JP2871114B2 - 建設機械の安全装置 - Google Patents
建設機械の安全装置Info
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- JP2871114B2 JP2871114B2 JP2416679A JP41667990A JP2871114B2 JP 2871114 B2 JP2871114 B2 JP 2871114B2 JP 2416679 A JP2416679 A JP 2416679A JP 41667990 A JP41667990 A JP 41667990A JP 2871114 B2 JP2871114 B2 JP 2871114B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなど上部
旋回式建設機械，作業車両などの旋回用安全装置に関す
る。
旋回式建設機械，作業車両などの旋回用安全装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来技術の安全装置をそなえた
油圧ショベルの側面図である。図において、１は油圧シ
ョベルの下部走行体、２は上部旋回体、３は旋回モー
タ、４は超音波センサ、５は警報音（警報発光などを含
む）を発生する警報器である。図５は、図４の要部平面
図である。図において、６は油圧ショベルの外部周辺で
作業を行う作業員、７は作業員６に配置した超音波セン
サ、０は上部旋回体２の旋回中心、Ｒは超音波センサ４
の発信範囲円８の半径である。図６は、従来技術の安全
装置の一実施例を示す回路図である。図において、９は
旋回モータ３のブレーキ弁、１０は旋回モータ３制御用
のパイロット切換弁、１１はメインポンプ、１２は電磁
切換弁、１３は電磁切換弁、１３は電磁切換弁１２のソ
レノイド、１４は旋回用リモコン弁、１５は旋回用リモ
コン弁１４の操作レバー、１６はパイロットポンプであ
る。
油圧ショベルの側面図である。図において、１は油圧シ
ョベルの下部走行体、２は上部旋回体、３は旋回モー
タ、４は超音波センサ、５は警報音（警報発光などを含
む）を発生する警報器である。図５は、図４の要部平面
図である。図において、６は油圧ショベルの外部周辺で
作業を行う作業員、７は作業員６に配置した超音波セン
サ、０は上部旋回体２の旋回中心、Ｒは超音波センサ４
の発信範囲円８の半径である。図６は、従来技術の安全
装置の一実施例を示す回路図である。図において、９は
旋回モータ３のブレーキ弁、１０は旋回モータ３制御用
のパイロット切換弁、１１はメインポンプ、１２は電磁
切換弁、１３は電磁切換弁、１３は電磁切換弁１２のソ
レノイド、１４は旋回用リモコン弁、１５は旋回用リモ
コン弁１４の操作レバー、１６はパイロットポンプであ
る。
【０００３】従来技術の安全装置をそなえた油圧ショベ
ルでは、図４〜図６に示すように上部旋回体２に超音波
センサ４を、また作業員６に超音波センサ７をそれぞれ
配置し、超音波センサ４の発信範囲円８内に作業員６が
入ったとき油圧ショベルに対する位置を検出する。そし
てその位置に応じて超音波センサ４より図６に示すよう
な旋回作動回路内の電磁切換弁１２のソレノイド１３に
対し、警報出力を出力する。それにより電磁切換弁１２
が切換作動してパイロット切換弁１０のパイロット管路
を遮断するので、上部旋回体２は旋回を停止する。なお
上記の場合に油圧ショベルは警報音を発生して旋回停止
を行うが、上記超音波センサ４からの警報出力を図示し
ないエンジン回転部，ポンプ傾転調整部などに対して作
用させることにより、警報音を発生して上部旋回体２の
旋回速度を低速に制限してもよい。
ルでは、図４〜図６に示すように上部旋回体２に超音波
センサ４を、また作業員６に超音波センサ７をそれぞれ
配置し、超音波センサ４の発信範囲円８内に作業員６が
入ったとき油圧ショベルに対する位置を検出する。そし
てその位置に応じて超音波センサ４より図６に示すよう
な旋回作動回路内の電磁切換弁１２のソレノイド１３に
対し、警報出力を出力する。それにより電磁切換弁１２
が切換作動してパイロット切換弁１０のパイロット管路
を遮断するので、上部旋回体２は旋回を停止する。なお
上記の場合に油圧ショベルは警報音を発生して旋回停止
を行うが、上記超音波センサ４からの警報出力を図示し
ないエンジン回転部，ポンプ傾転調整部などに対して作
用させることにより、警報音を発生して上部旋回体２の
旋回速度を低速に制限してもよい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルの稼働現
場においては、油圧ショベルと作業員とが近接して行う
作業も多い。従来技術の安全装置をそなえた油圧ショベ
ルではその旋回範囲内に作業員が入って作業を行うと、
警報器５が鳴り放しになったり、自動的に旋回が停止す
るので、油圧ショベルの作業ができなくなる。結局安全
装置を使用せずに油圧ショベルの作業を行うことになっ
てしまい、安全装置の機能を発揮できなくて危険であっ
た。
場においては、油圧ショベルと作業員とが近接して行う
作業も多い。従来技術の安全装置をそなえた油圧ショベ
ルではその旋回範囲内に作業員が入って作業を行うと、
警報器５が鳴り放しになったり、自動的に旋回が停止す
るので、油圧ショベルの作業ができなくなる。結局安全
装置を使用せずに油圧ショベルの作業を行うことになっ
てしまい、安全装置の機能を発揮できなくて危険であっ
た。
【０００５】
【課題を解決するための手段】解決しようとする問題点
は、従来技術の安全装置をそなえた油圧ショベルの旋回
範囲内に作業員が立入りしたとき、旋回用の警報及び警
報出力を解除できない点と、上記警報及び警報出力が解
除されているとき作業員側から警報及び警報出力を発生
可能にすることができない点である。
は、従来技術の安全装置をそなえた油圧ショベルの旋回
範囲内に作業員が立入りしたとき、旋回用の警報及び警
報出力を解除できない点と、上記警報及び警報出力が解
除されているとき作業員側から警報及び警報出力を発生
可能にすることができない点である。
【０００６】本発明は、建設機械の旋回用警報及び警報
出力を解除する警報解除手段を建設機械側に設け、上記
警報解除手段の実施により警報及び警報出力が解除され
ているとき、上記作業員から遠隔操作により警報及び警
報出力を発生可能にできる手段を具備せしめた。また、
作業員側超音波センサに発信周波数の切換えを行う同周
波数切換スイッチを設け、建設機械に設けた警報解除ス
イッチをオン状態にして警報及び警報出力を解除し、そ
の状態の場合に作業員側超音波センサの周波数切換スイ
ッチを切換操作したときその切換え後に発信される別周
波数の超音波を建設機械側超音波センサが受信すること
により、建設機械に警報及び警報出力を発生するように
構成した。あるいはまた、建設機械側超音波センサにス
イッチを設け、警報解除スイッチをオン状態にして建設
機械側超音波センサからの超音波発信を停止している場
合に、作業員側超音波センサの上記スイッチを操作した
とき作業員側超音波センサから建設機械側超音波センサ
に対して所定時間だけ発信せしめることにより、建設機
械の上記警報解除スイッチをオフ状態に切換えるように
構成した。
出力を解除する警報解除手段を建設機械側に設け、上記
警報解除手段の実施により警報及び警報出力が解除され
ているとき、上記作業員から遠隔操作により警報及び警
報出力を発生可能にできる手段を具備せしめた。また、
作業員側超音波センサに発信周波数の切換えを行う同周
波数切換スイッチを設け、建設機械に設けた警報解除ス
イッチをオン状態にして警報及び警報出力を解除し、そ
の状態の場合に作業員側超音波センサの周波数切換スイ
ッチを切換操作したときその切換え後に発信される別周
波数の超音波を建設機械側超音波センサが受信すること
により、建設機械に警報及び警報出力を発生するように
構成した。あるいはまた、建設機械側超音波センサにス
イッチを設け、警報解除スイッチをオン状態にして建設
機械側超音波センサからの超音波発信を停止している場
合に、作業員側超音波センサの上記スイッチを操作した
とき作業員側超音波センサから建設機械側超音波センサ
に対して所定時間だけ発信せしめることにより、建設機
械の上記警報解除スイッチをオフ状態に切換えるように
構成した。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の安全装置をそなえた油圧シ
ョベル１７の要部平面図である。図において、１’は油
圧ショベル１７の下部走行体、２’は上部旋回体、５’
は警報器、１８は上部旋回体２’に設けた建設機械側超
音波センサ、１９は警報解除スイッチ、２０は作業員
６’に配置した作業員超音波センサ、２１は作業員側超
音波センサ２０に設けた周波数切換スイッチ、２２はス
イッチである。なお上記作業員側超音波センサ２０に
は、周波数切換スイッチ２１とスイッチ２２を両方とも
取付けるのではなくて、いずれか一方を取付けるように
する。
ョベル１７の要部平面図である。図において、１’は油
圧ショベル１７の下部走行体、２’は上部旋回体、５’
は警報器、１８は上部旋回体２’に設けた建設機械側超
音波センサ、１９は警報解除スイッチ、２０は作業員
６’に配置した作業員超音波センサ、２１は作業員側超
音波センサ２０に設けた周波数切換スイッチ、２２はス
イッチである。なお上記作業員側超音波センサ２０に
は、周波数切換スイッチ２１とスイッチ２２を両方とも
取付けるのではなくて、いずれか一方を取付けるように
する。
【０００８】次に、本発明の安全装置の構成を図１につ
いて述べる。油圧ショベル１７に旋回用の警報及び警報
出力を解除できる警報解除手段として警報解除スイッチ
１９を設け、その警報解除手段の実施により警報及び警
報出力が解除されているとき、上記作業員６’から遠隔
操作により警報及び警報出力を発生可能にできる手段を
具備せしめた。また、作業員側超音波センサ２０に発信
周波数の切換えを行う周波数切換スイッチ２１を設け、
油圧ショベル１７に設けた警報解除スイッチ１９をオン
状態にして警報及び警報出力を解除し、その状態の場合
に作業員側超音波センサ２０の周波数切換スイッチ２１
を切換操作したときその切換え後に発信される別周波数
の超音波を建設機械側超音波センサ１８が受信すること
により、油圧ショベル１７に警報及び警報出力を発生す
るように構成した。あるいはまた、作業員側超音波セン
サ２０にスイッチ２２を設け、警報解除スイッチ１９を
オン状態にして建設機械側超音波センサ１８からの超音
波発信を停止している場合に、作業員側超音波センサ１
８の上記スイッチ２２を操作したとき作業員側超音波セ
ンサ２０から建設機械側超音波センサ１８に対して所定
時間だけ発信せしめることにより、油圧ショベル１７の
警報解除スイッチ１９をオフ状態に切換えるように構成
した。
いて述べる。油圧ショベル１７に旋回用の警報及び警報
出力を解除できる警報解除手段として警報解除スイッチ
１９を設け、その警報解除手段の実施により警報及び警
報出力が解除されているとき、上記作業員６’から遠隔
操作により警報及び警報出力を発生可能にできる手段を
具備せしめた。また、作業員側超音波センサ２０に発信
周波数の切換えを行う周波数切換スイッチ２１を設け、
油圧ショベル１７に設けた警報解除スイッチ１９をオン
状態にして警報及び警報出力を解除し、その状態の場合
に作業員側超音波センサ２０の周波数切換スイッチ２１
を切換操作したときその切換え後に発信される別周波数
の超音波を建設機械側超音波センサ１８が受信すること
により、油圧ショベル１７に警報及び警報出力を発生す
るように構成した。あるいはまた、作業員側超音波セン
サ２０にスイッチ２２を設け、警報解除スイッチ１９を
オン状態にして建設機械側超音波センサ１８からの超音
波発信を停止している場合に、作業員側超音波センサ１
８の上記スイッチ２２を操作したとき作業員側超音波セ
ンサ２０から建設機械側超音波センサ１８に対して所定
時間だけ発信せしめることにより、油圧ショベル１７の
警報解除スイッチ１９をオフ状態に切換えるように構成
した。
【０００９】次に、本発明の安全装置の作用について述
べる。まず警報解除スイッチ１９をオフ状態にして、建
設機械側超音波センサ１８から周波数ｆ1 なる超音波を
発信しておく。その周波数ｆ1 の致達範囲（図１におけ
る半径Ｒ’な発信範囲円８’内の範囲）に作業員６’が
入ると、作業員６’にそなえた作業員側超音波センサ２
０にて上記周波数ｆ1 を受信する。この場合、周波数ｆ
1 を作業員側超音波センサ２０が受信すると、作業員側
超音波センサ２０から周波数ｆ2 を発信するように設定
されている。そこで作業員側超音波センサ２０から周波
数ｆ2 が発信され、その周波数ｆ2 は建設機械側超音波
センサ１８に受信される。それにより建設機械側超音波
センサ１８を介して油圧ショベル１７は、旋回用の警報
及び警報出力をそれぞれ警報器５’、及び旋回作動回路
などに対して出力する。したがって油圧ショベル１７は
警報音を発生するとともに、旋回停止（旋回速度を低速
に制限する場合も含む）を行う。
べる。まず警報解除スイッチ１９をオフ状態にして、建
設機械側超音波センサ１８から周波数ｆ1 なる超音波を
発信しておく。その周波数ｆ1 の致達範囲（図１におけ
る半径Ｒ’な発信範囲円８’内の範囲）に作業員６’が
入ると、作業員６’にそなえた作業員側超音波センサ２
０にて上記周波数ｆ1 を受信する。この場合、周波数ｆ
1 を作業員側超音波センサ２０が受信すると、作業員側
超音波センサ２０から周波数ｆ2 を発信するように設定
されている。そこで作業員側超音波センサ２０から周波
数ｆ2 が発信され、その周波数ｆ2 は建設機械側超音波
センサ１８に受信される。それにより建設機械側超音波
センサ１８を介して油圧ショベル１７は、旋回用の警報
及び警報出力をそれぞれ警報器５’、及び旋回作動回路
などに対して出力する。したがって油圧ショベル１７は
警報音を発生するとともに、旋回停止（旋回速度を低速
に制限する場合も含む）を行う。
【００１０】次に作業員６’が発信範囲円８’の範囲内
に立入って作業を行う必要のある場合には、警報解除ス
イッチ１９をオン状態に操作して警報及び警報出力を解
除する。油圧ショベル１７は旋回用の警報音を発生しな
いし、しかも通常の速度で旋回して作業を行う。上記の
解除中に危険が発生するおそれがある場合や危険が発生
した場合には、作業員６’が作業員側超音波センサ２０
の周波数切換スイッチ２１を操作して発信周波数をｆ2
からｆ3 に切換える。そこで作業員側超音波センサ２０
からは、周波数ｆ3 が発信される。その周波数ｆ3 を建
設機械側超音波センサ１８が受信したときには、警報解
除スイッチ１９のオン・オフにかかわらず油圧ショベル
１７が旋回用の警報及び警報出力を出力するように設定
されている。したがってその警報及び警報出力により油
圧ショベル１７警報音を発生するとともに、この場合旋
回速度を低速に制限することができる。なお図２は、上
記周波数切換スイッチ２１を取付けた場合の建設機械超
音波センサ１８の機能を示すフローチャートである。
に立入って作業を行う必要のある場合には、警報解除ス
イッチ１９をオン状態に操作して警報及び警報出力を解
除する。油圧ショベル１７は旋回用の警報音を発生しな
いし、しかも通常の速度で旋回して作業を行う。上記の
解除中に危険が発生するおそれがある場合や危険が発生
した場合には、作業員６’が作業員側超音波センサ２０
の周波数切換スイッチ２１を操作して発信周波数をｆ2
からｆ3 に切換える。そこで作業員側超音波センサ２０
からは、周波数ｆ3 が発信される。その周波数ｆ3 を建
設機械側超音波センサ１８が受信したときには、警報解
除スイッチ１９のオン・オフにかかわらず油圧ショベル
１７が旋回用の警報及び警報出力を出力するように設定
されている。したがってその警報及び警報出力により油
圧ショベル１７警報音を発生するとともに、この場合旋
回速度を低速に制限することができる。なお図２は、上
記周波数切換スイッチ２１を取付けた場合の建設機械超
音波センサ１８の機能を示すフローチャートである。
【００１１】また次に、作業員側超音波センサ２０に周
波数切換スイッチ２１を設けないで、その代わりに所要
の周波数を所定時間だけ発信できるスイッチ２２を設け
た場合について述べる。作業員６’が発信範囲円８’の
範囲内に立入って作業を行う必要のある場合には、警報
解除スイッチ１９をオン状態に操作して警報及び警報出
力を解除するとともに、建設機械側超音波センサ１８か
らの周波数ｆ1 発信も停止する。作業員側超音波センサ
２０は上記周波数ｆ1 を受信することにより周波数ｆ2
を発信するように設定されているが、周波数ｆ1 の発信
が停止されているので周波数ｆ2 の発信も止まってい
る。この状態では、油圧ショベル１７は旋回用の警報音
を発生しないし、しかも通常の速度で旋回して作業を行
う。上記の解除中に危険が発生するおそれがある場合や
危険が発生した場合には、作業員６’が作業員側超音波
センサ２０のスイッチ２２を操作する。作業員側超音波
センサ２０は、上記周波数ｆ1 の受信の有無にかかわら
ず、周波数ｆ2 を所定時間だけ建設機械側超音波センサ
１８に対して発信する。建設機械側超音波センサ１８で
は上記周波数ｆ2を受信することにより、警報解除スイ
ッチ１９がオフ状態に切換わる。それにより建設機械側
超音波センサ１８を介して油圧ショベル１７は、旋回用
の警報及び警報出力をそれぞれ警報器５’、及び旋回作
動回路などに対して出力する。したがって油圧ショベル
１７は警報音を発生するとともに、この場合旋回速度を
低速に制限することができる。なお図３は、上記スイッ
チ２２を取付けた場合の建設機械側超音波センサ１８の
機能を示すフローチャートである。
波数切換スイッチ２１を設けないで、その代わりに所要
の周波数を所定時間だけ発信できるスイッチ２２を設け
た場合について述べる。作業員６’が発信範囲円８’の
範囲内に立入って作業を行う必要のある場合には、警報
解除スイッチ１９をオン状態に操作して警報及び警報出
力を解除するとともに、建設機械側超音波センサ１８か
らの周波数ｆ1 発信も停止する。作業員側超音波センサ
２０は上記周波数ｆ1 を受信することにより周波数ｆ2
を発信するように設定されているが、周波数ｆ1 の発信
が停止されているので周波数ｆ2 の発信も止まってい
る。この状態では、油圧ショベル１７は旋回用の警報音
を発生しないし、しかも通常の速度で旋回して作業を行
う。上記の解除中に危険が発生するおそれがある場合や
危険が発生した場合には、作業員６’が作業員側超音波
センサ２０のスイッチ２２を操作する。作業員側超音波
センサ２０は、上記周波数ｆ1 の受信の有無にかかわら
ず、周波数ｆ2 を所定時間だけ建設機械側超音波センサ
１８に対して発信する。建設機械側超音波センサ１８で
は上記周波数ｆ2を受信することにより、警報解除スイ
ッチ１９がオフ状態に切換わる。それにより建設機械側
超音波センサ１８を介して油圧ショベル１７は、旋回用
の警報及び警報出力をそれぞれ警報器５’、及び旋回作
動回路などに対して出力する。したがって油圧ショベル
１７は警報音を発生するとともに、この場合旋回速度を
低速に制限することができる。なお図３は、上記スイッ
チ２２を取付けた場合の建設機械側超音波センサ１８の
機能を示すフローチャートである。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、建設機
械に旋回用の警報及び警報出力を解除手段として建設機
械側に警報解除スイッチを設け、上記警報解除手段の実
施により警報及び警報出力が解除されているとき、上記
作業員の遠隔操作、すなわち作業員側超音波センサに設
けた周波数切換スイッチ又はスイッチの操作により、警
報及び警報出力を発生できるようにした。それにより作
業員は建設機械に対し、遠隔操作ができる。すなわち建
設機械と作業員が近接して作業を行う場合には、警報解
除を行うことにより通常の建設機械との作業ができる。
またこの警報解除中において危険が発生するおそれがあ
る場合や危険が発生した場合には、作業員が作業員側超
音波センサを操作することにより、上記警報解除を止め
て、警報を発生しまた旋回速度を低速に落とすことなど
ができる。したがって本発明の安定装置をそなえた建設
機械では、作業員が建設機械に近接して作業を行う場合
に旋回に起因する事故を防止し、安全性を向上させる。
械に旋回用の警報及び警報出力を解除手段として建設機
械側に警報解除スイッチを設け、上記警報解除手段の実
施により警報及び警報出力が解除されているとき、上記
作業員の遠隔操作、すなわち作業員側超音波センサに設
けた周波数切換スイッチ又はスイッチの操作により、警
報及び警報出力を発生できるようにした。それにより作
業員は建設機械に対し、遠隔操作ができる。すなわち建
設機械と作業員が近接して作業を行う場合には、警報解
除を行うことにより通常の建設機械との作業ができる。
またこの警報解除中において危険が発生するおそれがあ
る場合や危険が発生した場合には、作業員が作業員側超
音波センサを操作することにより、上記警報解除を止め
て、警報を発生しまた旋回速度を低速に落とすことなど
ができる。したがって本発明の安定装置をそなえた建設
機械では、作業員が建設機械に近接して作業を行う場合
に旋回に起因する事故を防止し、安全性を向上させる。
【図１】本発明の安全装置をそなえた油圧ショベルの要
部平面図である。
部平面図である。
【図２】建設機械側超音波センサの機能を示す一実施例
フローチャートである。
フローチャートである。
【図３】建設機械側超音波センサの機能を示す他実施例
フローチャートである。
フローチャートである。
【図４】従来技術の安全装置をそなえた油圧ショベルの
側面図である。
側面図である。
【図５】図４の要部平面図である。
【図６】従来技術の安全装置を示す回路図である。
【符号の説明】２，２’ 上部旋回体 ５，５’ 警報器 ６，６’ 作業員 １８ 建設機械側超音波センサ １９ 警報解除スイッチ ２０ 作業員側超音波センサ ２１ 周波数切換スイッチ ２２ スイッチ
Claims (3)
- 【請求項１】 建設機械外部の作業員の建設機械に対す
る位置を検出する位置検出手段と、上記位置に応じて警
報及び警報出力を発生する機能をそなえた安全装置にお
いて、上記警報及び警報出力を解除する警報解除手段を
建設機械側に設け、その警報解除手段の実施により警報
及び警報出力が解除されているとき、上記作業員から遠
隔操作により警報及び警報出力を発生可能にできる手段
を具備せしめたことを特徴とする建設機械の安全装置。 - 【請求項２】 建設機械と、その建設機械外部の作業員
にそれぞれ受発信可能な超音波センサを配置し、建設機
械からの規定範囲内に上記作業員が入ったときそれを感
知して警報を発生し、また旋回作動回路，エンジン回転
部，ポンプ傾転調整部などに対し警報出力を作用させる
ようにした安全装置において、建設機械に上記警報及び
警報出力を解除できる警報解除スイッチを設け、作業員
側超音波センサに発信周波数の切換えを行う周波数切換
スイッチを設け、建設機械に設けた警報解除スイッチを
オン状態にして警報及び警報出力を解除し、その状態の
場合に作業員側超音波センサの周波数切換スイッチを切
換操作したときその切換え後に発信される別周波数の超
音波を建設機械側超音波センサが受信することにより、
建設機械に警報及び警報出力を発生するように構成した
ことを特徴とする建設機械の安全装置。 - 【請求項３】 建設機械と、その建設機械の外部の作業
員にそれぞれ受発信可能な超音波センサを配置し、建設
機械からの規定範囲内に上記作業員が入ったとき上記両
超音波センサにより相互に超音波を受発信することで上
記作業員を感知して警報を発生し、また旋回作動回路，
エンジン回転部，ポンプ傾転調整部などに対し警報出力
を作用させるようにした安全装置において、建設機械に
上記警報及び警報出力を解除できる警報解除スイッチを
設け、作業員側超音波センサにスイッチを設け、警報解
除スイッチをオン状態にして建設機械側超音波センサか
らの超音波発信を停止している場合に、作業員側超音波
センサの上記スイッチを操作したとき作業員超音波セン
サから建設機械側超音波センサに対して所定時間だけ超
音波を発信せしめることにより、建設機械の上記警報解
除スイッチをオフ状態に切換えるように構成したことを
特徴とする建設機械の安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2416679A JP2871114B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 建設機械の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2416679A JP2871114B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 建設機械の安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04289334A JPH04289334A (ja) | 1992-10-14 |
| JP2871114B2 true JP2871114B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=18524882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2416679A Expired - Lifetime JP2871114B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 建設機械の安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2871114B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5382453B2 (ja) * | 2010-02-06 | 2014-01-08 | 清水建設株式会社 | 建設機械と作業員との接触事故防止システム |
| JP7234095B2 (ja) * | 2019-10-31 | 2023-03-07 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2416679A patent/JP2871114B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04289334A (ja) | 1992-10-14 |
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