JP2004224232A - 自動車用ルーフモールディングのキャップ構造 - Google Patents

自動車用ルーフモールディングのキャップ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ルーフパネルに装着されているモールにキャリア取付等の目的で設けられる開口部を塞ぐキャップ構造において、モールの上下にデザイン上大きくスペースを取ることか出来ない場合においてもキャップを設けることが出来、洗車機等の意図しない外力が働いても容易には脱落しない簡単な構造のキャップ構造を提供する。
【解決手段】モールの開口部形状に凹部状の切り欠き部を設け、その開口部に対し上方より覆う蓋の下部に開口部に挿入する挿入部を設け、その挿入部に開口部の凹部形状の切り欠き部形状に適合する突出片を設け、挿入部を開口部に挿入しルーフモールディング表面に沿う方向にスライドすることで、ルーフモールディング開口部の縁を当該蓋と突出片にて挟み込む構造のキャップに対し、蓋の裏面であって挿入部のスライド方向の外側に突出部を設け、該突出部の蓋裏面からの高さをルーフモールディングの上面層を形成する軟質樹脂材の厚さより低くなるように形成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
車両用ルーフのルーフパネルとサイドパネルとの接合部に形成される細長状の凹溝を、上方から塞ぐように設置される化粧用のモールディング等のルーフパネルに装着されているルーフモールディングに、キャリア取付等の目的で開口部が設けられている。
キャリア等を取り付けない場合には、この開口部を塞ぐ必要があるため脱着自在のキャップが用いられている。本発明はこのキャップ構造に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、これらのルーフモールディング(以下モールとする)におけるキャップ構造として、例えば図10に示す構造のキャップが使用されてきた。
図10(イ)は、図12に示す車両斜視図のC−C線断面図である。
図10(イ)において、キャップ100aの下にはルーフキャリアを取り付ける為のキャリア取付用ナット4が設けられ、このキャップ100aはルーフキャリアを取り付けていない時に取付用の開口部を蓋111aにより塞ぐために用いられている。
このキャップ100aを装着する状態の斜視図を図10(ロ)に示す。
図10(イ)、図10(ロ)のキャップ100aはモール125aの開口部129aへキャップ100aの蓋111aの下部に設けられた筒状の挿入部112aを挿し込むが、キャップ100aの脱落防止のために挿入部112a周りには弾性を備えるよう形成された弾性片119が挿入部112aより突出する形で設けられ、キャップ100aはモール125aに弾性片119が引っ掛ることで固定される構造となっている。
しかしながら、キャップ100aを装着する際には、開口部129aに向かって蓋111aを押し込む形となり、力も入りやすく問題はないが、キャップ100aを取り外す際は、蓋111aとモール125aの間に爪を立てる等して蓋111aを持ち上げ、弾性片119を挿入部112aに没入させる等して取り外す必要があるため弾性片119の挿入部112aからの立ち上がり角度を急にすると、取り外しに更に力が必要となることから、特にキャリア取付ナット4等の取付金具にキャリアを取り付けることが多い冬期等は寒さのため指先に力が入りづらいことを考慮すると、弾性片119の立ち上がり角度を小さくして取り出し易くする必要がある。
そうした場合、挿入部112aから弾性片のキャップ固定に必要な高さを得る為に、モール125aと擦れる部分の斜面の長さを長くする必要が生じ、キャップの高さを高くせざるを得なかった。
これらの理由から、デザイン上モールの上下にスペースを大きく取ることが出来ない場合には、このような弾性片による固定構造を持ったキャップを使用することは困難であった。
又、別の構造として、図11(イ)に示すような構造のキャップが使用されてきた。
図11(イ)は図12におけるC−C線断面図である。
このキャップを取り付ける状態を下方から見た斜視図を図11(ロ)に示す。
これはモール125bの開口部129bに切り欠き部128を設け、キャップ100bは切り欠き部128部分と略同形状に配置される突出片113を挿入部112bに設けている。
この場合キャップ100bの装着は、モール125bの開口部129bの切り欠き部128と突出片113の位置を合わせてキャップ100bの挿入部112bを挿し込み、その後キャップ100b長手方向の1点鎖線で示す矢印方向にキャップ100bをスライドすることで、突出片113と蓋111b裏面により開口部129bの縁を挟み込み、キャップ100bの脱落を防止する構造となっている。
キャップ100bの高さは、モール125bの厚さにキャップ100bの蓋111bの厚さと突出片113の厚さとを加えたものとなり、図10の従来例と比較して高さを低くすることが出来る。
この構造においては、モールへの装着時にキャップ100bがスライドし、突出片113の位置と切り欠き部128の位置が合うとキャップは外れ、脱落してしまうこととなるが、このキャップ100bの固定は、突出片113と蓋111bで形成する面の嵌め合いで開口部129bの縁を保持しているに過ぎず、長手方向に洗車機等により意図しない力が加わってしまうと容易にキャップがスライドしてしまい、脱落してしまうという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記技術的課題に鑑みて、ルーフパネルに装着されているモールにキャリア取付等の目的で設けられる開口部を塞ぐキャップ構造において、モールの上下にデザイン上大きくスペースを取ることか出来ない場合においてもキャップを設けることが出来、洗車機等の意図しない外力が働いても容易には脱落しない自動車用モールの簡単なキャップ構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の技術的要旨は、車両のルーフパネルに装着されるルーフモールディングに設けられた開口部に取り付けるキャップの構造において、開口部形状に凹部状の切り欠き部を設け、その開口部に対し上方より覆う蓋の下部に開口部に挿入する挿入部を設け、その挿入部に開口部の凹部形状の切り欠き部形状に適合する突出片を設け、挿入部を開口部に挿入しルーフモールディング表面に沿う方向にスライドすることで、ルーフモールディング開口部の縁を当該蓋と突出片にて挟み込む構造のキャップに対し、蓋の裏面であって挿入部のスライド方向の外側に突出部を設け、該突出部の蓋裏面からの高さをルーフモールディングの上面層を形成する軟質樹脂材の厚さより低くなるように形成した点にある。
請求項2記載の発明の技術的要旨は、車両のルーフパネルに装着されるルーフモールディングに設けられた開口部に取り付けるキャップの構造において、開口部形状に凹部状の切り欠き部を設け、その開口部に対し上方より覆う蓋の下部に開口部に挿入する挿入部を設け、その挿入部に開口部の凹部形状の切り欠き部形状に適合する突出片を設け、挿入部を開口部に挿入しルーフモールディング表面に沿う方向にスライドすることで、ルーフモールディング開口部の縁を当該蓋と突出片にて挟み込む構造のキャップに対し、キャップの蓋の裏面部に設けた突出部がキャップスライド方向に複数段に分けて並設され、最も外側の突出部の蓋裏面からの高さを、ルーフモールディングの上面層を形成する軟質樹脂材の厚さより低く形成し、その内側の突出部の蓋裏面からの高さは、キャップ取り外し時に1つ外側の突出部がルーフモールディング上に乗り上げ、その内側の突出部側面が、開口部の縁に突き当った状態で、ルーフモールディングの軟質樹脂材部分にのみ接するように形成した点にある。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の望ましい実施の形態例を以下図面に基づいて説明する。
図4は本発明の実施例のキャップをモールに取り付ける状態の斜視図であり、図4(イ)は下方から見た斜視図、図4(ロ)は上方から見た斜視図である。
モールは長さ方向を図示省略してある。
モール25の開口部29には凹部状の切り欠き部28があり、キャップ10の下部に設けられている挿入部12には開口部29の切り欠き部28の位置に適合した突出片13が設けられている。
キャップ10の装着は、突出片13の位置を開口部29の切り欠き部28の位置に合わせて挿し込み、蓋11を上方から押さえながら1点鎖線で示す矢印方向にスライドすることで突出片13により開口部29の縁を挟み込むことで行われる。
モール25への装着状態の斜視図を図5に示す。
図3において、キャップのモールへの装着状態を説明する。
図3(イ)はキャップの側面図であり、図3(ロ)は図5におけるB−B線断面端面図で、図3(ハ)は、図3(ロ)の突出部部分を拡大した図である。
突出部14は図3(イ)、図3(ロ)に示すように、蓋11の下部に設けられている挿入部12の外側の蓋11裏面に設けられ、その高さは図3(ハ)に示すように軟質樹脂材26及び金属等により形成された芯材27の2層にて構成されているモール25の上面層を形成している軟質樹脂材26の厚さより低くなっている。
なお、軟質樹脂材26はモール25において芯材27の被覆材として使用されている。
図3(ニ)はキャップを突出部側の長手方向から見た側面図である。
蓋11裏面は曲面状に形成され、突出部14はキャップ10の幅方向に突起が設けられることで形成されている。
図3(ホ)は、突出部側の長手方向からキャップを見たモールへの装着状態の一例で図12のC−C線断面図である。
蓋11の裏面はモール25に装着されることで曲面状から平面上になり、反力により蓋11及び突出片13とモール25との間の摩擦力を高めている。
この時、キャップ10をモール25に装着する為に、モール25の上下に必要な高さはモール25の厚さにキャップ10の蓋11と突出片13の厚さを加えた高さとなり、ルーフパネル2及びサイドパネル3との関係や、キャリア取付ナット4との関係等、車両デザイン上の制約からモール25上方及びモール25とキャリア取付用ナット4の間にキャップの為のスペースを大きくとれない場合でも、キャップの高さを低くして対応することが可能となっている。
図6は、モールの裏側からモールとキャップを見た図である。
なお、モールは説明のため裏面部分を示してある。
図6(イ)は、キャップ10取り付けのため突出片13の位置をモールの開口部29の切り欠き部28に合わせ、キャップの挿入部12を開口部29に挿し込んだ状態であり、突出部14は開口部29の外側のモール25表面部分に位置している。
図6(ロ)は、キャップ10をスライドし装着した状態である。
突出部14は開口部29内に位置している。
キャップ10を装着した状態で洗車機等により意図しない力が加わりキャップ10がスライドしても、図6(ハ)に示すように突出部14が開口部29の縁に突き当り、ストッパーとなるためキャップ10の脱落は防止される。
【0006】
図7は図5におけるB−B線断面端面を模式的に表した図である。
図7(イ)はキャップ10をモール25へ取り付けようとして、挿入部12をモール開口部29へ挿入した状態であり、突出部14はモール開口部29の外側に位置している。
キャップ10は、突出部14がモール25に当った状態で上方から押されているため変形している。
なお、これらの変形は分かりやすくするため極端に描いてある。
図7(ロ)はキャップ10をスライドし、モール25に装着した状態であり、突出部14はモール開口部29内に位置している。
図7(ハ)は洗車機等により意図しない外力が加わってキャップ10がスライドし、突出部14がモール開口部29の縁に突き当り、キャップが制止された状態である。
キャップ10は突出片(図示省略)と開口部29の切り欠き部(図示省略)位置が適合する位置までスライドしないため、キャップ10が外れ脱落することはない。
キャップ10取り外し時はキャップ10を長手方向の突出部14側へモール25表面に沿ってスライドさせる。
図7(ニ)は、キャップ10を取り外すために力を加えてスライドし、突出部14がモール25の上面層を形成している軟質樹脂材26に突き当り、尚も力を加えているため、キャップ10は変形している状態である。
突出部14は蓋11の裏面からの高さがモール25の軟質樹脂材26の厚さよりも低くなっているため、軟質樹脂材26に突き当るが、軟質樹脂材26は、金属製等の芯材27と異なり、突出部14に対して、その角がくい込む等して突出部14を傷付けることがなく、また、突出部14に押されることで変形する。
そして、この状態から尚も、力を加えてキャップ10をスライドすることで突出部14は蓋11に引き上げられ、モール25上に乗り上げることとなる。
図7(ホ)は、図7(ニ)の状態からさらにスライドして突出部14がモール25に乗り上げた状態である。
摩擦抵抗を受けながら尚もキャップ10をスライドさせて突出片とモール25の切り欠き位置が合うまで移動させると、突出片は開口部29の縁から外れ、キャップ10を上方に持ち上げて取り外すことが出来る。
突出片が開口部の縁から外れた時にキャップの蓋の裏面は、突出部によりモール表面との間に隙間が出来るため、その隙間に爪を立てる等してキャップを容易に持ち上げることが出来る。
なお、モールは2層でなくても、上面層が軟質樹脂材であれば1層や3層以上であってもよい。
【0007】
図8は本発明のキャップの実施例の裏面図である。
図8(イ)はキャップを外れにくくする場合の突出部形態で、幅方向に突出部15aは長くなっており、図8(ロ)はキャップを外しやすくする場合の突出部形態で幅方向に突出部15bは短くなっている。
キャップを取り外すために必要な力は、このように突出部の幅方向の長さを調整することで容易に調整出来る。
図9は突出部の形状の実施例の幅方向の断面の模式図である。
図9(イ)において突出部は高さの低い突出部である低突出部17と、高さの高い突出部である高突出部18がキャップ10のスライド方向に並設されている。
図9(ロ)において突出部16aはキャップ10の内側方向に斜面を形成し、キャップ10を取り付ける時のモール表面との摩擦抵抗を減らしている。
図9(ハ)において突出部16bはキャップ10の外側方向に斜面を形成し、キャップ10を取り外す時のモール表面との摩擦抵抗を減らしている。
図9(ニ)において突出部16cはモール表面との摩擦抵抗を減らす為に半円筒形又は半球形に形成されている。
このうち、図9(イ)の形状の突出部を設けたキャップの取り外しの様子の突出部部分を拡大した模式的な幅方向の断面図を図9(ホ)及び図9(ヘ)に示す。
突出部は低突出部17と高突出部18の2段構成となっている。
低突出部17の高さは、モール25の軟質樹脂材26の厚さよりも低くなっており、高い方の高突出部18の高さは、その高さから低突出部17の高さを差し引いた高さがキャップ10取り外し時に低突出部17により変形したモール25の軟質樹脂材26の厚さより低くなるように形成されている。
キャップ10を装着した状態である図9(ホ)の状態からキャップ10をスライドさせ、モール25に低突出部17が突き当り、尚もスライドすると、図9(ヘ)に示すように低突出部17はモール25表面上に乗り上がり、高突出部18がモール25に突き当る。
この時、高突出部18側面がモール25の開口部29の縁に接している部分の高さは、高突出部18の高さから低突出部17の高さを差し引いた高さとなっていて、その高さは変形している軟質樹脂材26の厚さより低くなるように形成してあるため高突出部18は芯材27には接することなく、軟質樹脂材26のみに接している。
従って、高突出部18の蓋の裏面の高さは、軟質樹脂材26の厚みより高くてもよい。
さらにキャップ10をスライドすると、高突出部18と蓋11及び軟質樹脂材26が変形し、高突出部18もモール表面に乗りあがることとなる。
突出部の形状を図9(イ)と図9(ロ)の複合形状としたキャップの実施例を図1に示す。
図1(イ)は幅方向から見た側面図であり、図1(ロ)は図5におけるB−B線断面端面図の突出部部分を拡大した図である。
図1(ロ)において、低突出部17は、図3のキャップの実施例と比較してモール25の軟質樹脂材26の厚さに対し低く、又、幅方向に短く形成されており、取り外し時には図3のキャップの実施例と比較して軽い力で軟質樹脂材26上に乗り上げさせることが出来る。
このため、使用者は取り外し時にまず、軽い力で低突出部17を軟質樹脂材26上に乗り上げさせ、その感覚を記憶した後に高突出部18に対して同様の感覚でより力を込めることで軟質樹脂材26上に乗り上げさせキャップを取り外すこととなる。
又、高突出部18の蓋11の裏面からの高さは軟質樹脂材26の厚みより高くてもよい為、高突出部18を高くして、洗車機等による意図しない外力に対して、より外れにくくすることが出来る。
図1(ハ)はキャップを突出部側の長手方向から見た側面図であり、図1(ニ)は突出部側の長手方向から見たモールへの取付状態の一例で、図12のC−C線断面図である。
図2(イ)にこのキャップをモールから取り外した状態を下方から見た斜視図を、図2(ロ)に上方から見た斜視図を示す。
取り外しは矢印A方向にキャップ10をスライドさせ、まず低突出部をモール25表面上に乗り上げさせた後、より力を込めて高突出部をモール25表面上に乗り上げさせ、突出片13と切り欠き部28が合う位置までスライドし、矢印A’方向に持ち上げる。
なお、ここでは突出部が2つの実施例を示したが、最も外側の突出部の高さがモールの上面層を構成する軟質樹脂材の厚さより低く形成され、その内側の突出部の高さが、キャップ取り外し時に1つ外側の突出部がモール上に乗り上がり、その突出部が開口部の縁に突き当たった状態で、モールの上面層を構成する軟質樹脂材部分にのみ接するように形成されるならば突出部は3以上設けてもよい。
これにより、高突出部を高くして意図しない外力に対して、より外れにくくすることが出来る。
また、軽い負荷で練習をする形となるため高い突出部が1つしかない場合と比較して無駄な方向に力を加えることを防止することが出来、使用者に安心感をもたらすこととなる。
【0008】
【発明の効果】
本発明においては、スライド式のモール開口部のキャップに対し、蓋の裏面に高さがモール上面層の軟質樹脂材の厚さよりも低い突出部を設けたため、キャップは洗車機等によりスライドする力が加わっても、突出部がモール開口部の縁に突き当り、ストッパーとなるため脱落することはないが、取り外しは容易に行うことが可能となっている。
又、キャップ取り外し時にキャップの蓋の裏面とモール表面との間に隙間が出来るため、その隙間に爪を立てる等して容易にキャップを持ち上げることが出来る。
キャップの高さは、モールの厚さに蓋と突出片の厚さを加えた高さでよく、モール開口部の上下にデザイン上スペースを大きくとれない場合でも薄く形成し、対応することが出来る。
キャップを取り外すために必要な力は、突出部の幅方向の長さを調整することで容易に調整出来る。
突出部を複数段に分けて並設した場合には、高突出部の蓋の裏面からの高さは軟質樹脂材の厚みより高くてもよい為、高突出部を高くして洗車機等による意図しない外力に対して、より外れにくくすることが出来る。
また、使用者はキャップの取り外しを軽い力で行い、感覚を記憶した後、力を込めて行う形となるため無駄な方向に力を加えることを防止出来、使用者に安心感をもたらすことが出来る。
キャップは突出部を設けるという簡単な構造で実現され、製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)本発明に係る自動車用モール開口部のキャップ構造の例の幅方向の側面図を示す。
(ロ)本発明に係るキャップの例のモールへの装着状態で図5におけるB−B線断面端面図の突出部部分を示す。
(ハ)本発明に係るキャップ構造の例の長手方向の側面図を示す。
(ニ)本発明に係るキャップの例をモールに装着した状態で図12におけるC−C線断面図を示す。
【図2】(イ)本発明に係るキャップの例をモールから取り外した状態の斜視図を示す。
(ロ)本発明に係るキャップの例をモールから取り外した状態の斜視図を示す。
【図3】(イ)本発明に係るキャップ構造の例の幅方向の側面図を示す。
(ロ)本発明に係るキャップの例をモールに装着した状態で図5におけるB−B線断面端面図を示す。
(ハ)図3(ロ)の突出部部分を拡大した断面端面図を示す。
(ニ)本発明に係るキャップ構造の例の長手方向の側面図を示す。
(ホ)本発明に係るキャップの例のモールへの装着状態で図12におけるC−C線断面図を示す。
【図4】(イ)本発明に係るキャップの例をモールに装着する状態の斜視図を示す。
(ロ)本発明に係るキャップの例をモールに装着する状態の斜視図を示す。
【図5】本発明に係るキャップの例のモールへの装着状態の斜視図を示す。
【図6】(イ)本発明に係るキャップの例をモールに装着する状態を下から見た図を示す。
(ロ)本発明に係るキャップの例をモールに装着した状態を下から見た図を示す。(ハ)本発明に係るキャップの例をモールに装着した状態を下から見た図で意図しない外力を受けた状態を示す。
【図7】(イ)本発明に係るキャップの図5におけるB−B線断面端面の模式図でモールへ装着する状態を示す。
(ロ)本発明に係るキャップの図5におけるB−B線断面端面の模式図でモールへの装着状態を示す。
(ハ)本発明に係るキャップの図5におけるB−B線断面端面の模式図で意図しない外力を受けた状態を示す。
(ニ)本発明に係るキャップの図5におけるB−B線断面端面の模式図でキャップを取り外す状態を示す。
(ホ)本発明に係るキャップの図5におけるB−B線断面端面の模式図でキャップを取り外す状態を示す。
【図8】(イ)本発明に係るキャップの例の裏面図を示す。
(ロ)本発明に係るキャップの例の裏面図を示す。
【図9】(イ)本発明に係るキャップの例の突出部部分の幅方向の模式的な断面図を示す。
(ロ)本発明に係るキャップの例の突出部部分の幅方向の模式的な断面図を示す。
(ハ)本発明に係るキャップの例の突出部部分の幅方向の模式的な断面図を示す。
(ニ)本発明に係るキャップの例の突出部部分の幅方向の模式的な断面図を示す。
(ホ)本発明に係るキャップの例のモールからの取り外す状態の突出部部分の幅方向の模式的な断面図を示す。
(ヘ)本発明に係るキャップの例のモールからの取り外す状態の突出部部分の幅方向の模式的な断面図を示す。
【図10】(イ)従来のキャップのモールへの装着状態で図12におけるC−C線断面図を示す。
(ロ)従来のキャップのモールへ装着する状態の斜視図を示す。
【図11】(イ)従来のキャップのモールへの装着状態で図12におけるC−C線断面図を示す。
(ロ)従来のキャップをモールへ装着する状態の斜視図を示す。
【図12】車両の斜視図を示す。
【符号の説明】
1 車両
2 ルーフパネル
3 サイドパネル
4 キャリア取付用ナット
10 キャップ
11 蓋
12 挿入部
13 突出片
14、15a、15b、16a、16b、16c 突出部
17 低突出部
18 高突出部
25 ルーフモールディング
26 軟質樹脂材
27 芯材
28 切り欠き部
29 開口部

Claims (2)

  1. 車両のルーフパネルに装着されるルーフモールディングに設けられた開口部に取り付けるキャップの構造において、開口部形状に凹部状の切り欠き部を設け、その開口部に対し上方より覆う蓋の下部に開口部に挿入する挿入部を設け、その挿入部に開口部の凹部形状の切り欠き部形状に適合する突出片を設け、挿入部を開口部に挿入しルーフモールディング表面に沿う方向にスライドすることで、ルーフモールディング開口部の縁を当該蓋と突出片にて挟み込む構造のキャップに対し、蓋の裏面であって挿入部のスライド方向の外側に突出部を設け、該突出部の蓋裏面からの高さをルーフモールディングの上面層を形成する軟質樹脂材の厚さより低くなるように形成したことを特徴とする自動車用ルーフモールディングのキャップ構造。
  2. 車両のルーフパネルに装着されるルーフモールディングに設けられた開口部に取り付けるキャップの構造において、開口部形状に凹部状の切り欠き部を設け、その開口部に対し上方より覆う蓋の下部に開口部に挿入する挿入部を設け、その挿入部に開口部の凹部形状の切り欠き部形状に適合する突出片を設け、挿入部を開口部に挿入しルーフモールディング表面に沿う方向にスライドすることで、ルーフモールディング開口部の縁を当該蓋と突出片にて挟み込む構造のキャップに対し、キャップの蓋の裏面部に設けた突出部がキャップスライド方向に複数段に分けて並設され、最も外側の突出部の蓋裏面からの高さを、ルーフモールディングの上面層を形成する軟質樹脂材の厚さより低く形成し、その内側の突出部の蓋裏面からの高さは、キャップ取り外し時に1つ外側の突出部がルーフモールディング上に乗り上げ、その内側の突出部側面が、開口部の縁に突き当った状態で、ルーフモールディングの軟質樹脂材部分にのみ接するように形成したことを特徴とする自動車用ルーフモールディングのキャップ構造。
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KR100598855B1 (ko) 2005-01-20 2006-07-11 기아자동차주식회사 루프랙 장착장치
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JP2013018382A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Katayama Kogyo Co Ltd ルーフモールのキャップ取付構造
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DE102006058916B4 (de) 2006-10-31 2019-02-14 Hyundai Motor Company Abdeckstruktur einer Dachleiste für ein Fahrzeug

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