JP2004225229A - アクチュエータの駆動装置及び駆動方法 - Google Patents

アクチュエータの駆動装置及び駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータを駆動停止命令により迅速にオフにさせることができると共に、駆動装置を廉価にすることにある。
【解決手段】アクチュエータの駆動装置は、励磁コイルと直流電源との間に配置されると共に、所定の駆動期間中の過励磁期間及び前記過励磁期間以降の保持期間に対応して発生されるパルス幅変調信号にしたがって開閉される第1の開閉器と、前記励磁コイルに並列に接続されていると共に、環流ダイオードとこれに直列に接続されている第2の開閉器とを有する環流部と、前記駆動期間終了後の所定の期間にわたり切離信号を前記第2の開閉器に出力する切離信号発生器とを含む、処理回路を1以上含み、前記第2の開閉器は、前記切離信号の入力により開状態にされて、前記励磁コイルへの電流の環流を阻止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソレノイドのようなアクチュエータの駆動装置及び方法に関し、アクチュエータを効率的に駆動させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、流体噴射式織機に用いられる駆動装置であって、誘導負荷として作用するソレノイドのようなアクチュエータを駆動させる駆動装置の1つとして、特許文献1,2及び3に記載の技術が知られている。
【0003】
特許文献1に記載の技術は、織機の電磁弁等の励磁回路が示されており、より詳しくは、過励磁用電源に接続されて励磁開始から所定の励磁時間の間閉じられる第1の開閉器と、保持用電源に接続されて動作指令信号により制御される第2の開閉器とを備え、励磁コイルを両開閉器の出力信号の論理和信号により励磁する。
【0004】
この技術においては、過励磁電源から供給される定格以上の電圧を所定時間励磁コイルに印加して、ソレノイドを急速に動作させ、その後保持電源から供給される定格電圧以下の電圧を励磁コイルに印加することにより励磁コイルの発熱を抑える。
【0005】
特許文献2及び3に記載の技術は、ソレノイドの励磁コイルの電源回路に切換スイッチを介在させると共に、動作指令信号に対するソレノイドの応答性を高めるべく励磁コイルをパルス幅変調信号(PWM信号)により制御する。
【0006】
【特許文献1】
実公平3−49367号公報(第1図、2頁4欄28行〜2頁4欄31行、3頁5欄13行〜3頁5欄18行)
【特許文献2】
実開平7−31884号公報(段落番号0002)
【特許文献3】
特開昭60−9945号公報
【0007】
【解決しようとする課題】
特許文献1に記載の技術では、過励磁用及び保持用の電源、並びに、2つの開閉素子を駆動装置に備える必要があることから、駆動装置の製造コストがかさむ。特に、エアージェット織機の緯入れ装置のように、複数の緯入れノズル用の電磁弁等を駆動するための複数の駆動装置を備える織機においては、そのような製造コストの問題を無視することはできない。
【0008】
特許文献2及び3に記載の技術では、過励磁駆動について考慮していないから、ソレノイドの応答が遅れる、という問題を有している。特に、上記緯入れ装置のように、アクチュエータの早い応答性が要求される織機においては、そのような応答遅れの問題を無視することはできない。
【0009】
本発明の目的は、アクチュエータの応答性を維持しつつ、アクチュエータを駆動する駆動装置を廉価にすることにある。
【0010】
【発明を解決するための手段、作用、効果】
本発明に係る、アクチュエータの駆動装置は、励磁コイルと直流電源との間に配置されると共に、所定の駆動期間中の過励磁期間及び前記過励磁期間以降の保持期間に対応して発生されるパルス幅変調信号にしたがって開閉される第1の開閉器と、前記励磁コイルに並列に接続されると共に、環流ダイオードとこれに直列に接続される第2の開閉器とを有する環流部と、前記駆動期間終了後の所定の期間にわたり切離信号を前記第2の開閉器に出力する切離信号発生器とを含む、処理回路を1以上含み、前記第2の開閉器は、前記切離信号の入力により開状態にされて、前記励磁コイルへの電流の環流を阻止する。
【0011】
本発明に係る、アクチュエータの駆動方法は、励磁コイルと直流電源との間に配置されると共に、所定の駆動期間中の過励磁期間及び前記過励磁期間以降の保持期間に対応して発生されるパルス幅変調信号にしたがって開閉される第1の開閉器と、前記励磁コイルと並列に接続されると共に、環流ダイオードとこれに直列に接続される第2の開閉器とを有する環流部と、前記駆動期間終了後の所定の期間にわたり切離信号を前記第2の開閉器に出力する切離信号発生器とを含む、処理回路を1以上含む駆動装置に適用され、また前記第2の開閉器を、前記駆動期間にわたり前記パルス幅変調信号の出力がオフのときに閉状態にして、前記励磁コイルからの逆起電力による電流の環流を許し、前記駆動期間終了後に開状態にして、前記電流の環流を阻止することを含む。
【0012】
第1の開閉器は、アクチュエータの駆動期間中の過励磁期間及びこれ以降の保持期間とに対応して発生されるパルス幅変調信号により開閉駆動され、アクチュエータの励磁コイルは、パルス幅変調信号に対応して直流電源に電気的に接続される。
【0013】
より詳しくは、保持期間におけるパルス幅変調信号は、過励磁期間に対して小さなデューティ比とされるため、過励磁期間では、直流電源からの電圧を長い期間励磁コイルに給電され、また保持期間では短い期間給電される。一方、駆動期間中には、上記パルス幅変調信号のOFFに伴い、励磁コイルから発生される逆起電力による電流が第2の開閉器及び環流ダイオードを経由して励磁コイルに環流されることが許される。したがって、駆動期間であって給電期間の短い保持期間では、励磁コイルには直流電源からの給電が遮断された後も励磁コイル自ら発生される電流が環流され、過励磁期間に対し電流を抑えた給電が行われる。このようにして、過励磁及び保持のための電源を共通の直流電源とし、しかも開閉器の数を抑えた回路により過励磁駆動及び保持駆動を実現することが可能になり、駆動装置全体が廉価になる。
【0014】
またアクチュエータの迅速な応答が要求される産業機械では、OFF動作が遅れることが問題になるため、本件発明では、さらに、第2の開閉器を、駆動期間終了後の所定期間開状態にして、励磁コイルへの電流の環流を阻止するようにしている。
【0015】
駆動期間終了時に、第1の開閉器が開状態とされて励磁コイルへの給電が遮断され励磁コイルからこれに伴う誘導起電力(以下、「逆起電力」という。)が発生しても、第2の開閉器が開状態にされるから、環流ダイオードによる励磁コイルへの電流の環流が阻止される。その結果、励磁コイルの駆動を速やかにオフ状態にすることができる。このようにして、駆動指令に対して過励磁状態及び保持状態に駆動されるから、アクチュエータを最適にオン・オフにさせることができる。
【0016】
環流ダイオードの一端と励磁コイルの一端とが接続されており、環流ダイオードの他端が、第2の開閉器のみを介して励磁コイルの他端に接続されていてもよい。
【0017】
より好ましくは、第2の開閉器は、NチャンネルFETで構成されており、駆動期間終了時に励磁コイルの端子であって上記給電遮断時における逆起電力が発生する端子は、第2の開閉器のドレイン側端子に接続されていると共に、抵抗素子を介して前記第2の開閉器のゲート側端子に接続される。このようにすれば、FETを駆動させるための回路素子の数をより削減することが可能になる。
【0018】
駆動装置は、さらに、前記励磁コイルの両端に接続されたサージ吸収素子であって前記励磁コイルへの給電遮断時における逆起電力を内部消費するサージ吸収素子を含むことができる。そのようにすれば、励磁コイルへの給電を遮断したときに発生するノイズが防止される。
【0019】
当該駆動装置は、複数の前記励磁コイルに対応して設けられる複数の前記処理回路を含み、各処理回路は、励磁コイルの前記逆起電力が発生する端子が各処理回路毎に設けられるダイオードを介して前記サージ吸収素子の一端に電気的に接続され、前記励磁コイルの他端が前記サージ吸収素子の他端に電気的に接続される。そのような接続により、サージ吸収素子を複数の処理回路での共有化が可能になり、サージ吸収素子をより有効に活用できる。
【0020】
当該駆動装置は流体噴射式織機における緯入れ装置用アクチュエータの駆動に用いられていてもよい。そのようにすれば、駆動停止指令を受けたときからアクチュエータの駆動がOFFされるまでの時間遅れ(駆動期間)が短縮される。これにより、例えば、織機のメインノズルの開閉弁に適用した場合には、無駄な噴射により、緯糸にダメージを与えること、緯入れ用流体を浪費すること等の不都合を防止することができる。また、緯糸測長貯留装置のアクチュエータ(係止ピンソレノイド等)に適用した場合には、動作遅れによる測長ミスの発生を未然に防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1から図3を参照するに、駆動装置10は、1以上の処理回路12を含む。各処理回路12には、1以上の励磁コイル14が接続されている。励磁コイル14は、誘導負荷として作用するソレノイドのようなアクチュエータの駆動コイルであり、図示の例ではソレノイド素子として作用する。
【0022】
以下、アクチュエータとして、電磁弁を例にして説明する。したがって、励磁コイル14は電磁弁の駆動コイルである。
【0023】
直流電源のプラス電極16と、マイナス電極として作用するアース電極18とは、各処理回路12に電気的に接続されている。サージ吸収素子20は、複数の処理回路12で共通に使用されており、また各励磁コイル14と並列に接続されている。直流電源の出力電圧は、励磁コイル14の定格電圧値に対し、数倍(例えは1.5倍〜5倍の範囲内)とされている。
【0024】
サージ吸収素子20の端子22及び24は、それぞれ、プラス電極16及び各処理回路12に電気的に接続されている。本実施例では、過電流検出器26がプラス電極16と端子22との間に配置されて、両者に電気的に接続されている。
【0025】
サージ吸収素子20としては、例えば、バリスタ、CR回路(いわゆるスナバ回路)など、電気エネルギーを内部で消費すると共に、消費された電気エネルギーを熱に変換して放出する素子が用いられる。サージ吸収素子20としてバリスタを用いれば、サージが発生したときのみ電気エネルギーが消費されるから、省電気効果が大きくなる。
【0026】
図示しない織機制御装置は、各処理回路12に対応した図3(A)に示す駆動信号S1を処理回路12毎に出力する。例えば、エアージェット織機のメインノズル及び経糸開口内に並び設けられる複数のサブノズルとを含み、各ノズルをリレー噴射して緯入れする緯入れ装置の場合、各ノズルに対して定められる噴射タイミングにしたがって、各駆動信号S1が各処理回路に向けて出力される。
【0027】
パルス発生器28は、一定周波数を有するパルス信号S2を発生して、そのパルス信号S2を複数の処理回路12に出力する。パルス信号S2は、図3(C)に示すように、駆動信号S1のオン(ON)及びオフ(OFF)に関わりなく、所定の周期でON、OFFを繰り返す。
【0028】
各駆動信号S1は、直接処理回路12毎に備えられた過励磁信号発生器30に供給される。各過励磁信号発生器30は、駆動信号S1の立ち上がり時から一定期間(例えば5msから10ms)の間ONになる図3(B)に示すように過励磁信号S3を出力する。したがって、各処理回路12には、駆動信号S1、駆動信号S1に対応した過励磁信号S3及びパルス信号S2が入力される。
【0029】
処理回路12は、スイッチング用のNチャンネルの電界効果型トランジスタ(以下、「FET」という。)32と、入力信号(駆動信号、パルス信号、過励磁信号)S1,S2,S3を基にパルス幅変調(PWM)されたパルス幅変調信号(PWM信号)S4を発生するパルス幅変調信号発生器(PWM信号発生器)34と、FET32に対して直列に接続された環流部36と、駆動信号S1を基に環流部36を励磁コイル14から電気的に切り離す切離信号発生器38と、逆流防止用のダイオード40とを含む。
【0030】
励磁コイル14の端子46及び端子48は、それぞれ、サージ吸収素子20の端子22及びダイオード40を介してサージ吸収素子20の端子24に電気的に接続されている。ダイオード40は、励磁コイル14の逆起電力が発生する端子48とサージ吸収素子20の端子22との間に電気的に接続されている。より詳しくは、ダイオード40のアノード端子は励磁コイル14の端子48に、またカソード端子はサージ吸収素子20の端子24に、接続されている。
【0031】
FET32のドレイン端子及びソース端子は、FET32が励磁コイル14と直列接続となるように、それぞれ、励磁コイル14の端子48及びアース電極18とに電気的に接続されている。
【0032】
より詳しくは、図示回路では、FET32のドレイン端子Dは励磁コイル14の端子48に、またソース端子Sはアース電極18に、それぞれ接続されている。また後述するように、第1の開閉器であるFET32のゲート端子Gには、パルス幅変調信号発生器34からのパルス幅変調信号S4が接続される。したがって、パルス幅変調信号発生器34からのパルス幅変調信号S4がONされることにより、FET32が動作ON状態(すなわちドレイン端子Dとソース端子S間を閉路状態)にして、図示しない直流電源から励磁コイル14に電力を給電することができる。
【0033】
パルス幅変調信号発生器34は、駆動信号S1がONされている期間にわたり過励磁信号S3及びパルス信号S2の双方の論理和出力をパルス幅変調信号S4として出力する。パルス幅変調信号S4は、FET32のゲート側端子に入力されて、FET32を開閉させる。これにより励磁コイル14の端子48とアース電極18との間は、電気的に開閉される。
【0034】
なお、パルス発生器28から出力されるパルス信号のデューティ比について、後述する実施例では50%とされているが、過励磁駆動後、保持状態が維持される程度に低いデューティ比に定めることができ、例えば20%〜60%の範囲に定めることができる。これに対し、過励磁信号発生器30からの過励磁信号S3は、好ましくは上記一定期間ONになるデューティ比100%のパルス信号とされているが、これ以下のデューティ比で、保持駆動時におけるデューティ比よりも高い値に定めることもでき、例えば70%〜100%の範囲に定めることができる。これらデューティ比は、アクチュエータの応答性、保持動作状況、励磁コイルの発熱等を考慮して決定すればよい。
【0035】
環流部36は、励磁コイル14で発生される逆起電力を励磁コイル14に環流させる回路であり、FET42と環流ダイオード44とを直列に接続し、その直列接続回路を励磁コイル14と並列に接続している。
【0036】
より詳しくは、図示回路では、環流ダイオード44のアノード端子は、励磁コイル14の端子48に接続され、またカソード端子はFET42のドレイン端子Dに接続される。一方、FET42のソース端子Sは、励磁コイル14の端子46に接続されており、環流部36は、励磁コイル14で電流OFFに伴う誘導起電力で端子48から外側への電流が発生し、かつFET42が動作ON状態にあるとき、端子48側から端子46側に向けて電流の流れを許容するようにされている。
【0037】
切離信号発生器38は、駆動信号S1がOFFのときONとなり、オンのときOFFとなる図3(E)に示す切離信号S5を環流制御部50のスイッチング回路56に出力する。
【0038】
環流制御部50は、励磁コイル14により発生される逆起電力を励磁コイル14に環流させることを制御する回路であり、ツェナダイオード52と、ツェナダイオード52に直列に接続された抵抗素子54と、ツェナダイオード52に並列に接続されたスイッチング回路56とを含む。
【0039】
ツェナダイオード52と抵抗素子54との直列接続回路は、FET42及び環流ダイオード44との直列接続回路と、励磁コイル14とに並列に接続されている。ツェナダイオード52と抵抗素子54との接続点は、FET42のゲートに電気的に接続されている。
【0040】
スイッチング回路56は、FET42のソース及びゲート並びにツェナダイオード52の両端に電気的に接続されている。より詳しくは、ツェナダイオード52のアノード端子はFET42のソース端子Sに、またツェナダイオード52のカソード端子はFET42のゲート端子Gに、接続されている。また、スイッチング回路56は、例えば有接点回路又は無接点回路で構成されて、切離信号S5に応じて出力端子間を導通状態又は非導通状態に切り換えることができる。
【0041】
スイッチング回路56は、切離信号S5を受け、受けた切離信号S5がONのとき、FET42のソース及びゲートとツェナダイオード52の両端とを電気的に閉状態とし、OFFのとき、FET42のソース及びゲートとツェナダイオード52の両端とを電気的に開状態にする。
【0042】
抵抗素子54の抵抗値は、数kΩに設定することができる。抵抗素子54は、FET42のドレイン端子及びソース端子の間に電圧を発生させる素子として備えられている。
【0043】
励磁コイル14の端子48は、FET42のドレイン端子に環流ダイオード44を介して電気的に接続されていると共に、抵抗素子54を介してFET42のゲート側端子に電気的に接続されている。環流ダイオード44のカソード側は、FET42のみを介して励磁コイル14の端子46に電気的に接続されている。
【0044】
ツェナダイオード52は、FET42に並列に接続されている。ツェナダイオード52のアノード端子は励磁コイル14の端子48に、またツェナダイオード52のカソード端子はFET42のゲート端子側の抵抗素子54に電気的に接続されている。
【0045】
FET32の電流OFFに伴う誘導起電力により端子48から外側への電流が励磁コイル14で発生すると、端子48の電位が急激に上昇し、これに接続されているツェナダイオード52においてツェナー降伏が発生する。このため、FET42のゲート端子Gの電位がソース端子Sの電位よりも高い状態になって、FET42が動作ON状態(すなわちドレイン端子D〜ソース端子S間が閉状態)になり、環流部36は、端子48からの上記誘導起電力による電流を環流ダイオード44を介して端子46に環流させることができる。
【0046】
一方、切離信号S5によりスイッチング回路56が出力端子を導通状態にされたとき、仮に励磁コイル14で電流OFFに伴う誘導起電力で端子48から外側への電流が発生されたとしても、FET42のゲート端子Gの電位はソース端子Sの電位と同じである。したがって、FET42が動作OFF状態(すなわちドレイン端子D〜ソース端子S間が開路状態)になり、環流部36は、端子48からの上記誘導起電力による電流を、環流ダイオード44を経由して端子46に環流されない。このようにして、環流制御部50は、FET42の開閉動作に必要な電力を電流OFFに伴う励磁コイルからの誘導起電力(逆起電力)を利用すると共に切離信号S5により、後段の環流部36の動作、すなわち励磁コイル14で電流OFFに伴う誘導起電力による電流の環流を制御することができる。
【0047】
駆動装置10では、複数の励磁コイル14が処理回路12に設けられており、各励磁コイル14が独立して駆動可能とされている。好ましくは、各処理回路12には、ダイオード40をそれぞれ設け、複数の処理回路12に対してサージ吸収素子20を共有化(兼用化)するように回路構成される。
【0048】
より詳しくは、図示回路では、複数の処理回路に対し、サージ吸収素子20が1つ設けられており、過電流検出器26の出力端である端子22には、サージ吸収素子20の一端が接続されている。各励磁コイル14の端子48には、各ダイオード40のアノード端子が接続され、他方各カソード端子は、まとめて端子24に接続され、さらに端子24を経由してサージ吸収素子20の上記他端に接続されている。
【0049】
したがって、各ダイオード40は、各励磁コイル14の端子48側から端子24(すなわちサージ吸収素子20の上記他端)への電流の流れのみを許容するようにされている。なお、このようにサージ吸収素子20を共有化することにより、駆動装置全体のサージ吸収素子の数を削減でき、より低コストの回路を実現できる。
【0050】
過電流検出器26は、電流保護機能をも備えている。そのような過電流検出器26は、公知の電流検出回路や電流保護回路を用いて形成することができる。
【0051】
過電流検出器26は、例えば図2に示すように、電流監視及びフの字形限流動作をする制限回路58と、FET60を用いた開閉回路と、電圧検出用の抵抗素子62と、抵抗素子62で発生される電圧を基に過電流を検出する検出回路64とを含むことができる。
【0052】
過電流検出器26は、検出回路64の過電流検出信号を図示しない織機制御装置のCPUに出力する。織機制御装置のCPUは、過電流検出信号が入力すると、FET60を開路させる信号をFET60のゲートに出力し、各処理回路12への給電を中止する。
【0053】
過電流検出器26は、過電流信号によりFET32を開路させるように、パルス幅変調信号S4を強制的にOFFするように内部回路を構成してもよい。又は、そのような回路を過電流検出器26の外部に設けるものとして過電流信号を外部に出力しこの出力により直流電源が出力をOFFするように構成してもよいし、過電流が検出された旨を作業者に知らせる警報出力手段を備えていてもよい。
【0054】
図1及び図3を参照して、駆動装置10の動作を説明する。
【0055】
先ず、励磁コイル14を励磁させないとき、織機制御装置は、その励磁コイル14に対応する処理回路12にOFFの駆動信号S1を出力する。
【0056】
駆動信号S1がOFFであると、パルス幅変調信号発生器34がOFFであるから、FET32は開路状態に維持される。このため、励磁コイル14には給電されず励磁されない。
【0057】
また、駆動信号S1がOFFであると、切離信号発生器38は、ONの切離信号S5をスイッチング回路56に出力している。このため、スイッチング回路56は、閉路状態とされて、ツェナダイオード52の両端間、ひいてはFET42のソース・ゲート間を電気的に短絡させている。
【0058】
次に、励磁コイル14を駆動させるとき、織機制御装置は、その励磁コイル14に対応する処理回路12にONの駆動信号S1を出力する。これにより、パルス幅変調信号発生器34がONになると共に、過励磁信号S3が発生されるから、駆動期間T1が開始されると同時に、過励磁期間T2が開始される。
【0059】
また、駆動信号S1がONになると、切離信号S5がOFFになるから、スイッチング回路56は、開路状態とされて、ツェナダイオード52の両端間の電気的短絡を解除する。
【0060】
また、励磁コイル14には、直流電源電圧が印加されると、励磁コイル14に電流が流れ.励磁コイルの端子48の電位は、端子46の電位よりも低い状態になる。この電圧降下にともない、ツェナダイオード52のアノード側からカソード側に電流が流れ、FET42のゲート端子Gの電位がソース端子Sよりも低くなるため、FET42は開路状態となり、環流ダイオード44のカソード端子は、端子46に電気的に接続されない状態になる。
【0061】
駆動期間T1の間、FET32は、パルス幅変調信号S4がONになるたびに、閉路される。したがって、励磁コイル14の端子48がアース電極18に電気的に接続されることにより、励磁コイル14に通電され、これにより矢印Aに示す方向に電流が流れる。しかし、パルス幅変調信号S4は、過励磁期間T2の間ONを継続するから、過励磁期間T2の間は励磁コイル14に連続して通電される。これにより、励磁コイル14の電圧仕様値に対し数倍の電圧が一定期間直流電源から給電され、励磁コイル14は過励磁状態とされて、アクチュエータは迅速に動作される。
【0062】
本実施例では、励磁コイル14は電磁弁として説明している。したがって、励磁コイル14に電流が流れると、弁体が弁箱内で閉位置から開位置まで移動する。なお、図3(G)に示す過励磁期間T2における励磁電流は、弁体の移動にともなってインピーダンスが変化することにより落ち込みが発生するものの、励磁コイル14は、励磁電流が供給され続けることにより、電磁弁を動作状態(開状態)とされる。
【0063】
過励磁期間T2が経過すると、パルス幅変調信号S4は、OFF及びONを繰り返すパルス信号になる。これにより、過励磁期間T2が終了し、保持期間T3が開始する。
【0064】
保持期間T3において、パルス幅変調信号発生器34は、ON及びOFFを繰り返すパルス信号S2に同期してON及びOFFを繰り返すパルス幅変調信号S4を、出力する。したがって、FET32は、パルス幅変調信号S4にしたがって開閉される。保持期間T3におけるパルス幅変調信号S4のON及びOFFの期間をそれぞれ図3に符号a及びbで示す。
【0065】
FET32が閉路状態から開路状態に変化したとき、通電OFFに伴う逆起電力が励磁コイル14の端子48側に発生する。これに対し、環流ダイオード44は、FET42のOFFにより端子46に対し電気的に開状態にあるため、端子48の電位が急速に上昇する。この逆起電力は、抵抗素子54及びツェナダイオード52をこの順に経由する。これにより、FET42のゲート側端子の電圧が、ソース側端子の電圧よりも高くなるから、FET42が閉路状態とされて、図1に矢印Bで示すように、逆起電力が環流ダイオード44及びFET42を介して励磁コイル14に環流される。
【0066】
上記の結果、図3の期間bに示すように、励磁コイル14に流れる励磁電流は、急激に減少することなく、時間の経過と共に減少する。
【0067】
期間bから期間aに移ると、パルス幅変調信号S4がONになるから、FET32が開路されて、図1に示す矢印Aのように励磁コイル14に通電される。これにより、励磁コイル14に流れる電流は、図3の期間aに示すように、漸次多くなる。
【0068】
織機制御装置は、駆動期間T1終了直後から次の駆動開始のときまで、換言すると、所定の期間T4の間、OFFの駆動信号S1を出力する。これにより、切離信号発生器38はONの切離信号S5を出力し、パルス幅変調信号発生器34のパルス幅変調信号S4はOFFになる。
【0069】
これにより、スイッチング回路56は、OFFの切離信号S5により、ツェナダイオード52の両端間、ひいてはFET42のソース・ドレイン端子間の電気的短絡を解除させる。また、パルス幅変調信号発生器34は、信号を出力せず、FET32を開路状態に維持する。
【0070】
これらにより、駆動期間T1終了時、励磁コイル14からの通電OFFに伴う誘導電力(いわゆる逆起電力)に伴う電流は、図1に示す矢印Cのように、ダイオード40を介してサージ吸収素子20に流れる。
【0071】
これにより、励磁コイル14の逆起電力は、短期間(図3において期間c)でサージ吸収素子20により内部消費され、励磁コイル14に流れる電流も短期間で少なくなる。比較のため、切離信号S5が発生させず、環流ダイオード42による環流が続いた場合における、励磁コイル14の電圧及び励磁コイル14に流れる電流を図3(F)及び図3(G)に点線で示す。
【0072】
本発明は、緯入れ装置の電磁弁のみならず、緯入れ装置の電磁弁以外の他のアクチュエータ、緯入れ装置以外のアクチュエータ、織機又はその周辺機器に使用されるソレノイド、モータ等の誘導性負荷等、他のアクチュエータ用の駆動装置にも適用することができる。
【0073】
緯入れ装置としては、例えば、メインノズルやサブノズルなどの緯入れノズルの気流噴射制御用電磁弁や、緯糸測長貯留装置の係止ピンやそのクランパの駆動ソレノイド等があり、これらのアクチュエータの駆動装置にも本発明を適用することができる。
【0074】
緯入れ装置と共に駆動される装置としては、例えば、飛走緯糸を屈曲させてその緯糸に制動をかける緯糸ブレーキ装置の駆動ソレノイドやモータ等、気流により緯糸保持(張力付与)又は気流によりタックイン動作を行う装置の噴射制御用電磁弁、部材間の接圧や緯糸への屈曲動作により緯糸張力付与する装置の駆動ソレノイドやモータがあり、これらのアクチュエータの駆動装置にも本発明を適用することができる。さらには、織機以外の産業機械にも広く適用することもできる。
【0075】
緯入れ装置以外としては、例えば、主軸を制動する制動ブレーキなど、織機上の用途、織機の緯入れに関連して駆動されるアクチュエータがあり、これらのアクチュエータの駆動装置にも本発明を適用することができる。
【0076】
駆動装置10が各励磁コイル14の駆動を停止させたときに生じるノイズにより回路的に問題が生じない場合、サージ吸収素子20を省略することもできる。また、サージ吸収素子20は、上記したように共有化せず、各励磁コイル14毎に備えていてもよい。より具体的には、ダイオード40を削除すると共に、各励磁コイル14の両端にサージ吸収素子を並列的に接続する。
【0077】
過電流検出器を処理回路毎に備えていてもよい。さらに、第2の開閉器の駆動電力を、上記直流電源から給電するようにしてもよいし、OFFのパルス幅変調信号S4に伴う励磁コイル14の逆起電力を給電するようにしてもよい。
【0078】
上記実施例について、以下のように変形することができる。第1及び第2の開閉器であるFET32,42について、ともにNチャンネルFETを用いているが、これに限らず別タイプのFET、すなわちPチャンネルFETを用いて回路構成することも可能である。半導体市場では、NチャンネルFETのほうが、Pチャンネルに比べて種類が多く、しかも安価に入手可能である。また、ゲート端子等の周辺回路構成について、構成部品(抵抗・ダイオード)等の部品点数を、Pチャンネル時に比べより削減することができ、また部品点数が少なくなる分、回路の故障リスクが少なくなり、さらには駆動装置全体をより安価にすることができる。
【0079】
また、第1及び第2の開閉器は、上記FETの代わりに有接点素子(リレー接点)、無接点素子(トランジスタなどの半導体)であってもよい。
【0080】
また、第1の開閉器の配置場所について、図1のようなローサイドスイッチ、つまり励磁コイル14のアース側に第1の開閉器を配置する代わりに、ハイサイドスイッチ、すなわち直流電源のプラス側に配置する構成も可能である。この場合、第1の開閉器には、NチャンネルFET以外の半導体素子(トランジスタ)、又は、高速スイッチング可能な有接点素子を用いることができる。
【0081】
図1の回路では、励磁コイル14への給電遮断に伴う誘導起電力(逆起電力)を利用してFET42の開閉動作に必要な電位差を発生させるため、駆動期間終了時の逆起電力を有効に利用しており、回路全体の消費電力を抑える点ではより望ましい回路である。しかし、そのようにせず、駆動信号S1に応じて発生されるゲート電圧をFET42のゲート端子G〜ソース端子S間に供給するように、回路構成することもできる。
【0082】
上記実施例では、駆動期間T1終了時における、環流部36による電流の環流を阻止する期間について、図1及び図3実施例では、その終点を次の駆動開始時としているが、必ずしもこのように遅くする必要もなく、回路的に影響しない時点まで早めた実施形態も可能である。より具体的には、切離信号発生器38について、駆動期間T1終了後からの経過時間を計測するように構成し、上記駆動期間T1が経過してから、所定時間(すなわち逆起電力による電流の環流が終了していると見込まれる時間)が経過したことにより、切離信号S5の出力をOFFにするように内部構成することも可能である。
【0083】
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動装置の概略回路図である。
【図2】図1に示す駆動装置の過電流検出器の概略回路図である。
【図3】図1に示す駆動装置のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
S1 駆動信号
S2 パルス信号
S3 過励磁信号
S4 パルス幅変調信号
S5 切離信号
T1 駆動期間
T2 過励磁期間
T3 保持期間
T4 期間
10 駆動装置
12 処理回路
14 ソレノイド素子
16 プラス電極
18 アース電極
20 サージ吸収素子
22,24 サージ吸収素子の端子
26 過電流検出器
28 パルス発生器
30 過励磁信号発生器
32 FET(第1の開閉器)
34 パルス幅変調信号発生器
36 環流部
38 切離信号発生器
40 ダイオード
42 FET(第2の開閉器)
44 環流ダイオード
46,48 ソレノイド素子の端子
50 環流制御部
52 ツェナダイオード
54 抵抗素子
56 スイッチング回路

Claims (7)

  1. 励磁コイルと直流電源との間に配置されると共に、所定の駆動期間中の過励磁期間及び前記過励磁期間以降の保持期間に対応して発生されるパルス幅変調信号にしたがって開閉される第1の開閉器と、
    前記励磁コイルと並列に接続されると共に、環流ダイオードとこれに直列に接続される第2の開閉器とを有する環流部と、
    前記駆動期間終了後の所定の期間にわたり切離信号を前記第2の開閉器に出力する切離信号発生器とを含む、処理回路を1以上含み、
    前記第2の開閉器は、前記切離信号の入力により開状態にされて、前記励磁コイルへの電流の環流を阻止する、アクチュエータの駆動装置。
  2. 前記環流ダイオードの一端と前記励磁コイルの一端とが接続されており、前記環流ダイオードの他端が、前記第2の開閉器のみを介して前記励磁コイルの他端に接続される、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第2の開閉器は、NチャンネルFETで構成されており、前記駆動期間終了時に前記励磁コイルの端子であって逆起電力が発生する端子は、前記第2の開閉器のドレイン側端子に接続されると共に、抵抗素子を介して前記第2の開閉器のゲート側端子に接続される、請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. さらに、前記励磁コイルの両端にはサージ吸収素子が接続されると共に、前記サージ吸収素子は、前記励磁コイルへの給電遮断時における逆起電力を内部消費するサージ吸収素子を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の駆動装置。
  5. 当該駆動装置は、複数の前記励磁コイルに対応して設けられる複数の前記処理回路を含み、
    各処理回路は、励磁コイルの前記逆起電力が発生する端子が各処理回路毎に設けられるダイオードを介して前記サージ吸収素子の一端に電気的に接続され、前記励磁コイルの他端が前記サージ吸収素子の他端に電気的に接続される、請求項4に記載の駆動装置。
  6. 当該駆動装置は流体噴射式織機の緯入れ装置用アクチュエータの駆動に用いられる、請求項1から5のいずれか1項に記載の駆動装置。
  7. 励磁コイルと直流電源との間に配置されると共に、所定の駆動期間中の過励磁期間及び前記過励磁期間以降の保持期間に対応して発生されるパルス幅変調信号にしたがって開閉される第1の開閉器と、
    前記励磁コイルと並列に接続されると共に、環流ダイオードとこれに直列に接続される第2の開閉器とを有する環流部と、
    前記駆動期間終了後の所定の期間にわたり切離信号を前記第2の開閉器に出力する切離信号発生器とを含む、処理回路を1以上含む駆動装置におけるアクチュエータの駆動方法であって、
    前記第2の開閉器を、前記駆動期間にわたり前記パルス幅変調信号の出力がオフのときに閉状態にして、前記励磁コイルからの逆起電力による電流の環流を許し、前記駆動期間終了後に開状態にして、前記電流の環流を阻止することを含む、アクチュエータの駆動方法。
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