JP2011134043A - 発注計画最適化装置、発注計画最適化方法及び発注計画最適化プログラム - Google Patents

発注計画最適化装置、発注計画最適化方法及び発注計画最適化プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】販売機会損失を評価し、発注計画を最適化する。
【解決手段】
本発明の発注計画最適化装置1は、購買された商品の総数のうち、自販売店以外の他販売店において購買された商品の数が占める割合に基づいて販売機会損失スコアを算出し、販売機会損失データベース47のある対象商品について、対象商品以外の非対象商品であって、自販売店において販売機会損失スコアが発生せず、発注計画データベース48において発注数量を有する非対象商品を特定し、特定された非対象商品の前記発注数量の減分と非対象商品の単価の積が、対象商品の発注数量の増分と対象商品の単価の積以上となるように、非対象商品の発注数量の減分を決定し、増分と決定された減分に基づいて、発注計画データベース48の発注数量を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発注計画最適化装置、発注計画最適化方法及び発注計画最適化プログラムに関する。
商品の販売店において、顧客が購買を希望する商品が欠品となっている場合には、販売機会損失が発生する。POS(Point of Sale)システムと連携して、この販売機会損失を定量的に表す技術が提案されている(例えば特許文献1)。特許文献1においては、商品が欠品となっていたことにより、売場に立ち寄ったけれども商品を購買できなかった顧客の数を販売機会損失として収集して、時系列グラフを出力することができる。
特開2001−331875号公報(段落0007〜0011、図2)
しかしながら、特許文献1の技術では、顧客が売場に立ち寄った回数を収集するため、例えば、顧客が1個の商品を購買できなかった場合でも、10個の商品を購買できなかった場合でも、同様に1回の販売機会損失として扱われる。また、顧客が代替として他の販売店に行った場合も、同じ販売店で他の商品を購買した場合も、同様に1回の販売機会損失として扱われる。したがって、重大な販売機会損失を見過ごしてしまう可能性がある。
また、特許文献1の技術においては、販売機会損失の時系列グラフを出力するにとどまり、その時系列グラフを使用して、最終目的である最適な発注計画を作成することはできない。
そこで、本発明は、販売機会損失を評価し、発注計画を最適化することを目的とする。
本発明の発注計画最適化装置は、購買された商品の総数のうち、自販売店以外の他販売店において購買された商品の数が占める割合に基づいて販売機会損失スコアを算出し、販売機会損失データベースのある対象商品について、対象商品以外の非対象商品であって、自販売店において販売機会損失スコアが発生せず、発注計画データベースにおいて発注数量を有する非対象商品を特定し、特定された非対象商品の前記発注数量の減分と非対象商品の単価の積が、対象商品の発注数量の増分と対象商品の単価の積以上となるように、非対象商品の発注数量の減分を決定し、増分と決定された減分に基づいて、発注計画データベースの発注数量を更新する。
本発明によれば、販売機会損失を評価し、発注計画を最適化することが可能になる。
本実施形態に係る発注計画最適化装置の構成図である。 (a)は、本実施形態に係る在庫データベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係る取引履歴データベースの一例を示す図である。 (a)は、本実施形態に係る欠品時間データベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係る商品単価データベースの一例を示す図である。(c)は、本実施形態に係る時間帯設定の一例を示す図である。 本実施形態に係る購買傾向データベースの一例を示す図である。 (a)は、本実施形態に係る販売機会損失重みデータベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係る販売機会損失データベースの一例を示す図である。(c)は、本実施形態に係る発注計画データベースの一例を示す図である。 本実施形態に係る在庫管理処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る発注計画最適化処理手順のフローチャートである。 本実施形態に係る発注計画最適化処理手順のステップS502の詳細フローチャートである。 本実施形態に係る発注計画最適化処理手順のステップS503の詳細フローチャートである。 本実施形態に係る発注計画最適化処理手順のステップS504の詳細フローチャートである。 (a)は、本実施形態に係る分割後購買傾向データベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係る分割後購買傾向データベース(重み算出過程)の一例を示す図である。 (a)は、本実施形態に係る分割後購買傾向データベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係る分割後購買傾向データベース(重み算出過程)の一例を示す図である。 (a)は、本実施形態に係る分割後購買傾向データベースの一例を示す図である。(b)は、本実施形態に係る分割後購買傾向データベース(重み算出過程)の一例を示す図である。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。
(発注計画最適化装置)
図1に沿って、発注計画最適化装置1を説明する。
発注計画最適化装置1は、ネットワーク3を介してクライアント端末装置2に対してアクセス可能である。
発注計画最適化装置1は、POSサーバ4とバッチサーバ5を有する。
POSサーバ4は、一般的なコンピュータであり、主記憶装置11、補助記憶装置12、入力装置13、出力装置14、中央制御装置15及び通信装置16を有する。これらはバスによって相互に接続されている。
補助記憶装置12は、在庫データベース41、取引履歴データベース42、欠品時間データベース43及び商品単価データベース44(詳細後記)を格納している。
取引登録部31、欠品時間登録部32及び商品入庫登録部33はプログラムである。以降、「○○部は」と主体を記した場合は、中央制御装置15が、補助記憶装置12から各プログラムを読み出し、主記憶装置11にロードしたうえで、各プログラムの機能(詳細後記)を実現するものとする。
バッチサーバ5もまた、一般的なコンピュータであり、主記憶装置21、補助記憶装置22、入力装置23、出力装置24、中央制御装置25及び通信装置26を有する。これらはバスによって相互に接続されている。
補助記憶装置22は、購買傾向データベース45、販売機会損失重みデータベース46、販売機会損失データベース47及び発注計画データベース48(詳細後記)を格納している。
購買傾向導出部34、販売機会損失重み導出部35、販売機会損失導出部36及び発注計画最適化部37はプログラムである。以降、「○○部は」と主体を記した場合は、中央制御装置25が、補助記憶装置22から各プログラムを読み出し、主記憶装置21にロードしたうえで、各プログラムの機能(詳細後記)を実現するものとする。
クライアント端末装置2もまた、一般的なコンピュータであり、主記憶装置、補助記憶装置、入力装置、出力装置、中央制御装置及び通信装置を有する。これらはバスによって相互に接続されている(図示せず)。
クライアント端末装置2は、1又は複数台存在し、典型的には、販売店毎に1台又は数台設置される。クライアント端末装置2は、販売店の人員が操作するものであってもよいし、自動販売機内に組み込まれているものであってもよい。さらに、インターネット上の仮想店舗を管理するコンピュータそのものであってもよい。
図1では、発注計画最適化装置1は、リアルタイムで在庫状況等を管理するPOSサーバ4と、例えば夜間のバッチ処理で発注計画を最適化するバッチサーバ5に分かれて構成されている。しかしながら、両者は1つのサーバであってもかまわない。また、POSサーバ4とバッチサーバ5とは、ネットワーク3を介して接続されているものとしたが、両者の間で通信が確保されればよく、例えば専用回線(図示せず)で直接接続されていてもよい。
(在庫データベース)
図2(a)に沿って在庫データベース41を説明する。
在庫データベース41においては、販売店ID欄101に記憶された販売店IDに関連付けて、商品ID欄102には商品IDが、数量欄103には数量が、記憶されている。
販売店ID欄101の販売店IDは、商品を販売する店舗(販売店)を一意に特定する識別子である。
商品ID欄102の商品IDは、商品の種類を一意に特定する識別子である。
数量欄103の数量は、販売店に在庫として存在する、販売可能な商品の数量である。在庫が全く存在しない場合は「0」が記憶される。
在庫データベース41のレコードは、販売店IDと商品IDの組合せの数だけ存在する。
(取引履歴データベース)
図2(b)に沿って取引履歴データベース42を説明する。
取引履歴データベース42においては、販売店ID欄111に記憶された販売店IDに関連付けて、顧客ID欄112には顧客IDが、取引日時欄113には取引日時が、商品ID欄114には商品IDが、数量欄115には数量が、記憶されている。
販売店ID欄111の販売店IDは、図2(a)の販売店IDと同様である。
顧客ID欄112の顧客IDは、商品を購買する顧客を一意に特定する識別子である。
取引日時欄113の取引日時は、顧客が販売店において商品を購買した時刻(年月日時分秒)である。
商品ID欄114の商品IDは、図2(a)の商品IDと同様である。
数量欄115の数量は、顧客が購買した商品の数量である。
取引履歴データベース42のレコードは、販売店ID、顧客ID、取引日時及び商品IDの組合せの数だけ存在する。
(欠品時間データベース)
図3(a)に沿って欠品時間データベース43を説明する。
欠品時間データベース43においては、販売店ID欄121に記憶された販売店IDに関連付けて、商品ID欄122には商品IDが、欠品時間FROM欄123には欠品開始時刻が、欠品時間TO欄124には欠品終了時刻が、記憶されている。
販売店ID欄121の販売店IDは、図2(a)の販売店IDと同様である。
商品ID欄122の商品IDは、図2(a)の商品IDと同様である。
欠品時間FROM欄123の欠品開始時刻は、その取引が行われることによって商品の在庫が「0」になった取引の取引日時(年月日時分秒)である。
欠品時間TO欄124の欠品終了時刻は、「0」であった商品の在庫がある正の数になった時刻(年月日時分秒)である。商品の在庫が「0」になった後、商品の入庫が行われるまでの間は、欠品時間TO欄124は空白になっている。
ちなみに、1行目のレコードは、販売店「H001」において、商品「S001」の在庫が「2009/08/01 13:00:00」に「0」となり、その後「2009/08/01 13:30:00」に、「0」であった在庫がある正の数になったことを示している。
3行目のレコードは、販売店「H003」において、商品「S003」の在庫が「2009/08/01 15:00:00」に「0」となり、その後商品の入庫が行われないまま現在に至っていることを示している。
販売店ID及び商品IDが同じであるレコードは複数存在し得る。例えば、午前中に欠品が生じその後まもなく入庫があり、さらに午後に欠品が生じその後まもなく入庫があった、という場合があり得るからである。
また、欠品時間TO欄124が空白であるレコードは、販売店IDと商品IDの組合せ毎に最大1つしか存在しない。
(商品単価データベース)
図3(b)に沿って商品単価データベース44を説明する。
商品単価データベース44においては、商品ID欄131に記憶された商品IDに関連付けて、単価欄132には単価が記憶されている。
商品ID欄131の商品IDは、図2(a)の商品IDと同様である。
単価欄132の単価は、商品の単価である。本来、販売単価と発注(仕入れ)単価は異なるはずであるが、ここでは単純化のために、両者を同じ単価として考える。
(時間帯設定)
図3(c)に沿って時間帯設定49を説明する。
時間帯設定49においては、1日を複数の連続する期間に分割した時間帯が記憶されている。図1には図示していないが、補助記憶装置12、22に時間帯設定49が格納されているものとする。
時間帯は、商品の販売情報等を集計等する場合の基準となる期間を設定したものである。1日をいくつの時間帯に分割するかは任意である。また、各時間帯の長さが同じである必要もない。本実施形態では、1日24時間を2時間ずつに等分して、12の時間帯とした。
(購買傾向データベース)
図4に沿って、購買傾向データベース45を説明する。
購買傾向データベース45においては、顧客ID欄161に記憶された顧客IDに関連付けて、時間帯欄162には時間帯が、販売店ID欄163には販売店IDが、商品ID欄164には商品IDが、数量欄165には数量が、記憶されている。
顧客ID欄161の顧客IDは、図2(b)の顧客IDと同様である。
時間帯欄162の時間帯は、図3(c)の時間帯と同様である。ここでは、取引日時が含まれる時間帯を示している。
販売店ID欄163の販売店IDは、図2(a)の販売店IDと同様である。
商品ID欄164の商品IDは、図2(a)の商品IDと同様である。
数量欄165の数量は、図2(b)の数量と同様である。
購買傾向データベース45は、取引履歴データベース42のレコードのうち、共通の顧客ID、販売店ID及び商品IDの組合せを有するレコードを、同じ時間帯に含まれる取引日時を有するレコード同士で集計したものである。
(販売機会損失重みデータベース)
図5(a)に沿って、販売機会損失重みデータベース46を説明する。
販売機会損失重みデータベース46においては、販売店ID欄171に記憶された販売店IDに関連付けて、商品ID欄172には商品IDが、販売機会損失重み欄173には
販売機会損失重みが、記憶されている。
販売店ID欄171の販売店IDは、図2(a)の販売店IDと同様である。
商品ID欄172の商品IDは、図2(a)の商品IDと同様である。
販売機会損失重み欄173の販売機会損失重みは、図11(b)等を用いて詳しく後記するが、以下のように算出される数値である。
・当該販売店で当該商品を購買する数量を「p」とする。
・すべての販売店で当該商品を購買する数量を「q」とする。
・他の販売店で当該商品を購買する数量を「r」とする。
・「p×r/q」の値を、販売店IDと商品IDの組合せ毎に合計して販売機会損失重みとする。
販売機会損失重みが大きいほど、当該販売店にとって当該商品を欠品させた場合の販売機会損失は大きい。したがって、当該販売店は、他の商品の入庫(発注)を減らしてもなお、当該商品の入庫(発注)を増やすことが売上最大化のために望ましい(詳細後記)。
なお、販売機会損失重みは、時間帯及び顧客の指定の仕方によって値が変化する(詳細後記)。
(販売機会損失データベース)
図5(b)に沿って、販売機会損失データベース47を説明する。
販売機会損失データベース47は、販売機会損失スコア欄183を除いて、販売機会損失重みデータベース46(図5(a))と同様の構成を有している。
販売機会損失スコア欄183の販売機会損失スコアは、商品を販売することによって欠品を生じさせた(在庫が「0」になった)時間帯の販売にかかる数量を、販売機会損失重みに乗じた数値である(詳細後記)。
本実施形態においては、販売機会損失スコアを、追加的に発注すれば殆ど売れ残る可能性なく販売することができる商品の数量と看做している。
(発注計画データベース)
図5(c)に沿って、発注計画データベース48を説明する。
発注計画データベース48は、在庫データベース41(図2(a))と同様の構成を有している。
しかしながら、発注計画データベース48の数量欄193の数量は、入庫すべき商品の発注予定数量である。
経験値に基づき、ユーザが当該数量を設定し終えた発注計画データベース48が所与のものとして存在するものとする。本実施形態の発注計画最適化装置1は、当該数量を見直し最適化する(詳細後記)。
(処理手順)
処理手順には、取引又は商品入庫がある都度実行される在庫管理処理手順と、例えば夜間等のバッチ処理として実行される発注計画最適化処理手順とがある。
(在庫管理処理手順)
図6に沿って、在庫管理処理手順を説明する。
ステップS401において、POSサーバ4は、クライアント端末装置2から、取引データ又は商品入庫データを受け付ける。
取引データとは、顧客が商品を購買した際に作成されるデータであり、販売店ID、顧客ID、取引日時、商品ID及び数量を含む。取引データは、顧客が商品を購買する都度、クライアント端末装置2からPOSサーバ4へ送信される。
商品入庫データとは、発注した商品が入庫された際に作成されるデータであり、販売店ID、商品ID及び数量を含む。商品入庫データは、商品が入庫される都度、クライアント端末装置2からPOSサーバ4へ送信される。
ステップS402において、POSサーバ4は、受け付けたデータに応じて処理を分岐する。
具体的には、POSサーバ4は、ステップS401において受け取ったデータが「取引データ」である場合(ステップS402“取引”)はステップS403に進み、「商品入庫データ」である場合(ステップS402“商品入庫”)は、ステップS407に進む。
ステップS403において、POSサーバ4の取引登録部31は、取引データを在庫データベース41に登録する。
具体的には、取引登録部31は、ステップS401において受け付けた販売店ID及び商品IDを検索キーとして、在庫データベース41を検索し該当したレコードの数量からステップS401において受け付けた数量を減算した値を数量欄103に上書きする。
ステップS401において受け付けた数量(A)が、在庫データベース41の数量(B)を超過している場合もある。この場合は、受け付けた数量が「B」であったものとみなし、数量欄103に「0」を上書きする。例えば、ある商品の在庫が「5」であるとき、ある顧客がその商品を「7」個購買することを希望したとする。この場合、クライアント端末装置2からの取引データの数量は「7」である。そして、POSサーバ4は、受け付けた「7」を「5」に読み替えて処理する一方、クライアント端末装置2に「5」を返信する。販売店では、顧客に対し当該商品を「5」個販売する。
ステップS404において、取引登録部31は、在庫の数量が「0」であるか否かを判断する。
具体的には、取引登録部31は、ステップS403において上書きした値が「0」である場合(ステップS404“YES”)は、ステップS405に進み、「0」でない場合(ステップS404“NO”)はステップS406に進む。
ステップS405において、POSサーバ4の欠品時間登録部32は、欠品時間データベース43のレコードを作成する。
具体的には、欠品時間登録部32は、第1に、欠品時間データベース43の新たなレコードを作成する。
第2に、ステップS401において受け付けた販売店ID、商品ID及び取引日時を、作成したレコードの販売店ID欄121、商品ID欄122及び欠品時間FROM欄123にそれぞれ記憶する。
ステップS406において、取引登録部31は、取引データを取引履歴データベース42に登録する。
具体的には、取引登録部31は、第1に、取引履歴データベース42の新たなレコードを作成する。
第2に、ステップS401において受け付けた販売店ID、顧客ID、取引日時、商品ID及び数量を、作成したレコードの販売店ID欄111、顧客ID欄112、取引日時欄113、商品ID欄114及び数量欄115に記憶する。
ステップS407において、POSサーバ4の商品入庫登録部33は、商品入庫データを在庫データベース41に登録する。
具体的には、商品入庫登録部33は、ステップS401において受け付けた販売店ID及び商品IDを検索キーとして、在庫データベース41を検索し、該当したレコードの数量に対しステップS401において受け付けた数量を加算した値を数量欄103に上書きする。
ステップS408において、欠品時間登録部32は、欠品時間データベース43のレコードを更新する。
具体的には、欠品時間登録部32は、ステップS401において受け付けた販売店ID及び商品IDを検索キーとし、かつ「欠品時間TO欄124が空欄であること」を条件として、欠品時間データベース43を検索し、該当したレコードを取得する。そして取得したレコードの欠品時間TO欄124に、現在の時刻(年月日時分秒)を記憶する。
ステップS409において、POSサーバ4は、クライアント端末装置2に完了通知を送信する。
具体的には、POSサーバ4は、「ステップS402“取引”」のパスを経由した場合は取引データを登録した旨のメッセージを、「ステップS402“商品入庫”」のパスを経由した場合は商品入庫データを登録した旨のメッセージを、クライアント端末装置2に送信する。
その後、在庫管理処理手順を終了する。
(発注計画最適化処理手順)
図7に沿って、発注計画最適化処理手順を説明する。
発注計画最適化処理手順は、例えば1日1回、夜間のバッチ処理によって実行される。したがって、以下のステップS501〜S503において、各データベースを「作成」するのは、1日分のレコードを作成する、という意味である。
ステップS501において、バッチサーバ5の購買傾向導出部34は、購買傾向データベース45を作成する。
具体的には、購買傾向導出部34は、第1に、時間帯設定49のある時間帯を取得する。
第2に、POSサーバ4の取引履歴データベース42にアクセスして、「第1」において取得した時間帯を検索キーとして、取引日時のうちの時分秒を検索し、該当したすべてのレコードを取得する。取引日時のうちの時分秒が時間帯(例えば10:00:00〜12:00:00)に含まれる場合に該当するものとする。
第3に、顧客ID、販売店ID及び商品IDの組合せ毎に「第2」において取得したレコードを集計し、購買傾向データベース45の1つのレコードを作成する。このとき、作成されたレコードの数量欄165には、集計対象となった取引履歴データベース42の各レコードの数量の合計が記憶され、時間帯欄162には、「第1」において取得された時間帯が記憶されるものとする。
なお、ステップS501の処理は、すべての時間帯毎に繰り返す。
ステップS502において、バッチサーバ5の販売機会損失重み導出部35は、販売機会損失重みデータベース46を作成する。
ステップS502の詳細は後記する。
ステップS503において、バッチサーバ5の販売機会損失導出部36は、販売機会損失データベース47を作成する。
ステップS503の詳細は後記する。
ステップS504において、バッチサーバ5の発注計画最適化部37は、発注計画データベース48を更新する。
ステップS504の詳細は後記する。
その後、発注計画最適化処理手順を終了する。
(発注計画最適化処理手順のステップS502の詳細)
図8に沿って、ステップS502の詳細を説明する。
ステップS601において、バッチサーバ5の販売機会損失重み導出部35は、顧客毎の購買傾向データベースを作成する。
具体的には、販売機会損失重み導出部35は、第1に、購買傾向データベース45からすべてのレコードを取得する。
この段階で、販売機会損失重み導出部35は、入力装置23を介してユーザが時間帯を指定するのを受け付け、取得したレコードを、当該時間帯を有するレコードに絞り込んでもよい。しかしながら、ここでは単純化のために、当該指定は受け付けないものとして(全時間帯が対象になるものとして)以降の説明を続ける。
第2に、取得したレコードを顧客ID毎に分割し、時間帯欄162を削除する。
この段階で、分割された購買傾向データベース45は、例えば顧客が3名である場合は、図11(a)、図12(a)及び図13(a)のような状態になっている。この状態の分割された購買傾向データベース45を「分割後購買傾向データベース」という。
ステップS602において、販売機会損失重み導出部35は、顧客IDをエントリとして取得する。
取得する顧客IDは任意の顧客IDでよい。ここでは、「K001」を取得したとして以下の説明を続ける。「K001」が特定する顧客を「当該顧客」という。
ステップS603において、販売機会損失重み導出部35は、販売店ID及び商品IDの組合せをエントリとして取得する。
具体的には、販売機会損失重み導出部35は、ステップS602において取得した顧客IDを有する分割後購買傾向データベースの任意のレコードの、販売店ID及び商品IDの組合せを取得する。
ここでは、「H001」及び「S001」の組合せ(図11(a)のレコード301)が取得されたとする。「H001」が特定する販売店を「当該販売店」、「S001」が特定する商品を「当該商品」という。
ステップS604において、販売機会損失重み導出部35は、販売機会損失重みを算出する。
具体的には、販売機会損失重み導出部35は以下の処理を以下の順序で行う(例えば図11(b)参照)。
(1)当該顧客が当該販売店(「自販売店」に相当する)で当該商品を購買する数量「p」を取得する。
実際に取得される数量は「1」(レコード301の欄204)である。
(2)すべての販売店で当該顧客が当該商品を購買する数量「q」を取得する。
実際に取得される数量は「3」(レコード301、302、303の欄204の合計)である。
(3)当該顧客が他の販売店(「他販売店」に相当する)で当該商品を購買する数量「r」を取得する。
実際に取得される数量は「2」(レコード302、303の欄204の合計)である。
(4)当該販売店の当該商品が欠品となっていることにより、当該顧客が他の販売店「Hn」で当該商品を購買する確率「s(=r/q)」を取得する。
実際に取得される数値は「H002」について「0.33」、「H003」について「0.33」である。
(5)当該顧客が他の販売店で当該商品を購買するために発生する販売機会損失の重み「t(=p×s)」を取得する。
実際に取得される数値は「H002」について「0.33」、「H003」について「0.33」である。
ステップS603及びS604の処理は、すべての販売店ID及び商品IDの組合せについて繰り返す。当該繰り返しが終了した後、ステップS602に戻り、新たな顧客IDについてステップS603及びS604の処理を、未処理の顧客IDがなくなるまで繰り返す。
図11(b)、図12(b)及び図13(b)は、ステップS602〜S604の処理が実行されていく過程で主記憶装置21において作成される分割後購買傾向データベース(重み算出過程)である。
図11(b)のレコード304〜306は、図11(a)のレコード301に対応している。ステップS604の(1)、(2)、(3)、(4)及び(5)の処理が進行するにつれ、欄214、欄215、欄216、欄217及び欄218に、それぞれ数値が記憶されていく。なお「−」は「自店なので処理対象外」を示している。
内側のループ(ステップS603、S604)が繰り返されるにつれて、図11(b)のレコードは、2回目のループでレコード307〜309、3回目のループでレコード310〜312というように、下に追加され伸びていく。
内側のループを一旦抜け出し、ステップS602に戻ると、当該顧客が替わり、その直後のステップS603、S604において、図12(b)が作成される。さらに再度ステップS602に戻ると、同様に図13(b)が作成される。
外側のループを抜け出した時点で、図11(b)のような分割後顧客傾向データベース(重み算出過程)が顧客の数だけ作成されていることになる。
ステップS605において、販売機会損失重み導出部35は、販売機会損失重みデータベース46を作成する。
具体的には、販売機会損失重み導出部35は、第1に、すべての顧客についての分割後購買傾向データベース(重み算出過程)のすべてのレコードを、販売店ID及び商品IDの組合せ毎にソートし、販売機会損失重み「t」を合計する。
第2に、販売機会損失重みデータベース46(図5(a))の新たなレコードを、販売店ID及び商品IDの組み合わせの数だけ作成し、販売店ID欄171及び商品ID欄172に、販売店ID及び商品IDの組合せを記憶する。
第3に、販売機会損失重み欄173に、販売機会損失重み「t」の合計値を、販売店ID及び商品IDの組み合わせに対応するように記憶する。
例えば、図11(b)、図12(b)及び図13(b)のすべてのなかで、「H001」及び「S001」の組合せを有するレコードは、図11(b)のレコード304〜306、図12(b)のレコード313〜315である。これらのレコードの欄218の数値を合計すると、(「−」は除いて)「0.33+0.33+1.33+0.00=2.00」となる。この「2.00」が、販売機会損失重みデータベース46(図5(a))の1行目のレコードの販売機会損失重み欄173に記憶されている。
ステップS605の処理が終了すると、発注計画最適化処理手順のステップS503に戻る。
(発注計画最適化処理手順のステップS503の詳細)
図9に沿って、ステップS503の詳細を説明する。
ステップS611において、バッチサーバ5の販売機会損失導出部36は、欠品時間データベース43のレコードを取得する。
具体的には、販売機会損失導出部36は、第1に、入力装置23を介して任意の時間帯の入力を受け付ける。
第2に、「第1」において受け付けた時間帯を検索キーとして、POSサーバ4の欠品時間データベース43(図3(a))にアクセスして、該当したレコードを取得する。欠品時間FROMの時分秒から欠品時間TOの時分秒までの時間帯と、受け付けた時間帯との間に重複する部分があれば該当したものと判断する。欠品時間TOが空白である場合は、現在の時分秒が記憶されているものと看做す。
第3に、該当したレコードの販売店ID及び商品IDの組合せを取得する。このとき、同じ組合せが複数取得される場合は、2つめ以降の重複分は無視する。
ステップS612において、販売機会損失導出部36は、購買傾向データベース45から数量を取得する。
具体的には、販売機会損失導出部36は、第1にステップS611の「第3」において取得した販売店ID及び商品IDの組合せのうちの1つをエントリとして取得する。
第2に、エントリとして取得した販売店ID及び商品IDの組合せと、ステップS611において受け付けた時間帯を検索キーとして、購買傾向データベース45(図4)を検索し、該当したすべてのレコードを取得する。そして取得した各レコードの数量を合計し「u」とする。
ステップS613において、販売機会損失導出部36は、販売機会損失重みを取得する。
具体的には、販売機会損失導出部36は、エントリとして取得した販売店ID及び商品IDの組合せを検索キーとして販売機会損失重みデータベース46(図5(a))を検索し、該当したレコードの販売機会損失重みを取得し「v」とする。なお、ステップS601において、時間帯を受け付け、購買傾向データベース45のレコードを、当該時間帯を有するレコードに絞り込んだ場合は、さらに当該時間帯も検索キーとする。
ステップS614において、販売機会損失導出部36は、販売機会損失スコアを算出する。
具体的には、販売機会損失導出部36は、「w(=u×v)」を算出する。
ステップS615において、販売機会損失導出部36は、販売機会損失データベース47のレコードを作成する。
具体的には、販売機会損失導出部36は、第1に、販売機会損失データベース47(図5(b))の新たなレコードを作成する。
第2に、作成したレコードの販売店ID欄181、商品ID欄182及び販売機会損失スコア欄183に、エントリとして取得した販売店ID及び商品IDと、ステップS614において算出した「w」をそれぞれ記憶する。
ステップS612〜ステップS615の処理は、未処理の販売店ID及び商品IDの組合せがなくなるまで繰り返す。
その後、発注計画最適化処理手順のステップS504に戻る。
(発注計画最適化処理手順のステップS504の詳細)
図10に沿って、ステップS504の詳細を説明する。
最初に、大まかにステップS504の処理内容を言えば、予め定めた発注数量を修正するに際し、販売機会損失スコアが発生している商品の発注数量を増加させ、予算捻出のために、販売機会損失スコアが発生していない商品の発注数量を減少させる、ということである。
ステップS621において、バッチサーバ5の発注計画最適化部37は、販売機会損失データベース47のレコードを取得する。
具体的には、発注計画最適化部37は、第1に、入力装置23を介して販売店IDの入力を受け付ける。ここでは、例えば「H001」を受け付けたとして以降の説明を続ける。
第2に、受け付けた販売店IDを検索キーとして販売機会損失データベース47(図5(b))を検索し、該当したレコードをすべて取得する。該当するレコードが存在しない場合は、再度別の販売店IDを受け付けて、検索しなおす。
ここでは、図5(b)のレコード331が取得されることになる。なお、ここで取得されたレコードの商品IDが特定する商品を「増加商品」ということがある。
なお、「対象商品」には、当該「増加商品」が相当する。
ステップS622において、発注計画最適化部37は、増加商品の商品IDを1つエントリとして取得する。
具体的には、発注計画最適化部37は、ステップS621において取得されたレコードの内から任意の1つを選択し、エントリとしてその商品IDを取得する。
ステップS623において、発注計画最適化部37は、発注計画データベース48のレコードを取得する。
具体的には、発注計画最適化部37は、第1に、ステップS621において受け付けた販売店IDを検索キーとして、発注計画データベース48(図5(c))を検索し、該当したレコードをすべて取得する。
ここでは、図5(c)のレコード321〜323が取得されることになる。
ステップS624において、発注計画最適化部37は、減少商品を特定する。
具体的には、発注計画最適化部37は、第1に、ステップS623において取得した発注計画データベース48のレコードのなかから、商品IDがステップS621の「第2」において取得したレコードの商品ID欄182に存在せず、かつ、数量が「0」ではないレコードを選択する。
第2に、選択したレコードの商品IDを取得する。当該商品IDが特定する商品を「減少商品」ということがある。
なお、「非対象商品」には、当該「減少商品」が相当する。
図5(c)のレコード321〜323には、「S001」、「S002」及び「S003」が記憶されているが、このうち「S001」は、図5(b)のレコード331に記憶されている。そして、レコード322、323の数量は「0」ではない。したがって、ここで特定される商品IDは「S002」及び「S003」である。
この場合、「増加商品」は「S001」であり、「減少商品」は「S002」及び「S003」である。このように、1つ又は複数の「増加商品」について1つ又は複数の「減少商品」が特定される。そして、以降では、増加商品を追加発注するための予算確保のために、減少商品の発注をどれだけ減少させるか、を決定する。
ステップS625において、発注計画最適化部37は、増加商品の発注金額増分を算出する。
具体的には、発注計画最適化部37は、第1に、エントリとして取得した増加商品の商品IDを検索キーとして、POSサーバ4の商品単価データベース44(図3(b))にアクセスし、該当したレコードの単価を取得する。取得される単価は「1000」である(図3(b)のレコード341)。
第2に、エントリとして取得した増加商品の商品IDを検索キーとして、販売機会損失データベース47(図5(b))を検索し、該当したレコードの販売機会損失スコアを取得する。
この例では、「2.00」が取得される(図5(b)のレコード331)。
第3に、単価と販売機会損失スコアを乗じて発注金額増分「k」とする。
この例では、k=1000×2.00=2000となる。
ステップS626において、発注計画最適化部37は、減少商品の発注金額減分を算出する。
具体的には、発注計画最適化部37は、第1に、減少商品の商品IDを検索キーとして商品単価データベース44(図3(b))を検索し、該当したレコードの単価を取得する。
この例では、「S002」について単価「200」(図3(b)のレコード342)が、「S003」について単価「300」(図3(b)のレコード343)が取得される。
第2に、取得した単価をすべて合計し、合計した数値を発注金額減分「j」とする。
この例では、j=200+300=500となる。
「j」は、各減少商品の発注数量を1ずつ減少させたとき、節約できる金額を示している。
ステップS627において、発注計画最適化部37は、減少商品の減少数量を算出する。
具体的には、発注計画最適化部37は、発注数量の減少分を示す「m」を1から1ずつインクリメントさせていき、初めて「j×m≧k」となったときの「m」を減少商品の減少数量として決定する。
この例では減少数量「m」=4となる。
なお、インクリメントさせた「m」の最大値は、減少商品の発注の数量(図5(c)の欄193)であるものとする。また、減少商品が複数ある場合は、複数の数量のうちの最小値であるものとする。この例では、「10」である。
「m」が最大値までインクリメントされてもなお「j×m≧k」となる「m」が決定できない場合は、ステップS622に戻るものとする(図10には図示せず)。
ステップS628において、発注計画最適化部37は、発注計画データベース48を更新する。
具体的には、発注計画最適化部37は、第1に、ステップS621において受け付けた販売店IDとエントリとした増加商品の商品IDを検索キーとして発注計画データベース48(図5(c))を検索し、該当したレコードの数量に対して、ステップS625の「第2」において取得した販売機会損失スコアを加算して上書きする。
第2に、ステップS621において受け付けた販売店IDと減少商品の商品IDを検索キーとして発注計画データベース48を検索し、該当したレコードの数量から、ステップS627において決定した減少数量「m」を減じた数値を上書きする。
ステップS622〜S628の処理は、未処理の増加商品がなくなるまで繰り返す。
繰り返しが終了した後、発注計画最適化処理手順を終了する。
(本実施形態の効果)
本実施形態の発注計画最適化装置1によれば、販売機会損失スコアに基づいて、販売店毎に、どの商品の発注をどれだけ増加させ、どの商品の発注をどれだけ減少させればよいかを決定することができる。
さらに、販売機会損失スコアは、顧客毎の他店における購買数量や時間帯毎の欠品商品が反映されるので、発注計画をより高い精度で最適化することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。
1 発注計画最適化装置
2 クライアント端末装置
3 ネットワーク
4 POSサーバ
5 バッチサーバ
11、21 主記憶装置(記憶部)
12、22 補助記憶装置(記憶部)
13、23 入力装置
14、24 出力装置
15、25 中央制御装置(制御部)
16、26 通信装置
31 取引登録部
32 欠品時間登録部
33 商品入庫登録部
34 購買傾向導出部
35 販売機会損失重み導出部
36 販売機会損失導出部
37 発注計画最適化部
41 在庫データベース
42 取引履歴データベース
43 欠品時間データベース
44 商品単価データベース
45 購買傾向データベース
46 販売機会損失重みデータベース
47 販売機会損失データベース
48 発注計画データベース

Claims (6)

  1. 商品の購買履歴と前記商品の欠品時間を使用して計画された前記商品の発注数量を修正する発注計画最適化装置であって、
    販売店毎かつ商品毎に仕入れとして発注する予定である前記商品の発注数量を記憶した発注計画データベースと、
    前記商品が欠品することによる販売数量減に対応した販売機会損失スコアを前記販売店毎かつ前記商品毎に記憶した販売機会損失データベースと、
    を格納する記憶部と、
    購買された商品の総数のうち、自販売店以外の他販売店において購買された商品の数が占める割合に基づいて前記販売機会損失スコアを算出し、
    前記販売機会損失データベースのある対象商品について、前記対象商品以外の非対象商品であって、前記自販売店において販売機会損失スコアが発生せず、前記発注計画データベースにおいて発注数量を有する非対象商品を特定し、
    前記特定された非対象商品の前記発注数量の減分と前記非対象商品の単価の積が、前記対象商品の前記発注数量の増分と前記対象商品の単価の積以上となるように、前記非対象商品の発注数量の減分を決定し、
    前記増分と前記決定された減分に基づいて、前記発注計画データベースの前記発注数量を更新する制御部と、
    を備えること、
    を特徴とする発注計画最適化装置。
  2. 前記記憶部は、
    前記商品の在庫が存在しなくなった時刻を前記販売店毎かつ前記商品毎に記憶した欠品時間データベースを格納し、
    前記制御部は、
    時間帯の指定を受け付け、
    前記時間帯に基づいて、在庫が存在しなくなった時刻に購買された前記商品と前記販売店を特定し、
    購買された商品の総数のうち、自販売店以外の他販売店において購買された商品の数が占める割合に対し、前記特定された販売店において前記特定された商品が購買された数量を乗じて前記販売機会損失スコアを算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の発注計画最適化装置。
  3. 商品の購買履歴と前記商品の欠品時間を使用して計画された前記商品の発注数量を修正する発注計画最適化装置を用いた発注計画最適化方法であって、
    前記発注計画最適化装置の記憶部は、
    販売店毎かつ商品毎に仕入れとして発注する予定である前記商品の発注数量を記憶した発注計画データベースと、
    前記商品が欠品することによる販売数量減に対応した販売機会損失スコアを前記販売店毎かつ前記商品毎に記憶した販売機会損失データベースと、
    を格納しており、
    前記発注計画最適化装置の制御部は、
    購買された商品の総数のうち、自販売店以外の他販売店において購買された商品の数が占める割合に基づいて前記販売機会損失スコアを算出し、
    前記販売機会損失データベースのある対象商品について、前記対象商品以外の非対象商品であって、前記自販売店において販売機会損失スコアが発生せず、前記発注計画データベースにおいて発注数量を有する非対象商品を特定し、
    前記特定された非対象商品の前記発注数量の減分と前記非対象商品の単価の積が、前記対象商品の前記発注数量の増分と前記対象商品の単価の積以上となるように、前記非対象商品の発注数量の減分を決定し、
    前記増分と前記決定された減分に基づいて、前記発注計画データベースの前記発注数量を更新すること、
    を特徴とする発注計画最適化方法。
  4. 前記記憶部は、
    前記商品の在庫が存在しなくなった時刻を前記販売店毎かつ前記商品毎に記憶した欠品時間データベースを格納し、
    前記制御部は、
    時間帯の指定を受け付け、
    前記時間帯に基づいて、在庫が存在しなくなった時刻に購買された前記商品と前記販売店を特定し、
    購買された商品の総数のうち、自販売店以外の他販売店において購買された商品の数が占める割合に対し、前記特定された販売店において前記特定された商品が購買された数量を乗じて前記販売機会損失スコアを算出すること、
    を特徴とする請求項3に記載の発注計画最適化方法。
  5. 商品の購買履歴と前記商品の欠品時間を使用して計画された前記商品の発注数量を修正する発注計画最適化装置を機能させる発注計画最適化プログラムであって、
    前記発注計画最適化装置の記憶部に対し、
    販売店毎かつ商品毎に仕入れとして発注する予定である前記商品の発注数量を記憶した発注計画データベースと、
    前記商品が欠品することによる販売数量減に対応した販売機会損失スコアを前記販売店毎かつ前記商品毎に記憶した販売機会損失データベースと、
    を格納させ、
    前記発注計画最適化装置の制御部に対し、
    購買された商品の総数のうち、自販売店以外の他販売店において購買された商品の数が占める割合に基づいて前記販売機会損失スコアを算出し、
    前記販売機会損失データベースのある対象商品について、前記対象商品以外の非対象商品であって、前記自販売店において販売機会損失スコアが発生せず、前記発注計画データベースにおいて発注数量を有する非対象商品を特定し、
    前記特定された非対象商品の前記発注数量の減分と前記非対象商品の単価の積が、前記対象商品の前記発注数量の増分と前記対象商品の単価の積以上となるように、前記非対象商品の発注数量の減分を決定し、
    前記増分と前記決定された減分に基づいて、前記発注計画データベースの前記発注数量を更新する処理を実行させること、
    を特徴とする発注計画最適化プログラム。
  6. 前記記憶部に対し、
    前記商品の在庫が存在しなくなった時刻を前記販売店毎かつ前記商品毎に記憶した欠品時間データベースを格納させ、
    前記制御部に対し、
    時間帯の指定を受け付け、
    前記時間帯に基づいて、在庫が存在しなくなった時刻に購買された前記商品と前記販売店を特定し、
    購買された商品の総数のうち、自販売店以外の他販売店において購買された商品の数が占める割合に対し、前記特定された販売店において前記特定された商品が購買された数量を乗じて前記販売機会損失スコアを算出する処理を実行させること、
    を特徴とする請求項5に記載の発注計画最適化プログラム。
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