験力を試料に負荷するように圧子軸をその軸方向に移動させる。
つまり、硬さ試験機は、圧子軸を移動させるフォースモータの動作を制御することにより、硬さ試験機の圧子軸の自重に基づく荷重力が、圧子軸に作用する場合であっても、その荷重力を打ち消すことで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0079】
請求項3記載の発明によれば、硬さ試験機は、圧子軸が軸方向に移動することに伴い弾性的に変形する弾性支持部材が、その変形をもとに戻そうとすることに伴う回復作用力が圧子軸に作用する反発力として加わる場合に、その反発力が圧子軸の移動動作に与えてしまう影響を打ち消すように、反発力調整制御手段がフォースモータの駆動を制御する。そして、フォースモータは、圧子が所定の試験力を試料に負荷するように圧子軸をその軸方向に移動させる。
つまり、硬さ試験機は、圧子軸を移動させるフォースモータの動作を制御することにより、硬さ試験機において圧子軸を弾性的に支持する弾性支持部材が変形したことによる反発力が、圧子軸に作用する場合であっても、その反発力を打ち消すことで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0080】
請求項4記載の発明によれば、硬さ試験機は、第1のフォースモータと第2のフォースモータとが、それぞれ圧子軸に対して負荷する力をあわせた力(試験力)によって硬さ試験を行うことができる。よって、硬さ試験機は、その2つのフォースモータが出力するそれぞれの試験力(荷重力、駆動力)を組み合わせることによる、様々な力(試験力)で硬さ試験を行うことができる。
また、硬さ試験機において、一方のフォースモータが所定の試験力を出力するように荷重軸を移動させ、もう一方のフォースモータがその試験力の作用を妨げる作用力を打ち消すように荷重軸の移動、駆動を行うように調整制御されることにより、硬さ試験機は、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【0081】
請求項5記載の発明によれば、硬さ試験機は、押圧部材のレバーが回動して傾き、そのレバーの重心が移動したことに基づくバランス変化量が圧子軸に作用するモーメント力として加わる場合に、そのモーメント力が圧子軸の移動動作に与えてしまう影響を打ち消すように、重心調整制御手段がフォースモータの駆動を制御する。そして、フォースモータは、圧子が所定の試験力を試料に負荷するように圧子軸をその軸方向に移動させる。
つまり、硬さ試験機は、圧子軸を移動させるフォースモータ(第1のフォースモータ、第2のフォースモータ)の動作を制御することにより、硬さ試験機の押圧部材のレバーが回動して傾き、その重心が移動したことに基づくモーメント力が、圧子軸に作用する場合であっても、そのモーメント力を打ち消すことで、圧子を介して試料に所定の試験力を負荷することができる。従って、硬さ試験機は、より正確な試験力での硬さ試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる硬さ試験機の第1の実施の形態における概略構成を側方から一部断面視した状態を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における硬さ試験機の要部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかる硬さ試験機の第2の実施の形態における概略構成を側方から一部断面視した状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における硬さ試験機の要部構成を示すブロック図である。
【図5】本発明にかかる硬さ試験機の第3の実施の形態における概略構成を側方から一部断面視した状態を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における硬さ試験機の要部構成を示すブロック図である。
【図7】従来の硬さ試験機の要部概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1 圧子
2 圧子軸
10 フォースモータ(第1のフォースモータ)
20 圧子軸変位検出部
22 リニアエンコーダ
30 フォースモータ(第2のフォースモータ)
31 荷重軸(押圧手段)
50 制御レバー(押圧手段、レバー)
50a 一端部
50b 他端部(端部)
51 回動軸(軸)
60 振動検出部(外力検出手段)
70 制御部
71 自重調整制御手段
72 振動調整制御手段
73 反発力調整制御手段
74 重心調整制御手段
7a CPU
7b ROM
7c RAM
110 圧子軸ユニット
130、230 押圧力付与機構部
1000、100、200 硬さ試験機
S 試料

Claims (5)

  1. 先端部に圧子を有する圧子軸と、
    前記圧子軸をその軸方向に移動させて前記圧子を介して試料に所定の試験力を負荷するフォースモータを備える硬さ試験機であって、
    前記圧子軸の移動の際、当該硬さ試験機の外部から前記圧子軸に作用する外力を検出する外力検出手段と、
    前記外力検出手段により検出された外力を打ち消すことにより前記所定の試験力が試料に負荷されるように、前記フォースモータの駆動を制御する外力調整制御手段を有することを特徴とする硬さ試験機。
  2. 先端部に圧子を有する圧子軸と、
    前記圧子軸をその軸方向に移動させて前記圧子を介して試料に所定の試験力を負荷するフォースモータを備える硬さ試験機であって、
    前記圧子軸の移動の際、前記圧子軸の自重に基づき当該圧子軸に作用する荷重力を打ち消すことにより前記所定の試験力が試料に負荷されるように、前記フォースモータの駆動を制御する自重調整制御手段を有することを特徴とする硬さ試験機。
  3. 先端部に圧子を有する圧子軸と、
    前記圧子軸をその軸方向に移動させて前記圧子を介して試料に所定の試験力を負荷するフォースモータを備える硬さ試験機であって、
    前記圧子軸を当該硬さ試験機の本体部に弾性的に支持する弾性支持部材と、
    前記圧子軸の移動の際、前記弾性支持部材が変形することに伴い前記圧子軸に作用する反発力を打ち消すことにより前記所定の試験力が試料に負荷されるように、前記フォースモータの駆動を制御する反発力調整制御手段を有することを特徴とする硬さ試験機。
  4. 前記圧子軸をその軸方向に押圧する押圧手段を備え、
    前記フォースモータは、
    前記圧子軸をその軸方向に移動させて前記圧子を介して試料に第1の試験力の範囲内の力を負荷する第1のフォースモータと、
    前記押圧手段により前記圧子軸をその軸方向に押圧することによって移動させて前記圧子を介して試料に第2の試験力の範囲内の力を負荷する第2のフォースモータと、
    により構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の硬さ試験機。
  5. 前記押圧手段は、前記圧子軸の軸方向に対して垂直な軸を中心として回動可能に軸支され、回動することによりその端部が前記圧子軸を押圧するレバーを備え、
    前記圧子軸の移動の際、前記レバーが回動し当該レバーの重心が移動したことに伴い前記圧子軸に作用するモーメント力を打ち消すことにより前記所定の試験力が試料に負荷されるように、前記第1のフォースモータと、第2のフォースモータとの少なくとも一方の駆動を制御する重心調整制御手段を有することを特徴とする請求項4に記載の硬さ試験機。
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