JP2004226213A - ガスセンサ及びこれを用いた燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1被測定ガス導入孔12より第1空室13内に被測定ガスを拡散流入させると共に、第2被測定ガス導入孔22より第2空室23内に流入した被測定ガスから分離した水素(プロトン)を前記第1空室23内に輸送し、この輸送された水素(プロトン)と拡散流入した被測定ガス中の酸素とを反応させる。そして、水素センシング回路30によって検出される第1空室13内の水素濃度が所定濃度(ほぼ0)になるように水素を輸送する水素ポンピング回路40を制御し、このときの水素輸送量(水素ポンピング電流Ip)に基づいて前記被測定ガス中の酸素濃度を検出する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定ガス中の酸素濃度、水素濃度を検出するガスセンサ及びこれを用いた燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
被測定ガス中に特定成分を検出するガスセンサとして、酸素イオン伝導性固体電解質を用いたものやプロトン伝導性固体電解質を用いたものが知られている。
【0003】
酸素イオン伝導性固体電解質を用いたセンサとしては、自動車の排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサや酸素濃度から空燃比を求める空燃比センサ等がある(例えば、非特許文献1、2参照)。
【0004】
また、このような酸素イオン伝導性固体電解質を用いたセンサは、酸素以外のガスにも反応することから、水素濃度を検出する場合にも適用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
一方、プロトン伝導性固体電解質を用いたセンサとしては、被測定ガス中の水素濃度を検出する水素濃度センサが提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−9685号公報
【特許文献2】
特公平7−31153号公報
【特許文献3】
特開2002−310978号公報
【非特許文献1】
SAEペーパー(No.850378)
【非特許文献2】
自動車技術Vol.41、No.12、1987、p.1414−1418
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、高効率かつクリーンな動力源として盛んに研究開発が行われている「燃料電池(発電)システム」においては、低温(例えば、200℃以下)であっても安定して動作するガスセンサが望まれている。
【0008】
しかし、前記酸素イオン伝導性固体電解質を用いたセンサは、500〜900℃という高温でしか安定して動作しないため、「燃料電池システム」には適用することができず、また、前記プロトン伝導性固体電解質を用いたセンサは、低温で動作するものの、酸素濃度を検出するものは存在しなかった。
【0009】
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、低温で安定して動作し、被測定ガス中の酸素濃度を精度よく検出できるガスセンサ及びこれを用いた燃料電池システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明に係る第1のガスセンサは、被測定ガスを制限して測定室内に拡散流入させる拡散律速手段と、水素含有成分から分離した水素を前記測定室に輸送する水素輸送手段と、輸送された水素と前記測定室内に流入した被測定ガス中の酸素とを反応させる酸化反応手段と、前記測定室内の水素濃度を検出する水素濃度検出手段と、を備え、前記測定室内の水素濃度が所定濃度になるように前記測定室に輸送する水素量を制御し、この水素輸送量に基づいて前記被測定ガス中の酸素濃度を検出するようにした。
【0011】
また、本発明に係る第2のガスセンサは、燃料電池セルの酸素極側のガスを制限して第1測定室内に拡散流入させる第1拡散律速手段と、燃料電池セルの水素極側のガスを制限して第2測定室内に拡散流入させる第2拡散律速手段と、前記第2測定室から前記第1測定室に水素を輸送する水素輸送手段と、輸送された水素と前記第1測定室内に流入した被測定ガス中の酸素とを反応させる酸化反応手段と、前記第1測定室内の水素濃度を検出する第1水素濃度検出手段と、前記第2測定室内の水素濃度を検出する第2水素濃度検出手段と、を備え、前記第1測定室内の水素濃度が所定濃度となるように前記第1測定室に輸送する水素量を制御したときに、この水素輸送量に基づいて前記酸素極側の被測定ガス中の酸素濃度を検出する一方、前記第2測定室内の水素濃度が所定濃度となるように前記第1測定室に輸送する水素量を制御したときに、この水素輸送量に基づいて前記水素極側の被測定ガス中の水素濃度を検出するようにした。
【0012】
また、本発明に係る燃料電池システムは、燃料ガスの経路に請求項1〜請求項16のいずれか1つに記載のガスセンサを備えるようにした。
【0013】
【発明の効果】
本発明に係る第1のガスセンサによると、酸素濃度を所定濃度(例えば、ほぼ0)とした測定室内には被測定ガスが拡散流入するが、このときの酸素量は前記被測定ガス中の酸素濃度に依存し、この拡散流入した被測定ガス中の酸素と輸送された水素とが反応(酸化反応)することによって前記測定室内の水素濃度が決定する。従って、水素輸送量が多い(対酸素量)と前記測定室内の水素濃度は高くなり、逆に水素輸送量が少ない(対酸素量)と前記測定室内の水素濃度は低くなる。ここで、水素輸送量は、前記測定室内の水素濃度が所定濃度(例えば、ほぼ0)となるように制御されるので、この水素輸送量が前記測定室に流入した酸素量を示すことになり、水素輸送量に基づいて被測定ガス中の酸素濃度を検出することができる。
【0014】
このように、水素濃度が所定濃度となるように制御した水素輸送量に基づいて被測定ガス中の酸素濃度を検出できるので、比較的低温で動作するプロトン伝導性固体電解質体を用いて酸素濃度を検出できるガスセンサを得ることができる。これにより、ガスセンサを加熱するヒータ等の加熱手段を必要とせず、比較的低温(常温)から酸素濃度を検出できる。
【0015】
また、本発明に係る前記第2のガスセンサによれば、酸素濃度を所定濃度(例えば、ほぼ0)とした第1測定室内には(燃料電池セルの)酸素極側の被測定ガスが拡散流入するが、このときの酸素量は酸素極側の被測定ガス中の酸素濃度に依存し、この拡散流入した酸素極側のガス中の酸素と輸送された水素とが反応(酸化反応)することによって前記第1測定室内の水素濃度が決定する。
【0016】
一方、水素濃度を所定濃度(例えば、ほぼ0)とした第2測定室内には(燃料電池システムの)水素極側の被測定ガスが拡散流入するが、このときの水素量は水素極側の被測定ガス中の水素濃度に依存する。
【0017】
従って、前記第1測定室内の水素濃度が所定濃度(例えば、ほぼ0)となるよう水素輸送量を制御すれば、前記第1のガスセンサと同様、このとき水素輸送量から酸素極側のガス中の酸素濃度を検出することができ、前記第2測定室内の水素濃度が所定濃度(例えば、ほぼ0)となるよう水素輸送量を制御すれば、このときの水素輸送量から水素極側のガス中の水素濃度を検出できる。
【0018】
これにより、例えば燃料電池システムにおける重要なガスである酸素及び水素の濃度を1つのガスセンサによって検出することができ、コストの低減を図ることができる。
【0019】
また、本発明に係る燃料電池システムによれば、重要なガスである酸素及び水素濃度のいずれか又は双方を検出できるので、酸素濃度、水素濃度を一定に制御して燃料電池システムの運転効率や過渡応答性などの性能向上が図れる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るガスセンサ100のセンサ素子の断面図である。図1において、被測定ガス1に接するように配置されたセンサ素子は、上側支持体11及び下側支持体21でプロトン伝導性固体電解質体(例えば、Nafion(デュポン社の登録商標)、以下、単に電解質体という)10を挟持し、この電解質体10の両表面上に、第1電極13a、第2電極23a、第3電極14a及び第4電極24aを備えて構成される。これらの電極は、PtあるいはPtを含む合金を担持した多孔質体から形成されて触媒機能を有しており、後述するように、前記第1電極13aが本発明に係る酸化反応手段に相当する。
【0021】
第1電極(測定室側電極)13aは、上側支持体11側に形成された第1空室(測定室)13内に配置されており、第2電極(水素含有成分側電極)23aは、電解質体10を挟んで第1空室13に対向するよう下側支持体21形成された第2空室内23内に配置されている。
【0022】
また、第3電極14aは、連通路15を介して第1空室13と連通するよう上側支持体11側に形成された第3空室14内に配置されており、第4電極24aは、電解質体10を挟んで第3空室14に対向するよう下側支持体21に形成された第4空室24内に配置されている。
【0023】
また、上側支持体11には、被測定ガス1を第1空室13内に流入させるための第1被測定ガス導入孔12が所定の拡散抵抗を有して形成されている。かかる第1被測定ガス導入孔12が本発明における拡散律速手段に相当し、本実施形態においては、前記第1被測定ガス導入孔12を微細な孔として形成しているが、例えば多孔質なアルミナセラミックス等の多孔質体によって形成するようにしてもよい。
【0024】
下側支持体21には、被測定ガス1を第2空室23内に導くための第2被測定ガス導入孔22が、前記第1被測定ガス導入孔12よりも十分に大きな孔として形成されている。
【0025】
そして、被測定ガス1は、拡散制限されつつ、第1被測定ガス導入孔12から第1空室13内に導かれて第1電極13aに到達する。更に、連通路15を介して第3空室14へも導かれる。また、被測定ガス1は、第2被測定ガス導入孔22から第2空室23内に導かれて第2電極23aに到達する。なお、第4空室24は、他の空室や被測定ガス導入孔とは連通しておらず、ほぼ密封に近い状態となっている。
【0026】
更に、第3空室14の水素分圧(濃度)P1を検出する水素センシング回路30が、第3電極14aと基準電極としての第4電極24aとの間で電気的に接続されて設けられており、また、第1電極13aと第2電極23aとの間には、第1空室13内にプロトン(H+)を輸送できるように、水素ポンピング回路40が設けられている。
【0027】
前記水素センシング回路30は、第3電極14aと第4電極24a間の水素濃度の差によって発生する起電力を検出し、この起電力に基づいて第3空室14の水素分圧(濃度)P1を検出する。なお、かかる水素センシング回路30、第3電極14a及び第4電極24aが本発明に係る水素濃度検出手段に相当する。
【0028】
前記水素ポンピング回路40は、第1電極13aと第2電極23a間に所定電圧を印加することにより第2電極23aにおいてプロトンを発生させる共に、発生したプロトンが第2電極23a側から第1電極側13a側へと移動するときに流れる電流(水素ポンピング電流Ip)を検出する。なお、かかる水素ポンピング回路40、第1電極13a及び第2電極23aが本発明に係る水素輸送手段に相当する。
【0029】
ここで、以上のように構成されたセンサ素子100を有するガスセンサによる酸素濃度の検出について説明する。
被測定ガス1中の酸素は、所定の拡散抵抗を有する第1被測定ガス導入孔12によって拡散制限されて第1空室13内に流入する。このときの酸素流入量は、被測定ガス1中の酸素濃度C1と第1空室13内(連通路15内又は第3空室14内としても同じである)の酸素濃度C2との濃度差に依存するから、第1空室13内の酸素濃度C2を一定(例えば、ほぼ0とする)とすれば、被測定ガス1中の酸素濃度C1に依存した量の酸素が第1空室13内に流入することになる。
【0030】
そして、酸素濃度C2をほぼ0とした第1空室13内に、拡散制限されて流入する酸素量に応じた量の水素を、同じく第1空室13内に輸送(導入)することができれば、酸化触媒としての機能を有する第1電極13a上で酸化反応が生じ、再び第1空室13内の酸素濃度C2をほぼ0(すなわち、被測定ガス1の流入前と同じ状態)とすることができる。このとき導入した水素量は、次式(1)に示すように、第1空室13内に流入する酸素量の2倍の量となる。
【0031】
2H2+O2→2H2O (1)
従って、第1空室13内に導入した水素量(すなわち、水素輸送量)を求めることができれば、第1空室13内に流入した酸素量、すなわち、被測定ガス1中の酸素濃度C1を求めることができることなる。
【0032】
ここで、第1空室13内への水素の導入、及び、被測定ガス1中の酸素濃度C1の検出について更に詳しく説明する。
例えば、燃料電池システムにおいては、燃料電池セル本体(スタック)の酸素極への供給ガスは、加湿空気であることが一般的であり、少なからず水分が存在する。そこで、本実施形態では、ガスセンサを燃料電池システムにおける酸素極配管に配置した場合を想定し、被測定ガス1中の水(水蒸気)から水素を分離して第1空室13に導入するようにした。
【0033】
具体的には、水素ポンピング回路40によって第1電極13aと第2電極23a間に所定電圧を印加することにより、第2被測定ガス導入孔22から導入した被測定ガス1中の水(水蒸気)を第2電極23a上で電気分解してプロトンを発生させる(イオン化する)。発生したプロトンは、電解質体10を介して第1電極13a側へと輸送されて(汲み出されて)、再び水素となって第1空室13内に拡散する。なお、プロトン輸送量は、第1電極13aと第2電極23a間の印加電圧を制御することで調整する。
【0034】
このときの第2電極23a上での反応(プロトンの発生)は、次式(2)で表され、この反応量(すなわち、プロトン輸送量)は、水素ポンピング回路40によって水素ポンピング電流Ipとして検出される。
【0035】
H2O→2H++O2/2+2e− (2)
そして、上記したように、水素量が酸素量の2倍必要であることを考慮しつつ、水素ポンピング電量Ipと被測定ガス1中の酸素濃度C1との関係を表すと、次式(3)のようになる。
【0036】
Ip=2・nF/RT・D・P・A/L・(C1−C2) (3)
但し、n:電荷の数(水素=2)、F:ファラデー定数、R:ガス定数、
P:ガス圧力、D:酸素の拡散係数、A:拡散有効面積、L:拡散有効距離、
C1:被測定ガス1中の酸素濃度、C2:第1空室13(=連通路15=第3空室14)内の酸素濃度である。なお、右辺の「2」は、水素量は酸素量の2倍必要であることを反映したものである。
【0037】
上記式(3)より、第1空室13(=連通路15=第3空室14)内の酸素濃度C2をほぼ0(分圧換算で10−10程度)とすれば、検出した水素ポンピング電流Ipから被測定ガス1中の酸素濃度C1を求めることができる。
【0038】
ここで、本実施形態では、後述するように、水素センシング回路30の検出結果を水素ポンピング回路40にフィードバックすることによって第1空室13内の酸素濃度C2をほぼ0(すなわち、被測定ガス1が拡散流入する前の状態)に制御するようにしている。
【0039】
なお、本実施形態における水素センシング回路30は、図1に示すように、第3電極14aと第4電極24aとを両電極とした水素濃淡電池を形成しているが、第3電極14aに代えて第1電極13aとしても問題はない。
【0040】
この水素濃淡電池の起電力Vsは、次式(4)に示す「ネルンストの式」で表される。
Vs=RT/2F・ln(P4/P1) (4)
但し、P1:第3電極14a(=第1電極13a)上の水素分圧、P4:第4電極24a上の水素分圧(基準分圧)
そして、水素濃淡電池の起電力Vsは、図2に示すように、第3空室14内(=第1空室13内)が水素リッチ時に高くなり、水素リーン時に低くなるという関係にあるが、酸素ではその逆となり、酸素リッチに低くなる酸素リーン時に高くなるという関係となる。
【0041】
しかし、濃度と起電力との関係でみると逆とはなっているものの、上記式(1)に示した触媒反応によって、両者とも「ほぼ0」となるところで起電力Vsが急変する特性を持つことから、この場合には、酸素濃度=水素濃度として扱うことができる。
【0042】
そこで、本実施形態においては、水素センシング回路30の検出する起電力Vsが、第3空室14内(=第1空室13内)の水素濃度が「ほぼ0」となる値になるように、水素ポンピング回路40を制御してプロトンを輸送することで第1空室13内の酸素濃度C2を「ほぼ0」とし、このときの水素ポンピング電流Ip(すなわち、プロトン輸送量)から被測定ガス1中の酸素濃度C1を求めるようにしている(上記式(3)参照)。
【0043】
これにより、低温で動作するプロトン伝導性固体電解質を用いて被測定ガス中の酸素濃度を精度よく検出できる。
なお、水素センシング回路30において、基準となる第4空室24内は比較的高濃度の水素雰囲気とする必要があるが、第2電極23aから第4電極24aに僅かな水素を輸送するようにすることで容易に作り出せる。
【0044】
更に、上記式(3)において、酸素の拡散係数Dの圧力依存性や温度依存性によって、ガス圧力P及びガス温度Tの影響を完全に抑えることはできないため、被測定ガスの圧力P、温度Tのいずれか又は両方を別に測定し、この測定したガス圧力P及び/又はガス温度Tに応じて、上記のようにして検出した酸素濃度を補正するようにしてもよい。
【0045】
以上説明した第1実施形態では、下記のような効果を有する。
電解質体10と、第1電極13aと、第2電極23aと、を有し、第1電極13aと第2電極23aとに接続された水素ポンピング回路40によって両電極間に電圧を印加することにより第2電極23aにてプロトンを発生させ、発生したプロトンを第1電極13a側に輸送するので、この水素ポンピング回路40(すなわち、両電極に印加する電圧)を制御することで第1空室13に輸送する水素量を調整できる。
【0046】
第1電極13aは酸化触媒としての機能を有するので、専用の構成を設けることなく、第1空室13内に輸送された水素と拡散制限されて流入した酸素とを反応(酸化反応)させることができる。
【0047】
電解質体10と、第3電極14a(又は第1電極13a)と、第4電極(基準電極)23aと、を有し、第3電極14a(又は第1電極13a)と第4電極23aとに接続された水素センシング回路30によって両極間の水素濃度に応じて発生する起電力を検出するので、輸送された水素量と拡散制限されて流入した酸素量との反応によって決定される第1空室13内の水素濃度を検出できる。
【0048】
水素含有成分を被測定ガス1中の水(水蒸気)とすることで、水素源を特別に設けることなく、また、被測定ガス中に水素が存在しない場合でも酸素濃度を検出できる。
【0049】
検出した酸素濃度を、被測定ガスの圧力及び温度の少なくとも一方に応じて補正するので、原理上、僅かながら受けるガス圧力、ガス温度の影響を考慮した検出精度を向上できる。
【0050】
次に、第2実施形態について説明する。
図3は、本発明の第2実施形態に係るガスセンサ200のセンサ素子の断面図である。なお、図3において、前記第1実施形態(図1)と同一部分については同一の符号とし、その説明は省略する。
【0051】
この実施形態は、第1空室13内に流入した酸素と反応させる水素を大気中の水蒸気とした点が前記第1実施形態と異なる。大気中には、少なからず水蒸気が存在しており、この水蒸気が第1実施形態における被測定ガス1中の水蒸気と同様に、第1電極13a側にプロトンを輸送するための水素源となり得る。このため、第2実施形態におけるセンサ素子部は、図3に示すように、第2電極23aが、被測定ガス1から隔絶するように設けられた大気導入路22に接触する構造を特徴としている。また、この大気導入路22に代えて、図示しない燃料電池システムの水素極ラインと連通させた水素導入路としても同様の効果を得ることができる。
【0052】
かかる第2実施形態では、水素含有成分を被測定ガスと隔絶された大気中の水(水蒸気)とするか、あるいは、被測定ガスと隔絶された配管内の水素とするので、被測定ガス中に水素含有成分(水素、水蒸気等)が存在しない場合でも酸素濃度を検出できる。更に、水素含有成分を被測定ガスと隔絶された配管内の水素とした場合には、最もイオン化し易い水素を用いることから、プロトンの発生が容易であり、安定した検出を行うことができる。なお、被測定ガスと隔絶された配管としては、上述したように、例えば、燃料電池システムの燃料極(水素極)ラインの配管がある。
【0053】
なお、本実施形態においても、被測定ガスの圧力P、温度Tのいずれか又は両方を別に測定し、この測定したガス圧力P及び/又はガス温度Tに応じて、検出した酸素濃度を補正するようにしてもよい。
【0054】
次の第3実施形態について説明する。
図4は、本発明の第3実施形態に係るガスセンサ300のセンサ素子の断面図である。図4においても、前記第1実施形態(図1)と同一部分については同一の符号とし、その説明は省略する。この実施形態は、図示しない燃料電池セルの酸素極ラインと水素極ラインとの両方のガス(O2、H2)を被測定ガス1としたものである。
【0055】
図4において、右側支持体(前記上側支持体に相当する)11には、燃料電池セルの酸素極側と連通する酸素極ライン16が形成されており、左側支持体(前記下側支持体に相当する)21には、燃料電池セルの水素極側と連通する水素極ライン26が形成されている。なお、この実施形態では、水素極ライン26と連通する第2被測定ガス導入孔(第2拡散律速手段に相当する)22も、酸素極ライン16と連通する第1被測定ガス導入孔(第1拡散律速手段)12と同様、所定の拡散抵抗を有する(拡散律速を与える)ように形成されている。
【0056】
また、前記第1、2実施形態とは異なり、連通路15を有しておらず、各電極(13a、14a、23a、24a)がそれぞれ隔離された空室(符号省略)内に配置され、第3電極14aが第2電極23aに対する基準電極を、第4電極24aが第1電極13aに対する基準電極を構成する。
【0057】
更にまた、第1電極13a側の水素分圧(濃度)を検出する第1水素センシング回路31が、第1電極13aと第4電極(基準電極)24aとの間で電気的に接続されていると共に、第2電極23a側の水素分圧(濃度)P2を検出する第2水素センシング回路32が、第2電極23aと第3電極(基準電極)14aとの間で電気的に接続されている。すなわち、本実施形態では、第1水素センシング回路31、第1電極13a及び第4電極24aが本発明に係る第1水素濃度検出手段に相当し、第2水素センシング回路32、第2電極23a及び第3電極14aが本発明に係る第2水素濃度検出手段に相当する。なお、各電極側の濃度は、各電極が配置される空室内の濃度と同様の意味である。
【0058】
ここで、まず、本実施形態における水素濃度の検出について説明する。
第2被測定ガス導入孔22を介して第2電極23a側(第2空室23内)に拡散流入する水素量は、水素極ライン26内の被測定ガス中の水素濃度C1’と第2電極23a側の水素濃度C2’との濃度差に依存し、その量が制限される。従って、第2電極23a側の水素濃度C2’をほぼ0(分圧換算10−10程度)とすれば、水素極ライン26内の被測定ガス中の水素濃度C1’に依存した水素量が第2電極側23aに流入することになる。
【0059】
そこで、第2水素センシング回路32の検出する起電力(Vs−2)が、第2電極23a側の水素濃度が「ほぼ0」となる値になるように、水素ポンピング回路40を制御する。このときの水素ポンピング電流(Ip−2)は、次式(5)で表すことができる。
【0060】
(Ip−2)=(nF/RT)・D・P・A/L・(C1’−C2’) (5)
上記式(5)において、第2電極23a側の水素濃度C2’(≒0)であるから、検出した水素ポンピング電流(Ip−2)、すなわち、プロトン輸送量から水素極ライン26内の被測定ガス中の水素濃度C1’を求めることができる。
【0061】
次に、酸素濃度の検出について説明する。
本実施形態における酸素濃度の検出も、前記第1、2実施形態と基本的には同じである。すなわち、第1水素センシング回路31の検出する起電力(Vs−1)が、第1電極13a側(第1空室13内)の水素濃度(=酸素濃度)が「ほぼ0」となる値になるように、水素ポンピング回路40を制御する。このときの水素ポンピング電流(Ip−1)は、上記式(3)と同様に、次式(6)のように表すことができる。
【0062】
(Ip−1)=2・nF/RT・D・P・A/L・(C1−C2) (6)
但し、C1:酸素極ライン16内の被測定ガス中の酸素濃度、C2:第1電極13a側の酸素濃度(≒0)
これにより、検出した水素ポンピング電流(Ip−1)、すなわち、プロトン輸送量から酸素極ライン16内の被測定ガス中の酸素濃度C1を求めることができる。
【0063】
かかる第3実施形態では、水素ポンピング回路40を第1水素センシング回路31の検出結果に基づいて制御するか、第2水素センシング回路32の検出結果に基づいて制御するか、を切り換えることによって、酸素極ライン16側の被測定ガス中の酸素濃度と水素極ライン26側の被測定ガス中の水素濃度とを1つのセンサで検出できる。
【0064】
また、上記制御の切り換えは、必要に応じて設定した所定の時間間隔(例えば1秒前後の間隔)で行うようにしたり、燃料電池システムにおける必要性(要求)に応じて行うようにしたりすればよい。このように、酸素極ライン16側の酸素濃度の検出と水素極ライン16側の水素濃度の検出とを、所定時間毎又は燃料電池システムからの指令に基づいて切り換えることで、燃料電池システムにおいて重要な酸素濃度と水素濃度とを順次又は必要に応じて適宜検出できる。
【0065】
なお、本実施形態においても、酸素極ライン16内のガスの圧力、温度のいずれか又は双方を別に測定し、この測定した酸素極ライン16内のガス圧力及び/又はガス温度に応じて検出した酸素濃度を補正したり、水素極ライン26内のガスの圧力、温度のいずれか又は双方を別に測定し、この測定した水素極ライン26内のガス圧力及び/又はガス温度に応じて検出した水素濃度を補正したりするようにしてもよい。
【0066】
次に第4実施形態について説明する。
図5は、本発明の第4実施形態を示し、燃料電池セルとして用いられている電解質体の一部をガスセンサに流用するようにしたものを模式的に表したものである。前記第1〜3実施形態で使用しているプロトン伝導性固体電解質体10は、燃料電池セル用の電解質体と同等のものであることから、この燃料電池セル用電解質体をガスセンサ用のプロトン伝導性固体電解質体10として用いることができる。酸素濃度の検出、水素濃度の検出及びその補正については、すでに説明したものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0067】
なお、図5においては、燃料電池セル(スタック)の特定セルのガス入口部2aとガス出口部2bとに、ガスセンサ400を取り付けるようにしているが、ガスセンサ部と燃料電池の発電部とを電気的に切り離せば、セル内部の任意の部位におけるガス濃度(酸素濃度、水素濃度)を検出することも可能である。
【0068】
かかる第4実施形態では、燃料電池に用いる(発電用の)プロトン伝導性固体電解質体の一部をガスセンサ用の電解質体として用いるので、発電用電解質体内のガス濃度を直接検出することができ、高応答な検出が可能となる。また、共用することによりコスト低減も図れると共に、燃料電池セルの一部を流用することで燃料電池セル(スタック)の任意の位置(ガス入口、ガス出口、セル内部)の酸素濃度、水素濃度を検出できる。
【0069】
更に、以上説明したガスセンサのいずれかを燃料電池システムの燃料ガスラインに配置することで、燃料電池システムの主要成分である酸素ガス濃度や水素ガス濃度を精度よく検出し、これらのガス濃度情報から酸素供給流量制御や水素供給流量制御をさらに最適化させて、運転効率や過渡時の追従性等の性能向上を図ることができる。しかも、前記ガスセンサは、低温でも安定して動作するため、ヒータ等の過熱手段を備える必要がないから、燃料電池システムの安全性を損なうことがなく、また、その構成も簡単なものであるので比較的低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスセンサの第1実施形態を示す図である。
【図2】第3空室14(=第1空室13)内の水素濃度(酸素濃度)と起電力の関係を示す図である。
【図3】本発明に係るガスセンサの第2実施形態を示す図である。
【図4】本発明に係るガスセンサの第3実施形態を示す図である。
【図5】本発明に係るガスセンサの第4実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10…プロトン伝導性固体電解質体、12、22…被測定ガス導入孔、13…第1空室、13a…第1電極、14…第3空室、14a…第3電極、23…第2空室、23a…第2電極、24…第4空室、24a…第4電極、30,31,32…水素センシング回路、40…水素ポンピング回路、100,200,300,400…ガスセンサ
Claims (17)
- 被測定ガスを制限して測定室内に拡散流入させる拡散律速手段と、
水素含有成分から分離した水素を前記測定室に輸送する水素輸送手段と、
輸送された水素と前記測定室内に流入した被測定ガス中の酸素とを反応させる酸化反応手段と、
前記測定室内の水素濃度を検出する水素濃度検出手段と、を備え、
前記測定室内の水素濃度が所定濃度になるように前記測定室に輸送する水素量を制御し、この水素輸送量に基づいて前記被測定ガス中の酸素濃度を検出することを特徴とするガスセンサ。 - 前記水素輸送手段は、
プロトン伝導性固体電解質体と、
該プロトン伝導性固体電解質体の前記測定室側に設けられる測定室側電極と、該測定室側電極に対して、前記プロトン伝導性固体電解質体の反対側の前記水素含有成分側に設けられる水素含有成分側電極と、を有し、
両電極間に所定電圧を印加することにより前記水素含有成分側電極でプロトンを発生させ、発生したプロトンを前記測定室側電極へと移動させて水素を輸送することを特徴とする請求項1記載のガスセンサ。 - 前記測定室側電極が、酸化触媒としての機能を有することを特徴とする請求項2記載のガスセンサ。
- 前記水素濃度検出手段は、
プロトン伝導性固体電解質体と、
該プロトン伝導性固体電解質体の前記測定室側に設けられる測定室側電極と、
該測定室側電極に対して、前記プロトン伝導性固体電解質体の反対側に設けら
れる基準側電極と、を有し、
両電極間に発生する起電力に基づいて前記測定室内の水素濃度を検出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のガスセンサ。 - 前記水素含有成分が、前記被測定ガス中の水蒸気であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のガスセンサ。
- 前記水素含有成分が、前記被測定ガスと隔絶された大気中の水蒸気であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のガスセンサ。
- 前記水素含有成分が、前記被測定ガスと隔絶された配管内の水素であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のガスセンサ。
- 検出した酸素濃度を、前記被測定ガスの温度及び圧力の少なくとも一方に応じて補正することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載のガスセンサ。
- 燃料電池セルの酸素極側の被測定ガスを制限して第1測定室内に拡散流入させる第1拡散律速手段と、
燃料電池セルの水素極側の被測定ガスを制限して第2測定室内に拡散流入させる第2拡散律速手段と、
前記第2測定室から前記第1測定室に水素を輸送する水素輸送手段と、
輸送された水素と前記第1測定室内に流入した被測定ガス中の酸素とを反応させる酸化反応手段と、
前記第1測定室内の水素濃度を検出する第1水素濃度検出手段と、
前記第2測定室内の水素濃度を検出する第2水素濃度検出手段と、を備え、
前記第1測定室内の水素濃度が所定濃度となるように前記第1測定室に輸送する水素量を制御したときに、この水素輸送量に基づいて前記酸素極側の被測定ガス中の酸素濃度を検出する一方、
前記第2測定室内の水素濃度が所定濃度となるように前記第1測定室に輸送する水素量を制御したときに、この水素輸送量に基づいて前記水素極側の被測定ガス中の水素濃度を検出することを特徴とするガスセンサ。 - 前記酸素濃度の検出と前記水素濃度の検出とを、所定時間毎又は燃料電池システムからの指令に基づいて切り換えることを特徴とする請求項9記載のガスセンサ。
- 前記水素輸送手段は、
プロトン伝導性固体電解質体と、
該プロトン伝導性固体電解質体の前記第1測定室側に設けられる第1電極と、
該第1電極に対して、前記プロトン伝導性固体電解質体の反対側の前記第2測定室側に設けられる第2電極と、を有し、
両電極間に所定電圧を印加することにより前記第2電極でプロトンを発生させ、発生したプロトンを前記第1電極へと移動させて水素を輸送することを特徴とする請求項9又は請求項10記載のガスセンサ。 - 前記第1電極が、酸化触媒としての機能を有することを特徴とする請求項11記載のガスセンサ。
- 前記第1水素濃度検出手段は、
プロトン伝導性固体電解質体と、
該プロトン伝導性固体電解質体の前記第1測定室側に設けられる第1電極と、
該第1電極に対して、前記プロトン伝導性固体電解質体の反対側に基準電極として設けられる第3電極と、を有し、
前記第1電極と前記第3電極間に発生する起電力に基づいて前記第1測定室内の水素濃度を検出することを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか1つに記載のガスセンサ。 - 前記第2水素濃度検出手段は、
プロトン伝導性固体電解質体と、
該プロトン伝導性固体電解質体の前記第2測定室側に設けられる第2電極と、該第2電極に対して、前記プロトン伝導性固体電解質体の反対側に基準電極として設けられる第4電極と、を有し、
前記第2電極と前記第4電極間に発生する起電力に基づいて前記第2測定室内の水素濃度を検出することを特徴とする請求項9〜請求項13のいずれか1つに記載のガスセンサ。 - 検出した前記酸素極側のガス中の酸素濃度を、前記酸素極側のガスの温度及び圧力の少なくとも一方に応じて補正する一方、
検出した前記水素極側のガス中の水素濃度を、前記水素極側のガスの温度及び圧力の少なくとも一方に応じて補正することを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれか1つに記載のガスセンサ。 - 前記プロトン伝導性固体電解質体は、燃料電池用のプロトン伝導性固体電解質体の一部であることを特徴とする請求項2〜請求項8、請求項11〜請求項15のいずれか1つに記載のガスセンサ。
- 燃料電池を用いて発電を行う燃料電池システムであって、
燃料ガスの経路に請求項1〜請求項16のいずれか1つに記載のガスセンサを備えることを特徴とする燃料電池システム。
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