JP2004226248A - 計器装置 - Google Patents

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JP2004226248A JP2003014623A JP2003014623A JP2004226248A JP 2004226248 A JP2004226248 A JP 2004226248A JP 2003014623 A JP2003014623 A JP 2003014623A JP 2003014623 A JP2003014623 A JP 2003014623A JP 2004226248 A JP2004226248 A JP 2004226248A
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Fumihiko Sato
文彦 佐藤
Mikifumi Iwasaki
幹史 岩崎
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】効率良く指針へ光を導くことができると共に、組付けを容易にすることができるようにする。
【解決手段】表面に指針回動領域を有する文字板2と、文字板2に形成された指針軸孔3に貫通配置される指針軸4と、指針軸4の先端にその基部5を取付けられて指針回動領域を回動する指針6と、指針6の基部5を覆う指針キャップ7と、文字板2の裏面側に配設されて、光源8からの光を指針軸孔3へ導き指針6を照明させる導光板9と、指針軸孔3の周縁部に配置されて、導光板9を出射して指針6の基部5へ入射される光の漏れを防止する光漏防止用リング部材10とを備えた計器装置1であって、光漏防止用リング部材10が文字板2のみに係止可能な係止部21を有するようにしている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、計器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両では、車室内の前部に計器装置が設けられている。
【0003】
この計器装置は、表面に指針回動領域を有する文字板と、該文字板に形成された指針軸孔に貫通配置される指針軸と、該指針軸の先端にその基部を取付けられて指針回動領域を回動する指針と、該指針の基部を覆う指針キャップと、文字板の裏面側に配設されて、光源からの光を指針軸孔へ導き指針を照明させる導光板と、指針軸孔の周縁部に配置されて、導光板を出射して指針の基部へ入射される光の漏れを防止する光漏防止用リング部材とを備えている。
【0004】
そして、従来の計器装置では、光漏防止用リング部材を文字板と導光板の両者に対して係止させるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−193497号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された計器装置では、光漏防止用リング部材を文字板と導光板の両者に対して係止させるようにしていたので、導光板内を導かれる光を光漏防止用リング部材の係止部が遮ってしまうこととなり、効率良く指針へ光を導くことができなかった。また、光漏防止用リング部材を文字板と導光板の両者に対して係止させるようにしていたので、光漏防止用リング部材の組付けに手間が掛っていた。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、効率良く指針へ光を導くことができると共に、組付けを容易にすることができる計器装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、表面に指針回動領域を有する文字板と、該文字板に形成された指針軸孔に貫通配置される指針軸と、該指針軸の先端にその基部を取付けられて指針回動領域を回動する指針と、該指針の基部を覆う指針キャップと、文字板の裏面側に配設されて、光源からの光を指針軸孔へ導き指針を照明させる導光板と、指針軸孔の周縁部に配置されて、導光板を出射して指針の基部へ入射される光の漏れを防止する光漏防止用リング部材とを備えた計器装置において、前記光漏防止用リング部材が文字板のみに係止可能な係止部を有する計器装置を特徴としている。
【0009】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、前記光漏防止用リング部材が文字板のみに係止可能な係止部を有することにより、導光板内を導かれる光を光漏防止用リング部材の係止部が遮ってしまうことがないので、効率良く指針へ光を導くことができると共に、組付けを容易にすることができる。
【0010】
請求項2に記載された発明では、前記導光板が、光漏防止用リング部材の前記係止部よりも指針軸孔の内側へ延びる投光部を有すると共に、該投光部が前記係止部に対して文字板の面方向に離隔され、且つ、前記導光板が前記係止部から指針軸孔の径方向に離れた位置に文字板に対する支持部を有する請求項1記載の計器装置を特徴としている。
【0011】
このように構成された請求項2にかかる発明によれば、前記導光板が、光漏防止用リング部材の前記係止部よりも指針軸孔の内側へ延びる投光部を有すると共に、該投光部が前記係止部に対して文字板の面方向に離隔され、且つ、前記導光板が前記係止部から指針軸孔の径方向に離れた位置に文字板に対する支持部を有することにより、上記請求項1の効果を発揮する構成を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0013】
図1〜図3は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0014】
まず、構成を説明すると、自動車などの車両における車室内の前部に設けられた計器装置1は、表面に指針回動領域を有する文字板2と、この文字板2に形成された指針軸孔3に貫通配置される指針軸4と、この指針軸4の先端にその基部5を取付けられて指針回動領域を回動する指針6と、指針6の基部5を覆う指針キャップ7と、文字板2の裏面側に配設されて、光源8からの光を指針軸孔3へ導き指針6を照明させる導光板9と、指針軸孔3の周縁部に配置されて、導光板9を出射して指針6の基部5へ入射される光の漏れを防止する光漏防止用リング部材10とを備えている。
【0015】
指針回動領域には、数値や目盛などが付されている。また、指針6は、無色または有色の透明部材で構成されている。指針6の後端側には、バランスウエイト11が取付けられている。
【0016】
文字板2の裏面側には、文字板2および導光板9と所要の間隔を有して回路基板12が配置されており、文字板2および導光板9は、シェード部材13を介して回路基板12の表面側に支持されている。回路基板12には、指針軸4を駆動する駆動装置14および光源8が取付けられている。駆動装置14には、例えば、交差コイル式のムーブメントなどを用いる。また、光源8には、例えば、LEDなどを用いる。しかし、駆動装置14および光源8は、上記したものに限るものではない。
【0017】
この実施の形態のものでは、光漏防止用リング部材10が文字板2のみに係止可能な係止部21を有している。光漏防止用リング部材10は、指針軸孔3の内径と略同一外径の筒状部22と、筒状部22の回路基板12側の端部から外周面側へ張出形成されて文字板2の表面側へ当接係止可能な鍔状部23を備えている。係止部21は、筒状部22の回路基板12側の端部に形成されて鍔状部23との間で文字板2を挟持するように構成されている。係止部21は、光漏防止用リング部材10の周方向に少なくとも3箇所以上設けられる。そして、筒状部22の回路基板12側の端部には、係止部21間の位置に、指針軸孔3へ摺接嵌合可能な円弧状部24が形成されている。更に、筒状部22は、指針キャップ7の文字板2に面した端面と、指針軸4の軸線方向に重複するように、指針6側へ向けて延設されている。
【0018】
そして、特に、導光板9は、光漏防止用リング部材10の係止部21よりも指針軸孔3の内側へ延びる投光部26を有している。また、投光部26は係止部21に対して文字板2の面方向に離隔されている。更に、導光板9は係止部21から指針軸孔3の径方向に離れた位置に文字板2に対する支持部27を有している。この支持部27により、投光部26が係止部21と干渉しないように導光板9を保持している。投光部26は、例えば、指針軸孔3と同心で且つ指針軸孔3よりも小径の孔部の周縁部に形成されている。
【0019】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0020】
駆動装置14に信号を送って駆動装置14を駆動すると、指針軸4を介して指針6が回動される。これにより、指針回動領域に付された数値や目盛を指針6に現示させることができる。
【0021】
また、光源8を発光させると、光源8からの光は、導光板9の内部を導かれ、投光部26から指針軸孔3へと出射される。指針軸孔3へ出射された光は、指針6の基部5から指針6内へ入射される。以て、指針6が照明される。
【0022】
この際、指針軸孔3の周縁部に配置された光漏防止用リング部材10が、導光板9を出射して指針6の基部5へ入射される光の漏れを防止する。
【0023】
この実施の形態では、光漏防止用リング部材10が文字板2のみに係止可能な係止部21を有することにより、導光板9内を導かれる光を光漏防止用リング部材10の係止部21が遮ってしまうことがないので、効率良く指針6へ光を導くことができると共に、組付けを容易にすることができる。
【0024】
特に、導光板9が、光漏防止用リング部材10の係止部21よりも指針軸孔3の内側へ延びる投光部26を有すると共に、投光部26が係止部21に対して文字板2の面方向に離隔され、且つ、導光板9が係止部21から指針軸孔3の径方向に離れた位置に文字板2に対する支持部27を有する構成としたことにより、上記の効果を発揮することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、光漏防止用リング部材が文字板のみに係止可能な係止部を有することにより、導光板内を導かれる光を光漏防止用リング部材の係止部が遮ってしまうことがないので、効率良く指針へ光を導くことができると共に、組付けを容易にすることができる。
【0026】
請求項2の発明によれば、導光板が、光漏防止用リング部材の係止部よりも指針軸孔の内側へ延びる投光部を有すると共に、投光部が係止部に対して文字板の面方向に離隔され、且つ、導光板が係止部から指針軸孔の径方向に離れた位置に文字板に対する支持部を有する構成としたことにより、上記請求項1の効果を発揮することができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の計器装置の側方断面図である。
【図2】図1の光漏防止用リング部材の斜視図である。
【図3】光漏防止用リング部材にかかり(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は側面図、(d)はA−A断面図である。
【符号の説明】
2 文字板
3 指針軸孔
4 指針軸
5 基部
6 指針
7 指針キャップ
8 光源
9 導光板
10 光漏防止用リング部材
21 係止部
26 投光部
27 支持部

Claims (2)

  1. 表面に指針回動領域を有する文字板と、該文字板に形成された指針軸孔に貫通配置される指針軸と、該指針軸の先端にその基部を取付けられて指針回動領域を回動する指針と、該指針の基部を覆う指針キャップと、文字板の裏面側に配設されて、光源からの光を指針軸孔へ導き指針を照明させる導光板と、指針軸孔の周縁部に配置されて、導光板を出射して指針の基部へ入射される光の漏れを防止する光漏防止用リング部材とを備えた計器装置において、
    前記光漏防止用リング部材が文字板のみに係止可能な係止部を有することを特徴とする計器装置。
  2. 前記導光板が、光漏防止用リング部材の前記係止部よりも指針軸孔の内側へ延びる投光部を有すると共に、該投光部が前記係止部に対して文字板の面方向に離隔され、且つ、前記導光板が前記係止部から指針軸孔の径方向に離れた位置に文字板に対する支持部を有することを特徴とする請求項1記載の計器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009015382A1 (de) * 2009-03-27 2010-09-30 Audi Ag Beleuchtungseinrichtung für einen Zeiger eines Zeigerinstruments, Zeigerinstrument und Kraftfahrzeug
DE102013224100B4 (de) * 2012-11-26 2018-10-31 Yazaki Corporation Zeigerstruktur

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