JP2004229176A - 住宅情報盤副親機、住宅情報盤親機、これらを用いたセキュリティ監視通話システム - Google Patents

住宅情報盤副親機、住宅情報盤親機、これらを用いたセキュリティ監視通話システム Download PDF

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Abstract

【課題】ハンズフリー型のシステムを構築した場合、停電により副親機が駆動しなくなっても、その副親機から警報音を出力できるように、独自の改良を加えた住宅情報盤副親機を提供する。
【解決手段】非常電源機能とセキュリティ監視機能とを備え、増設スピーカ接続端子T1を少なくとも備えた住宅情報盤親機Aに対して、通話線La、音声信号線Lb及び制御信号線Lcを介して接続され、住宅情報盤親機Aと通話するためのハンズフリー通話手段201を備える住宅情報盤副親機Bであって、住宅情報盤親機Aの増設スピーカ接続端子T1に音声信号線Ldを通じて接続するための親機接続端子T2と、ハンズフリー通話手段201のスピーカSPを、親機接続端子T2に接続された音声ラインdとハンズフリー通話手段201の出力端とに切替接続するためのスピーカ接続切替手段RY3と、この住宅情報盤副親機Bへの電源供給を監視し、電源供給の有無によって、スピーカ接続切替手段RY3を切替制御するための制御手段25とを備える
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅情報盤副親機、住宅情報盤親機、これらを用いて構成したセキュリティシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図6や図7に示すようなセキュリティシステムが広く使用されている。図6は、ハンドセット通話型のシステムを示している。
【0003】
このものは、火災感知器Sなどのセキュリティセンサを接続し、増設スピーカ接続端子Tを有した住宅情報盤親機Aに、住宅情報盤副親機Bを、通話線La、制御信号線Lbを介して接続している。住宅情報盤親機Aは、警報監視盤やロビーインターホン(不図示)などの中央装置に、通話線La、音声信号線Ldを介して接続され、非常電源装置(不図示)に、非常電源線Lcを介して接続される。
住宅情報盤親機Aは、火災感知器Sの発報状態を監視する火災検知回路100と、火災検知回路100による火災検知時などの非常時に、所定の音声信号を送出する音声IC101(セキュリティ音声情報発生手段)と、中央装置との間で制御信号を送受信する制御信号送受信回路103と、親機Aの駆動電源を供給する電源回路104と、中央装置、親機A、副親機Bのうち、いずれか2者間の通話をさせるためのリレー回路RY1と、この親機Aの駆動電源を、電源回路104による電源か、非常電源線Lcを通じた非常電源かに切替えるリレー回路RY2と、少なくとも先述の構成要素全てを制御する制御回路106とを備える。
【0004】
なお、リレー回路RY1,2は、電磁ソレノイドで構成されており、何ら制御回路106による通電のないときには、リレー回路RY1,2は接点が下向きであり、制御回路106による通電により、適宜接点が切り替わるようになっている。
【0005】
一方の住宅情報盤副親機Bは、副親機Bの駆動電源を供給する電源回路203と、通話線Laを通じて親機Aや中央監視装置と通話するためのハンドセット204と、音声信号線Ldを通じて出力される音声信号を出力するスピーカSPと、少なくとも先述の構成要素を制御する制御回路205とを備える。
【0006】
このような構成によれば、中央監視装置、親機A、副親機Bのうち、いずれか2者間でハンドセット105,204を用いた通話ができる。また、親機Aで火災感知器Sの発報を検知すれば、親機Aからは、音声IC101による音声が警報音としてスピーカから出力される。更に、音声IC101による音声信号は、音声信号線Ldを通じて副親機SPのスピーカSPに出力され、そのスピーカSPより警報音として出力される。
【0007】
図7は、ハンズフリー通話型のシステムを示している。
【0008】
このものは、セキュリティ監視機能を有し、増設スピーカ接続端子T1を備えた親機Aに、通話線La、制御信号線Lbを介して、副親機Bを接続している。親機Aでは、増設スピーカ接続端子T1には、増設スピーカCが接続され、ハンドセット105に代わって、ハンズフリー通話回路102を備える。
【0009】
一方の副親機Bでは、親機Aでの火災検知回路100による火災検知時などの非常時に、所定の音声信号を出力する音声IC200と、スピーカSPを有し、通話線Laを通じて、親機Aや中央監視装置とのハンズフリー通話をするためのハンズフリー通話回路201と、先述した制御信号送受信回路202,電源回路203と、少なくとも先述の構成要素全てを制御する制御回路205とを備える。
【0010】
このような構成によれば、中央装置、親機A、副親機Bのうち、いずれか2者間でのハンズフリー通話ができる。また、親機Aで火災感知器Sの発報を検知すれば、親機Aからは、音声IC101による音声が警報音としてスピーカから出力され、増設スピーカCでも同様の報知がなされる。
【0011】
更に、親機Aからは、制御信号線Lbを通じた制御信号が副親機Bに出力され、音声IC200による音声信号がスピーカSPに出力され、そのスピーカSPより警報音として出力される。このようなシステムの簡易な構成は、下記特許文献1に記載されている。
【0012】
【特許文献1】
特開平8−329362号公報。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した2種のシステムの停電時の動作につき、以下に説明する。
【0014】
図6のハンドセット通話型のシステムでは、停電時には、親機A、副親機Bともに、電源回路104,203による電源供給は遮断される。このとき、親機Aでは、この状態が制御回路106により検出され、リレー回路RY2を通電して接点を上向きに切り替え、非常電源線Lcによる非常電源で駆動するようにする。
【0015】
このとき、親機Aが火災感知器Sの発報を検知すると、親機Aは非常電源により正常な警報処理が行え、増設スピーカ接続端子T1を通じて音声IC101による音声を副親機Bから出力させることができる。
【0016】
しかしながら、図7のハンズフリー型のシステムではこうはいかない。すなわち、親機Aは先述した処理により駆動しても、副親機Bの電源回路203による電源が供給されず、音声IC200や制御信号送受信回路202、制御回路205などは駆動しないため、親機Aから制御信号を受け取ってもそれを基に警報音出力ができない。
【0017】
そこで、本発明では、ハンズフリー型のシステムを構築した場合、停電により副親機が駆動しなくなっても、その副親機から警報音を出力できるように、独自の改良を加えた住宅情報盤副親機、住宅情報盤親機、これらを用いたセキュリティシステムを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1では、第1の本発明のセキュリティ監視通話システムで用いられる住宅情報盤副親機を提案しており、、非常電源機能とセキュリティ監視機能とを備え、増設スピーカ接続端子を少なくとも備えた住宅情報盤親機に対して、通話線、音声信号線及び制御信号線を介して接続され、住宅情報盤親機と通話するためのハンズフリー通話手段を備える住宅情報盤副親機であって、住宅情報盤親機の増設スピーカ接続端子に音声信号線を通じて接続するための親機接続端子と、ハンズフリー通話手段のスピーカを、親機接続端子に接続された音声ラインとハンズフリー通話手段の出力端とに切替接続するためのスピーカ接続切替手段と、この住宅情報盤副親機への電源供給を監視し、電源供給の有無によって、スピーカ接続切替手段を切替制御するための制御手段とを備える。
【0019】
請求項2では、請求項1において、切替制御手段は、作動時には、電磁コイルを付勢し、非作動時には、弾性体の復元力によってその切替接点を切替える電磁ソレノイドで構成されている。
【0020】
請求項3では、第2の本発明のセキュリティ監視通話ステムで用いられる住宅情報盤副親機を提案しており、非常電源機能とセキュリティ監視機能と、多重化回路とを備えた2線式信号線接続タイプの住宅情報盤親機に対して、2線式信号線を介して接続され、対応した多重化回路に接続された2線式信号線接続端子と、住宅情報盤親機と通話するためのハンズフリー通話手段とを備える住宅情報盤副親機であって、ハンズフリー通話手段のスピーカを、音声ラインと、ハンズフリー通話手段の出力端に切替接続するためのスピーカ接続切替手段と、2線式信号線接続端子を、音声ラインと、多重化回路の入力端とに切替接続するための2線式接続端子切替手段と、この住宅情報盤副親機への電源供給を監視し、電源供給の有無によって、スピーカ接続切替手段、2線式接続端子切替手段を同時に切替作動する動作をなし、電源供給を検知しないときには、2線式接続切替手段の接点とスピーカ切替手段の接点とを、ともに音声ライン側に切替える一方、電源供給を検知したときには、2線式接続切替手段の接点は多重化回路の入力端に切替えるとともに、スピーカ切替手段の接点をハンズフリー通話手段の出力端に切替えるための制御手段とを備えた。
【0021】
請求項4では、請求項3において、第1、2の切替制御手段は、作動時には、電磁コイルを付勢し、非作動時には、弾性体の復元力によってその切替接点を切替える電磁ソレノイドで構成されている。
【0022】
請求項5では、第2の本発明のセキュリティ監視通話システムで用いられる住宅情報盤親機を提案しており、非常電源機能とセキュリティ監視機能とを備え、通話するためのハンズフリー通話手段と、増設スピーカ接続端子と、2線式接続端子を有した多重化回路とを備え、請求項3または4に記載の住宅情報盤副親機に2線式信号線を介して接続される住宅情報盤親機であって、2線式接続端子を、火災時などに作動されるセキュリティ音声情報発生手段の出力端と、多重化回路の出力端とを切替接続するための音声/多重化切替手段と、この住宅情報盤親機への電源供給を監視し、電源供給を検知しないときには、音声/多重化切替手段を作動して、2線式接続端子をセキュリティ音声情報発生手段の出力端に切替える一方、電源供給を検知したときには、2線式接続端子を多重化回路の出力端に切替えるための制御手段とを備える。
【0023】
請求項6では、請求項5において、切替制御手段は、作動時には、電磁コイルを付勢し、非作動時には、弾性体の復元力によってその切替接点を切替える電磁ソレノイドで構成されている。
【0024】
請求項7では、第1の本発明のセキュリティ監視通話システムを提案しており、非常電源機能とセキュリティ監視機能とを備え、増設スピーカ接続端子を少なくとも備える住宅情報盤親機と、請求項1または2に記載の住宅情報盤副親機とを通話線、制御信号線、音声信号線を介して相互に接続して構成されている。
【0025】
請求項8では、第3の本発明のセキュリティ監視通話システムを提案しており、住宅情報盤親機と住宅情報盤副親機とは、映像信号による映像を表示する手段を備え、両者間を映像信号線で接続して構成されている。
【0026】
請求項9では、第2の本発明のセキュリティ監視通話システムを提案しており、請求項3または4に記載の住宅情報盤副親機と、請求項5または6に記載の住宅情報盤親機とを、2線式信号線を介して接続して構成している。
【0027】
請求項10では、第4の本発明のセキュリティ監視通話システムを提案しており、住宅情報盤親機と住宅情報盤副親機とは、通話時に必要な映像を表示する手段を備えており、2線式信号線には、電源、制御信号、通話信号に加えて映像信号が重畳して伝送される構成としている。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図1は、第1の本発明のシステム構成の一例を示すブロック図である。なお、従来の説明で説明した構成要素と同じものについては同一符号を付して説明を省略する。
【0029】
このものでは、先述の図6に示した構成である公知の親機Aに、通話線La、制御信号線Lb、音声信号線Ldを介して副親機Bを接続している。
副親機Bでは、ハンズフリー通話回路201の出力端とスピーカSPとの間には、スピーカ接続切替手段を構成するリレー回路RY3を設けており、一端(共通端子)がスピーカSPに接続され、他の2端のうち一方が音声ラインlを介して親機接続端子T2に接続され、他方がハンズフリー通話回路201の出力端に接続されている。
【0030】
リレー回路RY3は、ここでは、作動時には、電磁コイルを付勢し、非作動時には、弾性体の復元力によってその切替接点を切替える電磁ソレノイドで構成されており、非通電時には、上向き(親機接続端子T2側)に接点があり、電源回路203による電源供給を検知した制御回路25による通電があると、接点が下向き(ハンズフリー通話回路201側)に切り替わる。
【0031】
親機接続端子T2には、親機Aから導出された音声信号線Ldを接続しており、親機Aの音声IC101からの音声がこの端子T2を通じて副親機Bに入力される。
【0032】
このような構成の動作を説明する。通常時(非停電時)には、先述したように親機Aにも副親機Bにも電源回路104,203による電源供給により、リレーRY2は電源回路104側、リレーRY3はハンズフリー通話回路201側にあり、中央装置、親機A、副親機Bのうち、いずれか2者間の通話を可能とする他、火災検知時には、親機Aの音声IC101による音声がハンズフリー通話回路102を通じて出力され、親機Aによる制御信号送出により、副親機Bの音声IC200による音声がハンズフリー通話回路201を通じてスピーカSPより出力される。
【0033】
一方、停電時には、親機Aのみが非常電源で駆動し、副親機Bの各構成要素にはまったく通電されない状態となる。そのとき、副親機Bでは、リレー回路RY3は自動的に接点が親機接続端子T2側へ切り替わり、スピーカSPと親機Aの音声IC101とが接続される。
【0034】
すると、親機Aで火災検知をしたときには、親機Aの音声IC101による音声が、増設スピーカ接続端子T1、親機接続端子T2を通じて、副親機BのスピーカSPに出力されるため、停電があり副親機Bが駆動しなくなっても、親機Aにおける火災検知を報知できる。
【0035】
図2は、第2の本発明のシステム構成の一例を示すブロック図である。なお、従来の技術で示した構成要素と同じものについては同一符号を付して説明を省略する。
【0036】
このものは、公知の2線式信号線接続タイプの親機、副親機を、本発明の目的を達成すべく改良を加えたものである。
【0037】
親機Aでは、変調しない音声信号と、変調した制御信号とを多重化して2線式信号線Leに重畳させる多重化回路107の出力側に、音声/多重化切替手段を構成するリレー回路RY4を設けており、共通端には2線式信号線接続端子T4が接続され、他の2端はそれぞれ、音声IC101の出力端と多重化回路107の出力端とが接続されている。
【0038】
一方の副親機Bでは、先述した構成のリレー回路RY3を備える他、多重化回路206の入力側には、2線式接続端子切替手段を構成するリレー回路RY5を備えている。
【0039】
リレー回路RY5は、共通端が2線式接続端子T3に接続され、他の2端のうち、一方は音声ラインlに接続され、他方は多重化回路206の入力端に接続されている。なお、リレー回路RY3〜5の各々は、例えば、先述したような電磁ソレノイドで構成することができる。
【0040】
リレー回路RY5は、非通電時には、上向き(リレー回路RY3側)に接点があり、電源回路203による電源供給を検知した制御回路5による通電があると、接点が下向き(多重化回路206側)に切り替わる。
【0041】
このような構成の動作を説明する。通常時(非停電時)には、先述したように親機Aにも副親機Bにも電源回路104,203による電源供給があるため、リレーRY2は電源回路104側、リレーRY3はハンズフリー通話回路201側、リレーRY4は多重化回路107側、リレー回路RY5は多重化回路206側にあり、中央装置、親機A、副親機Bのうち、いずれか2者間の通話を可能とする他、火災検知時には、親機Aの音声IC101による音声がハンズフリー通話回路102を通じて出力され、親機Aによる制御信号送出により、副親機Bの音声IC200による音声がハンズフリー通話回路201を通じてスピーカSPより出力される。
【0042】
一方、停電時には、親機Aの電源回路104による電源供給が途絶えるので、リレー回路RY2への通電が遮断され、非常電源線Lcを通じた電源供給に切り替わる。
【0043】
これとともに、制御回路106からのリレー回路RY4への通電も途絶え、接点が音声IC101側へと切り替わり、2線式信号線Leと音声IC101とが接続された状態となる。
【0044】
一方の副親機Bでは、電源回路203による電源供給が途絶えるので、リレー回路RY3,RY5への通電が遮断され、双方の接点が音声ラインl側に切り替わり、2線式信号線Leが、音声ラインlを介して副親機BのスピーカSPに接続された状態となる。
【0045】
すると、親機Aで火災検知をしたときには、親機Aの音声IC101による音声が、2線式信号線Le、音声ラインlを通じて、副親機BのスピーカSPに出力されるため、停電があり副親機Bが駆動しなくなっても、親機Aにおける火災検知を報知できる。
【0046】
図3は、第3の本発明のシステム構成の一例を示すブロック図である。このものは、図1のシステムに来客表示機能を付加したものであり、親機A、副親機BのそれぞれにはモニタMを搭載し、それぞれに、映像信号線Lfを接続することにより、通話時などに必要な映像が映像信号として映像信号線Lfを通じて伝送され、モニタMに表示される。
【0047】
図4は、第4の本発明のシステム構成の一例を示すブロック図である。このものは、図2のシステムに来客表示機能を付加したものであり、親機A、副親機BのそれぞれにはモニタMを搭載し、親機Aには映像信号線Lfが接続され、2線式信号線Leには、変調した映像信号が更に重畳して伝送され、それがモニタMに表示される。
【0048】
図5は、先述した親機A、副親機Bの1利用例について示す図である。
【0049】
ここでは、火災感知器Sなどのセキュリティセンサを接続した住宅情報盤親機Aに、通話線Laと制御信号線Lbとを介して、もしくは2線式信号線Leを介して住宅情報盤副親機Bを順次接続している。親機Aには、通話線La、制御信号線Lbを介して、中央装置として、ロビーインターホンDや警報監視盤Eを接続し、非常電源線Lcを介して非常電源装置Fを接続している。
【0050】
また、図示はしないが、親機A、副親機Bの双方には、ロビーインターホンDから導出された映像信号線が接続されるか、親機AのみにロビーインターホンDから導出された映像信号線を接続し、その映像信号線を伝送される映像信号を親機Aから2線式信号線Leに更に重畳させて送出するようにしている。
このものでは、非停電時には、親機Aや副親機Bは独自の電源により駆動しており、ロビーインターホンDや警報監視盤Eなどの中央装置と、親機Aと、副親機Bとのうち、いずれか2者間での通話ができる。ここで、ロビーインターホンDと、親機Aあるいは副親機Bとの間では、映像信号線や2線式信号線Leを通じて伝送される映像信号でもって、ロビーインターホンDで撮影された映像を親機Aや副親機Bで表示できる。
【0051】
また、親機Aが火災感知器Sの発報を検知したときには、親機Aや副親機Bからは、独自の音声IC101,201の処理により警報音が出力される。
一方、停電時には親機Aや副親機Bは、先述したリレー回路の切替処理を行うので、親機A,副親機B共に、警報音出力処理が行えるようになり、親機Aが火災検知をしたときには、親機Aだけでなく、副親機Bにおいても警報音が出力できる。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1では、停電時には、副親機では、スピーカ接続切替手段により、副親機のスピーカと親機のセキュリティ音声情報発生手段とが接続されるので、火災を検知した親機による音声が、副親機のスピーカに出力されるため、停電があり副親機が駆動しなくなっても、親機における火災検知を報知できる。
【0053】
請求項3では、停電時には、副親機では、親機から導出された2線式信号線が、音声ラインを介してスピーカに接続されるため、親機から送出される音声がスピーカより出力でき、停電があり副親機が駆動しなくなっても、親機における火災検知を報知できる。
【0054】
請求項5では、停電時には、親機では、内蔵されるセキュリティ音声情報発生手段が、2線式信号線に何らの構成要素を介することなく接続されるため、2線式信号線に対して音声信号のみの出力ができる。そのため、請求項3の副親機と組み合わせれば、その副親機が停電により駆動しなくなっても、親機における火災検知を報知できる。
【0055】
請求項2,4,6では、スピーカ接続切替手段、2線式接続端子切替手段、音声/多重化切替手段は、作動時には、電磁コイルを付勢し、非作動時には、弾性体の復元力によってその切替接点を切替える電磁ソレノイドで構成されているため、請求項1,3,5の副親機、親機の処理を容易に実行できる。
【0056】
請求項7〜10では、請求項1〜6のいずれかの効果を発揮するセキュリティシステムが提供できる。特に、請求項9,10では、来客の映像を視認しながら通話ができ、一層利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の本発明のシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図2】第2の本発明のシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図3】第3の本発明のシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図4】第4の本発明のシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図5】親機と副親機の利用例について説明する図である。
【図6】従来のセキュリティシステムの構成を示す図である(ハンドセット通話型)
【図7】従来のセキュリティシステムの構成を示す図である(ハンズフリー通話型)
【符号の説明】
A・・・住宅情報盤親機
B・・・住宅情報盤副親機
M・・・モニタ
16,25・・・制御回路
RY3〜5・・・リレー回路
101・・・音声IC
102,200・・・ハンズフリー通話回路
SP・・・スピーカ
La・・・通話線
Lb・・・制御信号線
Lc・・・非常電源線
Ld・・・音声信号線
Le・・・2線式信号線

Claims (10)

  1. 非常電源機能とセキュリティ監視機能とを備え、増設スピーカ接続端子を少なくとも備えた住宅情報盤親機に対して、通話線、音声信号線及び制御信号線を介して接続され、上記住宅情報盤親機と通話するためのハンズフリー通話手段を備える住宅情報盤副親機であって、
    上記住宅情報盤親機の上記増設スピーカ接続端子に上記音声信号線を通じて接続するための親機接続端子と、
    上記ハンズフリー通話手段のスピーカを、上記親機接続端子に接続された音声ラインと上記ハンズフリー通話手段の出力端とに切替接続するためのスピーカ接続切替手段と、
    この住宅情報盤副親機への電源供給を監視し、電源供給の有無によって、上記スピーカ接続切替手段を切替制御するための制御手段とを備える住宅情報盤副親機。
  2. 請求項1において、
    上記切替制御手段は、作動時には、電磁コイルを付勢し、非作動時には、弾性体の復元力によってその切替接点を切替える電磁ソレノイドで構成されている住宅情報盤副親機。
  3. 非常電源機能とセキュリティ監視機能と、多重化回路とを備えた2線式信号線接続タイプの住宅情報盤親機に対して、2線式信号線を介して接続され、対応した多重化回路に接続された2線式信号線接続端子と、上記住宅情報盤親機と通話するためのハンズフリー通話手段とを備える住宅情報盤副親機であって、
    上記ハンズフリー通話手段のスピーカを、音声ラインと、上記ハンズフリー通話手段の出力端に切替接続するためのスピーカ接続切替手段と、
    上記2線式信号線接続端子を、上記音声ラインと、上記多重化回路の入力端とに切替接続するための2線式接続端子切替手段と、
    この住宅情報盤副親機への電源供給を監視し、電源供給の有無によって、上記スピーカ接続切替手段、2線式接続端子切替手段を同時に切替作動する動作をなし、電源供給を検知しないときには、上記2線式接続切替手段の接点と上記スピーカ切替手段の接点とを、ともに上記音声ライン側に切替える一方、電源供給を検知したときには、上記2線式接続切替手段の接点は上記多重化回路の入力端に切替えるとともに、上記スピーカ切替手段の接点を上記ハンズフリー通話手段の出力端に切替えるための制御手段とを備えた住宅情報盤副親機。
  4. 請求項3において、
    上記第1、2の切替制御手段は、作動時には、電磁コイルを付勢し、非作動時には、弾性体の復元力によってその切替接点を切替える電磁ソレノイドで構成されている住宅情報盤副親機。
  5. 非常電源機能とセキュリティ監視機能とを備え、通話するためのハンズフリー通話手段と、増設スピーカ接続端子と、2線式接続端子を有した多重化回路とを備え、請求項3または4に記載の住宅情報盤副親機に2線式信号線を介して接続される住宅情報盤親機であって、
    上記2線式接続端子を、火災時などに作動されるセキュリティ音声情報発生手段の出力端と、上記多重化回路の出力端とを切替接続するための音声/多重化切替手段と、
    この住宅情報盤親機への電源供給を監視し、電源供給を検知しないときには、上記音声/多重化切替手段を作動して、上記2線式接続端子を上記セキュリティ音声情報発生手段の出力端に切替える一方、電源供給を検知したときには、上記2線式接続端子を上記多重化回路の出力端に切替えるための制御手段とを備える住宅情報盤親機。
  6. 請求項5において、
    上記切替制御手段は、作動時には、電磁コイルを付勢し、非作動時には、弾性体の復元力によってその切替接点を切替える電磁ソレノイドで構成されている住宅情報盤親機。
  7. 非常電源機能とセキュリティ監視機能とを備え、増設スピーカ接続端子を少なくとも備える住宅情報盤親機と、請求項1または2に記載の住宅情報盤副親機とを通話線、制御信号線、音声信号線を介して相互に接続して構成されたセキュリティ監視通話システム。
  8. 請求項7において、
    上記住宅情報盤親機と上記住宅情報盤副親機とは、映像信号による映像を表示する手段を備え、両者間を映像信号線で接続して構成されたセキュリティ監視通話システム。
  9. 請求項3または4に記載の住宅情報盤副親機と、請求項5または6に記載の住宅情報盤親機とを、2線式信号線を介して接続して構成したセキュリティ監視通話システム。
  10. 請求項9において、
    上記住宅情報盤親機と上記住宅情報盤副親機とは、通話時に必要な映像を表示する手段を備えており、上記2線式信号線には、電源、制御信号、通話信号に加えて映像信号が重畳して伝送される構成としたセキュリティ監視通話システム。
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