JP2004227321A - 発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムに関し、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とすることを目的とする。
【解決手段】商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成方法において、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、対象商品に対する購買指数を計算し、対象商品に対する購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、対象商品に対する発注ガイダンスを生成し、対象商品に対する購買指数は、来店客数と、対象商品の買上げ点数、対象商品の金額、及び/又は対象商品の荒利との関係を示す指標であるように構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成方法において、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、対象商品に対する購買指数を計算し、対象商品に対する購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、対象商品に対する発注ガイダンスを生成し、対象商品に対する購買指数は、来店客数と、対象商品の買上げ点数、対象商品の金額、及び/又は対象商品の荒利との関係を示す指標であるように構成する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムに係り、特に小売業等において対象商品の発注用の支援及び/又は推奨情報(以下、単に発注ガイダンスと言う)を自動的に生成する発注ガイダンス生成方法及び装置、生成された発注ガイダンスに基づいて商品の発注を行う発注方法、並びに、コンピュータに発注ガイダンスの生成及び/又は発注ガイダンスに基づいた商品の発注を行わせるコンピュータプログラムに関する。
【0002】
小売業等においては、商品の発注を正確に、且つ、適切に行うことが要求される。商品を必要以上に仕入れてしまうと、仕入れに必要以上の費用がかかると共に、商品を保管する手間と費用が発生してしまう。例えば、商品が非常に大きな物であると、保管するために非常に大きなスペースを確保する必要が生じてしまう。又、商品が賞味期限のある食品であると、賞味期限までに売れない商品は破棄することとなり、損失が発生してしまう。
【0003】
【従来の技術】
従来、商品の発注は、発注業務に熟練した発注者により手作業で行われている。商品の発注は、通常、基本的には商品の在庫数に基づいて行われる。発注者が熟練していれば、経験に基づいて、商品の最近の売れ行き等を参考にして発注数量を微調整することができる。しかし、このような発注数量の微調整は、発注者、即ち、人間の感にたよるものであり、必ずしも正確、且つ、適切であるとは限らない。
【0004】
又、発注者が複数いる場合には、同じ商品を発注するにも、各発注者間で発注数量にバラツキが生じてしまい、常に適正な商品の発注を行い、常に適正な商品の在庫数を維持することは難しい。
【0005】
更に、発注者が熟練していないと、商品の発注数量は在庫数のみに基づいて行うことになり、適正な商品の発注を行い、適正な商品の在庫数の維持をすることは非常に難しい。
【0006】
このため、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とすることが望まれている。
【0007】
出願人は、発注ガイダンスを自動的に生成することに関する先行技術文献情報を特に認識していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来、商品の発注は、完全に発注者、即ち、人間に頼っており、熟練した発注者でないと適正に行うことが難しく、熟練した発注者であっても、常に適正な商品の発注を行い、常に適正な商品の在庫数を維持することは難しいという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とする発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成方法であって、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算する計算ステップと、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成する生成ステップとを含み、該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする発注ガイダンス生成方法によって達成できる。
【0011】
上記の課題は、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成装置であって、記憶装置と、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算して該記憶装置に格納する計算手段と、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成して該記憶装置に格納する生成手段とを備え、該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする発注ガイダンス生成装置によっても達成できる。
【0012】
上記の課題は、上記の如き発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて前記対象商品の発注を行う発注方法であって、該発注ガイダンスの修正の有無を判定する判定ステップと、該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定すると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定する確定ステップとを含むことを特徴とする発注方法によっても達成できる。
【0013】
上記の課題は、コンピュータに、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成させるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算させる計算手順と、コンピュータに、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成させる生成手順とを含み、該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とするコンピュータプログラムによっても達成できる。
【0014】
前記コンピュータと少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、前記計算手順及び前記生成手順を該コンピュータ内で実行させ、少なくとも前記実績データを、該ネットワークを介して該端末装置から取得させるようにしても良い。
【0015】
上記の課題は、上記の如き発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて、コンピュータに、前記対象商品の発注を行わせるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、該発注ガイダンスの修正の有無を判定させる判定手順と、コンピュータに、該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定させると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定させる確定手順とを含むことを特徴とするコンピュータプログラムによっても達成できる。
【0016】
従って、本発明によれば、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とする発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムを実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明になる発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムの各実施例を、図面と共に説明する。
【0018】
【実施例】
図1は、本発明を適用可能なネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0019】
図1中、店舗サーバ装置1は、バス1−10により接続されたCPU1−1、メモリ1−2、記憶装置1−3、通信部1−4、表示部1−6及び入出力部1−7からなる。表示部1−5には、ディスプレイ1−6が接続されている。入出力部1−7には、キーボード1−8及びマウス1−9が接続されている。店舗サーバ装置1は、周知のパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにより構成可能である。
【0020】
CPU1−1は、店舗サーバ装置1の全体の動作を制御する。メモリ1−2は、CPU1−1が実行する演算の中間データ等のデータを格納する。記憶装置1−3は、ハードディスク装置(HDD)等からなり、CPU1−1が実行するプログラムやデータを格納する。通信部1−4は、CPU1−1の制御下で、ネットワーク3を介した通信を制御する。表示部1−5は、CPU1−1の制御下で、各種データやメッセージをディスプレイ1−6に表示する。入出力部1−7は、店舗サーバ装置1の入力及び出力のインタフェースを司る。キーボード1−8及びマウス1−9からの入力は、入出力部1−7及びバス1−10を介してCPU1−1に入力される。尚、説明の便宜上図示は省略するが、店舗サーバ装置1の出力を印刷するプリンタを接続する場合には、入出力部1−7に接続する。尚、店舗サーバ装置1の基本構成は、図1に示す基本構成に限定されるものではなく、各種周知の基本構成を採用可能であることは言うまでもない。
【0021】
他方、店舗端末装置2は、バス2−10により接続されたCPU2−1、メモリ2−2、通信部2−4、表示部2−6及び入出力部2−7からなる。表示部2−5には、ディスプレイ2−6が接続されている。入出力部2−7には、キーボード2−8及びバーコードリーダ等の入力装置2−9が接続されている。店舗端末装置2は、周知のパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにより構成可能である。店舗端末装置2は、デスクトップ型であっても、携帯型であっても良い。又、デスクトップ型の店舗端末装置2は、POS端末装置と兼用される構成であっても良い。
【0022】
CPU2−1は、店舗端末装置2の全体の動作を制御する。メモリ2−2は、CPU2−1が実行するプログラム、CPU2−1が実行する演算の中間データ等のデータを格納する。通信部2−4は、CPU2−1の制御下で、ネットワーク3を介した通信を制御する。表示部2−5は、CPU2−1の制御下で、各種データやメッセージをディスプレイ2−6に表示する。入出力部2−7は、店舗端末装置2の入力及び出力のインタフェースを司る。キーボード2−8及び入力装置2−9からの入力は、入出力部2−7及びバス2−10を介してCPU2−1に入力される。尚、説明の便宜上図示は省略するが、店舗端末装置2の出力を印刷するプリンタを接続する場合には、入出力部2−7に接続する。尚、店舗端末装置2の基本構成は、図1に示す基本構成に限定されるものではなく、各種周知の基本構成を採用可能であることは言うまでもない。
【0023】
店舗端末装置2の通信部2−4は、ネットワーク3を介して店舗サーバ装置1の通信部1−4に接続されている。ネットワーク3は、1又は複数のネットワークからなる構成を有し、有線、無線又は有線と無線の組み合わせであっても良い。ネットワーク3は、LAN、WANやインターネット等を含んでも良い。尚、ネットワーク3に接続されている店舗端末装置2の台数は、1台に限定されず、複数台であっても良い。
【0024】
店舗サーバ装置1は、本発明になる発注ガイダンス生成方法の一実施例を採用し、本発明になる発注ガイダンス生成装置の一実施例を構成する。店舗端末装置2は、本発明になる発注方法の一実施例を採用する。又、店舗サーバ装置1のCPU1−1及び店舗端末装置2のCPU2−1は、本発明になるコンピュータプログラムの各実施例を実行する。コンピュータプログラムは、メモリ1−2、2−2、記憶装置1−3等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていても、ネットワーク3を介して他のコンピュータからダウンロードされても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、半導体記憶装置や、ディスク等の磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体であっても良い。
【0025】
図2は、店舗サーバ装置1の動作を説明するフローチャートである。同図中、CPU1−1の発注ガイダンス生成処理が開始されると、ステップS1は、ネットワーク3を介して、店舗端末装置2を含むネットワーク3に接続された各店舗端末装置2からの対象商品に対する過去の一定期間の実績データを取得して記憶装置1−3に格納する。実績データは、対象商品の売上点数を示すものであり、店舗端末装置2がPOS端末装置と兼用される場合には、客が購入した商品に付けられたバーコードをバーコードリーダ2−9により読み取ることにより、自動的に店舗端末装置2において保持され、任意の時点でサーバ1に送信される。実績データがこのようにして得られるのは、商品のバーコードに、商品の価格情報に加え、商品を特定するための識別情報等が含まれているからである。実績データの店舗サーバ1への送信は、その都度行っても、一定時間毎に行っても、実績データ量が一定以上になる度に行っても良い。又、店舗サーバ1側から、店舗端末装置2を含むネットワーク3に接続された各店舗端末装置をポーリングして実績データを取得するようにしても良い。
【0026】
尚、商品によっては、分類が同じであっても、単品別に実績データを管理する必要があるものもある。例えば、商品がヨーグルトの場合、分類はヨーグルトであるが、同じヨーグルトであっても、内容量、味の種類、製造メーカー等の単品別に管理しないと、商品の発注が適正に行えない。このような場合、各単品を1つの商品として管理しても、各分類を1つの商品として管理してそのうちの各単品を更に細分化して別々に管理しても良い。本明細書では、これらのいずれの場合も上記実績データに含まれるものとする。
【0027】
ステップS2は、今後の一定期間の予想客数を取得して記憶装置1−3に格納する。この場合、今後の一定期間は、任意の時間単位であれば良く、対象商品に合わせて1日より短い単位であっても、1日以上の単位であっても良い。小売業において、店長等の担当者は、予算に基づいて経験的にかなり高い精度で客数を予測できる。従って、予想客数は、担当者によりキーボード1−8等から店舗サーバ1に入力されても、店舗端末装置2のキーボード2−8等からネットワーク3を介して店舗サーバ装置1に入力されても良い。又、予想客数は、予算に応じて予め店舗サーバ装置1の記憶装置1−3等に季節別、月別、週別、曜日別、時間帯別等に格納されていても良い。
【0028】
ステップS3は、対象商品に対する過去の一定期間の実績データ及び過去の一定期間の来店客数に基づいて対象商品に対する購買指数PIを計算し、記憶装置1−3に格納する。この場合、過去の一定期間は、任意の時間単位であれば良く、対象商品に合わせて1日より短い単位であっても、1日以上の単位であっても良い。小売業において、店長等の担当者は、経験的にかなり高い精度で来店客数を把握できる。従って、来店客数は、担当者によりキーボード1−8等から店舗サーバ1に入力されても、店舗端末装置2のキーボード2−8等からネットワーク3を介して店舗サーバ装置1に入力されても良い。又、来店客数は、予め店舗サーバ装置1の記憶装置1−3等に季節別、月別、週別、曜日別、時間帯別等に格納されていても良い。購買指数PIは、来店客数と対象商品の買上げ点数、対象商品の金額、対象商品の荒利等との関係を示す指標であり、顧客支持率等と呼ばれることもある。購買指数PIは、次のような式(1)〜式(3)から求めることができる。
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000 式(1)
PI2=売上金額÷来店客数×1000 式(2)
PI3=商品荒利÷来店客数×1000 式(3)
PI1は、売上点数PI値であり、来店客1000人当たり、対象商品が何個買われたかを示す指標である。PI2は、売上金額PI値であり、来店客1000人当たり、対象商品をいくら分販売したかを示す指標である。又、PI3は、売上荒利PI値であり、来店客1000人当たり、対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標である。対象商品に対する購買指数PIは、上記式(1)〜式(3)のいずれか1つの式に基づいて求めれば良いが、2以上の式を組み合わせて求めるようにしても良いことは言うまでもない。式(1)〜式(3)の選択は、予め設定されていても、オペレータがディスプレイ1−6上で選択するようにしても良い。
【0029】
ステップS4は、対象商品に対する発注ガイダンスを生成するにあたり、参照するべきパラメータ(以下、参照パラメータと言う)があるか否かを判定する。ステップS4の判定結果がNOであると、処理は後述するステップS6へ進む。他方、ステップS4の判定結果がYESであると、処理はステップS5へ進む。ステップS5は、対象商品に対応する参照パラメータを取得して記憶装置1−3に格納する。参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報等の、対象商品に対する発注ガイダンスを微調整して精度を向上するための情報を含む。尚、参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されていても、複数の商品に対して共通に設定されていても良い。参照パラメータは、キーボード1−8等から店舗サーバ1に入力されても、店舗端末装置2のキーボード2−8等からネットワーク3を介して店舗サーバ装置1に入力されても、予め店舗サーバ装置1の記憶装置1−3等に格納されていても良い。ステップS5の後、処理はステップS6へ進む。
【0030】
ステップS6は、予想客数及び購買指数PIに基づいて、対象商品に対する発注ガイダンスを生成し、記憶装置1−3に格納する。発注ガイダンスは、例えば対象商品の販売予想値を示す。この場合、対象商品に対する参照パラメータが取得されている場合には、ステップS6は、参照パラメータに応じて微調整された発注ガイダンスを生成する。例えば、参照パラメータが気温が高いことを示す情報を含む場合には、清涼飲料水等の商品は普段よりも多く売れるので、このような商品に対する発注ガイダンスの値は増加させるように、係数を乗算する等の演算により微調整を行う。ステップS6の後、図2に示す処理は終了する。
【0031】
尚、上記ステップS1〜S3、S5、S6において取得されたり計算された情報は、ディスプレイ1−6に表示し、オペレータが情報を確認してキーボード1−8等から情報の記憶装置1−3への格納が指示されてから記憶装置1−3に格納するようにしても良い。又、ステップS2は、ステップS6の前に実行されれば良く、図2に示すようにステップS1の直後に実行される必要はない。
【0032】
図3は、店舗端末装置2の動作を説明するフローチャートである。同図中、CPU2−1の発注処理が開始されると、ステップS11は、サーバ装置1の記憶装置1−3に格納されているサーバデータを、ネットワーク3を介して取得してメモリ2−2に格納する。サーバデータには、上記予想客数、購買指数PI、参照パラメータ及び発注ガイダンスが含まれる。ステップS12は、ディスプレイ2−6に、取得されたサーバデータを表示する。
【0033】
図4は、ステップS12によりディスプレイ2−6上に表示される発注画面の一実施例を示す図である。発注画面には、登録順、登録コード/商品名、PI値、加算及び日にちの欄と、予想客数の行が設けられている。登録順の欄には、登録されている商品の順番を示す数字が表示される。登録コード/商品名の欄には、商品の登録コードと商品名が表示される。PI値の欄には、購買指数PIが表示される。加算の欄には、参照パラメータに応じて発注ガイダンスが増加されたか否かが表示され、増加された場合には上向きの矢印が表示され、減少された場合には下向きの矢印が表示される。日にちの欄には、例えば1週間分の日にちが表示され、同図に示す例では、12/20(木)〜12/26(水)までの日にちが表示されている。予想客数の行には、各日にちに対する予想客数が表示される。従って、例えば登録順1番の商品名「フランスパン」については、PI値が16.0であり、加算の欄の矢印は上向きで発注ガイダンスが参照パラメータに応じて増加されたことを示し、12/23(日)の予想客数は2000人であるため、発注ガイダンスは(32)であることがわかる。この場合、オペレータは、12/23(日)については、「フランスパン」の発注数量を発注ガイダンスの値である16に設定しても、経験等に基づいて修正してから設定しても良い。
【0034】
図3の説明に戻ると、ステップS13は、発注画面に表示された対象商品に対する発注ガイダンスの値の修正があるか否かを判定する。発注ガイダンスの値を経験等に基づいて修正する場合には、オペレータがキーボード2−8等から修正を指示するので、ステップS13の判定結果はYESとなって、処理はステップS16へ進む。ステップS16は、オペレータによるキーボード2−8等からの入力に基づいて、対象商品に対する発注ガイダンスの値を修正して修正後の値に発注数量を確定し、処理は後述するステップS15へ進む。
【0035】
他方、発注ガイダンスの値を修正しない指示がオペレータによりキーボード2−8等から入力されるか、或いは、発注ガイダンスの値を修正する指示が一定期間内に入力されないと、ステップS13の判定結果がNOとなり、処理はステップS14へ進む。ステップS14は、確定処理により対象商品に対する発注数量を、対象商品に対する発注ガイダンスの値に確定する。ステップS15は、確定された対象商品の発注数量をネットワーク3を介してサーバ装置1に送信し、処理は終了する。
【0036】
サーバ装置1は、受信した対象商品に対する確定された発注数量に基づいて、任意の時点で発注を行う。発注自体は、対象商品に対して確定された発注数量に基づいて作成された発注表を、用紙等に印刷して発注先へ送る方法や、電子メールで発注先に送信する等の周知の方法で行える。サーバ装置1は、受信した対象商品に対する確定された発注数量に基づいて、参照パラメータ等の情報を必要に応じて更新する。
【0037】
このように、本実施例では、店舗端末装置2において、対象商品に対する発注ガイダンスが自動的に生成される。従って、店舗端末装置2のオペレータが発注業務に熟練していない場合であっても、適正な商品の発注が可能となると共に、適正な商品の在庫数を維持可能となる。又、店舗端末装置2のオペレータが発注業務に熟練している場合には、自動的に生成された対象商品に対する発注ガイダンスを経験に基づいて修正することにより、更に適正な商品の発注が可能となると共に、更に適正な商品の在庫数を維持可能となる。つまり、店舗端末装置2のオペレータが発注業務に熟練していれば、商品の発注及び商品の在庫数を最適化することができる。
【0038】
尚、図3に示す発注処理は、店舗サーバ装置1側で行うようにしても良いことは、言うまでもない。
【0039】
上記実施例では、本発明が小売業の店舗に適用された場合について説明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。例えば、冷凍食品等の商品を加熱等の簡単な調理のみで客に提供する食品宅配業や飲食店の場合も、本発明を同様に適用可能であることは言うまでもない。
【0040】
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
【0041】
(付記1) 商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成方法であって、
対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算する計算ステップと、
該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成する生成ステップとを含み、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、発注ガイダンス生成方法。
【0042】
(付記2) 前記生成ステップは、前記対象商品に対応する参照パラメータに基づいて該対象商品に対する発注ガイダンスを調整し、該参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報の少なくとも1つの情報を含む該対象商品に対する発注ガイダンスの精度を向上するための情報であることを特徴とする、付記1記載の発注ガイダンス生成方法。
【0043】
(付記3) 前記対象商品に対応する参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されているか、或いは、複数の商品に対して共通に設定されていることを特徴とする、付記2記載の発注ガイダンス生成方法。
【0044】
(付記4) 前記計算ステップは、前記購買指数を、
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000
PI2=売上金額÷来店客数×1000
PI3=商品荒利÷来店客数×1000
のうち少なくとも1つの式に基づいて計算し、PI1は来店客1000人当たり該対象商品が何個買われたかを示す指標であり、PI2は来店客1000人当たり該対象商品をいくら分販売したかを示す指標であり、PI3は来店客1000人当たり該対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標であることを特徴とする、付記1記載の発注ガイダンス生成方法。
【0045】
(付記5) サーバ装置と少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記計算ステップ及び前記生成ステップは、該サーバ装置内で実行され、
少なくとも前記実績データは、該ネットワークを介して該端末装置から入力されることを特徴とする、付記1記載の発注ガイダンス生成方法。
【0046】
(付記6) 商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成装置であって、
記憶装置と、
対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算して該記憶装置に格納する計算手段と、
該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成して該記憶装置に格納する生成手段とを備え、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、発注ガイダンス生成装置。
【0047】
(付記7) 前記生成手段は、前記対象商品に対応する参照パラメータに基づいて該対象商品に対する発注ガイダンスを調整する手段を含み、該参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報の少なくとも1つの情報を含む該対象商品に対する発注ガイダンスの精度を向上するための情報であることを特徴とする、付記6記載の発注ガイダンス生成装置。
【0048】
(付記8) 前記対象商品に対応する参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されているか、或いは、複数の商品に対して共通に設定されていることを特徴とする、付記7記載の発注ガイダンス生成装置。
【0049】
(付記9) 前記計算手段は、前記購買指数を、
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000
PI2=売上金額÷来店客数×1000
PI3=商品荒利÷来店客数×1000
のうち少なくとも1つの式に基づいて計算し、PI1は来店客1000人当たり該対象商品が何個買われたかを示す指標であり、PI2は来店客1000人当たり該対象商品をいくら分販売したかを示す指標であり、PI3は来店客1000人当たり該対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標であることを特徴とする、付記6記載の発注ガイダンス生成装置。
【0050】
(付記10) 付記6〜9のいずれか1項記載の発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて前記対象商品の発注を行う発注方法であって、
該発注ガイダンスの修正の有無を判定する判定ステップと、
該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定すると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定する確定ステップとを含むことを特徴とする、発注方法。
【0051】
(付記11) 前記対象商品に対する発注ガイダンスの値を修正する修正ステップを更に含むことを特徴とする、付記10記載の発注方法。
【0052】
(付記12) 前記発注ガイダンス生成装置と少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記判定ステップ及び前記確定ステップは、該端末装置内で実行され、
前記発注数量は、該ネットワークを介して該発注ガイダンス生成装置に送信されることを特徴とする、付記10又は11記載の発注方法。
【0053】
(付記13) コンピュータに、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成させるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算させる計算手順と、
コンピュータに、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成させる生成手順とを含み、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、コンピュータプログラム。
【0054】
(付記14) 前記生成手順は、コンピュータに、前記対象商品に対応する参照パラメータに基づいて該対象商品に対する発注ガイダンスを調整させ、該参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報の少なくとも1つの情報を含む該対象商品に対する発注ガイダンスの精度を向上するための情報であることを特徴とする、付記13記載のコンピュータプログラム。
【0055】
(付記15) 前記対象商品に対応する参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されているか、或いは、複数の商品に対して共通に設定されていることを特徴とする、付記14記載のコンピュータプログラム。
【0056】
(付記16) 前記計算手順は、コンピュータに、前記購買指数を、
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000
PI2=売上金額÷来店客数×1000
PI3=商品荒利÷来店客数×1000
のうち少なくとも1つの式に基づいて計算させ、PI1は来店客1000人当たり該対象商品が何個買われたかを示す指標であり、PI2は来店客1000人当たり該対象商品をいくら分販売したかを示す指標であり、PI3は来店客1000人当たり該対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標であることを特徴とする、付記13記載のコンピュータプログラム。
【0057】
(付記17) 前記コンピュータと少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記計算手順及び前記生成手順を該コンピュータ内で実行させ、
少なくとも前記実績データを、該ネットワークを介して該端末装置から取得させることを特徴とする、付記13記載のコンピュータプログラム。
【0058】
(付記18) 付記6〜9のいずれか1項記載の発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて、コンピュータに、前記対象商品の発注を行わせるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、該発注ガイダンスの修正の有無を判定させる判定手順と、
コンピュータに、該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定させると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定させる確定手順とを含むことを特徴とする、コンピュータプログラム。
【0059】
(付記19) コンピュータに、前記対象商品に対する発注ガイダンスの値を修正させる修正手順を更に含むことを特徴とする、付記18記載のコンピュータプログラム。
【0060】
(付記20) 前記発注ガイダンス生成装置と少なくとも1台の前記コンピュータがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記判定手順及び前記確定手順を該コンピュータ内で実行させ、
前記発注数量を、該ネットワークを介して該発注ガイダンス生成装置に送信させることを特徴とする、付記18又は19記載のコンピュータプログラム。
【0061】
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とする発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】店舗サーバ装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】店舗端末装置の動作を説明するフローチャートである。
【図4】発注画面の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 店舗サーバ装置
2 店舗端末装置
3 ネットワーク
1−1,2−1 CPU
1−2,2−2 メモリ
1−3 記憶装置
1−4,2−4 通信部
1−6,2−6 ディスプレイ
1−7,2−7 入出力部
【発明の属する技術分野】
本発明は、発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムに係り、特に小売業等において対象商品の発注用の支援及び/又は推奨情報(以下、単に発注ガイダンスと言う)を自動的に生成する発注ガイダンス生成方法及び装置、生成された発注ガイダンスに基づいて商品の発注を行う発注方法、並びに、コンピュータに発注ガイダンスの生成及び/又は発注ガイダンスに基づいた商品の発注を行わせるコンピュータプログラムに関する。
【0002】
小売業等においては、商品の発注を正確に、且つ、適切に行うことが要求される。商品を必要以上に仕入れてしまうと、仕入れに必要以上の費用がかかると共に、商品を保管する手間と費用が発生してしまう。例えば、商品が非常に大きな物であると、保管するために非常に大きなスペースを確保する必要が生じてしまう。又、商品が賞味期限のある食品であると、賞味期限までに売れない商品は破棄することとなり、損失が発生してしまう。
【0003】
【従来の技術】
従来、商品の発注は、発注業務に熟練した発注者により手作業で行われている。商品の発注は、通常、基本的には商品の在庫数に基づいて行われる。発注者が熟練していれば、経験に基づいて、商品の最近の売れ行き等を参考にして発注数量を微調整することができる。しかし、このような発注数量の微調整は、発注者、即ち、人間の感にたよるものであり、必ずしも正確、且つ、適切であるとは限らない。
【0004】
又、発注者が複数いる場合には、同じ商品を発注するにも、各発注者間で発注数量にバラツキが生じてしまい、常に適正な商品の発注を行い、常に適正な商品の在庫数を維持することは難しい。
【0005】
更に、発注者が熟練していないと、商品の発注数量は在庫数のみに基づいて行うことになり、適正な商品の発注を行い、適正な商品の在庫数の維持をすることは非常に難しい。
【0006】
このため、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とすることが望まれている。
【0007】
出願人は、発注ガイダンスを自動的に生成することに関する先行技術文献情報を特に認識していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来、商品の発注は、完全に発注者、即ち、人間に頼っており、熟練した発注者でないと適正に行うことが難しく、熟練した発注者であっても、常に適正な商品の発注を行い、常に適正な商品の在庫数を維持することは難しいという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とする発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成方法であって、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算する計算ステップと、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成する生成ステップとを含み、該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする発注ガイダンス生成方法によって達成できる。
【0011】
上記の課題は、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成装置であって、記憶装置と、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算して該記憶装置に格納する計算手段と、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成して該記憶装置に格納する生成手段とを備え、該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする発注ガイダンス生成装置によっても達成できる。
【0012】
上記の課題は、上記の如き発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて前記対象商品の発注を行う発注方法であって、該発注ガイダンスの修正の有無を判定する判定ステップと、該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定すると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定する確定ステップとを含むことを特徴とする発注方法によっても達成できる。
【0013】
上記の課題は、コンピュータに、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成させるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算させる計算手順と、コンピュータに、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成させる生成手順とを含み、該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とするコンピュータプログラムによっても達成できる。
【0014】
前記コンピュータと少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、前記計算手順及び前記生成手順を該コンピュータ内で実行させ、少なくとも前記実績データを、該ネットワークを介して該端末装置から取得させるようにしても良い。
【0015】
上記の課題は、上記の如き発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて、コンピュータに、前記対象商品の発注を行わせるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、該発注ガイダンスの修正の有無を判定させる判定手順と、コンピュータに、該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定させると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定させる確定手順とを含むことを特徴とするコンピュータプログラムによっても達成できる。
【0016】
従って、本発明によれば、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とする発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムを実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明になる発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムの各実施例を、図面と共に説明する。
【0018】
【実施例】
図1は、本発明を適用可能なネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0019】
図1中、店舗サーバ装置1は、バス1−10により接続されたCPU1−1、メモリ1−2、記憶装置1−3、通信部1−4、表示部1−6及び入出力部1−7からなる。表示部1−5には、ディスプレイ1−6が接続されている。入出力部1−7には、キーボード1−8及びマウス1−9が接続されている。店舗サーバ装置1は、周知のパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにより構成可能である。
【0020】
CPU1−1は、店舗サーバ装置1の全体の動作を制御する。メモリ1−2は、CPU1−1が実行する演算の中間データ等のデータを格納する。記憶装置1−3は、ハードディスク装置(HDD)等からなり、CPU1−1が実行するプログラムやデータを格納する。通信部1−4は、CPU1−1の制御下で、ネットワーク3を介した通信を制御する。表示部1−5は、CPU1−1の制御下で、各種データやメッセージをディスプレイ1−6に表示する。入出力部1−7は、店舗サーバ装置1の入力及び出力のインタフェースを司る。キーボード1−8及びマウス1−9からの入力は、入出力部1−7及びバス1−10を介してCPU1−1に入力される。尚、説明の便宜上図示は省略するが、店舗サーバ装置1の出力を印刷するプリンタを接続する場合には、入出力部1−7に接続する。尚、店舗サーバ装置1の基本構成は、図1に示す基本構成に限定されるものではなく、各種周知の基本構成を採用可能であることは言うまでもない。
【0021】
他方、店舗端末装置2は、バス2−10により接続されたCPU2−1、メモリ2−2、通信部2−4、表示部2−6及び入出力部2−7からなる。表示部2−5には、ディスプレイ2−6が接続されている。入出力部2−7には、キーボード2−8及びバーコードリーダ等の入力装置2−9が接続されている。店舗端末装置2は、周知のパーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにより構成可能である。店舗端末装置2は、デスクトップ型であっても、携帯型であっても良い。又、デスクトップ型の店舗端末装置2は、POS端末装置と兼用される構成であっても良い。
【0022】
CPU2−1は、店舗端末装置2の全体の動作を制御する。メモリ2−2は、CPU2−1が実行するプログラム、CPU2−1が実行する演算の中間データ等のデータを格納する。通信部2−4は、CPU2−1の制御下で、ネットワーク3を介した通信を制御する。表示部2−5は、CPU2−1の制御下で、各種データやメッセージをディスプレイ2−6に表示する。入出力部2−7は、店舗端末装置2の入力及び出力のインタフェースを司る。キーボード2−8及び入力装置2−9からの入力は、入出力部2−7及びバス2−10を介してCPU2−1に入力される。尚、説明の便宜上図示は省略するが、店舗端末装置2の出力を印刷するプリンタを接続する場合には、入出力部2−7に接続する。尚、店舗端末装置2の基本構成は、図1に示す基本構成に限定されるものではなく、各種周知の基本構成を採用可能であることは言うまでもない。
【0023】
店舗端末装置2の通信部2−4は、ネットワーク3を介して店舗サーバ装置1の通信部1−4に接続されている。ネットワーク3は、1又は複数のネットワークからなる構成を有し、有線、無線又は有線と無線の組み合わせであっても良い。ネットワーク3は、LAN、WANやインターネット等を含んでも良い。尚、ネットワーク3に接続されている店舗端末装置2の台数は、1台に限定されず、複数台であっても良い。
【0024】
店舗サーバ装置1は、本発明になる発注ガイダンス生成方法の一実施例を採用し、本発明になる発注ガイダンス生成装置の一実施例を構成する。店舗端末装置2は、本発明になる発注方法の一実施例を採用する。又、店舗サーバ装置1のCPU1−1及び店舗端末装置2のCPU2−1は、本発明になるコンピュータプログラムの各実施例を実行する。コンピュータプログラムは、メモリ1−2、2−2、記憶装置1−3等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていても、ネットワーク3を介して他のコンピュータからダウンロードされても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、半導体記憶装置や、ディスク等の磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体であっても良い。
【0025】
図2は、店舗サーバ装置1の動作を説明するフローチャートである。同図中、CPU1−1の発注ガイダンス生成処理が開始されると、ステップS1は、ネットワーク3を介して、店舗端末装置2を含むネットワーク3に接続された各店舗端末装置2からの対象商品に対する過去の一定期間の実績データを取得して記憶装置1−3に格納する。実績データは、対象商品の売上点数を示すものであり、店舗端末装置2がPOS端末装置と兼用される場合には、客が購入した商品に付けられたバーコードをバーコードリーダ2−9により読み取ることにより、自動的に店舗端末装置2において保持され、任意の時点でサーバ1に送信される。実績データがこのようにして得られるのは、商品のバーコードに、商品の価格情報に加え、商品を特定するための識別情報等が含まれているからである。実績データの店舗サーバ1への送信は、その都度行っても、一定時間毎に行っても、実績データ量が一定以上になる度に行っても良い。又、店舗サーバ1側から、店舗端末装置2を含むネットワーク3に接続された各店舗端末装置をポーリングして実績データを取得するようにしても良い。
【0026】
尚、商品によっては、分類が同じであっても、単品別に実績データを管理する必要があるものもある。例えば、商品がヨーグルトの場合、分類はヨーグルトであるが、同じヨーグルトであっても、内容量、味の種類、製造メーカー等の単品別に管理しないと、商品の発注が適正に行えない。このような場合、各単品を1つの商品として管理しても、各分類を1つの商品として管理してそのうちの各単品を更に細分化して別々に管理しても良い。本明細書では、これらのいずれの場合も上記実績データに含まれるものとする。
【0027】
ステップS2は、今後の一定期間の予想客数を取得して記憶装置1−3に格納する。この場合、今後の一定期間は、任意の時間単位であれば良く、対象商品に合わせて1日より短い単位であっても、1日以上の単位であっても良い。小売業において、店長等の担当者は、予算に基づいて経験的にかなり高い精度で客数を予測できる。従って、予想客数は、担当者によりキーボード1−8等から店舗サーバ1に入力されても、店舗端末装置2のキーボード2−8等からネットワーク3を介して店舗サーバ装置1に入力されても良い。又、予想客数は、予算に応じて予め店舗サーバ装置1の記憶装置1−3等に季節別、月別、週別、曜日別、時間帯別等に格納されていても良い。
【0028】
ステップS3は、対象商品に対する過去の一定期間の実績データ及び過去の一定期間の来店客数に基づいて対象商品に対する購買指数PIを計算し、記憶装置1−3に格納する。この場合、過去の一定期間は、任意の時間単位であれば良く、対象商品に合わせて1日より短い単位であっても、1日以上の単位であっても良い。小売業において、店長等の担当者は、経験的にかなり高い精度で来店客数を把握できる。従って、来店客数は、担当者によりキーボード1−8等から店舗サーバ1に入力されても、店舗端末装置2のキーボード2−8等からネットワーク3を介して店舗サーバ装置1に入力されても良い。又、来店客数は、予め店舗サーバ装置1の記憶装置1−3等に季節別、月別、週別、曜日別、時間帯別等に格納されていても良い。購買指数PIは、来店客数と対象商品の買上げ点数、対象商品の金額、対象商品の荒利等との関係を示す指標であり、顧客支持率等と呼ばれることもある。購買指数PIは、次のような式(1)〜式(3)から求めることができる。
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000 式(1)
PI2=売上金額÷来店客数×1000 式(2)
PI3=商品荒利÷来店客数×1000 式(3)
PI1は、売上点数PI値であり、来店客1000人当たり、対象商品が何個買われたかを示す指標である。PI2は、売上金額PI値であり、来店客1000人当たり、対象商品をいくら分販売したかを示す指標である。又、PI3は、売上荒利PI値であり、来店客1000人当たり、対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標である。対象商品に対する購買指数PIは、上記式(1)〜式(3)のいずれか1つの式に基づいて求めれば良いが、2以上の式を組み合わせて求めるようにしても良いことは言うまでもない。式(1)〜式(3)の選択は、予め設定されていても、オペレータがディスプレイ1−6上で選択するようにしても良い。
【0029】
ステップS4は、対象商品に対する発注ガイダンスを生成するにあたり、参照するべきパラメータ(以下、参照パラメータと言う)があるか否かを判定する。ステップS4の判定結果がNOであると、処理は後述するステップS6へ進む。他方、ステップS4の判定結果がYESであると、処理はステップS5へ進む。ステップS5は、対象商品に対応する参照パラメータを取得して記憶装置1−3に格納する。参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報等の、対象商品に対する発注ガイダンスを微調整して精度を向上するための情報を含む。尚、参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されていても、複数の商品に対して共通に設定されていても良い。参照パラメータは、キーボード1−8等から店舗サーバ1に入力されても、店舗端末装置2のキーボード2−8等からネットワーク3を介して店舗サーバ装置1に入力されても、予め店舗サーバ装置1の記憶装置1−3等に格納されていても良い。ステップS5の後、処理はステップS6へ進む。
【0030】
ステップS6は、予想客数及び購買指数PIに基づいて、対象商品に対する発注ガイダンスを生成し、記憶装置1−3に格納する。発注ガイダンスは、例えば対象商品の販売予想値を示す。この場合、対象商品に対する参照パラメータが取得されている場合には、ステップS6は、参照パラメータに応じて微調整された発注ガイダンスを生成する。例えば、参照パラメータが気温が高いことを示す情報を含む場合には、清涼飲料水等の商品は普段よりも多く売れるので、このような商品に対する発注ガイダンスの値は増加させるように、係数を乗算する等の演算により微調整を行う。ステップS6の後、図2に示す処理は終了する。
【0031】
尚、上記ステップS1〜S3、S5、S6において取得されたり計算された情報は、ディスプレイ1−6に表示し、オペレータが情報を確認してキーボード1−8等から情報の記憶装置1−3への格納が指示されてから記憶装置1−3に格納するようにしても良い。又、ステップS2は、ステップS6の前に実行されれば良く、図2に示すようにステップS1の直後に実行される必要はない。
【0032】
図3は、店舗端末装置2の動作を説明するフローチャートである。同図中、CPU2−1の発注処理が開始されると、ステップS11は、サーバ装置1の記憶装置1−3に格納されているサーバデータを、ネットワーク3を介して取得してメモリ2−2に格納する。サーバデータには、上記予想客数、購買指数PI、参照パラメータ及び発注ガイダンスが含まれる。ステップS12は、ディスプレイ2−6に、取得されたサーバデータを表示する。
【0033】
図4は、ステップS12によりディスプレイ2−6上に表示される発注画面の一実施例を示す図である。発注画面には、登録順、登録コード/商品名、PI値、加算及び日にちの欄と、予想客数の行が設けられている。登録順の欄には、登録されている商品の順番を示す数字が表示される。登録コード/商品名の欄には、商品の登録コードと商品名が表示される。PI値の欄には、購買指数PIが表示される。加算の欄には、参照パラメータに応じて発注ガイダンスが増加されたか否かが表示され、増加された場合には上向きの矢印が表示され、減少された場合には下向きの矢印が表示される。日にちの欄には、例えば1週間分の日にちが表示され、同図に示す例では、12/20(木)〜12/26(水)までの日にちが表示されている。予想客数の行には、各日にちに対する予想客数が表示される。従って、例えば登録順1番の商品名「フランスパン」については、PI値が16.0であり、加算の欄の矢印は上向きで発注ガイダンスが参照パラメータに応じて増加されたことを示し、12/23(日)の予想客数は2000人であるため、発注ガイダンスは(32)であることがわかる。この場合、オペレータは、12/23(日)については、「フランスパン」の発注数量を発注ガイダンスの値である16に設定しても、経験等に基づいて修正してから設定しても良い。
【0034】
図3の説明に戻ると、ステップS13は、発注画面に表示された対象商品に対する発注ガイダンスの値の修正があるか否かを判定する。発注ガイダンスの値を経験等に基づいて修正する場合には、オペレータがキーボード2−8等から修正を指示するので、ステップS13の判定結果はYESとなって、処理はステップS16へ進む。ステップS16は、オペレータによるキーボード2−8等からの入力に基づいて、対象商品に対する発注ガイダンスの値を修正して修正後の値に発注数量を確定し、処理は後述するステップS15へ進む。
【0035】
他方、発注ガイダンスの値を修正しない指示がオペレータによりキーボード2−8等から入力されるか、或いは、発注ガイダンスの値を修正する指示が一定期間内に入力されないと、ステップS13の判定結果がNOとなり、処理はステップS14へ進む。ステップS14は、確定処理により対象商品に対する発注数量を、対象商品に対する発注ガイダンスの値に確定する。ステップS15は、確定された対象商品の発注数量をネットワーク3を介してサーバ装置1に送信し、処理は終了する。
【0036】
サーバ装置1は、受信した対象商品に対する確定された発注数量に基づいて、任意の時点で発注を行う。発注自体は、対象商品に対して確定された発注数量に基づいて作成された発注表を、用紙等に印刷して発注先へ送る方法や、電子メールで発注先に送信する等の周知の方法で行える。サーバ装置1は、受信した対象商品に対する確定された発注数量に基づいて、参照パラメータ等の情報を必要に応じて更新する。
【0037】
このように、本実施例では、店舗端末装置2において、対象商品に対する発注ガイダンスが自動的に生成される。従って、店舗端末装置2のオペレータが発注業務に熟練していない場合であっても、適正な商品の発注が可能となると共に、適正な商品の在庫数を維持可能となる。又、店舗端末装置2のオペレータが発注業務に熟練している場合には、自動的に生成された対象商品に対する発注ガイダンスを経験に基づいて修正することにより、更に適正な商品の発注が可能となると共に、更に適正な商品の在庫数を維持可能となる。つまり、店舗端末装置2のオペレータが発注業務に熟練していれば、商品の発注及び商品の在庫数を最適化することができる。
【0038】
尚、図3に示す発注処理は、店舗サーバ装置1側で行うようにしても良いことは、言うまでもない。
【0039】
上記実施例では、本発明が小売業の店舗に適用された場合について説明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではない。例えば、冷凍食品等の商品を加熱等の簡単な調理のみで客に提供する食品宅配業や飲食店の場合も、本発明を同様に適用可能であることは言うまでもない。
【0040】
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
【0041】
(付記1) 商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成方法であって、
対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算する計算ステップと、
該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成する生成ステップとを含み、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、発注ガイダンス生成方法。
【0042】
(付記2) 前記生成ステップは、前記対象商品に対応する参照パラメータに基づいて該対象商品に対する発注ガイダンスを調整し、該参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報の少なくとも1つの情報を含む該対象商品に対する発注ガイダンスの精度を向上するための情報であることを特徴とする、付記1記載の発注ガイダンス生成方法。
【0043】
(付記3) 前記対象商品に対応する参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されているか、或いは、複数の商品に対して共通に設定されていることを特徴とする、付記2記載の発注ガイダンス生成方法。
【0044】
(付記4) 前記計算ステップは、前記購買指数を、
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000
PI2=売上金額÷来店客数×1000
PI3=商品荒利÷来店客数×1000
のうち少なくとも1つの式に基づいて計算し、PI1は来店客1000人当たり該対象商品が何個買われたかを示す指標であり、PI2は来店客1000人当たり該対象商品をいくら分販売したかを示す指標であり、PI3は来店客1000人当たり該対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標であることを特徴とする、付記1記載の発注ガイダンス生成方法。
【0045】
(付記5) サーバ装置と少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記計算ステップ及び前記生成ステップは、該サーバ装置内で実行され、
少なくとも前記実績データは、該ネットワークを介して該端末装置から入力されることを特徴とする、付記1記載の発注ガイダンス生成方法。
【0046】
(付記6) 商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成装置であって、
記憶装置と、
対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算して該記憶装置に格納する計算手段と、
該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成して該記憶装置に格納する生成手段とを備え、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、発注ガイダンス生成装置。
【0047】
(付記7) 前記生成手段は、前記対象商品に対応する参照パラメータに基づいて該対象商品に対する発注ガイダンスを調整する手段を含み、該参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報の少なくとも1つの情報を含む該対象商品に対する発注ガイダンスの精度を向上するための情報であることを特徴とする、付記6記載の発注ガイダンス生成装置。
【0048】
(付記8) 前記対象商品に対応する参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されているか、或いは、複数の商品に対して共通に設定されていることを特徴とする、付記7記載の発注ガイダンス生成装置。
【0049】
(付記9) 前記計算手段は、前記購買指数を、
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000
PI2=売上金額÷来店客数×1000
PI3=商品荒利÷来店客数×1000
のうち少なくとも1つの式に基づいて計算し、PI1は来店客1000人当たり該対象商品が何個買われたかを示す指標であり、PI2は来店客1000人当たり該対象商品をいくら分販売したかを示す指標であり、PI3は来店客1000人当たり該対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標であることを特徴とする、付記6記載の発注ガイダンス生成装置。
【0050】
(付記10) 付記6〜9のいずれか1項記載の発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて前記対象商品の発注を行う発注方法であって、
該発注ガイダンスの修正の有無を判定する判定ステップと、
該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定すると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定する確定ステップとを含むことを特徴とする、発注方法。
【0051】
(付記11) 前記対象商品に対する発注ガイダンスの値を修正する修正ステップを更に含むことを特徴とする、付記10記載の発注方法。
【0052】
(付記12) 前記発注ガイダンス生成装置と少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記判定ステップ及び前記確定ステップは、該端末装置内で実行され、
前記発注数量は、該ネットワークを介して該発注ガイダンス生成装置に送信されることを特徴とする、付記10又は11記載の発注方法。
【0053】
(付記13) コンピュータに、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成させるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算させる計算手順と、
コンピュータに、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成させる生成手順とを含み、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、コンピュータプログラム。
【0054】
(付記14) 前記生成手順は、コンピュータに、前記対象商品に対応する参照パラメータに基づいて該対象商品に対する発注ガイダンスを調整させ、該参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報の少なくとも1つの情報を含む該対象商品に対する発注ガイダンスの精度を向上するための情報であることを特徴とする、付記13記載のコンピュータプログラム。
【0055】
(付記15) 前記対象商品に対応する参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されているか、或いは、複数の商品に対して共通に設定されていることを特徴とする、付記14記載のコンピュータプログラム。
【0056】
(付記16) 前記計算手順は、コンピュータに、前記購買指数を、
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000
PI2=売上金額÷来店客数×1000
PI3=商品荒利÷来店客数×1000
のうち少なくとも1つの式に基づいて計算させ、PI1は来店客1000人当たり該対象商品が何個買われたかを示す指標であり、PI2は来店客1000人当たり該対象商品をいくら分販売したかを示す指標であり、PI3は来店客1000人当たり該対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標であることを特徴とする、付記13記載のコンピュータプログラム。
【0057】
(付記17) 前記コンピュータと少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記計算手順及び前記生成手順を該コンピュータ内で実行させ、
少なくとも前記実績データを、該ネットワークを介して該端末装置から取得させることを特徴とする、付記13記載のコンピュータプログラム。
【0058】
(付記18) 付記6〜9のいずれか1項記載の発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて、コンピュータに、前記対象商品の発注を行わせるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、該発注ガイダンスの修正の有無を判定させる判定手順と、
コンピュータに、該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定させると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定させる確定手順とを含むことを特徴とする、コンピュータプログラム。
【0059】
(付記19) コンピュータに、前記対象商品に対する発注ガイダンスの値を修正させる修正手順を更に含むことを特徴とする、付記18記載のコンピュータプログラム。
【0060】
(付記20) 前記発注ガイダンス生成装置と少なくとも1台の前記コンピュータがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記判定手順及び前記確定手順を該コンピュータ内で実行させ、
前記発注数量を、該ネットワークを介して該発注ガイダンス生成装置に送信させることを特徴とする、付記18又は19記載のコンピュータプログラム。
【0061】
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成して、適正な商品の発注を可能とすると共に、適正な商品の在庫数を維持可能とする発注ガイダンス生成方法及び装置、発注方法並びにコンピュータプログラムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】店舗サーバ装置の動作を説明するフローチャートである。
【図3】店舗端末装置の動作を説明するフローチャートである。
【図4】発注画面の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 店舗サーバ装置
2 店舗端末装置
3 ネットワーク
1−1,2−1 CPU
1−2,2−2 メモリ
1−3 記憶装置
1−4,2−4 通信部
1−6,2−6 ディスプレイ
1−7,2−7 入出力部
Claims (10)
- 商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成方法であって、
対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算する計算ステップと、
該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成する生成ステップとを含み、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、発注ガイダンス生成方法。 - サーバ装置と少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記計算ステップ及び前記生成ステップは、該サーバ装置内で実行され、
少なくとも前記実績データは、該ネットワークを介して該端末装置から入力されることを特徴とする、請求項1記載の発注ガイダンス生成方法。 - 商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成する発注ガイダンス生成装置であって、
記憶装置と、
対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算して該記憶装置に格納する計算手段と、
該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成して該記憶装置に格納する生成手段とを備え、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、発注ガイダンス生成装置。 - 前記生成手段は、前記対象商品に対応する参照パラメータに基づいて該対象商品に対する発注ガイダンスを調整する手段を含み、該参照パラメータは、天候情報、気温情報、曜日情報、店舗で開催されるイベント情報、同分類で他単品の特売情報の少なくとも1つの情報を含む該対象商品に対する発注ガイダンスの精度を向上するための情報であることを特徴とする、請求項3記載の発注ガイダンス生成装置。
- 前記対象商品に対応する参照パラメータは、各商品に対して別々に設定されているか、或いは、複数の商品に対して共通に設定されていることを特徴とする、請求項4記載の発注ガイダンス生成装置。
- 請求項3〜5のいずれか1項記載の発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて前記対象商品の発注を行う発注方法であって、
該発注ガイダンスの修正の有無を判定する判定ステップと、
該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定すると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定する確定ステップとを含むことを特徴とする、発注方法。 - 前記発注ガイダンス生成装置と少なくとも1台の端末装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおいて、
前記判定ステップ及び前記確定ステップは、該端末装置内で実行され、
前記発注数量は、該ネットワークを介して該発注ガイダンス生成装置に送信されることを特徴とする、請求項6記載の発注方法。 - コンピュータに、商品の発注を行う際に参考にできる発注ガイダンスを自動的に生成させるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、対象商品に対する過去の一定期間の売上点数を示す実績データと、過去の一定期間の来店客数に基づいて、該対象商品に対する購買指数を計算させる計算手順と、
コンピュータに、該対象商品に対する該購買指数と、今後の一定期間の予想客数に基づいて、該対象商品に対する発注ガイダンスを生成させる生成手順とを含み、
該対象商品に対する該購買指数は、該来店客数と、該対象商品の買上げ点数、該対象商品の金額、及び/又は該対象商品の荒利との関係を示す指標であることを特徴とする、コンピュータプログラム。 - 前記計算手順は、コンピュータに、前記購買指数を、
PI1=買上げ点数÷来店客数×1000
PI2=売上金額÷来店客数×1000
PI3=商品荒利÷来店客数×1000
のうち少なくとも1つの式に基づいて計算させ、PI1は来店客1000人当たり該対象商品が何個買われたかを示す指標であり、PI2は来店客1000人当たり該対象商品をいくら分販売したかを示す指標であり、PI3は来店客1000人当たり該対象商品の荒利がいくら分あったかを示す指標であることを特徴とする、請求項8記載のコンピュータプログラム。 - 請求項3〜5のいずれか1項記載の発注ガイダンス生成装置で生成された前記発注ガイダンスに基づいて、コンピュータに、前記対象商品の発注を行わせるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、該発注ガイダンスの修正の有無を判定させる判定手順と、
コンピュータに、該発注ガイダンスの修正がない場合には該対象商品の発注数量を該発注ガイダンスの値に確定させると共に、該発注ガイダンスの修正がある場合には該対象商品の発注数量を修正された発注ガイダンスの値に確定させる確定手順とを含むことを特徴とする、コンピュータプログラム。
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