JP2002013425A - 建設機械のエンジン制御装置 - Google Patents

建設機械のエンジン制御装置

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JP2002013425A
JP2002013425A JP2000197619A JP2000197619A JP2002013425A JP 2002013425 A JP2002013425 A JP 2002013425A JP 2000197619 A JP2000197619 A JP 2000197619A JP 2000197619 A JP2000197619 A JP 2000197619A JP 2002013425 A JP2002013425 A JP 2002013425A
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operator
driver
seat
construction machine
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JP2000197619A
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English (en)
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Hideki Kinukawa
秀樹 絹川
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータがエンジン駆動状態のままで機械
から長時間離れることが多々ある。これにより燃料の無
駄遣いが発生し、さらに近年、排出二酸化炭素の削減が
機運が社会的に高まっているなか、より確実かつ効果的
な対策が求められている。 【解決手段】 エンジンと、前記エンジンにより駆動さ
れる油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される圧油
により作動する油圧アクチュエータと、前記圧油の方向
及び流量を制御する油圧アクチュエータ制御手段と、前
記油圧アクチュエータ制御手段に対して操作信号を出力
する操作手段とを有する建設機械において、運転席への
オペレータの存在を検出する検出手段と、前記操作手段
からの操作信号が前記油圧アクチュエータ制御手段に入
力されておらず、且つ前記検出手段がオペレータが運転
席に居ないことを検出した場合、予め設定された時間が
経過した後、エンジンを停止させるエンジン停止制御手
段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルや移
動式クレーン等の建設機械に適用され、省エネ、環境保
護を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は特開2000−96627に記載
された従来技術を示す一実施例である。図8に記載の従
来技術においては、乗降遮断用のロックレバー101を
ロック操作することによりエンジン100を自動停止す
る構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベル等の建設
機械では、工事現場での他の作業との兼ね合いから作業
待ち時間が多くなる場合が多く、一般的にエンジン稼働
時間の約30%がアイドル状態と言われている。このよ
うなアイドル状態において、省エネルギーの観点から操
作レバーを中立にした後、所定時間経過後にエンジン回
転数を所定の低回転数に落とす、所謂オートアクセル機
能を保有する油圧ショベルが一般的になっている。
【0004】しかしながら、エンジン回転数が所定の低
回転数となっていても、オペレータがその状態のままで
機械から長時間離れることが多々あり、これにより燃料
の無駄遣いが発生し、さらに近年、排出二酸化炭素の削
減が機運が社会的に高まっているなか、より確実かつ効
果的な対策が求められている。
【0005】図8の従来技術においては、オペレータが
建設機械から降車する場合にロックレバー101をロッ
ク操作することによりエンジン100が停止し、燃料の
無駄遣いや二酸化炭素の発生を抑えることができる。し
かしながら単にロックレバー101と連動させただけで
は、オペレータが何らかの都合で短時間のみ降車したい
場合でもエンジン100が停止してしまい、逆にエンジ
ン100の始動・停止を繰り返すことにより、燃費が低
下、また始動時の黒煙の排出等の問題が発生する恐れが
あった。図8の従来技術では、更にタイマ102を用い
ることにより、ロックレバー101の短時間のロック操
作ではエンジン100を停止させない構成も採用してい
るのであるが、これによれば、作業時の待ち時間に安全
のためオペレータがロックレバー101をロック操作し
た状態で運転席に着座している場合でも、所定の短時間
が経過した後エンジン100が停止してしまい、作業効
率を悪化させていた。また建設機械で吊荷作業時に、吊
荷状態のまま停止させておく場合があるが、この場合誤
って操作レバーに触れることで吊荷が揺れるのを防止す
るため、ロックレバー101をロック操作しておくこと
がある。図8の従来技術では、この場合もエンジ100
ンが停止してしまい、吊荷状態の保持圧低下や、緊急時
の回避動作を行うことができないという状態となり、作
業効率の面、また安全面の問題があった。
【0006】図8の従来技術では、オペレータが運転室
に居る場合でもロックレバー101をロック操作すると
エンジン100が停止してしまう為、酷暑の夏場であっ
ても、オペレータが作業休止時に安全のためロックレバ
ー101をロック操作しておくと、エンジンの停止に伴
いエアコンディショナーが停止してしまい、運転室内の
室温が上昇し、居住性を著しく悪化させるという問題点
があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、エンジンと、前記エンジンにより駆動される油圧
ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される圧油により作
動する油圧アクチュエータと、前記圧油の方向及び流量
を制御する油圧アクチュエータ制御手段と、前記油圧ア
クチュエータ制御手段に対して操作信号を出力する操作
手段とを有する建設機械において、運転席へのオペレー
タの存在を検出する検出手段と、前記操作手段からの操
作信号が前記油圧アクチュエータ制御手段に入力されて
おらず、且つ前記検出手段がオペレータが運転席に居な
いことを検出した場合、予め設定された時間が経過した
後、エンジンを停止させるエンジン停止制御手段とを有
してエンジン制御装置を構成した。
【0008】これによれば、オペレータが運転席に居な
い場合にエンジンを停止することが出来るとともに、短
時間席を空けただけの状態であればエンジンは停止しな
いので作業効率を落とすことを防ぐことができる。ま
た、長時間作業をしていない場合でも、オペレータが運
転席に居ればエンジンは停止しないので、エアコンディ
ショナを使用している場合でも、エアコンディショナは
停止せず、良好な居住性を確保することができる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、前記検出手
段を、人体から発する遠赤外線を検知する焦電センサと
したので、人体以外の物質に反応することが無く、オペ
レータが降車したのにも係わらず、他の物質を検知して
誤作動を起こし、エンジンが停止しなくなるということ
を防止できる。また、深穴掘り時等に、オペレータが前
屈み姿勢で着座しない状態で作業している際、何らかの
都合で長時間操作手段である操作レバー等を操作しなか
ったとしても、運転席にオペレータが居ることを正確に
検知できるため、エンジンが停止してしまうことはな
い。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記検出手
段を、前記運転席の着座面への所定の荷重を検出する荷
重検出器としたので、例えばリミットスイッチ等の簡易
な手段で着座状態のオペレータの有無を把握することが
できる。
【0011】請求項4記載の発明によれば、前記エンジ
ン停止制御手段には、エンジンを停止させるまでの設定
時間を任意に設定する設定手段を持たせたので、作業種
類やそのときどきの状況に併せて、任意にエンジンが停
止するまでの時間を設定できるので、高作業効率と省エ
ネルギーとをバランス良く得ることができる。
【0012】請求項5記載の発明によれば、前記運転席
を内包する運転室と、前記運転室内の室温を調整するエ
アコンディショナーを有し、前記エアコンディショナー
が作動していない場合は、前記検出手段がオペレータの
存在を検出しても、前記操作手段からの操作信号が前記
油圧アクチュエータ制御手段に入力されていない状態が
予め設定された時間を経過した後、前記エンジンを停止
するようにしたので、長時間作業をしていない場合で
も、オペレータが運転席に居ればエンジンは停止しない
ので、エアコンディショナを使用している場合でも、エ
アコンディショナは停止せず、良好な居住性を確保する
ことができるが、エアコンディショナを使用していない
場合は、運転席にオペレータが居ても、エンジンを停止
させることが出来、より効果的に省エネルギー効果を得
ることが出きる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に本発明が適用される建設機
械の第1の実施形態である油圧ショベルを示す。図にお
いて、1は油圧ショベル、2は下部走行体、3は下部走
行体上に旋回自在に連結された上部旋回体、4は上部旋
回体に起伏自在に連結された作業アタッチメント、5は
上部旋回体に枢支された作業アタッチメント4を構成す
るブーム、6はブーム5に前後方向に回動可能に枢支さ
れた作業アタッチメント4を構成するアーム、7はアー
ム6に前後方向に回動可能に枢支された作業アタッチメ
ント4を構成するバケット、8は上部旋回体上に載置さ
れたキャブ、9は下部走行体2に設けられた乗降用ステ
ップである。図2は、図1の油圧ショベル1の上部旋回
体3を示す一部透視図である。図において、10はキャ
ブ8により構成される運転室、11は運転室内に載置さ
れた運転席、12は運転席の両側方に設置されたコント
ロールボックス、13はコントロールボックスに配置さ
れた操作レバー、14は焦電センサ、15は焦電センサ
による運転室10内の検出範囲である。この種の油圧シ
ョベル1によれば、オペレータは、ステップ9を利用し
て、キャブ8内の運転室10へ乗車、或いは運転室10
から降車する。オペレータは乗車時にあっては、運転席
11に通常着座した状態で、左右一対の操作レバー13
を操作することにより、作業アタッチメント4の作動や
上部旋回体3の旋回等を任意に操作することができる。
【0014】作業中に待ち時間が生じた際、オペレータ
が操作レバー13を中立にして所定の設定時間を経過す
ると、エンジン回転数がアイドリング回転数以下の所定
の低回転に落ちて省エネルギー効果を得ることが出来
る、所謂オートアクセル機構を備えたものが多い。しか
しながら、このオートアクセル機能により所定の低回転
にエンジン回転数を落としていても、作業の待ち時間や
小休憩の際に、オペレータが機械から降車することがあ
るが、このときもエンジンは駆動し続けていることとな
る。近年排出二酸化炭素量の低減等が求められており、
省エネルギーの観点だけでなく、アイドリング回転やオ
ートアクセル機能による所定の低回転の状態であって
も、この観点からは、できるだけエンジンを停止させて
おくことが望ましいのであるが、その都度のエンジン停
止・始動操作の煩わしさ等の理由により、オペレータの
意識に浸透できていないのが現状である。
【0015】図1及び図2に示す本発明の第1の実施形
態のエンジン制御装置によれば、焦電センサ14によ
り、オペレータが運転室内に存在しているか否かを確実
に検知することができる。すなわち、本実施形態では、
運転室10の天井部であって、運転席11の着座面の上
方付近に焦電センサ14が配置されている。焦電センサ
14は放射状の検出範囲を有しており、本実施形態によ
れば、図2の検出範囲15に示すように、運転室10内
のほぼ全域を検出することができる。焦電センサ14
は、人体が発する遠赤外線を検出することが出来るた
め、人体以外の物質を誤検出することがない。これによ
り、確実に運転室10内にオペレータが存在しているか
否かを検出できる。オペレータが運転席11に着座して
いない状態であっても、同様に検出することが出来るの
で、運転席11に着座せずに、起立姿勢で前屈みになり
油圧ショベルの足元掘削や、深穴掘りをしている場合で
も、確実にオペレータが運転室10内に存在しているこ
とを検出することができることとなり、作業中に不意に
エンジンが停止することがない。
【0016】図3は、図1及び図2に示す本発明の第1
の実施形態のエンジン制御装置を示すブロック図、図4
は本発明の第1の実施形態のエンジン制御装置の作動フ
ローチャートである。図において、20は電源、21は
OUTポート、22はエンジンストップソレノイド、2
3はタイマーリレー、24はリレー、25はアース、2
6,27は電路であり、これらによりエンジン停止制御
手段を構成する。
【0017】図2〜図4により本発明の第1の実施形態
のエンジン制御装置の構成及び作用を説明する。焦電セ
ンサ14は、図2に示すように運転室10の天井部に配
置されており、オペレータ(人)の存在を検知すると、
焦電センサ14のOUTポート21からの出力はOFF
状態となるように設定してある。焦電センサ14からの
出力がOFF状態であると、ノーマルオープンのタイマ
ーリレー23は非励磁のままであり、ノーマルクローズ
のリレー24の電路を遮断した状態となっている。この
状態であると、エンジンストップソレノイド22は電源
20に通電して励磁状態となっており、エンジンは駆動
状態を保っている。
【0018】次に、運転室10にオペレータが存在しな
い場合は、焦電センサ14のOUTポート21からの出
力はON状態となり、タイマーリレー23は所定時間
(例えば1分)経過後に励磁し、電路26が通電状態と
なる。これによりリレー24が励磁して電路27が非通
電状態となって、エンジンストップソレノイド22が非
励磁となり、エンジンが停止する。
【0019】本実施形態によれば、オペレータが短時間
の作業打ち合わせの為に運転席11から降車しても、設
定時間内であればエンジンは停止しないので、再び作業
を始める際、エンジンを再始動するという手間が発生せ
ず、何らかの都合で設定時間を超えて降車した状態が続
いたときは、自動的にエンジンが停止するので、省エネ
ルギー効果を得ることが出来るとともに、排出二酸化炭
素やHC等の排気ガス中の有害物質の低減効果を確実に
得ることが出来る。なお、タイマーリレー23が通電状
態になってから励磁状態となるまでの設定時間は、1分
程度が適当な場合が多いが、これは作業内容により適宜
設定するようにすればよい。タイマーリレー23を可変
タイマーとし、例えば30秒〜5分程度の範囲内で設定
変更可能とすれば、都度作業内容に最適な時間に設定す
ることができるので、より好適であるし、夏季の炎天下
の下では、エンジンの停止に伴いエアコンディショナー
が停止すると運転室内はたちまち高温となってしまう
が、本実施形態によれば、設定時間内であれば、エンジ
ンが停止しないのでエアコンディショナーも停止せず、
快適な運転室内の室温を保持することが出来る。
【0020】図5及び図6は、本発明の第2の実施形態
を示す図である。図3と同一の構成要素を示すものには
同一の符号を付し、図1及び図2においては同一の構成
を有している。図において、30はエアコンディショナ
ー用スイッチ、31は操作レバー13の操作により発生
するパイロット圧を検出する圧力スイッチ、32は電路
である。本実施形態によれば、エアコンディショナー用
スイッチ30がON状態であれば、図3及び図4で示し
た実施形態の場合と同様に、焦電センサ14は、オペレ
ータの存在を検知すると、焦電センサ14のOUTポー
ト21からの出力はOFF状態となるように設定してあ
り、焦電センサ14からの出力がOFF状態であると、
ノーマルオープンのタイマーリレー23は非励磁のまま
であり、ノーマルクローズのリレー24の電路を遮断し
た状態となる。この状態であると、エンジンストップソ
レノイド22は電源20に通電して励磁状態を保ってお
り、エンジンは駆動状態を保つ。次に、運転室10にオ
ペレータが存在しない場合は、焦電センサ14のOUT
ポート21からの出力はON状態となってタイマーリレ
ー23が通電状態となり、これにより所定時間(例えば
1分)経過後に励磁して、電路26が通電状態となる。
これによりリレー24が励磁して電路27が非通電状態
となって、エンジンストップソレノイド22が非励磁と
なり、エンジンが停止する。
【0021】次にエアコンディショナー用スイッチ30
がOFF状態の場合について説明する。圧力スイッチ3
1は、操作レバー13の全て(図2で図示しない他の操
作レバーも含めて)が操作されていない状態で、電路3
2を通電する。すなわち、エアコンディショナー用スイ
ッチ30がOFF状態であれば、操作レバーの全てが非
操作状態となったときにタイマーリレー23が通電状態
となり、これにより所定時間(例えば1分)経過後に励
磁して、電路26が通電状態となる。これによりリレー
24が励磁して電路27が非通電状態となって、エンジ
ンストップソレノイド22が非励磁となり、エンジンが
停止する。
【0022】本実施形態によれば、オペレータが運転室
10に存在している場合でも、エアコンディショナーが
使用されていなければ、非操作状態が設定時間経過した
後、エンジンが自動的に停止するが、エアコンディショ
ナーを使用している場合には、オペレータが運転室10
内に存在しない場合のみ、設定時間経過後にエンジンを
自動的に停止させる。これにより、よりこまめにエンジ
ンを停止させるので、省エネルギー効果や排出二酸化炭
素量の低減には効果が見込め、更に夏季の炎天下にエア
コンディショナーを使用して、適度な運転室10内の室
温を保持している状態では、運転室10内にオペレータ
が存在しているときはエンジンを停止しないので、運転
室10内で作業待ちをしているときも、良好な運転室1
0内の室温を維持できる。
【0023】図7は、本発明の第3の実施形態を示す図
である。図において、40は荷重検出器、41は運転席
11の着座面である。本実施形態によれば、第1或いは
第2の実施形態の焦電センサ14の替わりに、運転席1
1の着座面41の内部に、荷重検出器40を配置してあ
り、着座面への荷重を検出して、第1或いは第2の実施
形態と同様の制御を行うものである。すなわち、荷重検
出器40がオペレータの着座時の荷重を検出しなくなっ
てから、設定時間経過した後、エンジンを停止するもの
である。荷重検出器40は例えばリミットスイッチを着
座面41内部に配置するのみでよい。着座していない状
態でオペレータが運転室10内にいる場合は、オペレー
タの存在が検出できず、焦電センサ14に比して経年劣
化等や、オペレータ以外の荷重が着座面に作用した場合
の誤作動の可能性はあるものの、構成を簡単かつ安価な
ものとすることができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、オペレー
タが運転席に居ない場合にエンジンを停止することが出
来るので、効果的に省エネルギー効果や二酸化炭素等の
排気ガス中の有害物質の排出量低減効果を得ることが出
来るとともに、短時間席を空けただけの状態であればエ
ンジンは停止しないので作業効率を落とすことを防ぐこ
とができる。また、長時間作業をしていない場合でも、
オペレータが運転席に居ればエンジンは停止しないの
で、エアコンディショナを使用している場合でも、エア
コンディショナは停止せず、良好な居住性を確保するこ
とができる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、前記検出手
段を、人体から発する遠赤外線を検知する焦電センサと
したので、人体以外の物質に反応することが無く、オペ
レータが降車したのにも係わらず、他の物質を検知して
誤作動を起こし、エンジンが停止しなくなるということ
を防止できる。また、深穴掘り時等に、オペレータが前
屈み姿勢で着座しない状態で作業している際、何らかの
都合で長時間操作手段である操作レバー等を操作しなか
ったとしても、運転室内にオペレータが居ることを検出
できるため、エンジンが停止してしまうことがない。
【0026】請求項3記載の発明によれば、前記検出手
段を、前記運転席の着座面への所定の荷重を検出する荷
重検出器としたので、例えばリミットスイッチ等の簡易
な手段で着座状態のオペレータの有無を把握することが
できる。
【0027】請求項4記載の発明によれば、前記エンジ
ン停止制御手段には、エンジンを停止させるまでの設定
時間を任意に設定する設定手段を持たせたので、作業種
類やそのときどきの状況に併せて、任意にエンジンが停
止するまでの時間を設定できるので、高作業効率と省エ
ネルギーとをバランス良く得ることができる。
【0028】請求項5記載の発明によれば、長時間作業
をしていない場合でも、オペレータが運転席に存在して
おり、エアコンディショナを使用している場合にはエン
ジンが停止しないのでエアコンディショナも停止せず、
良好な居住性を確保することができる。エアコンディシ
ョナを使用していない場合は、運転席にオペレータが居
ても、エンジンを停止させることが出来るので、より効
果的に省エネルギー効果や排出二酸化炭素量の低減効果
を得ることが出来る。
【0029】以上のように、本発明のエンジン制御装置
よれば、建設機械の作業効率を落とすことなく、省エネ
ルギー効果、排出二酸化炭素量の低減効果等を得ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される油圧ショベルの側面図で
ある。
【図2】 図1の油圧ショベルの上部旋回体の一部透視
図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図4】 本発明の第1の実施形態を示すフローチャー
トである。
【図5】 本発明の第2の実施形態を示すブロック図で
ある。
【図6】 本発明の第2の実施形態を示すフローチャー
トである。
【図7】 本発明の第3の実施形態の運転室内を示す図
である。
【図8】 従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 2 下部走行体 3 上部旋回体 4 作業アタッチメント 8 キャブ 10 運転室 11 運転席 12 コントロールボックス 13 操作レバー 14 焦電センサ 15 焦電センサの検出範囲 22 エンジンストップソレノイド 23 タイマーリレー 24 リレー 30 エアコンディショナー用スイッチ 31 圧力スイッチ 40 荷重検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/00 F02D 29/00 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、前記エンジンにより駆動さ
    れる油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される圧油
    により作動する油圧アクチュエータと、前記圧油の方向
    及び流量を制御する油圧アクチュエータ制御手段と、前
    記油圧アクチュエータ制御手段に対して操作信号を出力
    する操作手段とを有する建設機械において、運転席への
    オペレータの存在を検出する検出手段と、前記操作手段
    からの操作信号が前記油圧アクチュエータ制御手段に入
    力されておらず、且つ前記検出手段がオペレータが運転
    席に居ないことを検出した場合、予め設定された時間が
    経過した後、エンジンを停止させるエンジン停止制御手
    段とを有することを特徴とする建設機械のエンジン制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、人体から発する遠赤外
    線を検知する焦電センサであることを特徴とする請求項
    1記載の建設機械のエンジン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記運転席の着座面へ
    の所定の荷重を検出する荷重検出器であることを特徴と
    する請求項1記載の建設機械のエンジン制御装置。
  4. 【請求項4】 前記エンジン停止制御手段は、エンジン
    を停止させるまでの設定時間を任意に設定する設定手段
    を有することを特徴とする請求項1或いは2記載の建設
    機械のエンジン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記運転席を内包する運転室と、前記運
    転室内の室温を調整するエアコンディショナーを有し、
    前記エアコンディショナーが作動していない場合は、前
    記検出手段がオペレータの存在を検出しても、前記操作
    手段からの操作信号が前記油圧アクチュエータ制御手段
    に入力されていない状態が予め設定された時間を経過し
    た後、前記エンジンを停止するようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至3記載の建設機械のエンジン制御装
    置。
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