JP2004244257A - フラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板 - Google Patents
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Abstract
【構成】本発明のフラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板は、質量百分率で、SiO2 55〜70%、Al2O3 3〜8%、MgO 6〜15%、CaO 0〜8%、SrO 5〜10%、BaO 0〜5%、RO(ROはMgO、CaO、SrO、BaOを表わす) 11〜19.5%未満、Na2O 0〜8%、K2O 5〜17%、ZrO2 0〜5%、P2O5 0〜3%の組成を含有し、RO/Al2O3の値が1.7以上であり、且つ、30〜380℃における熱膨張係数が80〜90×10−7/℃であり、歪点が580℃以上であり、104dPaの粘度に相当するガラス融液の温度が1200℃以下であることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、フラットパネルディスプレイ装置、特にプラズマディスプレイ装置に適したガラス基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイ装置は、前面ガラス基板表面にITO膜やネサ膜等からなる透明電極を成膜し、その上に誘電体層を形成し、また、背面ガラス基板表面には、Al、Ag、Niからなる電極を形成された背面ガラス基板表面に隔壁を形成してから、それぞれ500〜600℃程度の温度で焼成することにより回路を形成する。その後、前面ガラス基板と背面ガラス基板を対向させて電極等の位置合わせを行って、周囲を500〜600℃程度の温度でフリットシールすることにより作製される。
【0003】
尚、一般に上記のガラス基板は、熱膨張係数が約84×10−7/℃のソーダ石灰ガラスや高歪点ガラス(歪点が570℃以上のガラス)からなり、フロート法、ロールアウト法等によって1.8〜3.0mmの肉厚に成形されたものが使用されている。
【0004】
ところで、ガラス基板は、従来、ソーダ石灰ガラスが用いられていたが、現在では、高歪点ガラスが広く用いられている。
【0005】
その理由は、高歪点ガラスの方がソーダ石灰ガラスよりも、歪点や体積電気抵抗率が高いため、熱処理工程において、ガラス基板の熱変形や熱収縮が小さく、前面ガラス基板と背面ガラス基板を対向させる際、精度良く電極等の位置合わせが行え、しかも、ガラス中のアルカリ成分の移動度が小さく、ガラス中のアルカリ成分とITO膜やネサ膜等の薄膜電極と反応が小さく、電極材料の電気抵抗値の安定化が図れるからである。
【0006】
ところが、前記した高歪点ガラスは、ソーダ石灰ガラスに比べて、製造工程において割れが生じやすい。そのため、装置の歩留まりが低く、生産性向上を妨げる原因の一つとなっている。従って、生産性向上のため、ガラス基板を割れにくくする必要がある。つまり、クラック抵抗の大きい耐クラック性に優れたガラス基板が望まれている。
【0007】
そこで、耐クラック性に優れた高歪点のガラス組成が開示されている。(特許文献1〜4)
【0008】
【特許文献1】
特開2001−226138号
【特許文献2】
特開2001−247332号
【特許文献3】
特開2002−193635号
【特許文献4】
特開2002−293567号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1で開示されているガラスは、P2O5を必要とするため、溶融条件や成形条件の微妙な変動によってガラスが乳白する可能性があり、生産歩留まりを低下させる原因となる。また、特に、フロート成形の場合、P2O5が還元されて、ガラスが着色する可能性もある。
【0010】
また、特許文献2で開示されているガラスは、ガラスの高温粘度が高いため、ガラスの溶融温度や成形温度を高くしなければならなくなり、溶融や成形が困難である。特に、フロート成形の場合、ガラスの高温粘度が高いと、溶融ガラスを板状に成形するためのフロートバスの温度を高くしなければならず、フロートバスからのスズの揮発量が増加し、ガラス表面に悪影響を及ぼすことになる。
【0011】
特許文献3及び4で開示されているガラスは、熱膨張係数が75×10−7/℃以下と低いため、現在の製造プロセスにおいては、周辺材料との整合性が取れず、ガラス基板上に周辺材料を形成した際に剥離やクラック等が発生する虞がある。
【0012】
本発明の目的は、溶融や成形が容易であり、しかも、周辺材料と整合性がとりやすい熱膨張係数を有し、耐クラック性に優れた高歪点ガラスからなるフラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のフラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板は、質量百分率で、SiO2 55〜70%、Al2O3 3〜8%、MgO 6〜15%、CaO 0〜8%、SrO 5〜10%、BaO 0〜5%、RO 11〜19.5%未満、Na2O 0〜8%、K2O 5〜17%、ZrO2 0〜5%、P2O5 0〜3%の組成を含有し、RO/Al2O3の値が1.7以上であり、且つ、30〜380℃における熱膨張係数が80〜90×10−7/℃であり、歪点が580℃以上であり、104dPaの粘度に相当するガラス融液の温度が1200℃以下であることを特徴とする。
【0014】
【作用】
ガラス基板の耐クラック性を高めるには、ガラス中のROの含有量を少なくして、ガラスのクラック抵抗を大きくすればよい。しかし、ROの含有量が少なくなると、ガラスの高温粘度が高くなって、溶融や成形が困難となる。
【0015】
そこで、本発明のフラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板は、ガラス中のROの含有量を19.5質量%未満に抑えると共に、Al2O3の含有量を8質量%以下に抑え、且つ、RO/Al2O3の値を1.7以上に制限している。このようにすることで、クラック抵抗を600mN以上、104dPaの粘度に相当するガラス融液の温度を1200℃以下にでき、耐クラック性、溶融性及び成形性に優れたガラスを得ることができる。尚、優れた耐クラック性を有するガラスを得るためには、クラック抵抗を600mN以上にすることが望ましい。600mNより小さくなると、搬送や製造工程で、クラックが入り易くなり、割れが発生しやすくなる。また、優れた成形性を有するガラスを得るためには、104dPaの粘度に相当するガラス融液の温度を1200℃以下(好ましくは1195℃)にすることが好ましい。この温度が1200℃より高くなると、成形体に負担が掛かる。
【0016】
また、本発明のフラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板は、ガラスの歪点を580℃以上に設定しているため、プラズマディスプレイ装置を製造する際の熱処理工程において、ガラス基板の熱変形や熱収縮を抑えることができる。
【0017】
更に、熱膨張係数を80〜90×10−7/℃に設定しているため、周辺材料の熱膨張係数との整合性を取ることができる。
【0018】
本発明のガラス基板において、各成分の割合を上記のように限定した理由を以下に述べる。
【0019】
SiO2は、ガラスのネットワークフォーマーである。含有量が55〜70%であれば、歪点が高く、熱収縮や熱変形の小さいガラス基板が得られやすい。好ましい範囲は56〜70%であり、より好ましくは58〜63.5%である。尚、SiO2の含有量が多くなると、熱膨張係数が小さくなり周辺材料との整合性が取れなくなったり、ガラスの高温粘度が高くなり、溶融、成形が難しくなる。また、含有量が少なくなると、熱膨張係数が大きくなり周辺材料との整合性が取れなくなったり、ガラスの歪点が低下して熱変形や熱収縮が起こりやすくなる。
【0020】
Al2O3は、ガラスの歪点を高める成分である。含有量が3〜8%であれば、ガラスの高温粘度を低く抑えることができ、しかも、歪点が高く、熱収縮や熱変形の小さいガラス基板が得られやすい。好ましい範囲は3〜7%であり、より好ましくは4〜7%である。尚、Al2O3の含有量が多くなると、ガラスの高温粘度が高くなり、溶融、成形が難しくなる。また、含有量が少なくなると、ガラスの歪点が低下して熱変形や熱収縮が起こりやすくなる。
【0021】
MgOは、ガラスの高温粘度を著しく低下させて溶融性や成形性を高める成分である。含有量が6〜15%であれば、ガラスのクラック抵抗を低下させることなく、ガラスの高温粘度を低くすることができる。好ましい範囲は6〜13%であり、より好ましくは6〜11%である。尚、MgOの含有量が多くなると、ガラスが失透しやくなる。また、含有量が少なくなると、前記効果が得にくくなる。
【0022】
CaOは、ガラスの高温粘度を低下させて溶融性や成形性を高める成分である。含有量が8%以下であれば、ガラスのクラック抵抗を低下させることなく、ガラスの高温粘度を低くすることができる。好ましい範囲は0.5〜7%であり、より好ましくは1〜6%である。尚、CaOの含有量が多くなると、ガラスのクラック抵抗が著しく低下する傾向にあり、割れが発生しやすくなる。
【0023】
SrOは、ガラスの高温粘度を低下させてガラスの溶融性や成形性を高めたり、体積電気抵抗率を高める成分である。含有量が5〜10%であれば、ガラスのクラック抵抗を低下させることなく、ガラスの高温粘度を低くすることができる。好ましい範囲は6〜13%であり、より好ましくは6〜11%である。尚、SrOの含有量が多くなると、ガラスのクラック抵抗が低下する傾向にあり、割れが発生しやすくなる。また、含有量が少なくなると、前記効果が得にくくなる。
【0024】
BaOは、SrOと同様にガラスの高温粘度を低下させてガラスの溶融性や成形性を高めたり、体積電気抵抗率を高める成分である。含有量が5%以下であれば、ガラスのクラック抵抗を低下させることなく、ガラスの高温粘度を低くすることができる。好ましい範囲は4%以下であり、より好ましくは3%である。尚、BaOの含有量が多くなると、ガラスのクラック抵抗が低下する傾向にあり、割れが発生しやすくなる。
【0025】
尚、ガラスのクラック抵抗の低下を抑制するためには、MgO、CaO、SrO及びBaOの合量であるROは、10〜19.5%未満にする必要がある。好ましい範囲は10〜19%であり、より好ましくは10〜18%である。ROの含有量が多くなると、ガラスのクラック抵抗が低下する傾向にあり、割れが発生しやすくなる。また、RO含有量が少なくなると、ガラスの高温粘度が上昇し、溶融、成形が難しくなる。
【0026】
また、ROの含有量の減少に伴うガラスの高温粘度の上昇を防止するために、RO/Al2O3の値を1.7以上に制限する必要がある。好ましい範囲は2.0以上である。尚、この値が低くなると、ガラスの高温粘度が上昇し、溶融、成形が難しくなる。
【0027】
Na2Oは、ガラスの熱膨張係数を制御したり、ガラスの高温粘度を低下させてガラスの溶融性や成形性を高める成分である。含有量が8%以下であれば、周辺材料と整合する熱膨張係数と高温粘度の低いガラスを得ることができる。好ましい範囲は6%以下であり、より好ましくは5%以下である。尚、Na2Oの含有量が多くなると、ガラスの熱膨張係数が大きくなり、周辺材料と整合する熱膨張係数が得にくくなったり、ガラスの歪点が低下する傾向にあり、製造する際の熱工程で、熱変形や熱収縮が起こりやすくなる。
【0028】
K2Oは、Na2Oと同様にガラスの熱膨張係数を制御したり、ガラスの高温粘度を低下させてガラスの溶融性や成形性を高める成分である。含有量が5〜17%であれば、周辺材料と整合する熱膨張係数と高温粘度の低いガラスを得ることができる。好ましい範囲は7〜17%であり、より好ましくは9〜17%である。尚、K2Oの含有量が多くなると、ガラスの熱膨張係数が大きくなり、周辺材料と整合する熱膨張係数が得にくくなったり、ガラスの歪点が低下する傾向にあり、製造する際の熱工程で、熱変形や熱収縮が起こりやすくなる。また、含有量が少なくなると、ガラスの熱膨張係数が小さくなり、周辺材料と整合する熱膨張係数が得にくくなったり、ガラスの高温粘度が上昇する傾向あり、溶融、成形が難しくなる。
【0029】
ZrO2は、ガラスの歪点を高める成分である。含有量が5%以下であれば、他の特性に悪影響を与えることなく、ガラスの歪点を上昇させることができる。好ましい範囲は4%以下であり、より好ましくは3%以下である。ZrO2の含有量が多くなると、失透ブツが発生する傾向にあり、成形が難しくなる。
【0030】
P2O5は、ガラスのクラック抵抗を上昇させて、割れの発生を抑える成分である。含有量が0.5%以下であれば、ガラスが乳白することなく、クラック抵抗を上昇させることができる。好ましい範囲は0.4%以下、より好ましくは含有しないことである。
【0031】
尚、本発明において、上記成分以外にも、紫外線着色を防止するために、TiO2を3%まで、液相温度を低下させて、成形性を向上させるために、Y2O3、La2O3、Nb2O3を各3%まで、着色剤として、Fe2O3、CoO、NiO、Cr2O3、Nd2O3を各2%まで、清澄剤として、As2O3、Sb2O3、SO3、F、Cl等を合量で1%まで添加することが可能である。但し、フロート法で成形する場合、As2O3、Sb2O3は還元されるため、導入は避けるべきである。
【0032】
また、本発明において、B2O3は歪点を著しく低下させるため、含有量は2%未満に抑えるべきであり、含有しないことが望ましい。
【0033】
次に、本発明のフラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板を製造する方法を説明する。
【0034】
まず、上記のガラス組成範囲となるように原料を調合する。続いて、調合した原料を連続溶融炉で1520〜1680℃の温度で溶融する。その後、溶融ガラスをスロットダウンドロー法、オーバーフローダウンドロー法、フロート法、ロールアウト法等の方法で板状に成形し徐冷することでガラス基板を得ることができる。
【0035】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0036】
表1及び2は、本発明の実施例(試料No.1〜7)と比較例(試料No.8及び9)を示すものである。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
表中の各試料は、次のようにして作製した。
【0040】
まず、表の組成となるようにガラス原料を調合し、白金ポットを用いて1450〜1600℃で4時間熔融した。その後、熔融ガラスをカーボン板の上に流し出して板状に成形し、徐冷後、板厚が2.8mmになるように両面研磨して、得られた板ガラスを200mm角の大きさに切断加工することで試料ガラスを作製した。
【0041】
このようして得られた各試料について、熱膨張係数、密度、体積電気抵抗率、歪点、104dPaの粘度に相当するガラス融液の温度、クラック抵抗を測定し、表に示した。
【0042】
尚、熱膨張係数、密度、クラック抵抗の測定については、熱履歴の影響を受けないように、熱処理したものを用いて測定した。また、熱処理は、試料を、室温からガラスの歪点+80℃まで10℃/分の昇温速度で加熱し、その温度で1時間保持し、その後、500℃まで2℃/分の降温速度で冷却し、続けて、室温まで10℃/分の降温速度で冷却する条件で行った。
【0043】
熱膨張係数については、直径3.5mm、長さ50mmの円柱状の試料を作製し、ディラトメーターで30〜380℃における平均熱膨張係数を測定した。
【0044】
密度については、周知のアルキメデス法により測定した。
【0045】
体積電気抵抗率については、ASTM C657−78に基づいて150℃における値を測定した。
【0046】
また、歪点については、ASTM C336−71に基づいて測定した。また、ガラスの粘度が104dPa・sに相当するガラス融液の温度は、白金球引き上げ法により測定した。この温度は、ガラスを板状に成形する際の目安になり、この温度が低い方が成形性が良いことになる。
【0047】
クラック抵抗の測定は、和田らが提案した方法(M.Wada et al.Proc., the Xth ICG, vol.11, Ceram. Soc., Japan, Kyoto, 1974, p39)を用いてクラック発生率を求め、このクラック発生率が50%になるときの荷重を「クラック抵抗」とした。この方法は、ビッカース硬度計のステージに試料ガラスを置き、試料ガラスの表面に菱形状のダイヤモンド圧子を種々の荷重で15秒間押し付ける。そして、除荷後15秒までに圧痕の四隅から発生するクラック数をカウントし、最大発生しうるクラック数(4ヶ)に対する割合(クラック発生率)を求め、クラック発生率が50%になるときの荷重を「クラック抵抗」とした。クラック抵抗が大きいということは、高い荷重でもクラックが発生しにくい、つまり、耐クラック性に優れているということである。
【0048】
尚、クラック抵抗の測定は、同一荷重で20回測定し、その平均値を求めた。また、測定条件は、気温25℃、湿度30%の条件で行った。
【0049】
表から明らかなように、実施例である試料No.1〜7の各試料は、104dPa・sに相当するガラス融液の温度は1200℃以下と低く、クラック抵抗は600mN以上であり、成形性及び耐クラック性に優れていた。また、密度は、2.58g/cm3以下であった。熱膨張係数は、81〜87×10−7/℃であるため、周辺材料と良好に整合することができる。更に、歪点は585℃以上であり、熱処理工程におけるガラス基板の熱変形や熱収縮を抑えることができる。また、体積電気抵抗率(log ρ)は11.4Ω・cm以上であった。
【0050】
これに対して、比較例である試料No.8は、クラック抵抗は600mNであったが、104dPa・sに相当するガラス融液の温度が1240℃で高く、成形性が悪かった。また、試料No.9は、104dPa・sに相当するガラス融液の温度は1150℃で低いが、クラック抵抗が470mNと低かった。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明のガラス基板は、耐クラック性及び成形性に優れ、しかも、歪点及び体積電気抵抗も高いため、フラットパネルディスプレイ装置、特に、プラズマディスプレイ装置のガラス基板として好適である。
Claims (2)
- 質量百分率で、SiO2 55〜70%、Al2O3 3〜8%、MgO 6〜15%、CaO 0〜8%、SrO 5〜10%、BaO 0〜5%、RO(ROはMgO、CaO、SrO、BaOを表わす) 11〜19.5%未満、Na2O 0〜8%、K2O 5〜17%、ZrO2 0〜5%、P2O5 0〜0.5%の組成を含有し、RO/Al2O3の値が1.7以上であり、且つ、30〜380℃における熱膨張係数が80〜90×10−7/℃であり、歪点が580℃以上であり、104dPaの粘度に相当するガラス融液の温度が1200℃以下であることを特徴とするフラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板。
- クラック抵抗値が600mN以上であることを特徴とする請求項1記載のフラットパネルディスプレイ装置用ガラス基板。
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