JP2001249033A - 計 器 - Google Patents

計 器

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JP2001249033A
JP2001249033A JP2000061881A JP2000061881A JP2001249033A JP 2001249033 A JP2001249033 A JP 2001249033A JP 2000061881 A JP2000061881 A JP 2000061881A JP 2000061881 A JP2000061881 A JP 2000061881A JP 2001249033 A JP2001249033 A JP 2001249033A
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Japan
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light
plate
shielding plate
hole
scale
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JP2000061881A
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English (en)
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Hiroshi Kimura
浩 木村
Yasuhiro Kobayashi
康浩 小林
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目盛り盤をその裏面に位置する遮光板から浮
き上がり不能に当該遮光板と一体に組み付けるようにし
た計器を提供することを目的とする。 【解決手段】 目盛り盤30aは、その貫通穴部31の
周縁部にて、遮光板10に一体に形成した筒体12によ
り遮光板10の貫通穴部11の周縁部上に挟持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車等
の車両に採用するに適した計器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開昭60−17613
1号公報にて示すような指示計器においては、遮光板に
相当する取り付け板が文字盤にその裏面に沿い併設され
ている。また、回動内機はその指針軸にて取り付け板及
び文字盤の各貫通穴部に挿通されており、回動内機の指
針軸の先端部には指針がその回動基部にて支持されてい
る。また、筒状の係合部は、指針軸を同心的に包囲する
ように、取り付け板及び文字盤の各貫通穴部に嵌装され
ており、この係合部は、その両端環状フランジ部にて、
上記各貫通穴部の周縁部を挟持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記指示計器
において、上述のごとく、筒状の係合部が取り付け板と
別体の部品として用いられている。従って、取り付け
板、文字盤及び筒状の係合部を予め別々に準備し、これ
ら取り付け板、文字盤及び筒状の係合部を上述のように
組み付けることとなる。このため、このように組み付け
た後において、文字盤がその貫通穴部にて筒状の係合部
から外れて浮き上がり易いという不具合がある。
【0004】そこで、本発明は、このようなことに対処
するため、目盛り盤をその裏面に位置する遮光板から浮
き上がり不能に当該遮光板と一体に組み付けるようにし
た計器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1に記載の発明に係る計器は、薄肉状目盛り
盤(30a、60a)と、この目盛り盤にその裏面に沿
い併設される遮光板(10)と、この遮光板の貫通穴部
(11)及び目盛り盤の貫通穴部(31)を通して遮光
板の裏面側から回動可能に延出する指針軸(34)を有
する回動内機(30b)と、指針軸の先端部に回動基部
(35a、36)にて支持される指針(30c、60
c)とを備える。
【0006】当該計器において、遮光板は、その貫通穴
部の周縁部から目盛り盤の貫通穴部を通り突出するよう
に一体に形成された筒部(12a)と、この筒部の突出
端側に一体に形成されて目盛り盤の貫通穴部の周縁部を
遮光板の貫通穴部の周縁部との間に挟持する環状フラン
ジ部(12b)とを有する筒体(12)を備えることを
特徴とする。
【0007】このように、目盛り盤の貫通穴部の周縁部
を遮光板の貫通穴部の周縁部との間に挟持する筒体を遮
光板に一体に形成するようにしたので、目盛り盤が薄肉
状であっても、筒体により目盛り盤の貫通穴部の周縁部
を遮光板の貫通穴部の周縁部に密着して挟持することと
なる。その結果、目盛り盤を遮光板から浮き上がり不能
に維持できる。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載の発明において、指針に代えて発光指針を採用
し、遮光板及び目盛り盤の各貫通穴部を通して発光指針
内にその回動基部から光を入射する指針用光源(39)
を備え、発光指針はその回動基部からの入射光により発
光するようになっている。
【0009】これにより、請求項1に記載の発明と同様
の作用効果を達成できるのは勿論のこと、筒体が遮光板
の貫通穴部に一体に形成されているので、目盛り盤が薄
肉状であっても、筒体により目盛り盤の貫通穴部の周縁
部を遮光板の貫通穴部の周縁部に密着して挟持すること
となる。従って、筒体が目盛り盤の貫通穴部の周縁部か
ら外れたりすることがなく、筒体と発光指針の回動基部
との間からの指針用光源の漏光を防止できる。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、遮光板は、指針を零位置にて停止さ
せるように、目盛り盤を通り突出する突起状ストッパー
(15、63)を一体に形成してなることを特徴とす
る。
【0011】これにより、ストッパーを別途独立の部品
として採用する必要がなくなる。従って、部品点数の減
少を確保しつつ、請求項1に記載の発明の作用効果を達
成できる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、遮光板は、発光指針を零位置にて停
止させるように、目盛り盤を通り突出する突起状ストッ
パー(15、63)を一体に形成してなることを特徴と
する。
【0013】これにより、ストッパーを別途独立の部品
として採用する必要がなくなる。従って、部品点数の減
少を確保しつつ、請求項2に記載の発明の作用効果を達
成できる。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれか1つに記載の発明において、目盛り盤は透
光部を有する目盛り盤であって、遮光板は、透光部に対
応する部分からその裏面側へ延出されてインジケータ用
光源(41)を収容するインジケータ用筒体(13)を
一体に形成してなることを特徴とする。
【0015】これにより、インジケータ用光源の漏光を
防止する筒体を別途独立の部品として採用する必要がな
くなる。従って、部品点数の減少を確保しつつ、請求項
1乃至4のいずれか1つに記載の発明の作用効果を達成
できる。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項1乃至
5のいずれか1つに記載の発明において、遮光板の外周
部から目盛り盤側へ環状に立ち上がる見返し板(20)
を備えており、この見返し板は遮光板と樹脂により一体
に形成されていることを特徴とする。
【0017】これにより、見返し板を別途採用する必要
がなくなる。従って、部品点数の減少を確保しつつ、請
求項1乃至5のいずれか1つに記載の発明の作用効果を
達成できる。
【0018】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
6のいずれか1つに記載の発明において、目盛り盤の表
面の外周部上に配置されてこの外周部を通り遮光板に挿
通固着される複数の挿通部(38)を有する加飾リング
(30d、60d)を備えており、この加飾リングは、
遮光板の一体形成時に、各挿通部にて遮光板に挿通固着
されることを特徴とする。
【0019】これにより、目盛り盤の飾りとしての役割
を果たす加飾リングでもって、上記遮光板の一体形成時
に、目盛り盤の外周部の遮光板への押さえつけを行うこ
とができる。その結果、目盛り盤の遮光板からの浮き上
がり防止をより一層確実にしつつ、目盛り盤の装飾を行
うことができる。
【0020】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る自動車用計
器の一例を示しており、この計器は、当該自動車の車室
内に設けたインストルメントパネルにコンビネーション
メータとして配設されている。
【0022】当該計器は、遮光板10及び環状の見返し
板20を備えており、遮光板10は、見返し板20の底
部に位置するように、見返し板20と一体に形成されて
いる。ここで、見返し板20は、遮光板10の外周部か
ら上方に環状に立ち上がっている。
【0023】また、遮光板10は、後述する回転計30
に対応する位置にて、貫通穴部11と、筒体12とを備
えており、筒体12は、貫通穴部11から図2にて図示
上方に同軸的に一体に延出して形成されている。この筒
体12は、図2にて示すごとく、貫通穴部11から同軸
的に一体に延出する筒部12aと、この筒部12aの図
2にて図示上端から半径方向に外方へ一体に延出形成し
た環状フランジ部12bとを備えている。
【0024】また、遮光板10は、後述する各ウォーニ
ング用インジケータ40に対応する位置にて、各インジ
ケータ用筒体13(図1では一筒体13のみを示す)を
備えており、これら各筒体13は、遮光板10の各開口
部14(図1では一開口部14のみを示す)から図2に
て図示下方へ一体に延出している。
【0025】また、遮光板10は、突起状ストッパー1
5を有しており、このストッパー15は、後述する発光
指針30cを零指示位置にて停止させるように当該発光
指針30cに係止すべく、遮光板10から後述する絞り
目盛り盤30aを通り一体に突出形成されている。
【0026】また、当該計器は、回転計30、ウォーニ
ング用各インジケータ40、自動変速機用インジケータ
50及び車速計60を備えている。
【0027】回転計30は、絞り目盛り盤30aを備え
ており、この絞り目盛り盤30aは、遮光板10の表面
の図1にて図示右側部上に沿い配設されている。当該絞
り目盛り盤30aは、その貫通穴部31にて、遮光板1
0の筒体12の筒部12aに外方からはめあわされてお
り、この絞り目盛り盤30aの貫通穴部31は、筒体1
2の環状フランジ部12bと遮光板10の貫通穴部11
の周縁部との間に挟持されている。但し、絞り目盛り盤
30aは、当該自動車のエンジンの回転数を表す略円弧
状目盛り部32を有しており、この絞り目盛り盤30a
は、目盛り部32の目盛りや文字を除き透明となってい
る。なお、目盛り部32の目盛りや文字は黒色となって
いる。
【0028】また、回転計30は、図2にて示すごと
く、回動内機30bを備えており、この回動内機30b
は、その内機本体33にて、遮光板10の裏面側にてそ
の貫通穴部11に対向するように設けられている。ま
た、回動内機30bは指針軸34を備えており、この指
針軸34は内機本体33から遮光板10の貫通穴部11
及び筒体12を通り回動可能に絞り目盛り盤30aの表
面側へ向け延出している。
【0029】また、回転計30は、発光指針30cを備
えており、この発光指針30cは、指針本体35と、こ
の指針本体35の回動基部を覆うキャップ36とにより
構成されている。ここで、指針本体35はその回動基部
の筒状ボス35aにて指針軸34の先端部に支持されて
いる。
【0030】但し、キャップ36が筒体12のフランジ
部12bと接触しないように、キャップ36の裏面と筒
体12のフランジ部12bの表面(キャップ36側面)
との間隔は、1mm程度となっている。また、キャップ
36をその上方から見たときに筒体12が見えないよう
にするため、キャップ36の裏面外周部の外径は、筒体
12のフランジ部12bの外径よりも大きくしてある。
また、上述したキャップ36と筒体12のフランジ部1
2bとの間隔及びキャップ36の裏面外周部の外径をフ
ランジ部12bの外径よりも大きくしたことは、後述す
る光源39のキャップ36と筒体12のフランジ部12
bとの間からの漏光をも防止するためでもある。
【0031】また、回転計30は、図1及び図2にて示
すごとく、樹脂製加飾リング30dを備えており、この
加飾リング30dは、リング本体37と、このリング本
体37の裏面から一体に延出する複数のピン38とを備
えており、各ピン38は、リング本体37の裏面周方向
に間隔をおいて当該リング本体37の裏面から図2にて
図示下方へ延出している。そして、加飾リング30d
は、その各ピン38にて、絞り目盛り盤30aの外周部
を通り遮光板10に挿通固着されている。これにより、
加飾リング30dは、絞り目盛り盤30aの外周部を目
盛り部32の外周側にて遮光板10の表面上に押さえ付
けるとともに当該絞り目盛り盤30aの飾りとしての役
割を果たす。
【0032】また、回転計30は、図2にて示すごと
く、指針用光源39を備えており、この指針用光源39
は、遮光板10の貫通穴部11と内機本体33との間に
配設されている。これにより、指針用光源39は、その
点灯により、遮光板10の貫通穴部11及び筒体12を
通り指針本体35内にその回動基部の裏面から光を入射
する。このため、発光指針30cは、指針本体35内へ
の入射光により指針部にて発光する。但し、光源39
は、筒体13内に光を入射しないように、当該筒体13
の周壁側方に位置している。
【0033】また、各ウォーニング用インジケータ40
は、図2にて例示するごとく、ウォーニング用光源41
を備えており、この光源41は、その点灯により、筒体
13及び遮光板10の開口部14を通して絞り目盛り盤
30aのうち開口部14に対応する部分に光を入射す
る。これにより、インジケータ40は、絞り目盛り盤3
0aのうち開口部14に対応する部分にて光りウォーニ
ング機能を発揮する。但し、この光源41は、光源39
側へ光を漏洩しないように、対応の筒体13内に配設さ
れている。
【0034】また、車速計60は、絞り目盛り盤60a
及び回動内機(図示しない)に加え、指針用光源(指針
用光源39に相当)、発光指針60c及び加飾リング6
0dを備えている(図1参照)。絞り目盛り盤60a
は、遮光板10の表面の図1にて図示左側部上に沿い配
設されている。当該絞り目盛り盤60aは、その図示し
ない貫通穴部(貫通穴部31に対応)にて、遮光板10
の図示しない筒体(筒体12に対応しこの筒体12と同
様に構成されている)に外方からはめあわされて、絞り
目盛り盤30aの貫通穴部31と実質的に同様に挟持さ
れている。
【0035】但し、絞り目盛り盤60aは、当該自動車
の車速を表す略円弧状目盛り部62を有しており、この
絞り目盛り盤60aは、目盛り部62の目盛りや文字を
除き透明となっている。なお、目盛り部62の目盛りや
文字は黒色となっている。
【0036】発光指針60cは、絞り目盛り盤60aを
通り延出する車速計60の回動内機の指針軸の先端部に
支持されており、この発光指針60cは、発光指針30
cと同様の構成を有する。そして、この発光指針60c
は、その回動基部にて、車速計60の上記指針用光源か
ら上記筒体を通し光を入射されて発光する。また、発光
指針60cは、遮光板10から目盛り盤60cを通り突
出するように一体に形成された突起状ストッパー63
(図1参照)により零指示位置にて停止される。
【0037】また、加飾リング60dは、上述した加飾
リング30dと同様の構成を有しており、この加飾リン
グ60dは、その各ピンにて、絞り目盛り盤60aの外
周部を通り遮光板10に挿通固着されている。これによ
り、加飾リング60dは、絞り目盛り盤60aの外周部
を目盛り部62の外周側にて遮光板10の表面上に押さ
え付けるとともに当該絞り目盛り盤60aの飾りとして
の役割を果たす。
【0038】なお、図1にて、符号50aはインジケー
タ50のインジケータ部を示し、符号70はフロントパ
ネルを示す。
【0039】以上のように構成した本実施形態におい
て、遮光板10、見返し板20、両絞り目盛り盤30
a、60a及び両加飾リング30d、60dをインサー
ト成形により一体に形成する方法について説明する。
【0040】まず、上述のように構成した両絞り目盛り
盤30a、60a及び両加飾リング30d、60dを準
備する。そして、加飾リング30dの各ピン38を絞り
目盛り盤30aの外周部に図2にて例示するごとく挿通
する。これにより、加飾リング30dは、そのリング本
体37にて、絞り目盛り盤30aの表面のうち目盛り部
32の外周部上に着座した状態となる。
【0041】また、同様にして、加飾リング60dの各
ピンを絞り目盛り盤60aの外周部に挿通する。これに
より、加飾リング60dは、そのリング本体にて、絞り
目盛り盤60aの表面のうち目盛り部62の外周部上に
着座した状態となる。その結果、両絞り目盛り盤30
a、60aに両加飾リング30d、60dを組み付けた
構造体(以下、組み付け構造体という)が完成する。
【0042】然る後、上記組み付け構造体をインサート
成形用金型内に収容する。但し、このインサート成形用
金型の内部断面形状は、上記組み付け構造体を図2にて
例示するごとく遮光板10にインサート成形しかつこの
遮光板10と一体に見返し板20を成形するような断面
形状となっている。
【0043】このような収容後、上記インサート成形用
金型内に樹脂を注入して凝固させる。これに伴い、イン
サート成形のもと上記組み付け構造体は遮光板10に一
体に形成されるとともに見返し板20が遮光板10に一
体に形成される。これにより、回転計30側を例にとれ
ば、遮光板10には、両筒体12、13及びストッパー
15が、図2にて示すごとく、一体に形成される。
【0044】従って、絞り目盛り盤30aのように面精
度の安定しない部品であっても、当該絞り目盛り盤30
aは、上記インサート成形でもって、その貫通穴部31
の周縁部にて、遮光板10の筒体12の筒部12aに密
着して外方から同軸的にはめあわされた状態で当該筒体
12の環状フランジ部12bと遮光板10の貫通穴部1
1の周縁部との間に密着挟持される。
【0045】このため、絞り目盛り盤30aが、その貫
通穴部31の周縁部にて、筒体12によりこれから外れ
ることなく遮光板10の貫通穴部11の周縁部上にしっ
かりと押さえつけられるので、絞り目盛り盤30aのよ
うに面精度の安定しない部品であっても、当該絞り目盛
り盤30aが貫通穴部31側にて遮光板10から浮き上
がることがない。
【0046】また、上記インサート成形でもって、加飾
リング30dの各ピン38は、遮光板10のうち目盛り
盤30aの外周部に対する対応部に挿通固着された状態
となる(図2参照)。このため、加飾リング30dは、
そのリング本体37により目盛り盤30aの外周部を遮
光板10の表面上に押さえつけた状態で当該遮光板10
に一体化される。
【0047】従って、絞り目盛り盤30aのように面精
度の安定しない部品であっても、絞り目盛り盤30aが
その外周部にて遮光板10から浮き上がることなくこの
遮光板10の表面上にしっかりと一体的に保持され得
る。このことは、絞り目盛り盤30aのたわみやゆがみ
を防止して当該絞り目盛り盤30aの剛性を高めること
ができることを意味する。
【0048】車速計60側においても、遮光板10は回
転計30側と同様の断面形状に成形され、目盛り盤60
a及び加飾リング60dが、回転計30側と同様に、当
該遮光板10にインサート成形される。これにより、絞
り目盛り盤60aは、絞り目盛り盤30aと同様に、遮
光板10から浮き上がることなくこの遮光板10の表面
上にしっかりと一体的に保持され得る。
【0049】また、以上のようなインサート成形後にお
いて、回転計30側を例にとれば、回動内機30b、発
光指針30c及び両光源39、41を、図2にて示すご
とく、配設及び組み付けを行う。
【0050】ここで、上述のように筒体12が遮光板1
0に一体に成形されているので、当該筒体12が遮光板
10の貫通穴部11から離脱したり位置ずれしたりする
ことがない。従って、キャップ36が、常に、その裏面
にて筒体12のフランジ部12bの表面を狭隙を介して
覆うように位置している。よって、指針用光源39の光
がキャップ36と筒体12との間から外方へ漏洩するこ
とがない。その結果、発光指針30cの発光による指示
状態が、光源39の上記漏洩光に起因するハレーション
の発生防止のもと、良好に視認できる。
【0051】また、ウォーニング用光源41は上述のご
とく遮光板10の筒体13内に位置しているので、当該
光源41は筒体41の周壁により指針用光源39から隔
離される。従って、光源41の光が指針用光源39側へ
漏洩することがなく、また、光源39の光が筒体13内
に漏洩することもない。
【0052】また、上記インサート成形により、遮光板
10、各筒体12、13、ストッパー15及び見返し板
20を一体に形成するので、これら各部材を別々に準備
する必要がなく部品点数の軽減につながる。
【0053】なお、本発明の実施にあたり、上記実施形
態にて述べたインサート成形に限ることなく、両目盛り
盤30a、60a及び両加飾リング30d、60dと共
に遮光板10及び見返し板20を一体に形成する方法で
あれば、どのような形成方法で形成してもよい。
【0054】また、本発明の実施にあたっては、上記実
施形態にて述べたように絞り目盛り盤30a、60aに
限ることなく、薄肉状目盛り盤であれば、上述のように
一体成形することで、上記実施形態と実質的に同様の作
用効果を達成できる。
【0055】また、本発明の実施にあたり、上記実施形
態にて述べた発光指針の回動基部をキャップ36を含め
た構成とし、当該キャップ36を廃止してもよい。
【0056】また、本発明の実施にあたり、遮光板10
の裏面に沿い併設した導光板内に導光用光源の光を導入
し、当該導光板内に導入した光を、当該導光板の貫通穴
部の反射壁でもって遮光板10の筒体12を通して発光
指針30cの回動基部内に入射する構成を採用し、指針
用光源を廃止してもよい。
【0057】また、本発明の実施にあたり、発光指針3
0a、60aに代えて、通常の指針を採用し、指針用光
源39を廃止してもよい。
【0058】また、本発明の実施にあたり、コンビネー
ションメータではなく、車速計等の単体の計器に本発明
を適用してもよい。
【0059】また、本発明の実施にあたり、自動車用計
器に限ることなく、バス、トラックや自動二輪車等に採
用される計器或いは一般産業機器用計器に本発明を適用
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用計器の一実施形態を示す
部分破断正面図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10…遮光板、11、31…貫通穴部、12、13…筒
体、12a…筒部、12b…フランジ部、15、63…
ストッパー、20…見返し板、30b…回動内機、30
c、60c…発光指針、30d、60d…加飾リング、
34…指針軸、35a…回動基部、36…キャップ、3
9、41…光源。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉状目盛り盤(30a、60a)と、 この目盛り盤にその裏面に沿い併設される遮光板(1
    0)と、 この遮光板の貫通穴部(11)及び前記目盛り盤の貫通
    穴部(31)を通して前記遮光板の裏面側から回動可能
    に延出する指針軸(34)を有する回動内機(30b)
    と、 前記指針軸の先端部に回動基部(35a、36)にて支
    持される指針(30c、60c)とを備える計器におい
    て、 前記遮光板は、その貫通穴部の周縁部から前記目盛り盤
    の貫通穴部を通り突出するように一体に形成された筒部
    (12a)と、この筒部の突出端側に一体に形成されて
    前記目盛り盤の貫通穴部の周縁部を前記遮光板の貫通穴
    部の周縁部との間に挟持する環状フランジ部(12b)
    とを有する筒体(12)を備えることを特徴とする計
    器。
  2. 【請求項2】 薄肉状目盛り盤(30a、60a)と、 この目盛り盤にその裏面に沿い併設される遮光板(1
    0)と、 この遮光板の貫通穴部(11)及び前記目盛り盤の貫通
    穴部(31)を通して前記遮光板の裏面側から回動可能
    に延出する指針軸(34)を有する回動内機(30b)
    と、 前記指針軸の先端部に回動基部(35a、36)にて支
    持される発光指針(30c、60c)と、 前記遮光板及び目盛り盤の各貫通穴部を通して前記発光
    指針内にその回動基部から光を入射する指針用光源(3
    9)とを備え、 前記発光指針はその回動基部からの入射光により発光す
    るようにした計器において、 前記遮光板は、その貫通穴部の周縁部から前記目盛り盤
    の貫通穴部を通り突出するように一体に形成された筒部
    (12a)と、この筒部の突出端側に一体に形成されて
    前記目盛り盤の貫通穴部の周縁部を前記遮光板の貫通穴
    部の周縁部との間に挟持する環状フランジ部(12b)
    とを有する筒体(12)を備えることを特徴とする計
    器。
  3. 【請求項3】 前記遮光板は、記指針を零位置にて停止
    させるように、前記目盛り盤を通り突出する突起状スト
    ッパー(15、63)を一体に形成してなることを特徴
    とする請求項1に記載の計器。
  4. 【請求項4】 前記遮光板は、記発光指針を零位置にて
    停止させるように、前記目盛り盤を通り突出する突起状
    ストッパー(15、63)を一体に形成してなることを
    特徴とする請求項2に記載の計器。
  5. 【請求項5】 前記目盛り盤は透光部を有する目盛り盤
    であって、 前記遮光板は、前記透光部に対応する部分からその裏面
    側へ延出されてインジケータ用光源(41)を収容する
    インジケータ用筒体(13)を一体に形成してなること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の計
    器。
  6. 【請求項6】 前記遮光板の外周部から前記目盛り盤側
    へ環状に立ち上がる見返し板(20)を備えており、 この見返し板は前記遮光板と樹脂により一体に形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つ
    に記載の計器。
  7. 【請求項7】 前記目盛り盤の表面の外周部上に配置さ
    れてこの外周部を通り前記遮光板に挿通固着される複数
    の挿通部(38)を有する加飾リング(30d、60
    d)を備えており、 この加飾リングは、前記遮光板の一体形成時に、前記各
    挿通部にて前記遮光板に挿通固着されることを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれか1つに記載の計器。
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