JP5489314B1 - ピッキングリフトの転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフト - Google Patents

ピッキングリフトの転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフト Download PDF

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Abstract

【課題】ピッキング作業を行おうと屈んだオペレータが運転台から転落するのを防ぐことができる転落防止装置及びピッキングリフトを提供する。
【解決手段】本発明に係る転落防止装置は、ガードが降りていて車両の走行及び運転台の昇降が可能な状態で、オペレータがピッキング作業を行った場合に、オペレータの姿勢を判断する検出手段によってオペレータが屈んでいる状態を検出すると、当該検出に基づいて車両の走行及び運転台の昇降を禁止する制御を行うことにより、オペレータがピッキング中に誤ってアクセルレバーや昇降スイッチに触れた場合でも、車両が走行してしまったり、運転台が昇降してしまったりといった動作をなくし、当該動作によってオペレータが危険にさらされることを防止するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピッキングリフトの運転台に搭乗したオペレータが転落するのを防止する転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフトに関する。
ピッキングリフトは、バッテリや走行用モータ等を内蔵した車両本体2と、車両本体2の後方に設けられたマスト3と、マスト3に沿って昇降する運転台4とを備えたタイプのフォークリフトである。図10に示すように、ピッキングリフト100の運転台4は、通常、ステップ10と、ステップ10に搭乗したオペレータの頭上を覆うヘッドガード14と、オペレータの前方に設けられた操作盤15と、ステップ10の後端部11から後方に向かって延びた一対のフォーク12とを含んでいる。
ピッキングリフト100は、オペレータが操作盤15を操作することで車両を走行させたり、運転台4を昇降させたりすることができる。
ところで、このピッキングリフト100による荷役作業には、オペレータが操作盤15を操作して、オペレータを乗せた運転台4を図10に示すような高所まで移動させて、運転台4をラック(不図示)に近づけ、パレットP上に積まれている荷物(不図示)をラックに移したり、ラックに保管されている荷物をパレットP上に移したりするピッキング作業が含まれる。このため、ピッキングリフト100の運転台4には、オペレータの転落を防止するための転落防止装置(図10のガード20参照)が設けられている。ガード20はオペレータにより手動で図10の点線で示す位置に跳ね上げる、または図10の実線で示す位置に降ろすことが可能である。また、ガード20を図10の点線で示す位置に跳ね上げている場合、車両の走行及び運転台4の昇降を禁止し、図10の実線で示す位置に降ろしている場合、車両の走行及び運転台4の昇降を許可する。
このガード20を図10の実線で示す位置に降ろしている場合、ステップ10上に立っているオペレータの腰回りが包囲されるので、操作盤15を操作しているオペレータが誤ってステップ10の外側に足を踏み出してステップ10から転落するのを防止することができる。
特開2006−160408号公報
しかしながら、従来の転落防止装置は、ステップ10上にてガード20より低く屈んだオペレータの転落を必ずしも防止できなかった。
すなわち、ピッキング作業を行うためには、まず、操作盤15を操作して運転台4を高所まで移動させ、ガード20を跳ね上げて規制を解除し、ステップ10からパレットPに乗り移ることがあった。しかし、従来の転落防止装置では、ガード20を跳ね上げずにオペレータがガード20より低く屈むことによってピッキング作業を行うことが可能であった。さらに、ガード20を降ろしている場合、車両の走行及び運転台4の昇降が可能な状態であった。ガード20が降りている状態で、そのことに気付かないままピッキング作業を行おうとガード20より低く屈んでいる時に、オペレータが誤って操作盤15に触れてしまった場合、車両が走行してしまったり、運転台4が昇降してしまったりすることがあり、その時にオペレータはバランスを崩し、ステップ10から転落する危険があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、ガードが降りた状態で、ピッキング作業を行おうとしてガードより低く屈んだオペレータが運転台から転落するのを防ぐことができる転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフトを提供することにある。
オペレータの頭上を覆うヘッドガードと車両を操作する操作盤とを備え、該オペレータが搭乗した状態で昇降可能な運転台と、該運転台と前記オペレータとを接続する安全帯と、前記運転台に備えられ、前記運転台に搭乗した前記オペレータを囲う位置である降ろした状態と、前記オペレータを開放する位置である跳ね上げた状態との間で回動可能なガードと、該ガードを跳ね上げている場合、前記車両の走行及び前記運転台の昇降を禁止し、該ガードを降ろしている場合、前記車両の走行及び前記運転台の昇降を許可するガード連動制御手段と、を備えたピッキングリフトにおいて、前記運転台に搭乗した前記オペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出するオペレータ検出手段と、前記ガードを降ろし、前記車両の走行及び前記運転台の昇降が可能な状態であり、且つ、前記オペレータ検出手段により、前記オペレータが立っていることが検出された場合は前記車両の走行及び前記運転台の昇降を許可し、他方、前記ガードを降ろし、前記車両の走行及び前記運転台の昇降が可能な状態であり、且つ、前記オペレータが屈んでいることが検出された場合は前記車両の走行及び前記運転台の昇降を禁止するオペレータ姿勢連動制御手段と、を備えることを特徴とする転落防止装置としたものである。
上記構成によれば、オペレータの運転姿勢を検出することで車両の走行及び運転台の昇降を制御できるので、オペレータが屈んでいるときに誤って操作盤に触れてしまったとしても、車両の走行及び運転台の昇降は禁止されており動作しないので、オペレータがバランスを崩して転落することがなくなる。
前記オペレータ検出手段は、前記運転台に搭乗した前記オペレータの頭上から前記運転台及び前記運転台周辺を撮像する撮像手段と、該撮像手段が撮像した撮像画像に基づいて画像処理を行う画像処理装置と、を備え、前記撮像手段により撮像された前記撮像画像を前記画像処理装置が画像処理することにより、前記オペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出する。
上記構成によれば、オペレータが屈んでいるか否かを撮像手段を使用して判断しているため、撮像範囲内の運転台に搭乗しているオペレータの姿勢を確実に検出できる。
前記画像処理装置は、前記撮像手段が撮像した前記撮像画像から、前記オペレータの被っているヘルメットの領域を検出するヘルメット領域検出手段と、該ヘルメット領域検出手段が検出した前記ヘルメットの領域からヘルメット面積を算出するヘルメット面積算出手段と、前記オペレータが屈んでいるか否かの判断に必要な基準ヘルメット面積を記憶する基準ヘルメット面積記憶手段と、前記ヘルメット面積算出手段より算出された前記ヘルメット面積と前記基準ヘルメット面積記憶手段が記憶する前記基準ヘルメット面積を比較して、前記ヘルメット面積が前記基準ヘルメット面積より大きい場合、前記オペレータが立っていると判断し、前記ヘルメット面積が前記基準ヘルメット面積より小さい場合、前記オペレータが屈んでいると判断するヘルメット位置判定手段と、を備える。
上記構成によれば、ヘルメットは形や大きさや色等が決まっており、画像処理しようとした場合に、検出し易く、誤検出も少ないため、より正確にオペレータの姿勢を検出することができる。
前記オペレータ検出手段は、前記運転台に搭乗した前記オペレータの身体部分が前記ガードより上側に存在することを検出するガード上側オペレータ検出センサと、前記運転台に搭乗した前記オペレータの身体部分が前記ガードより下側に存在することを検出するガード下側オペレータ検出センサと、前記ガード上側オペレータ検出センサによる検出結果と前記ガード下側オペレータ検出センサによる検出結果とに基づいてオペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出する。
上記構成によれば、ガード上側とガード下側でオペレータの身体部分を検出するセンサを使い分けているため、確実にガード下部にのみ身体部分が存在する状態、すなわちオペレータが屈んでいる状態を検出できる。
前記オペレータ検出手段は、オペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出するためのオペレータ位置判定手段を備え、該オペレータ位置判定手段は、前記ガード上側オペレータ検出センサと前記ガード下側オペレータ検出センサの検出結果より、前記ガード上側オペレータ検出センサが前記オペレータの身体部分が前記ガードより上側に存在することを検出し、且つ、前記ガード下側オペレータ検出センサが前記オペレータの身体部分が前記ガードより下側に存在することを検出した場合、前記オペレータが立っていると判断し、前記ガード上側オペレータ検出センサが前記オペレータの身体部分が前記ガードより上側に存在しないことを検出し、且つ、前記ガード下側オペレータ検出センサが前記オペレータの身体部分が前記ガードより下側に存在することを検出した場合、前記オペレータが屈んでいると判断する。
上記構成によれば、上記ガード上側オペレータ検出センサと上記ガード下側オペレータ検出センサの二つのセンサの検出結果でオペレータの姿勢を判断しているため、確実にオペレータが屈んでいる状態を検出できる。
前記オペレータ検出手段は、前記安全帯の安全帯長さを検出する安全帯長さ検出手段を備え、該安全帯長さ検出手段が検出した安全帯長さに基づいてオペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出する。
上記構成によれば、安全帯長さでオペレータの姿勢を判断しているため、センサのように誤検出することなく確実にオペレータの姿勢を判断できる。
前記オペレータ検出手段は、さらに前記オペレータが屈んでいるか否かの判断に必要な基準安全帯長さを記憶する基準安全帯長さ記憶手段と、前記オペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出するためのオペレータ姿勢判定手段と、を備え、該オペレータ姿勢判定手段は、前記安全帯長さ検出手段により検出された前記安全帯長さと前記基準安全帯長さ記憶手段の記憶する前記基準安全帯長さとを比較して、前記安全帯長さが前記基準安全帯長さより短い場合、前記オペレータが立っていると判断し、前記安全帯長さが前記基準安全帯長さより長い場合、前記オペレータが屈んでいると判断する。
上記構成によれば、オペレータが屈んでいるか否かの判断に必要な基準安全帯長さを記憶し、検出された安全帯長さと基準安全帯長さを比較しているため、確実にオペレータの姿勢を判断できる。
本発明によれば、ガードが降りた状態でピッキング作業を行おうとガードより低く屈んだオペレータの誤操作による車両の走行及び運転台の昇降が禁止されるので、オペレータが運転台から転落するのを防ぐことができる転落防止装置、および該転落防止装置を備えたピッキングリフトを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフトの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフトの側面図である。 本発明の第1実施形態に係るピッキングリフトのカメラ撮影図である。 第1実施形態に係るピッキングリフトの制御に関するブロック図である。 第1実施形態に係るピッキングリフトの制御に関するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフトの側面図である。 第2実施形態に係るピッキングリフトの制御に関するブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフトの側面図である。 第3実施形態に係るピッキングリフトの制御に関するブロック図である。 従来のピッキングリフトの斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係る転落防止装置およびピッキングリフトの実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2に、本発明の第1実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフトを示す。図10に示す従来のピッキングリフト100と同様、本実施形態に係るピッキングリフト1Aは、バッテリや走行用モータ等を内蔵した車両本体2と、車両本体2の後方に設けられたマスト3と、マスト3に沿って昇降する運転台4とを備えている。
運転台4は、主に、ステップ10と、ステップ10に搭乗したオペレータOの頭上を覆うヘッドガード14と、ヘッドガード14を左右両側から挟み込んで支持する左右一対のサイドフレーム13(13R、13L)と、ステップ10の後端部11から後方に向かって延びた一対のフォーク12と、オペレータOの動きを規制し得るガード20と、ピッキングリフト1Aを操作するための操作盤15およびブレーキペダル19とを含んでいる。
ピッキングリフト1Aは、安全帯21を備える。安全帯21は、運転台4で作業をするオペレータOが装着すべきもので、オペレータOと運転台4とを接続するものであり、一端がオペレータOに取り付けられ、他端が運転台4のヘッドガード14に取り付けられる。安全帯21は一端から所定の長さ(例えば、約1m)までの部分が常に引き出されており、テンションが加わると残りの部分がそのテンションに応じて引き出される。
図3に、転落防止装置を備えたピッキングリフト1Aのブロック図を示す。同図に示すように、マイクロプロセッサ(MPU)からなる制御部40Aには、操作盤15に設けられたキースイッチ16、アクセルレバー17および昇降スイッチ18と、ステップ10に設けられたブレーキペダル19と、ガード20とからの信号が入力される。そして、制御部40Aは、入力された信号に基づいて、電磁ブレーキ29、走行用モータ30および油圧用モータ31を制御する。
より詳しくは、制御部40Aは、ガード連動制御手段32とオペレータ姿勢連動制御手段33を含む。ガード連動制御手段32は、キースイッチ16がONされ、且つ、ガード20が降ろされた状態のときに、アクセルレバー17、昇降スイッチ18またはブレーキペダル19が操作されると、その操作量に応じて電磁ブレーキ29、走行用モータ30または油圧用モータ31を駆動させ、車両の走行及び運転台4の昇降を許可する。一方、キースイッチ16がONされ、且つ、ガード20が跳ね上げられた状態のときに、アクセルレバー17、昇降スイッチ18またはブレーキペダル19が操作されても、車両の走行及び運転台4の昇降を禁止する。
図3の通り、ピッキングリフト1Aの転落防止装置は、撮像手段としてのカメラ22及び画像処理装置24をさらに備える。カメラ22は、例えばCCDカメラである。カメラ22は、運転台4を撮像するものであり、より具体的には、運転台4に搭乗したオペレータOの装着するヘルメット23を頭上より撮像するものである。従って、カメラ22は、オペレータOの作業姿勢、作業位置等によってヘルメット23が撮像画像に映り込まない事態をなるべく回避できる位置に取り付けられることが好ましい。本実施形態では、図1の通り、カメラ22は、ヘッドガード14の上部中央に取り付けられており、上方から運転台4を撮像する。
図4は、カメラ22により撮像された撮像画像の一例であって、(A)がオペレータOが立っている時の撮像画像、(B)が屈んでいる時の撮像画像である。図4の撮像画像を比較すると、ヘルメット23の大きさはオペレータOが屈んでいる時のほうが立っている時より小さくなることが分かる。
画像処理装置24は、ヘルメット領域検出手段25と、ヘルメット面積算出手段26と、基準ヘルメット面積記憶手段27と、ヘルメット位置判定手段28とを備える。
ヘルメット領域検出手段25は、カメラ22が撮像した撮像画像に対して所定の画像処理をして、撮像画像に映り込んだヘルメット23の領域を検出する。
ヘルメット面積算出手段26は、ヘルメット領域検出手段25にて撮像画像に映り込んだヘルメット23の領域を検出した後、ヘルメット23のヘルメット面積を算出する。
また、オペレータOが屈んでいるか否かの判断の基準となる基準ヘルメット面積は、あらかじめ基準ヘルメット面積記憶手段27に記憶させる。そして、ヘルメット位置判定手段28により、ヘルメット面積算出手段26より算出されたヘルメット面積と基準ヘルメット面積記憶手段27に記憶された基準ヘルメット面積を比較する。そして、ヘルメット面積が基準ヘルメット面積より大きいと判断した場合、オペレータOが立っていると判断し、ヘルメット面積が基準ヘルメットより小さいと判断した場合、オペレータOが屈んでいると判断する。
オペレータ姿勢連動制御手段33は、ヘルメット位置判定手段28の判断に基づいて車両の走行及び運転台4の昇降を制御する。
より詳しくは、図5の制御部の動作のフローチャートを参照しながら説明する。オペレータ姿勢連動制御手段33は、ステップS1では、ヘルメット位置判定手段28の検出結果を読み込む。ステップS2では、ガード20が跳ね上がっているか否かを判定する。ガード20が跳ね上がってると判定した場合(判定結果:Yes)、オペレータ姿勢連動制御手段33は、車両の走行及び運転台4の昇降を禁止する(ステップS5)。
図5に示すように、オペレータ姿勢連動制御手段33は、ガード20が降りていることが検出されるまで車両の走行及び運転台4昇降動作を禁止し続ける。
一方、ステップS2で、ガード20が降りていると判定した場合(判定結果:No)、オペレータ姿勢連動制御手段33は、ステップS3の判定を行う。
ステップS3では、ヘルメット位置判定手段28の検出結果に基づき、オペレータOが屈んでいるか否かを判定する。オペレータOが立っていると判定した場合(判定結果:No)、オペレータ姿勢連動制御手段33は、車両の走行及び運転台4の昇降を許可する(ステップS4)。
図5に示すように、オペレータ姿勢連動制御手段33は、ガード20が降りた状態で、オペレータOが屈んでいることが検知されるまで車両の走行及び運転台4の昇降を許可し続ける。
一方、ステップS3で、オペレータOが屈んでいると判定した場合(判定結果:Yes)、オペレータ姿勢連動制御手段33は、車両の走行及び運転台4の昇降を禁止する(ステップS5)。
図5に示すように、オペレータ姿勢連動制御手段33は、ガード20が降りた状態で、オペレータOが立っていることが検知されるまで車両の走行及び運転台4の昇降を禁止し続ける。
このように、本実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフト1Aでは、ガード20が降りた状態で、且つ、オペレータOが屈んでいることが上記カメラ22を用いて検知されると、オペレータOが立っていることが検知されるまで制御部40Aにより車両の走行及び運転台4の昇降を禁止し続ける。したがって、ガード20が降りた状態で、ピッキング作業を行おうと屈んだオペレータOが誤って操作盤15に触れてしまった場合でも、オペレータがバランスを崩して転落することを防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図6に、第2実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフト1Bを示す。本実施形態に係るピッキングリフト1Bは、第1実施形態のカメラ22と画像処理装置24の代わりに、サイドフレーム13にガード上側オペレータ検出センサ34及びガード下側オペレータ検出センサ35が備えられる。ガード上側オペレータ検出センサ34及びガード下側オペレータ検出センサ35は、例えば磁気センサである。図7に、第2実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフト1Bのブロック図を示す。図7の通り、ピッキングリフト1Bの転落防止装置は、オペレータ位置判定手段36をさらに備える。ガード上側オペレータ検出センサ34とガード下側オペレータ検出センサ35の検出結果より、オペレータ位置判定手段36によってオペレータOの姿勢を判定し、オペレータOの姿勢により制御部40Aが車両の走行及び運転台4の昇降を制御するよう構成されている点(図7参照)において第1実施形態に係るピッキングリフト1Aと相違しているが、その他の点はピッキングリフト1Aと共通している。
ガード上側オペレータ検出センサ34は、ガードより上側にオペレータOの身体部分が存在するか否かを検出するセンサで、ガード下側オペレータ検出センサ35は、ガードより下側にオペレータOの身体部分が存在するか否かを検出するセンサである。そして、ガード上側オペレータ検出センサ34とガード下側オペレータ検出センサ35の検出結果に基づき、オペレータ位置判定手段36が、オペレータが屈んでいるか否か判定する。
ガード上側オペレータ検出センサ34が、ガードより上側にオペレータOの身体部分が存在すると検出し、且つ、ガード下側オペレータ検出センサ35が、ガードより下側にオペレータOの身体部分が存在すると検出した場合、オペレータ位置判定手段36は、オペレータOは立っていると判定する。また、ガード上側オペレータ検出センサ34が、ガードより上側にオペレータOの身体部分が存在しないと検出し、且つ、ガード下側オペレータ検出センサ35が、ガードより下側にオペレータOの身体部分が存在すると検出した場合、オペレータ位置判定手段36は、オペレータOは屈んでいると判定する。
このように、本実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフト1Bでは、ガード上側とガード下側でオペレータの身体部分を検出するガード上側オペレータ検出センサ34とガード下側オペレータ検出センサ35とを使い分けているため、確実にガード下部にのみ身体部分が存在する状態、すなわちオペレータOが屈んでいる状態を検出できる。
[第3実施形態]
次に、図8及び図9を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
図8に、第3実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフト1Cを示す。本実施形態に係るピッキングリフト1Cは、第1実施形態のカメラ22と画像処理装置24の代わりに、安全帯21に安全帯長さ検出手段37と、基準安全帯長さ記憶手段38が備えられる。安全帯長さ検出手段37は、例えば安全帯を巻き取るリールとリール部分に回転式ポテンショメータを備え、回転式ポテンショメータの検出値より引き出されている安全帯長さを算出する。また、基準安全帯長さ記憶手段38にオペレータOが屈んでいる場合の基準安全帯長さを記憶させておく。図9に、第2実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフト1Cのブロック図を示す。図9の通り、ピッキングリフト1Cの転落防止装置は、オペレータ姿勢判定手段39をさらに備える。安全帯長さ検出手段37と基準安全帯長さ検出手段38をオペレータ姿勢検出手段39で比較することでオペレータOの姿勢を判定し、オペレータOの姿勢により制御部40Aが車両の走行及び運転台4の昇降を制御するよう構成されている点(図9参照)において第1実施形態に係るピッキングリフト1Aと相違しているが、その他の点はピッキングリフト1Aと共通している。
安全帯長さ検出手段37が算出した安全帯長さと、基準安全帯長さ記憶手段38が記憶している基準安全帯長さをオペレータ姿勢検出手段39で比較し、安全帯長さが基準安全帯長さより短い場合、オペレータ姿勢検出手段39は、オペレータOは立っていると判定する。また、安全帯長さが基準安全帯長さより長い場合、オペレータ姿勢検出手段39は、オペレータOは屈んでいると判定する。
このように、本実施形態に係る転落防止装置を備えたピッキングリフト1Cでは、オペレータが屈んでいるか否かの判断に必要な基準安全帯長さを記憶し、検出された安全帯長さと基準安全帯長さを比較しているため、確実にオペレータの姿勢を判断できる。
1A、1B、1C ピッキングリフト
2 車両本体
3 マスト
4 運転台
10 ステップ
11 (ステップの)後端部
12 フォーク
13、13R、13L サイドフレーム
14 ヘッドガード
15 操作盤
16 キースイッチ
17 アクセルレバー
18 昇降スイッチ
19 ブレーキペダル
20 ガード
21 安全帯
22 撮像手段としてのカメラ
23 ヘルメット
24 画像処理装置
25 ヘルメット領域検出手段
26 ヘルメット面積算出手段
27 基準ヘルメット面積記憶手段
28 ヘルメット位置判定手段
29 電磁ブレーキ
30 走行用モータ
31 油圧用モータ
32 ガード連動制御手段
33 オペレータ姿勢連動制御手段
34 ガード上側オペレータ検出センサ
35 ガード下側オペレータ検出センサ
36 オペレータ位置判定手段
37 安全帯長さ検出手段
38 基準安全帯長さ記憶手段
39 オペレータ姿勢判定手段
40A 制御部(MPU)
100 従来のピッキングリフト
O オペレータ
P パレット

Claims (8)

  1. オペレータの頭上を覆うヘッドガードと車両を操作する操作盤とを備え、該オペレータが搭乗した状態で昇降可能な運転台と、
    該運転台と前記オペレータとを接続する安全帯と、
    前記運転台に備えられ、前記運転台に搭乗した前記オペレータを囲う位置である降ろした状態と、前記オペレータを開放する位置である跳ね上げた状態との間で回動可能なガードと、
    該ガードを跳ね上げている場合、前記車両の走行及び前記運転台の昇降を禁止し、該ガードを降ろしている場合、前記車両の走行及び前記運転台の昇降を許可するガード連動制御手段と、
    を備えたピッキングリフトにおいて、
    前記運転台に搭乗した前記オペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出するオペレータ検出手段と、
    前記ガードを降ろし、前記車両の走行及び前記運転台の昇降が可能な状態であり、且つ、前記オペレータ検出手段により、前記オペレータが立っていることが検出された場合は前記車両の走行及び前記運転台の昇降を許可し、他方、前記ガードを降ろし、前記車両の走行及び前記運転台の昇降が可能な状態であり、且つ、前記オペレータが屈んでいることが検出された場合は前記車両の走行及び前記運転台の昇降を禁止するオペレータ姿勢連動制御手段と、
    を備えることを特徴とするピッキングリフトの転落防止装置。
  2. 前記オペレータ検出手段は、
    前記運転台に搭乗した前記オペレータの頭上から前記運転台及び前記運転台周辺を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段が撮像した撮像画像に基づいて画像処理を行う画像処理装置と、を備え、
    前記撮像手段により撮像された前記撮像画像を前記画像処理装置が画像処理することにより、前記オペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出することを特徴とする請求項1に記載のピッキングリフトの転落防止装置。
  3. 前記画像処理装置は、
    前記撮像手段が撮像した前記撮像画像から、前記オペレータの被っているヘルメットの領域を検出するヘルメット領域検出手段と、
    該ヘルメット領域検出手段が検出した前記ヘルメットの領域からヘルメット面積を算出するヘルメット面積算出手段と、
    前記オペレータが屈んでいるか否かの判断に必要な基準ヘルメット面積を記憶する基準ヘルメット面積記憶手段と、
    前記ヘルメット面積算出手段より算出された前記ヘルメット面積と前記基準ヘルメット面積記憶手段が記憶する前記基準ヘルメット面積を比較して、前記ヘルメット面積が前記基準ヘルメット面積より大きい場合、前記オペレータが立っていると判断し、前記ヘルメット面積が前記基準ヘルメット面積より小さい場合、前記オペレータが屈んでいると判断するヘルメット位置判定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のピッキングリフトの転落防止装置。
  4. 前記オペレータ検出手段は、
    前記運転台に搭乗した前記オペレータの身体部分が前記ガードより上側に存在することを検出するガード上側オペレータ検出センサと、
    前記運転台に搭乗した前記オペレータの身体部分が前記ガードより下側に存在することを検出するガード下側オペレータ検出センサと、
    前記ガード上側オペレータ検出センサによる検出結果と前記ガード下側オペレータ検出センサによる検出結果とに基づいてオペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出することを特徴とする請求項1に記載のピッキングリフトの転落防止装置。
  5. 前記オペレータ検出手段は、
    オペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出するためのオペレータ位置判定手段を備え、
    該オペレータ位置判定手段は、前記ガード上側オペレータ検出センサと前記ガード下側オペレータ検出センサの検出結果より、前記ガード上側オペレータ検出センサが前記オペレータの身体部分が前記ガードより上側に存在することを検出し、且つ、前記ガード下側オペレータ検出センサが前記オペレータの身体部分が前記ガードより下側に存在することを検出した場合、前記オペレータが立っていると判断し、前記ガード上側オペレータ検出センサが前記オペレータの身体部分が前記ガードより上側に存在しないことを検出し、且つ、前記ガード下側オペレータ検出センサが前記オペレータの身体部分が前記ガードより下側に存在することを検出した場合、前記オペレータが屈んでいると判断することを特徴とする請求項4に記載のピッキングリフトの転落防止装置。
  6. 前記オペレータ検出手段は、
    前記安全帯の安全帯長さを検出する安全帯長さ検出手段を備え、該安全帯長さ検出手段が検出した安全帯長さに基づいてオペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出することを特徴とする請求項1に記載のピッキングリフトの転落防止装置。
  7. 前記オペレータ検出手段は、さらに前記オペレータが屈んでいるか否かの判断に必要な基準安全帯長さを記憶する基準安全帯長さ記憶手段と、
    前記オペレータが立っているか、もしくは屈んでいるかを検出するためのオペレータ姿勢判定手段と、を備え、
    該オペレータ姿勢判定手段は、前記安全帯長さ検出手段により検出された前記安全帯長さと前記基準安全帯長さ記憶手段の記憶する前記基準安全帯長さとを比較して、前記安全帯長さが前記基準安全帯長さより短い場合、前記オペレータが立っていると判断し、前記安全帯長さが前記基準安全帯長さより長い場合、前記オペレータが屈んでいると判断することを特徴とする請求項6に記載のピッキングリフトの転落防止装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の転落防止装置を備えることを特徴とするピッキングリフト。
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