JP2004239166A - 建設機械のエンジン制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンを自動停止して再始動するまでの運転者の待機時間を減じることができる。
【解決手段】本装置300は、エンジン100の自動停止後、運転者が機外に退出しており、かつ、エンジン100の動力が必要とされないときにエンジンを自動停止させるエンジン制御部310と、機械本体を離れた運転者が機内に復帰したことを検知するセンサ321と、このセンサ321が運転者の復帰を検知したときに、エンジン制御部310によって自動停止されたエンジン100を再始動するように判断し、その再始動のための信号をエンジン制御部310に発するエンジン再始動判断部320とを備えている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベルやクレーンなどの建設機械のエンジン制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料消費量の削減や環境に放出される有害な排気ガスの削減などを図るために、建設機械のエンジンの自動停止(オートエンジンストップ)を行う技術として、たとえば特許文献1が公知である。この特許文献1は、ゲートレバーの開閉によって、建設機械の作業時・無作業時を検知して、無作業時を検知したときにはエンジンを停止し、作業時を検知したときにはエンジンを始動して、キー操作のわずらわしさを軽減するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−41069号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1では、エンジン再始動のトリガをゲートレバーの操作であるとしている。しかし、このゲートレバーが下がった状態となるのは、運転者が建設機械に乗り込んだ後であり、運転室内の運転席に着座してからエンジンの再始動が始まる。そして、電源投入されて、コントローラが復帰し、エンジンが再始動するまでの間、運転者は待機状態にある。この待機時間は、エンジンを自動停止して再始動するたびに必ず発生するため、作業効率を低下させることがあった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンを自動停止して再始動するまでの運転者の待機時間を減じることができる建設機械のエンジン制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、エンジンと、運転者が機外に退出したときでかつこのエンジンの動力が必要とされない停止条件にてエンジンを自動停止させるエンジン停止手段とを備えた建設機械のエンジン制御装置において、エンジンの自動停止後、運転者が機内に復帰する意思があること確認してこの自動停止されたエンジンを再始動するエンジン再始動手段を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
この構成によれば、エンジンが自動停止された後、運転者が機内に復帰する意思があることが確認されてこの自動停止されたエンジンが再始動されるので、エンジンの自動停止後、機外に退出した運転者に機内に復帰する意思があることが確認されると、エンジンが自動的に再始動され、このエンジンの再始動のための待機時間が短縮される。その結果、運転者は作業にすぐにとりかかれるので、作業効率が向上される。
【0008】
請求項2記載の発明のように、エンジンの自動停止後、運転者が機内に復帰したことを検知する検知手段を備え、エンジン再始動手段は、この検知手段が運転者の復帰を検知したときに上記自動停止されたエンジンを再始動するように構成されていることとすれば、運転者が機内に復帰したときにエンジンが自動的に再始動されるので、このエンジンの再始動のための待機時間が短縮される。また、この場合、運転者はエンジンの再始動のための特別な操作をしなくてもよいので便利である。
【0009】
請求項3記載の発明のように、運転者が機外に退出したときに上がった状態とされるゲートレバーを備え、エンジン再始動手段は、このゲートレバーが上がった状態でかつ運転者が機内に復帰する意思があることを確認したときに上記自動停止されたエンジンを再始動するように構成されていることとすれば、エンジン停止後、運転者が機内に復帰する意思があるときに限りエンジンが再始動されるので、無用な再始動が防止される。
【0010】
請求項4記載の発明のように、検知手段は、運転室に接近する人を検知するセンサ又はスイッチであることとすれば、機外に退出した運転者が機内に復帰しようとしていることが容易かつ確実に検知される。
【0011】
請求項5記載の発明のように、運転者側から機械本体側へエンジンを再始動させるためのエンジン再始動指令信号を送信可能な送信手段を備え、エンジン再始動手段は、この送信されたエンジン再始動指令信号に基づいて上記自動停止されたエンジンを再始動するように構成されていることとすれば、機外に退出した運転者が機内に復帰しようとしたときには、上記送信手段により遠隔でエンジンを再始動させることができるので便利である。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1はクローラ式油圧ショベルの全体構成を示す図である。同図に示すように、建設機械の一例としての油圧ショベルの車体は、下部走行体1と、上部旋回体2とより構成されており、この上部旋回体2の前部には掘削用アタッチメント3が起伏自在に装着されている。
【0013】
下部走行体1は、左右のクローラフレーム4及びクローラ(いずれも片側のみ図示)5からなり、両側クローラ5が、左右の走行モータ7により個別に回転駆動されて走行する。上部旋回体2は、旋回フレーム8、運転室としてのキャブ9、機械室10等からなるが、このうちのキャブ9は、外部の騒音や塵埃等から運転者を保護するために外気と遮断された略密閉構造となっており、その居住性を確保するために空気調和装置(エアコン)などが備えられている。掘削用アタッチメント3は、ブーム17、このブーム17を起伏させるブームシリンダ18と、アーム19と、このアーム19を回動させるアームシリンダ20と、バケット21と、このバケット21を回動させるバケットシリンダ22とを具備している。なお、各シリンダ18,20,22がそれぞれアクチュエータに相当する。
【0014】
図2は本発明の実施形態1に係るクローラ式油圧ショベルのエンジン制御装置まわりの機能ブロック図である。同図において、100はエンジン、200は油圧回路、300は制御装置である。
【0015】
エンジン100は、出力がガバナ101で制御されるもので、その出力軸には油圧ポンプ102が直結されるとともに、図示しないオルタネータがタイミングベルトを介して連結されている。
【0016】
油圧回路200は、キャブ9内の操作レバー201,202の操作により、油圧ポンプ102からの圧油を図示しないコントロール弁などを介してブームシリンダ18、アームシリンダ20、バケットシリンダ22を伸縮動作させるものであって、その操作情報の検出のために、操作レバー201,202の操作に応じて動作するリモコン弁203,204のパイロット圧を検出する圧力センサ205,206が設けられている。
【0017】
制御装置300は、さらにエンジン制御部(エンジン停止手段に相当する。)310と、エンジン再始動判断部(エンジン再始動手段に相当する。)320と、エンジン動力要否判断部330、電源制御部340と、警報制御部350と、エンジン復帰待ちタイマ360と、タイマ設定部370とを備えている。
【0018】
このうちエンジン動力要否判断部330は、操作レバー201,202の操作情報に基づいてエンジン100の動力の要否を判断するものである。そして、このエンジン動力判断部330は、操作レバー201,202が操作されているときには、ブームシリンダ18,アームシリンダ20,バケットシリンダ22を動作させてなんらかの作業がされているので、エンジン100の動力が必要であると判断してエンジン動力要信号を発する一方、操作レバー201,202が操作されていないときには、作業がなされていないので、エンジン100の動力が不要であると判断してエンジン動力不要信号を発するようになっている。
【0019】
なお、図示はしていないが、キャブ9の出入口にはゲートレバーが設けられており、作業を行う運転者が機外に退出してゲートレバーが上がった状態にあるか、又は、その運転者が機内に復帰してゲートレバーが下がった状態にあるかを、ゲートレバーに取り付けられたスイッチ313で検出するようになっている。したがって、このスイッチ313からのオン・オフ信号を上記操作レバー201,202の操作情報の代わりに用いて上記エンジン100の動力の要否判断を行うようにしてもよい。
【0020】
エンジン制御部310は、キースイッチ311によるオン信号でエンジン100を始動し、オフ信号でエンジン100を停止する一方、エンジン始動後は、アクセル312の操作情報に基づいてエンジン出力を制御するように、ガバナ101に指令信号を発するものであるが、この実施形態1では、さらに運転者が退出して上記ゲートレバーが上がった状態(スイッチ313がオフ)となっており、かつ、エンジン動力要否判断部330からのエンジン動力不要信号を受けたときにエンジン100を自動停止するようになっている。
【0021】
エンジン再始動判断部320は、検知手段としてのセンサ321からの検知信号の有無によって、運転者が機械本体から所定距離(以下、建設機械のエンジン復帰距離という。)以内にいるかどうか、つまり運転者が機内に復帰したかどうかを確認し、運転者が機内に復帰したことを確認したときにのみ、エンジン復帰待ちタイマ360によるカウントを開始する。
【0022】
このエンジン再始動判断部320は、エンジン復帰待ちタイマ360によるカウントの開始後に、警報制御部350に警報信号を発し、エンジン復帰待ちタイマ360のカウント値が所定値に達したときに、電源制御部340に電源オン信号を発するとともに、エンジン動力要否判断部330を介してエンジン制御部310にエンジン停止指令信号を発するものである。なお、センサ321としては、たとえばキャブ9まわりに配設され、運転者が機械本体に接近したことを検知可能な赤外線センサや超音波センサを使用するが、キャブ9のドアノブ、ステップ、フロア、シート等に取り付けたリミットスイッチ等、その他のセンサやスイッチ類を使用してもよいのはもちろんである。
【0023】
電源制御部340は、エンジン動力要否判断部330からのエンジン動力不要信号を受けて機内電源をオフ状態とし、エンジン再始動判断部320からの電源オン信号を受けて機内電源をオン状態に復帰するものである。このオフ動作によりエンジン停止中の電力消費によるバッテリが上がってしまうことを防止できるとともに、オン動作によりエンジン再始動前にバッテリからの電力供給を開始できるようになっている。
【0024】
警報制御部350は、エンジン動力要否判断部330からの警報信号をうけて警防ブザー351で運転者に警報を発するものである。また、エンジン復帰待ちタイマ360は、タイマ設定部370によって上記所定値が設定されるようになっているが、その設定値は、エンジン100が再始動されるまでに、運転者が警防ブザー351による警報により運転室内に戻って作業体制に入る等の必要な措置をとることができる程度の時間とされるのが好ましい。
【0025】
図3は本装置の動作例を示すフローチャートであって、以下同図を参照しつつ説明する。まず、運転者がキースイッチ311をスタート位置に回転させると、エンジン制御部310はスタート信号を発して、エンジン100を始動させる(ステップS1)。その後、キースイッチ311はオン位置に自動的に戻り、その位置で、運転者がアクセル312をLoからHiに回転させると、エンジン制御部310はアクセル信号を発し、ガバナ101の設定値を変化させることによりエンジン出力を制御する。なお、ここで運転者がキースイッチ311をオフ位置に回転させて手動停止をかけたとすると、直ちにエンジン100を停止できることはいうまでもない。
【0026】
ついで、運転者が操作レバー201,202を操作すると、圧力センサ205,206により、リモコン弁203,204のパイロット圧が検出されて(ステップS2)、エンジン動力要否判断部330に入力される。すると、エンジン動力要否判断部330は、これらのパイロット圧からエンジン100の動力がいま必要であるか、不要であるかを判断する(ステップS2)。そして、エンジン100の動力は必要であると判断した場合には、ステップS1の直後に戻るが、エンジン動力要否判断部330がエンジン100の動力は不要であると判断した場合には、次のステップに進む。すなわち、運転者が操作レバー201,202を操作してブームシリンダ18、アームシリンダ20、バケットシリンダ22を伸縮動作させてなんらかの作業を行っている限り、エンジン100の動力は必要であるので、次のステップに進まない。一方、運転者が操作レバー201,202の操作をしなくなると、作業のためのエンジン100の動力は不要となるので、次のステップに進むことができる。
【0027】
ついで、エンジン制御部310は、スイッチ313のオン・オフ信号によりゲートレバーが上がった状態であるか否かを判断し(ステップS3a)、スイッチ313からのオン信号を受けてゲートレバーが上がった状態ではないと判断されると上記ステップS1の直後に戻るが、スイッチ313のオフ信号を受けてゲートレバーが上がった状態であると判断されると次のステップに進むことができる。
【0028】
そして、エンジン制御部310が、スイッチ313からのオフ信号を受けて(つまり、運転者が機外に退出したとき)、かつ、エンジン動力要否判断部330が、エンジン制御部310にエンジン動力不要信号を発したときには、エンジン制御部310によるエンジン100の自動停止が行われ(ステップS4)、電源制御部340は機内電源をオフ状態とする(ステップS5)。
【0029】
ついで、エンジン復帰待ちタイマ360のカウント値が0にセットされ(ステップS6)、センサ321からの検知信号の有無により、エンジン再始動判断部320は、運転者が建設機械のエンジン復帰距離以内にいるか否かを判断する(ステップS7)。ここで、運転者が建設機械のエンジン復帰距離以内にいないと判断されると、エンジン復帰待ちタイマ360がリセットされて(ステップS8)、上記ステップS7の直前に戻る。
【0030】
一方、運転者が建設機械のエンジン復帰距離以内にいると判断されると、エンジン再始動判断部320は引き続き警報制御部350に警報信号を発して警報ブザー351を鳴らし(ステップS9)、エンジン復帰待ちタイマ360のカウント値を1だけインクリメントする(ステップS10)。
【0031】
ついで、エンジン再始動判断部320は、エンジン復帰待ちタイマ360のカウント値がエンジン復帰猶予時間(所定時間:たとえば5秒)以上になったか否かを判断する(ステップS11)。ここで、エンジン復帰猶予時間以上になっていないと判断されると、上記ステップS7の直前に戻るが、エンジン復帰猶予時間を超えたと判断されると、電源制御部340に電源オン信号を発して電源をオン状態とし(ステップS12)、エンジン動力要否判断部330を介してエンジン制御部310にエンジン再始動信号を発してエンジン100を再始動させることによりエンジン回転を復帰させる(ステップS13)。
【0032】
以上のように、本実施形態1によれば、センサ321によって機械本体を離れた運転者が機内に復帰したことが検知されたときに、エンジン制御部310によって自動停止されたエンジン100が、エンジン再始動判断部320の判断によって再始動されるので、エンジンの自動停止後、機外に退出した運転者が機内に復帰するとエンジン100が自動的に再始動され、このエンジン100の再始動のための待機時間が短縮される。その結果、運転者は作業にすぐにとりかかれるので、作業効率が向上される。また、この場合、運転者はエンジン100の再始動のための特別な操作をしなくてもよいので便利である。
【0033】
(実施形態2)
図4は本発明の実施形態2に係るクローラ式油圧ショベルのエンジン制御装置まわりの機能ブロック図であって、ここでは上記実施形態1と共通する要素には同一番号を付してその重複説明を省略している。
【0034】
図4に示すように、この実施形態2における制御装置300aでは、上記実施形態1におけるセンサ321の代わりに送受信装置(送信手段、検知手段に相当する。)380を備えている。この送受信装置380は、機外の送受信装置400と交信可能となっており、送受信装置400はさらに図示しない復帰取り消しボタン等を備えた入出力装置500に接続されている。
【0035】
ここでは、送受信装置400と入出力装置500は一体となって、運転者が所持可能な装置となっており、機外に退出した運転者は、その運転者側の送受信装置400から機械本体側の送受信装置380へエンジン再始動指令信号や復帰取り消し指令信号(無線信号)を送信することができるようになっている。
【0036】
そして、送受信装置380は、この送信された無線信号を受信して運転者が機械本体に復帰する意思があることを確認することができる。このために、機械本体側の送受信装置380か、運転者側の送受信装置400のいずれかに、演算処理機能を持たせており、この演算処理機能によって上記無線信号から運転者と建設機械との間の距離が演算され、エンジン再始動部320は、この演算値がエンジン復帰設定距離D(たとえば1m)以内であるか否かを判断することで、エンジン100を再始動するか否か、あるいは、その取り消しを行うか否かを判断するようになっている。なお、上記演算処理機能を運転者側の装置に持たせた場合には、機械本体側の装置の構成が簡単化される。
【0037】
図5は本装置の動作例を示すフローチャートである。以下、同図を参照しつつ説明する。同図におけるステップS21〜S26は上記実施形態1におけるステップS1〜S6と同様である。ただし、ステップS26において、エンジン復帰待ちタイマ360のカウントが0にセットされると、機械本体側の送受信装置380から運転者側の送受信装置400に向けて無線信号が発せられ、その無線信号を受けた運転者側の送受信装置400から機械本体側の送受信装置380に向けて受信確認の無線信号が発せられる。機械本体側の送受信装置380はこの無線信号を受信する(ステップS27)。
【0038】
そして、エンジン再始動部320は、無線信号を受信できて、かつ、建設機械と運転者とが近接し、その運転者と建設機械との間の距離がエンジン復帰設定距離D以内であるか否かを判断する(ステップS28)。ここで、無線信号を受信できないか、あるいは、建設機械と運転者との間の距離がエンジン復帰設定距離Dを超えていると判断されると、タイマ560がリセットされて(ステップS29)、上記ステップS27の直前に戻る。
【0039】
一方、無線信号を受信できて、かつ、建設機械と運転者との間の距離がエンジン復帰設定距離D以内であると判断されると、エンジン再始動判断部320は引き続き警報制御部350に警報信号を発して警報ブザー351を鳴らし(ステップS30)、タイマ360のカウント値を1だけインクリメントする(ステップS31)。
【0040】
ついで、エンジン再始動判断部320は、上記無線信号から運転者がエンジン復帰取り消しボタンを押したか否かを判断する(ステップS32)。ここで、運転者がエンジン復帰取り消しボタンを押したと判断されると、取り消し解除時間だけ待って(ステップS33)、作業を終了する。なお、このステップS33の代わりに、運転者側装置からの無線信号を受信し、この無線信号を受信できてかつ建設機械と運転者との距離がエンジン復帰距離以内であるといった条件の成立・不成立を判断し、この条件が不成立となるまで待つようにしてもよい。
【0041】
一方、運転者がエンジン復帰取り消しボタンを押していないと判断されると、エンジン再始動判断部320は、さらにエンジン復帰待ちタイマ360のカウント値がエンジン復帰猶予時間(所定時間:たとえば5秒)以上になったか否かを判断する(ステップS34)。ここで、エンジン復帰猶予時間以上になっていないと判断されると、上記ステップS27の直前に戻るが、エンジン復帰猶予時間を超えたと判断されると、エンジン再始動判断部320は、電源制御部340に電源オン信号を発して電源をオン状態とし(ステップS35)、エンジン動力要否判断部330を介してエンジン制御部310にエンジン再始動信号を発してエンジン100を再始動させることによりエンジン回転を復帰させる(ステップS36)。
【0042】
以上のように、本実施形態2によれば、エンジン100が遠隔操作で再始動されるので、このエンジン100の再始動のための待機時間がさらに短縮される。
【0043】
なお、上記実施形態1,2を組み合わせ適用することもできる。その場合には、両者の相乗した作用効果が得られる。たとえば、実施形態1におけるセンサ321と、実施形態2における送受信装置380等の両方を備えた場合には、より確実に運転者が機械本体に接近したことを検知できるようになる。
【0044】
また、上記実施形態1,2では、建設機械の一例としての油圧ショベルのエンジン制御装置について説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られず、本発明をホイールクレーン等、他の建設機械のエンジン制御装置にも同様に適用できる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、エンジンの自動停止後、機外に退出した運転者に機内に復帰する意思があることが確認されると、エンジンが自動的に再始動されるので、このエンジンの再始動のための待機時間を短縮することができる。その結果、運転者は作業にすぐにとりかかれるので、作業効率を向上させることができる。また、この場合、運転者はエンジンの再始動のための特別な操作をしなくてもよいので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラ式油圧ショベルの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るクローラ式油圧ショベルのエンジン制御装置まわりの機能ブロック図である。
【図3】実施形態1のエンジン制御装置の動作例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態2に係るクローラ式油圧ショベルのエンジン制御装置まわりの機能ブロック図である。
【図5】実施形態2のエンジン制御装置の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
9 キャブ(運転室に相当する。)
100 エンジン
200 油圧回路
300 制御装置
310,310a エンジン制御部(エンジン停止手段に相当する。)
313 ゲートレバーのスイッチ
320 エンジン再始動判断部(エンジン再始動手段に相当する。)
321 センサ(検知手段に相当する。)
330 エンジン動力要否判断部
340 電源制御部
350 警報制御部
351 警報ブザー
380 機械本体側の送受信装置
400 運転者側の送受信装置(送信手段に相当する。)
500 入出力装置

Claims (5)

  1. エンジンと、運転者が機外に退出したときでかつこのエンジンの動力が必要とされない停止条件にてエンジンを自動停止させるエンジン停止手段とを備えた建設機械のエンジン制御装置において、
    エンジンの自動停止後、運転者が機内に復帰する意思があることを確認してこの自動停止されたエンジンを再始動するエンジン再始動手段を備えたことを特徴とする建設機械のエンジン制御装置。
  2. エンジンの自動停止後、運転者が機内に復帰したことを検知する検知手段を備え、エンジン再始動手段は、この検知手段が運転者の復帰を検知したときに上記自動停止されたエンジンを再始動するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の建設機械のエンジン制御装置。
  3. 運転者が機外に退出したときに上がった状態とされるゲートレバーを備え、エンジン再始動手段は、このゲートレバーが上がった状態でかつ運転者が機内に復帰する意思があることを確認したときに上記自動停止されたエンジンを再始動するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の建設機械のエンジン制御装置。
  4. 検知手段は、運転室に接近する人を検知するセンサ又はスイッチであることを特徴とする請求項2又は3記載の建設機械のエンジン制御装置。
  5. 運転者側から機械本体側へエンジンを再始動させるためのエンジン再始動指令信号を送信可能な送信手段を備え、エンジン再始動手段は、この送信されたエンジン再始動指令信号に基づいて上記自動停止されたエンジンを再始動するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の建設機械のエンジン制御装置。
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