JP2004250158A - ピッキング・仕分け方法及びピッキング・仕分けシステム - Google Patents

ピッキング・仕分け方法及びピッキング・仕分けシステム Download PDF

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Abstract

【課題】コンベヤ上での容器の滞留の問題点を解消すると共に、コンベヤの稼働率の向上、ピッキング・仕分け作業効率の向上を図る。
【解決手段】メインコンベヤ10に沿って複数のピッキングエリアA1〜4が設定される。各ピッキングエリアには作業コンベヤ20と商品を収納するための複数の棚30が設置されている。作業コンベヤは、複数の容器40を待機状態におくためのバッファエリアと、商品の仕分け投入を行う少なくとも1個の容器40を置くための商品仕分けエリアとからなる。1つのピッキングエリアにおいては少なくともn人の作業者でピッキングが並行して行われ、そのうちの1人により商品仕分けエリアにある少なくとも1個の容器に対してピッキングした商品の仕分けが行われる。この仕分けが終了すると、商品仕分けエリアにある少なくとも1個の容器はメインコンベヤに送られ、バッファエリアにある複数の容器のうち、少なくとも1個の容器が商品仕分けエリアに送られて次の作業者により、少なくとも1個の容器に対してピッキングした商品の仕分けが行われる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品保管棚に収容されている複数種類の物品の中から作業者が出荷先別にピッキングを行い容器に収納することで仕分けを行うピッキング・仕分けシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
物品、例えば商品のピッキング・仕分けの方法は様々な例が提案されており、それぞれに特長がある。以下に、2つの例を説明する。
【0003】
第1の例では、図10を参照して、容器101がコンベヤ100で搬送されてきて、所定の位置で停止する。作業者は容器101に入れるべき商品を棚102からピッキングし容器101に入れる。作業が完了したらコンベヤ100が作動して容器101は先送りされる。なお、実際には、コンベヤ100に沿って複数の作業者及び棚102が配置されるが、図10では、1人の作業者及びその作業者のための棚102、つまり1つの作業場所のみを示している。勿論、棚102は商品の品種に応じて複数に区画されている。
【0004】
上記のようなピッキング作業は、いわゆるサーバーとしての機能を持つ、図示しないメインコントローラにより出荷オーダーを基にあらかじめ作成されている商品のピッキング情報に基づいて行われる。ピッキング情報というのは、例えばどのような商品を何個、どの容器に入れるのか、また容器の出荷先はどこであるか等を示す情報である。ピッキング情報はまた、ピッキングすべき商品がどの棚のどの区画部にあるかというような情報も含む。
【0005】
一方、棚102における各区画部には表示器103が設置されている。この表示器103は、図11に示すように、個数表示部103−1と完了押しボタン103−2とを有している。
【0006】
メインコントローラは、ピッキング情報に基づいて棚102における各表示器103にピッキング数を表示させる。作業者は、表示器103に表示されたピッキング数に基づいて棚102の各区画部から必要な商品を必要数ピッキングし、容器101に入れる作業を行う。ピッキングの終了した商品についてはその区画部にある表示器103の完了押しボタン103−2を押してメインコントローラに報知する。
【0007】
この例では、商品のピッキングをする必要が無い容器も各作業場所を通過する。仮に、ある作業場所のピッキング作業が停滞すると、それより上流側のコンベヤ100上に容器が滞留することになる一方、下流側は容器の搬送が粗になってコンベヤ100の稼働率が落ちることになる。
【0008】
このような問題点の改善のために、コンベヤ100のできるだけ近くに棚102を配置し、作業者の歩行距離を短くしてピッキング作業能力の向上を図るようにしている。しかし、このようにすると商品の品種が増えるに連れてコンベヤ100を長く引き回すことが必要になる。
【0009】
第2の例では、図12を参照して、作業者の前に、容器搬送用のメインコンベヤ200とは別に作業コンベヤ300を配置する。図示しないメインコントローラは、ピッキングの必要な容器201のみをメインコンベヤ200から作業コンベヤ300に分岐させて作業コンベヤ300上で停止させ、ピッキングの必要が無ければ作業コンベヤ300へは分岐せずに通過させる。このような分岐は、容器201に貼られたラベル等に記録されている識別情報に基づいて行われる。このために、作業コンベヤ300のやや上流側におけるメインコンベヤ200には容器201に貼られたラベルの読取装置204が設けられている。メインコントローラは、読取装置204から容器201の識別情報を受け取るとあらかじめ作成したピッキング情報に基づいて容器201を分岐させるか、そのまま通過させるかの判別を行う。
【0010】
上記第1の例と同様、作業者は、棚202の区画部毎に設置されている表示器203に表示されているピッキング数に基づいて、分岐搬送されてきた容器201に入れるべき商品を棚202の各区画部からピッキングし容器201に入れる。ピッキング作業が完了したら、作業者は作業コンベヤ300を作動させて容器201を先送りし、メインコンベヤ200に合流させる。
【0011】
このように、メインコンベヤ200とは別に作業コンベヤ300を配置してピッキングの必要な容器201のみを作業コンベヤ300に分岐させることにより、メインコンベヤ200の稼働率を向上させることが可能となる。そして、作業停滞に対する許容も大きくなるため、作業者の歩行距離の増加も可能になる。これにより、作業者1人当たりの担当する品種数(棚数)を多くすることが可能になり、メインコンベヤ200の引き回しを短くできる。但し、作業者の歩行距離が大きくなり、特にピッキング品種数が少ない場合には作業効率が悪くなる。
【0012】
上記第1、第2の例とは別に以下のような装置も提案されている。この装置は、コンピュータで一括管理される物品の取出情報をマスタコントローラに落とし、在庫管理情報の分散制御を行うものである。このため、物品集配センタに設けられた多数の棚を列単位、ゾーン単位で管理すべくピッキングコントローラが設けられる。作業者は、物品を収容するための箱を台車に載せ、コンピュータに接続したラベルプリンタにより打ち出されたラベルを、各棚に設けられたバーコードリーダで読み取る。作業者はまた、データキャリアを携帯してリードライトヘッドでコンピュータとの間で情報の送受信を行うと、各棚に設置した表示ユニットが点灯し、取出情報が表示される。作業者は、この表示内容を見ながら棚から物品をピッキングし、台車の箱に収容する(例えば、特許文献1参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開平8−244920号公報(第1頁、図1、図11)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この装置においては、容器を搬送するコンベヤが上記第1の例と同様のものであるために、コンベヤ上での容器の滞留の問題点が解消されていない。
【0015】
そこで、本発明の課題は、コンベヤ上での容器の滞留の問題点を解消すると共に、コンベヤの稼働率の向上、ピッキング・仕分け作業効率の向上を図ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明によるピッキング・仕分け方法は、商品を収納するための容器を搬送するメインコンベヤに沿って1つ以上のピッキングエリアが設定され、各ピッキングエリアには作業コンベヤと商品を収納するための複数の棚が設置され、前記作業コンベヤは、複数の容器を待機状態におくためのバッファエリアと、商品の仕分け投入を行う少なくとも1個の容器を置くための商品仕分けエリアとからなり、1つのピッキングエリアにおいては少なくともn(但し、nは1以上の整数)人の作業者でピッキングが並行して行われ、そのうちのピッキング開始設定の一番早い1人により前記商品仕分けエリアにある少なくとも1個の容器に対してピッキングした商品の仕分けが行われ、この仕分けが終了すると、前記商品仕分けエリアにある前記少なくとも1個の容器はメインコンベヤに送られ、前記バッファエリアにある複数の容器のうち、少なくとも1個の容器が前記商品仕分けエリアに送られて次の作業者により、該少なくとも1個の容器に対してピッキングした商品の仕分けが行われることを特徴とする。
【0017】
本発明の別の態様によれば、商品を収納するための容器を搬送するメインコンベヤに沿って1つ以上のピッキングエリアが設定され、該ピッキングエリアには前記メインコンベヤから分岐かつ合流可能に作業コンベヤが設けられると共に、該作業コンベヤには当該ピッキングエリアに関連する容器のみが前記メインコンベヤから分岐するようにされ、前記作業コンベヤにはN個の容器を置くことができるようにされ、前記ピッキングエリアにはまた複数種類の商品を保管するための複数の棚が配置され、前記N個の容器は該ピッキングエリアにおける少なくともn人(但し、nは1以上の整数で、n≦N)の作業者に対応する複数の集約グループに分けられ、前記作業コンベヤは、前記メインコンベヤへの合流側に近い領域に設定された商品仕分けエリアと残りのバッファエリアとに分けられて、前記商品仕分けエリアには下記の数3で規定されるx個の容器が置かれ、前記バッファエリアには残りの容器が待機状態に置かれるようにされ、
【数3】
Figure 2004250158
前記複数の棚に対する商品のピッキングをn人の作業者が並行して行うと共に、1人目の作業者は前記商品仕分けエリアにおけるx個の容器に対して、ピッキングした商品の仕分け投入を行い、前記1人目の作業者による前記x個の容器に対する商品の仕分け投入が終了すると、これらx個の容器は前記メインコンベヤに合流されると共に、前記バッファエリアに待機状態にある次の集約グループのx個の容器が前記商品仕分けエリアに搬送されて、2人目の作業者による前記次の集約グループのx個の容器に対してピッキングした商品の仕分け投入が行われることを特徴とするピッキング・仕分け方法が提供される。
【0018】
上記別の態様によるピッキング・仕分け方法においては、前記複数の棚は、それぞれ商品の種類に応じた複数の区画部を有して各区画部には同じ商品が複数個収容されると共に、各区画部には1個ずつまたは複数区画に1個の表示器が設置され、該表示器は、n種の色を区別表示可能な第1の色別表示部と、ピッキングすべき区画番号と商品の個数を表示する第1の個数表示部と、商品ピッキングの完了を示すための第1の押しボタンとを有し、前記第1の色別表示部における前記n種の色別表示が前記n人の作業者に対応するように行われることにより、各作業者は、対応する色表示が行われている表示器における区画部から表示されている個数の商品のピッキングを行う。
【0019】
上記別の態様によるピッキング・仕分け方法においてはまた、前記商品仕分けエリアには、そこに置かれている前記x個の容器に対応可能にX(但し、X≧x)個の商品仕分け指示用表示器が設置され、該商品仕分け指示用表示器は、n種の色を区別表示可能な第2の色別表示部と、ピッキングした商品の容器への投入個数を表示する第2の個数表示部と、商品投入の完了を示すための第2の押しボタンとを有し、作業者は、該X個の商品仕分け指示用表示器のうちの前記x個における表示に基づいて前記x個の容器に対する商品の仕分け投入を行う。
【0020】
本発明の更に別の態様によれば、商品を収納するための容器を搬送するメインコンベヤに沿って1つ以上のピッキングエリアを設定し、該ピッキングエリアには前記メインコンベヤから分岐かつ合流可能に作業コンベヤを設けると共に、複数種類の商品を保管するための複数の区画部を持つ複数の棚を配置し、作業者が前記棚から商品をピッキングし前記作業コンベヤに導入された前記容器に対して仕分け投入を行うピッキング・仕分けシステムであって、前記各商品にはこれを個別に識別するためのラベル情報が付され、前記各容器にもこれを個別に識別するための識別子を含む情報を持つラベルが付されており、前記作業コンベヤにはN個の容器を置くことができるようにされ、前記N個の容器は該ピッキングエリアにおける少なくともn人(但し、nは1以上の整数で、n≦N)の作業者に対応する複数の集約グループに分けられ、前記作業コンベヤは、前記メインコンベヤへの合流側に近い領域に設定された商品仕分けエリアと残りのバッファエリアとに分けられて、前記商品仕分けエリアには以下の数4で規定されるx個の容器が置かれ、前記バッファエリアには残りの容器が待機状態に置かれるようにされ、
【数4】
Figure 2004250158
複数の商品に関する出荷データに基づいて、各商品がどのピッキングエリアにおけるどの棚のどの区画部にあり、これをどの容器に何個収容するか、容器の出荷先はどこであるか等を示すピッキング情報を作成するコンピュータと、ピッキングエリア毎に配置されると共に前記コンピュータに接続され、前記商品に付されたラベル情報を読み取るための第1の読取装置を備えた端末装置と、各区画部毎または複数区画に1個設置され、n種の色を区別表示可能な第1の色別表示部と、ピッキングすべき区画番号と商品の個数を表示する第1の個数表示部と、商品ピッキングの完了を示すための第1の押しボタンとを有する表示器と、前記商品仕分けエリアに、そこに置かれる前記x個の容器に対応可能に設置され、n種の色を区別表示可能な第2の色別表示部と、ピッキングした商品の容器への投入個数を表示する第2の個数表示部と、商品投入の完了を示すための第2の押しボタンとを有するX(但し、X≧x)個の商品仕分け指示用表示器と、前記作業コンベヤへ分岐する直前の前記メインコンベヤにピッキングエリア毎に設置されて前記容器に付されたラベルの情報を読取る第2の読取装置とを備えたことを特徴とするピッキング・仕分けシステムが提供される。
【0021】
上記のピッキング・仕分けシステムにおいては、前記コンピュータは、前記第2の読取装置からの読取り情報と前記ピッキング情報とに基づいて読取られたラベルを持つ容器を前記作業コンベヤに分岐するかどうかを判別する。
【0022】
上記のピッキング・仕分けシステムにおいてはまた、前記各区画部における前記表示器はそれぞれ、前記コンピュータに接続され、前記コンピュータは、前記第1の色別表示部における前記n種の色別表示を前記n人の作業者に対応するように行わせることにより、各作業者は、対応する色表示が行われている表示器における区画部から表示されている個数の商品のピッキングを並行して行う。
【0023】
上記のピッキング・仕分けシステムにおいては更に、前記X個の商品仕分け指示用表示器はそれぞれ、前記コンピュータに接続され、前記コンピュータは、前記ピッキング情報と前記商品仕分けエリアにある前記x個の容器の識別子情報とに基づいて、当該x個の容器に関する集約ピッキング情報を新たに作成し、該作成した集約ピッキング情報と前記第1の読取装置で読み取られた前記ラベル情報とに基づいて前記X個の商品仕分け指示用表示器のうちの前記x個に対する表示制御を行うことにより、前記商品仕分けエリアに対する作業を行う作業者は、前記x個の商品仕分け指示用表示器における表示に基づいて前記x個の容器に対するピッキング商品の仕分け投入を行う。
【0024】
上記のピッキング・仕分けシステムにおいては更に、前記コンピュータは、前記ピッキング情報に基づいて前記各容器に付すべき前記識別子を含む情報を持つラベルをプリンタを介して印刷し、該印刷されたラベルが各容器に付された後、前記メインコンベヤに載せられて前記ピッキングエリア側に搬送される。あるいはまた、前記各容器にはあらかじめ識別子を含む情報を持つラベルが付されている場合には、各容器は、そこに付されている前記ラベルの情報が読み取られて前記コンピュータに送られた後に、前記メインコンベヤに載せられて前記ピッキングエリア側に搬送される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明によるピッキング・仕分けシステムの好ましい実施の形態について説明する。
【0026】
図1を参照して、本発明では、メインコンベヤ10に沿って複数(ここでは4つのみを示す)のピッキングエリアA1〜A4が設定され、ピッキングエリアA1〜A4には、それぞれメインコンベヤ10から分岐し、かつ合流することの可能な作業コンベヤ20及び複数品種の商品を収容するための複数の棚30が設置されている。各商品には、その商品を特定できるような情報(例えばバーコードデータ)を持つラベル等が貼付されている。
【0027】
図2を参照して、1つのピッキングエリアA1について説明すると、本形態では、作業コンベヤ20はメインコンベヤ10に対して略直角方向に延びるように設置され、メインコンベヤ10から分岐、移載された容器40をメインコンベヤ10から離れる方向に搬送する部分(以下、分岐側と呼ぶ)と、その端部からUターンしてメインコンベヤ10に合流する方向に容器40を搬送する部分(以下、合流側と呼ぶ)とを持つ。特に、作業コンベヤ20は、メインコンベヤ10から分岐、移載された複数の容器40を待機させることのできるバッファエリア21と、メインコンベヤ10に近い場所で作業者が容器40への商品の仕分け投入を行うための商品仕分けエリア22とに分けられる。バッファエリア21は分岐側全部と合流側の一部とを含み、商品仕分エリア22は合流側の残りの部分からなる。
【0028】
作業コンベヤ20には最大でN個(例えば、30個)の容器40を置くことができる。そして、1つのピッキングエリアにおけるピッキング・仕分け作業を少なくともn人(nはn≦Nで規定される1以上の整数で、例えば3)で行うようにされている。商品仕分けエリア22では、停止状態にある1個以上の容器40に対して1人の作業者による商品の仕分け投入が行われる。例えば、作業コンベヤ20に30個(N=30)の容器40を置き、3人(n=3)でピッキング・仕分け作業を行う場合、10(=x)個の容器40を商品仕分けエリア22に置き、20個の容器40をバッファエリア21に待機状態に置く。
【0029】
個は、以下の数5により定義付けできる。
【0030】
【数5】
Figure 2004250158
【0031】
これは、上記の3人の場合で言えば、1人目の作業者のために商品仕分けエリア22に置かれる容器40の個数と、2人目の作業者のために商品仕分けエリア22に置かれる容器40の個数と、2人目の作業者のために商品仕分けエリア22に置かれる容器40の個数は、最小が1個であって、等しくても異なっていても良く、これらの総和が作業コンベヤ20に置かれる容器40の個数にあっていれば良いことを意味する。
【0032】
以下では、作業コンベヤ20上に置かれた30個の容器を10個ずつの3つの集約グループに分けるものとする。この場合、商品仕分けエリア22において1人の作業者によるすべての仕分け作業が終了し、10個の容器40がメインコンベヤ10に一括して送られると、バッファエリア21に待機状態にある20個のうちの次の10個の容器40が一括して商品仕分けエリア22に送るようにされている。そして、これらの新たな10個の容器40に対して次の作業者による仕分け作業が行われることになる。この間に、作業コンベヤ20に分岐供給されてくる容器40があればこれはバッファエリア21に滞留される。つまり、商品仕分けエリア22における作業コンベヤ20は1つの集約グループの容器40を受け入れると停止状態におかれるが、バッファエリア22における作業コンベヤ20は分岐されてくる容器40を受け入れて蓄積可能な運転状態におかれる。
【0033】
なお、後述するコンピュータあるいはこれに接続された端末装置により、作業コンベヤ20上に何個の容器を置き、グループ分けをどのようにするかは作業者の人数に応じて任意に設定できる。
【0034】
図3を参照して、容器40には固有の識別子を持つラベル41が貼付されている。固有の識別子は、例えばバーコードで表されている。
【0035】
図4を参照して、サーバーの機能を持つコンピュータ1は、出荷データに基づいてあらかじめピッキング情報を作成して記憶装置に保存する。つまり、ピッキング情報というのは、出荷すべき商品についてそれがどのピッキングエリアにおけるどの棚のどの区画部にあり、これをどの容器に何個収容するか、そしてこの容器の出荷先はどこであるかというような情報である。これは、紐付けと呼ばれ、容器とそこに入れるべき商品との関係を規定する紐付け、上記商品とこれが置かれているピッキングエリア、棚、区画部との関係を規定する紐付けがあらかじめ行われている。
【0036】
コンピュータ1は、上記の容器固有の識別子を含む情報をバーコード等にて表し、これを付属のプリンタ(図示せず)によりラベル印刷する。印刷されたラベルは、作業者により容器に貼付される。
【0037】
なお、容器40に、上記の容器固有の識別子を含む情報を持つラベルがあらかじめ貼付されている場合もある。この場合、作業者は、コンピュータ1に付属のラベル読取装置により上記情報を読取って記憶装置に保存させ、コンピュータ1ではこの情報に基づいてピッキング情報を作成する。
【0038】
いずれにしても、ラベルを貼付された容器40はメインコンベヤ10に搭載され、ピッキングエリア側に搬送される。
【0039】
図2に戻って、メインコンベヤ10には、各ピッキングエリア毎に作業コンベヤ20の入り口に近い上流側に上記識別子の読取装置(例えば、バーコードリーダ)50が設置される。
【0040】
上述したように、コンピュータ1は、あらかじめ作成したピッキング情報に基づいて、どの容器をどのピッキングエリアに分岐、つまりどこで作業コンベヤ20に分岐させ、どの容器にどのような商品を何個入れるべきかを把握している。例えば、ピッキングエリアA1における読取装置50にある容器40が到達すると、その容器40の識別子が読み取られてコンピュータ1に送られる。これを受けたコンピュータ1は、受け取った識別子の容器40をピッキングエリアA1に分岐させるべきかを判別し、ピッキングエリアA1に分岐させるのであればその容器40を作業コンベヤ20に分岐させ、そうでなければメインコンベヤ10でそのまま通過させる。
【0041】
図5を参照して、各ピッキングエリアには複数の棚30が配置され、前述したように、各棚30は商品の品種に応じて複数に区画されている。なお、本形態では棚30としてフローラックと呼ばれるものも使用される。フローラックというのは、周知のように、区画部において商品を列状に収容しこの収容部分を後方が高くなるように傾斜させることにより、商品を1個取り出すとその領域に次の商品が滑り落ちてくるような棚である。いずれにしても、棚30における各区画部には表示器60が設置されている。作業者は、商品積み込み部を持つカートを引きながら、複数の棚30を巡回して商品のピッキングを行う。このカートは、品種の異なる商品の混在を防ぐために、複数の仕切りにより複数の商品収容部を持つようなものが好ましい。なお、表示器60は、区画部毎ではなく、複数区画毎に1個設置するようにしても良い。
【0042】
本形態における表示器60は、図6に示すように、複数のn色(例えば、n=3の場合、赤、黄、緑)による区別表示の可能な表示ランプ61と、ピッキングすべき区画番号及び商品個数をセグメント表示するための表示部62と、完了押しボタン63とを持つ。表示ランプ61をn色表示可能にしているのは以下の理由による。つまり、本形態では前述したように、1つのピッキングエリアにつき少なくともn人でピッキング・仕分け作業を行うことができるようにしている。
【0043】
例えば、前述したように商品仕分けエリア22に10個の容器40があり、バッファエリア21には20個の容器40が待機状態にあるものとする。そして、商品仕分けエリア22にある第1番目から第10番目の容器40に対して1人目の作業者、バッファエリア21にある第11番目から第20番目の容器40に対して2人目の作業者、第21番目から第30番目の容器40に対して3人目の作業者がそれぞれピッキング・仕分け作業を行うものとする。この場合、コンピュータ1は、あらかじめ作成したピッキング情報に基づいて、第1番目から第10番目の容器40に対する集約ピッキング情報、第11番目から第20番目の容器40に対する集約ピッキング情報、第21番目から第30番目の容器40に対する集約ピッキング情報をそれぞれ新たに作成する。コンピュータ1は、これらの集約ピッキング情報に基づいて、例えば第1番目から第10番目の容器40に入れるべき商品を収容している区画部の表示器60に対して赤色及び個数、第11番目から第20番目の容器40に入れるべき商品を収容している区画部の表示器60に対しては黄色及び個数、第21番目から第30番目の容器40に入れるべき商品を収容している区画部の表示器60に対しては緑色及び個数の点灯表示を行わせる。勿論、表示器60が複数区画毎に1個設置される場合には、区画番号も表示される。
【0044】
これにより、例えば1人目の作業者は、各棚30において赤色に表示されている表示器60を捜し、そこに表示されている個数分だけ商品を取り出してカートに積み込み、取り出しを終了した区画部についてはその表示器60の完了押しボタン63を押してゆけば良い。完了押しボタン63が押されたことを示す信号はコンピュータ1に送られる。コンピュータ1では、完了押しボタン63が押された区画部については、その表示器60の表示をクリアし、次のピッキング作業のための表示に移行する。このようなピッキング作業は、3人の作業者が並行して行う。勿論、作業コンベヤ20に置かれた容器40の個数が少ない場合には、前述したコンピュータ1あるいは端末装置での設定により、作業者1人、つまり表示器60においては1色表示だけでピッキング・仕分け作業を行うようにすることもできる。
【0045】
図7を参照して、各ピッキングエリアにおける商品仕分けエリア22に近い場所には、それぞれコンピュータ1に接続した端末装置70が設置され、この端末装置70には商品に付されているラベル情報を読み取るための読取装置(例えばバーコードリーダ)71が備えられている。一方、商品仕分けエリア22におけるコンベヤ部には商品仕分け指示用表示器80が設置されている。つまり、商品仕分けエリア22におけるコンベヤ上の複数の容器40に対応可能なように複数(=X個)の商品仕分け指示用表示器80が設置されている。この個数Xは、X≧xであり、商品仕分けエリア22に置かれる容器40の最大個数に等しい。勿論、X>xの場合、xi+1 番〜X番目の商品仕分け指示用表示器80は使用されない。
【0046】
図8を参照して、商品仕分け指示用表示器80は、図6で説明したn色(例えば、赤、黄、緑)による区別表示の可能な表示ランプ81と、商品個数をセグメント表示するための表示部82と、完了押しボタン83とを持つ。各商品仕分け指示用表示器80に対してもコンピュータ1からの指示による表示が行われる。例えば、3人の作業者が図5で例示した通りの作業を行うものとすると、第1番目から第10番目の容器40に対応する表示ランプ81にはすべて赤色が点灯されることになる。そして、第1番目から第10番目の容器40に対するピッキング・仕分け作業が終了してメインコンベヤ10に送られ、続いて第11番目から第20番目の容器40が商品仕分けエリア22に送られてくると、それぞれに対応する表示ランプ81には2人目の作業者に対してすべて黄色がそれぞれ点灯されることになる。
【0047】
一方、容器40毎に投入される商品個数は異なるので、表示部82における個数表示は異なる。つまり、作業者は、各棚からのピッキングを終了して商品の積み込みを終えたカートを商品仕分けエリア22に移動させると、読取装置71により商品に付されたラベル情報の読取りを行う。読み取られた商品のラベル情報は端末装置70経由でコンピュータ1に送られる。コンピュータ1では、読み取られたラベル情報を持つ商品の出荷先が複数である場合、どの容器40に何個入れるかを判別し、判別した容器40に対応する商品仕分け指示用表示器80の表示部82に個別にかつ複数の商品仕分け指示用表示器80に一括して表示させる。この表示を見た作業者は、表示されている商品仕分け指示用表示器80に対応する容器40に表示されている個数の商品を各容器に投入した後、完了押しボタン83を押す。これを受けたコンピュータ1は、その商品仕分け指示用表示器80における表示ランプ81等を一旦消灯させる。このような表示形態は、トータル仕分けモードと呼ばれる。
【0048】
但し、このようなトータル仕分けモードによる表示形態では、商品投入個数を誤る場合がある。そこで、本形態では、全数スキャンモードと呼ばれる表示形態も可能にしている。この全数スキャンモードでは、同じ商品が複数個ある場合でも作業者がラベル情報を1個ずつ読取装置71で読取ってコンピュータ1に送る。コンピュータ1では受け取ったラベル情報を持つ商品をどの容器40に入れるかを1個ずつ判別し、判別した容器40に対応する表示部82に表示させる。この全数スキャンモードでは、同じ商品であってもラベル情報を1個ずつ読み取ってどの容器に入れるかを確認するので時間がかかるが、投入誤りを確実に防止することができる。
【0049】
商品仕分けエリア22にある容器40に投入する商品の種類が複数種類の場合、1種類目の商品投入がすべて終了したら、作業者は次の種類のラベル情報の読取りを行う。以下、同様にして容器40毎にすべての種類の商品の仕分け作業が終了したら作業者はすべての完了押しボタン83を押す。すると、表示ランプ81は消灯し、商品仕分けエリア22にある複数の容器40は一括してメインコンベヤ10に送られる。
【0050】
なお、表示器60や商品仕分け指示用表示器80における表示制御は、コンピュータ1ではなく端末装置70において行わせることもできる。これは、各ピッキングエリアにおける各端末装置70にコンピュータ1における表示制御のためのソフトウエアを内蔵させ、コンピュータ1から各ピッキングエリアにおける各端末装置70に対してピッキング情報、集約ピッキング情報を送るようにすれば良い。
【0051】
図9は、複数のピッキングエリアのうちのピッキングエリアA1における構成要素とコンピュータ1との接続関係について概略的に示した図である。読取装置71やプリンタ等の出力手段と接続した端末装置70はコンピュータ1に接続されている。複数の商品仕分け指示用表示器80は端末装置70を通してコンピュータ1に接続される。複数の棚30(1つのみ図示)における複数の区画部に設置された複数の表示器60はコンピュータ1に接続されている。なお、上述したように、表示器60における表示制御を端末装置70で行う場合には、複数の表示器60は端末装置70を通してコンピュータ1に接続すれば良い。
【0052】
次に、本ピッキング・仕分けシステムの動作について説明する。
【0053】
A.出荷データに基づいてコンピュータ1によりピッキング情報が作成され、このピッキング情報に基づいて容器40毎にラベル情報を持つラベルが貼付される。勿論、前述したように容器40に、容器固有の識別子を含む情報を持つラベルがあらかじめ貼付されている場合、作業者が、コンピュータ1に付属のラベル読取装置により上記情報を読取って記憶装置に保存させ、コンピュータ1ではこの情報に基づいてピッキング情報を作成する。
【0054】
B.ラベルを貼付された複数の容器40がメインコンベヤ10に投入される。
【0055】
C.メインコンベヤ10に投入された複数の容器40はそれぞれ、メインコンベヤ10による搬送中、各作業コンベヤ20の直前で読取装置50により識別子が読み込まれる。
【0056】
D.読み込まれた識別子がそのピッキングエリアでピッキングが必要な場合は、その容器40を作業コンベヤ20側に分岐させる。分岐された容器40はx個で1つの集約ピッキンググループとされ、コンピュータ1において新たに集約ピッキング情報が作成される。前述した通り、第1番目の作業者のための集約ピッキンググループの容器個数はx個、第2番目の作業者のための集約ピッキンググループの容器個数はx個、以下同様にして、第n番目の作業者のための集約ピッキンググループの容器個数はx個であり、それぞれの最大個数はX個となる。
【0057】
E.集約ピッキング情報に基づいてピッキングエリアにおける各棚30の各区画部における表示器60の表示が行われる。作業者は表示器60の表示に基づいて必要な商品のピッキングを行う。
【0058】
F.ピッキングされた商品は作業コンベヤ20の商品仕分けエリア22に搬送される。
【0059】
G.作業コンベヤ20では複数の作業者のピッキングと並行して容器40の受け入れ、搬送が行われており、容器40はx個の集約ピッキンググループ単位で作業コンベヤ20の商品仕分けエリア22に搬送される。
【0060】
H.作業者がピッキングした商品のラベル情報を読取装置71により端末装置70に入力すると、コンピュータ1は集約ピッキング情報に基づいて商品仕分け指示用表示器80によりその商品の仕分け指示を行う。
【0061】
I.作業者は商品仕分け指示用表示器80の表示指示に従い商品を停止状態にあるx個の容器40に仕分ける。
【0062】
J.作業者は上記H、Iの作業を繰り返す。
【0063】
K.n個の容器40に対するすべての商品の仕分けが終わると、商品仕分けエリア22のx個の容器40はメインコンベヤ10ヘ一括して払い出される。
【0064】
L.作業コンベヤ20では次の集約ピッキンググループの容器40を商品仕分けエリア22に搬送する。
【0065】
M.上記Cからの動作が繰り返される。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、容器搬送用のコンベヤにおいてメインコンベヤとこれから分岐、合流する作業コンベヤとを配置し、容器はピッキングの必要な作業コンベヤにのみ分岐させることにより、コンベヤの稼働率が向上する。
【0067】
ピッキングエリア毎に複数の容器に対する一括した集約ピッキングを行うことにより、各棚を巡る一回当たりの歩行によりピッキングできる商品数が増え、ピッキング作業効率が向上する。
【0068】
作業コンベヤにバッファ部を設けて、ピッキングエリア毎に複数の作業者が集約ピッキングを並行することにより、1人の作業停滞に対する許容度が大きくなる。このため、作業者1人当たりが担当する商品数(棚数)を多くすることができ、メインコンベヤの引き回しを短くできる。
【0069】
集約ピッキング後の商品仕分けを行うに際し、商品固有のラベル情報を端末装置に入力してから作業指示を表示させることにより、仕分け作業の効率と精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される複数のピッキングエリアとメインコンベヤとの配置関係を示した図である。
【図2】図1に示されたピッキングエリアA1内における作業コンベヤの概略構成とメインコンベヤとの関係を示した図である。
【図3】本発明においてコンベヤで搬送される容器の例を示した斜視図である。
【図4】本発明においてコンピュータにより容器に貼付するラベルが印刷されて容器に貼付され、メインコンベヤに載せられる様子を示した図である。
【図5】図1に示された1つのピッキングエリア内における作業コンベヤと複数の棚の配置関係を示した図である。
【図6】図5に示された棚における複数の区画部のそれぞれに設置される表示器の構成を説明するための図である。
【図7】本発明において作業コンベヤの商品仕分けエリア近くに設置される端末装置と商品仕分け指示用表示器とを説明するための図である。
【図8】図7に示された商品仕分け指示用表示器の構成を説明するための図である。
【図9】本発明における複数のピッキングエリアのうちの1つのピッキングエリアにおける構成要素とコンピュータとの接続関係について概略的に示した図である。
【図10】従来のピッキング・仕分け方法の第1の例を説明するための図である。
【図11】図10に示された棚における複数の区画部のそれぞれに設置される表示器の構成を説明するための図である。
【図12】従来のピッキング・仕分け方法の第2の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ
10、200 メインコンベヤ
20、300 作業コンベヤ
21 バッファエリア
22 商品仕分けエリア
30、102、202 棚
40、101、201 容器
41 ラベル
50、71 読取装置
60、103、203 表示器
61、81 表示ランプ
62、82 表示部
63、83 完了押しボタン

Claims (10)

  1. 商品を収納するための容器を搬送するメインコンベヤに沿って1つ以上のピッキングエリアが設定され、
    各ピッキングエリアには作業コンベヤと商品を収納するための複数の棚が設置され、
    前記作業コンベヤは、複数の容器を待機状態におくためのバッファエリアと、商品の仕分け投入を行う少なくとも1個の容器を置くための商品仕分けエリアとからなり、
    1つのピッキングエリアにおいては少なくともn(但し、nは1以上の整数)人の作業者でピッキングが並行して行われ、そのうちのピッキング開始設定の一番早い1人により前記商品仕分けエリアにある少なくとも1個の容器に対してピッキングした商品の仕分けが行われ、
    この仕分けが終了すると、前記商品仕分けエリアにある前記少なくとも1個の容器はメインコンベヤに送られ、
    前記バッファエリアにある複数の容器のうち、少なくとも1個の容器が前記商品仕分けエリアに送られて次の作業者により、該少なくとも1個の容器に対してピッキングした商品の仕分けが行われることを特徴とするピッキング・仕分け方法。
  2. 商品を収納するための容器を搬送するメインコンベヤに沿って1つ以上のピッキングエリアが設定され、
    該ピッキングエリアには前記メインコンベヤから分岐かつ合流可能に作業コンベヤが設けられると共に、該作業コンベヤには当該ピッキングエリアに関連する容器のみが前記メインコンベヤから分岐するようにされ、
    前記作業コンベヤにはN個の容器を置くことができるようにされ、
    前記ピッキングエリアにはまた複数種類の商品を保管するための複数の棚が配置され、
    前記N個の容器は該ピッキングエリアにおける少なくともn人(但し、nは1以上の整数で、n≦N)の作業者に対応する複数の集約グループに分けられ、
    前記作業コンベヤは、前記メインコンベヤへの合流側に近い領域に設定された商品仕分けエリアと残りのバッファエリアとに分けられて、前記商品仕分けエリアには下記の数1で規定されるx個の容器が置かれ、前記バッファエリアには残りの容器が待機状態に置かれるようにされ、
    Figure 2004250158
    前記複数の棚に対する商品のピッキングをn人の作業者が並行して行うと共に、1人目の作業者は前記商品仕分けエリアにおけるx個の容器に対して、ピッキングした商品の仕分け投入を行い、
    前記1人目の作業者による前記x個の容器に対する商品の仕分け投入が終了すると、これらx個の容器は前記メインコンベヤに合流されると共に、前記バッファエリアに待機状態にある次の集約グループのx個の容器が前記商品仕分けエリアに搬送されて、2人目の作業者による前記次の集約グループのx個の容器に対してピッキングした商品の仕分け投入が行われることを特徴とするピッキング・仕分け方法。
  3. 請求項2に記載のピッキング・仕分け方法において、
    前記複数の棚は、それぞれ商品の種類に応じた複数の区画部を有して各区画部には同じ商品が複数個収容されると共に、各区画部には1個ずつまたは複数区画に1個の表示器が設置され、
    該表示器は、n種の色を区別表示可能な第1の色別表示部と、ピッキングすべき区画番号と商品の個数を表示する第1の個数表示部と、商品ピッキングの完了を示すための第1の押しボタンとを有し、
    前記第1の色別表示部における前記n種の色別表示が前記n人の作業者に対応するように行われることにより、
    各作業者は、対応する色表示が行われている表示器における区画部から表示されている個数の商品のピッキングを行うことを特徴とするピッキング・仕分け方法。
  4. 請求項2または3に記載のピッキング・仕分け方法において、
    前記商品仕分けエリアには、そこに置かれている前記x個の容器に対応可能にX(但し、X≧x)個の商品仕分け指示用表示器が設置され、
    該商品仕分け指示用表示器は、n種の色を区別表示可能な第2の色別表示部と、ピッキングした商品の容器への投入個数を表示する第2の個数表示部と、商品投入の完了を示すための第2の押しボタンとを有し、
    作業者は、該X個の商品仕分け指示用表示器のうちの前記x個における表示に基づいて前記x個の容器に対する商品の仕分け投入を行うことを特徴とするピッキング・仕分け方法。
  5. 商品を収納するための容器を搬送するメインコンベヤに沿って1つ以上のピッキングエリアを設定し、該ピッキングエリアには前記メインコンベヤから分岐かつ合流可能に作業コンベヤを設けると共に、複数種類の商品を保管するための複数の区画部を持つ複数の棚を配置し、作業者が前記棚から商品をピッキングし前記作業コンベヤに導入された前記容器に対して仕分け投入を行うピッキング・仕分けシステムであって、
    前記各商品にはこれを個別に識別するためのラベル情報が付され、前記各容器にもこれを個別に識別するための識別子を含む情報を持つラベルが付されており、
    前記作業コンベヤにはN個の容器を置くことができるようにされ、
    前記N個の容器は該ピッキングエリアにおける少なくともn人(但し、nは1以上の整数で、n≦N)の作業者に対応する複数の集約グループに分けられ、
    前記作業コンベヤは、前記メインコンベヤへの合流側に近い領域に設定された商品仕分けエリアと残りのバッファエリアとに分けられて、前記商品仕分けエリアには以下の数2で規定されるx個の容器が置かれ、前記バッファエリアには残りの容器が待機状態に置かれるようにされ、
    Figure 2004250158
    複数の商品に関する出荷データに基づいて、各商品がどのピッキングエリアにおけるどの棚のどの区画部にあり、これをどの容器に何個収容するか、容器の出荷先はどこであるか等を示すピッキング情報を作成するコンピュータと、
    ピッキングエリア毎に配置されると共に前記コンピュータに接続され、前記商品に付されたラベル情報を読み取るための第1の読取装置を備えた端末装置と、
    各区画部毎または複数区画に1個設置され、n種の色を区別表示可能な第1の色別表示部と、ピッキングすべき区画番号と商品の個数を表示する第1の個数表示部と、商品ピッキングの完了を示すための第1の押しボタンとを有する表示器と、
    前記商品仕分けエリアに、そこに置かれる前記x個の容器に対応可能に設置され、n種の色を区別表示可能な第2の色別表示部と、ピッキングした商品の容器への投入個数を表示する第2の個数表示部と、商品投入の完了を示すための第2の押しボタンとを有するX(但し、X≧x)個の商品仕分け指示用表示器と、
    前記作業コンベヤへ分岐する直前の前記メインコンベヤにピッキングエリア毎に設置されて前記容器に付されたラベルの情報を読取る第2の読取装置とを備えたことを特徴とするピッキング・仕分けシステム。
  6. 請求項5に記載のピッキング・仕分けシステムにおいて、
    前記コンピュータは、前記第2の読取装置からの読取り情報と前記ピッキング情報とに基づいて読取られたラベルを持つ容器を前記作業コンベヤに分岐するかどうかを判別することを特徴とするピッキング・仕分けシステム。
  7. 請求項5または6に記載のピッキング・仕分けシステムにおいて、
    前記各区画部における前記表示器はそれぞれ、前記コンピュータに接続され、
    前記コンピュータは、前記第1の色別表示部における前記n種の色別表示を前記n人の作業者に対応するように行わせることにより、各作業者は、対応する色表示が行われている表示器における区画部から表示されている個数の商品のピッキングを並行して行うことを特徴とするピッキング・仕分けシステム。
  8. 請求項7に記載のピッキング・仕分けシステムにおいて、
    前記X個の商品仕分け指示用表示器はそれぞれ、前記コンピュータに接続され、
    前記コンピュータは、前記ピッキング情報と前記商品仕分けエリアにある前記x個の容器の識別子情報とに基づいて、当該x個の容器に関する集約ピッキング情報を新たに作成し、該作成した集約ピッキング情報と前記第1の読取装置で読み取られた前記ラベル情報とに基づいて前記X個の商品仕分け指示用表示器のうちの前記x個に対する表示制御を行うことにより、前記商品仕分けエリアに対する作業を行う作業者は、前記x個の商品仕分け指示用表示器における表示に基づいて前記x個の容器に対するピッキング商品の仕分け投入を行うことを特徴とするピッキング・仕分けシステム。
  9. 請求項6〜8のいずれかに記載のピッキング・仕分けシステムにおいて、
    前記コンピュータは、前記ピッキング情報に基づいて前記各容器に付すべき前記識別子を含む情報を持つラベルをプリンタを介して印刷し、該印刷されたラベルが各容器に付された後、前記メインコンベヤに載せられて前記ピッキングエリア側に搬送されることを特徴とするピッキング・仕分けシステム。
  10. 請求項6〜8のいずれかに記載のピッキング・仕分けシステムにおいて、
    前記各容器にはあらかじめ識別子を含む情報を持つラベルが付されており、
    各容器は、そこに付されている前記ラベルの情報が読み取られて前記コンピュータに送られた後に、前記メインコンベヤに載せられて前記ピッキングエリア側に搬送されることを特徴とするピッキング・仕分けシステム。
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