JP2004249872A - リフトアップフード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラジエータサポート32における開口部34の車幅方向外側近傍の車体後側面には、それぞれリインフォースメント36が配設されており、各リインフォースメント36の車体後側面には、それぞれアクチュエータ24が固定されている。これらのクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが所定の方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、下限位置(通常の位置)から、車体上方へ移動し、突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動するようになっている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はリフトアップフードに係り、特に、歩行者保護のためにフードの前部を持ち上げるリフトアップフードに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、歩行者保護のために車両のフードの前部を持ち上げる機構においては、車両と歩行者との衝突を検知すると、フードロック機構とストライカとの係合を解除すると共に、フード跳ね上げ手段によりフード前部を所定のリフト量で跳ね上げる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
なお、関連する特許文献としては、特許文献2がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−79906号公報
【特許文献2】
特開2000−219094号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1においては、フード前部を持ち上げる跳ね上げ手段が、フードロック機構を構成するばねである。このため、通常のフード開閉操作、特にフードの閉操作に支障のない所定値以下のばね力に設定する必要がある。一方、歩行者保護においては、車両と歩行者との衝突を検知してから短時間でフードの前部の跳ね上げ、即ちリフトアップが完了する必要があり、そのためには、ばね力を強くしてフード前部の移動速度を早くするか、または、センサによる衝突検知時間を短くする必要がある。この結果、特許文献1においては、フード開閉操作を考慮して、ばね力をあまり強くできないため、フード前部の移動速度が遅くなる分、衝突検知時間が短かいセンサを使用する必要があり、使用できるセンサが制約され、センサのコストアップにつながる。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、フードロック機構を構成するばね力を強くすることなく、車両衝突時におけるフード前部の移動速度を早くできるリフトアップフードを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、衝突体との衝突を検知または予測した車両衝突時にフードの前部を車体上方に移動するリフトアップフードであって、
前記フード側の係合手段と車体側の係合手段との係合状態を維持したまま前記フードの前部を車体上方に移動する移動手段を有することを特徴とする。
【0008】
従って、移動手段によりフード側の係合手段と車体側の係合手段との係合状態を維持したままフードの前部を車体上方に移動できる。この結果、フードロック機構を構成するばね力は、フード前部の移動速度に影響されない。このため、フードロック機構を構成するばね力を強くすることなく、フード前部の移動速度を早くできる。
【0009】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のリフトアップフードにおいて、前記移動手段は前記車体側の係合手段を車体上方に移動することを特徴とする。
【0010】
従って、移動手段により車体側の係合手段を車体上方に移動することで、フード側の係合手段と車体側の係合手段との係合状態を維持したままフードの前部を車体上方に移動できる。この結果、フードロック機構を構成するばね力は、フード前部の移動速度に影響されない。このため、フードロック機構を構成するばね力を強くすることなく、フード前部の移動速度を早くできる。
【0011】
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフードにおいて、前記フード側の係合手段と車体側の係合手段とを車幅方向に沿って複数組配設したことを特徴とする。
【0012】
従って、請求項1、2の何れか1項に記載の内容に加えて、フード側の係合手段と車体側の係合手段とを車幅方向に沿って複数組配設したことにより、フードの前部における車幅方向に沿った広範囲での衝撃吸収性能が向上する。
【0013】
請求項4記載の本発明は、請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフードにおいて、前記車体側の係合手段はベース部材を介して車体に取付けられており、前記移動手段は前記ベース部材を車体上方に移動することを特徴とする。
【0014】
従って、請求項1、2の何れか1項に記載の内容に加えて、車体側の係合手段はベース部材を介して移動手段により車体上方に移動するため、ベース部材の変形により、エネルギ吸収性能を向上できる。
【0015】
請求項5記載の本発明は、請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフードにおいて、前記車体側の係合手段が前記移動手段により上方へ移動すると同時に前記フードと車体側との間にできる隙間を塞ぐ風遮蔽板を有することを特徴とする。
【0016】
従って、請求項1、2の何れか1項に記載の内容に加えて、車体側の係合手段が移動手段により上方へ移動すると同時にフードと車体側との間にできる隙間を風遮蔽板が塞ぐため、風遮蔽板により走行風のエンジンルーム内への流入を抑制できる。
【0017】
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載のリフトアップフードにおいて、前風遮蔽板は、前記車体側係合手段の上方への移動により、前記隙間を塞ぐ閉塞位置へ移動することを特徴とする。
【0018】
従って、請求項5に記載の内容に加えて、遮蔽板は、車体側係合手段の上方への移動により、隙間を塞ぐ閉塞位置へ移動するため、装置の構成を簡略化できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明におけるリフトアップフードの第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0020】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0021】
図3に示される如く、本実施形態では、車両10におけるフロントバンパ12の表面近くにセンサ14が内臓されており、このセンサ14によって衝突体の接触を検知するようになっている。また、センサ14は制御装置18に接続されており、制御装置18は、車速信号、例えば、自動車が所定の速度(例20km/h)以上で走行中であるとの信号と、センサ14からの出力信号とを組み合わせ走行中の接触であると判断した場合には、エンジンルームの先端上部に配設した移動手段としてのアクチュエータ24に電流を流すようになっている。
【0022】
なお、本実施形態の車両10は、リヤドライブのエンジン搭載車となっており、ドライブシャフト26が車体下部を通過しているため、エンジン28は、車体前側が高く、車体後側が低いレイアウトとなっている。従って、エンジン28とフード30との隙間は車体前側において小さくなっている。
【0023】
図1に示される如く、ラジエータサポート32の車幅方向中央部には、ラジエータ取付用の開口部34が形成されており、ラジエータサポート32における開口部34の車幅方向外側近傍の車体後側面には、それぞれリインフォースメント36が配設されている。また、各リインフォースメント36の車体後側面には、それぞれブラケット38を介してアクチュエータ24がボルト等の固定部材41によって固定されている。
【0024】
図2に示される如く、アクチュエータ24はモータで構成されており、回転軸24Aを車体下方から車体上方に向けて配設されている。また、アクチュエータ24の回転軸24Aには、螺子が切ってあり、回転軸24Aにはベースプレート40に固定されたナット42が螺合している。
【0025】
ベースプレート40には、逆U字状に屈曲された車体側の係合手段としてのロックストライカ44の下端部44Aが固定されており、ロックストライカ44の上部44Bは、ラジエータサポート32の上壁部32Aとリインフォースメント36の上壁部36Aとに形成された貫通孔48に挿通されている。また、ロックストライカ44の上部44Bには、フード側の係合手段としてのフードロック46の下端部46Aが車体上方側から係合されており、フードロック46の取付部46Bは、ボルト等の固定部材48によってフード30の前端下部30Aに固定されている。
【0026】
従って、アクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが所定の方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図2に実線で示す下限位置(通常の位置)から、車体上方(図2の矢印A方向)へ移動し、図2に二点鎖線で示す突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動するようになっている。
【0027】
また、アクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが逆方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図2に二点鎖線で示す突出位置から、車体下方(図2の矢印B方向)へ移動し、図2に実線で示す下限位置へ戻ることで、フード30の前部30Bが車体下方へ移動するようになっている。
【0028】
なお、リインフォースメント36には、ストッパ52が配設されており、下限位置にあるベースプレート40を車体下方から支持している。また、フード30におけるフードロック取付部の車体後方近傍の部位30Cには、シールゴム53がピン等の固定部材54によって固定されており、シールゴム53は、ラジエータサポート32の上壁部32Aとフード30の前部30Bとの隙間56を閉塞している。
【0029】
また、図2において符号60はフードアウタパネルを示しており、符号62はフードインナパネルを示している。また、符号64はフードロック46を取付け、フード前端の車幅方向に沿った剛性を確保するための第1フードロックリインフォースメントを示しており、符号66はフード前端を押して閉める際に荷重をフードロック46に伝達するための第2フードロックリインフォースメントを示している。
【0030】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0031】
本実施形態では、制御装置18は、車速信号から、例えば、自動車が所定の速度(例20km/h)以上で走行中であると判定した場合には、車両10のフロントバンパ12に内臓したセンサ14によって衝突体の接触を検知したか否かを判定する。制御装置18は、衝突体Sの接触を検知したと判定すると、ラジエータサポート32に配設されたアクチュエータ24に電流を流し、アクチュエータ24を作動させる。
【0032】
この結果、アクチュエータ24の回転軸24Aが所定の方向に回転し、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図2に実線で示す下限位置(通常の位置)から、車体上方(図2の矢印A方向)へ移動し、図2に二点鎖線で示す突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動し、エンジン28との距離が広がる。従って、衝突体Sの衝突によりフード30に作用した衝撃は、フードアウタパネル60等のフード30を構成する部材の変形で吸収すると共に、衝撃が大きい場合には、ロックストライカ44の縦壁部44Cの曲がり等によっても吸収できる。
【0033】
また、本実施形態では、フード30側のロックストライカ44と車体側のフードロック46とを車幅方向に沿って2組配設したことにより、フード30の前部30Bにおける車幅方向に沿った広範囲での衝撃吸収性能が向上する。
【0034】
このように、本実施形態では、アクチュエータ24によりフード30側に配設されたフードロック46と、車体側のラジエータサポート32に配設されたロックストライカ44との係合状態を維持したまま、フード30の前部30Bを車体上方に移動できる。
【0035】
従って、フードロック機構を構成するばね力、即ち、通常の使用状態でフード30を開放する場合にフード30の前部30Bを車体上方に移動するためのばね力は、車両衝突時におけるフード30の前部30Bの移動速度に影響されない。このため、フードロック機構を構成するばね力を、フード30の閉操作に支障のない所定値以下のばね力に設定することができる。一方、車両衝突時には、アクチュエータ24によって車両10と衝突体Sとの衝突を検知してから短時間でフード30の前部30Bの跳ね上げが完了するため、衝突検知時間が長いセンサを使用することが可能になり、使用できるセンサの制約が減少し、センサのコストダウンが可能になる。
【0036】
なお、本実施形態では、フード30側のロックストライカ44と車体側のフードロック46とを車幅方向に沿って2組配設したが、これに代えて、フード30側のロックストライカ44と車体側のフードロック46とを車幅方向に沿って3組以上配設しても良い。
【0037】
次に、本発明におけるリフトアップフードの第2実施形態を図4に従って説明する。
【0038】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0039】
図4に示される如く、本実施形態では、移動手段としてのアクチュエータ24がインフレータで構成されており、アクチュエータ24は、外筒70、ピストン72、点火及びガス発生を行うインシュレータ74、外筒70の上端部に配設されピストン72をガイドする円筒76を備えている。また、外筒70の上部における内周部には、リング状の溝78が形成されており、この溝78には、ばね材で構成されC形状とされたリング79が配設されている。
【0040】
一方、ピストン72の下端部72Aは、円錐形状となっており、ピストン72が上方)へ移動する場合には、下端部72Aの傾斜面72Bが、リング79を押し広げることでリング79を通過するが、図4に二点鎖線で示される如く、リング79を通過すると、下端部72Aの底面72Cが、リング79に係合し、ピストン72の下方への移動が阻止されるようになっている。
【0041】
なお、ピストン72の上端部72Dは、ロックストライカ44を支持するベースプレート40に固定されたナット42に連結されている。
【0042】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0043】
本実施形態では、第1実施形態と同様に、アクチュエータ24が作動すると、アクチュエータ24のインシュレータ74から発生したガスによって、ピストン72が上昇し、ピストン72に連結するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図4に実線で示す下限位置(通常の位置)から、車体上方(図4の矢印A方向)へ移動し、図4に二点鎖線で示す突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動し、衝突体Sが衝突した際の衝撃を緩和する。
【0044】
このように、本実施形態では、アクチュエータ24によりフード30側に配設されたフードロック46と、車体側のラジエータサポート32に配設されたロックストライカ44との係合状態を維持したまま、フード30の前部30Bを車体上方に移動できる。
【0045】
従って、フードロック機構を構成するばね力、即ち、通常の使用状態でフード30を開放する場合にフード30の前部30Bを車体上方に移動するためのばね力は、車両衝突時におけるフード30の前部30Bの移動速度に影響されない。このため、フードロック機構を構成するばね力を、フードの閉操作に支障のない所定値以下のばね力に設定することができる。一方、車両衝突時には、アクチュエータ24によって車両10と衝突体Sとの衝突を検知してから短時間でフード30の前部30Bの跳ね上げが完了するため、衝突検知時間が長いセンサを使用することが可能になり、使用できるセンサの制約が減少し、センサのコストダウンが可能になる。
【0046】
次に、本発明におけるリフトアップフードの第3実施形態を図5〜図7に従って説明する。
【0047】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0048】
図5に示される如く、本実施形態では、ラジエータサポート32が左右のラジエータサポートサイド80と上部のラジエータサポートアッパメンバ82とに分割されており、ラジエータサポートアッパメンバ82にはベース部材としてのリインフォースメント84が配設されている。また、ラジエータサポートアッパメンバ82の車幅方向中央部82Aとリインフォースメント84との車幅方向中央部84Aとは接合されており、接合部には貫通孔86が形成されている。貫通孔86の車幅方向中央部には、逆U字状に屈曲された車体側の係合手段としてのロックストライカ88が配設されており、ラジエータサポートアッパメンバ82の車幅方向両端部の上壁部82Bには、走行時にフード30のばたつきを防止する円柱状のゴムダンパ89が配設されている。
【0049】
図6に示される如く、ロックストライカ88の縦壁部88Aは、側断面コ字状とされたリインフォースメント84の車幅方向中央部84Aの内側面に溶着されており、ロックストライカ88の上部88Bには、フードロック46の下端部46Aが車体上方側から係合されている。
【0050】
図5に示される如く、ゴムダンパ89の真下となるリインフォースメント84の車幅方向両端部84Bにはナット42が固定されており、このナット42に第1実施形態と同様に、アクチュエータ24の回転軸24Aが螺合している。なお、リインフォースメント84における車幅方向中央部84Aと車幅方向両端部84Bとの間は、車幅方向内側上部から車幅方向外側下部に向って延びる傾斜部84Cとなっている。
【0051】
従って、アクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが所定の方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたリインフォースメント84とラジエータサポートアッパメンバ82とともにロックストライカ88が、図7に実線で示す下限位置(通常の位置)から、車体上方(図7の矢印A方向)へ移動し、図7に二点鎖線で示す突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動するようになっている。
【0052】
また、アクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが逆方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたリインフォースメント84とラジエータサポートアッパメンバ82とともにロックストライカ88が、図7に二点鎖線で示す突出位置から、車体下方(図7の矢印B方向)へ移動し、図7に実線で示す下限位置へ戻ることで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体下方へ移動するようになっている。
【0053】
なお、左右のラジエータサポートサイド80には、それぞれストッパ52が配設されており、下限位置にあるリインフォースメント84を車体下方から支持している。
【0054】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0055】
本実施形態では、第1実施形態と同様にアクチュエータ24が作動すると、アクチュエータ24の回転軸24Aが所定の方向に回転し、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたリインフォースメント84とラジエータサポートアッパメンバ82とともにロックストライカ88が、図7に実線で示す下限位置(通常の位置)から、車体上方(図7の矢印A方向)へ移動し、図7に二点鎖線で示す突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動し、エンジン28との距離が広がる。従って、衝突体Sの衝突によりフード30に作用した衝撃は、フードアウタパネル60等のフード30を構成する部材の変形で吸収すると共に、衝撃が大きい場合には、ロックストライカ88に伝わり、リインフォースメント84とラジエータサポートアッパメンバ82の下方への曲がりによっても吸収でき、エネルギ吸収性能を向上できる。
【0056】
このように、本実施形態では、アクチュエータ24によりフード30側に配設されたフードロック46と、車体側のラジエータサポートアッパメンバ82に配設されたロックストライカ88との係合状態を維持したまま、フード30の前部30Bを車体上方に移動できる。
【0057】
従って、フードロック機構を構成するばね力、即ち、通常の使用状態でフード30を開放する場合にフード30の前部30Bを車体上方に移動するためのばね力は、車両衝突時におけるフード30の前部30Bの移動速度に影響されない。このため、フードロック機構を構成するばね力を、フードの閉操作に支障のない所定値以下のばね力に設定することができる。一方、車両衝突時には、アクチュエータ24によって車両10と衝突体Sとの衝突を検知してから短時間でフード30の前部30Bの跳ね上げが完了するため、衝突検知時間が長いセンサを使用することが可能になり、使用できるセンサの制約が減少し、センサのコストダウンが可能になる。
【0058】
次に、本発明におけるリフトアップフードの第4実施形態を図8に従って説明する。
【0059】
なお、第3実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0060】
図8に示される如く、本実施形態では、ラジエータサポートアッパメンバ82の車幅方向中央部に車体下方へ膨出した取付部82Cが形成されており、この取付部82Cの車体後側面にアクチュエータ24が固定されている。アクチュエータ24の出力軸の回転はギアボックス90で減速され、ギアボックス90の回転は、ギアボックス90に固定された第1リンク92と、第1リンク92の両端部に回転可能に連結された第2リンク94を介して第3リンク96の一方の端部96Aに伝達されるようになっている。
【0061】
第3リンク96はL字状リンクとなっており、屈曲部96Bがピン98によって左右のラジエータサポートサイド80に回転可能に軸支されている。また、第3リンク96の他方の端部96には、ピン100が立設されており、ピン100は、ラジエータサポートアッパメンバ82に形成され車幅方向に延びる長孔102に係合している。
【0062】
従って、ギアボックス90内のギアが所定の方向(図8の矢印C方向)へ回転すると、第1リンク92と第2リンク94を介して、第3リンク96がピン98を中心に図8の矢印D方向へ回転し、長孔102において第3リンク96のピン100に係合したラジエータサポートアッパメンバ82が車体上方へ移動するようになっている。
【0063】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0064】
本実施形態では、第1実施形態及び第3実施形態と同様に、アクチュエータ24が作動し、アクチュエータ24の回転軸24Aが所定の方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するギアボックス90内のギアが図8の矢印C方向へ回転する。また、ギアボックス90内のシャフトが図8の矢印C方向へ回転すると、第1リンク92と第2リンク94を介して、第3リンク96がピン98を中心に図8の矢印D方向へ回転し、長孔102において第3リンク96のピン100に係合したラジエータサポートアッパメンバ82が車体上方へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動し、フード30の前部30Bとエンジン28との距離が広がる。
【0065】
従って、衝突体Sの衝突によりフード30に作用した衝撃は、フードアウタパネル60等のフード30を構成する部材の変形で吸収すると共に、衝撃が大きい場合には、ロックストライカ88に伝わり、ラジエータサポートアッパメンバ82の下方への曲がりによっても吸収できる。
【0066】
このように、本実施形態では、アクチュエータ24によりフード30側に配設されたフードロック46と、車体側のラジエータサポートアッパメンバ82に配設されたロックストライカ88との係合状態を維持したまま、フード30の前部30Bを車体上方に移動できる。
【0067】
従って、フードロック機構を構成するばね力、即ち、通常の使用状態でフード30を開放する場合にフード30の前部30Bを車体上方に移動するためのばね力は、車両衝突時におけるフード30の前部30Bの移動速度に影響されない。このため、フードロック機構を構成するばね力を、フードの閉操作に支障のない所定値以下のばね力に設定することができる。一方、車両衝突時には、アクチュエータ24によって車両10と衝突体Sとの衝突を検知してから短時間でフード30の前部30Bの跳ね上げが完了するため、衝突検知時間が長いセンサを使用することが可能になり、使用できるセンサの制約が減少し、センサのコストダウンが可能になる。
【0068】
次に、本発明におけるリフトアップフードの第5実施形態を図9〜図11に従って説明する。
【0069】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0070】
図9に示される如く、本実施形態では、ラジエータサポート32の車幅方向中央部に下方に延設された取付部32Bが形成されており、この取付部32Bの車体後側面にアクチュエータ24が固定されている。
【0071】
図10に示される如く、アクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが所定の方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図10に実線で示す下限位置(通常の位置)から、車体上方(図10の矢印A方向)へ移動し、図10に二点鎖線で示す突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動するようになっている。
【0072】
また、アクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが逆方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図10に二点鎖線で示す突出位置から、車体下方(図10の矢印B方向)へ移動し、図10に実線で示す下限位置へ戻ることで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体下方へ移動するようになっている。
【0073】
図9に示される如く、ラジエータサポート32の上壁部32Aの車幅方向中央部には、風遮蔽板としてのシュラウドパネル110が配設されており、シュラウドパネル110の前端縁部は、車幅方向に沿って延設された軸112によってベースプレート114の上端縁部に回転可能に連結されている。また、ベースプレート114の下部は、ラジエータサポート32の縦壁部32Cの車体前側面にボルト等の固定部材116によって固定されており、シュラウドパネル110は、軸112に巻着されたばね118によって、後端部110Aが、ラジエータサポート32の上壁部32Aに押しつけられている。
【0074】
図10に示される如く、シュラウドパネル110の車幅方向中央部110Bには車体後方側から切欠119が形成されており、シュラウドパネル110の車幅方向中央部110Bは、ロックストライカ44の上部44Bの上面に当接している。従って、アクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが所定の方向に回転すると、ナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図10に実線で示す下限位置(通常の位置)から、車体上方(図10の矢印A方向)へ移動し、図10に二点鎖線で示す突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動すると共に、ロックストライカ44で上方に押圧されたシュラウドパネル110は、ばね118の付勢力に抗して、図10及び図11に実線で示す下限位置(通常の位置)から、軸112を中心に車体上方(図10及び図11の矢印E方向)へ回転し、図10及び図11に二点鎖線で示す閉塞位置へ移動するようになっている。
【0075】
図11に二点鎖線で示される如く、シュラウドパネル110は閉塞位置へ移動することで、後端部110Aが、上昇したフード30の前部30Bと僅かな隙間120で対峙するようになっている。
【0076】
また、アクチュエータ24が作動し、回転軸24Aが逆方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図10に二点鎖線で示す突出位置から、車体下方(図10の矢印B方向)へ移動し、図10に実線で示す下限位置へ戻ることで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体下方へ移動すると共に、シュラウドパネル110も、ばね118の付勢力によって、図10に二点鎖線で示す閉塞位置から、軸112を中心に車体下方へ回転し、図10に実線で示す下限位置(通常の位置)へ移動するようになっている。
【0077】
なお、シュラウドパネル110の後端部110Aには、ゴム等の緩衝材112が配設されており、シュラウドパネル110の後端部110Aは、緩衝材112を介してラジエータサポート32の上壁部32Aに当接している。
【0078】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0079】
本実施形態では、第1実施形態と同様に、アクチュエータ24が作動し、アクチュエータ24の回転軸24Aが所定の方向に回転すると、回転軸24Aに螺合するナット42が固定されたベースプレート40とともにロックストライカ44が、図10に実線で示す下限位置(通常の位置)から、車体上方(図10の矢印A方向)へ移動し、図10に二点鎖線で示す突出位置へ移動することで、フードロック46が固定されたフード30の前部30Bが車体上方へ移動すると共に、ロックストライカ44で押圧されたシュラウドパネル110は、ばね118の付勢力に抗して、図10及び図11に実線で示す下限位置(通常の位置)から、軸112を中心に車体上方(図10及び図11の矢印E方向)へ回転し、図10及び図11に二点鎖線で示す閉塞位置へ移動する。
【0080】
従って、衝突体Sの衝突によりフード30に作用した衝撃は、フードアウタパネル60等のフード30を構成する部材の変形で吸収すると共に、衝撃が大きい場合には、シュラウドパネル110の変形によっても吸収できる。この際、シュラウドパネル110は車幅方向に延設されているため、ロックストライカ44のみで衝撃を吸収する場合に比べて、車幅方向に沿った広範囲での衝撃吸収性能が向上する。
【0081】
また、図11に二点鎖線で示される如く、シュラウドパネル110は閉塞位置へ移動することで、後端部110Aが、上昇したフード30の前部30Bと僅かな隙間120で対峙する。この結果、シュラウドパネル110が閉塞位置へ移動することで、フード30の前部30Bが車体上方へ移動した状態での走行風のエンジンルーム内への流入を抑制できる。このため、万一、車両衝突以外でフード30の前部30Bが上昇した場合等に、アクチュエータ24を駆動し、フード30の前部30Bを下降させる際の空気抵抗を低減できる。
【0082】
また、シュラウドパネル110は、ロックストライカ44の上方への移動により、隙間120を塞ぐ閉塞位置へ移動するため、装置の構成を簡略化できる。
【0083】
このように、本実施形態では、アクチュエータ24によりフード30側に配設されたフードロック46と、車体側のラジエータサポート32に配設されたロックストライカ44との係合状態を維持したまま、フード30の前部30Bを車体上方に移動できる。
【0084】
従って、フードロック機構を構成するばね力、即ち、通常の使用状態でフード30を開放する場合にフード30の前部30Bを車体上方に移動するためのばね力は、車両衝突時におけるフード30の前部30Bの移動速度に影響されない。このため、フードロック機構を構成するばね力を、フードの閉操作に支障のない所定値以下のばね力に設定することができる。一方、車両衝突時には、アクチュエータ24によって車両10と衝突体Sとの衝突を検知してから短時間でフード30の前部30Bの跳ね上げが完了するため、衝突検知時間が長いセンサを使用することが可能になり、使用できるセンサの制約が減少し、センサのコストダウンが可能になる。
【0085】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されているものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、車両10におけるフロントバンパ12の表面近くに内蔵したセンサ14によって衝突体の接触を検知した際にアクチュエータを作動する構成としたが、これに代えて、赤外線センサ、CCDカメラ等の非接触型のセンサにより衝突体との衝突を予測した際にアクチュエータを作動する構成としても良い。
【0086】
また、上記各実施形態では、本発明のリフトアップフードをリヤドライブのエンジン搭載車に適用したが、本発明のリフトアップフードは、リヤドライブのエンジン搭載車以外の、フロントドライブ、4WD等の他の車両にも適用可能である。
【0087】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、衝突体との衝突を検知または予測した車両衝突時にフードの前部を車体上方に移動するリフトアップフードであって、フード側の係合手段と車体側の係合手段との係合状態を維持したままフードの前部を車体上方に移動する移動手段を有するため、フードロック機構を構成するばね力を強くすることなく、フード前部の移動速度を早くできるという優れた効果を有する。
【0088】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のリフトアップフードにおいて、移動手段は車体側の係合手段を車体上方に移動するため、フードロック機構を構成するばね力を強くすることなく、フード前部の移動速度を早くできるという優れた効果を有する。
【0089】
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフードにおいて、フード側の係合手段と車体側の係合手段とを車幅方向に沿って複数組配設したため、請求項1、2の何れか1項に記載の効果に加えて、フードの前部における車幅方向に沿った広範囲での衝撃吸収性能が向上するという優れた効果を有する。
【0090】
請求項4記載の本発明は、請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフードにおいて、車体側の係合手段はベース部材を介して車体に取付けられており、移動手段はベース部材を車体上方に移動するため、請求項1、2の何れか1項に記載の効果に加えて、ベース部材の変形によりエネルギ吸収性能を向上できるという優れた効果を有する。
【0091】
請求項5記載の本発明は、請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフードにおいて、車体側の係合手段が移動手段により上方へ移動すると同時にフードと車体側との間にできる隙間を塞ぐ風遮蔽板を有するため、請求項1、2の何れか1項に記載の効果に加えて、走行風のエンジンルーム内への流入を抑制できるという優れた効果を有する。
【0092】
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載のリフトアップフードにおいて、風遮蔽板は、車体側係合手段の上方への移動により、隙間を塞ぐ閉塞位置へ移動するため、請求項5に記載の効果に加えて、装置の構成を簡略化できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフードの通常使用状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフードの通常使用状態を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフードが適用された車体の前部を示す概略側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフードの通常使用状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るリフトアップフードの通常使用状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図6】図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】図5の7−7線に沿った断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係るリフトアップフードの通常使用状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係るリフトアップフードの通常使用状態を示す車体斜め前方から見た斜視図である。
【図10】図9の10−10線に沿った断面図である。
【図11】図9の11−11線に沿った断面図である。
【符号の説明】
18 制御装置
24 アクチュエータ(移動手段)
30 フード
32 ラジエータサポート
36 リインフォースメント
40 ベースプレート
44 ロックストライカ(車体側の係合手段)
46 フードロック(フード側の係合手段)
80 ラジエータサポートサイド
82 ラジエータサポートアッパメンバ
84 リインフォースメント(ベース部材)
88 ロックストライカ(車体側の係合手段)
110 シュラウドパネル(風遮蔽板)
Claims (6)
- 衝突体との衝突を検知または予測した車両衝突時にフードの前部を車体上方に移動するリフトアップフードであって、
前記フード側の係合手段と車体側の係合手段との係合状態を維持したまま前記フードの前部を車体上方に移動する移動手段を有することを特徴とするリフトアップフード。 - 前記移動手段は前記車体側の係合手段を車体上方に移動することを特徴とする請求項1記載のリフトアップフード。
- 前記フード側の係合手段と車体側の係合手段とを車幅方向に沿って複数組配設したことを特徴とする請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフード。
- 前記車体側の係合手段はベース部材を介して車体に取付けられており、前記移動手段は前記ベース部材を車体上方に移動することを特徴とする請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフード。
- 前記車体側の係合手段が前記移動手段により上方へ移動すると同時に前記フードと車体側との間にできる隙間を塞ぐ風遮蔽板を有することを特徴とする請求項1、2の何れか1項に記載のリフトアップフード。
- 前風遮蔽板は、前記車体側係合手段の上方への移動により、前記隙間を塞ぐ閉塞位置へ移動することを特徴とする請求項5記載のリフトアップフード。
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